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映画『フューリー』は実話ではなくおかしいところが多い?最後になぜ見逃したのかも解説考察

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2014年11月28日、日本公開の映画『フューリー』。

シリーズ1作目の『ワイルド・スピード』の脚本を務めたり、『スーサイド・スクワッド』の監督を務めたデヴィッド・エアー監督作品です。

数多くの戦争映画がありますが、その中でも映画『フューリー』は戦車に焦点を当てた作品で、本物のティーガー戦車を使って撮影が行われるなど迫力のある作品です。

映画『フューリー』の口コミ評判レビューには、

  • 戦争の悲惨さをリアルに描写していた
  • 戦車好きにはオススメ
  • ブラットピットは最後までカッコ良かった
  • 全く退屈しないドキドキハラハラの展開
  • 迫力満点の戦闘シーン
  • 登場人物たちのドラマも良かった
  • 場面それぞれの描き方が秀逸
  • 砲弾が飛んでくる音や装甲に弾かれる音などリアル

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 『フューリー』はおかしいところが多い?『フューリー』のツッコミどころを解説
  • 『フューリー』で最後にドイツ兵はなぜ見逃したのか?
  • 『フューリー』は実話ではなくオリジナル作品
  • 『フューリー』のあらすじ
  • 『フューリー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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映画『フューリー』にはおかしいところが多い?『フューリー』のツッコミどころを解説

第二世界大戦末期のアメリカ連合軍とナチスドイツ軍の戦いを描いた映画『フューリー』。

撮影では実際に第二次世界大戦で使用された第二次世界大戦中にナチス・ドイツが開発した重戦車であるティーガーⅠが使用されるなどリアルに戦争を描いた作品として一定の評価を得ました。

しかし、ツッコミどころも多い作品とも言われているんです。

そこで、代表的なツッコミポイントを3つチェックして行きましょう!

管理人

おかしい点①|ドイツ軍やティーガー戦車が弱すぎる

1つ目のおかしいところは、「ドイツ軍の戦闘能力の低さ」です。

映画の終盤ではドイツ軍が侵攻してくるであろう十字路を守るために地雷によって走行不能になったフューリー号に籠城して武装SSと戦闘するシーンが描かれます。

フューリー号の乗組員たち5名に対し武装SSの数は約200~300名となっており、どう考えてもフューリー号の乗組員たちの方が不利なわけなのですがフューリー号の乗組員たちは大量の武装SSに対して善戦し、敗れはしたものの結果的にドイツ軍の侵攻を食い止めることに成功します。

映画『フューリー』の最大の見どころとも言うべきこちらのシーンですが、さすがに5人であそこまで大量の兵士を倒すことはあり得ないだろうとドイツ軍の戦闘能力があまりに弱く描かれている点にツッコむ方が多かったようです。

また、ドイツ軍側に登場するティーガー戦車が弱すぎておかしいと言う声もあります。

管理人

ティーガー戦車と言えば、当時最強とも謳われ、ティーガー戦車1両に対して、映画でも登場していたシャーマン戦車5両分とも言われる強力な戦車です。

ティーガー戦車と遭遇するだけで、兵士たちはパニックになり逃げ出したりするなど恐れられ、アメリカ軍はティーガー戦車とは戦闘するなと命令を下したほどです。

そんな、ティーガー戦車がやられてしまった姿におかしいとの声が上がりました。

おかしい点②|ドン軍曹のヒゲ

2つ目のおかしいところは「伸びるのが早すぎるドン軍曹のヒゲ」です。

ドイツの小さな町の制圧に成功し、ブラッド・ピット演じるドン軍曹とローガン・ラーマン演じるノーマンはイルマとエマという女性の部屋を訪れる場面があります。

ドン軍曹はその場面でイルマに用意させた水で綺麗に無精ヒゲを剃るのですが、その直後(おそらく約1時間後)に発生した戦闘シーンでは再び無精ヒゲが生えています。

明らかな編集ミスだと思われるこの場面について、「ヒゲが伸びるスピードが速すぎる」という指摘をする方が多かったようです。

管理人

おかしい点③|乾くのが早すぎるローマン

3つ目のおかしいところは「乾くのが早すぎるローマンについて」です。

イルマとエマの部屋で安らかな時間を過ごしドン軍曹とローマンの4人が食事をしようとした矢先に他の乗組員たち3人が現れ、女性たちに失礼な態度を取るシーンがあります。

その際に装填手のクーンアスが密造酒をノーマンにかけて、ノーマンの顔と髪が水浸しになりますが、次のシーンでは完全にノーマンの顔と髪が乾いています。

2つ目のツッコミポイント同様に編集ミスだと思われますが、「乾くのが早すぎる」「ローマンは速乾性という特殊能力を持っているのか?」という指摘をする方も多かったようです。

管理人

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映画『フューリー』で最後にドイツ兵はなぜ見逃したのか?

映画の終盤でドイツ軍が侵攻してくるであろう十字路に辿り着いたフューリー号の面々。

しかし、設置されていた地雷によってフューリー号のキャタピラー部分が破壊されてしまい、十字路で走行不能となってしまいます。

そんな中、ノーマンからの報告によって大量の武装SSがこちらに近付いていることを知ったドン軍曹はフューリー号に籠城して大量の兵士たちを迎え撃つことを決め、他の乗組員たちも軍曹とともに死を覚悟してフューリー号に乗り込みます。

そして、映画最大の見どころとも言える迫力のある死闘が繰り広げられ、大量のドイツ兵を倒していくわけですが、次々とフューリー号のメンバーも命を落としていき、最終的にはドン軍曹とノーマンの二人だけになります。

ドン軍曹はフューリー号の車内で命を落とし、ノーマンはドン軍曹に指示されたとおりに戦車の下部の脱出ハッチから逃げて、地面の穴に身を潜めて隠れますが、車体の下を覗き込んだ一人の武装SSによって発見されてしまいます。

絶体絶命かと思われましたが、ノーマンを発見したドイツ兵士はノーマンを見逃して翌朝無事に衛星隊の移送車両によって救助されます。

なぜ、ドイツ兵は敵の兵士であるノーマンを見逃したのでしょうか?

管理人

映画でその理由が明らかになることは一切ありません。また、映画オリジナルの脚本になっている(ちなみに脚本も監督のデヴィッド・エアーが兼任しています。)ため原作小説もありませんので、その理由を考察して行きます。

ドイツ兵がノーマンを見逃した理由は、フューリー号のメンバーの勇姿に感銘を受けたからだと考察出来ます

フューリー号はたった数名でありながら、何百もの武装SSに立ち向かい、善戦しドイツ軍も大量の戦死者が出ました。

命を懸けて十字路を守り抜き、侵攻を止めたフューリー号のメンバーの姿に敵でありながら感銘を受けたドイツ兵は生き残ったノーマンを見逃したのだと思います。

ナチス・ドイツ軍は独裁者であったアドルフ・ヒトラーの指導の下、老人や女性、そして小さな子供も含めた国民総動員で戦争に挑み、戦争への参加を拒否した罪のない人々に対して非人道的な行動をとっていました。

そんなナチス・ドイツ軍の中にも人の心を失わずに敵であろうとなかろうと、リスペクトを持って接する優しさを持った兵士がいたことをデヴィッド・エアー監督は描きたかったのではないでしょうか。

管理人

映画『フューリー』は実話ではなくオリジナル作品

第二次世界大戦末期の1944年、アメリカ連合軍とナチス・ドイツ軍の戦いを描いた映画『フューリー』ですが、果たして実話なのでしょうか?

また、映画に登場するフューリー号という戦車も実在したという噂があります。

果たして本当なのでしょうか?それでは詳しく解説します。

管理人

実話について

結論から言うと、映画『フューリー』は監督を務めたデヴィッド・エアー監督が脚本も兼任したオリジナルストーリーとなっているためフィクションとなっており、実話ではありません

登場人物のドン軍曹やノーマンを初めとする主要キャラクターも全てフィクションです。

海軍での勤務経験もあるデヴィッド・エアー監督は、徹底的にリアルに戦争を描くために、第二次世界大戦中に実際に使用された重戦車であるティガーⅠを撮影で使用したり、軍事アドバイザーや戦争を実際に経験した退役軍人たちからの的確なアドバイスを受けたりしました。

ディティールにこだわって映画『フューリー』を制作したため、映画を鑑賞して実話ではないかと勘違いした方がいても何らおかしいことではないと思います。

管理人

フューリー号は実在した

フューリー号については、実在しており、第二次世界大戦中にフューリーとペイントされたアメリカ軍の戦車が存在していたことが当時撮影されたであろう写真で明らかになっています。

映画のフューリー号は砲身に「fury」という文字がペイントされていましたが、実在するフューリー号は車体の側面に「fury」の文字がペイントされています。

デヴィッド・エアー監督はこのフューリー、日本語に訳すと憎悪とペイントされた戦車の写真に着想を得て映画『フューリー』を制作したと言われています。

管理人

モデルになったフューリー号と映画『フューリー』で登場するフューリー号は全く別物になっているため、当然乗組員も違いますが、もしかすると映画のようなドラマチックなストーリーが実在したフューリー号にもあったのかもしれません。

映画『フューリー』のあらすじ

以下、映画『フューリー』のあらすじです。

『フューリー』のあらすじ|フューリー号に加わった戦場未経験のノーマン

第二次世界大戦の終戦間近、ナチスドイツは国民全員を兵として動員する総力戦を指示していました。

アメリカ軍はドイツに侵攻しますが、ドイツの戦車隊に劣勢を強いられており、ドン軍曹、砲手のバイブル、装填手のクーンアス、操縦手のゴルド、そして、副操縦手のレッドの5人が乗り込むフューリー号も激しい攻撃に遭います。

副操縦手であったレッドが死亡してしまったため後任としてノーマンという若い青年が戦車隊に加わりましたが元タイピストでたった8週間訓練しただけで戦場に送られたノーマンは不安で仕方がありませんでした。

次の町へ向かう途中にノーマンは怪しげな人物を見かけますが、少年だったため警告を怠り、結果的に兵士であったその少年たちに襲撃に遭ってしまい、犠牲者が出てしまいます。

警告を怠り、少年兵を撃つことが出来なかったノーマンをドン軍曹は激しく叱責し、ナチスの武装組織SSを見かけたらすぐに撃ち殺せと命じます。

『フューリー』のあらすじ|エマとの出会い、そして、突然の別れ

ドンの指揮のもと、歩兵を戦車の後ろに隠れさせ、ドイツ軍との激しい戦闘が繰り広げられます。

戦闘に勝利したドン軍曹は捕らえられていたドイツ兵をノーマンに射殺するように命じます。

拒否するノーマンでしたが、無理やり射殺させられ、長い間戦争に身を投じている周りの兵士たちはそんなノーマンの姿を冷ややかに見つめていました。

その後、アメリカ軍は武装SSからの激しい攻撃に遭いながらも戦車で小さな町の制圧に成功します。

アパートに隠れる若い女性を目撃したドンはノーマンを連れてイルマ、エマという女性二人組が隠れていた部屋を訪れ、食料を渡す代わりに食事と水を要求します。

ノーマンはエマと親密な関係になり、平和な空気が流れ、四人が食事をしようとすると他のフューリー号のメンバーが乱暴に部屋を訪れます。

彼らがイルマとエマに対して次々と無礼な態度をとったため、ドンが彼らを怒鳴りつけますが、間もなくして出動命令が出たためノーマンとエマはお別れする事になってしまいます。

『フューリー』のあらすじ|ナチスドイツへの怒りを露わにし、兵士へと変貌を遂げるノーマン

ドイツ軍が通過するであろう十字路に向かい、侵攻を防げという命令を受けたフューリー号でしたが、直後にドイツ軍からの砲撃があったためエマは命を落としてしまい、ノーマンはナチスドイツに対して激しい憎しみを抱きます。

フューリー号を含めた3輌の戦車は十字路に向かう途中にドイツ軍の戦車の激しい攻撃に遭い、なんとか戦車を撃破するもののフューリー号以外の2輌の戦車と乗組員たちは犠牲になってしまい、フューリー号はたった1輌で十字路へと向かうことになってしまいます。

道中、武装SSに対して人間が変わったように凄まじい攻撃を与えたノーマンを乗組員たちは褒めたたえますが、辿り着いた十字路に設置されていた地雷を踏んでしまったため戦車は走行不能となってしまいます。

見張りを命じられたノーマンが数百人の武装SSが近付いていることを伝え、すぐに逃げなければならないと訴えますが、ドン軍曹はたった一人で戦車に残り十字路を守ると言い、全員戦車に乗り込むことを決めました。

ドイツ軍が着々と近づく中で、死を覚悟している五人は戦いへの準備を進めるのでした。

以上、映画『フューリー』のあらすじでした。

果たして、フューリー号のメンバーはどうなってしまうのか?

結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。

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『フューリー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『フューリー』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|激しい戦闘シーンと繊細な人物描写が魅力的な戦争映画

映画『フューリー』は第二世界大戦の終戦間近である1944年を舞台にドイツに侵攻するアメリカ連合軍の戦車・フューリー号の乗組員たちの姿を描いた戦争映画です。

メガホンをとったデヴィッド・エアー監督は海軍への入隊経験があるということで戦闘シーンでは、ナチスドイツが実際に第二次世界大戦時に使用していたティーガーⅠという戦車を使用するというこだわりっぷりで戦車好きにはたまらない作品です。

作品は、ブラッド・ピット演じるドン軍曹率いるフューリー号に戦死した副操縦手の代わりに元タイピストで戦場に行った経験の無いノーマンという若者が加わるところから大きく展開していきます。

ノーマンはたった8週間の訓練で戦場に送り込まれたという設定になっており、死体を見て嘔吐してしまうほどで、そんな姿を見てこれまで幾多の死闘を経験してきた他の乗組員たちは冷たい態度をとります。

ドイツ兵を撃つことが出来ないノーマンに対して、ドン軍曹が無理やり捕虜のドイツ兵を射殺させるシーンは非常にショッキングでした。

通常の戦争映画では躊躇なく敵兵を殺害していくシーンがよく描かれますが、敵を殺す以外に選択肢が無い戦場に送り込まれたノーマンの苦悩を描かされている点が映画『フューリー』とその他の戦争映画との大きな違いだと思います。

そんなノーマンは制圧した小さな町でドイツ人の美しい女性エマと恋に落ち、束の間の安らかな時間を過ごしますが、ドイツ軍からの砲撃に遭ってしまい、エマを失ってしまうという悲劇に見舞われてしまいます。

その直後からノーマンの表情は一変し、ナチスドイツへの怒りを露わにして戦闘に加わるようになるのですが、心優しい青年であったノーマンが人間が変わったように躊躇なくドイツ兵たちを射殺していく姿には戦争は人の身体だけでなく心までも壊してしまうという強いメッセージを感じ、胸が切なくなりました。

ノーマンを演じたのは、青春映画『ウォールフラワー』で知られるローガン・ラーマンでしたが、戦争に翻弄される繊細な感性を持った青年の姿を見事に演じています。

その後、ドイツ軍が通過するであろう十字路を守ることを命じられたアメリカ兵でしたが、アメリカ軍の戦車は次々と撃破されてしまい、フューリー号たった一輌とわずか5人の乗組員たちで数百人はいるであろうドイツ兵と戦うというクライマックスのシーンを迎えます。

この戦闘シーンの迫力は凄まじいものがあり、おびただしい数の銃撃を浴びながら勇敢に立ち向かっていくフューリー号の乗組員たちの姿が描かれます。

ですが次々と犠牲になってしまい、最終的にはノーマン一人が生還し、結果的にフューリー号の善戦のおかげでドイツ軍の侵攻が失敗に終わり、ノーマンが衛生兵の車両に乗って戦場を後にするシーンで映画は終わりを迎えます。

激しい戦闘シーンがメインの映画になっており、戦死した兵士たちの姿も大量に描かれるためグロテスクな描写が苦手な方は注意が必要ですが、戦闘シーンだけでなく主人公のローガン以外にも、鬼軍曹でありながら実は心優しい一面も持ち合わせているドン軍曹や個性豊かな乗組員たちの人物描写も魅力的な映画です。

『フューリー』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『フューリー』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「アクションだけでなく、ドラマの面でも完成度が高い作品」「最後の最後まで釘付けになってしまう圧倒的なスケールの作品」「戦車だけではなく人間の恐ろしさもしっかり描かれている」「戦争というものの無意味さ壮絶さが印象に残った」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

戦争映画でかつブラッドピットが出ているからとゆう単純な理由で見た映画でしたが、結論から言うと戦争の生々しい現実的な部分も描いている映画でした。

パッケージにドイツ軍300人に対してたった5人のアメリカ兵が立ち向かうとの内容にも魅かれました。

ブラッドピットはその5人を率いるボス役でしたが、指示が的確で仲間からも信頼されるボスでした。

ただ戦争経験がない新米兵士がドイツ兵の命を奪うシーンは強烈なインパクトがあり、「戦争はやらなければやられる」とのセリフもメッセージ性を強く感じました。

その後新米兵が戦争に適応して行く様子は人間の順応性も感じました。

途中の町でその新米兵士がキレイな女性と惹かれ合うシーンがありましたが、自分達の仲間によってその女性が殺されていたのは、戦争によって人間性まで歪んでしまった人間の性まで見たような気がしました。

ブラットピットは最後までカッコイイ役でしたが、とにかく刺激の強い映画だった事は間違いないです。

30代男性

★★★★☆星4

こういう軍隊もので、一体感の形成という展開は、米国映画は本当に上手だなぁとこの映画でも改めて思い関心させられました。

戦車部隊長のブラッド・ピットのキャラクターもとても魅力的です。

途中で、髭を剃って、サッパリと格好良くなるのもスター俳優らしく効果的でした。

そしてやはり戦車、何台かのドイツの戦車が出てきます。

映画の中でも、前方からの圧倒的な強度が描かれていて大満足でした。

若者ローガン・ラーマンが、タイプライターから、戦争の極限的状況の中で変化していくのも秀逸でした。

美しいドイツ娘アリシア・フォン・リットベルクがあっさりと航空機爆撃で命を落としてしまいました。その事も戦争の酷さを語ってると思います。

最後、隊長も含め部隊員全滅の中で、上手く隠れただ1人ローガン・ラーマンの生き残るラストも、戦争というものの無意味さ壮絶さが印象に残り好感を覚えました。

40代女性

★★★★★星5

これまで戦争映画では歩兵を主体とした作品や航空機での戦争映画を見ていたのですが、戦車にクローズアップした作品は見たことがありませんでした。

あまり戦車についても詳しくなかったのですが、この作品を見て戦車の威力や頼もしさを知るとともに地雷に対してはとても弱い点や対戦車戦に対する駆け引きなども作品でうまく描かれておりとても戦車に対して興味がわきました。

また、それぞれのキャラクターの個性も良かったですし、終盤にナチスに対して投降する考えを示したノーマンに対してウォーダディーの「頼むからやめてくれ」という言葉が投降した兵士に対する扱いがいかに残虐か垣間見えてゾッとしました。

ラストのフューリーの戦いはとても迫力があり必見だと思います。

30代男性

★★★★★星5

ブラッド・ピットが演じる戦車の隊長が格好良いのと、使命感、戦争の冷酷さも感じられる作品です。

舞台は第二次世界大戦の最中で、主人公は初めて戦場に派遣される少年兵です。

彼は、ブラッド・ピット演じる戦車隊長がいる戦車に配属されます。

はじめは人を殺すことに躊躇する彼ですが、様々なことを経験し、後半ではためらうことなく殺すようになるので、この辺りに戦場の冷酷さが感じられます。

物語の見所は2箇所で、一箇所目はドイツのティーガー戦車との戦いです。

火力と装甲を上回る相手に、味方がやられる中、挑む場面はあまり映画で見られない戦車対戦車でもあるので、緊迫感があります。

2箇所目は十字路でナチス相手に戦う場面です。

十字路で自分達だけで戦う場面は、さながら十字架に磔にされて人々のために犠牲となったキリストのようでもあり、夜間にこの十字路で孤軍奮闘する場面は、クライマックスです。

戦車1両だけの戦いで、濃密に展開されていく映画です。戦争映画が好きな方は、必見です。

30代男性

★★★★★星5

話の大筋は戦争映画にいくらでもありそうな内容ですが、場面それぞれの描き方が秀逸です。

この映画の特徴は米独の戦車の戦闘シーン。

砲弾が飛んでくる音や装甲に弾かれる音などは、実際の音を聞いたことがなくてもリアルで説得力があります。屈強なドイツ軍戦車に対して米シャーマン戦車が貧弱なことにも驚き。

また、戦車だけではなく人間の恐ろしさもしっかり描かれています。

例えば遺体の扱いがまるで物のようで目を逸らしたくなりますが、戦場ではこういうふうに扱うしかないだろうと妙に納得します。

他にも同胞から「裏切者」として吊るし首にされてる女性など凄惨なシーンが数多くあります。

戦場に以外でも人間が殺し合っていることから、戦争が多くの人を狂わすのか、狂った人間が多いから戦争が終われないのか改めて考えさせられます

50代女性

★★★★☆星4

映画『フューリー』は、圧倒的な戦車戦のシーンと、深い人間ドラマが見事に融合した作品でした。

まず、戦車の戦闘シーンは迫力満点で、臨場感があって息をのむほどでした。

戦争の残酷さや緊張感がリアルに描かれ、戦車クルーの生き様がよく伝わってきました。

主人公であるウォードデディに演じるブラッド・ピットは、カリスマ性と厳格さを持ち合わせた役柄を見事に演じ切り、彼の存在感が物語を引っ張っていました。

一方で、他のクルーたちもそれぞれのキャラクターが魅力的で、彼らの関係性や成長が感動的でした。

また、戦争の中での人間の葛藤や友情、忠誠心など、深いテーマが掘り下げられており、戦場での苦悩と希望を描いた感動的なストーリーでした。

特に、苦境に立たされながらも絆を深めていくクルーたちの姿勢に共感しました。

映画の演出や撮影も素晴らしく、戦場のリアリティと緊張感を鮮明に伝えていました。音楽も映画の雰囲気を盛り上げ、感情に寄り添っていました。

『フューリー』は、戦争映画としてだけでなく、人間ドラマとしても高い評価を受けるべき作品で、戦争の非情さと人間の強さを感じさせられました。

絶えず戦場の恐怖と向き合いながらも、希望を見出す力が描かれており、心に残る作品でした。

30代男性

★★★★☆星4

戦車がメインとも言えるような戦争映画なんですが、しっかりとしたバトルシーンがありましたのでそこだけでも一見の価値があります。

戦車戦の様子がありありと表現されているということで別に私自身そこまで戦車の戦いについて詳しいわけではないですが、息を呑む戦いというのが実によく出ていたと思います。

但し、さすがに戦争映画ではありますから、それなりにグロい表現なんかもありますので見る時にはその点を注意した方が良いかもしれないです。

そうした点も含めてもかなり面白いです。

戦争の悲惨さもしっかりと表現できてますし、戦車戦はまさに迫力のあるものですからよく表現できたな、と感心するレベルです。

ラストは考えさせられますが、悪くはないです。

20代男性

★★☆☆☆星2

『フューリー』は2014年に公開された第二次世界大戦を舞台にした映画なんですが、前半と後半ではどこか映画の内容が違っていて、私個人としては何を訴えたいのかが今一つ理解できませんでした。

というのも、前半は、戦争の悲惨さを表現するためだと思うんですが、アメリカ連合軍の戦車が破壊されて火だるまになるシーンがあったり、主人公たちが乗る戦車の乗員の銃座に座っている人物が殺害されて腕だけが残っているなどの描写があるんですが、後半になるとドイツのティーガー戦車と一騎打ちするシーンになるんですが、戦闘シーンがSF映画のようで銃弾や砲弾の色がおかしいんです。

ドイツ軍の砲弾は赤い色の砲弾になっていてブラピ達主人公の銃弾や砲弾は緑に見えるなどまるで色分けされた銃弾が飛び交っていてどうにも迫力に欠けました

多分ですが、どちらが撃ち込んでいる銃弾であるかを判別するためにあえて色分けという方法で銃弾に色を塗ったんだと思いますが、あれは戦争映画においては不要でラストについても空軍のパイロットが撃墜され、ドイツ軍の捕虜になり終わりですから、戦争は継続していて、戦争終了までを描いてないので微妙と言わざるを得ないです。

何を訴えたいかが今ひとつわからない映画でした。

40代男性

*映画『フューリー』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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