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『ビバリウム』の考察。子供の正体、トムの死因、ジェマの死因について解説します。

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2021年3月12日、日本公開の映画『ビバリウム』。

謎の不動産会社の男に案内され、整然とした郊外住宅地を訪れたトムとジェマのカップルは、内覧を終えた途端、同じ景色が延々と続く街から抜け出せなくなってしまいます。

やがて玄関前に置かれていたのは赤ん坊と、「この子を育て上げれば解放される」というメモ書き。

信じるしかない状況の中、急速に成長する子どもを育てることになった二人が次第に正常さを失っていく異色のSFスリラーです。

映画『ビバリウム』鑑賞後は、明確な説明がないまま終わるラストとなっていて、こんな疑問が残りますよね。

気になる疑問点

  • あの子供の正体は何だったのか?
  • トムとジェマはなぜ命を落としたのか?

検索してこのページに辿り着いた方の多くも、物語の意味や結末について消化しきれない疑問を抱いたはずです。

そこで、こう言った点を考察して解説していきます。

徹底考察&解説

  • 子供の正体とヨンダーの仕組み
  • トムとジェマの死因と、その過程に込められたメッセージ

この2点を軸に、『ビバリウム』が何を描こうとした作品なのかを整理していきます。

単なるホラーやバッドエンド映画として片付けるのではなく、子供の正体や二人の結末を手がかりに、物語の構造を考察していきます。

子供の正体とヨンダーの仕組み|閉じられた世界を考察

謎の不動産会社の営業マーティンによって案内されたヨンダーという分譲地から抜け出せなくなり、生活することを余儀なくされたジェマとトムという二人のカップルの悲劇をスタイリッシュな映像で描いたホラー作品『ビバリウム』。

二人は、玄関前に置かれた赤ん坊を育て上げれば解放されるというメモ書きを信じて、急速なスピードで成長を遂げる子どもを育てることとなりますが、子供の正体は一体何なのでしょうか?

考察していきたいと思います。

地球に現れた宇宙人

謎の子どもの正体は、地球外生命体=宇宙人であると考察できます。

映画の冒頭で他の鳥の巣に卵を産み、雛を育ててもらうというカッコウの習性である托卵について描かれますが、これはヨンダーという作られた巣の中で人間たちに子どもを育ててもらうという宇宙人たちについて示唆していると考えられます。

ジェマの職場の近くで落とされた雛を埋めていた時はまさか自分たちが同じような運命を辿るとは思っても見なかったと思います。

カッコウには、仮親たちが不審に思った際にタカの鳴きまねをして恐怖心を与え、うやむやにするという習性があるようで、子供が叫んだのも、ジェマとトムを気を逸らすためだったのではないかと思われます。

子供を大人になるまで育て上げたにも関わらず、元の世界に戻るという希望が叶えられることはありませんでしたが、二人が赤ん坊について愛情を持って育て上げていたら、もしかすると、結果は違っていたのかもしれません。

彼らがなぜこのような行為を行っているのかについては、映画で明言されることはなく、謎が謎のまま映画は終わってしまいます。

管理人

タイトルの『ビバリウム』は、自然の生息環境を真似して建設された飼育場のことを言いますが、ヨンダーは宇宙人たちが人間の生息環境を見様見真似で真似して建設したビバリウムであると言えるでしょう。

赤ん坊は成長した後、新たなターゲットを不動産屋で見つけて、ヨンダーへ送る。

そして、ヨンダーで新たな赤ん坊が成長した後は、ターゲットを処分。

不動産屋に戻り、新たなターゲットを見つけるという循環の中で人間の習性を学び、ゆくゆくは征服しようと考えているのかもしれません。

全てが謎のまま、終わってしまうことについては公開当時賛否両論が別れてしまったようですが、考察のしがいがある作品になっていると思いますので、自分なりの答えを考えてみても良いかもしれません。

トムとジェマの死因

ヨンダーという謎のビバリウムによって、囲われ、元の世界に戻ることが出来なくなってしまった主人公のトムとジェマ。

赤ん坊を育て上げれば解放されるという約束を信じ、生活を行いますが、結局その約束が守られることはなく、二人は命を落としてしまいます。

なぜ、二人は死んでしまったのでしょうか?

二人の死因について考察していきたいと思います。

トムの死因

トムの死因についてですが、長期間土を掘り返すという作業を延々と繰り返していたことから、土壌菌に感染し、重病を患ってしまったことが原因であると考えられます。

細菌によって、肺を患い、食べることすらままならなくなったトムは、ひとひらの希望を信じてひたすらに穴を掘っていましたが、そこで人間の死体を見つけ、自分たちの未来を知ってしまい、完全に希望が絶たれてしまったことから絶望し、病状が悪化。

そのまま死に至ってしまったという説が濃厚です。

それかヨンダーに届けられていた無味の食べ物の中に人間を徐々に衰弱させていく毒が混入されていたという説も考えられます。

ジェマの死因

ジェマの死因については、極度の疲労や精神的な絶望によって衰弱死したと考えられます。

ジェマは日々子育てのストレスを抱え、その上でジェマとの関係も悪化するなど精神的に参っていたようにも見受けられました。

その上で配給される食事に関しても、栄養に偏りがあり、慢性的な疲労と精神的な疲労が蓄積し、その中でトムが死亡したことにより、希望が絶たれてしまい、急激に衰弱が進行し、死に至ったと考えられます。

関係が悪くなってしまった恋人と二人の言う事を真似て奇声を発する子どもとずっと一緒に生活をしていたら、精神的におおかしくなってしまうというのも無理ないことだと思います。

そして、子育てという役目を完了した途端に排除されてしまうヨンダーという場所の恐ろしさを感じてしまいます。

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本ページの情報は2025年3月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

『ビバリウム』のあらすじ

(以下、映画『ビバリウム』のあらすじです。)

『ビバリウム』のあらすじ|怪しげな分譲地ヨンダーに案内されるジェマとトム

保育士のジェマと恋人で庭師のトムは、家探しに奮闘していました。

ある日の仕事終わりに不動産屋を訪れた二人は、マーティンという営業マンに勧められるがままヨンダーという新規分譲地を案内されることとなります。

ヨンダーでは、広大な土地が規則的に区画分けされ、全く同じ建物が何軒も建ち並んでいました。

誰一人住んでいない不気味な状況を不審に思った二人は帰ろうとしますが、マーティンは姿を消しており、乗って来た車でその場を後にしようとするものの、出口は見つからず同じ場所をぐるぐると回っているだけだとい気付きます。

ガソリンが切れてしまったことからヨンダーに宿泊することとなりますが、翌日になっても出口は見つからず同じ9番の家に戻ってきてしまいます。

『ビバリウム』のあらすじ|ヨンダーで子育てをすることになってしまった二人

火災を起こし家が全焼すれば誰かがやってくるだろうという期待から家を燃やして車で宿泊した二人でしたが、目覚めると何事も無かったように再建されていました。

9番の家の玄関に荷物が届けられ、中には生まれたばかりの赤ん坊がおり、この子を育て上げれば解放されるというメモ書きがあったことから二人はヨンダーで子育てをすることになってしまうのでした。

赤ん坊は凄まじいスピードで成長をしていき、100日が経とう頃には小学生くらいの姿になっていました。

時折奇声をあげながら、二人の言葉を真似し監視するような姿に二人はストレスが溜まっていくようになります。

トムは目的のない生活に限界を感じており、ひたすらに庭に穴を掘る事によって毎日をやり過ごすようになります。

『ビバリウム』のあらすじ|解放されないまま、死亡してしまうトム

ある日、元の世界が恋しくなった二人はカーステレオから音楽を流し、車のヘッドライトを点灯させながら踊りますが、子どもが乱入したことから楽しい雰囲気は台無しになり、ストレスが爆発したトムは子どもを車に閉じ込めようとします。

「死ねば誰かが来るかもしれない」、そんな異常な考えを持つトムでしたが、ジェマが子どもを救出し、その日以来から二人の関係はすれ違っていくようになります。

それから月日が経ち、子どもは青年のような姿となり、トムは未だに穴を掘り続けていましたが、病を患い死んでしまいます。

無表情に遺体を袋に入れて、トムが掘った穴に埋葬する青年。

自分の行く末を垣間見たジェマは、ツルハシで青年に殴りかかるのでした。

以上、映画『ビバリウム』のあらすじでした。

果たして、ジェマの運命は?

結末が気になる方はぜひ実際に映画を観てみて下さい。

『ビバリウム』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

(以下、映画『ビバリウム』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)

感想評価(※ネタバレ有)|極限状態になっていく人間の姿を描いた謎の分譲地ヨンダを舞台にしたホラー映画

映画『ビバリウム』は、怪しげな不動産屋に案内された不気味な分譲地であるヨンダーという住宅地から抜け出せなくなり、生活することを余儀なくされてしまったカップルの姿を描いたホラー作品となっています。

『ビバリウム』とは、人工的に作られた動物の飼育場のことを意味しており、何者かによって人工的に作られたであろう分譲地ヨンダーに閉じ込められたまま、託された赤ん坊を育てることになってしまった二人の極限の精神状態が描かれていきます。

アイルランド、デンマーク、ベルギーの合作映画ということでアメリカのホラー映画とは違うどこかスタイリッシュな映像とセンスの良い音楽が印象的です。

また、北欧カラーとも言うべきおしゃれなカラーリングで規則正しく区画分けされた分譲地ヨンダーは、無機質で不気味でありながらも、どこか洗練された印象を受けます。

そんなヨンダーで生活をすることになったのは、イモージェン・プーツ演じるジェマと『ソーシャル・ネットワーク』や『ゾンビランド』などのヒット作で知られるジェシー・アイゼンバーグ演じるトムのカップル二人です。

仲睦まじく家探しをしていた序盤のムードから一転し、抜け出すことのできない隔離された生活の中でどんどんと関係が悪化していくカップルの姿を熱演しています。

二人は赤ん坊を育て上げれば解放されるというメモ書きを信じて、成長スピードが早く、明らかに普通の人間ではない赤ん坊を育てることになっていきます。

まるで監視するようにずっと見つめ、言葉を真似し、奇声をあげる子どもにどんどんとストレスを溜めていく二人。

憎しみを募らせ、車に閉じ込めて殺害しようとするトム。

対して、子どもへの愛情に似た感情を捨てることが出来ず、子どもを救出してしまうジェマ。

二人のすれ違いが後半にかけてどんどんと広がっていきます。

映画の終盤ではトムが死亡し、残されたジェマが青年に成長した子供をツルハシによって攻撃しますが、結局青年を倒すことは出来ず、ヨンダーを訪れた人々は子育てを終えれば始末される運命にあることを知り、ジェマも衰弱死してしまう救いようのない展開となります。

青年へと成長した子どもがジェマを処分し、二人が訪れていた不動産屋の営業として店舗に立ち、新たなターゲットを迎えるというバッドエンドで映画は締めくくられます。

ヨンダーの目的が何なのか?

そして、赤ん坊は一体何者なのか?

そのあたりの謎が一切解明されないまま終わってしまうためモヤモヤしてしまう部分も多くあります。

しかしながら、終始息が詰まるような生活を送る極限状態の人間を見事に表現しており、新鮮な衝撃をくれるホラー作品に仕上がっていると感じます。

『ビバリウム』のみんなの口コミ評判レビュー

★★★★★星5

あまり見る機会がないアイルランドの映画、そしてホラー作品でしたが、かなり自分好みでした。

主人公たちを襲う犯人も怪物も出てきませんが、主人公も見る側も訳が分からないまま、選択の余地のない状況に追い込まれ、これはどういう事態で、何故こうなってしまったのか、結局分からずじまいでした。

冒頭のカッコウの映像が謎解きのヒントかと思いましたが、主人公ふたりが謎に満ちた子どもと共生することになってしまい、本来なら生まれたかもしれない本当の子どもの代わりということかなくらいしか思い浮かびませんでした。

不動産屋のマーティンも、ヨンダーの新興住宅地も、急成長する子どもも、亡くなった人の葬り方も不気味なのに、どこか美しさがあり、主人公たちは悲惨なのに、何だかユーモラスでした。

謎しかない映画ですが、きっと度々、見返すと思います。

50代女性

★★★★☆星4

過去にも同じジャンルの映画は数多く存在してると思われますが、日常的な風景をここまで不気味にした映画は思い当たりません。

のっけから映画の世界観に引きずりこまれ、感覚的に精神支配そんな言葉がぴったりです。

ドキドキと言うより永遠とザワザワを感じ続ける映画です。

あの無限に続く住宅街の不気味さは圧倒的なものがあり、主人公の絶望感が自身の息苦しさとなって降りかかってきます。

何より子供、声も仕草も表情も無機質と言うか人間であって人間ではないそんな存在が、映画の狂気を決定づけている気がします。

あの彼がホラー映画で言う怪物と同等の存在、いやそれ以上の存在として観る者の神経を削っていく気がします。

答えのない問?をもらった映画を見終えた後の率直な感想はこの言葉につきます。

不快感を覚えるか、深く突き刺さるか、好みは分かれると思いますが、ここまで強烈な体験を出来る映画は貴重かなと感じました。

40代男性

★★★☆☆星3

映画『ビバリウム』は、非常に難解で人を選ぶ映画でした。

基本的には人の精神を逆なでするようなホラー映画です。

伏線はちりばめられていますが、最終的に敵を打ち倒すとか、何をして、どうなってこうなったのかというようなものははっきりと提示されません。

しかし、そういうものだと思ってみれば評判ほどはそう悪くはない映画だったと思います。

ホラー映画、というよりもホラー映像と思った方が良いかもしれません。

内容がシュールで人を選びますし、分かりやすく敵を倒したり、ひどい目に遭ったりするような映画でもなく、あまりすっきりはしないので、友達を誘えないのですが、一人だったらまた地上波、あるいは動画配信サービスに来た時にもう一度見ても良いかなという出来でした。

30代女性

*映画『ビバリウム』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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