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『冷たい熱帯魚』のお父さんごめんなさい等を考察!元ネタ・実話との違いは?【あらすじネタバレ感想評価】

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2011年1月29日公開の『冷たい熱帯魚』。

バイオレンス的な表現を得意とする園小温監督の名を一躍有名にした作品です。

1993年に実際にあった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースにした実話映画となっていますよ。

日本国内でも報知賞など数々の賞を受賞した映画『冷たい熱帯魚』ですが、あまりの衝撃的な内容にR18指定作品となっています。

『冷たい熱帯魚』の口コミ評判レビューには、

  • 見終わった後に実話と知って衝撃的だった
  • でんでんの怪演で成り立っているといっても過言ではない
  • とにかく不気味で怖かった
  • 実話やサイコパス的な映画が好きな人以外は面白くないと思う
  • グロいシーンが多いので、痛々しい描写が苦手な方は要注意
  • 最後まで展開が読めないのでハラハラしながら楽しめた
  • 本当にこのような事件があったのかと思うとゾッとした
  • 後味が悪く、とても気持ち悪い映画

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 冷たい熱帯魚の考察解説|「お父さんごめんなさい」や「もっとぶって下さい」のセリフの意味や遺体の解体シーンなどについて
  • 冷たい熱帯魚の元ネタ事件である実話との違いについて解説
  • 冷たい熱帯魚のあらすじ
  • 冷たい熱帯魚の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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冷たい熱帯魚の考察解説|「お父さんごめんなさい」や「もっとぶって下さい」のセリフの意味や遺体の解体シーンなどについて

考察解説①|瀕死状態の村田が最後に「お父さん、ごめんなさい」など言うセリフについて

村田は自分と同じく熱帯魚店を経営する社本信行を無理やり共犯関係にさせ、自身と妻の愛子が殺害した吉田、筒井、そして、筒井の助手の三人の遺体の処理を協力させます。

信行が気弱な性格なのを良いことに思い通りに彼を利用しますが、妻の妙子と身体の関係を持っていたことや自分の目の前で妻の愛子との性行為を強要するなど信行に対して屈辱的な仕打ちをしていたところ信行の怒りが限界に達し、鉛筆で何度も村田を刺して、殺害します。

その際に瀕死状態であった村田が「お父さん、ごめんなさい」と言いますが、なぜ村田はこんなセリフを言ったのでしょうか?

その理由は村田の隠された幼少期にあります。

管理人

散々暴言を吐かれているにも関わらず、抵抗できないどころか号泣してしまう信行に対して「小さい頃のそっくりだ」と言っていることから村田が幼い頃、信行と同じように気弱だったことが分かります。

また、死体の処理をしている際に父親によって山小屋に閉じ込められたことがあるとも語っていることから幼い頃の村田は気弱で父親から日常的に虐待を受けていたことが分かります。

そんな辛い少年時代を過ごした村田でしたが、そんな過去の自分を消し去るため虚勢を張り、自分にとって都合の悪い存在を消していくことによって強い自分を演じておりましたが、信行によって鉛筆で痛めつけられたことによって父親から虐待を受けていたという強烈なトラウマがフラッシュバックし、「お父さん、ごめんなさい」という言葉を口走ってしまったのだと思います。

このセリフから村田の殺人を犯した動機について、過去の父親の村田に対してのゆがんだ愛情表現が一因になっていることから分かります。

考察解説②|村田に迫られた時の妙子の「もっとぶって下さい」の意味とは?

村田の強引な誘いで美津子を「アマゾンゴールド」を入社させることになった社本信行と妻の妙子は、美津子の入社のためにお店を訪れます。

信行は仕事のため、店を後にしますが妙子だけは村田に別室に呼び出され、再婚であり信行の連れ子である美津子との関係に悩んでいる妙子を気遣うような発言をした後、態度をいきなり急変させて、「脱げ」と命令しながら妙子の頬を叩き、村田は妙子に身体の関係を迫ります。

妙子は抵抗もそこそこに村田に自らの身体を差し出し、二人は身体の関係を持ってしまいす。

その際に妙子は迫ってくる村田に対し、「もっとぶって下さい」と発言しますが、この発言は何を意味していたのでしょうか?

管理人

映画本編で妙子自身の口から発言の意味を語られるシーンはありませんので明言は出来ませんが、この発言から妙子が村田に洗脳されていることが考察出来ます。

妙子の頬を叩きながら、身体の関係を迫る前に村田は妙子が今夫婦関係や家族関係に悩んでいる様子を感じ取り、親身になってアドバイスをしています。

このようにアメとムチを使い分けることによって、村田は妙子の心と身体までも洗脳し、支配しようとしているのです。

村田は最初は人の良さそうな人間を装って人との関係を作り、信頼関係を築いた後に本性を現していく手段で様々な人間を使用していきます。

妙子はこの村田の常套手段にまんまと引っかかり、村田のことをすっかりと信用してしまっており、村田との明確な主従関係が出来上がっていることがこの妙子の発言から分かります。

自分の思うがままに相手の心を操り、利用する村田の怖さが分かる重要なシーンだと思います。

管理人

考察解説③|風呂場でかけていた洗剤のようなものは?

本作『冷たい熱帯魚』は1993年に起きた「埼玉愛犬家連続殺人事件」を題材にしております。

この事件が当時の日本に与えた衝撃は凄まじいものだったのですが、注目されたのがその殺害の方法です。

犯人たちは完全犯罪を目論むため、証拠となる死体が出てこないようにするため遺体を風呂場で細かく解体し、骨・皮・肉・内臓に分別された後、山林や川に遺棄しました。

この殺害の方法を犯人は「死体(ボディ)をクリアにする」と表現しており、日本中を震撼させました。

管理人

本作『冷たい熱帯魚』では、この殺害の方法が細かく表現されており、登場人物の村田は事件の犯人と同じように「死体をクリアにすることが大事だ」と発言しています。

事件と同じように村田たちも風呂場で死体を処理し、山林に遺棄しますが、そんな死体を処理するシーンの中で、風呂場で死体に洗剤のようなものをかけているシーンがありますが、果たしてなぜそのような行動をとっていたのでしょうか?

明確な理由は描かれていませんので、明言することは出来ませんが洗剤をかけることによって匂いを消そうとしていたのではないかと推測できます。

村田たちは人気の少ない民家の風呂場で死体を処理していましたが、死体には凄まじい悪臭が漂っていることが予想できます。

いくら人気の少ない場所であっても、そんな悪臭が漂っていれば周囲に怪しまれてしまいますので、少しでも匂いを中和するために洗剤のようなものをかけていたのではないでしょうか。

肉や骨を細かく分別する一連のシーンはかなり不快感があり、観る人によってはトラウマになってしまうシーンだと思いますが、事件を忠実に再現しようと試みる園子温の強烈なこだわりを感じるシーンになっていると思います。

考察解説④|燃やす前に骨に醤油をかけていた意味について

1993年に日本中を震撼させた「埼玉愛犬家連続殺人事件」を題材にした本作『冷たい熱帯魚』ですが、村田たちが吉田や筒井を殺害した後の遺体処理の方法に関しても実際の事件が再現されています。

遺体は風呂場で細かく解体され、肉は数センチ四方に切断されたようです。

犯人は遺体をそのまま焼却してしまうと、異臭が発生してしまうことから骨のみを燃え残りが出ないように丁寧に1本1本ずつ焼却処理を行ったようです。

想像するだけで気持ちが悪くなってしまうような非常に残忍な遺体処理の方法ですが、そんな残忍極まりない遺体処理の方法が本作『冷たい熱帯魚』では忠実に再現されているのですが、燃やす前に村田たちが焼却する前に骨に醤油をかけているシーンがあります。

この骨に醤油をかける意味とは一体何だったのでしょうか?

このシーンに関しても、実は実際の事件が忠実に再現されています。

事件の犯人は焼却する際、周りに民家のある住宅街だったため匂いを誤魔化すために醤油をかけて焼いていたと供述しております。

管理人

人骨を焼いた匂いというのは、私たちが普段食する鳥や豚を焼いた匂いとは全く違う独特の異臭があるそうです。

骨に醤油をかけることによって、醤油が焦げたような匂いになり、バーベキューの後処理をしていたと誤魔化したり、周りから怪しまれるのを防ぐことが出来ます。

ただ、映画本編では民家が周りに無い人気の無い場所で処理をしていたため、この醤油をかけるという演出が必要かどうかという議論が撮影中にあったようですが、どうしても必要な演出だと判断され、撮影されたという経緯があります。

考察解説⑤|嘔吐シーンがリアルすぎる?何回も嘔吐していたのは演技なのか?

本作『冷たい熱帯魚』は「埼玉愛犬家連続殺人事件」という凄惨な事件を題材にしており、死体の処理シーンや薬物を使った殺害のシーンばかりに注目が集まりますが、「家庭の崩壊」に関しても重要なテーマとなっており、主人公・社本信行とその妻・妙子、そして、娘の美津子の三人の冷めきった家族の関係が描かれます。

その「家庭の崩壊」を象徴するシーンとして序盤に描かれる食事のシーンがあります。

妻の妙子は夫に隠れてタバコを吸い、食卓に並ぶのは冷凍食品ばかりという有様。

娘の美津子は彼氏からの電話がかかってくると、食事もそこそこに両親を無視して夜遊びをしています。

当然のように三人の間に会話はありません。

娘の美津子は後妻である妙子を嫌っており、母親と思っておらず、妙子も美津子に対してどう接していいか分からず、夫の信行とも身体の関係も全然ないようで順調な関係とは言えません。

そして、三人の家族の不仲が一瞬で読み取れるようなこの食卓のシーンで特に印象的なシーンがストレスに耐えかねて、信行が何回もトイレで嘔吐するシーンです。

このシーンが非常にリアルに描かれているため、信行がどれだけ精神的に追い詰められているのかが分かります。

管理人

あまりにもリアルなシーンなので、実際に嘔吐しているのかと疑問に思った方も多いと思いますが、結論から言うと、実際に嘔吐をしているわけではありません。

嘔吐は実は非常に身体に負担をかける行為ですので、撮影に関しては実際に嘔吐をしているわけではありません。

信行を演じた俳優・吹越満さんの役者魂を感じることが出来る熱演によって、今作が成り立っていることが分かります。

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冷たい熱帯魚の元ネタ事件である実話との違いについて解説

本作『冷たい熱帯魚』は1993年に起きた埼玉愛犬家連続殺人事件という連続殺人事件を元に作成された作品になっており、事件を忠実に再現した内容が世間の注目を集めました。

忠実に再現された内容は主に死体処理のシーンになっております。

映画では殺人の首謀者である村田が妻の愛子と一緒に証拠隠滅を図るため、遺体を細かく分別し山林に遺棄しますが、実際の事件でも犯人であるSとその妻のKはボディを透明にするため、遺体を風呂場で骨・皮・肉・内臓に解体し、山林や川に遺棄しています。

ただ、実話とは違う部分もあります。

映画では犯人の職業が熱帯魚屋になっておりますが、実際の犯人はペットショップを経営しております。

また、映画で村田と愛子は毒入りの栄養ドリンクやコーヒーで被害者を毒殺しておりましたが、実際の事件では犯人たちがペットショップを経営したということもあり、犬の殺処分用の硝酸ストリキニーネが混入されたカプセルを栄養剤をいって飲ませており、少し実際と違っております

管理人

他にも、映画では事件の首謀者である村田と妻の愛子が強制的に協力者となってしまっていた社本信行によって最終的に殺害されてしまいますが、実際の事件ではブルドッグのブリーダーで協力者であったYという人物が犯人のSとKを殺害したという事実はありません。

ただ、Yは信行と同じようにSから脅迫を受けて遺体を運搬したり、死体損壊・遺棄の犯行に加担していたということなので映画とリンクする部分も多々見受けられます。

このように実話と全く同じというわけでは無いのですが、設定など忠実に再現されている点も多く見られます。

実際にこの日本で映画と同じような凄惨な事件が発生したと想像しただけで恐ろしくなります。

『冷たい熱帯魚』のあらすじ

以下、映画「冷たい熱帯魚」のあらすじです。

『冷たい熱帯魚』のあらすじ|社本一家に近付く男・村田

小さな熱帯魚店を営む社本信行は娘の美津子と再婚した妻の妙子と暮らしていましたが、食事中は一切会話が無いほど家族仲は最悪でした。

そんな中で美津子が万引きをしたと通報があった夫婦はスーパーに向かいますが、反省する素振りを見せない美津子に対してスーパーの店長は怒り心頭でした。

そこに突然現れた店長と親しげな村田という男が間に入り、なんとかその場を納めてくれました。

村田も信行と同じく熱帯魚店を経営しており、そんな彼の強引な誘いを受けて信行と美津子、妙子の三人は村田の熱帯魚店「アマゾンゴールド」を訪れました。

村田の軽快なトークやキャラクターを社本は信用できない様子でしたが、美津子と妙子はすっかり打ち解け、村田の提案で更生のために美津子が「アマゾンゴールド」に住み込みで働くことになりました。

『冷たい熱帯魚』のあらすじ|隠された村田の本性

美津子の入社のため、「アマゾンゴールド」を訪れた信行と妙子は若い女性たちがたくさん働く店の雰囲気に驚きます。

仕事のため、店を後にした信行でしたが、妙子だけ村田に呼び出され、再婚であることや家族仲が良くないことに付け込み、身体の関係を持ってしまいます。

妙子が帰宅してから村田から呼び出された信行は「アマゾンゴールド」を訪れます。

応接間では弁護士の筒井とその助手がおり、ビジネスパートナーの吉田という男が村田から海外で仕入れた熱帯魚を繁殖させ、1,000万円で販売するという儲け話を聞かされていました。

相場より驚くほど高い金額に吉田は半信半疑でしたが、その様子を見て村田は激怒し、あんたがやらないなら信行と一緒にやると伝えました。

驚いた信行は村田と別室で話しますが、応接間に戻ると、吉田は態度を一変させ、契約書にサインをし、札束を渡しました。

直後村田の妻・愛子が持ってきた栄養ドリンクを飲んだ吉田は倒れこみ、そのまま命を落としてしまいます。

ドリンクには毒が混入されており、意図的に村田が吉田を殺害したことを知った信行は恐怖におののき、命令されるがまま村田と愛子によって死体の処理を手伝わされることになってしまいました。

弁護士の筒井も村田とは共犯関係にありました。

手慣れた様子の村田と愛子は死体を隠せばバレないと完璧な証拠隠滅を図りました。

『冷たい熱帯魚』のあらすじ|村田の言いなりとなってしまう信行

姿を消したことに疑問を持った吉田の弟分たちが「アマゾンゴールド」に押しかけます。

村田の命令により、口裏合わせをさせられた信行は指示通りにキャンセル料の450万円を払ってから吉田とは会っていないと伝え、弟分たちも仕方なく店を後にしました。

筒井と愛子は二人で出かけ、筒井の自宅で助手の目の前で身体の関係を持ちました。

信行が店を出ると、警察の川尻警部から村田の周りでは30人以上も行方不明になっていることから注意をするようにと忠告を受けます。

直後、村田が車に乗り込み、筒井の家へ向かうように命令します。

家に着くと、筒井が愛子によって毒殺されていました。

村田は筒井からの金の要求がエスカレートしていることに憤りを感じており、筒井の助手も村田と愛子によって絞殺されてしまいます。

一部始終を目撃してしまった信行はまたもや死体の処理を手伝わされることになります。

抵抗をしない信行に対し、村田は妙子と肉体関係を持ったことや愛子と自分の目の前で関係を持てと命令するなど信行に次々と屈辱を味合わせます。

とうとう怒り狂った信行は鉛筆で愛子を刺し、村田に対しても何度も何度も鉛筆を刺しました。

以上、「冷たい熱帯魚」のあらすじでした。

果たして、信行たちはその後どうなってしまうのか?

結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。

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『冷たい熱帯魚』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画「冷たい熱帯魚」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|鬼才・園子温の魅力が溢れる好き嫌いの別れる問題作

本作『冷たい熱帯魚』は1993年に起こった埼玉愛犬家殺人事件という凶悪事件を題材として作られたホラー映画となっております。

メガホンをとったのは、2009年に公開された『愛のむきだし』が高い評価を受け、その後、今作『冷たい熱帯魚』や『恋の罪』、『ヒミズ』など話題作を発表している園子温です。

園子温といえば、エロティックでグロテスクな描写や人間の感情をむき出しにしたストーリー展開など強烈で唯一無二の作風が特徴ですが、本作はまさに園子温というべき展開で埋め尽くされた問題作となっております。

真面目で気弱な男である主人公の社本信行が熱帯魚店を営む村田という男と出会ったことから話は展開していきますが、村田はビジネスの話を持ちかけて人々をおびき寄せ、毒殺するという凶悪な殺人鬼で信行は共犯関係になってしまい、死体の処理をさせられるようになってしまいます。

この死体処理のシーンがビジネスの話を持ちかけられた後に殺害された吉田、そして、弁護士の筒井と合わせて2つあるのですが、どちらもかなり尺をとって非常に生々しい描写が続くグロテスクなシーンになっているので、ホラー映画が苦手な方は注意が必要です。

食事中に見るのも、絶対にやめた方が良いと思います。

管理人

題材になっていた埼玉愛犬家殺人事件の犯人も細かく死体処理を行い、証拠を隠滅していたことからかなり忠実に死体処理を再現しようと試みる園子温の映画作りへのこだわりを感じます。

いつの間にか共犯関係にさせられ、愛する妻の妙子と憎き村田が身体の関係を持っていたことを知り、とうとう怒り狂った信行は遂に村田とその妻の愛子を自らの手で殺害することに成功します。

我を忘れた信行は、村田と関係を持った妻の妙子も殺害し、最終的に娘の美津子の前で自殺を図ります。

信行は反抗的だった娘に生きることの「覚悟」と「痛さ」を自分の身をもって伝えたかったのですが、美津子は信行の死体を前に大笑いしており、一切彼女には伝わっていなかったという皮肉が効いた救いようの無いラストになっております。

そんなショッキングなラストシーンを観終わった後は、しばらく放心状態になってしまいました。

管理人

主人公の社本信行を演じた吹越満、村田を演じたでんでん、そして、筒井を演じた渡辺哲ら豪華俳優陣の怪演も凄まじいものがあり、特に村田を演じたでんでんは出演作での良い人のイメージが強いため、今作での演技はトラウマになりそうなくらいでした。

前述したようにショッキングな展開やグロテスクなシーンの数々はまさに園子温節炸裂なので、園子温の作風が好きな方にはたまらない作品となっておりますが、彼の作風が苦手という方は間違いなく受け入れられない、好き嫌いの極端に別れる作品になっていると思います。

『冷たい熱帯魚』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『冷たい熱帯魚』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「少しある映像のチープさが作品の暗さや陰湿さに繋がっていた」「目を背けたくなる程のグロいシーンも多々ある」「グロい映画やホラー映画が得意な方だが、とても気味が悪く嫌や気持ちになる映画」「衝撃的な世界観にあっという間に引きづり込まれて最後まで見入った」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

園子温監督による、実際の事件をベースに作られた映画です。とにかく不気味で怖かったです。

社本一家の描写は、現代のステップファミリーにあり得そうなものでした。

連れ子と新しい配偶者がうまくいかない。そしてそんな不穏な空気の社本一家の隙間に、同業である熱帯魚販売をする村田というサイコパスが入り込んできたという印象です。

村田と出会ったことで、社本一家は狂っていったのだと思います。

村田が陰で行っている熱帯魚販売は悪質で、なおかつ多数の殺人まで犯していました。

後処理も猟奇的で大変グロテスクです。殺人に対する罪悪感もありません。

でんでんさん扮する村田があまりにも恐ろしく、この俳優さんは本当に縁起の幅が広い名俳優さんだと思いました。

次第に村田の不気味な悪に染まり、最後には村田や妻まで殺害してしまう社本。

当初は自分の連れ子と新しい妻の間で事なかれ主義を貫いていた社本ですが、村田と出会うことで人生も心情もすべて変わってしまったんだなと思いました。

30代女性

★★★★☆星4

園子温監督作品ということで、かなりどろどろなものを想像していましたが、やはり泥まみれな作品でした。

まじめに生きてきたと思われる吹越さんのエンディングにかけての変わりようがすごかったですね。

娘さんが万引きした所からストーリーが一気に動いて、そこから完全に引き込まれました。

さすが温監督です。また、でんでんさんのイヤらしい演技が素晴らしいです。

彼にこういう役をやらせると右に出る役者さんはいないんじゃないかと思ってます。

女性を引き込んで洗脳するやり方は、怖さもありますが関心すらさせられます。

最後の殺戮シーンはグロいですが、見ごたえがあるので、こういうシーンが苦手な方にも是非トライしてほしいです。

神楽坂さんは本当綺麗な方なので、見る価値ありです。

30代男性

★★★★★星5

『冷たい熱帯魚』は、園子温が監督・脚本を行うサスペンス映画です。

見ての感想は、とにかく、平凡な日常に訪れる、強欲と猟奇的な人物像、サイコパスな内容、展開に常にハラハラさせられます。

そして、元となった話が埼玉県で起きた実話だと後から知ったので、背筋が凍る思いでゾクッとします

人物も、吹越満が演じる気弱な男と、でんでんが演じる気前のいいおじさんが急に怖くなり、サイコパスな側面を笑って見せる役どころが、とにかくマッチしており、名演技だといえます。

強い者に巻かれる男、そして従う女、反目し合う父と娘が陥る罠、それはある意味宗教的なマインドをも持ち、不意に取り込まれているシチュエーションが天才的です。

見る人にとっては、あまりにおぞましく、後味の悪いものに映るかもしれませんが、私にとっては、衝撃の走った逸作だったと感じます。

この映画を見た後、園子温が関わった映画を、片っ端から見始めたという記憶があります。

その中でも、この冷たい熱帯魚は最高でした。

40代男性

★★★★★星5

本当にあった事件が元になっているという映画でした。

元になった事件を私は知っていましたが、好きな監督の園子温の作品なので、事件と比べずに鑑賞することにしました。

想像していた以上に生々しい、グロテスクでした。

主人公は、鄙びた熱帯魚店の主人で、妻と娘の家族としてのあり方が微妙にほころんでいて、そんな時に娘の万引きがきっかけで、派手で大きな熱帯魚店の社長と知り合い、いい人だと思ってしまったのが、あれよあれよと殺人という犯罪に巻き込まれていく話でした。

それも、証拠を残さないやり方で、社長はそれを証拠を残さないとは言わず、「透明にする。それでなかったことになる。」と言いながら、街から外れた山小屋で、まるで神聖な儀式でもやるようにろうそくなどで灯りをつけ、妻と2人で死体をバラバラにしていくのです。

主人公は、見張りだけじゃなく、バラバラに細切れになった死体の後始末もすることになります。

主人公は、誰にも言えず殺人に加担していきます。

あまりの狂気じみた社長夫婦に巻き込まれて行くのです。

「透明にする」と言う言葉が、とても気味悪いです。

見終わったあとは、スッキリとはなれませんでした。グロいけれど、二度見したくなる作品です。

50代女性

★★★★☆星4

エグさ100%な作品です。

愛犬家連続殺人事件が元となっており、園子温監督ならではの不快感がよく表現されています。小さな熱帯魚店を営む社本。

無口で生き方の下手な彼の家は、娘は食事中に携帯電話をいじり、その食卓には冷凍食品が並ぶような「冷たい」家庭です。

それが娘の万引きを機に、村田という人物と出会い、家族ごと飲み込まれていく過程が恐ろしいです。

この村田は社本とは全く正反対の性格で、よく観ていると細かい部分でその性格の違いが表現されているのが上手いです。

とあるシーンでの靴の脱ぎ方の違いにそれを感じました。

バラバラ殺人事件につきあわされるようになる社本。

彼はやがて家庭へと目を向けるようになりますが、遅すぎたそれの絶望感も後味悪く描かれており、好きな人ならぐっとくる作品です。

50代女性

★★★★☆星4

園子温監督の作品で、Netflixのおすすめに出てきて、なんとなく見始めたのがきっかけでした。

なんとなく軽い気持ちで見始めましたが、そのしょうげきてきな世界観にあっという間に引きづり込まれました。

このまま見続けても大丈夫なのだろうか、と不安にさえなるようなそんなシーンもありました。

お風呂場で遺体を解体するシーンが特に衝撃で、とてもリアルに表現されていて、目を背けたくなりました

実際に起こった事件をモデルにしている作品ということを、私は見終わってから知りました。

それを知ってみると、これが現実に起きたのか?と思うとグロすぎて見れなかったと言うくらいの衝撃の作品でした。

グロいだけではなく、犯罪に巻き込まれる人々の理解し難い心理や、人間関係もなぜ、、と思うことがたくさんありましたが、とても引き込まれる映画でした。

30代女性

★★★★☆星4

実際にあった殺人事件をベースにした作品とのことで興味があり拝見しました。

まず最初の感想は、どこか昔っぽいと感じました。

登場人物の名前も、「みつこ」や「たえこ」。古き良き昭和を思い出させるような登場人物の名前です。

それに加えて、登場人物の女性の姿、服装も色気を全面に出した雰囲気で、見る作品を間違えたかなと思い始めてもいました。

しかし、それらが気になったのは前半までで、どんどんと引き返せない境地に進んでしまう主人公に引き込まれていました。

特に村田という人物の不気味さが際立っており、殺人およびその死体を消すことを「ボディを透明にする」と真顔で表現していたのはとても特徴的でした。

不気味だけれど怖いもの見たさとでも言いますか、両手を顔の前に覆い、指の間からついつい見てしまうそんな作品でした。

40代女性

★★★★☆星4

グロが苦手な人や胸糞悪いものが苦手な人はトラウマになりかねないほどの作品です。

ずーっと耐え続けて堪えた末路があの結末とは救いがないと思ってしまいます。

どんなに辛くても我慢し続ければ報われるのが日本のドラマにありがちですが、これはその真逆、むしろこれがリアルだと感じる内容です。

日本で起きたある事件がモチーフとなっているとのことなので、見終わった後に実際の事件を調べてみるのも面白いです。

作中に出てくる言葉にはすごく刺さるものも多く、あの状況で父親が娘に向かって発した「人生ってのはな!痛いんだよ!」という言葉が一番切実で説得力がありました。

しかし、父親のことを何も知らず嫌っていた娘には結局何も伝わっていないというのが辛くてしょうがなかったです。

ハッピーエンドでもなんでもない狂った映画ですが、一度は見ておく価値があると感じる言葉では言い表せられない大事な何かを感じました。

20代男性

*映画「冷たい熱帯魚」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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