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『バケモノの子』がひどい理由3つ。チコの正体、楓いらないという感想などを独自調査。

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2015年7月11日公開の映画『バケモノの子』。

細田守監督の4作目となる長編作品です。

興行収入は58億円で、第39回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞しました。

宮崎あおい、役所広司、広瀬すず、大泉洋など豪華な声優陣に主題歌はMr.Childrenの『Starting Over』となっています。

また、スペインで開催されたサン・セバスティアン国際映画祭では、アニメーション映画として初めてコンペティション部門に選出された作品となりました。

『バケモノの子』がひどい理由3つ

映画『バケモノの子』は、2015年に公開されると国内の映画ランキングで初登場1位に輝き、興行収入50億円を超える大ヒット作品となりました。

しかし、興行的に大きな成功を収めた映画『バケモノの子』ですが、作品の評価としては、ひどいという感想を持つ方も多く見受けられました。

なぜ、映画『バケモノの子』は「ひどい」と言われてしまうのか、理由は3つあると考察されます。

ひどい理由①後半の展開

映画『バケモノの子』が「ひどい」と言われてしまうのは、後半の展開に原因があると考えられます。

物語の前半は、熊哲と出会い、バケモノの街・渋天街に暮らすこととなった九太こと蓮が熊哲といがみ合いながらも、少しずつお互いが理解し合い、師弟関係を築いていき、いつしか渋天街にも馴染んでいく様子が丁寧に描かれていきます。

しかしながら、後半では久太が17歳になるまでの経過が一瞬で描かれ、楓との出会いや父親との再会、一郎彦とのバトルなど目まぐるしい展開となり、かなり雑な印象があり、それぞれのキャラクターの心理描写が疎かになっており、作品に感情移入しにくかったという方が多くおり、「ひどい」という感想に繋がってしまったと考えられます。

前半とのギャップが激しい点も、その感想が大きくなってしまった原因かもしれません。

もう少し時間を割いてそれぞれの展開を丁寧に描いていれば、結果は違っていたのかもしれません。

ひどい理由②期待していなかった結末

映画『バケモノの子』が「ひどい」と言われてしまう理由は、結末も一因になっていると考えられます。

映画の終盤で闇のパワーで人間界を襲う一郎彦と九太が戦うこととなりますが、そんな九太を助けるために熊鉄は神に転生し、九太の胸の中の剣となり、熊鉄は九太の心の中で存在し、人間界で生きていくことを決めた彼を見守っていくという結末になります。

この結末について、九太と熊鉄が渋天街で共に暮らしていく姿を期待していたファンから不評となってしまい、「ひどい」という感想に繋がってしまったと考えられます。

ひどい理由③一郎彦の動機

九太と同様に人間であった一郎彦が、その心の闇を爆発させ、バケモノの世界にも人間界にも影響を及ぼしてしまう展開となります。

一郎彦が「バケモノになれない」というコンプレックスや、九太への憎悪を抱いていたことは描かれていますが、なぜ彼が突然あそこまで闇を爆発させたのか、その動機づけが薄いと感じる人も多いようです。

結果として、展開の理解が難しく「ひどい」と感じた観客が少なくなかったと考えられます。

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チコの正体は母親が転生した姿である可能性が高い。

映画の序盤で渋谷を彷徨っていた九太の前に現れるのが、白い妖精のような愛らしい不思議な生き物です。

九太はこの生き物をチコと名付け、以降共に生活していくこととなりますが、チコの正体とは一体何だったのでしょうか?結論から言うと、チコの正体については作品で言及されることはなく、はっきりはしていません

管理人

しかしながら、ずっと九太を見守り、心配そうに彼の側にいる劇中の姿を考えると、事故によって亡くなってしまった母親が転生した姿である可能性が高いと考えられます。

チコは、その名の通り小さくか弱い存在であることから、大きな活躍を見せることは前半ではないものの、後半では猪王山に勝利した熊鉄を見て、心の闇を爆発させた一郎彦が熊鉄に重傷を負わせた際に怒り狂い、一郎彦を殺そうとした九太に噛みついて理性を取り戻させるというファインプレーをする活躍を見せます。

また、その可愛らしい姿が作品に登場することによって、シリアスな展開が続いたとしても、観客に癒しの効果をもたらしており、意外と重要な存在になっているのではないでしょうか。

楓いらないと言われる3つの理由

映画『バケモノの子』を鑑賞した人の多くから「楓いらない」という声が上がっていました。

なぜ、ヒロインである楓はいらないと言われてしまうのでしょうか?

その理由について考察していきたいと思います。

①足手まといな存在

楓がいらないと言われてしまう理由は、後半の九太と一郎彦との戦いのシーンに一番の原因があると考えられます。

危険であることから、九太が逃げるように忠告するにも関わらず、楓は九太の側から決して離れることはありませんでした。

九太とともに危険を顧みずに戦おうとする楓の強い正義感が垣間見えるシーンになっていると思いますが、逆に足手まといになっていると感じる方が多くおり、「楓はいらない」という声に繋がったと考察できます。

②正義感の押し売り

楓の性格についても批判の声が多く見受けられました。

楓は図書館で騒ぐ同級生を毅然とした態度で注意するなど前述したように正義感が強い性格であることが分かります。

そんな楓ですが、二郎丸に対して「簡単に闇に飲み込まれたあんたに蓮くんは負けない」と伝えるシーンがあり、楓の強い正義感が表現されたセリフとなっていますが、二郎丸の境遇について何も知らないにも関わらず、まるで自分が一番正しいと主張するような口ぶりは、正義感の押し売りのように感じてしまった方が多くおり、「楓はいらない」という声に繋がってしまったと考察できます。

③キャラクターが弱い

映画『バケモノの子』と魅力と言えば、何といっても個性豊かなキャラクターです。

熊鉄やその悪友である多々良、みんなのまとめ役とも言える僧侶の百秋坊、長老の宗師様、熊鉄のライバルである猪王山などバケモノの世界・渋天街のキャラクターはどれも魅力的です。

それに比べて、人間の世界で登場する楓を含めたキャラクターについては、インパクトが弱く、「楓はいらない」という声に繋がったと考察できます。

なぜ一郎彦はクジラになったのか、原因は心の闇。

映画『バケモノの子』で熊鉄のライバルである猪王山の息子として登場するのが、長男である一郎彦です。

文武両道で父親の猪王山と同様に正義感がある優等生といった印象の一郎彦ですが、実は九太と同じくバケモノに育てられた人間の子どもであったことが終盤で明らかとなります。

一郎彦は自らが人間であることについて幼少期から気付いてるような素振りも見せており、尊敬する父親のような姿ではないことについて長年コンプレックスを抱いており、その事が原因で心に闇を宿すようになっていました。

一郎彦の心に潜んでいた闇は、熊鉄によって猪王山が倒されたことでついに爆発し、同じ境遇にいるはずの九太への憎悪も重なって、バケモノの世界だけでなく人間の世界にも危険が及びます。

そんな一郎彦は巨大なクジラの姿となって、人間の世界に現れますが、なぜ一郎彦はクジラになってしまったのでしょうか?

その理由について解説していきたいと思います。

自分自身を映す鏡のような存在

一郎彦がクジラになった理由について、重要になってくるのが劇中で登場するある小説です。

その小説とは、アメリカ文学を代表するハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』です。

人間の世界を訪れた九太が図書館に行き、最初に読んでいたのがこの『白鯨』で鯨の読み方を聞き、楓との出会いのきっかけになった小説でもあります。

かつて白い巨大クジラ・モビーディックに襲われ、片足を食いちぎられた過去を持ち復讐に燃える主人公エイハブ船長とその船員たちの冒険を描いた小説ですが、内容について楓は「クジラは自分を映す鏡で、主人公は自分自身と戦っているんじゃないか?」と考察しており、映画『バケモノの子』では鯨が自分自身との戦いを表現する重要な存在として扱われていることが分かります。

一郎彦は、内側にある闇に飲み込まれ、自分自身に負けてしまったことから鯨になってしまいましたが、楓や熊鉄といった様々な理解者の助けもあり、内側にある闇に飲み込まれることの無かった九太は自分自身に勝つことが出来ました。

そんな姿を表現するかのように、自分を映す鏡である鯨=一郎彦を九太が倒す姿が印象深く描かれています。

映画『バケモノの子』を鑑賞して気になった方は、ぜひ『白鯨』も読んでみることをオススメします。

九太や楓が小説を読んでどんな感想を持ったのか、自分なりに考察してみると、より作品の理解度が深まるかもしれません。

そして、この鏡というモチーフは、九太と一郎彦という二人の関係にも重なっています。

闇と光の対比としてのクジラ

一郎彦と九太の関係は、まるで闇と光のような対比として描かれています。

一郎彦は自分の中の闇に飲まれ、力で全てをねじ伏せようとしましたが、九太は同じ人間の弱さを抱えながらも、それを受け入れて前へ進もうとしました。

クジラという存在は、人の心の奥に潜む破壊的な衝動を象徴しており、それを打ち破る九太の姿は「自分の闇と向き合い、それを越えることこそ成長である」という映画『バケモノの子』のテーマを体現しています。

闇に飲み込まれた者と、闇を抱えたまま光を選んだ者。

この対比が、物語のラストに込められた強いメッセージを際立たせているのです。

『バケモノの子』のあらすじ

(以下、映画『バケモノの子』のあらすじです。)

『バケモノの子』のあらすじ|バケモノの世界に住むことになった孤独な少年・蓮

両親の離婚により、母親と二人で暮らしていた9歳の少年・蓮は、交通事故によって母親を失い、母親の親族に引き取られることになりますが、その現実を受け入れることが出来ず、逃げ出し、渋谷の街を彷徨うこととなります。

そんな中、弟子を探しに人間界へとやってきていた熊鉄と多々良というバケモノと出会い、バケモノたちが住む渋天街という世界を訪れることとなります。

渋天街では、長老の宗師が近々神に転生をするということで後継者を決めるための闘技会が開催されることとなり、品行方正で強さも兼ね備えた猪王山が有力とされていましたが、腕っぷしだけには自信のある熊鉄も名乗りを挙げていました。

しかしながら、宗師から弟子をとることが出場の条件とされ、弟子を探していたのです。

熊鉄から九太と名付けられた蓮は、共同生活を送ることとなりますが、これまで弟子をとったことがない熊鉄はでたらめな指導で九太は激しく反発し、なかなかうまくはいきません。

人間には闇が宿っているという言い伝えから、バケモノの子どもたちにもいじめを受け、厳しい生活を送っていた九太ですが、弱音を吐かず、そんな様子を熊鉄は陰ながら関心していました。

『バケモノの子』のあらすじ|成長し、人間界で生活する事に興味を抱く九太

僧侶の百秋坊のサポートもあり、次第に絆を深めていく二人。

九太の武術の力は著しく成長し、周りの子どもたちを圧倒するまでになります。

熊鉄も九太を指導することによって、自身の武術に磨きがかかり、優秀な弟子・九太を育てたということで熊鉄の周りは弟子希望の若者で溢れることになります。

それから、8年の月日が経ち、17歳になった九太は人間界に興味を持つようになり、渋谷の図書館で出会った女子高生・楓と親しくなり、彼女の勧めもあり、大学進学に興味を持つようになります。

補助金等の申請で父親の住所を知った九太は久しぶりに父親と再会し、彼がずっと蓮のことを探していたことを知ります。

過去のことは忘れて一緒に住もうという父親の言葉に反発し、自分の心の内側にある闇が爆発しそうになった九太でしたが、楓の存在によって我に返ります。

九太が人間界に出入りしていることを知った熊鉄は、その事を良く思わず、二人の仲は悪化していましたが、自分の気持ちを正直に伝えるために久太は再び渋天街を訪れます。

『バケモノの子』のあらすじ|心の闇を爆発させてしまった一郎彦を止めるために渋谷へ向かう九太

渋天街では、後継者決定のための闘技会が開催されており、熊鉄とライバルである猪王山が壮絶な戦いを演じていました。

猪王山の力に圧倒される熊鉄でしたが、九太の登場によって力を取り戻し、熊鉄は逆転して猪王山に勝利し、まさかの後継に会場中が大盛り上がりとなります。

新たなる宗師の誕生に湧く会場が一転、猪王山の息子である一郎彦が自身の闇を爆発させ、熊鉄に重傷を負わせてしまいます。

実は一郎彦も九太と同じく心に闇を宿す人間の子どもだったのです。

熊鉄を瀕死状態にした一郎彦への怒りから九太も再び闇を爆発させそうになりますが、どうにか我に返ります。

なんとか一命を取り戻した熊鉄を残し、九太は自身と同じ境遇にある一郎彦を止めるために、一郎彦の闇によって混乱状態に陥る渋谷へと向かうのでした。

以上、映画『バケモノの子』のあらすじでした。

結末が気になる方はぜひ実際に映画を観てみて下さい。

『バケモノの子』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

(以下、映画『バケモノの子』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)

感想評価(※ネタバレ有)|バケモノと孤独な少年の交流を通して親子愛を描いた感動作

映画『バケモノの子』は、『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』などの監督作品で知られる細田守監督の長編アニメーション作品となっています。

前作『おおかみこどもの雨と雪』は、母と子の親子愛を描いた作品となっていましたが、映画『バケモノの子』では父と子の親子愛を描いた感動作です。

天涯孤独となってしまった9歳の少年・蓮が迷い込んでしまったバケモノの世界で、同じく孤独なままたった一人で強くなったバケモノ・熊鉄に弟子入りし、いがみ合いながらも、いつしか本当の親子のような絆で結ばれていく内容になっています。

両親が離婚し、親権を持っていた母親に先立たれ、蓮が孤独なまま渋谷を彷徨っているというかなりシリアスな展開で幕を開ける映画『バケモノの子』ですが、バケモノの世界を訪れてからは、当初は辛い状況が待っていたものの、多々良や百秋坊のサポートもあり、次第に打ち解けていき、道が少しずつ開かれていく様子が描かれていきます。

孤独な幼少期を過ごし、たった一人で強くなっていった熊鉄は当初は初めての弟子に戸惑い、九太と名付けた蓮に対して辛く当たってしまいますが、似た者同士の二人が少しずつお互いを理解していく様子は感動的です。

展開やストーリーだけ考えるとお涙頂戴な作品のようにも見えるかもしれませんが、バケモノたちと九太のやりとりはコミカルなものもあり、肩肘を張らずに楽しむことが出来ます。

物語の後半では、修行の甲斐もあって大きく成長した九太が女子高生・楓、そして生き別れていた父親と出会い、人間界で暮らすことに興味を持つ様子が描かれます。

我が子のように育ててくれた熊鉄、自身をずっと探していた本当の父、二人の間で揺れ動く10代ならではの蓮の感情を声を担当した演技派俳優・染谷将太さんが繊細に表現しています。

大人になっていく蓮が人間界に興味を持つ様子を複雑に見守る熊鉄を演じたのは、ベテラン俳優の役所広司さんです。

こちらも不器用でがさつだけれど、どこか憎めない熊鉄を魅力たっぷりに演じています。

そんな蓮と熊鉄の前に立ちはだかるのが、自身の闇を爆発させた一郎彦。

彼も実は蓮と同じく人間だったことが明らかとなり、父親である猪王山が熊鉄に敗れてしまったことをきっかけにその闇を爆発させ、その闇がバケモノの世界だけでなく、人間界まで覆ってしまいます。

自身と同じ境遇にいた一郎彦を止めるために渋谷へ向かう蓮。

そんな蓮のピンチに熊鉄はなんと神に転生し、二人で力を合わせて一郎彦を止めることに成功します。

師弟の強い絆を感じさせるこのシーンは、まさに今作のハイライトと言えるでしょう。

ラストでは、蓮が人間界に戻り、大学進学を目指す様子が描かれ、神になった熊鉄が蓮の胸の中の剣となって彼を見守るというハッピーエンドで締めくくられます。

笑いあり、涙あり、そして手に汗握るバトルありとバランスの良い細田監督らしい作品に仕上がっていますので、爽やかな感動を味わいたいという方にオススメです。

『バケモノの子』のみんなの口コミ評判レビュー

★★★★★星5

交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノをメインに描かれたアニメ作品で、これまでにないユニークすぎるストーリー設定に魅力を感じ、見てみることにしました。

前半からテンポ良く進んでいったのでかなりストーリーに入り込んで見ることが出来ました。メッセージ性も強く、親は子どもを育てるだけでなく共に成長するものなのだと学ばされたような気がします。

ラストのシーンについては、感動しない人は誰一人いないのではないかというくらい言い終わり方で泣いてしまいました。主題歌を担当したミスチルの曲も含めて、クオリティーの高すぎる作品に仕上がっていました。キャラクター、演出、脚本、音楽など全てにおいて大満足でした。

20代女性

★★★☆☆星3

映画『バケモノの子』はお子様がいる家庭や中高生同士で見る分には面白いのかなと思いますが年齢層高めの方が楽しむには単純すぎる展開かなと思いました。

また、アクション好きな方やもともとアニメーションが好きな方であれば非常に見ごたえのある作品だと思います。

印象深かった点は、声優さんが豪華であったことです。

宮崎あおいさんや渋谷将太さんをはじめとした演技派揃いなので、格闘シーンを盛り上げるのはもちろんのこと、細々した場面でセリフからにじみ出る登場人物の心情を伺うことができます。

上記では少し辛口になりましたが、九太の気持ちを鑑みると涙をそそられる場面もあり、終盤にかけての盛り上がりは素晴らしかったです。

わかりやすい場面展開ですので、お子さんとみるにはもってこいの映画だと思います。 

20代女性

★★★★★星5

素直な感想は面白かった。ハラハラドキドキした。そして感動して本当にいい作品だったです。

初め全く反りがあわなかった熊徹と少年九太だったけど、次第に弟子として認められ成長し、熊徹と同じ闘い方なっていく九太は逞しさを感じさせられました。

人間とバケモノだけど、本当の親子みたいでホッこりするシーンでした。

大きくなった九太はあることから人間の世界に戻り、楓と九太の父親と出会って九太の心の中で色々考え方が変わっていく中で、熊徹がいる世界と人間の世界で事件が起こるんだけど本当にどうなるのかわからなくて、すごくドキドキしたし怖かったです。

そして最後熊徹と九太との思いがお互いに伝わった時、感動して涙が溢れだしました。

人間とバケモノ、違う生き物だけど親子みたいな絆、師匠と弟子の絆色んな物を感じさせてくれました。

Mr.Childrenが歌う主題歌も、この映画にあっていて最高です。

30代女性

★★★★☆星4

映画『バケモノの子』は、最初少し難しいストーリー展開なのかと思いましたが、絆や友情の物語なのだと理解しました。

初めは全く性格が合わずいがみ合っていた二人が日々成長していき、親子のような関係になっていく、血は繋がらずとも自分の事を理解し受け止めてくれる存在は大事であり、心の支えにもなるのだろうと思いました。

人は誰しも心に闇を抱えていると思います。

その闇をいかにコントロールして支配されずに済むのか難しい事だと思います。

最後に大事な人を助けるために自分の身を捧げられるだけの想いがどれほどのものなのか想像し難いです。

その想いを受け入れる側にも相当の覚悟が必要だと思います。気持ちを受容し、絆が固く結ばれまた新たな一歩を踏み出していける結末に感動しました。

30代女性

★★★★★星5

細田監督のファンで、時をかける少女もサマーウォーズも雨と雪も全て映画館で見ています。今作についても、映画館でかなり早い段階で見ました。監督が脚本も手掛けていて、いつも安定して楽しめる作品だと思います。

バケモノはわりとストーリーですので、見ながら展開は予想できてしまうのですが、それでも何も問題ありません。

むしろ、バケモノの師匠と弟子の関係性が凄く丁寧で繊細に描かれていて、その移り変わる関係性も分かりやすく描かれ、見ていて凄く共感できました。

いつもそうなのですが、映像がほんとうにリアルで躍動的です。今回の場合は渋谷のシーンなどは忠実です。何回か行った人にとってはすごくなじみます。

今はない店もありますが、それも含めて楽しんでください。アニメーションの動きも躍動的で飽きずに見ていられます。ぜひ、ご覧ください。

40代女性

★★★★★星5

映画バケモノの子は、人間の子供がバケモノが住む世界に迷い込み、そこで1人のバケモノと出会い、ぶつかり合うも徐々にお互いに成長していく話です。

バケモノの世界で出会うバケモノというのが、一言で言うと問題児といった感じで、とても人間の子供を育てることなんて出来ないと周りの誰もが思っていたのですが、共に成長していく姿はとても興味深いです。

父と子の姿は自分自身の父と子の関係に置き換えて観たりもしてしまいます。

最後まで楽しめるストーリーですが、それに加えて映像美が素晴らしいです。ストーリーの面白さ、感動、映像美が揃ったことに加えて、Mr.Childrenの主題歌が最後に流れるとしっかり余韻に浸ることが出来ると思います。

20代男性

★★★★★星5

主人公の九太とバケモノの熊徹の、師匠と弟子を越えた硬い絆が描かれているところが気に入っています。

最後、二人はそれぞれの世界で生きることを選びますが、それでもお互いを思いやる気持ちはそのまま持って生きていく所にはとても感動しました。

九太は人間で熊徹はバケモノ。バケモノの世界で小さな九太が生きていくのはかなり大変で、修行も生活も熊徹とも何もかも何度も壁にぶつかってた九太。

それでも成長とともにバケモノの世界に馴染み体も強くなり、熊徹との強い絆も生まれていました。

そんなところにも、二人がすごく努力してその生活を手に入れたんだろうなぁと感慨深くなりました。

人間の世界に興味を持ち、気持ちもそっちに向いていることに対してつい酷い態度を取った熊徹。寂しさや不安が強く現れていて、見ている私まで切なくなってしまいました。

それでもお互いの生きる道を受け入れた二人。私は子供がいるので、子供が一人立ちするときにはそんな葛藤をするのだろう、今を大切に生きなければ、我が子といえど一人の人間で背中を押さなければならないときがあるのだと強く思える作品でした。

30代女性

★★★★★星5

監督が細田監督ということで期待はしていました、細田監督のシリーズは子供も大好きでみんなで見て楽しめる映画だと思います。

少年とクマテツの対話のシーンや何気ない心の葛藤がリアルに描かれていて人間味が感じられる作品だと思います。

人間の欲と優しさが交互に描かれていてただの映画ではなく自分自身を振り返るきっかけを与えてもらいました。

敵との格闘シーンは時間がたつにつれ戦いの腕が磨かれていきとても見応えがあり、見ていてドキドキしてしまいます。

映像も繊細で心が引かれてしまうほど綺麗です。特に風景などリアルで自分が物語に入り込んだような錯覚さえしてしまいそうな程です。

皆さんにも映画を観る感動を味わって頂きたいのでぜひご覧あれ。

30代男性

*映画『バケモノの子』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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