『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』がダサいのは吹き替えが大きな原因。キルモンガーが現れた理由。あらすじ、口コミ感想レビューを独自調査。

2022年11月11日公開の映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』。
MCU初の黒人スーパーヒーローであり、アフリカに存在するワカンダという国を舞台にした、ヒーロー映画です。
前作で主人公を演じていたチャドウィック・ボーズマンが亡くなったことにより、主役の2代目のブラックパンサーは誰になるのかとも注目が集まっていました。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は単なるヒーロー映画と形容することが出来ないほどの、奥深い内容となっており作品の上映時間も160分と異例の長さにもなりました。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の口コミ評判レビューには、
- 新ヒーローの登場ではなくヒーロー交代という展開
- アクション要素は非常に見応えがあった
- ストーリ展開はちょっと無理矢理感が否めない
- 最大のインパクトがどこなのかパッとしなかった
- 終わりも中途半端
- アクションシーンは前作以上の満足感
- 上映時間はかなり長めが楽しめた
- ちょっと重かったけど作品としては面白かった
という声が多数集まっています。
目次
「ワカンダフォーエバー」がダサいのは吹き替えが原因。意味を解説。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で繰り返し登場する掛け声「ワカンダフォーエバー」。
作中では王国の人々を鼓舞する大事な言葉として描かれますが、日本の観客からは「かっこいい」よりもむしろ「ダサい」と感じたという声も多く聞かれました。
なぜ、このフレーズが賛否両論を呼んだのか?その意味と「ダサい」と言われてしまう理由について解説していきます。
「ワカンダよ、永遠に…」|本来の意味
「ワカンダフォーエバー」という言葉という意味は、直訳すると、「ワカンダよ、永遠に」となります。
古くからの儀式や言い伝えを守り、伝統を重んじてきたワカンダの今後の存続と繁栄を祈った言葉です。
ワカンダ王国の公用語である南アフリカ共和国で多く使われているコサ語ではなく、「Wakanda, Forever」と英語であることから違和感を覚える方が多くいたようです。
しかし、あくまでアメリカで製作されたアメリカ映画であることから、多くの人にとって分かりやすくするためにコサ語ではなく、英語が使われたと考察できます。
一番盛り上がるシーンで叫ばれる言葉が多くの人が理解できないコサ語である場合、盛り上がりが損なわれるしまう可能性があることから、この判断は間違いではなかったと思います。
管理人
ダサいと言われる大きな原因は吹き替え版の違和感
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の「ワカンダフォーエバー」について、「ダサい」という声が多くあがっています。
その原因は、日本語吹き替えに原因があると考えられます。
日本語英語とも言える拙い発音で、英語から日本語に訳されることなく「ワカンダフォーエバー」と叫ぶシーン…。
これには、かなり違和感があり、ダサいと感じてしまった方が多かったのだと思います。
ちなみに字幕バージョンでも、「ワカンダフォーエバー」は、日本語に訳されずにそのままの言葉が使用されています。
確かにダサさは否めないのですが、一度聞くと頭から離れない観客に強いインパクトを与える言葉で、ダサさが病みつきになってくるという方もおられるのではないでしょうか?とは言え、違和感があるのは事実なので、鑑賞する際は字幕を選ぶ方がベターかもしれません。
管理人
シュリの前にティ・チャラではなくキルモンガーが現れた理由
タロカン王国の襲撃で、王のネイモアにより女王のラモンダを殺害されたシュリ。
彼女は、自らが人工的に作り出したハーブを飲み、守護神であるブラックパンサーに自身がなることを決意します。
ハーブを飲むことによって、祖先の平原に行くことができるとされており、前作で兄であるティ・チャラは平原で亡き父親であるティ・チャカと出会い、悪役であるキルモンガーも亡き父ウンジョブとの再会を果たしていました。
ハーブを飲んだシュリは、当然ながら兄のティ・チャラやラモンダに会えると思っていましたが、現れたのは、なぜか前作の悪役であるキルモンガーでした。
なぜ、シュリの前にキルモンガーが現れたのか?その理由について考察すると、シュリとキルモンガーの共通点が浮かび上がります。
管理人
シュリとキルモンガーの共通点
シュリの前にキルモンガーが現れたのは、二人の間に共通点があることが原因であると考えられます。
二人の共通点、それは強い復讐心を持っていたことです。
キルモンガーは幼い頃に国王ティ・チャカによって、父親であるウンジョブを殺害されたことによる復讐心をずっと抱いており、ワカンダ王国に反旗を翻すこととなってしまいました。
シュリもタロカン王国の王であるネイモアにより、母親を殺害されたことから、復讐心に支配されており、共通点があったことからキルモンガーがシュリの前に現れたと考察できます。
また、シュリはワカンダの伝統的な儀式に懐疑的だったことも、キルモンガーと共通しており、二人は実は似ている部分があることが分かります。
キルモンガーは、「兄のように気高く生きるか、俺のように仕事を果たすか」という疑問をシュリに投げかけ、彼女は苦悩しますが、最終的には母親であるラモンダの言葉を思い出し、自身の復讐のためではなく、ワカンダの人々のために自らの人生を全うするという選択をとり、ネイモアにとどめを刺すことはしませんでした。
シュリの成長のためにキルモンガーが現れたことは、大きな意味があったと考えられます。
大人の事情
2020年にティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンが残念ながら、病気によってこの世を去ってしまいました。
そのため祖先の平原でティ・チャラとシュリが再会するシーンを撮影することが出来なくなりました。
そこで、そんな大人の事情により、ティ・チャラはシュリの前に現れなかったとも考えられます。
チャドウィック・ボーズマンが亡くなっていなければ、ブラパン2のシュリの描き方も全く違ったものになっていたことでしょう。
管理人
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ
(以下、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじです。)
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ|国王ティ・チャラの死にショックを受けるワカンダ王国
高度な文明が発展するワカンダ王国は、国王であるティ・チャラが病気によって亡くなってしまい、王女シュリは悲しみに暮れていました。
訃報を知った世界各国は、ワカンダでしか採ることの出来ない高性能金属ヴィブラニウムを狙っており、国際連合にて女王ラモンダは毅然とした態度で抗議をします。
アメリカCIAはヴィブラニウム探知機を独自に発明し、反応元である海を捜索していたところ海から現れた謎の戦士たちによって襲撃に遭います。
海の戦士たちはタロカンという国の戦士たちであり、国王であるネイモアはワカンダがヴィブラニウムについて発表したことから、タロカンの存在が明らかになってしまったことからワカンダに攻撃をするとラモンダとシュリに告げます。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ|袂を分かつこととなるワカンダとタロカン
探知機の開発者を差し出せば攻撃を中止するという申し出にシュリと親衛隊隊長のオコエは、開発者を捜索し、MITの天才大学生リリであることを突き止めます。
リリを説得しますが、FBIによって行く手を阻まれ、逃亡しますが、ネイモアたちが現れ、シュリとリリはタロカンに連れ去られてしまい、オコエは親衛隊長の座を退くこととなってしまいます。
ネイモアは、シュリにタロカンの歴史や住民たちについて詳しく説明し、シュリも理解を示そうとしますが、ラモンダによって送り込まれたティ・チャラの恋人で凄腕のスパイであるナキアがシュリを救出した際に護衛のナモーラを殺害してしまったことから怒り狂ったネイモアは直ちにワカンダを襲撃、首都は壊滅状態となり、シュリを庇ったことにより、ラモンダも命を落としてしまいます。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじ|自らがブラックパンサーとなり、タロカンへと襲撃に向かうシュリ
ラモンダを失ったシュリは復讐に燃え、タロカンへの襲撃のために備えることを決めます。
親衛隊であるオコエとアネカはシュリが開発したスーツ ミッドナイトエンジェルに身を包み、準備を進めます。
そして、シュリも亡きティ・チャラの後を継いで、自らがブラックパンサーとなるために人口的に精製されたハーブを飲みます。
ハーブを飲み、祖先がいる草原を訪れたシュリは予想だにしていなかったキルモンガーの出現に驚き、シュリを問い質します。
目覚めたシュリは人口ハーブの精製が失敗したと考えますが、凄まじいパワーを手に入れ、ブラックパンサーのスーツに身を包みます。
ラモンダは戦争を望んでいないのでは?という声に聞く耳を持たず、復讐に燃えるシュリはタロカンへと襲撃に向かうのでした。
以上、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のあらすじでした。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|王女シュリが主人公として活躍するブラックパンサー待望の続編
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、2018年に公開され、ヒーロー映画として初めてアカデミー賞の作品賞にノミネートされるなど高い評価を受けた『ブラックパンサー』の4年ぶりとなる続編として2022年に公開され、大ヒットを記録しました。
前作で国王に君臨し、ラストでワカンダの国際協力を宣言した国王ティ・チャラが冒頭で病気によって死亡してしまい、妹である王女シュリが主人公として活躍することとなります。
この意外な展開はティ・チャラを演じていたチャドウィック・ボーズマンが2020年に病死してしまったことを受けて急遽決まったものだったようですが、王女シュリが新たなるブラックパンサーとなり、ワカンダのリーダーとしての大きな決断を担うまでを描いた成長物語となっており、前作とはまた違った魅力あふれる作品となっています。
そんなシュリとワカンダ王国の前に現れるのが、国王ネイモア率いるタロカン王国の戦士たちです。
彼らはワカンダと同じくヴィヴラニウムを保持しており、ワカンダが国連に自国の技術を公開・ヴィブラニウムの存在を明らかにしたことから、自国の安全が脅かされたことにより、ワカンダへの警告を行います。
シュリとネイモアは、お互いの国の歴史や現在の状況について歩み寄ろうとしますが、隔離されていたシュリを救出した際にタロカンの護衛を殺害してしまったことにより、ネイモアはワカンダに攻撃を開始し、女王ラモンダが命を落としてしまい、シュリは復讐に燃え、戦いが始まってしまうという展開になります。
復讐が復讐を呼び、戦争が始まってしまうという状況は昨今の世界情勢にも通ずるものがあり、考えさせられる内容となっています。
復讐に燃えるシュリは、自らがブラックパンサーとなって、ネイモアへの攻撃を開始し、最大の見せ場というべきアクションシーンが展開されていきます。
スタイリッシュかつ迫力のあるアクションシーンは、ヒーロー映画好きは必ずや気に入る内容になっています。
ネイモアを追い詰めたシュリですが、過去の兄ティ・チャラや女王ラモンダの助言を思い出し、お互いの平和のためにとどめは刺さずに降伏させるという選択をとり、前作ではあどけなかったシュリの大きな成長に感動させられます。
ラストでは、実は亡きティ・チャラとナキアとの間に生まれ、密かに育てられていたティ・チャラ二世がシュリと対面し、今後のワカンダの明るい未来が予想される前向きなシーンが描かれ、非常にポジティブな締めくくりで映画は終わりを迎えます。
ティ・チャラ二世がどのような活躍を見せていくのか、今後の展開も楽しみです。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のみんなの口コミ評判レビュー
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「キャラの多さや世界観の複雑さに追いかけるのに苦労した」「とにかく前に向かって進むところがよかった」「最後、チャラの息子の存在にも泣かされた」「シュリの闇落ちから回復する心理描写が短すぎると感じた」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
チャドウィック・ボーズマンが亡くなってしまい一時はどうなる事かと思いましたが、妹のシュリをメインとした脚本で作られました。
一言で言えば「ティ・チャラとチャドウィック・ボーズマンを弔い、悲しみを物語のキャラクターもキャスト・スタッフも観客も共に乗り越える」映画でした。
現実で起きた事と物語の内容をリンクさせる事はリスキーだったと思いますが、丁寧に描いた事で制作陣も観客も前に進める気がしました。
ティ・チャラとナキアの間に子供が生まれていた事も、自然と前を向ける「希望」となってくれたと思います。
それ以外に関しては、この先シュリをメインに「ブラックパンサー」シリーズをやっていくのはちょっと難しいのではないかと感じました。
彼女は脇役で輝くキャラだと思いますし、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でも成長したとはいえまだ一国の王として頼りない気がします。
次回作でもっと成長した、魅力的な女王になってほしいです。
30代女性
★★★★★星5
前作が非常に良くて気に入った作品だったので、主役が病で亡くなり、前作の画像が出てきたら泣いちゃうかな~と思って観にいったら、恒例のMARVELロゴ登場の部分で、ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンの映像が流れてきて、やはり涙が流れてしまいました。
周囲の席でも鼻をすする音がしてきました。
ストーリーの良かった点は、王国ワカンダは独自性が強く何となく排斥的な印象でしたが、今回の主人公、ブラックパンサーの妹のシュリはタロカンに連行された時に、タロカンの民族に素敵な国だと言っていたり、戦いの最後でタロカンの存在は秘密にして口外にしないと言い、排除、否定がなく意外と柔軟な部分があり、今の時代に批判されない内容にもなっており良いと感じました。
印象に残っているのは、怒ったネイモアが、地上に出てワカンダの宮殿に突入し攻撃をして、ラモンダとナキアが水中に沈み、意識を失い、ワカンダの仲間らが人工呼吸で蘇生を試みている所に泣き叫びながら、向かおうとするシュリをなだめて抑えるシーン、その後ナキアは水を吹き意識を取り戻すが、ラモンダはそのまま意識が戻らずに死去し、更にシュリが泣き叫ぶシーンまでがスピーディーかつインパクトがありました。
エンドロール後の演出を見ると、次回作もあるようなので、公開される日を楽しみにしています。
40代男性
★★★☆☆星3
かなり長尺の映画。
前作の主人公、ブラックパンサーを演じていたチャドウィックボーズマン氏が病気で死去。
それを踏まえて映画の中でも冒頭で主人公が病死したことになっていました。
そういうわけで序盤は白い衣装を着た国民が国王を国葬していくわけですが、棺桶が天空に上昇していく場面で千人ぐらいの国民が一斉に見上げる画になっていて非常に豪華でした。
アクション要素は非常に見応えがありました。
ストーリ展開はちょっと無理矢理感が否めない所があり、最大のインパクトがどこなのかパッとしなかったし、終わりも中途半端に「あとは頼んだ」って感じでどうにもできる内容で終わっていたのが残念でした。
お馴染みのマーベルスタジオのロゴ、いつもは様々なヒーローが映し出されているところが今回は全てブラックパンサーの名場面だけで構成されてされていてよかったです。
20代男性
★★★★☆星4
主演のチャドウィック・ボーズマンの死後、代役は立たずに撮影したという記事を読んでいたため、ブラックパンサーは消滅したのか、ワカンダはどうなるのか、なかなか想像がつかないまま観に行きました。
冒頭、一見マーベル作品とはわからないような葬儀シーンはとても悲しみに包まれていて、ブラックパンサーはもういないんだと現実を突きつけられたような感じでした。
その後も核心をつくようなストーリー展開がなく、不安を抱えたまま進んでいきました。
今回主人公となった王女のやるせなさも苦しかったです。しかし、新キャラと海中の帝国はとても魅力的でした。
ただ美しいのではなく、本当にそこで生活しているのがわかるような気がしました。
ワカンダといい海中の帝国といい、正直私の想像を超える世界観が渋滞しているのに、なぜか素直に入り込めました。
現実世界の多様性と、それを互いに認められない人間を表しているようで深かったです。
新ヒーローの登場ではなくヒーロー交代という展開、そして新しい世界のキャラクターと、キャラの多さや世界観の複雑さに追いかけるのに苦労しましたが、とにかく前に向かって進むところがよかったです。
最後、チャラの息子の存在にも泣かされました。
今後マーベルシリーズにどう介入していくのか気になるところです。
20代女性
★★★★☆星4
ブラックパンサーは前作がとても面白かったので映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』も期待して見に行きました。
上映時間はかなり長めでしたが退屈することなく、かなり楽しめました。
良かった点としては、一つ目は映画の雰囲気です。
前作からあった、世界最先端の技術を有していながら民族的な文化が多く反映された世界観。
他のMCU作品にはないような、あの独特な世界観から作られる映画の雰囲気は前作同様とても洗練されていて魅力的でした。
また、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』から登場した海の帝国の描写も非常に美しかったです。
二つ目はアクションシーンです。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でも前作のようなカーチェイスシーンがあるのですが、前作と違い、バイクもでてきたりやアイアンハートが空を飛んだりとよりパワーアップしたものとなっており前作以上の満足感でした。
ネイモアの空中での戦闘もスタイリッシュでとてもかっこよかったです。
残念だった点としては、シュリの闇落ちから回復する心理描写が短すぎると感じました。
ネイモアにとどめを刺そうとする直前の回想で急に考えが変わるのは、少し説得力に欠けるように思ってしまいました。
エンドクレジット後のティ・チャラの息子の登場は「次回作で使いますよ」感が強かったので、代わりに映画終盤でのシュリの考えを変えるきっかけとして使えばよかったのでは?
そうすればシュリの心理描写に厚みが出たし、もっと自然にティ・チャラの息子を登場させることができたと思います。
かなり重要なところであっただけにもったいないなと感じました。
少し不満な点はあったものの、チャドウィック・ボーズマンの追悼の意味も込められた映画ということもあり、とても心に残る映画でした。
かなり涙もろいほうなので映画を見ながら泣いてしまいました。
全体的な満足感はかなり高かったです。
20代男性
★★★★☆星4
前作からの流れで登場人物が感情を引きずっているというのが単品でこの作品を考える際にネックなる要素になっているとは思います。
リアルの政治情勢とリンクさせてしまっているのが作品の暗さをより加速させているので結構見る人を選ぶのではないかと思います。
終始、暗いです。それは物語的にもそうなのですが画面が暗いです。
そこで物語全体の雰囲気を醸し出そうとしているのかもしれませんが、見ている側としてはややきつい要素もありましたから、そこはマイナス点でした。
しかし、話の流れとか立ち直るシーン、ラストは感動的ではありますから、十分に王道的なブラックストーリーという気はします。
30代男性
★★★★★星5
現実と物語がリンクしちゃってるのでちょっと重かったけど、作品としては面白かったです。
ワカンダの混乱っぷり、圧倒的なタロカンの描き方はとてもいいなと思いました。
主演が亡くなった事情もあるけど前作のブラックパンサーのいいところをしっかり継承されてました。
でも今回はシリアスな場面が多く割と暗い内容になっています。
これは誰もが求めるヒーローの映画ではなく、死者を弔い愛する人の居ない新しい世界に目を向けるための物語であり。
観客である私たちが苦しみと向き合う時でもあるものだと感じました。
音楽と映像に関しては流石の一言に尽きます。
どこの描写を見ても製作陣の映画に対する丁寧な仕事ぶりを理解することができました。
いい映画でもう一回みたいと素直に思える映画でした。
20代男性
★★★☆☆星3
チャドウィック・ボーズマンが主演を務めた前作から4年、待望の続編です。
大方の予想通り妹が主役になり周りの付き人や助っ人などほぼ女性ばかりが戦う作品でした。
ところどころチャドウィックの回想シーンが入りいかに偉大な王だったかというのがこれでもかというほど描かれています。
しかし、そのせいでこの作品で実際に戦う女性たちがなにか迫力不足というか物足りなさを感じてしまいました。
全体的なストーリーもチャドウィックに捧げるレクイエム的な内容になっており、やはりチャドウィックは素晴らしい役者だったんだなと思い知らされました。
最後の最後まで兄との繋がりを出してきて続編があるような終わり方でしたが、この出来なら続編は厳しいんじゃないでしょうか。
30代男性
*映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。