映画E.T.の名シーン5つと37年後を描く続編の内容を解説。あらすじ、ネタバレ含む感想評価、子役たちのその後。

1982年12月4日、日本公開の映画『E.T.』。
スティーブン・スピルバーグ監督の最高傑作とも呼ばれる今作は興行収入3億ドルと、公開当時の最大の興行収入を記録しました。
日本でも前売り券やパンフレットの売上は記録的なものであり、映画『E.T.』で空を飛んだBMX自転車は日本の会社の製品で話題にもなりました。
映画『E.T.』の意味は「Extra-Terrestrial」の略で地球外生命体という意味です。
甲羅のない亀をイメージにETの姿は作り上げられたものとなっています。
管理人
- 映画「E.T.」の名シーン・名言!自転車・指など
- 映画『E.T.』の続編・37年後の内容、子役のその後
- 映画『E.T.』のあらすじ
- 映画『E.T.』のネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
目次
映画「E.T.」の名シーン・名言5つ!印象的な自転車/指といった言葉
映画『E.T.』では記憶に残る名シーン・名言が多いですよね。
最も思い浮かべられるものと言えば、ETと指を合わせるものではないでしょうか。
ポスターなどでよく見かけるので印象深いところではあるのですが、劇中ではETと指を合わせるシーンはありません。ポスターでの印象が強すぎて、実際にあったシーンと思い込んでしまうところですね。
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ETの名シーンとして思い浮かべられる、指を合わせるシーンですが、劇中では指を合わせるシーンはありません。
ポスターの印象から、実際にあった名シーンとして勘違いしてしまうところですね。#ET#金曜ロードショー#映画 pic.twitter.com/PCohgQQOUI
— 映画好き男子🎬シネマヒッツ (@cinema_hitsTV) September 30, 2020
名シーン・名言①I’ll… be… right… here
当メディアの集めたアンケートの中で、一番多かった名シーン・名言です。
ETとエリオットが別れるラストシーンです。
・別れが辛いE.T.とエリオットだが、心はつながっている。E.T.のつたない言葉が視聴者の心を掴む名場面だと思います。
・個人的にはエリオットの「僕はここに残る」と、ETとの決別をするセリフとのセットで最高な名言になると思います。昔のゆにUSJのETライドにてこのセリフは使われているほど有名な名言です。
・ETが帰ってしまう時に言ったセリフですが、離れ離れになってもいつでも思い出せば会えるというのは人間同士の別れにも通じる名言だと思います。
名シーン・名言②ET おうち でんわ
ETが初めて喋る場面でもあり、初めて自分の気持ちを話す名シーンでの名言です。
・ETが喋ったと感動したと同時にエイリアンでもやっぱりお家にかえりたいんだ・・と幼い心にそう思いました。
・この名言は、それまで言葉が話せなかったE.T.が、初めてエリオットに話す言葉です。初めて話しただけでなく、E.T.は本心を打ち明けます。最初から本心を話すということは信頼している証拠でしょう。エリオットの優しさが通じていたことを物語る言葉に感動します。
名シーン・名言③E.T おうち かえる
E.T.とせっかく仲良くなったエリオット。
しかし、E.T.は故郷に帰りたがっているという、ちょっと切ない名シーンでの名言です。
・子供たちとあんなに楽しそうに遊んでたのに、やっぱり星が恋しいのか、と寂しくもなりつつ、星に返すために子供たちが協力して自転車に乗せて空を飛ぶシーンが、友情の証って感じがして大好きです。
・中学の英語で、ETの話が出てきて授業で初めてみました。吹き替えで見ていたのですが、この言葉の言い方がすごく印象に残っています。
名シーン・名言④Be good (いい子でね)
エリオットの妹であるガーディーに、最後のお別れの時にE.T.が伝えた名シーンでの名言です。
・最初にE.T.が言葉がわからなかったときに、幼いガーディーがアルファベットの練習でE.T.に教えてあげた「B」を、最後に’Be good’という意味を持った言葉として、E.T.が伝える。言葉も全く通じなかった2人が、一緒に過ごす中で、家族や友だちとしての絆が作られていったんだなぁと感じ、感動した箇所です。
・ガーティ役のドリューバリモアがとても可愛くて、観ていました。ガーティがE.Tをクローゼットに隠している時に、ガーティがE.Tに「イイ子にして」と言ったのを覚えて、最後の帰るシーンの時、E.Tがガーティに「イイ子で」と返したシーンがなんだか良かったです。子どもの目線でユーモアを感じました。
名シーン・名言⑤ママには絶対に内緒だ、大人には彼が見えないんだ。子供だけに見える
主人公の男の子であるエリオットが妹にETの紹介をする時のセリフです。
・実際はETは大人にも見えるのですが、小さな妹にわかるように大人には見えないと説明したのに、その後のシーンで、同じ部屋にいるのに絶妙なタイミングや場所にETが居ることで、本当に母親は気がつかないハラハラドキドキした楽しいシーンへの布石となっています。
・一度目はなんてこと無い印象に残らないセリフでしたが、二度目からはニヤッとしてしまう心に残る名言です。
・子供の頃だからこそ見えていたものや感じられていたことがあるなと、大人になって改めて感じさせられた名言です。もう今は大人になってしまったけど、それでも今感じている感覚は忘れないようにしようと思えます。
E.T.の名シーンは時代を超えても支持される名シーンばかり。
一度見たら忘れることができない名シーンでの名言で、さすがは何度見ても楽しめる名作ですよね。
「E.T.」の続編37年後の内容。子役のその後。
エリオットとETが再会!37年後を描いた続編「A Holiday Reunion(休日の再会)」について
続編はxFinityというアメリカの会社の感謝祭向けCMとして、スティーブン・スピルバーグがコンサルタントに入り、作成されています。
内容は、37年後、妻と二人の子供と住んでいるエリオットの元に、いきなりE.T.が戻ってくるストーリーです。
E.T.はインターネットやVRといった最新技術を目の当たりにして驚きながら、エリオットに自分も家庭を持ったことを告げます。
二人は37年の年月を感じながら、色あせない絆を確かめました。
その後、E.T.はエリオットの息子と自転車を空中に走らせながら、宇宙船のある森へ行きます。そして、最後にエリオットの息子の胸を指さして、ずっとここにいると伝え去っていきました。息子の胸ポケットには、E.T.の映像装置が入っており、E.T.が手を振っていました。映像の最後に祝日にもう一度つながろうというメッセージが語られて、幕を閉じています。
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子役たちのその後|それぞれ役者業に今も携わっている
エリオット、カーディ、マイケル3人のキャストは、役者業に今も携わっているようです。
主役のエリオット役のヘンリー・トーマスは、E.T.でアカデミー賞の新人賞にノミネートされた後、何作かの出演を重ね、1995年公開の誘導尋問で演じたキャラクターでゴールデングローブ賞のテレビ映画部門の最優秀助演男優賞にノミネートされています。
話題のスティーヴン・キング原作の映画である『ドクター・スリープ』といった話題作に出演していました。
E.T.の続編である休日の再会でも、引き続きエリオット役を務めていました。
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また、ガーティ役のドリュー・バリモアは、E.T.で天才子役として話題になった後、私生活で荒れた生活が話題になりながらも、20代半ばからは製作指揮を務めた25年目のキスやチャーリーズ・エンジェルなど女優と製作の両方に携わりヒット作を生み出しました。
Netflix配信作品のサンタクラリータ・ダイエットで人肉を食べる主人公を演じるなど、女優業をこなしつつ、コスメブランドを立ち上げるなどビジネスウーマンとしても活躍しているようです。
マイケル役のロバート・マクノートンに関しては、一時期俳優業を離れていたようですが、2013年に復帰したという情報があります。
映画『E.T.』のあらすじ
(以下、映画「E.T.」のあらすじです。)
映画『E.T.』のあらすじ|少年と宇宙人・E.T.の間に生まれる絆
ある日、アメリカの森の奥に宇宙船が着陸します。宇宙船から降りたエイリアンたちは地球の植物を観察・採取しますが、人間たちにすぐに気づかれ、立ち去ることになりました。
しかし一体のエイリアンが人里の光に気を取られているうちに置いていかれ、少年・エリオットに見つかります。エリオットは、この宇宙人をE.T.と呼び、家に匿うことにしました。
E.T.は様々な地球の文化に触れ、エリオットたちと交流をするうちに、人間の言葉を話せるようになり、宇宙船の迎えが来ることを伝えます。エリオットはE.Tが仲間と会えるまで守り抜くことを誓いましたが、E.T.の存在が研究者たちにばれて、E.T.は追われることになってしまいました。
E.Tとエリオットは一緒に過ごすうちに、心を通わせ、不思議な絆を結んでいきます。
映画『E.T.』のあらすじ|未知のエイリアンとの遭遇
ある夜、森の奥に多数のエイリアンが乗った宇宙船が現れました。エイリアンたちは、地球の植物に興味を持ち、生態を調べています。そこに、異変を感じた人々が森を調べ始めました。慌てたエイリアンは人間に見つからないように、すぐに宇宙船に乗り込み、出発しましたが、森の外の夜景に見とれていた一体のエイリアンが取り残されてしまいます。
その頃、エリオットは兄のマイケルとその友達からゲームで仲間外れにされ、宅配ピザを取りに行かされていました。エリオットは、そこで物置小屋から音がすることに気づきます。エリオットは怪物が出たと騒ぎ、急いでマイケルたちを呼び寄せますが、物置小屋には足跡を残し、何もいませんでした。
エリオットの見間違いということで、家族は就寝しますが、エリオットは眠れず、近くのトウモロコシ畑から音がすることに気づき、再び外に出ます。そして、トウモロコシの陰から、エイリアンを見つけるのでした。エリオットに見つかったエイリアンは、慌てて走り出し、家から逃げます。
それを見たエリオットは、エイリアンに興味を持ち、次の日もエイリアン探しを始めるのでした。
映画『E.T.』のあらすじ|エイリアンに餌付け!?
朝、エリオットは家族にエイリアンの話をしますが、家族は信じません。そのためエリオットは一人で物置小屋にお菓子を置いて、見張っていました。すると昨日と同じようにエイリアンが現れます。エリオットは怖がらせないようにエイリアンにお菓子をあげて、部屋に招きました。
エリオットは、自分の行動の真似をするエイリアンを見て、知性の高さを感じます。夜が明け、クローゼットにエイリアンを隠したエリオットは仮病を使って学校を休みました。
家族がいない間、エイリアンにおもちゃや食べ物などあらゆるものを説明したエリオットは、マイケルにエイリアンの存在を明かすことを決めました。
しかし学校から帰ってきたマイケルを部屋に呼び寄せると、同じころに帰宅した妹のガーティもついてきてしまい、エイリアンを見てパニックを起こします。
そしてガーティの悲鳴を聞いた母のメアリーが部屋に入ってきますが、クローゼットにエイリアンを隠し、メアリーから隠し通すことに成功します。
その後、エイリアンは、エリオットたちに超能力でモノを動かし、太陽系の外の宇宙から来たことを伝えます。その時、エリオットは異変を感じて叫び声をあげました。
以上、「E.T.」のあらすじでした。
「E.T.」のネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー|星5評価多数!
(以下、映画「E.T.」のネタバレを含む感想評価と口コミ評判です。)
ネタバレを含む感想評価|E.T.とエリオットから学ぶ想像力や柔軟性
映画『E.T.』は、スティーブン・スピルバーグ監督がCG技術が普及していない1980年代に制作した作品です。
妙にリアルな表情や人間のしぐさをまねるE.T.の愛らしさは、色あせることがありません。
エリオットやマイケルといった子供たちの柔軟な思考、ぬいぐるみに囲まれた子供部屋の柔らかさや色合いに飛んだ創造性を感じさせます。
しかし、映画後半では、E.T.の言葉も聞かずに手順通りに延命措置を続ける科学者たち、運んでくる無機質で白に統一された色のない科学装置が描かれます。
映画『E.T.』は、このような対照的な描写が印象的でした。
管理人
それは大人が忘れてしまったかもしれない、心の豊かさや想像力を思い出してほしいというメッセージにも感じます。
初めて見ると、しわだらけで毛もなく怖い印象を与えるE.T.ですが、独特のしぐさと表情で、いつの間にか情が湧いてしまいます。
E.T.が一度亡くなってしまう場面やエリオットの別れの場面では、自然に涙が流れてしまいました。
ネタバレを含む口コミレビュー
★★★★★星5
スピルバーグ監督の作品は名作が多く、たくさん見てきましたが、やっぱりこの作品が最高傑作だと思います。
子供この頃に見て、感動し、大人になった今でも見て感じます。
大人になった今では、少年の純粋さに心動かされ、またジョン・ウイリアムズの音楽にも感動しました。
今ほどにCG技術が発達していないからこその、ワクワク感が、今になっても画面から伝わってくるような気がします。
今の子供世代が見たらどう感じるのかも気になります。自転車に乗って空を飛ぶシーンは、何回見ても感動します。
自分自身が子供を持った今だからこそ、親の気持ちになって見ることもでき、いろんな感慨があります。
何度でも繰り返し見たくなる名作だと思います。
30代女性
★★★★★星5
『E.T.』は私の生まれる2年程前に公開された映画で、子供の時から大好きで、何度も何度も吹き替え版をビデオで観ていました。
主人公のエリオットとE.T.の出会いの場面で、マーブルチョコでE.T.を部屋まで連れて来ようとする所が印象的でした。
E.T.がチョコに手を伸ばすのが可愛い過ぎます。E.T.のお茶目な場面が結構あるので、そんなキャラクターが大好きです。
途中で瀕死状態になるE.T.を必死に守ろうとするエリオット、E.T.を無事に家族の所に帰すためにエリオットに協力する優しいお兄さんやその友達の行動に毎回涙が止まりません。
吹き替え版のE.T.の声の記憶しかないのですが「E.T.ウチニデンワ〜」というセリフが頭から離れません。
あと、当時のエリオットの妹役のドリュー・バリモアちゃんがとてつもなく可愛いです。
30代女性
★★★★★星5
E.T は、今から30年以上前に母と映画館で立ち見した思い出の映画です。
当時は、夏と冬にハリウッドの大作が公開される習慣でした。
特にE.Tは、その姿が雑誌なども紹介され超話題作でかなり話題になってました。
子供の私は宇宙人映画と思っていたので、(実際そうなのですが)かなり緊張をしてたのですが、映画の子供達とE.Tとの友情に感動し、ラスト自転車が宙に浮くシーンでは涙が出てました。
あの場面は、かなりオーケストラ、音響効果があり、ビクッ!とした事をかなり鮮明に覚えています。
ちょうど映画を見た当時の年齢に息子がなりました。E.Tは知っているようですが、本編は見てないようです。
いろんな刺激がある今、当時の私の様に純粋に感動するだろうか??と考えます。
そして、斬新な設定で家族で楽しめる映画は、なかなか無くなったなと最近思います。時間を超えて、色々楽しめる作品です。
40代男性
★★★★☆星4
E.Tは、当時の技術的にも最先端だったと思います。E.T自身の目の動きや指の繊細な動き、30年以上前の作品とは思えない、立派な作りにっていると思います。
そして、子供たちの夢がたくさん詰まった作品でもあると思います。言葉の通じない宇宙人をかくまって、一緒に遊んだり、偏見のない子供だからこそできる事だと思うし、大人の目から隠そうとする心理も、子供らしくていいと思います。
「E.T おうち かえる」は名言ですが、それを叶えるため、奮闘する子供たちからも愛が感じられて幸せな作品だと思います。
自転車の前カゴにE.Tを入れる行為は、ぬいぐるみで代用して真似をしたり、みんなが憧れるシーンだと思います。
USJにアトラクションがらあった頃は未公開シーンが流れていて、泡まみれになっていたりバスタオルをかぶっていたり、E.T自身が愛らしくてたまりませんでした。
40代女性
*映画「E.T.」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。