映画『そして、バトンは渡された』の原作との違いや実話なのかについて解説!
2021年10月29日公開の『そして、バトンは渡された』。
原作は第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラー小説です。
累計発行部数は110万部を超え、2019年の20歳が一番読んだ小説ランキングの第3位にもランクインしています。
- 『そして、バトンは渡された』の原作との違いは3つ!
- 『そして、バトンは渡された』は実話なの?
- 『そして、バトンは渡された』のみんなの評判レビュー
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目次
『そして、バトンは渡された』の原作との違いは3つ!
映画『そして、バトンは渡された』の原作は、2018年に文藝春秋より出版された瀬尾まいこ氏の小説です。本作では2019年に本屋大賞を受賞しています。
瀬尾まいこ氏の小説は、ほのぼのとした作風が多く心あたたまる作品を主に取り扱っており、原作版『そして、バトンは渡された』も、感動系というより、ほのぼのと心が温まる作品となっています。
そして、原作との大きな違いは3つあります。
管理人
『そして、バトンは渡された』の原作との違い①みぃたんの存在
原作との違い1つ目は、映画で登場する「みぃたん」が原作には存在しないということです。
原作では幼少期の優子は優ちゃんと呼ばれており、梨花のことも「ママ」とは呼ばず終始「梨花さん」と呼んでいます。
「みぃたん」は、みぃたんと優子が別人であるかのように思わせるための映画オリジナルの設定なのです。
『そして、バトンは渡された』の原作との違い②梨花の設定
原作との違い2つ目は、映画では優子と再会する前に亡くなってしまう梨花が原作では生きているということです。
幼少期に母を病気で亡くした優子を想ってそばから離れるところまでは同じです。
しかし、原作ではその後結婚を控えた優子と再会を果たしてその報告を祝福し、早瀬との結婚式にも無事に参加することができます。
『そして、バトンは渡された』の原作との違い③優子の選択
3つ目は、梨花と離婚した水戸が優子に送っていた沢山の手紙についてです。
映画では年月を経たその手紙を読んで涙を流す優子ですが、原作での優子は手紙を読まないという決断をします。
原作でも実の父親である水戸は結婚式に姿を現しますが、それは梨花が教えてくれた水戸の連絡先を使って森宮が招いたものでした。
つまり映画では同時進行しているかのように見えた2つの家族がラストに向かって結びついていくのに対し、原作では主に現在の優子の目線で物語が展開し、優子の脳内で、または森宮との会話の中で、それぞれの親との回想シーンが進められていきます。
管理人
その他にも、多感な時期である高校生活を送る優子の複雑な交友関係が描かれていたり。
それまで優子とは他人であった人が、優子の親という立場を全うし始めるまでの成り行きが記されていたり。
そんな細かな部分が原作にはあるため、どちらかといえば原作の方がより現実味を追求している言えるかもしれません。
『そして、バトンは渡された』は実話なのかについて徹底解説
『そして、バトンは渡された』は、先述した内容から察しがつくかもしれませんが、実話を基にした作品ではありません。
梨花の強さや泉ヶ原の寛容さ、森宮の真面目さ、そして優子の親である全員の優しさが詰まった、親としての行動は非現実的ではないかと捉えられるからです。
その一方で、優子が卒業式で演奏していた曲が卒業式の定番である『旅立ちの日に』であったり、学のある森宮の最終学歴が東京大学であったりなど、私たちの日常に合った分かりやすい設定が多かったように思えます。
管理人
原作でも中島みゆきさんの名曲が登場したり、アンパンマンやスターウォーズといった馴染み深い言葉が出てきたりなど現実味のあるやり取りが多いです。
なので、もしかしたら本当に優子や森宮は存在するのではないだろうか、と錯覚しそうになるシーンがいくつもあります。
しかし、『そして、バトンは渡された』は、実話でもなければ、実話を基にしたフィクションでもないです。
観る人がより登場人物に共感したり、感情移入し作品に入り込めたりできるように、それぞれのキャラクター設定が極端という要素が要素が不可欠だったのかもしれません。
管理人
そして、登場人物を取りまく環境に関しては一般的なものに設定して、リアリティを持たせたかったのではないでしょうか。
『そして、バトンは渡された』のみんなの評判レビュー
(以下、映画「そして、バトンは渡された」の評判レビューです。)
★★★★★星5
小説が原作の実写映画。断然小説はなのですが、小説を読む暇がなく、映画の予告を見て面白そうと思い直ぐに見に行きました。
簡単に言うと、涙脆い人は確実に涙します。私も少し複雑な家庭環境で育ってきたので、共感できる部分があったり、とにかく演じている演者さんたちの自然すぎる演技に心が奪われます。
原作小説の作品はだいたい原作の方が面白いなと感じることが多いのですが、映画はとても心に染みる素敵な作品だったと思います。
映画を見たあとでも小説を見てもいいと思いますし、逆でもいいと思います。映画後半の怒涛の伏線回収に涙が止まらないと思います。
石原さとみさんはキャピキャピした女子で魔性の女を演じているイメージだったのですが、母親役がこんなにハマるんだなと演技力の高さを改めて感じました。
20代女性
★★★★★星5
原作のファンなので、映画を見に行きました。
まず本作は、親が何度も変わり、複雑な家庭環境の中で生きている女子高生が主人公のお話です。
主人公を演じるのが永野芽郁さんということで、初めは設定にしては少々明るすぎるかな?その複雑な心境を、あの容姿では人生上手くいきそうな彼女に表現できるかな?と少し心配でした。
しかし、それは小説が彼女目線で淡々と語るという形をとっているがための印象であって、原作でも主人公は可愛いという設定ですし、永野芽郁さんの真っ直ぐな演技で良かったと納得致しました。
また、田中圭さんは現在の父親役になんとなくキャスティングされるだろうなと思っていたので、予想通り期待に沿った演技をしてくださりました。
挿入歌や音楽も良く、エンドロールではやはり泣いてしまいました。
20代女性
★★★★★星5
映画『そして、バトンは渡された』は、同タイトルの小説を原作に永野芽郁、田中圭、石原さとみと豪華キャストで映画化された作品です。
キャスティングの豪華さに惹かれ、映画を見ましたが非常に内容が濃く素敵な作品でした。私は原作の小説を読んでいませんが、充分楽しめました。
むしろ、映画を見終わった後に原作の小説はどのような展開で進むんだろう?と興味を持ち小説を読みたくなりました。
また、キャストの配役がぴったりハマっているところも魅力的です。繊細な感情が伝わってきて、思わず感情移入し涙なしには見られませんでした。
原作を知らずに映画を見て、心から涙したり笑ったりできた作品はいままでにありませんでした。
原作を知ってる方も、知らない方も楽しめる作品だと思います。
10代女性
★★★★★星5
この作品は、書籍でも注目を浴びていたのですが、今回は原作を読まず映画を観ました。
主人公の優子が、高校生の頃から始まる映画の序章。多感という時期を少しばかり乗り越えた優子。
冷静にも感じられる穏やかな内面と逞しいさがどの様に培われたのだろう?と同年代の女子を育てる私は、物語に引き込まれました。
そして、幼い頃からの境遇は、決して平穏なものではなかった彼女ですが、1人1人の自分の親として関わってくれた人が彼女に対して与えてくれたのは、覚悟を根底持った愛情。
このことを、静かに、そして強力なキャストがインパクト強く表現されている作品だと感じました。
ラストシーンは、昔の映画ですが、『ステラ』と重なる思いを感じ母として胸が熱く、涙が止まりませんでした。
40代女性
★★★★★星5
個人的にはこういった感動を押し付けにきそうな映画は好みでは無かったですが、演じられている俳友さんが好きだったので鑑賞しました。
結果的に大号泣。完全に泣かされました。登場人物に悪人がいなくて、どんな形であれ親が子を愛する姿に心を打たれてしまいました。そして、その一つ一つがとても自然でした。
ただ、泣かせる映画というだけでは無く物語上に伏線もあり全てが繋がった時は納得できました。
そして、旅立ちの日に演奏するシーンからは映画館ですすり泣いている音が多く聞こえてきました。その一人が私です。
このご時世で嫌なニュースも多く気持ちが荒れそうになることもありますが、この映画を観て泣いてすっきりしました。
ここまで育ててくれた両親に恩返しがしたくなる、そんな気持ちにさせられる映画です。
30代女性
★★★★★星5
本屋大賞受賞ベストセラーの映画化です。私は原作を読んでおらずどんな話か全く知らず白紙の状態で鑑賞いたしました。
物語はいくつかのストーリーが並行して又は交錯しながら進んでいき最後に一つになる、その瞬間、感動で涙が止まらなくなる。そんな映画でした。
登場人物は皆、愛に溢れ、相手を思い、でもそれが伝わっていなかったり、そんな状況が続きながら、でも一番繋げたかった愛のバトンは最後にちゃんと渡されました。
永野芽郁、田中圭、石原さとみ3人の演技が本当に素晴らしかったです。
私は田中圭演じる森宮のキャラクターが大好きです。彼にピッタリの役柄で、さえないけど優しさに満ち溢れたキャラクターを演じきってます。
今年1番感動した映画です。50代女性
★★★★★星5
映画『そして、バトンは渡された』は、永野芽郁さん、田中圭さん、石原さとみさん、稲垣来泉さんが出演されたヒューマンドラマです。
私の周りにはこの作品をとても良かったと話す人が多く、今までにないほど涙し、とても感動し満足感の高いものでした。
主人公の優子は、名前が4回変わっています。両親が離婚と結婚を繰り返したためです。
離婚を交えたお話は寂しく悲しい展開になりがちですが、この作品はあまりそれを感じません。
一緒に過ごせなくてももパパはパパ、ママはママと捉える優子ちゃん。名前どおりのその優しさを全編通してじっくり感じられます。
優子は自分の結婚を機に、今までの親全員に会いにいきます。そこである1人の母が今までついてきたある嘘を知ることになります。
その事実を突きつけられた時、自分はまるで優子であるかのように涙が止まらなくなってきました。
血が繋がっていなくても、自分より守りたいもの。優子を幸せにするために、不器用ながら人生の最期まで生きる梨花を見たら、泣かずにはいられません。
過去一の映画だったかもしれません。
20代女性
★★★★☆星4
主人公の演技は自然と感情移入することができ、複雑な父との暮らしや、生い立ちにも真っ直ぐ育つ姿に感心しました。
ピアノを弾くシーンははらはらしつつも、合唱の素晴らしい演奏に涙が出ました。周りの観客も嗚咽気味でした。
ラストまで見ると納得しましたが、石原さとみさんがどこまでも石原さとみさんのままで、よくも悪くも後味がなと思いました。
ストーリーも先が分かる演出でしたが、主人公が良かったため違和感なく観終わる事が出来ました。母親役を違う女優さんで観れたら完璧だったかもしれません。
それから、衣装がかなり極端に思えたのですが、何か意図があったのかは分かりませんでした。結婚式のシーンは感動しました。総合的に良かったです。
40代女性
*映画「そして、バトンは渡された」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
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