映画『マインクラフト/ザ・ムービー』がひどいと炎上した理由5つ。エンドロール後の最後シーン、続編を解説&考察。

2025年4月25日、日本公開の映画『マインクラフト/ザ・ムービー』。
世界で最も売れたゲームとして知られる「マインクラフト」の独特のブロック世界を舞台がついに実写映画化されました。
無限に広がる冒険と創造の世界をどう映像化するのか?と、公開前から大きな注目を集めました。
そして、2025年の公開と同時に世界中で大ヒットを記録しました。
しかし、映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、「ひどい」と炎上したようです。その理由には5つあると考察されるので、解説していきます。
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目次
映画『マインクラフト』がひどいと言われる理由3つ
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、世界一売れたゲーム『マインクラフト』を実写化した作品です。
公開後は世界的な大ヒットとなり、興行収入は1350億円を突破し、まさに2025年を代表する話題作となりました。
しかし、その内容については賛否が分かれ、なかには「ひどい」という厳しい感想を抱く観客も少なくありませんでした。
では、なぜ映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は「ひどい」と言われてしまったのか、その理由を3つの観点から考察していきます。
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ひどい理由① スティーブ役のジャック・ブラック
ジャック・ブラックといえば、『スクール・オブ・ロック』や『ナチョ・リブレ 覆面の神様』で知られる個性派俳優。近年では『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でクッパの声を担当し、コミカルで存在感のある演技が高く評価されました。
そんな彼が象徴的キャラクターであるスティーブを演じましたが、スクリーンに映し出された姿は“ゲームのスティーブ”というより“普段のジャック・ブラック本人”に見えてしまい、「原作のイメージを壊している」「コスプレ感が強い」といった声が噴出。
キャスティングが映画全体への不満につながったと指摘されています。
ひどい理由② 違和感のある映像表現
マインクラフトといえば、すべてが立方体で構成された独特の世界観が最大の魅力です。
ファンの間では「実写映画ではどう再現するのか」と大きな注目を集めていました。
しかし、完成した映像はグリーンバック合成を多用したCG主体の仕上がりで、リアリティよりも不自然さが目立つ結果に。
「ゲーム実況の背景合成を見ているようだ」と揶揄されるほど、期待を裏切る映像表現になってしまいました。
ひどい理由③ 中途半端なストーリー展開
原作ゲームには明確なストーリーが存在せず、プレイヤー自身が建築や冒険を自由に楽しめるのが特徴です。
そのため映画化にあたり、どんな物語を描くのかは当初から不安視されていました。
実際の映画は、壮大な冒険譚にはなりきれず、かといって人間ドラマとしても深みに欠ける中途半端な内容に。
クライマックスにも盛り上がりを欠き、「結局何を描きたかったのか分からない」という観客の声を招くことになりました。
評価を分けた実写映画化
『マインクラフト/ザ・ムービー』は、世界的な人気ゲームを題材にしただけに大きな注目と期待を集めました。
しかし、キャスティングの違和感、映像表現の不自然さ、そしてストーリーの弱さが重なり、一部の観客からは「ひどい」と評される結果に。
大ヒットを記録した一方で、作品評価は真っ二つに分かれ、実写化の難しさを改めて浮き彫りにした作品ともなりました。
マインクラフト実写映画が炎上した理由は2つ
世界的な人気を誇る「マインクラフト」の実写映画化というニュースは、発表当初から大きな注目を集めていました。
ゲームファンの間では「どんな映像表現になるのか」「ゲームの自由度をどう物語に落とし込むのか」と期待が膨らみ、公開前からSNSや掲示板では熱い議論が繰り広げられていたほどです。
ところが、そんな期待値の高さが裏目に出る形となり、本国アメリカを中心に予想外の炎上騒動へと発展してしまいました。
その炎上の背景には、観客の行動を巡る問題や、公開前に解禁された予告編への強い批判が重なっていたのです。
なぜ、ここまで物議を醸す事態となってしまったのか、炎上した理由は2つあると考察されます。
管理人
炎上した理由①劇場での迷惑行為問題
アメリカ国内では、劇場内で様々な迷惑行為が散見されることになり、その事が原因で炎上することとなりました。
ゲーム内でのレアキャラクター・チキンジョッキーが登場するシーンで寄声をあげたり、大暴れしたり、ポップコーンを投げたりする観客が多発。
一部の劇場では迷惑行為禁止というメッセージが掲示されることとなりました。
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中には本物のニワトリを持ち上げるといった迷惑極まりない行動する観客もおり、劇場でのマナー違反を巡って大問題となりました。
炎上した理由②低評価が相次いだ予告編
公開に先立って2024年9月に予告編が公開され、わずか3日間で2,600万回再生という驚異的な数字を記録しましたが、高評価57万に対して、低評価が110万件という異例の結果となり、炎上することとなりました。
この低評価の理由は、映像のイメージがファンの想像していたものとかけ離れていたことや、前述したように普段着のジャック・ブラックにしか見えないスティーブに対して否定的な意見が集まったことによるものです。
それだけマインクラフトに対する思い入れが強いファンが多かったということでしょう。
エンドロール後|最後の女性は誰?実は原作ゲームに登場している
エンドロール後にスティーブが探し物をするため、以前住んでいた家に出向くと、新しい住民の女性がいます。
そして、女性に頼んで中に入れてもらうシーンが描かれます。
この最後に登場したこの女性は一体誰だったのでしょうか?実は、最後の女性は原作ゲームに登場するキャラクター・アレックスであると考えられます。
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原作ゲームでは、プレイヤーはデフォルトで9つのキャラクターを選ぶことが出来ます。
スティーブに次いで二番目に導入されたキャラクターがアレックスであり、マインクラフトファンにはお馴染みのキャラクターです。
ファンにとっては嬉しいサプライズでした。
ちなみに、アレックスを演じたのは、コメディアンとしても活動するケイト・マッキノン!今後の作品でスティーブを演じるジャック・ブラックとの掛け合いが期待されます。
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続編『マインクラフト2』では、新キャラクター・アレックスも活躍すると予想
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』が世界中で大ヒットを記録したことから、映画公開から数日後には続編が計画されることになったそうです。
2025年4月11日にはアメリカのニュースサイトであるComicBook.comで、続編の開発がもうすぐスタートする段階になると報道されました。
続編では、おそらくエンドロール後に登場する新キャラクター・アレックスも活躍すると考えられます。
どんな作品になるのか期待して待ちましょう。
管理人
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』のあらすじ
(以下、映画『マインクラフト/ザ・ムービー』のあらすじです。)
『マインクラフト/ザ・ムービー』のあらすじ|不思議な世界・オーバーワールドで生活を営むスティーブ
幼い頃、鉱山採掘が夢だったスティーブは代わり映えのしない毎日に嫌気が差して、鉱山に入ると、奇妙な光を放つキューブとクリスタルを発見します。
キューブとクリスタルを組み合わせると、すべての物質が四角で出来た不思議な世界「オーバーワールド」のゲートが開き、自分の発想次第で自由に様々なものが作り出せる世界に感動し、スティーブはデニスというオオカミとともにオーバーワールドで生活することとなりました。
しかしながら、生活する中で「ネザー」という暗黒世界のゲートも開いてしまい、キューブとクリスタルの力を利用してオーバーワールドを支配しようと企むマルゴシャと部下のピグリンたちにスティーブは狙われることになってしまいます。
スティーブからキューブとクリスタルを託されたデニスは現実世界へと逃げます。
『マインクラフト/ザ・ムービー』のあらすじ|オーバーワールドへと辿り着いたヘンリーたち
現実世界でキューブとクリスタルを拾ったのは、30年以上前にゲームの全米チャンピオンになった栄光が忘れられない倒産寸前のゲーム屋を営むギャレットでした。
一方、ギャレットが住む町にヘンリーとナタリーという姉弟が引っ越してきます。
ヘンリーは転校初日に大きなトラブルを起こし、偶然知り合ったギャレットの店を訪れたところキューブとクリスタルを組み合わせてしまい、鉱山へと導かれていきます。
ナタリーと彼らに借家を貸している不動産業者のドーンは、ヘンリーの行方を追って鉱山へと向かい、四人はゲートを抜けてオーバーワールドへと辿り着きます。
四角で出来た不思議な世界に驚く四人をゾンビたちが襲い、絶体絶命の危機に瀕しますが、スティーブが救出に現れ、ピンチを救います。
元の世界に戻るために必要なクリスタルをギャレットが戦いの最中に割ってしまったことから、スティーブの案内でクリスタルがある森の洋館を目指すこととなります。
『マインクラフト/ザ・ムービー』のあらすじ|いよいよ始まるマルゴシャとの最終決戦
立ち寄った村でスティーブからこの世界の仕組みについて教わったヘンリーは、元々発明が好きだったことからいろんな物をクラフトしていくようになります。
そんな中、マルゴシャの指示によって現れたピグリンが村を襲い、スティーブ、ギャレット、ヘンリーとナタリー、ドーンの二手に別れて洋館を目指します。
生活が困窮していることから悪知恵が働いたギャレットはヘンリーには内緒でダイヤモンドを手に入れようと山岳地帯に向かいますが、ヘンリーにバレてしまい、険悪なムードになってしまいます。
なんとか森の洋館に辿り着き、クリスタルを手に入れたヘンリーたちでしたが、マルゴシャとピグリンたちが現れ、洋館へと続く橋を破壊し、クリスタルが奪われてしまいます。
危険な状況の中で、ギャレットが命がけでスティーブとヘンリーを守り、大爆発の中で姿を消します。
ナタリーとドーンが作ったキノコの家で目を覚ましたスティーブとヘンリー。
キューブとクリスタルの力を利用してオーバーワールドを征服しに来るであろうマルゴシャたちとの戦いに備えて、アイアンゴーレム軍団を作り上げるのでした。
以上、映画『マインクラフト/ザ・ムービー』のあらすじでした。
果たして、ヘンリーたちはオーバーワールドを救うことが出来るのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『マインクラフト/ザ・ムービー』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|超人気ゲーム・マインクラフトをまさかの実写映画化
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、全世界でなんと3億5000万本もの売り上げを誇る超人気ゲーム・マインクラフトを実写映画化した作品として2025年に公開されました。
実写化不可能とも言われた作品をどう映画化するのか、話題性もあり、全世界で興行収入9億ドル以上を稼ぎ出す大ヒット作品となりました。
そんな映画『マインクラフト/ザ・ムービー』で、まず目を奪われるのか、ゲームを再現した独特な世界観です。
全てのものが四角で出来ているマインクラフトの世界を見事に再現した映像は、まるで観客もマインクラフトの世界に入り込んだような気持ちにさせてくれます。
そして、そんなわくわくする世界観を盛り上げる音楽にも注目です。
アメリカの伝説的なニューウェーブバンドであるDevoの中心的メンバーのマーク・マザーズボーが手掛けた音楽は80年代を彷彿とさせるシンセポップとなっており、見事にマッチしています。
ストーリーに関しては、元々シミュレーションゲームということで明確なストーリーがない原作ゲームであることから、どんなストーリーになるのか不安視されていましたが、マインクラフトの世界に迷い込んでしまった主人公たちが住人のスティーブと協力して、世界を支配しようとするマルゴシャたちと戦い、元の世界を目指すという大人から子どもまで楽しめる単純明快なストーリー展開です。
なぜ、マインクラフトの世界が出来上がったのか?といった疑問については具体的に描かれることはないので、世界観の細かい設定に拘る方は不満に感じてしまうかもしれませんが、この作品に関しては、難しいことは考えずに童心に戻って鑑賞する方が楽しめるかもしれません。
そして、なんといっても魅力的なのは、そのキャラクターたちです。
ジャック・ブラック演じるスティーブは、賛否両論別れたもののそのテンションの高い演技は思わず笑ってしまいます。
ガービッジマンことギャレットを演じたジェイソン・モモアも同様で情けないけど、どこか憎めない魅力的なキャラクターに仕上がっています。
現実世界に嫌気が差し、オーバーワールドの住民になったスティーブ。
過去の栄光が忘れられずに自堕落な生活を送るギャレット。
そして、転校した学校で馴染めずにトラブルを起こしてしまうヘンリーと、負け犬と揶揄されてしまいそうな登場人物たちがオーバーワールドでの冒険を通して、大きく成長していく展開はありきたりではありますが、素直に感動させられます。
映画のラストもマルゴシャを倒して、現実世界に戻って来た5人がそれぞれに前向きな進路に向かうという安心のハッピーエンドとなっており、大人から子どもまで楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっています。
『マインクラフト/ザ・ムービー』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★★星5
ゲームで遊んでいる「マインクラフト」の実写映画の内容や声優に興味があり、子供と一緒に観に行きました。
劇場にいた他の子供と一緒に、面白いシーンでは大笑いしたりして親子ともに最後まで大興奮で観れました。
ゲームの世界観を忠実に四角形で再現していて面白かったですし、そこにリアルな人間がいるいつもとは少し違う異世界感がクセになります。
戦闘シーンやエリトラで飛ぶシーン、トロッコのシーンは迫力の映像美で息を飲みました。
スティーブをはじめ、マイクラの中に入ってしまったそれぞれに悩みのある人間たちが、各々の発想力や想像力でクラフトし、徐々に協力して悪に打ち勝つ王道ストーリーですが、今まで観た映画にはない自由度や、再現度に驚きを感じます。
一度是非観てもらいたい作品でした。
30代女性
★★★★☆星4
正直、マイクラを映画にして面白くなるのかな?って思ってたんですけど、観てみたら意外とアリでした。
ストーリーは、現実世界の子たちがマイクラの世界に飛ばされて冒険するっていう、割と王道な感じ。
でもマイクラならではのブロック世界がしっかり再現されてて、ファンとしてはテンション上がりました。
スティーブのキャラがまさかあんな感じでしゃべるとは思ってなかったけど、意外と良い味出してた。
あと、チキンジョッキーのシーンとか、ゲームやってる人ならニヤッとする小ネタもあって楽しいです。
映像はちょっとクセあるけど、慣れると気にならない。
ただ、クラフト要素が少なめだったのはちょっと残念かも。
建築とかレッドストーンとか、もうちょい見たかったです。
でも全体的にはライトな感じで、親子で観るのにもぴったりな映画でした。
マイクラ好きなら観て損はないと思います!
20代男性
★★★★☆星4
小学3年生の息子とマインクラフトのゲームで遊ぶことが多く、期待して観に行きました。
ブロックの世界を映像として上手く再現していて、今の映像技術は凄いなと思いました。
観客が幼児や子供中心だったので知っているキャラクターが出てくると場内が盛り上がり、私も息子と「これはアレだね」と小声で話しながら楽しく鑑賞しました。
オリジナルストーリーなので、ゲームをやっていない人でも冒険ファンタジーとして楽しめると思います。
ゲームには登場しない映画オリジナルのキャラクターが良い味を出していてツボにハマりました。面白かったです。
子どもから大人まで幅広い層が楽しめる作品で、ゲームを知らない親子でも一緒に盛り上がれる映画だと感じました。
40代女性
★★★☆☆星3
登場人物それぞれが、現実世界ではどこか空虚さを抱えているという共通点があるのが面白いと感じました。
同時に、意図せず『マインクラフト』の世界に迷い込んだものの、最終的にはその空虚な現実世界へ戻ろうとするモチーフが興味深いと思いました。
基本的には平和な雰囲気の映画で、登場人物たちはゲームの世界では非常に楽しそうに過ごしています。
ラストシーンで彼らが現実世界に戻ったときには、大団円で幕を閉じます。
きっと忘れていた大切なものや、作中で得るものが(はっきりと目に見える形ではないにしても)あったに違いありません。
そのため、ゲームを知らなくてもファンタジー映画として十分に楽しめる作品だと思いました。
子供向けの作りではありますが、先に述べたようにメッセージ性も込められており、子供と一緒に観るのにも良いと感じました。
40代男性
*映画『マインクラフト/ザムービー』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。