『エイリアン3』でリプリーはいつ寄生されたのか?酷いとの声や完全版との違いについても解説【あらすじネタバレや感想評価も】
1992年8月22日、日本公開の映画『エイリアン3』。
当時の史上最高額の制作費をかけて制作されたエイリアンシリーズの第3弾です。
後に『セブン』にて大成功を収めるデヴィッド・フィンチャー監督の初作品となりましたが、脚本が完成しないまま撮影に入ってしまったことや20世紀FOXと連日モメにモメて、最終的には監督が編集したのとは別バージョンが公開されるなどされました。
しかし、12年後の2004年には、劇場版作品より、30分ほど長い完全版の作品が公開されました。
映画『エイリアン3』の口コミ評判レビューには、
- とても原点回帰的な作品
- 1作目が好きな人はハマる
- エイリアンが単体のため盛り上がりに欠ける
- 完全版の視聴がおすすめ
- 前作と比べると少しがっかり
- シリーズの一区切りといった感じ
- 万人受けはしなさそう
- 前作と違いSFアクション要素は薄い
という声が多数集まっています。
- 『エイリアン3』でリプリーの寄生はいつされたのか?前作のエンドロールにて伏線があった
- 『エイリアン3』が酷いとの声や完全版との違いを解説
- 『エイリアン3』のあらすじ
- 『エイリアン3』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
リプリーの寄生はいつされたのか?前作のエンドロールにて伏線があった
『エイリアン3』の最後で、リプリーの体内にエイリアンが寄生していることが明らかになります。
最終的にはリプリーが溶鉱炉に投身し、体内に宿したエイリアンとともに自決します。
では、リプリーはいつ寄生されたのでしょうか?
管理人
リプリーがいつ寄生されたのかについてですが、地球に帰還する脱出艇の中で寄生されたと考察出来ます。
『エイリアン2』で、女王のエイリアンは船内に最後の力を振り絞って卵を産んでいました。
しかし、リプリーたちはそれに気付かないままハイパースリープの状態になってしまいました。
そして、卵が孵化し、フェイスハガーがリプリーのハイパースリープのカプセルに侵入、寄生したと考察できます。
その証拠に『エイリアン2』のエンドロール後の画面で、フェイスハガーが歩き回るような音が流れています。
エイリアンの卵が孵化したことが示唆されています。
管理人
フェイスハガーはハイパースリープのガラス部分を割ってカプセルに侵入しリプリーに寄生し、その凄まじい強酸によって脱出艇を破壊。
その後の不時着の原因になったと考えられます。
酷いとの声や完全版との違いを解説
酷いとの声について
映画『エイリアン3』は、興行収入1億5,000万ドルを超える大ヒット作品となりました。
前作『エイリアン2』が大ヒットしたということもあり、5,000万ドルという当時で考えると最大級とも言える破格の製作費が投じられた作品です。
そんな大ヒットを記録した映画『エイリアン3』。
ですが、公開当時は評論家たちや従来のシリーズのファンから酷評されてしまい、「酷い」という感想を持つ観客も多く現れました。
監督を務めたデヴィッド・フィンチャーは「新たに映画を撮るくらいなら死んだ方がマシ」といった趣旨の発言をするほどでした。
次作『セブン』で高い評価を受けるまで精神的に追い詰められることになってしまいました。
管理人
ヒット作品であるにも関わらず、なぜ「酷い」という声が上がってしまったのか?
その理由3つについて考察しました。
酷い理由①アクションシーンの減少
考察できる理由の1つ目としては、アクションシーンの減少です。
前作『エイリアン2』は『ターミネーター』で知られるジェームズ・キャメロンが監督を務めました。
「今度は戦争だ」というキャッチフレーズがぴったりの、戦争アクション映画となりました。
惑星LV426を支配したおびただしい数のエイリアンが兵士たちを襲うという手に汗握る展開。
シリーズの最高傑作であると語る方もおられるほどの高評価でした。
管理人
しかし、映画『エイリアン3』では囚人たちを襲うエイリアンは1体のみ。
また、囚人たちの隔離施設という設定で武器がないことから、エイリアンとの格闘シーンなど全体的なアクションシーンが減少。
物足りないという印象から「ひどい」という声につながったと考察できます。
1体のエイリアンに襲われるという展開は1作目と類似しており、原点に立ち返るという意味があったのかもしれません。
が、『エイリアン2』が好きな方にとっては、物足りなさを感じてしまうのも無理はないかもしれません。
酷い理由②冒頭の悲劇的な展開
考察できる理由の2つ目としては、冒頭の悲劇的な展開です。
前作の最後で脱出艇に乗り込むことに成功したリプリー、ニュート、ヒックス、アンドロイドのビショップ。
でしたが、映画『エイリアン3』は、ニュートはハイパースリーブ時のカプセルの中で溺死。
ヒックスも脱出艇の着陸時の事故で死亡。
ビショップも廃棄寸前の状態になる、という冒頭な悲劇的な展開で始まります。
前作で無事にキャラクターたちが生還したと安堵していた観客を大幅に裏切る形になったため、「ひどい」という声につながったと考察できます。酷い理由③スリル感の無い展開
考察できる理由の3つ目としては、スリル感のない展開です。
これまでの作品では、エイリアンに追いかけられるスリリングさが楽しめました。
が、映画『エイリアン3』ではリプリーにエイリアンが寄生していることから、リプリーはエイリアンに襲われないという設定になっています。
この設定によって、エイリアンに襲われるというスリル感がこれまでの作品に比べて大幅に減少し「ひどい」という感想につながったと考察できます。
以上の3つの理由によって、「ひどい」という感想につながったと考察できます。
管理人
公開当時、酷評されてしまった映画『エイリアン3』。
ですが、公開から30年以上が経過した現在は、独特のヴィジュアルセンスや映像を高く評価する声も出ています。
当時流行っていたマドンナやローリングストーンズなど、名だたるアーティストのミュージックビデオを監督していたデヴィッド・フィンチャー。
彼の後の作品にも通ずる独特のヴィジュアルセンスや映像を感じられることができるためです。
これから映画『エイリアン3』を鑑賞するという方は、駄作という評価を考えずに先入観なしで鑑賞することをオススメします。
完全版との違いについて解説
前作『エイリアン2』公開から6年後、1992年にジェームズ・キャメロン監督から当時新人で初監督作品となるデヴィッド・フィンチャーにバトンタッチして制作された映画『エイリアン3』。
劇場公開版とは別の完全版があることをご存知でしょうか?
完全版は公開から12年が経過した2004年に公開されることとなりました。
そんな劇場公開版と完全版には、7つの違いがあります。
管理人
上映時間の増加
劇場公開版と完全版の違いは、上映時間の増加になります。
1992年の劇場公開版は114分の上映時間だったのに対して、2004年に公開された完全版は31分も上映時間が増加し145分という上映時間です。
劇場公開時にカットされたシーンが追加されているんです。
管理人
前作でも未公開シーンが追加された完全版が公開されましたが、映画『エイリアン3』は2以上に追加シーンが多くなっています。
劇場公開版を観て「おもしろかった」と感じた方にとっては良いかもしれません。
が、「つまらない」と感じた方にとっては完全版は長すぎて苦痛に感じるかもしれません。
管理人
また、この完全版については監督を務めたデヴィッド・フィンチャーも全くタッチしていません。
そんな完全版でどんなシーンが追加されたのでしょうか。
実は、こちらの6つのシーンが追加されています。
①リプリーが救出された場所
映画の冒頭でリプリーは墜落した脱出艇から救出されます。
が、完全版では脱出艇からリプリーが海に投げ出されて砂浜に打ち上げられているところを発見されます。
②ニュートの解剖シーン
囚人たちが暮らす惑星フィオリーナ161に不時着したリプリー。
彼が、死亡してしまったニュートにエイリアンが寄生していないか確認するためにニュートを解剖するシーンがあります。
が、完全版ではより詳細に解剖シーンが描かれています。
エイリアンへの恐怖心からか強迫観念にかられているリプリーの焦りがより感じられる内容となっています。
管理人
③エイリアンが牛に寄生
劇場公開版ではエイリアンが犬に寄生する展開になります。
が、完全版では犬が寄生するシーンは全てカットされていて、家畜である牛にエイリアンが寄生するという展開になっています。
④エイリアンを閉じ込めることに成功するシーン
劇場公開版では、エイリアンを核廃棄物用の倉庫に閉じ込める計画が失敗に終わっています。
が、完全版ではエイリアンを閉じ込めることに成功します。
しかし、ボッグス殺害を疑われていた囚人のゴリックが倉庫の扉を開けてしまい、エイリアンに殺害されるという展開になります。
ボッグスが倉庫の扉を開けてしまった理由は、彼はエイリアンのことを神であると崇めており、エイリアンが自らを救ってくれると信じていたからということで、宗教的な戒律を守る囚人たちという設定を活かした理由となっています。
管理人
⑤エイリアンを殺害すべきと主張するリプリーと反対するディロン
前述したように、完全版ではエイリアンを閉じ込めることに成功します。
リプリーは、ユタニ社がエイリアンを殺さずに生物兵器として利用しようとしていることを知っているため、地球に持ち帰らないためにエイリアンを殺すべきだと主張します。
が、囚人たちのリーダーであるディロンは、自分たちが危険を冒してまでエイリアンを殺す必要はないと言います。
このように、意見が真っ二つに分かれ議論するシーンがあり、よりキャラクターたちの心情を知ることが出来ます。
管理人
⑥リプリーの自決シーン
劇場公開版では、リプリーが溶鉱炉に投身して自らに寄生したエイリアンとともに自決するシーンがあります。
そこでは、リプリーの胸からチェストバスター(エイリアンの幼体)が飛び出てくるシーンとなっています。
が、完全版ではチェストバスターが飛び出てくることはなく、ただリプリーが落下するあっさりとしたシーンとして描かれています。
『エイリアン3』のあらすじ
(以下、映画『エイリアン3』のあらすじです。)
『エイリアン3』のあらすじ|ニュートたちを失い、たった一人 囚人たちの惑星に辿り着くリプリー
前作で脱出艇に乗り込み、エイリアンに支配された惑星LV426から脱出したリプリー達。
しかし、船内で事故が発生し、男性囚人たちが収監されている惑星フィオリーナ161に不時着してしまいます。
少女ニュートとヒックスは死亡してしまっており、アンドロイドのビショップも無残な姿で、たった一人生き残ったリプリーは深い悲しみを感じます。
船内に焦げ跡があったことからリプリーは強酸性のエイリアンの存在を危惧。
医師のクレメンスに依頼してニュートの解剖を行いますが、エイリアンは発見されませんでした。
重罪歴のあるフィオリーナの囚人たちは、突然の女性出現に混乱状態となります。
が、クレメンスだけはリプリーを理解しようとあたたかく接し、二人は心を通じ合わせます。
一方、船内に潜んでいたフェイスハガーに番犬が寄生されたことからエイリアンが誕生していました。
『エイリアン3』のあらすじ|次々とエイリアンの犠牲になっていく囚人たち
脱出艇事故の原因を探るために囚人たちに強姦されそうになりながらも、廃棄寸前のピジョップを回収したリプリーは修理に成功。
フライトレコーダーを確認します。
レコーダーによると、事故は脱出艇に残っていたエイリアンが原因でした。
ユタニ社は存在に気付きながらもエイリアン回収のために放置していたことが明らかになり、リプリーは愕然とします。
一方、犬に寄生したフェイスハガーからエイリアンが誕生し、囚人たちが次々と犠牲になります。
現場に居合わせ囚人ゴアを疑う所長のハロルドは、エイリアンについてのリプリーの証言を聞かずに彼女を医務室に収監するのでした。
自らの過去を語りながらリプリーをケアするクレメンス。
しかし、エイリアンの犠牲になってしまい、更には所長のハロルドも囚人たちの目の前でエイリアンに無惨に殺害されます。
『エイリアン3』のあらすじ|リプリーの体内に寄生していたエイリアン
所長を失い、狼狽える囚人たち。
しかし、これまでエイリアンとの戦闘経験のあるリプリーの指示に従い、エイリアンを倒すために核廃棄倉庫に閉じ込める計画を立てます。
計画の途中でエイリアンが囚人を襲い、襲われた囚人が吸っていたタバコが爆薬に引火して大爆発を起こし、計画は失敗に終わります。
途方に暮れる中、リプリーは体調不良を訴え、検査を行ったところ、体内にエイリアンが寄生していることが判明します。
監視役としてユタニ社から派遣されているアーロンが救助要請を行おうとしていることを知ります。
ユタニ社の思惑を知っているリプリーは中止するように訴えます。
が、アーロンは内密に救助要請を行っており、会社からはリプリーの保護命令が届いていました。
絶望的なムードが漂っていましたが、囚人たちのリーダーであるディロンの言葉によってリプリーと囚人たちは奮起。
溶鉱炉にエイリアンをおびき寄せ、大量の鉛を流し込む計画を立てるのでした。
以上、映画『エイリアン3』のあらすじでした。
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『エイリアン3』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『エイリアン3』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|後の活躍を予感させるデヴィッド・フィンチャーのデビュー作にてエイリアンシリーズ待望の第3作品目
映画『エイリアン3』は、1977年、そして1986年に公開され、いずれも大ヒットを記録したシリーズの第三弾となっています。
前々作のリドリー・スコット、前作のジェームズ・キャメロンから監督が変わりました。
映画『エイリアン3』では『ファイトクラブ』や『ソーシャルネットワーク』で知られるデヴィッド・フィンチャーが監督を務めています。
ストーリーは、前作で生還したはずのリプリーたちが、脱出艇での事故により、リプリーの娘同然であったニュートや頼れるヒックスが死亡し、リプリーのみが囚人男性が収監されている惑星フィオリーナに辿り着くといういきなりの衝撃展開で始まります。
管理人
前作でリプリーたちが無事に生還したと思っていた方々はショックを受けたと思います。
実は脱出艇にフェイスハガーが侵入しており、惑星の犬に寄生してエイリアンが誕生し、囚人たちを襲うという展開になっていくのですが、うじゃうじゃと大量にエイリアンが出現していた前作と比べて、映画『エイリアン3』は一匹のみということで若干の物足りなさを感じてしまう人もいると思います。
しかし、囚人たちの収監施設が舞台で武器がないシチュエーションということもあり、前作以上にエイリアン撃退は困難を極めており、次々と囚人たちは犠牲になっていきます。
アクションシーンについては、前作の方が明らかに迫力がありますが、映画『エイリアン3』の魅力はなんといってもデヴィッド・フィンチャーならではのダークな世界観やその映像にあると思います。
囚人たちが丸刈りで宗教的な規律を守っているという設定は、これまでの作品にはないカルト映画のような雰囲気があり、ハマる人にはとことんハマると思います。
そして、この作品の後に映画『セブン』で世界的な巨匠になっていくフィンチャーですが、後の作品にも通ずる映像センスは今観ても新鮮です。
エイリアンが囚人たちを追いかけるシーンでは、初めてエイリアン視点で描かれる部分もあり、趣向を凝らしたカメラワークが光っています。
映画の終盤ではリプリーの体内にエイリアンが寄生していることが明らかになります。
管理人
リプリーは囚人たちと協力し、たくさんの犠牲者を出しながらもエイリアンの撃退に成功します。
が、エイリアンを生物兵器として利用しようとするユタニ社のメンバーがリプリーを捕えるために現れます。
前作では詳細まで明らかになることがなかったユタニ社の思惑が映画『エイリアン3』で明らかになります。
リプリーは、エイリアンを地球に持ち帰らせないために溶鉱炉に飛び降りてエイリアンとともに命を絶ちます。
そんなラストシーンまで衝撃の展開で映画は終わりを迎えます。
管理人
前作と大幅に雰囲気が違うことに戸惑いを感じる方もおられるかもしれません。
しかし、デヴィッド・フィンチャーの記念すべきデビュー作ということで、後の活躍を予感させるセンスを感じる作品です。
フィンチャーのファンという方は必見の作品だと思います。
『エイリアン3』のみんなの口コミ評判レビュー
『エイリアン3』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「他のシリーズにはない魅力や演出が味わえる作品」「難しく考えず、気軽にホラーやSFを観たい方にオススメ」「冒頭でいきなり前作の苦労を台無しにしてしまう暴挙があったり評価は低い」「前回のと比べるとエンターテイメント性に欠けている」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
エイリアンシリーズの第三段にしてオリジナルのリプリー最後の戦いを描いた作品です。
エイリアンシリーズが大好きでSFも好きな私は公開日に観に行きました。
1と2は作品中の年数経過が大きく続き感はありませんでしたが、3は違いました。
2の最後で生き残ったクルーが複数人いたので、3の冒頭で聞けたのは嬉しかったです。
残念ながら、またもやリプリーのみとなってしまい3の惑星でどの様にエイリアンと関わるのか楽しみでワクワクしました。
3で登場する惑星は高炉がり囚人惑星とも呼ばれる場所で男だらけで、リプリー大丈夫かと心配しました。
しかし、ストーリー序盤からエイリアンの姿がちらつく緊張感に引き込まれ見入ってしまいました。
何より、『エイリアン3』からは新しいタイプのエイリアンが登場していて犬型と言うのが面白かったです。
速度が早く人型より厄介な相手にリプリー達は苦戦していて応援もしたぐらいです。
ストーリー的には序盤でエイリアンの痕跡、中盤で新たな敵と対峙して終盤で考えさせられる作りが全体のバランスが取れていて良かったです。
そして、リプリーがエイリアンへと立ち向かう最後は感動でもあり寂しくもありました。
エイリアンシリーズはクイーンが登場する2が最高と思われましたが、3は色々な展開へと繋がる作品として私だけでなく周りも評価高い物でした。
リプリーはもちろんですが、その周りの人々とエイリアンの関わりも見えた結末は見事と言うべきです。
エイリアンシリーズをすすめるならば1~3全てとしたいです。
40代男性
★★★☆☆星3
『エイリアン2』が面白かったので、続編である『エイリアン3』も見ました。
『エイリアン2』ではたくさんのエイリアンが出てきましたが、この作品ではたった1体のエイリアンが相手です。
しかし、武器も戦闘能力もないので、船に乗っている人たちが次々と殺されていきます。
たった1体のエイリアンに次々と殺されていく絶望感は、第一作と同じです。
ただ、すでに第一作と第二作を見ているので、前作ほどのドキドキ感は味わえませんでした。
作品自体は面白かったですが、1と2を見てから期待値が上がっていたので、少しがっかりしてしまいました。
エイリアンは1と2はおすすめできますが、3は人にあまりおすすめしない理由がそこにあります。
また、前作で頑張って助けた少女が冒頭でいきなり死んでいるという設定も、なんとかしてほしいなって思いました。
40代男性
★★★☆☆星3
全体的にダークな雰囲気、武器のない中での、必死なエイリアンとの闘いで面白いです。
ただ、一般的には、あの始まり『エイリアン2』で必死に守った女の子などみなが死んでおり、主人公のリプリーしか生き残っていないのは受け入れられない人が多いと思います。
また、『エイリアン2』のドンパチの戦い、迫力のあるシーン、エイリアン対リプリーの操作するロボットなど、あのアクション満載で一般受けが調子そうなSFアクション大作を期待して、『エイリアン3』を見てしまうと全然違くがっかりされると思います。
『エイリアン3』を見るには、『エイリアン2』とは全然違うもの、ドンパチではなく、ダークな雰囲気の中、武器のないところでエイリアンたちと戦う作品であることを踏まえてからみると全然違う見方ができてとても面白い作品として見れると思います。
映画に詳しい人はデビットフィンチャー監督の初期の作品であるというのを知ってみるのも面白く見れるポイントだと思います。
30代男性
★★★★☆星4
エイリアンシリーズの中でも当時比較的評判が悪かったのがこの『エイリアン3』だったと思います。
SFホラーの金字塔で圧倒的な存在感のある一番最初のリドリー・スコットの『エイリアン』
エイリアンがゾロゾロ出て来てかなりハリウッド的な仕上がりになったジェームズ・キャメロンの『エイリアン2』
これらを受けて期待されたのがデヴィッド・フィンチャーの『エイリアン3』
正直最初に見た時は全体的に重く、前回の『エイリアン2』と比べるとエンターテイメント性に欠けていると思いました。
主人公リプリー以外は全員男性でしかも全員坊主頭。
全体的にダークで格調高い雰囲気でコレが意外とクセになります。
万人受けはしませんが武骨なSF映画でワリと好きな映画です。
50代男性
★★★★☆星4
人型とは異なる新たなエイリアンの登場や原点回帰したホラー要素を楽しめる作品です。
映画『エイリアン3』は1作目『エイリアン』のように自由に戦えない状況下でエイリアンに襲われる恐怖がメインとなっています。
そのうえ4足歩行の素早い動きを見せるエイリアンはより恐怖感を煽りました。
ただ前作とは異なりエイリアンが単体のため盛り上がりに欠ける点は少し不満が残りました。
ストーリーに関しては脚本が二転三転したことなどから粗が目立ち、賛否両論と言われています。
劇場公開版では辻褄が合わず分かりにくい点があるなど微妙な評価と言えました。
しかし、後に公開された30分ほど長い完全版では説明不足などが上手く補完され、良作と言える作品になっています。
劇場公開版しか観ていない方や未視聴の方は完全版の視聴がおすすめです。
30代男性
★★★★☆星4
ここでエイリアンシリーズはいったん区切りがついたのかなという感じになった作品です。
前回少女を助けて脱出したまではいいものの、そこから目的地から離れた監獄扱いされている惑星に何十年もたってから不時着して、復活するというところからスタート。
そこから、リプリーは助かったものの、少女の方は助からなかったということで、なかなか報われないなというリプリーの不運にはちょっと同情したくなる感じです。
そして、ここでもエイリアンが出てきてリプリーは歴戦の勇士として戦うわけですが、そのリプリーも…という結果をみて最後まで不幸すぎるなというところ。
リプリーを助けに来たという謎の人物が出てくるのですが、それを振り切ってのラストは一つの作品の完結としてはBADENDとはいえ素晴らしい感じでした。
30代女性
★★★★★星5
有名なSFモンスターパニック映画の3作目です。
強引なストーリーの繋ぎかたがあるけど、全体的におもしろい良作です。
はっきりいって、2作目から、3作目へのストーリーのつなぎ方が、かなり雑だと思ってしまいます。
主人公以外、2作目の登場人物が、死亡しているという始まり方なのですから。
エイリアンシリーズはそれぞれの作品で監督が違ったり、制作時期がかなり間が空いていたり、これらが原因でストーリーのつなぎ方が、かなり強引になってしまったのだと思います。
しかし、全体的に『エイリアン3』はかなりおもしろい作品です。
男しかいない惑星に主人公の女の人一人だったり、武器も何もない中、エイリアンと戦います。
設定だけでかなりホラー映画だったり、パニック映画だったりのおもしろいところを盛り上げてくれます。
特に最後の主人公たちの決死の作戦がエイリアンに通用するのかハラハラドキドキします。
シリーズの3作目あたりは、失敗作が来る可能性があるというパターンをしっかりぶっ飛ばして4作目につなげてくれた映画です。
30代男性
★★★★☆星4
とても原点回帰的な作品。
最初の作品である『エイリアン』は予算が限られていた事が却って、「狭い空間での逃げ場のない閉塞感」みたいな効果を産み出した傑作だったと思います。
対する『エイリアン2』は前作のヒットも手伝ってかセットを大々的に使い無尽蔵に出てくるエイリアンと人間が兵器を使い全面的に戦う…という内容でした。
ではこの3はどうかというと、囚人が島流しのようにされる惑星という事もあり兵器もなく閉鎖された施設でエイリアンと対峙することになります。
そのため最初の作品で見られたような「閉塞感」が感じられる作品となっています。
エイリアンの正体がよくわからなかった最初の作品とは違い、エイリアンという存在は認識しているものの「どこから来るか分からない恐怖」や「視認性の悪さ」など1で見られた恐怖感を踏襲したような作りになっています。
エイリアンシリーズというと、この後も続いていますが1部完という感じで『エイリアン3』で一区切り出来ると思っています。
そのため、ぜひ1~3までは絶対に見て貰いたいです。
40代男性
*映画『エイリアン3』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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