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『三度目の殺人』のキャスト相関図と考察解説|ラストの器の意味や真犯人、咲江の足の怪我は嘘?【あらすじネタバレや感想評価も】

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2017年9月9日公開の『三度目の殺人』。

第41回日本アカデミー賞、最優秀作品賞を受賞。

今や日本を代表する監督として海外でも評価の高い是枝裕和ですが、「万引き家族」や「空気人形」等の作品でもそうですが観客に考察を委ねる映画が多いのが特徴です。

今作でも、同じように最終的に謎の真相は明らかにならず観客の捉え方によっては様々な見解が出来る作品になっております。

また、日本映画では蔑ろにしがちなエキストラの演技や小道具も含めて細部まで拘られていて安心して映画に入り込むことが出来る点も魅力的です。

法廷を舞台にした映画は謎解きがメインになることが多いですが、今作はあくまで事件を通して登場人物たちの内面を繊細に描いた人間ドラマがメインの映画なので、そこを勘違いすると楽しめない作品かもしれません。

映画『三度目の殺人』の口コミ評判レビューには、

  • 淡々としているようで緊張感ある映画
  • ラストは何とも言えないモヤモヤ感になる
  • 最後の結末は少し不完全燃焼のような感じ
  • 各役者さんの演技が素晴らしかった
  • 映画のテーマは良かったが、ずっと単調で盛り上がりに欠けた
  • 良い意味でモヤモヤだらけの作品
  • 考察のしがいがある映画
  • 話が進むにつれて真実が分からなくなり面白かった

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 『三度目の殺人』のキャスト相関図
  • ラストの器の意味や真犯人、咲江の足の怪我は嘘なのか考察解説
  • 『三度目の殺人』あらすじ
  • 『三度目の殺人』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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三度目の殺人|ラストの器の意味や真犯人、咲江の足の怪我は嘘なのか考察解説

ラストの器の意味:ラストシーンで福山雅治が言った「器」の意味について解説考察

ラストシーンで拘置所を訪れた三隅に対し、重盛は咲江のことを思って無実を主張したのかと三隅に問いますが、三隅はそれを否定も肯定もしませんでした

その後、重盛は「あなたはただの器?」と伝えます。

これは、三隅を最初の殺人で逮捕した元刑事が「空っぽの器のような人間」と三隅のことを表現したことを、重盛が思い出したことによる発言です。

最初の殺人の際、三隅は失業者に高利貸しをして酷い目にあわせていた闇金業者2人を殺害しましたが、個人的に闇金業者と三隅に繋がりはありませんでした。

そして、咲江に対しひどい虐待をしている山中を殺害した今回に関しても、三隅と山中との大きな怨恨は特にありませんでした。

つまり、三隅はどちらの事件についても個人的な感情で殺害をしたわけではありません。誰かの気持ちや思いに共感をして殺害に至ったのです。

心が空っぽだからこそ、誰かの強い気持ちが三隅に伝わったとき、三隅はその気持ちに支配されてしまい、行動を自分自身ではコントロール出来なくなってしまったのです。

同じ年頃を持つ重盛は三隅の咲江に対する気持ちに共感を覚えていました。

しかし、否定する三隅を見て咲江のことを思って殺害を行ったわけではなく、咲江自身の強い気持ちが三隅の空っぽの心を支配したのだと考えます。

そこで、「あなたはただの器?」と重盛は言ったのだと思います。

犯人は三隈なのか。それとも別に真犯人がいるのか。

当初は供述をコロコロと変えながらも山中の殺害に関しては自分がやったと認めていた三隅でしたが、最終的には無罪を主張します。

その後の裁判では、突拍子も無い主張が重盛以外の裁判官や弁護士に相手にされるわけも無く、死刑の判決が告げられますが、本当に三隅は無罪だったのでしょうか。

映画本編では真相は明らかになりませんが、三隈が山中を殺害したので間違いないと考察します。

その考察を裏付けるように重盛が調査をした際に大家へ家賃を先払いしていることや、飼っていたカナリアを処分していたことが判明しています。

つまり、三隅は衝動的に山中を殺害をしたわけではなく、事前に準備をして犯行に及んだことが予測できます。

管理人

咲江の供述の通り、性的虐待で苦しむ彼女のために殺害をしたので間違いないでしょう。

最初の供述から美津江が主犯と主張したのは、実父の性的虐待を黙認していた美津江を裁きたかったから、そして、再び供述を変えて無罪を主張したのは咲江の将来を思い、性的虐待を告白するような辛い証言をさせたくなかったからだと思います。

映画のラストで重盛に対し、人殺しに何かを期待するのは無駄だと言っています。

しかし、心が空っぽだった三隅を唯一満たしてくれるのが咲江で、実の父親では無い三隅が咲江を救う方法は殺人以外無かったのです。

咲江の足の怪我は嘘?飛び降りたからなのか?生まれつきなのか?解説考察

咲江の足の怪我については、本人は幼い頃に工場の屋根から飛び降りて怪我をしたと話していますが弁護士の調査では生まれつき足が悪いと言われています。

果たして、咲江は嘘をついているのでしょうか?

映画本編では、真相は明らかになりませんが咲江は嘘をついていないと考察します。

管理人

咲江は重盛に対して、14歳の頃から父親から性的虐待を受けていると打ち明けています。

しかし、おそらく咲江は幼い頃から父親から性的虐待を受けており、父親からの虐待から無我夢中で逃げるために屋根から飛び降りて足を怪我したのではないでしょうか。

母親の美津江はそんな事実を隠蔽するために、周りには生まれつき足が悪いと伝えており、弁護士の調査でもそれが伝わったものと思われます。

映画本編でも、美津江は咲江に裁判で工場や父親についていらないことを証言するなと伝えています。

そこで、咲江が父親からのひどい虐待を受けていたことを黙認していたことが分かります。

そもそも足の怪我について嘘をつくメリットが世間体を考え、事実を隠蔽したい美津江にはありますが咲江には全く無いため、咲江は嘘をついていないと考察できます。

三隅は、咲江と親しい関係になるにつれ咲江の辛い日々を知り、咲江を幼いころから虐げていた父親を殺害します。

そして、自己の利益のためだけを考える母親の美津江を殺人の主犯として陥れようとしたのだと思います。

『三度目の殺人』あらすじ

以下、映画「三度目の殺人」のあらすじです。

 『三度目の殺人』のあらすじ|突如として供述を変える容疑者・三隅

解雇された食品加工会社の山中社長を河原で殺害し、財布を奪って遺体にガソリンを撒き火をつけた疑いで起訴された三隅高司。

30年前にも強盗殺人を犯した過去があり、死刑が確実と見られていました。

三隅を弁護する事になった弁護士の重盛朋章は三隅を無期懲役に導くために部下の川島と一緒に調査を始めます。

調査を進めるにつれ、三隅はガソリンを撒いた後に財布を奪ったことが分かり、強盗殺人では無いと断定し罪を軽くする方針を決めます。

しかし、直後に三隅は山中の妻・美津江から依頼を受け、殺人を行ったと供述を変更します。

依頼されたメールが残っていることや50万円が給料とは別に振り込まれていたことから重盛は美津江を主犯格とした弁護に急遽方針を変えることを決めます。

 『三度目の殺人』のあらすじ|三隅を庇う被害者の娘・咲江

三隅に対しての調査を行っていく中で、最初の殺人の際に裁判官を務めた重盛の父は三隅のことを“野獣みたいな人間”と断言します。

そして、三隅を逮捕した元刑事は“空っぽの器のような人間”と表現します。つかみどころの無い三隅に対しての謎は深まるばかりでした。

そんな中、行われた第一回の公判でしたが美津江を主犯格とした重盛の主張は美津江からあっさりと否定されてしまいます。

今後の方針について頭を悩ませていた重盛でしたが、事務所に美津江の娘である咲江が訪れ、三隅は自分のために父を殺害したと主張します。

三隅と咲江は親しい関係にあり、咲江は父親から性的虐待を受けていたことも打ち明けていました。

証拠として三隅とのツーショット写真を見せ、三隅のためになるのでれば裁判の証言台に立つと主張します。

 『三度目の殺人』のあらすじ|三隅の無罪を信じる重盛

咲江の主張を伝えると、三隅は全くのデタラメだと否定します。咲江と同じ年ごろの娘を持つ重盛は三隅の心情と自分をどこか重ね合わせていました。

しかし、三隅から否定されたことに対して戸惑いを隠せない重盛は真実を教えてほしいと三隅に強く問いかけます。

すると、三隅は罪を認めれば刑が軽くなるとそそのかされて、罪を認めることになったが自分は殺人などしていないと泣きながら主張します。

そして、重盛に対して信じてほしいと強く訴えます。そんな三隅の訴えを重盛は信じ、同僚の摂津や部下の川島の反対を押し切って、法廷で無罪を争うことを決意します。

以上、「三度目の殺人」のあらすじでした。

果たして、裁判の行方はどうなってしまうのか?

三隈の主張は真実なのか?

結末が気になる方は実際に映画を観る事をオススメします。

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『三度目の殺人』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画「三度目の殺人」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|是枝監督ならではの視点で描いた法廷サスペンス

法廷で無罪を主張することになったため、重盛は咲江に対し父親の性的虐待についてや三隅との関係を証言しないように伝え、咲江はそれに応じました。今までの供述と全く違った無罪を主張する三隅に対し、法廷は騒然となるも重盛以外に彼の発言を信じるものは裁判官、検察官、弁護団を含めても誰一人おらず死刑の判決が下りました。

落ち着いた様子の三隅は重盛に感謝を告げて法廷を後にします。

裁判からしばらく経ち、拘置所を訪れた重盛は咲江に辛い証言をさせないために無罪を主張したのではないかと三隅に尋ねます。

しかし、三隅は穏やかに自分のような人殺しに何かを期待をするのは無駄だと告げます。

事件の真相は依然として謎のまま、これまで真実は二の次で依頼者の利益のためだけに動いてきた重盛の胸に大きな傷跡を残したのでした。

管理人

映画「万引き家族」でカンヌ国際映画祭の最高賞を受賞した是枝裕和監督が「そして父になる」以来、4年ぶりに福山雅治とタッグを組んだ本作は殺人事件の真実に翻弄される弁護士の姿を描いた法廷サスペンス作品となっています。

この映画がその他の法廷を描いた作品と大きく違う点は、事件の真実が最後まで明らかにならない点にあります。

日本の裁判や弁護制度に一石を投じるかのように最後まで事件の真相は明らかにされず、真実は観客に委ねられます。法廷でのシーンは実に見応えがありますが、被害者や加害者のことは後回しでまるで裁判を早めに切り上げようとするかのような裁判官や弁護士たちの姿には腹立たしい気持ちになりました。

自分や周りの家族が例えば冤罪で裁判にかけられたとして、弁護士は真実を明らかにしてくれるのか、裁判官は無罪を認めてくれるのか。

想像しただけで恐ろしいリアルな演出が見事です。

管理人

また、役者陣の熱演もこの映画の魅力で、福山雅治さんが演じた弁護士・重盛は元々仕事として割り切って弁護士を行ってきました。

しかし、今回の事件を通して大きく考えが変わっていく重盛の葛藤や戸惑いを、福山雅治さんはうまく演じています

容疑者・三隅を演じた役所広司はシリアスなものからコメディまで演技の幅が広い俳優ですが、今作ではどこか掴みどころの無い三隅を圧巻の表現力で演じていて見事です。

他にも、影のある咲江を演じた広瀬すずですが、10代らしい繊細な演技が素晴らしかったです。

是枝監督ならではの視点で作品を通して、観客が様々な考察をすることが出来る映画になっています。

『三度目の殺人』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『三度目の殺人』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「モヤっとする終わり方で、綺麗な結末を求めてる方には向かない」「何が本当で何がウソなのか分からない感じを上手く描いていた」「ストーリーは難しく、かつシリアス感がある」「是枝裕和監督らしい、本格的なサスペンス映画」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

冒頭から、役所広司さんが河原で火を出すシーンがあるのですが、その表情が鬼気迫る迫真の演技です。

最近のCMで見せるお茶目な面とは正反対で、さすが長年第一線で活躍されている俳優さんだなと実感させられての視聴スタート。

役所さん演じる三隅の殺人に関する供述が毎度コロコロ変わったりして、終始どれが本当でどれが嘘かわかりにくく、ストーリー的に難しいかつシリアスであり、BGMや映像の演出で、終始ダークな雰囲気ではありますが、福山雅治さん演じる弁護士.重盛の同僚・摂津役の吉田鋼太郎さんだけは、コミカルで、少しギスギス感を和らけでくれる作用がありました。

話の結末は、映画を見た人に何かを考えさせる、もやもや感の残る終わり方、是枝監督らしさがあって私は好きです。

今までドラマやCMを見ていて、広瀬すずは天真爛漫な雰囲気はあるけど、セリフ回しは演劇部の演技っぽくあまり好きではありませんでした。

しかし、今回の笑顔など一切見せない影のある役が非常に良く、自分の中で広瀬すずの見方が非常に良い意味で変わりました。

30代男性

★★★★☆星4

「そして父になる」に続く是枝裕和監督と福山雅治とのコンビで送る、本格的なサスペンス映画でした。

最初の殺人事件のシーンを発端に、その犯人として捕まった三隅の供述がコロコロ変わる様子が、担当する弁護士の重盛朋章と同じようにすごく変な感じがしていました。

ここに登場する殺された男性の抱える闇と、残された妻とその娘の会話風景を見ていても何か歪んでいて、こちらは深い泥沼に入り込んだ感じがしていました。

娘の咲江が父との事を、弁護士とはいえ男性にしゃべるシーンはちょっと嫌な感じでした。

後半、咲江の事を聞いてからなのか三隅が犯行を否定し出して、ますますどう考えているのかが分からなく混乱していきました。

その答えは朋章の口をついて出た「器」だから、他者からは理解ができないのか、とても考えさせられました

そして司法側の自己都合とも取れるやり取りが人の人生を左右する職場とは思えず怖い感じがしました。

20代女性

★★★★☆星4

殺人の容疑者の三隅(役所広司)を弁護する重森(福山雅治)、被害者の娘、咲江(広瀬すず)が主な登場人物です。

役所広司の演じる三隅はいうことがコロコロ変わり重森は翻弄されます。話が進むにつれて真実がどんどん分からなくなってきました。

被害者を殺した犯人は三隅なのか、被害者の娘の咲江なのか、または共犯なのか結局、見ている側に委ねられます。

広瀬すずちゃんの太陽のような笑顔が好きですが、こういったシリアスな映画の薄幸な役でも存在感がすごかったです。

ビジネスライクで自信家な重森が三隅の事件に関わるなかで人間味を増し、真実を追求することへの執念を見せるようになった変化が見どころだと思いました。

咲江の母を演じた斉藤由貴は、娘を守り切れていない弱い女の役にはまっていると思いました。

40代女性

★★★★☆星4

是枝裕和監督、役所広司さん、福山雅治さん、広瀬すずさん出演のミステリー要素を含んだ映画です。

まだ十代にして堂々とし、かつ貫禄のある広瀬さんが特に目を惹きました。あれだけの実力派ぞろいの共演者の中において存分に演技をし、しかも現実味があり違和感のない自然な振る舞いを見せれるのは本当に大した女優さんですし、これから年齢を重ねていくにつれてどんな女性を演じてくれるのかを含め先が楽しみになる役者の一人ですね。

福山さんは刑事事件のやり手の弁護士で役所さんはとある事件の容疑者、広瀬さんは被害者の娘役として配役されていました。

特に福山さんは「真実」よりも「勝敗」にこだわるタイプの弁護士であるということがキーポイントになるのでしょう。

狂言回し的な役割を容疑者や被害者の娘などに振り回されていき、いつしか価値観が真逆に入れ替わるが故の憤りをうまく表現されていました。

殺人にはいろんな要素が含まれていて、その三度目の意味は判決が下され、執行されたときに恐らくひっそりと行われるのはないでしょうか。

しかしその犯人を確実に知りえるものは誰もいないのでしょう。

40代女性

★★★☆☆星3

何気ない日常の映像が綺麗で、センチメンタルな気持ちになる、是枝監督の作品はそんな印象が強いですが、いい意味でとっても裏切られました。

サイコな犯罪者役が似合う役者さんは、数人思い浮かびますが(藤原竜也、若葉竜也など)善人か悪人か、判断がつかない怖さを演じさせたらピカイチなのは役所広司だと思います。情・優しさが見えて一瞬善人なのでは?と思ったら、次の瞬間、いやこの人の本心はここにないぞ?と疑心暗鬼になって、振り回される。

主演の福山雅治は目も入らない、むしろ観客は福山目線に立ってずっと役所広司と向き合っているような映画でした。

終始暗い影を落とした表情をする広瀬すずも、ああただ可愛い女の子じゃないんだなあと改めて感じました。

20代女性

★★★★☆星4

冒頭シーンの役所広司演じる三隅高司が弁護士に対してどこか掴めないような雰囲気を醸し出していて不気味さが伝わってきました。

福山雅治演じる重盛朋章弁護士が最初は事件の実刑を軽くするための弁護を開始するが段々と真実に迫って感情が揺れ動くところが人間味を感じて面白かったです。

北海道の雪景色も壮大で神秘的な雰囲気がありました。

広瀬すず演じる山中咲江もなにか裏があるような表情や言葉の表現があり、事件との関連性を意識させるシーンがあり印象的でした。

三隅の主張が変わっていくことで事件の全貌が見えたり隠れするような展開も最後まで飽きることなく見れたポイントかと思います。

最後の結末が映像でしかわからなくて実際のところはこうだったという説明がなされていなくて少し不完全燃焼のような感じがしました。

事実がわかるような映画の結末があれば視聴者にとってわかりやすいような気がしました。

10代女性

★★☆☆☆星2

誰が罪を裁くのか。をテーマにした映画です。映画のテーマは良かったのですが、ずーっと単調で盛り上がるシーンは全く無くつまらないと感じました。

主人公の弁護士と娘の関係性を描く描写があったのですが、正直必要ないシーンだと思いました。

ネタバレになりますが、登場人物の誰が本当の事を言っているのか分からないまま話は終わります。

モヤっとする終わり方です。この映画はテーマは良いのですが内容が感情的過ぎて、作品としてはつまらないと感じます。

面白い映画を観る!と言うよりは、主演の福山雅治がカッコいい弁護士役を演じるのを観る映画だと思いました。

サスペンスかミステリーかジャンルは微妙ですが、人間模様や登場人物の関係性、感情面を描くにしてもとても分かりにくい作品です。

30代女性

★★★★☆星4

映画『三度目の殺人』は、是枝監督と福山雅治さんのコンビで是枝監督自ら書いたオリジナルの脚本の法定ドラマです。

主人公の勝つことだけに拘った弁護士の重盛を福山さんが演じています。

どこか人間的に冷めた感じの主人公を演じる福山さんが、殺人事件の弁護を仕方なくという感じで引き受けるところから物語が始まります。

解雇された工場の社長を殺害して火をつけたという容疑で起訴されている三隅役を役所広司さんが、その娘を広瀬すずさんが演じている映画です。

殺人の前科もある三隅は自分が殺害したと自供しているので死刑判決間違いなし。

だけど動機がいまいちということで重盛が事件の真相を突き止めていくという展開は、たんたんとしているけど、どこか緊張感があって、見ていてドキドキします。

事件の真相を探るうちに、本当に三隅が殺したのか確信が持てなくなり、真犯人が他にいるのではないかと疑うようになる重盛と、だんだんと事件の真相を知っているのでは、と思われるような三隅の娘の広瀬すずさんの何かを隠しているかのような演技が絶妙で、本当の犯人はと見終わった後でも疑ってしまうくらいしっくりこない、何とも言えないモヤモヤ感が逆に気持ち悪いです。

実際に起こっているかもしれない事件を扱っているので余計にそう感じてしまったのかもしれません。

40代男性

*映画「三度目の殺人」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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