『水は海に向かって流れる』のキャスト相関図やラストの原作との違いなどのその後を解説【あらすじネタバレや感想評価も】
2023年6月9日公開の映画『水は海に向かって流れる』。
田島列島の同名コミックを広瀬すず主演、『ロストケア』や『そして、バトンは渡された』の前田哲監督のメガホンで実写映画化された作品です。
高校に入学した直達が通学のため叔父・茂道の家に居候することになり、そこで出会った広瀬すず演じる榊千紗との共同生活を通じて、自分自身と向き合い、成長していく姿を描いています。
映画『水は海に向かって流れる』の口コミ評判レビューには、
- 心温まる作品
- スピッツが歌う主題歌が合っていた
- 海街diaryが好きな人にはオススメ
- 笑いあり、感動ありのストーリー
- 原作通りほんわかするようなイメージ
- 最後のシーンはスッキリ
- 年の差の恋を見たい方は必見
- 原作の雰囲気を大事にしていた
という声が多数集まっています。
- 映画『水は海に向かって流れる』のキャスト相関図
- 映画『水は海に向かって流れる』の原作との違い、ラストの違いについても解説
- 映画『水は海に向かって流れる』で直達と千紗のその後はどうなった?
- 映画『水は海に向かって流れる』のあらすじ
- 映画『水は海に向かって流れる』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
映画『水は海に向かって流れる』のキャスト相関図
映画『水は海に向かって流れる』のキャスト相関図箱の通りです。
水は海に向かって流れる|原作との違いや直達と千紗のその後はどうなった?ラストの違いについても解説
映画『水は海に向かって流れる』は、2018年から2020年にかけて別冊少年マガジンで連載された漫画「水は海に向かって流れる」が原作です。
女性漫画家である田島列島さんの作品で、単行本が3冊出版されています。
10年前に実の父親が不倫した相手の娘である年上の女性・榊千紗とシェアハウスで共同生活をすることになった高校生・熊沢直達の、10代ならではの揺れ動く心模様を描いた原作は話題となり、宝島社の「このマンガがすごい!」や「マンガ大賞」に選出されるなど高い評価を受け、今回の実写映画化へと繋がりました。
そんな原作漫画と映画では、大まかなストーリー展開は一緒ですが、大きな違いが3つあります。
管理人
原作との違い①キャラクターの名前
1つ目はキャラクターの名前です。
原作漫画と映画では、名前が違うキャラクターが存在します。
原作漫画に登場するシェアハウスの同居人・泉谷、大学教授の成瀬、千紗の父親である榊は原作では下の名前が設定されていませんでした。
しかし、映画版では泉谷颯、成瀬賢三、そして、榊謹悟と下の名前が設定されていて、キャラクターの名前が変更されています。
原作との違い②主人公の変更
2つ目は主人公の変更です。
原作漫画ではストーリーが高校生・熊沢直達の視点で描かれることが多かったですが、映画版では直達よりも千紗がメインで描かれるシーンが多くなっています。
この改変については、千紗を演じた人気女優・広瀬すずさんをメインに描いた方が、より多くの人に鑑賞してもらえる可能性が高いという制作者側の意図があったと考察出来ます。
原作との違い③ラストについて
3つ目はラストについてです。
映画版ではシェアハウスから出て行こうとしていた千紗を直達が呼び止め、千紗が好きだという気持ちを伝え、千紗もまんざらでもない様子で「馬鹿じゃないの」と言い、二人のこれからの未来を期待させるシーンで終わりを迎えます。
原作漫画では千紗がシェアハウスから退去して1年という月日が経ち、かぼちゃを持って家を訪れた直達に対し、千紗が帰るように伝えますが、直達の千紗への思いは変わらず、二人が付き合うことになり、同居している様子が描かれるシーンで終わりを迎えます。
映画版ではm二人の関係がどうなっていくのか明言はされない終わり方となっていました。
しかし、原作漫画では明確に二人が付き合っていく様子が描かれます。
映画を鑑賞してモヤッとした方は原作漫画の終わり方の方がしっくり来るかもしれません。
管理人
このように原作と映画版では違う点がありますので、映画を鑑賞してより作品の理解を深めたいという方はぜひ原作漫画を読んでみることをオススメします。
映画『水は海に向かって流れる』のあらすじ
(以下、映画『水は海に向かって流れる』のあらすじです。)
『水は海に向かって流れる』のあらすじ|シェアハウスに住むことになった高校生・熊沢直達
高校の通学の関係で叔父の茂道の家に下宿することになった主人公・熊沢直達が最寄りの駅に到着すると、年上の女性である榊千紗という女性が出迎えてくれて下宿先まで案内してくれました。
下宿先に到着した直達は千紗が振る舞ってくれた丼ぶりを食べながら下宿先に直達の叔父である茂道以外に千紗、占い師の泉谷颯、大学教授の成瀬が住むシェアハウスになっていることを聞かされ驚きます。
翌朝、登校中に河原で捨て猫を見つけた直達はクラスメイトたちに猫の引き取り先について話したところ、密かな人気を集める陸上部の泉谷楓が協力してくれることになりました。
放課後、茂道が河原に向かうと猫の姿がなくなっており、あたりを探していると猫をいじめる子どもたちを占い師の颯が追い払っていました。
実は颯と楓は兄弟で早速猫の引き取り先について協力してくれていたのです。
怪我をしていた猫は病院で手当てをしてもらい、ムーンライトと名付けられ、シェアハウスで飼われることになりました。
『水は海に向かって流れる』のあらすじ|10年前の父親の不倫相手が千紗の母であったことを知る直達
大学教授の成瀬が出張から帰って来たことをお祝いするパーティーがシェアハウスで開かれ、にぎわう中、千紗は直達が10年前に自分の母親・紗苗と不倫の末、駆け落ちしたことのある深沢達夫の息子であることに気付きます。
衝撃の事実について成瀬に相談しているところを直達は盗み聞きしてしまい、それ以来、二人の関係はギクシャクしてしまいます。
ある日、直達が実家に帰っている際に直達の父・達夫がシェアハウスを訪れ、千紗と鉢合わせてしまいます。
千紗が紗苗の娘であることに気付き、直達に不倫の事実が知られていないかおどおどする達夫の姿を見て、キレた千紗は達夫にお盆を投げつけて怪我をさせてしまうのでした。
シェアハウスに戻って来た直達は不倫の事実を聞いてしまったことを千紗に伝えます。
何も知らなかったことにしなさいと諭す千紗に対して、直達はその負担を半分持ちたいと訴えます。
中華料理屋で茂道を含めた三人で食事をすることになり、不倫について知った茂道はショックを受けますが、千紗は今まで通り生活したいと告げるのでした。
『水は海に向かって流れる』のあらすじ|千紗に思いを寄せる直達
千紗は10年前に不倫し駆け落ちした紗苗を責めたところ、恋愛をすれば分かると伝えられて以来、恋愛をしないと決めて生活をしていました。
直達はその話を聞いて、自分も恋愛をしないと千紗に宣言します。
学校で恋愛をしない宣言を聞かされた直達に思いを寄せる楓は放課後、陸上の練習を抜け出して千紗のもとに向かい、恋愛をしないことについて撤回してほしいと訴えますが、恋愛がうまくいかない理由を他人のせいにするなと伝えられ、涙を流すのでした。
翌日、楓から告白された直達は放課後に河原で悩んでいるところ、偶然千紗と出会い、安心してリア充になりなさいと伝えられますが、千紗に思いを寄せる直達は複雑な心境でした。
そんな中、シェアハウスに達夫が罪滅ぼしのために探偵事務所に依頼した紗苗の消息についての調査報告書が届きます。
千紗は破り捨てようとしますが、何事もなかったかのように振る舞う大人たちが許せないと泣きながら告げる直達の姿を見て、二人で紗苗に会いに行くことを決めるのでした。
以上、映画『水は海に向かって流れる』のあらすじでした。
果たして、二人はどうなってしまうのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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映画『水は海に向かって流れる』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『水は海に向かって流れる』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|田島列島の人気漫画「水は海に向かって流れる」を実写映画化
映画『水は海に向かって流れる』は、人気漫画家である田島列島さんが別冊少年マガジンにて連載していた同名漫画「水は海に向かって流れる」を実写映画化した作品です。
ストーリーは、主人公の熊沢直達が高校の通学のために下宿することになった叔父の茂道の家がぶっきらぼうなOLの榊千紗、大学教授の成瀬、そして、占い師の泉谷颯が住むシェアハウスとなっており、不思議な共同生活がスタートするところから始まります。
監督を務めた2021年に公開された『そして、バトンは渡された』などで知られる前田哲監督です。
前田監督は今年3月に公開された『ロストケア』では、老人介護の問題をシニカルに描き、高い評価を受けていますが、映画『水は海に向かって流れる』ではシェアハウスで巻き起こる人間ドラマをハートウォーミングに描いており、その作風のふり幅の広さに驚かされます。
管理人
直達は、不愛想だけれど時折優しさを見せる千紗に惹かれていくようになるのですが、10年前に千紗の母親である紗苗と直達の父親である達夫が不倫の末に駆け落ちしたことがあり、紗苗は消息が分からなくなり、その時の心の傷によって千紗は恋愛をしないと宣言していることを知り、二人の関係は少しギクシャクしたものになっていきます。
直達を演じた大西利空さんは子役出身として数多くの作品に出演していることで知られていますが、思春期ならではの純粋無垢な少年の姿を瑞々しく演じています。
千紗と直達の親の過去の不倫を知って、二人をあたたかく見守る生瀬勝久演じる大学教授の成瀬賢三、そして叔父で漫画家の高良健吾演じる歌川茂道など脇を固める愉快なキャラクター登場するのも映画『水は海に向かって流れる』の魅力だと思います。
過去の親の不倫をお互いが理解し、周りのサポートもあって少しずつ二人は親密な関係になっていきますが、千紗は10年前の事件で心に深い傷を負っており、自分を置いて駆け落ちしていった母親を許すことが出来ずにいました。
千紗を演じたのは、女優として映画やドラマのみならず、テレビCMなどでも人気を集める広瀬すずさんですが、過去のトラウマに葛藤し続けるヒロインを見事に演じています。
管理人
千紗と直達は、達夫が探偵事務所に依頼した調査資料をもとに消息が分からなかった紗苗に会いに行き、その道中で不倫をした過去をなかったものにして平穏に生活しようとする大人たちへのお互いの不満や怒りが解消され、ようやく千紗は過去を受け入れることが出来ました。
宿泊先の近くにある海で水を掛け合う二人の姿は、憑き物がとれたかのようなキラキラした笑顔に満ちており、これからの二人の明るい未来を予感させる美しいシーンになっています。
映画のラストでは、シェアハウスを出ていくことになった千紗を直達が引き留めて、好きだという気持ちをぶつけます。
千紗の明確な返事は描かれないまま、映画は終了しますが、今後二人がどうなっていくかについて観客がそれぞれに考えることが出来る余韻のある良いラストシーンだと思います。
管理人
主演二人の瑞々しい演技やスピッツが担当した主題歌「ときめきpart1」など全体的な雰囲気があたたかいムードに満ち溢れており、爽やかな感動をくれる作品です。
最近嫌なことがあって心が荒んでいるという方にぜひオススメしたい作品です。
『水は海に向かって流れる』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『水は海に向かって流れる』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「家族というテーマを通して深いメッセージがあった」「大どんでん返しがある話ではなくゆっくりと日常が流れいくような雰囲気の映画」「広瀬すずさんが大人のお姉さんをしっかり演じていて最高」「所々に面白いシーンが登場して、楽しく見ることが出来た」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
前田哲さんの監督の映画は見たことがなかったのですが、所々に面白いシーンが登場して、楽しく見ることが出来ました。
主演の広瀬すずさんの映画は『海街diary』以来の鑑賞でしたが、広瀬さんの勝ち気な性格が良く出ていたと思います。
それから、この映画は不倫した同士の子供が恋愛に陥る映画でしたが、まさか子供まで恋愛をするとは思いませんでした。
だから、主人公の千紗と同居人の直道と直達の同級生の楓がうまく三角関係になっていて、直道は楓と千紗とどちらを好きなのか、最後までわからなかったのが良かったです。
また、直達の父親役の北村有起哉さんと千紗の母親役の坂井真紀さんがドラマの「たそがれ優作」で恋人役をやっていたので、この映画の流れなのかなと思いました。
50代女性
★★★★☆星4
原作の漫画を読んだことがあり、映画を見ることにしました。
監督が『そしてバトンは渡された』の前田哲監督だったので作品の雰囲気にあっている気がして楽しみでした。
高良健吾さんが演技も上手だし素敵な方なのでキャスティングされているのも楽しみの一つでした。
原作は大きな事件が起きたり、大どんでん返しがある話ではなくゆっくりと日常が流れいくような雰囲気で絵柄もあって温かいようなほんわかするようなイメージで映画もイメージ通りだと感じました。
1番好きなシーンは、広瀬すずさん演じる榊さんが牛丼を作る時に肉を焼いてるところが美味しそうで原作でも好きだったのですが、映画でも美味しそうで印象に残っています。
主題歌のスピッツの曲もイメージにあっていて良かったです。
30代女性
★★★☆☆星3
主役は広瀬すずが演じた千紗さんと高校生の直達くん。
漫画が原作というだけあってあり得ない設定だけど高校生の直達くんの成長ストーリーという感じがしました。
親の不貞を知った子供たちということで重くなりがちかもしれないけど奇妙なシェアハウスのおかげで見ていても暗くはなりませんでした。
様々な人生があってそれを葛藤しながら受け入れて生きていくという前向きなメッセージを感じました。
ただ千紗さんのお母さんだけにはあまり共感できませんでした。
ですがそこが人間の奥深さなのかなとも感じました。理不尽だけどその人の生き方なのかなと思ったり。
偶然が重なって今までの呪縛から少し抜け出せた千紗さんと直達くん。見終わった後すっきりして後味の良い映画だと思います。
40代女性
★★★★☆星4
私が大好きな漫画だ!大丈夫かな?、、、という気持ちで最初は見始めました。
原作の本当に些細な、小さなネタがすごく微笑ましくて好きで、その空気感をしっかり詰め込んでくれていてすごく感動しました。
原作の雰囲気を大事にしていて鮮やかな画面が見ていて楽しかったです。
葛藤、愛とか憎しみ、憧れ、多感な感情な見れて静かでゆっくりで優しい映画です。
出てくるみんなそれぞれのやり方で感情にしっかり向き合ってて素敵でした。
最後のシーンはスッキリ!年の差の恋を見たい方は必見です!ときめく話ではないけれど、しっかりと静かに人を想う良い物語。
何より広瀬すずさんが大人のお姉さんをしっかり演じていて最高でした。
原作が大好きすぎるので、リアルだとこんな感じか~と知れてよかったです。
30代女性
★★★★☆星4
映画『水は海に向かって流れる』は、榊演じるヒロイン広瀬すずさんと直達演じる高校生大石利空さんとの純愛物語でした。
榊の住んでいるシェアハウスで同居し始める直達は、徐々に榊に恋い焦がれていきます。
一方、「もう恋はしない」と公言する榊にとっては、直達の存在は厄介に映ったのかもしれません。
ただ、直達の父と榊の母がダブル不倫をしていたという衝撃的な出来事が発覚して以来、直達と榊の仲が深いものになっていきます。
榊が「もう恋はしない」といった背景には母親の不倫が原因としてありました。
当時十代だった榊は、その出来事によって心に深い傷を負っていました。その点はとてもかわいそうだなという気持ちになりました。
榊が母親と再会して、過去の不倫について怒ってしまったのは、大人の女性とはいえ共感しました。一生消えない傷を背負わされたのだから…。
直達も彼なりに、榊の心情をきちんとくみ取っている所が素晴らしいなと思いました。
40代男性
★★★☆☆星3
原作を見ていないので先入観なく見ることができました。
広瀬すずさんの演技は、今まで見たことのない役で新鮮で面白かったです。
私は不倫ものが好きなので見ましたが思っていたのとは違い少し暗いお話でした。
不倫で駆け落ちしたそれぞれの子供家庭の子供同士が仲良くなっていくストーリーはとても面白くて見応えはありました。
基本的に暗いお話だけどギャグ線?コメディな感じも入っている映画でした。
ご飯もいろんなご飯がてきたり、私的に生卵カレーを食べているシーンが衝撃でした。
自分に合わせてみたりしてみたけど辛くなったりしました。
大人の勝手なな事情に子供はやっぱり振り回されるんだなと思いました。
広瀬すずさんの出ている海街ダイアリーなどの雰囲気が好きな方におすすめです!
20代女性
*映画『水は海に向かって流れる』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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