映画『コンテイジョン』あらすじやネタバレ含む感想評価!コンテイジョンの意味は「接触感染」。現代のパンデミックを表現。

現代のウイルスパンデミックを予言した映画と話題になっている映画『コンテイジョン』。
未知のウイルスが発生し、ワクチンもなく感染者が物凄い勢いで増えていき命を落とす人も数え切れないほどに。
ロックダウンが起き、スーパーの商品を買い占めたり薬を求めて暴動が起きたり外出禁止となります。
NetflixやAmazonプライムビデオのランキングでは、視聴ランキングでTOP10入りをしていたことも。特にコロナ禍では日本だけでなく世界でも注目を集めている映画でした。
管理人
マッド・デイモン、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーン、マリオン・コティヤール、ジュード・ロウなどキャスト陣も超豪華です。
マッド・デイモンとケイト・ウィンスレットが感染拡大防止に向けたメッセージ動画も話題となりました。
- コンテイジョンのあらすじ
- コンテイジョンのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
- コンテイジョンの意味は接触感染
目次
コンテイジョンのあらすじ|致死率20%のウイルス発生
(以下、映画「コンテイジョン」のあらすじです。)
コンテイジョンのあらすじ|致死率20%の新種ウィルスが大流行する世界
アルダーソン社の役員ベス・エムホフは、香港の出張から数日後に急死してしまいます。そしてベスの息子のクラークをはじめ彼女に接触した人が次々に、謎の急死を遂げてしまいます。
この事態を受け、疾病管理センターやアメリカ政府、WHOなど各機関が原因究明に動き出し、MEV-1ウィルスと名付けられた致死率20%を超える強力な新種のウィルスを発見します。
政府医療関係者が全国でワクチン開発や原因究明に力を尽くす中、フリーの記者アラン・クラムウィディが自身のブログで独自に特効薬の情報を流し、情勢は混乱していきます。ウィルスの抗体があったベスの夫ミッチは、荒れていく街の中、抗体があるか分からない娘のジョリーをウイルスから必死で守り抜いていこうとします。
コンテイジョンのあらすじ|次々と命を落としていく、謎の病気の発生
ベス・エムホフは新工場設立のため、香港に出張していました。そして帰りのシカゴでの乗り継ぎで密かに元恋人ジョン・ニールに会い、ミネアポリスに帰ります。
夫のミッチは、帰国後から体調を崩していたベスを心配し病院に連れていきます。病院に着いたベスはですが容体が急変し、命を落としてしまいます。突然妻を失ったことに受け入れられないミッチでしたが、義理の息子のクラークが同じような症状で倒れたという電話を受けて家に急いで帰ります。
しかしミッチが着いた時、クラークはすでに息を引き取っていました。その頃、香港でベスと同じ症例が数十件確認され、WHOの疫学者レオノーラ・オランテスが調査をしています。疾病管理センターではエリス・チーヴァーが、感染拡大を抑えるためエリン・ミアーズをミネアポリスに派遣しました。
そして感染が予想されるミッチは隔離されます。
コンテイジョンのあらすじ|新しいウィルスは生物兵器
現地に着いたミアーズはウィルスの知識のない関係者たちに、感染拡大のスピードを予測するためにはR-0(アールノート)という感染者1人から何人が二次感染するかという数字が重要であることを伝えます。
その頃、疾病管理センターでは研究員のアリー・ヘクストールが原因のウィルスを調べていました。ヘクストールはサンフランシスコ大学のサスマン博士にサンプルを送り、糸口を掴もうとします。
そしてサスマン博士のもとに、症例が発症した初期から動向を追っていた記者のアランが近づき、生物兵器の可能性を問いただすのでした。同じくしてチーヴァーの元にも、国土安全保障省のハガティ海軍少将が接触してバイオテロの可能性を聞きますがチーヴァーは否定します。
世間ではクラークが通っていた小学校で何人かの児童の感染が確認されたことが報道されます。
以上、「コンテイジョン」のあらすじでした。
コンテイジョンのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
(以下、映画「コンテイジョン」のネタバレを含む感想評価と口コミ評判です。)
ネタバレ注意!コンテイジョンの感想評価|新種のウィルスがまん延する世界で戦う人々の強さ
MEV-1ウィルスが広がりデマの情報や暴動など世界が混乱していく様子がとてもリアルでした。
その中でも、人を思いやる心を忘れない人々の行動が胸に響きます。
職業として人々を守るミラーズやヘクストールの姿はもちろん、ミッチやチーヴァーのように自分の大切な人を全力で守る姿も描かれています。
それぞれの守り方、戦い方が描かれていたのが印象的でした。
管理人
映画の中での注目は、マット・デイモンとジュード・ロウの演技です。
マット・デイモンの演じる妻と息子を一気に失くし、残された娘を全力で守るミッチの演技が心に残りました。
ダンスをしているジョリーを見つめる最後のシーンでは、悲しみから希望へというミッチの心情の変化が表情だけでよく表現されていたと思います。
ネタバレを含む口コミ評判レビュー
★★★★★星5
コンテイジョンは2011年に公開された映画ですが、2020年に政府が緊急事態宣言を発令してから、私はこの映画を知りました。
この映画を観ようと思ったきっかけは、外出自粛中に観た、テレビのニュース番組で取り上げられていたからです。
ウイルスの感染拡大が社会問題になっている状況に、この映画がよく似ていると話題になっていました。
国民がパニックになったり、医療崩壊に陥ったり、とても生々しい様子を観られました。
コンテイジョンは、感染病によって、治安が徐々に悪くなる社会を事細かに教えてくれます。
明日は我が身と思うと恐ろしいですが、他人事ではないと思いました。
この映画には、人や物などに触れるシーンを何回も映します。感染する瞬間が身近な日常にたくさん溢れていると、訴えかけているのです。
コンテイジョンでは、特に、医療関係者や感染者の遺族などの心理描写がたくさんあります。
様々な立場の人間の気持ちを汲めるように、丁寧に制作された映画です。
この映画を観れば、感染病の恐ろしさが分かり、感染病によって変わってしまった世界を痛切に感じるでしょう。
20代女性
★★★★☆星4
映画『コンテイジョン』は、ウイルスを予知していたのかという映画でした。
自然界で簡単に起こりうるであろう出来事がきっかけで世界の約8万人の尊い人命を奪った。
DAY2から始まるこの映画は、どうやってウイルス感染が広がっていくのかがよくわかりました。
気づかず広げてしまっている人、気づかずに感染して死んでいく人、人々の死や混乱を商売にする人。
マスコミやネットの情報で人々は混乱し、他人を傷つけ、盗み、自分のことを守るために必死に行動する。
恐怖というのはこんなにも早く、簡単に人間を混乱させていくのかと思うと恐ろしくてたまりませんでした。
今、自分が何をするべきか、こうなった時にどう行動すべきか、未来をイメージできる映画でした。
感謝と贖罪の混在する映画で、どんなメッセージを受け取るのかは見る人によって大きく変わる映画だと思いました。
とにかく必見です。
30代女性
★★★☆☆星3
私が映画『コンテイジョン』を観賞しようと思ったのは、ユーチューバーのはじめしゃちょーさんがユーチューブに投稿した動画を見たのがきっかけです。
2020年現在、世界的に未知のウイルスが流行しており、活動自粛が叫ばれていますが、はじめしゃちょーさんはその動画の中で活動自粛が出来ていない方達へ向けてこの映画コンテイジョンを観て欲しいとおっしゃっていました。
私は出来る限り活動自粛はしておりますが、今の状況に不安を感じており興味があったので観てみることにしました。
コンテイジョンは古い映画ですが、コロナ禍の状況にすごく似た設定です。
人間が未知のウイルスに遭遇しそれが蔓延してしまったら、それを収束させるためにどんなことが起こるのかが描かれていました。
この映画は、決して面白いとは言えず恐怖しかないので、普段だったら絶対に観たくない映画だと思います。
私はこの映画を観て、漠然と抱いていた不安が具体的な不安に変わりとてもスッキリしたきもちになりました。
30代女性
★★★★★星5
この映画は2011年上映ですが、最近の世界的なウイルスの流行で未来を予言したとして再び話題になっています。
簡単なストーリーは香港で発生した感染病がアメリカや世界に渡り大流行を引き起こし、市民はパニックになり政府や科学者はワクチンの開発を急ぎ病気の拡大を食い止めようとするする流れです。
世界で流行したコロナウイルスでの社会情勢との共通性は、
1・中国、香港で感染病が始まり、世界中を航空機で移動する人達により拡大した。
2・人々はパニックになり、スーパーで買い占めが起こった。
3・この病気に対するワクチンの開発はアメリカ政府の緊急の課題になり、それをめぐるさまさまな問題が起こっていること。
などです。
俳優陣はマット・ディモンが今よりかなり若い?容貌で、妻を病気で失う市民を熱演しています。
SFともホラーとも解釈できますが、今日的な視点では近未来映画とも言えます。
この映画を見て学べることは、1.コウモリや動物が感染症の原因になることがわかっていながら、ウイルスのような問題を起こした人類の愚かさ。2.なぜ、人はこのような問題が起こると、周囲の迷惑も考えずに買い占めを行うのか?エゴの塊のような人間の悪い側面。3.人を救うはずのワクチンや薬が、金儲けに利用されるという利己的な人間の欲深さ。などです。
映画では数百万人の犠牲者がでますが、今後ウイルスにそんな状況にはなってほしくないと願うばかりです。
また、映画では比較的早くワクチンが開発されましたが、今後も早期のワクチンの成功を願うばかりです。
40代男性
★★★★☆星4
ネットの評判で、現在起こっているウイルスを予言したような映画だと言われており、当時見た人達も再度見直しているという映画で興味があったので、配信サービスで見てみました。
マット・デーモンやグウィネス・パルトロー、ジュード・ロウ等、豪華キャストが出ている割にこの人が主となって物語が解決していくというわけではなく、本当にウィルス発生の恐怖や発生から終息まで過程を色々なキャストの目線になって作られていました。
前情報があったというのも有ると思うのですが、これからウイルスと戦っていく私達には、役に立つ映画だと思いました。
医療崩壊したらどうなるのか、パニック状態になると人はどういった行動にでるのかが描かれているので、現実にも起こりうるなと思いながら見ていました。
最後に一つ考えさせられた事がありました。
ラストはハッピーエンドでワクチンができるのですが、そのワクチンは、政府、薬品会社側からの意見としては完成されたものだというふうに配られます。
一方では、世界中の人達が治験者となり、もしかすると何十年後に神経疾患などの副作用が起こりうる場合があると言っています。
ワクチンを打つ事に反対している人達がいました。
私は、今回のワクチンができたら終息だと思っていたので、考えが甘かったなと改めさせられました。
30代女性
*映画「コンテイジョン」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
コンテイジョンの意味は接触感染
コンテイジョンは英語で「contagion」で接触感染という意味です。
「感染」という英語は「contagion」以外にも「infection」というのがあり、「infection」は主に空気感染など自然に感染してしまうことを指します。
対してコンテイジョン=contagionは接触感染で人と人や人や動物などの接触による感染のことを指します。
この映画での感染経路は最後で明らかになりましたが、コウモリが持っていたウイルスが豚から人へ、人から人へといった接触で広がります。
接触により起こったウイルス感染であったので、タイトル通り『コンテイジョン』という意味通りの映画になったのでしょう。
映画の中でも、ドアノブやバスの手すりなどを触っているシーンは強く意識付けるようなカメラワークでした。
また、ウイルス感染したと思われる人が近寄ってきたところをマッド・デイモン演じるミッチが触れないように逃げるシーンも印象的でしたね。
結局スーパーに行くも感染したと思われる人が色々な物を触っているリスクがあり、食料品も結局捨ててすぐにアルコール消毒していました。
実際に、ドアノブやエレベーターのボタンなどに付着した菌は2日は少なくとも付いていると言われています。そういった意味でもコンテイジョンの接触感染というリアルさをよく描いてるものだと感じます。
管理人