映画『ブラック・ウィドウ』の解説考察|死亡の真相や時系列・マークの意味

2021年7月8日、日本公開のマーベル映画『ブラック・ウィドウ』。
MCUの24作目となる、ナターシャ・ロマノフを主演とした作品で、今まで明かされてこなかったブラックウィドウとしての生い立ちが明らかとなります。
また、幼少期のナターシャ役には『バイオハザード』シリーズの監督を務めたポール・W・S・アンダーソンと『バイオハザード』シリーズの主人公役を演じたミラジョヴォヴィッチの子供であるエヴァ・アンダーソンが演じています。
映画『ブラックウィドウ』の口コミ評判レビューには、
- 骨太のアクション映画
- ブラックウィドウの子供時代から始まり感慨深かった
- エンドゲームと公開順が逆の方が良かったと思う
- まったく知らないナターシャの生い立ちを知るストーリー
- ハリウッドならではの迫力のあるシーンもあり良かった
- 率直に言えば盛り上がりに欠ける
- ナターシャがよくやる「ヒーロー着地」にも注目
- 感情移入ができなく、ずっと空回りしているような感じだった
という声が多数集まっています。
目次
ブラックウィドウ死亡の理由とは?エンドクレジット解説
「アベンジャーズ」のメンバーである人気ヒーロー、ナターシャ・ロマノフことブラックウィドウを主人公にした本作はMARVELの人気キャラクターが同じ世界観で活躍する姿を描いた一連のシリーズMARVELシネマティックユニバースの第24作品目の作品となっています。
エンドール後のシーンで、エレーナがナターシャの墓参りをする様子が描かれますが、MCUの作品をこれまで観たことがない方はなぜブラックウィドウがいきなり死亡してしまったのか分からない人も多いと思います。
そんなMCU未見の方のためにブラックウィドウが死亡した理由についてまとめていきたいと思います。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』にてブラック・ウィドウの死
ブラックウィドウ死亡理由の鍵を握る作品がMCU22作目の作品となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』です。
前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で強大な力を持つ6つのインフィニティストーンを手にした敵サノスがストーンの力を利用して、デシメーションという大量殺戮を行い、全宇宙の生命が半分となり、事実上の敗北を喫してしまったアベンジャーズはサノスを倒し、失われてしまった半分の生命を取り戻すため、量子力学を利用したタイムトラベルで過去に向かい、インフィニティストーンを手に入れ、生命を取り戻す作戦を計画します。
その中で、ナターシャとホークアイことクリントはソウルストーンという石を担当することとなりますが、ソウルストーンを入手するためには愛する者の命を犠牲にしなければならないという掟がありました。
そこでナターシャは愛する家族をデシメーションによって失った経験をしているクリントを制して、自らが崖から飛び降りて命を落とし、アベンジャーズはソウルストーンを手に入れることが出来ました。
ナターシャの名誉の死のおかげで世界は、サノスによって奪われていた生命を取り戻すことが出来たのです。
エンドクレジットでクリントの殺害の依頼を受けたエレーナ
本作のラストでエレーナは、ヴァレンティ―ナという女性からナターシャの死についてクリントが関わっていると伝えられ、彼の殺害の依頼を受けます。
その後の展開については、ホークアイが主人公になっているインターネットドラマ『ホークアイ』で明らかになっていますので、気になった方はドラマについても鑑賞することをオススメします。
映画『ブラック・ウィドウ』の時系列解説
映画オープニング
まだ少女でありながらロシアのエージェントとして活躍し、SHIELDから逃げてキューバへと逃亡する様子が描かれますが、1995年という設定となっています。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)』
キャプテンアメリカの活躍を描いたシリーズ3作品目で、アベンジャーズを政府の監視下に置く「ソコヴィア協定」でヒーローたちが対立する姿が描かれており、ナターシャは賛成派であるトニー・スタークらと袂を分かち、反対派のキャプテンアメリカことスティーブ・ロジャース側につきます。
ナターシャが世界中で指名手配になっていたのは、このソコヴィア協定に違反しているという罪を着せられてしまったからです。
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『ブラック・ウィドウ』
今作の時系列は、キャプテン・アメリカの単独作品『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後にあたります。
『シビル・ウォー』では、国際的なヒーロー活動の規制を巡ってアベンジャーズが対立し、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)は一時的にアイアンマン側に属していたものの、最終的にはキャプテン・アメリカ側を助けたことで、協定違反者として指名手配される身となります。
その後、彼女が追われる身となってから『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で再登場するまでの空白期間は、これまでのMCU作品では描かれてきませんでした。
映画『ブラック・ウィドウ』は、その空白の期間に彼女がどのような過去と向き合い、何を経験していたのかを描く物語です。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年)』
映画のラストで、調達屋のリックに「友人を脱獄させる」と伝えるシーンがありますが、これは収監されていたスティーブ・ロジャースを脱獄させることを意味しています。
そして、スティーブとともにクリント、サム、ワンダ、スコットの脱獄を手助けし、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へとつながっていきます。
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『アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)』
ナターシャは、サノスによって壊滅的な打撃を受けた世界を救うため、残されたアベンジャーズの一員として再び戦いに身を投じます。
タイムトラベルによるインフィニティ・ストーン回収作戦では、クリント(ホークアイ)と共にソウルストーンを手に入れるため惑星ヴォーミアへ向かい、その代償として自らの命を差し出す決断をします。
これは、ソウルストーンの取得に「最も愛する者の犠牲」が必要とされる条件によるもので、ナターシャの死は、全人類を救うための大きな犠牲として描かれました。
映画エンドクレジット後のシーン
映画『ブラック・ウィドウ』のエンドクレジットでは、ナターシャの死後、彼女の墓を訪れる妹エレーナの姿が描かれます。
このシーンは『エンドゲーム』後の世界を示しており、エレーナの新たな動きや『ホークアイ』などのMCUフェーズ4作品へとつながる重要な伏線となっています。
マークの意味はクロゴケグモであり開放の象徴
赤いマークとレッドルーム
ブラックウィドウの映画のポスターでも印象的に使用されているトレードマークの、赤いマーク。
一体どのような意味を表しているのか、本作を鑑賞しマークと由来について考察しました。
ブラックウィドウとは、和訳すると「クロゴケグモ」です。
ブラックウィドウで使われている赤い砂時計のようなマークと、全く同じ模様がアメリカ産の毒蜘蛛である「クロゴケグモ」にもあるのです。
ブラックウィドウのマークって蜘蛛(クロゴケグモ)の模様から取ってるのでは!? pic.twitter.com/PRzENTmkf3
— 雷の神なり(受験) (@Thunder_movie) December 27, 2019
こちらの蜘蛛がブラックウィドウの語源と考えられますが、ではなぜその蜘蛛が彼女の“二つ名”の由来となったのでしょうか?
それは彼女の過去、かつて所属していたかレッドルームにありました。
レッドルームに所属する女性スパイのことを彼らは「ウィドウ」と呼びます。ウィドウとは未亡人という意味です。
ブラックウィドウの英語名には、この蜘蛛が交尾後にメスがオスを食べる習性があることから「男の命を奪う女」という意味があります。
メスがオスを食べることを女性が後家に入るの比喩として、レッドルームで女スパイとして労働させている彼女たちをウィドウ(未亡人)と呼んだのでしょう。
ブラックウィドウとは英語名の通り、「男の命を奪う女」という意味でレッドルームから与えられた二つ名であると考えられます。
しかし、ブラックウィドウにとっては、生活を搾取され強制的にスパイにもされ、その職業以外の選択肢を奪われた、忌まわしい組織のマークです。
そんな忌まわしい組織のマークを、映画のポスターでもシンボルとして象徴的に使用されました。
30代男性
マークはブラックウィドウにより、開放の象徴となった
本作で彼女は、宿敵のドレイコフを抹殺し組織の壊滅をするとともに、洗脳し人生を搾取されてきたウィドウ達の解放に成功します。
そして映画のラストにて、彼女の墓石にこのマークが印字されていることがわかります。
ブラックウィドウ死亡後もマークが印字された意味。
それは、今までレッドルームに支配され人生を奪われてきたウィドウ達が、ブラックウィドウの手によって自由を手にすることができたということです。
今まではレッドルームを象徴する忌まわしいだけのマークでした。
しかし、ブラックウィドウの活躍によって、女性たちを解放した象徴として生まれ変わりました。そこで、彼女の墓石に印字されたのではないかと考察されます。
映画『ブラック・ウィドウ』のあらすじ
『ブラック・ウィドウ』のあらすじ|ナターシャ・ロマノフの過去
幼いながらロシアのスパイとして活動していたナターシャは、アメリカでの潜入捜査のために父親役のアレクセイ、母親役のメリーナ、そして、妹役のエレーナとともに偽の家族を演じていました。
1995年、任務を終了した四人はキューバへと逃亡し、3年間の家族生活に終止符が打たれました。
ドレイコフ率いるスパイ組織レッドルームを脱退し、アベンジャーズとして活躍しているナターシャは政府がアベンジャーズの行動を管理するソコヴィア協定に違反したとして、指名手配されることになってしまいます。
『ブラック・ウィドウ』のあらすじ|かつて所属していたレッドルーム壊滅に動くナターシャとエレーナ
友人の武器商人メイソンの協力のもと、隠れ家に身を寄せていたナターシャでしたが、エレーナが送ってきた荷物を狙う謎の敵に襲撃されてしまいます。
なんとか逃げ切ったナターシャはエレーナと再会し、荷物の中身がドレイコフの洗脳を解くことが出来る合成ガスであることを知らされ、自身が壊滅したはずのレッドルームがまだ存在していることに驚きます。
エレーナとともにレッドルームを壊滅させるため、ドレイコフの罪を被り、刑務所にいるアレクセイを脱獄させますが、レッドルームの所在地についての情報は持っておらず、レッドルームと未だに繋がり、洗脳研究を続けているメリーナとコンタクトをとり、久しぶりに偽の家族四人で再会することとなります。
『ブラック・ウィドウ』のあらすじ|レッドルームに潜入することに成功するナターシャたち
険悪なムードになりながらも、お互いの思いをぶつけ合った四人は、絆を深めていきます。
メリーナがドレイコフに居場所を伝え、ナターシャとエレーナ、ドレイコフはレッドルームに連れ去られ、隔離されてしまいますが、実はメリーナとナターシャは入れ替わっており、ナターシャに変装していたメリーナがエレーナとドレイコフを解放します。
一方、メリーナに変装していたナターシャはドレイコフと対峙しますが、変装を見破られており、フェロモンによって行動が制限されてしまい、ドレイコフに手出しすることが出来なくなってしまいます。
ナターシャの挑発によって、怒りに震え、システムの秘密を自ら明かしてしまったドレイコフはナターシャに反撃に遭い、エレーナたちの攻撃によって基地全体も甚大な損害を被ります。
追い詰められたドレイコフは、ウィドウズたちを全員集合させ、ナターシャを殺すように命令するのでした。
果たして、ナターシャはレッドルームを壊滅させることが出来るのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
映画『ブラック・ウィドウ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
感想評価(※ネタバレ有)|知られざる過去が明らかとなるブラックウィドウを主人公にしたアクション大作
本作『ブラック・ウィドウ』は、MARVELの人気ヒーローとして、アベンジャーズでも活躍するブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフを主人公としたスピンオフ作品となっており、MARVELのキャラクターたちが同じ世界観で活躍する姿を描いたマーベルシネマティックユニバースの第24作品目の作品となっています。
これまでロシアのスパイであったという過去について話されることはありましたが、謎に包まれていたナターシャの過去が明らかになるということで公開前から話題を呼んでいた本作は、ナターシャが幼い頃にアメリカでの潜入活動を行っていた頃のシーンがオープニングとして描かれます。
潜入活動のために偽の家族を演じながらも、お互いを本当の家族のように思っていた四人が、ミッションを終えて、離ればなれになってしまうシーンが冒頭から描かれ、ナターシャの根底にある孤独感を垣間見することができます。
幼い頃のナターシャを演じたのは、ミラ・ジョヴォヴィッチの娘として知られるエヴァ―・アンダーソンですが、幼いながらもスパイとしての活動を全うする強い少女を見事に演じています。
その後、作品の舞台は2016年まで飛び、久しぶりに再会した妹役のエレーナから過去に所属し、自身が壊滅したはずのスパイ組織レッドルームがまだ存続していることを聞かされ、エレーナと父親役だったアレクセイや母親役だったメリーナとともにレッドルーム壊滅のために奔走していく姿が描かれていきます。
決着を付けるため、自身の過去に逃げずに立ち向かっていくナターシャの姿は非常にかっこよく、その強さに憧れる方々も多いと思います。
MCU作品といえば、なんといってもアクションシーンが魅力的ですが、本作ももちろん迫力のあるアクションシーンに満ちており、ナターシャとエレーナの息の合ったカーチェイスシーン、レッドルームの強敵であるタスクマスターとの格闘シーン、空中でのアクションシーンなど息をつく暇も与えないほどのアクションシーンが次々と展開されますが、ナターシャを演じたスカーレット・ヨハンソンは凄まじいトレーニングを重ね、スタントマンなしでアクションシーンを演じており、その役者魂に驚かされます。
ラストではレッドルームの支配者であるドレイコフを倒し、組織を壊滅させ、ようやく過去の清算を終わらしたナターシャがアベンジャーズの再集結のために動き出していく姿が描かれ、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へとストーリーが繋がっていきます。
ナターシャ・ロマノフというキャラクターの魅力が詰まった作品となっていますので、彼女のファンは必ず必見の作品だと思います。
『ブラック・ウィドウ』の皆んなの口コミ評判レビュー
映画『ブラックウィドウ』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「この映画の一番の問題点は、さほど魅力的じゃないヴィラン」「ヨハンソンのブラック・ウィドウの最後の映画としては非常に残念」「エレーナの二代目ブラック・ウィドウの活躍するこれからのMCUに期待したい」「ブラックウィドウと妹のエレーナが再開した時のバトルは見もの」
それでは、詳しい口コミ評判レビューも見て行きましょう。
★★★★★星5
久々のマーベル作品でした。
映画中で明確には言われていませんが、おそらくキャプテン・アメリカシビル・ウォーとアベンジャーズインフィニティウォーの間の話になっています。
他のアベンジャーズのヒーローは出てきませんでした。
ブラックウィドウの生い立ちについては過去のマーベル作品のシリーズ中で会話の中で登場することはありましたが、今回初めて全容が明らかになりました。
シリーズに登場した当初は冷静でどこか冷たい感じがするヒーローでしたが、本作でエンドゲームで見せた優しさの理由がわかる気がしました。
エンドクレジットでは公開済みのドラマのファルコンアンドウィンターソルジャー、今後公開されるホークアイのドラマとも繋がる映像が登場します。
フェーズ3最後の作品でありながら、フェーズ4が楽しみになる作品でした。
20代女性
★★☆☆☆星2
MCU「アイアンマン2」での初登場以来、11年ぶりの単独映画です。
それでありながら、スカーレット・ヨハンソン扮するブラック・ウィドウが登場する最後のマーベル映画でもある記念碑的な映画。
しかし、パンデミックにより一年以上の公開延期を余儀なくされ、この映画に対しての我々のマーベル映画ファンの期待が共に高まってしまったせいか。
蓋を開けてみるとだいぶ期待外れの結果となりました。
フェーズ1〜3の壮大なサガがキレイな形でまとまったタイミングで、ブラック・ウィドウの過去を振り返るようなストーリーは今更感が強いと感じました。
あまりグッとくるものはなかったです。
また、映画で描かれている「類似家族」のストーリーには共感することが難しいため、感情移入ができずにずっと空回りしているような感じでした。
もっとも、この映画の一番の問題点は、さほど魅力的じゃないヴィランです。
相手の戦闘能力をまるまるコピペできる「タスクマスク」は、演出次第では十分魅力的なヴィランになれたはずです。
しかし、能力描写のシーンが数足りない上、後半では特に活躍の場面もなく、消費されてしまいます。
全体的にはヨハンソンのブラック・ウィドウの最後の映画としては非常に残念でならないが、妹分のエレーナがとても魅力的であることは否めないと思います。
エレーナが二代目ブラック・ウィドウの活躍するこれからのMCUが楽しみです。
40代女性
★★★★☆星4
ブラック・ウィドゥの見せ場はやはりアクションでしょう。
超人的な能力を持っているのは確かですが、本人は超常的なギミックは使用しないので、地味にはなりますがアクション性の高い殺陣が見事です。
ザコ退治はもちろん、他のスーパーヒーローたちとの直接対決はなかなか見ごたえがあります。
ストーリーとしては、一連のアヴェンジャーズ作品からの継続になっています。つまり分裂事件からの続編です。
そのため、以前の作品を見ていないとわからない部分が多いですね。
多くのスーパーヒーローが登場する分存在感が薄くなるのでは?という不安もあったのですが、そんなことはなく十分な活躍を見せてくれる作品です。
スカーレット・ヨハンソンはこういうクール美人が良く似合うと思います。作中の目つきや歩き方などもなかなか堂に入った感じです。
40代男性
★★★☆☆星3
率直に言えば盛り上がりに欠けると思いました。
ブラックウィドウは初期アベンジャーズメンバーの中で唯一の女性であり、また普通の人間でありました。
またMCUの中でビック3に次ぐ出演数で、今回の単独作品は期待値が高かったと思います。
その上、度重なる延期からの公開で、期待値が高かった為に盛り上がり所が少なかったようにも感じます。
シビルウォーとインフィニティウォーの間と限られた期間の中でいかに彼女の感情、ストーリー性を崩さずに表現するか?
そんなことも、この作品の自由度を下げた要因かなと思います。ストーリーの構成上、難しい部分ではありますよね。
しかし、悪いばかりではないのがMCU作品であり、小さな伏線やこれから起こりうる序章が散りばめられていると思います。
それはブラックウィドウが去った今エレーナが鍵を握ると思います。
今までのMCU作品を見ていて、後の作品を見て評価が変わるってことも多いので今後の展開でブラックウィドウの評価は変わるような気がします。
今の所は総合的に見ると星3かなくらいだと思います。
30代男性
★★★☆☆星3
映画館で2DXで観てきました!スカーレット・ヨハンソンはアイアンマン2の頃が一番かっこいいなと思っていますが、今回も最後までかっこいい女性でした。
賛否両論あるでしょうが、個人的には米倉涼子さんの吹き替えはやっぱりハマり役だなと感じます。
若かりしロマノフの物語かと思いきや、エンドゲーム前くらいの話が中心でした。
MCU作品の仲では全体的に暗い印象なので、明るく爽快を求める方には辛い内容かも知れません。音楽もかなり暗めです。
アイアンマンやハルクと違いブラックウィドウはずっと生身の華奢な女性なので、アクションシーンは観てるこっちが痛くなってくるような気分でした。
MARVELよりDCコミックの雰囲気に近いですかね。
父親のアレクセイは完全なギャグキャラになっていて、そこが唯一の良心といっても過言ではないと思います。
エンドゲームでロマノフがどうなったかを知っているので、そこが一番の残念なポイントですね。仕方がないですが、公開順は逆の方が良かったのになと思います。
今後妹がどのような形でMCUに関わっていくのか楽しみです!
20代女性
★★★★☆星4
ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフは、今までMARVELヒーロー作品に助っ人として登場している人物。
アベンジャーズ結成時初期からも参加していて、そんな彼女に焦点を当てた映画です。
アベンジャーズ/エンドゲームでストーンを手に入れるために死亡したナターシャ。
本作で今まで触り程度にしか明かされていなかった彼女の生い立ちを知ることで、理解が深まり、また改めてアベンジャーズ作品を見返したくなる内容でした。
他のヒーロー達のような派手なバトルシーンなどを求めている方には向かない作品かもしれません。
しかし、キャラクターの背景を知りたい!ナターシャが好き!という方には良い作品だったと思います。
私はナターシャが大好きなので観にいって良かったですし、更にナターシャを好きになりました。
家族が離ればなれにされるシーンで、妹のエレーナを守ろうと武装した大人相手に掴みかかっていくシーンを見て、相手が自分より強い弱いなど関係なく自分の守りたいものの為に立ち向かっていく姿にキャプテンのようなヒーローの精神を感じました。
暗殺者として育てられながらも、そこから抜けだしヒーローになれたのも、彼女のそういう精神や強さがあったからこそ勝ち取った未来だと思います。
そしてそんなナターシャだからヒーローとして地球の人々を救う為、自分の帰る場所であったアベンジャーズという家族の為、やっと本当の家族になれた両親と妹の為、自分を犠牲にする事を厭わなかったのだなと思いました。
欲をいえば最後の方でもっと家族(特にエレーナ)との共闘シーンがあったら嬉しかったなと思いました。
しかし、今後エレーナの活躍がありそうなので、見えなくともエレーナの傍にナターシャの存在を感じながら応援したいと思います。
20代女性
★★★★☆星4
私自身が、マーベル映画が大好きで、新しい作品が上映されれば我先にと映画館に見に行っています。
今作は、アベンジャーズの長く大きな物語に一旦終止符が打たれた後に上映された作品です。
今までの展開や今後の展開にどのように繋がってくるのか楽しみで見に行きました。
今まで他の単品作品で出ていることの多かったブラックウィドウがメインとなった作品ですよね。
知ることのなかった彼女の過去、家族、今までどのような活動をしていたのかなどが描かれていてました。
気になっていたストーリーを全て回収するために作ってくれるような印象を受けて、謎だった情報も知れて、見終わった後の満足感はれとてもすごかったです。
また、アクションシーンも大迫力で見応えがあります。
ブラックウィドウには今まで家族の設定が一切出てこなかったのですが、今回の作品では家族がテーマとなっています。
決裂してしまうシーンは泣けるし、そこからの仲直りや共闘はとても興奮でした。
20代男性
★★★☆☆星3
ブラック・ウィドウの誕生秘話です。
冒頭から親子関係(ネタバレ、血の繋がりは無い)を含め非常に不気味な展開を見せてくれます。やはり生い立ちは不幸なものだったのかと。
戦士として養成された後は、カッコいいスカヨハが見れます。
そして、今作で注目すべきは妹の存在感です。妹を演じたのはミッドサマーの女優さんでスカヨハに劣らないアクションを見せてくれました。
二人の姉妹としての関係も随所に見られ、この辺りは本編と関係なくほのぼのしてしまった。それは両親との再会も同様です。
終盤になると家族で戦うといったことになり、なんだかファミリーもの?と、やや子供向け映画のような展開に。
また、どうしてもアベンジャーズの終わりを考えて、ブラックウィドウのことを見てしまうというのもありました。
50代女性