『怪物の木こり』のラストの映美が原作と違う!キャスト相関図やあらすじネタバレ感想評価
2023年12月1日公開の映画『怪物の木こり』。
2018年に「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した倉井眉介の原作を実写映画化したものです。
『着信アリ』や『悪の教典』などで知られる三池崇史が監督を務めています。
そして、「殺人鬼」や「サイコパス」をテーマとしたスリラー映画で亀梨和也が主演を務めました。
- 映画『怪物の木こり』でラストの映美はどうなった?
- 映画『怪物の木こり』のその後は?結末が原作と違う?
- 映画『怪物の木こり』のキャスト相関図
映画『怪物の木こりあらすじ5 映画『怪物の木こり』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
『怪物の木こり』でラストの映美はどうなった?
映画『怪物の木こり』の終盤で、自身を狙っていた同じく東間事件の被害者でサイコパスになってしまう脳チップを埋め込められいた剣持を葬り、連れ去られてしまっていた映美を救出した二宮。
何事も無く日常生活に戻ったと思ったのも束の間、全てを知ってしまった映美に刃物で刺されてしまうという展開になります。
二宮は正当防衛が成立するように映美の首を絞め、女刑事・戸城のもとへ向かうように告げ、映美は急いでその場を後にします。
その後、映美はどうなってしまったのでしょうか?映美のその後については本編で明かされていないので、考察して行きます。
管理人
ラスト考察①警察に捕まってしまった
考えれる一つ目の説は、「警察に捕まってしまった」という説になります。
正当防衛が成立するように首を絞めた二宮の姿を見て、自身への強い愛情を感じた映美は正直に全てを打ち明け、警察に捕まってしまったと考えられます。
事件までの経緯によって情状酌量が認められ、多少罪は軽くなるとは思いますが、懲役刑を免れることは出来ないと思います。
ラスト考察②罪悪感を抱えながら生活を送った
2つ目の説は、「罪悪感を抱えながら生活を送った」という説になります。
二宮の指示通りに女刑事・戸城のもとへと向かった映美は正当防衛による無実が認められましたが、愛する父親を殺してしまった男を愛してしまった、そして、誘拐事件によってサイコパスにならざるを得なかった悲しい過去を持つ愛する男を殺してしまったという2つの罪悪感を抱えながら、生活を送ることになったと考察できます。
もしかすると、罪悪感に耐えかねて自殺という選択肢をとってしまう可能性も考えられます。
管理人
いずれの説にしても、今後も映美が幸せな生活を送ることは出来ないと思います。
『怪物の木こり』のその後は?結末が原作と違う?
ラストは原作と大きく異なる
前述したように映画『怪物の木こり』では、二宮が婚約者の映美に殺されてしまうという衝撃のラストで終わりを迎えます。
が、この展開は倉井眉介さんの原作とは大きく違っています。
管理人
実は、原作では二宮は映美に殺されることは無く、何事も無かったかのように日常生活に戻るのです。
原作では二宮の中にサイコパスな部分が残っていることを暗示するようなラスト
原作で二宮は死ぬ間際の剣持に「いつかお前は恋人を自分で殺す」と忠告を受けます。
その忠告について考えていた二宮は、誰かを愛するという感情を教えてくれた映美をもしも失ってしまったら、どういう感情になるのか気になるようになります。
これまで味わったことのない喪失感を味わうために映美を殺すのも良いのかもしれないと思案するという、まだ二宮の中にサイコパスな部分が残っていることを暗示するようなラストになっています。
映美への愛情を感じることが出来る人間らしい魅力が表現された映画に対して、原作は二宮の得体のしれない恐ろしさが表現されているようなラストなんです。
ただ、どちらのラストもそれぞれに魅力的だと思います。
管理人
映画を観て、より作品について理解したいと思った方はぜひ原作を読んでみることをオススメします。
映画『怪物の木こり』のキャスト相関図
映画『怪物の木こり』のキャスト相関図がこちらです。
映画『怪物の木こりあらすじ
(以下、映画『怪物の木こり』のあらすじです。)
『怪物の木こり』のあらすじ|連続殺人犯に襲われるサイコパスな弁護士・二宮
弁護士の二宮彰にはサイコパスという裏の顔があり、人体実験に興味のある医師の杉谷と共謀し、数々の殺人を犯していました。
二人の関係を疑い、二宮を車で追跡していた男を躊躇なく殺害し、杉谷へと報告します。
その日の夜、怪物のマスクをかぶった男に斧で襲われた二宮は入院することとなり、警察よりも早く犯人を見つけ出し復讐することを誓います。
入院先の病院で自分の脳にチップが埋め込まれていたことを初めて知り、事件が発生して以来、自身の感情に様々な異変が起きているのは脳チップの故障が原因であると断定します。
一方、東京近辺では被害者の脳が奪われるという連続猟奇殺人事件が発生します。
調査の結果、二人の被害者が養護施設の出身であることを知った刑事の戸城嵐子。
戸城は、警察の乾とともに事件の調査で被害者たちと同じく養護施設出身でマスクの男に襲われた二宮に聞き取りをしますが、警察に協力しようとしない二宮を怪しむようになります。
『怪物の木こり』のあらすじ|埋め込まれた脳チップの謎
違法捜査によって病院に無断で二宮のカルテを調査した戸城は二宮の脳にチップが埋め込まれていたことを知ります。
他の被害者にも脳チップが埋め込まれていたことから犯人は脳チップを盗み出そうとしているのでは?と推測した戸城は約26年前、誘拐された子どもたちが人体実験をされ、殺害された東間事件との関連性を調査します。
犯人の東間夫婦はサイコパスの思考回路調査のため子どもたちに脳チップを埋め込んでいました。
二人の被害者は東間事件の生き残りであり、警察は残る生き残りである剣持という男の身元保護を行うこととなります。
かつて剣持は妻の保険金殺人の容疑者として名前が挙がっていた人物で、当時事件の調査の中で剣持とトラブルがあった乾は捜査から外されることとなってしまいます。
『怪物の木こり』のあらすじ|遂に明らかになる連続殺人犯の正体
二宮は、自身が生活していた養護施設へと映美と一緒に向かいます。
そして、当時の先生に話を聞き、子どもたちと一緒に歌を歌う映美の姿を見て、涙を浮かべます。
初めてこみあげた自身の感情に戸惑う二宮は、自殺に見せかけて殺害した映美の父親の被害現場に向かい、罪悪感に苦しめられます。
現場に居合わせた映美に感謝を伝えられた二宮は、初めて映美への強い愛情を感じ、強く抱きしめるのでした。
別荘で杉谷と打ち合わせをしていた二宮のもとに怪物マスクの男から映美を誘拐したとの連絡があり、指定場所である東間事件の現場へと急ぐ二宮。
現場にいた犯人の正体は意外な人物でした。
以上、映画『怪物の木こり』のあらすじでした。
果たして、その人物とは?
結末が続きが気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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映画『怪物の木こり』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『怪物の木こり』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|亀梨和也の感情豊かな演技が光る人気スリラー小説の映画化作品
映画『怪物の木こり』は、2019年に発表され、その衝撃のストーリーが話題を呼んだ倉井眉介さんの同名スリラー小説を実写映画化した作品です。
監督を務めたのは、そのバイオレンスな描写からバイオレンスの巨匠ともいわれる三池崇史さんです。
サイコパスな殺人鬼たちが登場する作品ということもあり、血が噴き出す描写や遺体についても生々しく描かれており、少々グロテスクなシーンもありますので、鑑賞する際には注意が必要です。
映画『怪物の木こり』でキーパーソンとなるのは、なんといっても主人公の二宮彰です。
管理人
彼は表向きの顔は美人の婚約者を持ち、エリート街道まっしぐらの弁護士ですが、裏の顔は仲間の医師・杉谷と共に連続殺人を行うサイコパスです。
そんなサイコパスな二宮が突然マスクを被った連続殺人鬼に襲われ、復讐のために犯人を追うというストーリーとなっています。
主人公がサイコパスという展開は珍しく魅力的です。
が、そんな危険で魅力的な二宮を演じるのは人気ダンスアイドルグループKAT-TUNの中心的メンバーである亀梨和也さんです。
爽やかなイメージも強い亀梨さんですが、彼が持つクールな雰囲気は二宮というキャラクターとマッチしており、ハマり役だったと思います。
犯人を追う中で、自身がかつて誘拐され、人工脳チップによってサイコパスになってしまったことを知った二宮は、犯人に襲われた際の衝撃によって脳チップが故障し、婚約者・映美への愛情やこれまでの殺人への罪悪感など初めての感情を味わうことになるのです。
自身から込みあがってくる感情に激しく戸惑う二宮を亀梨さんが見事に演じきっています。
管理人
そんなマスクの殺人鬼と二宮の関連性を追うのが女刑事・戸城ですが、演じた菜々緒さんの演技も戸城の冷静沈着な雰囲気にマッチしています。
調査によって犯人が同じ誘拐被害者の生き残りである男・剣持だったことを知る二宮。
剣持は二宮と同じように脳チップが故障したことによって、強い罪悪感に苦しめられるようになり、脳チップによってサイコパスになってしまった自分以外の生き残りを殺害していたことが明らかになります。
剣持を葬り、脳チップを修理しないまま、人間らしい生活を送ることを決めた二宮。
ですが、全てを知ってしまった映美にナイフで刺されてしまうというまさかの展開が待ち受けます。
管理人
正当防衛になるように映美の首を絞めた二宮は女刑事・戸城のもとへと向かえと訴えます。
そして、二宮が本当に映美のことを愛していたことが分かる切なくも美しいラストシーンで映画は終わりを迎え、エンドロールとなります。
この見事なラストシーンには衝撃を受けました。全体的に非常にシリアスな作品ではあります。
が、二宮以外にもクールな女刑事・戸城、サイコパス仲間の杉谷、渋い警察官・乾など魅力的なキャラクターが登場するテンポの良さが気持ちの良い作品となっています。
『羊たちの沈黙』といったスリラー作品が好きな方にもぜひオススメしたい作品です。
『怪物の木こり』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★☆星4
亀梨くんが主演ということで気になって見て見ました!
最初のシーンから主人公のサイコパスさにビクビクしながら見てたら主人公よりももっとサイコパスなキャラクターばかりでビビり散らかしました。
年齢制限あるだけあるなって言うグロさ、怖さがありました。
主人公はサイコパスなだけじゃなくてちゃんと愛した人を守ってた自分と同じ境遇の子供たちに優しく対応できるちゃんと人間らしい性格の持ち主なところ、サイコパスには変わりないのですが、同情してしまう所もありました。
脳にチップを入れられる入れられてた、そんなことありえない話ですが結構リアルに起こりうる事件そうでほんとに怖く感じました。
スリル満点で猟奇的な話が好きな人にはオススメです。
20代女性
★★☆☆☆星2
サイコパスな役柄を演じた亀梨和也のサスペンススリラー。
クールな顔で非人道的な行動を取ると言う絶対でしたが、割と表情に出てしまっておりサイコパス感は正直薄かったです。
どちらかといえば友達役の染谷将太の方が医者のくせに裏は残虐非道な性格でサイコパス感が満載でした。
ここは演技力の違いなのかもしれないです。
怪物である連続殺人鬼に関しては異様なビジュアルをしており、斧を振りかざして襲いかかってくるシーンは流石に驚いたし声が出ました。
アクションシーンはやはり三池監督らしくキレのあるシーンも多かったです。
しかし、全体的にサスペンススリラーとしては伏線が弱く、怪物の正体もパッとせず、ラストの衝撃は少なかったため物足らない作品となってしまいました。
40代女性
★★★☆☆星3
サイコパスを取り上げた作品としては、面白い視点が取り込まれた映画でした。
ミステリー要素はあるものの、後半に従ってなんとなく展開が読めてしまったのが、ちょっとストーリー性は惜しかったです。
サイコパスとシリアルキラーが同一のように取り扱われているところは、もう少し工夫があっても良かったのですが、サイコパスの原因がなかなか深く、作られた感情や感覚に対して、どう向き合っていくのかという部分は非常に面白かったです。
また、血飛沫の飛び方などは三池監督の良さが出ていて、それほどグロテスクではないけれど、残酷な見せ方が演出されていて、為になるカメラワークはとても勉強になりました。
たくさんサイコパスが出るので、出来たらもっと色んな性質の書き分けがあったらより物語的に面白いなと思います。
30代女性
★★★★☆星4
事前情報を聞いてみると、バイオレンスな展開がずっとつづくのかと思いきや、ドラマ的な流れもあってストーリーも楽しめる作品になっていました。
バイオレンスが得意ではない自分にとっては良かったですし、あまりにエグい表現も自制してもらっていたのでストーリーを楽しむこともできました。
基本的には予想の範囲内のストーリーで、結果もそれほど驚くことではなかったのですが、演出はさすがで最後まで集中して鑑賞しました。
俳優陣の演技も素晴らしかったです。
亀梨さんのクールな佇まいは、男性も私から見てもかっこよく惹きつけられます。
リアリティのないストーリーにリアリティを付加する作業がかなりできていて、見ていて恐ろしくなりました。
良作です。
40代男性
*映画『怪物の木こり』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
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