シン・仮面ライダーの口コミ評判レビュー

『シン・仮面ライダー』のみんなの口コミ評判レビュー
オリジナルをリスペクトしつつも庵野監督作品としてリメイクした「仮面ライダー」。 それ以上でもそれ以下でもない映画だったかなと。 カメラワークやカット割り、背景のコントラストなど映像としての美しさは随所で感じられましたがアクションシーンや物語はもう少し頑張って欲しかったところ。 個人的には仮面ライダーの仮面から出ている髪の毛の襟足はメチャクチャ恰好良かったので、ライダーレイヤーさん達はぜひ! あとエンドロールで出演者をチェックしていましたが、特殊メイクのせいでどの役を演じているのかが分からなかったです。
引用:人生いっぱいイッパイ
男性
正直なところ、いまひとつのめり込めなかったです。 同じ「シン」シリーズでも、『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』を見たときほどの興奮は『シン・仮面ライダー』にはありませんでした。ただ、これは映画の出来云々の話ではなく、僕が歩んできてた「特撮オタクとしての人生」に起因するものだと思っていて。 同じ「特撮」というジャンルの中でも、ゴジラやウルトラマンは繰り返し見てそれなりに愛着も持っている中、仮面ライダーにはそういった思い入れがほとんど無く。とりわけ初代の『仮面ライダー』や、石ノ森章太郎の原作に関する予備知識をほとんど持たない状態で鑑賞に臨んだのが今思えば間違いだったなと感じています。 僕も見ながらなんとなくは分かるんですよ。「あ、ここは往年のライダーファンのツボを押さえに来ているところだな」って。例えば本郷猛の意志を次いだ一文字隼人のマスクが新1号のそれだったりするのは、やっぱりライダーファンからしたらたまらないわけでしょう?これめちゃくちゃ熱い演出だなって薄っすら分かっているのに、それに完全に乗っかれないのが凄く悔しくて。 「仮面ライダーの何たるか」をよく分かっていない僕にとっては、緑川イチローの言ってることも「まーた『人類補完計画』かよ」とイチャモンをつけたくなってしまうし、そもそも本郷猛がショッカーと戦う動機にあまり説得力を感じなかったりで、2時間のうち「ん?」と戸惑っている時間帯がかなり長かった気がします。実に惜しいことをしました。 誰だったか、舞台挨拶のときに「ライダーを知らない方も楽しめます」みたいなことを仰っていましたが、この映画に限ってはそれは間違いだと思います。知らなきゃ楽しめないし、知ってたら何倍も楽しめる箇所がいっぱいある。そういう映画でした。
引用:僕が僕であること(仮)
男性
★★★★☆星4
仮面ライダーの予備知識まったくなしでは、ちょっと理解が難しい、平成・令和ライダーに馴染んでいる子供にも難しいストーリー展開だと思いました。
序盤でそう思い、最後まで見てもやっぱりちょっと分かりづらい部分が残ったままでした。
それでも難解というほどでもないので、楽しめる作品でした。
それでも『シンウルトラマン』より、対象年齢は上の作品だとは思いました。
今作品では「プラーナ」という魂だか、生命エネルギーみたいなものを常人の域を超えて利用することで超人的な力を発揮できるのだとおおよそ理解しましたが、それでもホントにちゃんと理解できているかと問われたら「?」となる部分が残ったままでした。
それにラスボスだった仮面ライダー0号のイチロー、最初ショッカーのボスは人工知能だったはずなのに、この人ってルリ子の兄妹じゃないの?と混乱したりもしました。ラストシーンで全く別物と分かりましたが、すぐには消化できないところでした。
ショッカーの親玉のAIが外界を認識するためのインターフェースとしての「K」を見た瞬間は、「ロボット刑事K」じゃないか!と素直に無邪気に嬉しかったです。
こういうのは、いい年した石ノ森作品ファンのおじさんじゃないと分からない喜びですね。
ラストは、一文字隼人が本郷猛の魂といっしょに、これからもショッカーとの戦い続けることを示唆する終わり方が気に入りました。
エンドロールが流れ始めた瞬間は「あれ、ショッカーとの決着は?ちょっと中途半端じゃない」と思いましたが、石ノ森章太郎先生の原作漫画のオマージュであることもすぐに分かって「これはこれでアリ」と10秒後には納得していました。
角島大橋を新サイクロンで駆け抜ける一文字、やっぱり庵野秀明監督が山口県宇部市の出身なので、ご近所、下関市のツーリングの名所で撮られたのかなと思いました。
それに今までの「シン」シリーズと違って、続編も考えているのかなと思わせる終わり方なので、続編にも期待が持てると思いました。
40代男性
★★★☆☆星3
仮面ライダーそのものをあんまり見たことがない、なんとなく初代の話を知っている程度の私の感想なんですがまず臨場感というか、アクションの切羽詰まった感を出そうとしているのか、ごちゃごちゃしているのが気になりました。
アクションシーンの残念さはあり、人によっては酔いそうだと感じました。
それと敵対する組織に対することで設定的にやや気になる要素がありました。
もうそこは素直に悪の組織ではいけなかったのか?悪いやつらはもう性根が悪いとかでよくない?と思わせてくるのは今どき向けともいえるでしょうし、いろんなところに配慮したんですがはっきりいって正義の味方仮面ライダー感というのが薄れたような気がして嫌な感じではありました。
ただし、キャストの演技はよかったですし、綺麗な感じはありましたからそこは素晴らしかったです。
30代男性