エターナルズの2つのエンドクレジットを解説!アベンジャーズとの関係や相関図も【あらすじネタバレ感想評価】
『アベンジャーズ/エンドゲーム』にて、MCU作品が一区切りつきましたが、今作はフェーズ4となるアベンジャーズに続く新たなるヒーローチーム。
映画『エターナルズ』は、MUCフェーズ4としての新展開だけに留まらない、あらゆる意味で既存の映画にない新しさを持ったアメコミ作品です。
7000年に渡り密かに人類を守り、文明を発展させてきた10人の守護者ですが、なぜ彼らは戦争やサノスなど人類の脅威に対して介入しなかったのか?
その秘密が明になります。
管理人
監督を務めたのは、『ノマドランド』にてアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞したクロエ・ジャオです。
映画『エターナルズ』の口コミ評判レビューには、
- BTSの曲も良かった
- 個々に特殊な能力を持っていて、戦闘シーンも迫力があった
- スピードの速いマッカリの動きが一番好き
- 過去のMCU作品とは違う衝撃と新鮮味でした
- ラストシーンはお馴染みの次回作への伏線
- 演技や戦闘シーンなどは間違いなしの作品
- 新たなステージになったMCUの今後の展開が期待できる作品
- スーパーヒーロー映画というよりSF映画に近い
という声が多数集まっています。
- 2つのエンドクレジット解説|サノスの弟が登場?デインは何者なのか?
- アベンジャーズとの関係について解説
- エターナルズのメンバーを相関図で解説!見る前に強さや能力を予習しよう!
- エターナルズのあらすじ
- つまらないとの評価もある理由。
- 『エターナルズ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
もし、まだあなたが一度も「エターナルズ」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
映画『エターナルズ』の2つのエンドクレジット解説|サノスの弟が登場?デインは何者なのか?
新たなセレスティアルズの<出現>を凍結することで阻止することに成功したエターナルズ。
仲間たちの犠牲もありましたが、生き残った仲間たちはそれぞれ地球に残る者、他のエターナルズを探しに地球に出る者に分かれ日常に戻ろうとしていました。
しかし、セルシ、キンゴ、ファストスはアリシェムに呼び出され連れ去られてしまいます。
その後のMCU映画ではお馴染みのポストクレジットシーンは、エターナルズでは2つ用意されていました。
管理人
1つ目は、短いミッドクレジットシーン。セルシ達と別れ地球から旅立ったセナ、ドルイグ、マッカリが宇宙船の中で突如酔っぱらったトロルとふらふらしている男に出会います。男は自分をサノスの弟であるエロスと名乗ります。
サノスの弟役を演じていたのは『ワン・ダイレクション』のハリー・スタイルズと気付いた人も多いと思います。
2つ目はエンドロール後に流れたエンドクレジットシーン。現れたのはセルシの恋人であるデインでした。デインは薄暗い部屋で古びた大きな箱を見ています。
そして、自分を奮起させた後、決意したような面持ちで箱を開けました。そこには、大きな剣がありました。すると、誰かがデインに話しかけます。デインがハッとした瞬間、そこで映画は幕を閉じます。
2つのポストクレジットシーンは、マーベルコミックを読み込んでいないとまずわからないであろう人物たちが登場していました。
そのため、初見でみた観客にはみたシーンがどのような意味を持つのか、混乱した人もいるかもしれません。
特に、エンドクレジットシーンでデインが古びた剣を手にし、思い悩んでいた場面。
本編では、一般人であると思われていたデインが実はスーパーヒーローなのか?と期待を感じるシーンでした。
原作から読み解くと、デインの家系はブラック・ナイトと呼ばれる何人ものスーパーヒーローを送り出していました。
ブラック・ナイトとは、エボニー・ブレイドと言われる魔法の剣でもあり、呪いの剣でもある扱いが難しい剣で戦うスーパーヒーローです。
デインが見つめていたのは、おそらくそのエボニー・ブレイドだと思われます。自分の家系は複雑だ、とセルシに打ち明けていたデイン。
原作通りだとすると、デインがブラック・ナイトとして今後のMCU作品での活躍が期待されます。
管理人
また、デインに「いいのかい、ウィットマンさん」と話しかけていた謎の人物の声。
この人物は、後にクロエ・ジャオ監督によりマーベル作品の別のヒーローであるブレイドであると明かされています。
今後のMCU作品でブラック・ナイトとブレイドがどう関わっていくのか。また、単体映画、もしくはマーベルドラマでの出演があるのか。
今後のマーベル作品への楽しみがまた一つ増えたエンドクレジットシーンでした。
管理人
映画『エターナルズ』とアベンジャーズとの関係について解説
人類誕生の前よりセレスティアルズより遣わされ、人間を見守ってきたエターナルズ。
しかし、スーパーヒーローの能力を持ちながら、その能力は邪悪な地球外生命体<デヴィアンツ>との戦闘以外には使用しないよう制限されていました。
そのため、地球の危機に対して彼らの能力が発揮されることはありませんでした。
加えて、アベンジャーズが結成する遥か昔にデヴィアンツを絶滅させていたため、セレスティアルズからの帰還命令を待つだけの身となります。
これにより、ロキがサノスの命令により地球を襲った時も、サノスの指パッチンの影響により全世界の人類の半分が消えてしまった時も、エターナルズは見守ることに徹し戦いに参戦することはありませんでした。
管理人
エターナルズは自分たちの能力をむやみに明かすことはなかったため、アベンジャーズが彼らの能力に気づくことはなく、存在自体知られていなかったと考えられます。
しかし、エターナルズは違いました。サノスとの死闘の上で勝利し、世界の人口を再び戻したアベンジャーズの活躍に、エターナルズは影響を受けます。
特に影響を受けたのはエターナルズのリーダーであるエイジャックでした。
エイジャックは仲間と共に絶望的な状況にも屈せず運命を切り開いた彼らの活躍に、感銘を受けます。
人類を長い間見守り、暮らしていくうちに人類に愛着を感じるようになっていたエイジャック。
その影響は、エターナルズの本当の目的であり使命であった「ティアマットの出現を阻止する」という決断をするほどでした。
エイジャックの決断は、仲間のイカリスの思いとは相反するものであり、悲劇を招くことになります。ですが、エイジャックの思いは、セルシに受け継がれます。
人類を愛する気持ちが強いセルシは、エイジャックと同じ様に人類を守るため、イカリスと敵対し立ち上がります。
アベンジャーズはエターナルズに会うことはありませんでしたが、彼らの人類を愛する気持ち、不屈な精神が間接的ではあるものの再び地球を救ったのです。
ティアマットの出現の阻止をすることには成功しましたが、凍結されたティアマットの存在は人類に知られることになりました。
管理人
今後再び動き出す可能性もあるティアマット。
人類の危機としてアベンジャーズが再び結成されるのか、その場合エターナルズとの共闘はあるのか。
MCUの今後の展開に期待が高まります。
管理人
エターナルズのメンバーを相関図で解説!見る前に強さや能力を予習しよう!
エターナルズは個々にキャプテンマーベル、サノス級の強さがある
エターナルズは生まれながらにして、セレスティアルズよりスーパーヒーローの力を与えられています。
その能力は、一人一つというように個性のように与えられています。様々な強力な能力を一人で受け持つということではありません。
しかし、それぞれの能力はエターナルズとして集合し力を合わせることにより、凄まじい能力を発揮できるようになっています。
また、強さで言えばアベンジャーズよりも遥かに強い設定です。
映画でアベンジャーズ組と共闘するようなことがあれば、エターナルズの強さは下げられる設定になると思います。
しかし、原作通りだと、エターナルズの強さはキャプテン・マーベルやサノス級の強さを個々が持っています。
管理人
ちなみに、アンジェリーナ・ジョリー演じるセナは、サノスとはいとこの関係性です。
サノスもエターナルズではあるものの、ディヴィアンツの遺伝子の影響で見た目は人間とは少し離れたものとなりました。
エターナルズそれぞれの能力は戦闘に特化したもの、癒しの能力など多岐にわたる物でした。
エターナルズのメンバーのそれぞれの能力
エターナルズのメンバーのそれぞれの能力はこの通りです。
エイジャック(エターナルズのリーダー):あらゆる生命のヒーリング。傷を治す治癒能力があります。
イカリス:高速飛行、目からレーザービームを放つことができます。
セルシ:さまざまな物質を自由自在に変換することができます。
セナ:自分の思い描いた武器を自由に具現化することができます。
ギルガメッシュ:強力なパワーがあり、コズミック・エネルギーを自分の拳にまとって強化することができます。
ファストス:発明の才能があり驚異的な科学技術を持ち、無から武器や道具を作り出すことが出来ます。
スプライト:あらゆるものに変身することができ、幻影を発動することができます。
キンゴ:指先からレーザービームを発動することでできます。
マッカリ:全宇宙の中で最も速いスピードで動き回ることができます。
ドルイグ:人の心をコントロールできます。
10人の不死の種族でありエターナルズ。
長きにわたりデヴィアンツという地球外生命体と戦ってきたこともあり、それぞれ高い戦闘能力を持っています。
なかでも戦闘に特に強いイカリスとセナの強さは同等か、空中飛行ができるイカリスが少し上回るぐらいと言えるでしょう。
一応、劇中では、エターナルズ最強はイカリスであると語られている場面があります。
また、エンドゲームではキャプテン・マーベルはサノスを1人で倒すこともできたのではないかとも言われていますが、MUCのプロデューサーはセナとキャプテン・マーベルの強さは同等であるとも話しています。
管理人
映画『エターナルズ』のあらすじ
(以下、映画「エターナルズ」のあらすじです。)
エターナルズのあらすじ|地球へとやってきたエターナルズ
紀元前5000年。無機質な宇宙船が宇宙を漂っていました。宇宙船はゆっくりと地球へ近づきます。乗っているのは10人のエターナルズ。
地球にはボロ切れをまとった子どもが、異形の化け物に襲われようとしていました。食べられようとした瞬間、目からビームを出す男性によって助けられます。
他にも高速で走る女性、指からビームを出す男性達等によって化け物が倒されます。異形の化け物ディヴィアンツから人間を守るため地球へ遣わされたエターナルズ。
これが人類と宇宙人エターナルズの出会いでした。
エターナルズのあらすじ|蘇ったディヴィアンツ
エターナルズが地球にやってきて7000年後。エターナルズの一員であるセルシは人間の生活に溶け込み生活していました。
その夜、恋人のデインとエターナルズの仲間の一人であるスプライトと帰宅しているとディヴィアンツに襲われます。
数百年ぶりに出会うディヴィアンツに驚いていると、目からビームを出す男性によって助けられます。エターナルズの一員であるイカリスでした。
エターナルズのあらすじ| 仲間たちとの再会
数百年前にディヴィアンツは絶滅させたはずでした。予想外の事態に、セルシ達はリーダーであるエイジャックに会いに行きます。
しかし、エイジャックは何者かにやられてしまっていました。
また、地球にも異変が起きています。
以上、「エターナルズ」のあらすじでした。
果たして、エターナルズはディヴィアンツから人間を守ることが出来るのか?
地球に起きている異変とは?
この先の展開を知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。
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つまらないとの評価もある『エターナルズ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「エターナルズ」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|守るべきは地球か、任務か
エターナルズの最集結から始まる
ディヴィアンツの復活に数百年ぶりにエターナルズが再集結します。
ですが、他の仲間を集めることは容易ではありませんでした。映画スターとなったキンゴ。記憶障害を抱えるセナ。セナを支えともに暮らしているギルガメッシュ。
三人はエイジャックの死を知り、ディヴィアンツを再び倒すべく行動を共にします。しかし三人と異なる反応をした仲間がいました。
人間の争いを間近で見ながらディヴィアンツに関わること以外、関与を許されなかったエターナルズ。
管理人
その掟に歯がゆい思いをしていたドルイグは、マインドコントロールの能力を使い、人を集め集落を作っていました。ドルイグは、再結成を拒絶します。
そして、セルシから聞かされた地球についてのある真実を知ってもなおその気持ちは揺るぎませんでした。
エイジャックに後継としてリーダーに選ばれたセルシ。
セルシが知った真実というのは、エターナルズは彼らを地球へ遣わせたセレスティアルより創造されたものであり、ディヴィアンツから人間を守るという任務も莫大な知的生命体のエネルギーを集め新たなセレスティアルを出現させるため、というものでした。
さらに、出現は間もなく行われ、地球は消滅するということも知ります。
結局は、自分たちの任務は地球を滅亡へと導く行為であったという事実を知り愕然とするセルシ達。
出現をどうするかの決断は、仲間と話し合いをし決断することになります。
管理人
エターナルズは密度の濃さを誇る映画
太古の昔よりエターナルズという10人の戦士がディヴィアンツという捕食者から人間を守ってきた。
一時は絶滅したディヴィアンツが現代に現れ再びエターナルズは集結する、という要約すると簡単にまとめられる内容です。
映画を鑑賞すると実際は端的に言い表せられないほどの密度の濃さを誇る映画でした。
管理人
内容についていけるのか?アベンジャーズ作品のように共感し熱狂することができるのか?
そして、公開前不安要素の一つであった10人ものヒーローが登場するという点。
ですが、鑑賞すると短いながらも余分のない人物描写と、展開の速さに、感じていた心配は杞憂に終わりました。
特に、マ・ドンソク演じるギルガメッシュとアンジェリーナジョリーが演じるセナの、性別を超えた友情はとても胸が熱くなりました。
管理人
ヒーロー達には、アジア系のヒーローや、同性愛者でもある黒人のヒーロー、聴覚障害を持つヒーローなどがおり、MCUのアベンジャーズとは異なっています。
多様なヒーローが集結しており、視覚的にも感覚的にも区別をつけやすく、混乱することはありませんでした。
またアクションシーンについても、序盤で行われるエターナルズとディヴィアンツの戦闘シーンは他のMCU作品にはないナチュラルな映像美があります。
そして、それに迫力のある映像が合わさっていて、芸術的です。
エターナルズが操る、金色の糸のようなものが出現する演出も独特で美しく興奮しました。結論として、とても満足度の高い面白い作品でした。
管理人
MCU作品にはない特異点は恋愛要素
そして、この作品はMCU作品にはない特異点があります。それは、恋愛要素が濃く戦いに影響を及ぼしているという点です。
エイジャックに次いで実質二番目という立ち位置であった、セルシの元恋人であるイカリス。けれど、エイジャックが自分の後継として選んだのはセルシでした。
微妙な二人の関係が、物語の結末に大きな影響を及ぼします。
長年の情念を感じさせながら、リーダーシップのあるイカリスではなく、自分が新リーダーと選ばれ、板挟みとなり苦悩するセルシ。
地球滅亡を任務のため見守るのか、それとも人類のため背くのか。苦渋の決断を迫られます。
管理人
セルシ以外にも長い年月人間とかかわりを持ってきた彼らは、見守りの対象である人間たちを愛するようになります。
エターナルズの一人ファストスは、一度は人間たちの欲深さに絶望しますが、家族を持ち心境が変わります。
彼は平凡な生活を続けるため再び仲間のもとに戻り戦うことを決めます。他の仲間たちも人間を愛する気持ちは同じでした。ただ一人、イカリスを除いて。
イカリスは出現を阻もうとする意見に異を唱えます。エターナルズは分散し、敵対することになってしまいます。
飽きが来ない展開の連続で物語に入り込める
物語終盤はディヴィアンツとの戦闘に加え、仲間同士での戦闘と、明確なヴィランとの戦いとはまた異なる戦闘のシーンが続きます。
仲間内でのロマンス、そして豊かな自然の中で行われる戦闘シーン、関係性が有る故に起こる人間ドラマ。
飽きが来ない展開の連続で、派手な戦闘シーンがなくとも先が気になる物語に誰もが没入すること間違いなしと言えます。
管理人
最後、彼らは自分たちがした決断によって派遣元のセレスティアル・アリシェムに呼び出され記憶を審議されることになります。
そして、セルシの恋人であるデインにも、実は隠された秘密があったことがわかります。彼は、古びた剣を見つめていました。
そんな彼に誰かが声をかけるシーンでこの作品は終わります。
謎を多く含んだ結末に、今後もエターナルズの続報に注目していきたいと思います。
管理人
『エターナルズ』の皆んなの口コミ評判レビュー
映画『エターナルズ』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「ファストスの同性愛や人種を超えて様々な国籍の人が登場している点も良かった」「アクションは良かったが、ストーリーは所々で微妙なところがあった」「仲間の裏切りや最後のどんでん返しなど、ハラハラドキドキなスケール絶大な作品」「神話をモチーフにした世界観はシリーズとしては新鮮に感じられた」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
アベンジャーズと同じ世界観を共有するMCU最新作で、7000年に渡り密かに人類を守ってきた10人の守護者達が地球に迫る脅威に立ち向かうあらすじとなっています。
まず本作では他作品のMCUのキャラクターは登場せず、単独の作品として見やすい印象でした。
一方で壮大すぎる世界観や3時間弱という長尺は、のめり込める人とそうでない人では温度差がはっきり出てしまうと感じました。
(同じMCUで3時間以上の尺というと「アベンジャーズ/エンドゲーム」がありましたが、あちらはシリーズの転機といえる作品だったので。)
とはいえ、登場する10人のキャラクターの個性分けが明確で覚えやすく、神話をモチーフにした世界観はシリーズとしては新鮮に感じられました。
また、MCUのお約束ともいえるエンドロール後のお楽しみ映像で、今後のMCUにどう参加するのかも気にならせる作風でした。
30代男性
★★★★☆星4
アベンジャーズに匹敵する?新たなヒーローチーム「エターナルズ」は、いきなり10人もの新ヒーローが登場します。
その姿は、今までのマーベルヒーローと比べると、神秘的で神々しく華麗なイメージです。
彼らは太古の昔、人類を襲う「ディヴィアンツ」と戦うために、巨大な創造主「セレスティアルズ」により生み出されます。
彼らは歳をとらないため、ディヴィアンツと戦いながら人類と関わり、苦悩し、その歴史を影から見守り続けます。
古代から、現代までを段階的に追っていく描写は、スケールの大きい絵物語を見ているようで圧倒されます。
特にチームで一番の頭脳を誇るファストスは、人類に知恵を与え、徐々に発明を促していきますが、結果的に戦争の兵器を生み出すことになります。
それを後悔する様子は、とても辛く心に刺さります。
またメンバー全員が「神」の領域の存在であるため、似た「神」であるソーや、アベンジャーズを小馬鹿にするシーンはユニークです。
現代にディヴィアンツが出現し、リーダーであるエイジャックが殺害され、イカリス、セルシを中心に、エターナルズは久々に集結します。
しかし、自分たちが生み出された本当の理由を知り、その意思に従うか、または抗うか、各々の思惑がぶつかりクライマックスの仲間同士の辛い戦いへ発展します。
原作コミックでは、男性8人、女性2人の構成でしたが、映画化に当たり、男女半々のチーム構成となっています。
リーダーのエイジャック、実質的にメインキャラであるセルシも女性です。
そして、マーベル作品出演は珍しいアンジェリーナ・ジョリー演じるセナは、美しくもとても好戦的に描かれ、「女性の進出」という時代にマッチしています。
ファストスは同性愛者として描かれ、聴覚障害のあるマッカリを含め、黒人、東洋系のメンバーで構成されたエターナルズは、昨今話題の「多様性」を表現しています。
逆に言えば、その要素が強く押し出され、本当に伝えたいメッセージが何かが曖昧になった気もしました。
しかし、女性監督「クロエ・ジャオ」が演出する今作は、過去のマーベル作品よりも独特の映像美があり、キャラクター達の繊細な感情表現も印象的で、今後のマーベル・ユニバースの展開も期待させる、重要な作品になっています。
40代男性
★★★★★星5
私が、マーベル作品にはまったのは2年前でした。
それまでは、時系列がわからなくなり難しかったのですが時間ができたこともあり、時系列順にすべてを見直したことがきっかけではまりました。
エンドゲームの後の世界ということで、なぜエターナルズは存在していたのにエンドゲームの時には参加しなかったのかという理由も作品の中で触れられていたので、時系列としては理解しやすかったです。
いわゆる別の社会の話という感じがしました。登場人物も沢山いて、覚えるのが大変ということと、チームの結成と解散・個々の生き方など触れなければいけない部分が多く、マーベルとしての話が進むというよりかは、エターナルズのメンバーや歴史の説明という印象を受けました。
アンジェリーナ・ジョリー演じるセナの抱えている不安と精神状態は、すごく心に感じるものがあり、記憶の混在という現実とはかけ離れた理由で精神状態を崩してはいたものの、なぜか共感してしまいました。
エターナルズの女性陣は美しい方が多く、作品内の人柄も含めみんなのファンになりました。信仰するものが誰なのかで、こんなにも人生は変わるんだなと思いました。
今後のマーベル作品でもエターナルズが出てくるであろうと想像できるシーンも多々用意されていたので、すごく楽しみです。
20代女性
★★★★★星5
地球の始まりぐらいからのお話で 神に近い存在の宇宙人(セレスティアルズ)によって生み出されたエターナルズが、宇宙怪獣(ディヴィアンツ)から人類を守り殲滅させて解散し地球で暮らしていたところ、サノスの指パッチンで再び宇宙怪獣が現れて…というストーリーでした。
マーベル作品が好きな私は待ってましたという感想でした。今回の役者さんが様々な人種の人が活躍されていて面白かったです。
アンジェリーナジョリーがセナという役でしたが、私的には別の人が良かった気がします。マ・ドンソク(ギルガメッシュ)との不釣り合いな関係がイマイチでした。
インドの映画のスターになってたクメイル・ナンジアニ(キンゴ)は最高に面白かったです。キンゴのマネージャーが同行する話なんて驚きでした。
終わりは続きが気になるような感じで終わったので、また楽しみが増えました。
40代女性
★★★★☆星4
MUCフェーズ4としての新展開だけに留まらない、あらゆる意味で既存の映画にない新しさを持ったアメコミ作品です。人種も年齢も性別も価値観さえも多種多様なキャラクターたち、勧善懲悪では測れない宇宙規模のストーリー、映画はこんなにも自由なのだと改めて思い起こさせてくれました。
この作品を語るにあたってポリティカルコレクトネスなどという安易な言葉は使いたくありません。それは思考停止にほかならないからです。
(ただし、あまりにも原作を改変してしまうのは許されませんが。)
また、ファストスが人間を見限るきっかけとなった人類史最大の愚行として広島への原爆投下が描写されおり、アメコミ映画においてこのようなシーンが描けたことの意義は大きいと思います。
しかし、それだけ斬新である分、批判もまた多いようです。たしかに、単純にヒーローが悪者を倒す物語が見たい方には全く期待外れの作品ではありましょう。
総じてカタルシスを得られる展開もありません。
その代わり本作は、善悪を超えた宇宙の摂理や、その対極にある人間の存在について、実に面白い思考実験を提供してくれます。
つまり、本作はスーパーヒーロー映画というよりSF映画に近いのです。
続編が作られるなら(その可能性は高いでしょう)、斬新にし過ぎたが故に続編で設定を全てひっくり返された「スターウォーズ エピソード8/最後のジェダイ」のような運命を辿らないことを願います。
40代男性
★★★★☆星4
映画『エターナルズ』は、マーベルシリーズの最新作の一つで、アンジェリーナ・ジョリーなど豪華有名俳優女優が出演しているアクション映画です。上映時間二時間半以上と、とても長い映画でしたが、最初から最後まで、アクションたっぷり、ところどころに笑いありで、あっという間に時間が経ってしまう楽しい作品でした。
他のマーベル作品のように、個々がユニークなパワーを持っており、時空を終えて地球を守るという内容です。
しかし、仲間の裏切りや最後のどんでん返しなど、ハラハラドキドキなスケール絶大な作品でした。
エターナルズが強すぎて敵が少し弱すぎるかなと思えた部分はあります。
ただ、こんなに長くてもあっという間に飽きずに終わってしまう映画は、そこまでないのではないかなと思うので高評価です。
30代女性
★★★★☆星4
壮大に幕を引いたと思われたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4が『ブラック・ウィドウ』で始まりましたが、それは既存のキャラクターの過去を掘り下げる作品であったため、この『エターナルズ』ほどの衝撃と新鮮味はありませんでした。
『エターナルズ』とは、7000年の長きに渡り密かに地球を見守り、寄り添ってきた10人のセレスティアルズという守護者のことです。
アベンジャーズたちが全世界、ひいては宇宙でまで脅威となる敵と戦っていた裏側でエターナルズがただじっと見つめていたとは。
人智を遥かに超えたパワーを持つ彼らですが、冒頭のディヴィアンツとの戦闘シーンで自己紹介代わりにそのパワーが披露されます。
ただ韋駄天や目からビームを発するなど、なんだかX-MENで見たことがあるようなものも多いです。
スーパーパワーにバリエーションはあまりないのだろうかと思ってしまいました。
いつものごとく1作ですっきりと終わるわけではなく、この先どうなるのかなぁと気になる終わり方でした。
マーベルは一体いつまでシリーズを引っ張り続ける気なのだろうかと思ってしまいます。
30代女性
★★★★☆星4
MCU最高傑作です。これまでの作品とリンクの薄い、神的な立ち位置の話ですが「ボクの考えた能力者軍団」ものとして、軽く楽しめればとても充実した内容です。
イカリスのアクションの既視感や、クライマックスで1人不在など、低次元な事での不満もなくはないですが、スーパーヒーローのエターナルズがずっと人類の進歩を見守っていた、という感動に繋がり大変満足いく話でした。
また、一人一人のキャラは、名前の先入観からくすりと来るものも、そうだったかと膝を打つものもあり、人間的な悩みを持たせる事で大いに魅了されました。
全体的に悪くなかったのですが、1番楽しみにしてたキャラクターの出演が中盤手前で終わってしまったのが残念でした。
20代男性
*映画「エターナルズ」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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