映画『空母いぶき』自衛隊が協力拒否した理由とは?打ち切りの真相とひどい評価を徹底解説

2019年5月24日公開の映画『空母いぶき』。
かわぐちかいじによる同名漫画を原作とした社会派エンターテインメント作品です。
日本の安全保障を真正面から描いた意欲作として注目を集めましたが、公開後にはこのような噂や評価も広がりました。
- 自衛隊が協力を拒否したのでは?
- 原作は打ち切りになった?
- ひどい・リアリティがない
では、「自衛隊協力拒否の真相」「原作打ち切り説」「ひどいと言われる理由」を軸に、映画『空母いぶき』の評価がなぜ分かれたのかを解説していきます。
作品の立ち位置や興行収入も踏まえながら、事実と誤解を切り分けて見ていきましょう。
目次
自衛隊が撮影に協力を拒否した?真相を解説

国防をテーマに描いた映画『空母いぶき』。
映画『空母いぶき』のように自衛隊が中心となる作品であれば、リアリティを出すために自衛隊の全面協力があったのではないか?
そう考える方も多いでしょう。
しかし一方で、「自衛隊が協力を拒否したらしい」という噂も広がっています。
実際のところはどうだったのでしょうか。
結論|全面協力はなかったが完全拒否ではない
結論から言うと、自衛隊が全面的に撮影協力を行った事実はありません。
ただし、「完全拒否」だったわけでもありません。
俳優陣が施設見学を行うなど、一定の範囲での協力はあったとされています。
実機や艦艇を使用した大規模ロケのような全面支援がなかった、というのが正確な理解です。
では、なぜ全面的な協力には至らなかったのでしょうか。
なぜ全面協力がなされなかったのか
もっとも大きな理由として考えられているのが、外交上の懸念です。
映画『空母いぶき』では、架空の国家との武力衝突が描かれていますが、設定や地理的条件から、現実に存在する特定の国を想起させる構図になっています。
もし自衛隊が全面協力した場合、
- 日本=善
- 相手国=明確な脅威
という図式に国が公式に関与したと受け取られる可能性があります。
これは外交的に非常にデリケートな問題です。
特に近隣諸国との関係を考慮すれば、慎重な判断になるのは自然とも言えるでしょう。
『亡国のイージス』との違い
同じく自衛隊を題材にした映画として挙げられるのが、2005年公開の『亡国のイージス』です。
『亡国のイージス』では、防衛庁(当時)、海上自衛隊、航空自衛隊が全面協力しています。
ただし当時も決して簡単に決まったわけではなく、防衛庁長官だった石破茂の後押しがあったとされています。
つまり、全面協力が実現するかどうかは「作品内容」と「政治判断」のバランスによる部分が大きいのです。
『空母いぶき』は日中関係を連想させる設定を含んでおり、より慎重な判断が求められた可能性は十分に考えられます。
CG主体の制作方針という可能性
もう一つの可能性として考えられるのが、制作側がそもそも全面協力を強く求めなかったという点です。
自衛隊の実機や艦艇を使用した撮影は、調整や安全管理を含めて大規模かつ高額になります。
そのため、
- コスト面の問題
- スケジュールの制約
- 表現の自由度
などを考慮し、CG主体の制作方針が選ばれた可能性もあります。
結果として、製作費は抑えられ、興行収入は約11億円を記録しました。
しかし一方で、「映像がリアルに見えない」、「戦闘シーンに迫力が足りない」といった声が上がったのも事実です。
このリアリティ論争が、「自衛隊が協力を拒否したからでは?」という噂につながったと考えられます。
協力拒否というより慎重な距離感
『空母いぶき』において自衛隊は、
- 完全拒否ではない
- しかし全面協力でもない
という中間的な距離感を取ったと見るのが妥当でしょう。
外交的配慮、政治判断、制作方針。
複数の要因が絡み合った結果であり、単純に「拒否された」と断定するのは正確ではありません。
そしてこの距離感こそが、後述する「ひどい」「リアリティがない」という評価にもつながっていくのです。
原作漫画は打ち切りではない!噂された理由は2つ

映画『空母いぶき』の公開後、検索上で多く見られるようになったのが、このような疑問です。
- 原作 打ち切り
- 映画がコケたから連載終了したのでは?
しかし、結論から言えば、原作漫画が打ち切りになった事実はありません。
ではなぜ、そのような噂が広まったのでしょうか。理由を一つずつ解説していきます。
管理人
結論|打ち切りの事実はない
『空母いぶき』は、『沈黙の艦隊』などで知られる漫画家かわぐちかいじによる同名漫画が原作です。
連載は完結していますが、編集部都合による「打ち切り終了」ではありません。
作者本人も、意図した形で物語を締めくくったと語っています。
つまり、「打ち切り」という情報は誤解です。
「打ち切り」と言われた理由①最新刊の空白期間
もっとも大きな理由は、単行本の発売間隔が空いたことです。
2019年4月に12巻が発売されたあと、13巻がすぐに出なかったため、このような憶測が広がりました。
- 映画がヒットしなかった影響では?
- 人気が低迷したのでは?
しかし、実際は、2019年にかわぐち氏が食道がんを患い、休載していたことが理由です。
映画の興行収入や評価とは無関係であり、「映画が失敗したから打ち切りになった」という事実はありません。
「打ち切り」と言われた理由②最終回が唐突に見えた
もう一つの理由は、最終回の読後感です。
映画『空母いぶき』は、日中関係を連想させる国際情勢を扱う非常にデリケートな内容でした。
物語は一定の決着を迎えますが、このように受け取る読者も一定数存在しました。
- まだ続きそうに感じた
- 余白が多い終わり方だった
- 物語が途中で止まったように見えた
そこから「政治的圧力があったのでは?」「社会情勢的に続けられなかったのでは?」といった憶測が派生したのです。
しかし、作者は、意図した終わり方だったと明言しています。
つまり、読者の印象が噂を生んだ形と言えるでしょう。
続編『空母いぶき GREAT GAME』が現在も連載中
さらに重要なのは、物語が完全終了したわけではないという点です。
2019年12月からは続編となる「空母いぶき GREAT GAME」が連載開始されています。
2026年現在も連載は継続中であり、物語は新たな局面へと進んでいます。
もし本当に打ち切りであれば、続編がスタートすることは考えにくいでしょう。
なぜ「打ち切り」という言葉が独り歩きしたのか
まとめると、
- 単行本発売の空白期間
- 最終回の余白ある終わり方
- 政治的にセンシティブな内容
これらが重なり、「打ち切り」というワードが検索上で拡散したと考えられます。
実際には、作者の体調による休載と、意図された完結というのが事実です。
『空母いぶき』のキャスト相関図
キャスト相関図

キャスト・登場人物
| 秋津竜太 役 | 西島秀俊 |
| 新波歳也 役 | 佐々木蔵之介 |
| 垂水慶一郎 役 | 佐藤浩一 |
| 迫水洋平 役 | 市原隼人 |
| 瀬戸斉明 役 | 玉木宏 |
| 滝隆信 役 | 高嶋政宏 |
| 中根和久 役 | 村上淳 |
『空母いぶき』はひどい?ありえないと言われる理由4つ

『空母いぶき』を検索すると、このようなネガティブなワードが並びます。
- ひどい
- ありえない
- リアリティがない
興行収入は約11億円を記録した作品ですが、評価は大きく分かれました。
なぜ「ひどい」と言われてしまったのでしょうか。理由は4つあると考察されます。
管理人
ひどいと言われる理由①リアリティの欠如
もっとも多く挙げられるのが、戦闘シーンや自衛隊描写のリアリティ不足です。
映画『空母いぶき』は、原作が持つ緊張感や政治的リアリズムが評価されていましたが、映画版ではその部分が弱まったと感じた人も少なくありません。
特に、このような意見が目立ちました。
- 戦闘描写が軽く見える
- 緊迫感が不足している
- CGが浮いて見える
前述した通り、自衛隊の全面協力がなかったことも影響している可能性があります。
実機撮影が少なく、CG主体になったことで、軍事映画としての重厚さが薄れたという声につながったのでしょう。
ひどいと言われる理由②政治描写の単純化
原作は、国家間の駆け引きや政治判断を重層的に描く作品でした。
作者であるかわぐちかいじは、これまでも国防や国際政治をリアルに描いてきた作家です。
しかし映画版では、上映時間の制約もあり、このような指摘がありました。
- 政治的議論が簡略化されている
- 対立構図が単純に見える
- 登場人物の葛藤が浅く感じる
特に原作ファンほど、「物足りなさ」を感じた傾向があります。
ひどいと言われる理由③原作との改変
映画版では、設定やキャラクター構成が一部変更されています。
作品の展開も原作とは異なるアレンジが加えられており、これが賛否を生みました。
原作を高く評価していた読者からすると、このように感じる部分があったようです。
- 「なぜここを変えたのか」
- 「原作の緊張感が失われている」
原作付き作品では避けられない問題ですが、映画『空母いぶき』はテーマが重い分、その差がより目立ってしまったのかもしれません。
管理人
ひどいと言われる理由④テーマの重さと娯楽性のバランス
『空母いぶき』は、架空の武力衝突を通して「日本の安全保障」を問いかける作品です。
しかし、エンタメとして楽しみたい層と政治的メッセージを期待する層のどちらにも完全には振り切れていない、という評価もあります。
つまり、このように感じた観客が「ひどい」と評価した可能性があります。
- 軍事映画としては物足りない
- 政治映画としては踏み込みが浅い
それでも評価されているポイント
一方で、映画『空母いぶき』を評価する声も確実に存在します。
- 日本映画で空母を描いた挑戦性
- 国防を真正面から扱った点
- 一般層に安全保障問題を提示した意義
日本の実写映画で、ここまで大規模な自衛隊テーマを扱った作品は多くありません。
挑戦的な題材ゆえに、賛否が強く分かれたと見る方が自然でしょう。
「ひどい」は期待値の高さの裏返し
『空母いぶき』が「ひどい」と言われる理由は、この3点に集約されます。
- 原作とのギャップ
- リアリティへの期待
- 政治テーマの扱い方
しかし、それは同時に、多くの観客が高い期待を寄せていた証拠でもあります。
単なる駄作であれば、ここまで議論は起きません。
賛否を生むということ自体が、映画『空母いぶき』の持つテーマの重さを物語っているのだと思います。
管理人
『空母いぶき』はどんな映画だったのか?作品の位置づけ

『空母いぶき』は、かわぐちかいじによる同名漫画を原作とした実写映画です。
監督は若松節朗。
主演は西島秀俊と佐々木蔵之介が務めました。
原作は政治・軍事サスペンス色の強い作品として評価されており、日本の安全保障問題を真正面から描いた意欲作です。
映画版もまた、日本映画では珍しい「空母を主軸に据えた軍事ドラマ」として大きな注目を集めました。
興行収入は約11億円|成功か失敗か?
映画『空母いぶき』の興行収入は約11億円。
大ヒットとは言えないものの、社会派テーマの実写映画としては一定の成果を残した数字です。
一方で、これらについて考えると、「期待ほどではなかった」と見る声もあります。
- 製作規模の大きさ
- CGの多用
- 話題性の高さ
そのため、「コケた」「失敗した」という評価が一部で広がりました。
ただし、明確な興行的失敗と断言できる数字ではありません。
評価が分かれた理由:政治描写・緊迫感・リアリズムが期待外れの感じるファンもいた
『空母いぶき』の最大の特徴は、評価が極端に割れたことです。
日本映画でここまで軍事を扱った挑戦性を評価する声と、リアリティ不足や改変に不満を持つ声の、両方が存在しています。
特に原作ファンほど、政治描写の深さや緊迫感、リアリズムを期待していたため、その差が大きく感じられた傾向があります。
日本映画における立ち位置
映画『空母いぶき』は、日本映画の中ではかなり珍しいジャンルに位置します。
自衛隊や安全保障を真正面から扱う作品は数が限られており、比較対象として挙げられるのは『亡国のイージス』など、ごくわずかです。
その意味で『空母いぶき』は、これらいずれの側面でも“挑戦的な一本”だったと言えるでしょう。
- 商業映画として
- 社会派作品として
- 軍事エンタメとして
なぜここまで議論を呼んだのか
ここまでをまとめると、映画『空母いぶき』をめぐる議論は次の3点に集約されます。
- 自衛隊の全面協力がなかったことによるリアリティ論争
- 原作「打ち切り」誤解の拡散
- 原作との改変や政治描写の簡略化
つまり、『空母いぶき』は「失敗作」だったのではなく、期待値が極めて高かった作品だったのです。
テーマが重く、扱う問題もセンシティブ。だからこそ、観客の受け止め方が大きく分かれました。
しかし、日本の安全保障という現実的テーマをエンタメとして提示した点は、間違いなく映画『空母いぶき』の意義と言えるはずです。
管理人
映画『空母いぶき』のあらすじ

(以下、映画『空母いぶき』のあらすじです。)
『空母いぶき』のあらすじ|東亜連邦の攻撃により、防衛出動が発令される日本
日本最南端の波留間群島初島に国籍不明の戦艦が出現し、巡視船くろしおの乗員が拘束されてしまいます。
政府は潜水艦はやしお、護衛艦隊あしたか、いそかぜ、はつゆき、そして航空機搭載型護衛艦であるいぶきを派遣しますが、訓練中であったいぶきには取材中の記者である本多と田中の2名が搭乗していました。
東亜連邦という敵国のミサイルによって、いぶきが損傷し、60機のメグが接近する中で司令官である涌井が倒れてしまい、急遽いぶきの艦長を務める秋津が司令官も兼任することとなります。
事態を重く見た首相の垂水は防衛出動を発令、自衛隊が敵国へと直接攻撃する前代未聞の状況となります。
『空母いぶき』のあらすじ|映像の拡散により、日本中が大混乱となり、開かれる緊急会見
東亜連邦の魚雷がいぶきに放たれ、艦隊のはつゆきが盾となりますが、死者2名と多数の重傷者を出し、自衛隊初の人的被害となってしまいます。
潜水艦はやしおは魚雷を使わず体当たりで敵艦を無力化するも、自身も大破し前線から離脱することを余儀なくされます。
いぶきに乗り込んでいた本多記者は炎上するはつゆきを撮影、SNSによって世界中に拡散され、食料や物資の買い占めが行われるなど日本中が混乱状態となってしまい、事態を落ち着かせるために垂水総理は緊急で会見を開き、あくまで自衛行為と説明を行いますが、中野が店長を務めるコンビニではアルバイト店員が次々と訪れるお客の対応に追われていました。
続く敵駆逐艦への対応では、秋津の指示によって、犠牲を避けるためいそかぜの主砲で沈没させずに無力化することに成功します。
『空母いぶき』のあらすじ|圧倒的な劣勢の中で迫りくる潜水艦
ミグ10機の襲来に対し、いぶきからアルバトロス隊5機が発進され、数的に不利な状況である中、パイロットの柿沼の機体がロックオンされてしまい、海面急降下で危機を逃れますが、脱出後に処置を行うため担架で運ばれていた敵パイロットによって射殺されてしまいます。
報復しようとする乗組員を秋津が制して説得し、その姿を本多が映像として記録し、再び情報発信を行います。
その後、ミグ24機が来襲するも、敵潜水艦の迎撃によって甲板が損傷していたため機体の発艦が不能となってしまいます。
炎上するはつゆきの救助のためにしらゆきが前線から離脱しており、圧倒的な劣勢の中で更に潜水艦5隻が迫っていました。
果たして、日本はどうなってしまうのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
以上、映画『空母いぶき』のあらすじでした。
映画『空母いぶき』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

(以下、映画『空母いぶき』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|かわぐちかいじの同名人気漫画を豪華キャストで実写映画化
映画『空母いぶき』は、『沈黙の艦隊』や『ジパング』などで知られる人気漫画家・かわぐちかいじさんの同名人気漫画を、実写映画化した作品です。
そして、西島秀俊さん、佐藤浩市さん、中井貴一さん、佐々木蔵之介さん、本田翼さんら豪華キャストが共演したことでも大きな話題を集めました。
そんな映画『空母いぶき』は、日本の領土に東亜連邦という映画オリジナルの架空の国家の戦艦が出現して、巡視船の乗組員が拘束されてしまい、その危機的な状況について政府、いぶきなど護衛艦の乗組員たち、いぶきに取材に来ていた記者、そしてコンビニの店員といった4つの視点で描かれていきます。
戦艦を無闇に攻撃すれば戦争が始まってしまうかもしれないという映画の展開に関しては、戦後日本で制定された憲法9条が改正されるかもしれないという現在の日本の状況に通ずる部分があり、2019年の公開当時よりもリアリティを感じながら鑑賞することが出来ます。
取材のためにたまたまいぶきに乗り込んでいた記者・本多を演じたのは本田翼さん。
彼女がインターネット上に投稿した護衛艦の状況が「戦争が起きるのではないか?」という不安を国民に与えて、インターネットを中心に炎上が発生するという状況になります。
そんな状況で物資の買い占めが起こり、ごった返すコンビニの店長を演じるのが中井貴一さん。
すぐに買い占めが起きるという展開は日本の国民性をうまく現しており、マスクの買い占めが起こった数年前の日本を想起させます。
なんとか穏便に済ませようと、とにかく「自衛であり、戦争ではない」と会見で伝える佐藤浩市さん演じる総理大臣の垂水。
このあたりのシーンも、日本の政府の事なかれ主義を現しているようでリアリティがあります。
そんな緊迫感のある状況で東亜連邦の戦艦と対峙することになる艦長の西島秀俊さん演じる秋津ら、護衛艦の乗組員たち。
仲間が犠牲になってしまう状況の中でも、国民のために全力を尽くす様子が描かれており、手に汗握る展開が続いていきます。
そして、映画のラストではいぶきが絶対絶命の状況の中で国連が派遣した潜水艦が登場し、東亜連邦は撤退、日本に再び平和が戻るという展開になります。
本多記者が投稿した映像が世界で注目を集め、国連が動くことになるという展開は少し無理があるものの、決して戦争を美化しておらず、今一度日本国民が戦争と平和について考えるきっかけをくれるエンターテイメント作品に仕上がっています。
『空母いぶき』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★☆☆星3
原作コミック有りの映画で、どうしても原作の方に思い入れがあるので実写は微妙だなと思っていたのですが、そちらについては、期待以上でした。
自衛隊の描写が自衛隊だから良いとか、悪いとかではなく、キャラクターひとりひとりの信念として描かれていましたし、やや好意的に描かれていたと思います。
一方で、軍隊ではないことで「自衛隊」と称していることや、実は護衛艦であることなど非常に扱いづらい題材をなんとか映画に持ってきたという努力がみられました。
敵も中国ではなくなっていて、今の国際情勢を考えると仕方がない部分があると思うのですが、やっぱりそこは腹をくくってやってみてほしかったと思わなくもありません。
難しいか……。私には刺さりませんでしたが、失望するほどでもなく、実写映画と割り切るならファンは必見です。
30代女性
★★★★★星5
始まってイキナリの武装集団が日本の領土に占拠する緊迫したシーン。
張り詰めた空気や緊迫感が、一気に物語に引き込む凄まじさがあり、私も開始1分でどっぷり魅了されていました。
そんな緊張感の高まる中、「いぶき」が現場へと向かうトントン拍子の展開がはやくて、びっくりしました。
西島秀俊さんの艦長としての話す言葉と判断、佐々木蔵之介さんの対立も面白かったです。
何を優先させるのか、緊迫したシーンは迫力ありました。見ているこちらも、同じ場所いいるかのような感じになっていました。
そして中盤の戦ってはいけない状況での自衛という難しい場面での戦い、特に面白かったです。
魚雷の回避や、船員の対応はハラハラドキドキでした。極限状態での戦い、ここだけでも見る価値はあると思いました。
40代男性
★★★★☆星4
戦後最大の軍事的危機という設定で展開される日本映画で、ストーリー性、キャスト含めて非常に面白い映画でした。
戦争物の日本映画としても興味深く、一昔前なら描くことのできなかったような自衛隊の活躍も興味深かったです。
これは本当にリアルな世界というか、第2次世界大戦後、平和の続いた日本ですが、本当にどこかの国から攻められるようなことがあれば、このような形になるのではないかと思いながら鑑賞できました。
映画自体は少し前のものになりますが、台湾有事問題が何かと議論される昨今、あらためて見てみたいと思える作品です。
大好きな映画で本当は星5つを付けたいところですが、なぜかここでも登場してくる女性新聞記者。
本田翼さん自体は非常に良い演技をされていたと思いますが、せっかくの秀逸な映画を台無しにしてしまうような新聞記者の描写が必要なのかと思ったのは私だけでしょうか?
この部分カットすればもっと良い映画になると思われます。
40代男性
★★☆☆☆星2
映画『空母いぶき』は人気漫画であるかわぐちかいじ氏の作品を実写化した作品で、確か2019年に劇場公開が行われたと記憶しています。
かわぐちかいじ氏と言えば「沈黙の艦隊」がつとに高名な漫画家であり、今の日本と自衛隊という組織の置かれた特殊な環境下での作劇にいつも注目をしています。
『空母いぶき』もそうした点から干渉しましたが、原作では中国との戦争状態になる物語が、興行上の理由も含めてだと思いますが架空の国に変更されており、その点からもリアリティと言う点では限りなく薄まった感は否めないと感じました。
無論、娯楽作品で中国との間に国際的な問題に発展するような事態を避けねばならない事は理解できますが、作品の根幹にあたる部分故、違和感が大きいと思います。
50代男性
*映画『空母いぶき』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。







