『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の主役やキルモンガーの登場について解説!あらすじネタバレや感想評価も
2022年11月11日公開の映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』。
MCU初の黒人スーパーヒーローであり、アフリカに存在するワカンダという国を舞台にした、ヒーロー映画です。
前作で主人公を演じていたチャドウィック・ボーズマンが亡くなったことにより、主役の2代目のブラックパンサーは誰になるのかとも注目が集まっていました。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は単なるヒーロー映画と形容することが出来ないほどの、奥深い内容となっており作品の上映時間も160分と異例の長さにもなりました。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の口コミ評判レビューには、
- 新ヒーローの登場ではなくヒーロー交代という展開
- アクション要素は非常に見応えがあった
- ストーリ展開はちょっと無理矢理感が否めない
- 最大のインパクトがどこなのかパッとしなかった
- 終わりも中途半端
- アクションシーンは前作以上の満足感
- 上映時間はかなり長めが楽しめた
- ちょっと重かったけど作品としては面白かった
という声が多数集まっています。
- 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の新たな主役はシュリ
- 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のキルモンガー登場の噂
- 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の続編・エンドロール後についても解説
- 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ
- 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の感想評価
- 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
ブラックパンサー|ワカンダ・フォーエバーの新たな主役はシュリについて解説
数あるヒーロー作品を輩出したMCUのフェーズ4の最後を飾る作品として、また前作『ブラックパンサー』の続編として注目を集めていた映画『ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー』。
公開前から注目されてた理由は、他にもあり主演であるチャドウィック・ボーズマンが急逝したためシナリオも変更され、ブラックパンサーは一体誰がなるのか?と議論されていました。
管理人
そして、『ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー』メインビジュアルが公開されるとセンターには凛々しい表情のシュリが配置されていました。
そしてシュリを取り囲むように、オコエやシュリとティ・チャラの母であるラモンダがいました。
結果、噂通り前作主人公であるティ・チャラ亡き後、主役は妹であるシュリの内容となっていました。ワカンダフォーエバーは、冒頭ティ・チャラの死、そして葬式と物語は進みます。
鎮痛の面持ちで式に葬列するラモンダとシュリ。
新しいティ・チャラの映像はありませんが出演者や画面から伝わる悲しみがティ・チャラの存在を感じさせます。
物語はシュリをメインに進みますが、序盤はラモンダの夫、子を失ってもなお女王としての責務を全うする姿、母としてシュリを心配する姿からシュリだけでなくラモンダの物語としても観ることができます。
管理人
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を鑑賞すると、序盤のティ・チャラの葬式から感じる王の余韻、そしてブラックパンサーとして覚醒しながらもワカンダを守る守護神として、ヒーローとして苦悩し、逡巡しながらも復讐を選択しなかったシュリの決断。
そんな重いものを感じました。
確かに主役はシュリなのですが、新たな「ブラックパンサー」の誕生までの物語だと感じました。
管理人
前作『ブラックパンサー』もティ・チャラが王として、ヒーローとして成長していくのを追っていたように、シュリが科学者ではなく、一人のヒーローとして覚醒する物語を描いていた映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』。
フェーズ4を終えたブラックパンサーは、また再び戻ってくると予告で告げられていました。ブラックパンサー|ワカンダフォーエバーにキルモンガーの再登場
『ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー』に、前作ヴィランとして人気のあるキャラクター、キルモンガーが登場すると噂がありました。
そこで、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を鑑賞し一体どうだったのか、解説をしていきます。
まず、前作『ブラックパンサー』にて、キルモンガーはヴィランでありティ・チャラの従兄にあたります。
管理人
キルモンガーは、ティ・チャラと同じく青いハーブを使い、ブラックパンサーの力を継承すると、自分以外の継承者が出ない様青いハーブを燃やしてしまいます。
キルモンガーは、自分の父を死に追いやったティ・チャラの父を恨んでおりワカンダへの復讐に燃えていました。
そして、ティ・チャラとの最終決戦を経て、戦いに敗れ潔く死を選びました。
ヴィランでありながら、その生き様に熱狂するファンも多く根強い人気のあるキャラクターです。
管理人
間違いなく亡くなったと思われたキルモンガーですが、うわさ通り彼の登場はありました。
それは、意外な形であるシュリのブラックパンサーの継承の際に彼は現れます。
祖先たちとの再会を予想していたシュリはキルモンガーが現れたことに驚愕し、否定しますがキルモンガーは笑いました。
そして、シュリに対し「兄のように気高く生きるか、俺のように仕事を果たすか」選択を強います。
シュリは、力を欲したのはワカンダのためというよりも復讐心のためでした。
このことから、キルモンガーは『ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー』に登場し、本編にも深く関係していることがわかります。
ブラックパンサー|ワカンダフォーエバーの続編は?エンドロールでティ・チャラの息子が登場
MCU作品ではおなじみのエンドロールについてです。
『ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー』についても例外はなく、本編終了後の追加映像がありました。
このエンドロール後の映像には、本編とさらにMCUの今後の作品について重要な内容が流れることでファンには知られています。
見逃せない映像ですよね。
管理人
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のエンドロールでは、亡き兄ティ・チャラの元恋人であるナキアをシュリが訪ねる場面で始まりました。
戦いが終わり、王としての継承の儀式も欠席したシュリはナキアがクラス配置を訪れます。
ナキアを待っているとそこにはシュリが予想にしていなかった出会いがありました。
ナキアは一人の小さな男の子を連れていました。
そして、シュリに対して紹介します。
彼はティ・チャラ/トューサンと自己紹介をします。
管理人
ナキアはティ・チャラとの約束で、息子の誕生をワカンダには秘密にし、葬儀にも参列しなかったことを告げます。
更に母であるラモンダは、ティ・チャラの息子の存在を知っていたと知り、シュリは目を潤ませます。
ブラックパンサーの正当な継承者でもあり、新たな王として今後を期待するような内容でエンドロールは終わります。
そして、ブラックパンサーは戻ってくるとの文字が続きました。
キルモンガーのブラックパンサーを継承したシュリと、子どもながら王である・ティ・チャラの息子として継承権のある新たなブラックパンサーの誕生。
どちらのブラックパンサーのことなのか、わかりませんが、ワカンダの物語はフェーズ5に移った後も、再び観られることがわかりました。
管理人
今後も続報を待ちながら、次回作を期待したいと思います。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ
(以下、映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のあらすじです。)
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ|王の死
アフリカの秘境にあるワカンダという国で、若き国王の妹シュリは思いつめた表情で研究に勤しんでいました。
その研究対象は、代々ワカンダの国王が継承するブラックパンサーになるための花ハーブです。
現国王は瀕死の状態でした。
シュリは兄のために必死にハーブの復元の研究をしますが、母である女王が悲報を告げます。
王であるティ・チャラの死です。
悲しみに暮れる間もなく、王の葬式は厳かに行われ、シュリはブラックパンサーの仮面を抱え兄の死をいたみました。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ|ヴィブラニウムをめぐる戦い
ティ・チャラの死から一年が経ち、後継者をたてていないワカンダは母であるラモンダが王に代わり政治を動かしていました。
ワカンダはヴィブラニウムを独占していると他国からヴィブラニウムをよこせと求められていました。
一方、シュリは一年が経とうとしてもなお兄の死から立ち直れずにいました。
ヴィブラニウムを求めて、ワカンダ以外からもヴィブラニウムの反応を発見したとCIAの船がその場に向かいます。
ヴィブラニウム探知機が示したのは広大な海の中でした。
しかし、調査を進めたものの何者かの襲撃に会い船員から応答がなくなります。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ|死との葛藤
兄を失いラボにこもりきり、喪失感に悩むシュリを、ラモンダは心配し海岸へと連れ出します。
そこで、ティ・チャラが着ていた衣装を燃やし別れの儀式を行おうとします。
しかし、シュリは儀式を拒否し「世界を燃やしたい」と吐露します。
その時海から、青い肌をした奇妙な民族衣装を着た男が姿を現します。
彼の踝には小さな羽が生えていました。
以上、「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のあらすじでした。
果たして、この男の正体とは?
この続きを知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。
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『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|ブラックパンサーの継承
前作、『ブラックパンサー』の続編でありながら主演が異なるという異例の作品となった『ブラックパンサー ワカンダフォーエバー』。
MCU初の黒人スーパーヒーローであり、アフリカに存在するワカンダという国を舞台にした、ヒーロー映画です。
その内容は他のMCU作品から一線を画し、王の成長物語でもあり、家族愛にもフォーカスした作品です。
管理人
単なるヒーロー映画と形容することが出来ないほどの、奥深い内容となっています。
作品の上映時間も160分と異例の長さであったことも、ファンを脅かせました。
しかし、鑑賞してみるとその長さを感じさせないほどの映像美、迫力のあるアクションです。
そして、前作の主人公がなくなっているという喪失感を伴った重厚感のあるストーリーに、すぐに画面に釘付けになりました。
管理人
シュリ達の目の前に現れた青い肌の男は、海底に帝国を築くタロカン帝国のネイモアでした。
彼は、自分たちが保有するヴィブラニウム探知機を発明した者を探してワカンダへと訪れたのです。
彼の登場に、シュリ達は驚きます。
ヴィブラニウムを発明した者によって、タロカン帝国はCIAなど他国から存続を知られかねない状況になり、危機に陥っていると言います。
シュリ達は親衛隊隊長のオコエと共に、発明者を探しに出ました。
そして、発明者を見つけます。
正体は、工科大学に通う天才少女リリ・ウィリアムズでした。
シュリは彼女の才能を守ろうと匿いますが、タロカン帝国の追っ手により逆に連れ去られてしまいます。
管理人
ワカンダとタロカンの関係性が…
そこで、シュリは王として振る舞うネイモアの姿を目にし、タロカン帝国の海の中で発達した文化に共鳴します。
シュリはネイモアから「共に世界を燃やそう」と誘われます。
ヴィブラニウムを手にしたことで独自の文明の発展を遂げ、急成長したワカンダとタロカン。
似通った点のある両国の状況の中での、ネイモアの誘いにシュリは揺れます。
ですが、ティ・チャラの元恋人であり敏腕スパイであったナキアの協力により、リリとシュリは救出されます。
そんなさなか、タロカンの追っ手が救出劇により傷を負い亡くなります。
激昂するネイモアは、ワカンダを襲撃することを決意します。
シュリの想定外の事態とはいえ、タロカンとの中に大きな亀裂が入ってしまいます。
ネイモアはワカンダを襲い、なんとその襲撃によりラモンダが亡くなります。
タロカンから持ち帰った海藻と、研究していた技術を使い遂にシュリは、ブラックパンサーを継承するためのハーブの復元に成功します。
キルモンガーが登場して鑑賞者も困惑
そのハーブを使い、シュリは継承者への証の先祖の記憶を見ます。
そこには、キルモンガーがいました。
同じ復讐心を抱いたままブラックパンサーとなったキルモンガーは、シュリをたきつけます。
そして、シュリは兄でなく、キルモンガーのブラックパンサーを継承してしまいます。
管理人
復讐心に燃えながら、ネイモアと直接対決をするシュリ。
激しい戦闘を通して、彼女は身体を貫かれるなど重傷を負いますが、なんとかネイモアを追い詰めます。
ネイモアの息の根を止めようとした刹那、シュリの頭の中に母であるラモンダの声が響きます。
我に返ったシュリは、ネイモアにとどめをささずに終わりました。
タロカンとの戦いは終わり、シュリはブラックパンサーを継承して物語は終わります。
亡くした物が多いシュリが最後どのような選択をするのか気になりましたが、科学者である彼女が古き良き伝統に囚われず、ブラックパンサーの継承の儀式に出席しなかったのは、とても彼女らしいなと思いました。
管理人
全編喪失感で満ちた物語でしたが、最後は復讐ではなく民を案じ許すことを選択したことが彼女の成長が現れた瞬間であり、本当の意味でヒーローとなった瞬間を見られてとても感動的でした。
海の中に存在するタロカン国の映像美も圧巻でしたが、前作とは異なりオコエ達もスーツに身を包み戦闘に参加したのも新たな展開でとてもワクワクしました。
最後はさらなる続編を期待するような終わりであったため、シュリ達そしてワカンダ国が今後どうなるのか。
続報に注目していきたいと思います。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のみんなの口コミ評判レビュー
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「キャラの多さや世界観の複雑さに追いかけるのに苦労した」「とにかく前に向かって進むところがよかった」「最後、チャラの息子の存在にも泣かされた」「シュリの闇落ちから回復する心理描写が短すぎると感じた」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
チャドウィック・ボーズマンが亡くなってしまい一時はどうなる事かと思いましたが、妹のシュリをメインとした脚本で作られました。
一言で言えば「ティ・チャラとチャドウィック・ボーズマンを弔い、悲しみを物語のキャラクターもキャスト・スタッフも観客も共に乗り越える」映画でした。
現実で起きた事と物語の内容をリンクさせる事はリスキーだったと思いますが、丁寧に描いた事で制作陣も観客も前に進める気がしました。
ティ・チャラとナキアの間に子供が生まれていた事も、自然と前を向ける「希望」となってくれたと思います。
それ以外に関しては、この先シュリをメインに「ブラックパンサー」シリーズをやっていくのはちょっと難しいのではないかと感じました。
彼女は脇役で輝くキャラだと思いますし、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でも成長したとはいえまだ一国の王として頼りない気がします。
次回作でもっと成長した、魅力的な女王になってほしいです。
30代女性
★★★★★星5
前作が非常に良くて気に入った作品だったので、主役が病で亡くなり、前作の画像が出てきたら泣いちゃうかな~と思って観にいったら、恒例のMARVELロゴ登場の部分で、ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンの映像が流れてきて、やはり涙が流れてしまいました。
周囲の席でも鼻をすする音がしてきました。
ストーリーの良かった点は、王国ワカンダは独自性が強く何となく排斥的な印象でしたが、今回の主人公、ブラックパンサーの妹のシュリはタロカンに連行された時に、タロカンの民族に素敵な国だと言っていたり、戦いの最後でタロカンの存在は秘密にして口外にしないと言い、排除、否定がなく意外と柔軟な部分があり、今の時代に批判されない内容にもなっており良いと感じました。
印象に残っているのは、怒ったネイモアが、地上に出てワカンダの宮殿に突入し攻撃をして、ラモンダとナキアが水中に沈み、意識を失い、ワカンダの仲間らが人工呼吸で蘇生を試みている所に泣き叫びながら、向かおうとするシュリをなだめて抑えるシーン、その後ナキアは水を吹き意識を取り戻すが、ラモンダはそのまま意識が戻らずに死去し、更にシュリが泣き叫ぶシーンまでがスピーディーかつインパクトがありました。
エンドロール後の演出を見ると、次回作もあるようなので、公開される日を楽しみにしています。
40代男性
★★★☆☆星3
かなり長尺の映画。
前作の主人公、ブラックパンサーを演じていたチャドウィックボーズマン氏が病気で死去。
それを踏まえて映画の中でも冒頭で主人公が病死したことになっていました。
そういうわけで序盤は白い衣装を着た国民が国王を国葬していくわけですが、棺桶が天空に上昇していく場面で千人ぐらいの国民が一斉に見上げる画になっていて非常に豪華でした。
アクション要素は非常に見応えがありました。
ストーリ展開はちょっと無理矢理感が否めない所があり、最大のインパクトがどこなのかパッとしなかったし、終わりも中途半端に「あとは頼んだ」って感じでどうにもできる内容で終わっていたのが残念でした。
お馴染みのマーベルスタジオのロゴ、いつもは様々なヒーローが映し出されているところが今回は全てブラックパンサーの名場面だけで構成されてされていてよかったです。
20代男性
★★★★☆星4
主演のチャドウィック・ボーズマンの死後、代役は立たずに撮影したという記事を読んでいたため、ブラックパンサーは消滅したのか、ワカンダはどうなるのか、なかなか想像がつかないまま観に行きました。
冒頭、一見マーベル作品とはわからないような葬儀シーンはとても悲しみに包まれていて、ブラックパンサーはもういないんだと現実を突きつけられたような感じでした。
その後も核心をつくようなストーリー展開がなく、不安を抱えたまま進んでいきました。
今回主人公となった王女のやるせなさも苦しかったです。しかし、新キャラと海中の帝国はとても魅力的でした。
ただ美しいのではなく、本当にそこで生活しているのがわかるような気がしました。
ワカンダといい海中の帝国といい、正直私の想像を超える世界観が渋滞しているのに、なぜか素直に入り込めました。
現実世界の多様性と、それを互いに認められない人間を表しているようで深かったです。
新ヒーローの登場ではなくヒーロー交代という展開、そして新しい世界のキャラクターと、キャラの多さや世界観の複雑さに追いかけるのに苦労しましたが、とにかく前に向かって進むところがよかったです。
最後、チャラの息子の存在にも泣かされました。
今後マーベルシリーズにどう介入していくのか気になるところです。
20代女性
★★★★☆星4
ブラックパンサーは前作がとても面白かったので映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』も期待して見に行きました。
上映時間はかなり長めでしたが退屈することなく、かなり楽しめました。
良かった点としては、一つ目は映画の雰囲気です。
前作からあった、世界最先端の技術を有していながら民族的な文化が多く反映された世界観。
他のMCU作品にはないような、あの独特な世界観から作られる映画の雰囲気は前作同様とても洗練されていて魅力的でした。
また、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』から登場した海の帝国の描写も非常に美しかったです。
二つ目はアクションシーンです。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でも前作のようなカーチェイスシーンがあるのですが、前作と違い、バイクもでてきたりやアイアンハートが空を飛んだりとよりパワーアップしたものとなっており前作以上の満足感でした。
ネイモアの空中での戦闘もスタイリッシュでとてもかっこよかったです。
残念だった点としては、シュリの闇落ちから回復する心理描写が短すぎると感じました。
ネイモアにとどめを刺そうとする直前の回想で急に考えが変わるのは、少し説得力に欠けるように思ってしまいました。
エンドクレジット後のティ・チャラの息子の登場は「次回作で使いますよ」感が強かったので、代わりに映画終盤でのシュリの考えを変えるきっかけとして使えばよかったのでは?
そうすればシュリの心理描写に厚みが出たし、もっと自然にティ・チャラの息子を登場させることができたと思います。
かなり重要なところであっただけにもったいないなと感じました。
少し不満な点はあったものの、チャドウィック・ボーズマンの追悼の意味も込められた映画ということもあり、とても心に残る映画でした。
かなり涙もろいほうなので映画を見ながら泣いてしまいました。
全体的な満足感はかなり高かったです。
20代男性
★★★★☆星4
前作からの流れで登場人物が感情を引きずっているというのが単品でこの作品を考える際にネックなる要素になっているとは思います。
リアルの政治情勢とリンクさせてしまっているのが作品の暗さをより加速させているので結構見る人を選ぶのではないかと思います。
終始、暗いです。それは物語的にもそうなのですが画面が暗いです。
そこで物語全体の雰囲気を醸し出そうとしているのかもしれませんが、見ている側としてはややきつい要素もありましたから、そこはマイナス点でした。
しかし、話の流れとか立ち直るシーン、ラストは感動的ではありますから、十分に王道的なブラックストーリーという気はします。
30代男性
★★★★★星5
現実と物語がリンクしちゃってるのでちょっと重かったけど、作品としては面白かったです。
ワカンダの混乱っぷり、圧倒的なタロカンの描き方はとてもいいなと思いました。
主演が亡くなった事情もあるけど前作のブラックパンサーのいいところをしっかり継承されてました。
でも今回はシリアスな場面が多く割と暗い内容になっています。
これは誰もが求めるヒーローの映画ではなく、死者を弔い愛する人の居ない新しい世界に目を向けるための物語であり。
観客である私たちが苦しみと向き合う時でもあるものだと感じました。
音楽と映像に関しては流石の一言に尽きます。
どこの描写を見ても製作陣の映画に対する丁寧な仕事ぶりを理解することができました。
いい映画でもう一回みたいと素直に思える映画でした。
20代男性
★★★☆☆星3
チャドウィックボーズマンが主演を務めた前作から4年、待望の続編です。
大方の予想通り妹が主役になり周りの付き人や助っ人などほぼ女性ばかりが戦う作品でした。
ところどころチャドウィックの回想シーンが入りいかに偉大な王だったかというのがこれでもかというほど描かれています。
しかし、そのせいでこの作品で実際に戦う女性たちがなにか迫力不足というか物足りなさを感じてしまいました。
全体的なストーリーもチャドウィックに捧げるレクイエム的な内容になっており、やはりチャドウィックは素晴らしい役者だったんだなと思い知らされました。
最後の最後まで兄との繋がりを出してきて続編があるような終わり方でしたが、この出来なら続編は厳しいんじゃないでしょうか。
30代男性
*映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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