『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』矛盾している点を解説!最後のセリフの意味や意味わからない点まで【あらすじネタバレ】
2016年12月17日公開の映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。
七月隆文の同名小説を実写映画化したものです。
違う時間軸を生きる2人が5年に一度30日間だけ会えるという異色のラブストーリーで、興行収入18億円を超える大ヒットとなりました。
- 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の意味分からない?矛盾している点を解説
- 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のラストシーン解説
- 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で最後のセリフ「彼のもとにたどり着いた」意味とは?
- 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじ
- 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
意味分からない?矛盾している点を解説
時間が逆行した別々の世界に生きており、5年に1度・30日しか会うことができない切ない運命を抱えた若い男女の姿を『ソラニン』や『今夜、世界からこの恋が消えても』で知られる三木孝浩が監督を務めた映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。
その難解な設定から意味が分からないという声が多く挙がっています。
この設定にまつわる矛盾点について解説していきます。
管理人
二人の間に恋心がいつ芽生えたのか?
二人の出会いについてですが、5歳のときに初めて愛美が高寿が住む世界に行った際に爆発が起きたお祭りで35歳の高寿に救出されたのがそもそもの出会いにになります。
そこから愛美が15歳になったときに25歳の高寿が現れ、20歳になったときの30日間について話をするわけですが、どのタイミングで二人が恋に落ちたのか全く分かりません。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』にはこのようなタイムパラドックス=タイムトラベル上の矛盾点が多く発生しています。
台本が書かれたメモ帳
時間軸がバラバラである二人の30日間に重要になってくるのが台本が書かれたメモ帳になります。
このメモ帳には15歳の愛美に25歳の高寿が伝えた内容が綴られており、その後、20歳の愛美の初日・高寿にとっての最終日にこの30日間の内容について、高寿が事細かく伝えて愛美はその通りに行動していくわけですが、この行動の発端となった台本通りに行動していない二人がいるはずなのではという矛盾が発生します。
5歳のときの事故
5歳のときに二人は大人になった相手によって命を救われます。
これは相手が5歳のときに事故が発生することを分かっており、命を救うために現場に向かったと考えらえますが、そもそも二人が20歳のときに出会わなければ5歳の自分たちを助けることは出来ず、助けることが出来ていなければ20歳の二人が会うことも出来ていなかったという大きなタイムパラドックスが生じています。
何度も鑑賞して自分なりの答えを導き出す
上に挙げさせて頂いたように様々なタイムパラドックスが映画の中で生じており、考えれば考えるほど頭が混乱してしまうような状況になっています。
古くは『ターミネーター』シリーズや『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなどタイムトラベルもののSF映画では、多くのタイムパラドックスが生じ、この設定については、どこまで考察を重ねたとしてもルールが曖昧過ぎて矛盾が発生します。
何度も映画を鑑賞して、自分なりの答えを導き出すのが良いのではないでしょうか。
それか矛盾点には目をつむって一般的な恋愛映画として鑑賞する方が、素直に楽しめるかもしれません。
管理人
ラストシーン解説|最後のセリフ「彼のもとにたどり着いた」意味とは?
基本的に主人公の高寿視点でストーリーが展開していく『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。
映画の終盤では愛美視点で高寿の出会うまでの日々が描かれます。
ラストシーンでは二人の出会いとなる日が描かれ、電車で高寿を見つけ、愛美は「彼のもとにたどり着いた」と言いますが、このセリフには一体どんな意味が込められていたのでしょうか?
管理人
30日間を無事に過ごせたことの安堵
愛美の「彼のもとに辿り着いた」というセリフには、30日間を無事に過ごせたことへの安堵の意味が込められていると考察出来ます。
電車での出会いの日は、高寿にとっては初日ですが、愛美にとっては最終日です。
最終日を過ごしているということはこれまで台本通りに日々を全うし、順調に過ごしているが分かります。
しかし、出会いの日となる最終日に高寿に出会わなければ、これまでの二人の29日間がなくなってしまうことになってしまいます。
そのため、高寿に電車で出会うことが出来るかとても心配になりながら過ごしていたはずです。
だからこそ、電車で高寿の姿を見つけることができた時にしっかりと出会うことが出来、これからの日々が始まっていくことに安堵し、「彼のもとに辿り着いた」と言ったと考察出来ます。出会いの日に高寿が「また会えるかな?」と伝えた際に涙を流しながら振り返った愛美の心中は、無事に出会えることが出来た喜びともうすぐお別れが来てしまうことへの悲しみで非常に複雑だったと思います。
二回目の鑑賞の際には、愛美がどんな気持ちで高寿との日々を過ごしていたのか考えながら鑑賞すると、一回目の鑑賞よりもより深く感動することが出来ると思います。
愛実が高寿と同じ時間軸に来れたのではないか?という説
考察できる理由の2つ目として、愛美の「彼のもとに辿り着いた」というセリフには、高寿と同じ時間軸に来れたことを意味しているのではないかという説も一部ではあります。
高寿が住む世界と愛美の住む世界には、もしかすると映画本編では明かされていない秘密のルールがあり、5年に一度訪れる30日間を二人で無事に一緒に過ごすことができれば、同じ時間軸に生きることが出来るようになるというルールを高寿と愛美が無事にクリアしたため、高寿の時間軸でこれから一緒に生きることが出来るという喜びに心を躍らせて愛美は「彼のもとに辿り着いた」と言ったと考察することができます。
ただ、この説に関しては、そういった映画では明かされていないルールがもしあればという前提のため、可能性はかなり低く、前述した「30日間を無事に過ごせたことの安堵」という説の方が有力であると考えられます。
この説のように様々な捉え方が出来る作品となっていますので、自分なりに仮説を立てながら二人の不思議で切ない恋について考察するのをオススメします。
管理人
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじ
(以下、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじです。)
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじ|電車で運命の出会いを果たした主人公・高寿と愛美
美大に通う主人公の南山高寿はある日、電車に乗り合わせた女性に一目惚れしてしまい、勇気を振り絞って下車した女性に声をかけます。
快く対応してくれた女性の名前は福寿愛美と言い、二人はすぐに打ち解けます。
また明日と言って別れた後に連絡先を交換しなかったことを後悔した高寿は翌日同じ時間の電車に乗りますが、結局会えずに落胆します。
その後、課題であるスケッチを行うために動物園を訪れていた高寿は偶然にも愛美に再会することが出来ました。
驚く高寿に昨日言ってたと答える愛美でしたが、高寿に身に覚えはありませんでした。
その後、お気に入りの場所である宝ヶ池を愛美に案内する高寿は、5歳の頃に橋から落下して溺れそうになったときに居合わせた女性に救出された思い出を語りますが、愛美も5歳の頃に命を落としそうになったことがあり、その偶然に二人は驚くのでした。
愛美の連絡先を聞いた高寿は、親友の上山のアドバイスもあり、電話でデートに誘います。
翌日事前にリサーチしていた高寿が愛美に京都の町を案内し、二人のデートはとても順調に進んでいきました。
そして、夜になり、イルミネーションが輝く公園で高寿が告白をし、二人は付き合うことになり、愛美の目からは涙がこぼれます。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじ|順調に交際が進む矢先、愛美の不審なメモ帳に気付く高寿
翌日、上山と愛美に手伝ってもらい、高寿は新居に引っ越してきました。
引っ越しの段ボールから愛美が古ぼけた小箱を発見しますが、それは高寿は宝ヶ池で溺死しそうになったときに助けてくれた女性と10歳の時に再会したときにプレゼントされたものでした。
交際がスタートしてから、少しずつ親密になっていく二人。
愛美に夕食を作ってもらった際に実家と同じくビーフシチューの隠し味にチョコレートを使用していることを知った高寿は驚き、動物園の再会の件もあったことから特殊な予知能力があるのか?と冗談っぽく愛美に聞きますが、はぐらかされてしまうのでした。
お互いに名前で呼び合うようになった二人は自然とキスを交わし、初めて愛し合うのでした。
門限の0時に見送った後、愛美がメモ帳を忘れていることに気付いた高寿が恐る恐る中を確認すると、そこには未来の自分との出来事が書かれており、不審に思います。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじ|明かされた愛美の秘密を知り、心が離れていく高寿
翌朝呼び出された高寿がメモ帳について尋ねると、愛美は緊張した面持ちで隠していた秘密について打ち明けます。
実は愛美はこの世界とは時間の流れが逆行しているパラレルワールドに住んでおり、高寿にとっての未来は愛美にとっての過去、愛美にとっての未来は高寿にとっての過去であり、二人の時間が交わるのは5年に1度の30日間だけであると説明を受けます。
戸惑う高寿に持参した10歳の時に命の恩人からもらった箱を確認させた愛美。
そこには高寿の両親と愛美が写る写真が入っており、5歳の時に自分を救ってくれた女性が35歳になった愛美であることを知り、愕然とします。
なんとか理解し、彼女との日々を過ごそうとする高寿でしたが、これまでの自分との思い出を愛美が知らずにメモ帳通りに行動していることにショックを受けた高寿は愛美を拒絶し、デートを投げ出して帰宅してしまいます。
いつものコインランドリーで出会った上山からアドバイスを受けた高寿は、愛美がどんな思いで今までの日々を過ごしてきたかを思い知り、自分の未熟さを悔やみます。
すぐに愛美に電話で謝罪をし、再会した二人は残り少ない日々を大切に過ごすことを決めて、愛し合うのでした。
以上、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじでした。
果たして、二人の結末はどうなってしまうのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|切ない運命に翻弄されるカップルの姿を描いた異色のSFラブストーリー
映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、七月隆文さんの同名小説を実写映画化した作品であり、公開当時興行収入18億円を超える大ヒットを記録しました。
電車で運命的な出会いを果たした主人公の南山高寿と福寿愛美。
順調に交際が進む中で彼女が抱える重大な秘密に翻弄されていく姿を描いたファンタジックなラブストーリーとなっています。
映画の冒頭40分ほどは、運命的な出会いを果たし、主人公の高寿がどこかミステリアスな愛美と順調に交際を重ねていくラブストーリーが描かれていきます。
ここまでの展開はどこにでもある平凡なラブストーリーといった印象ですが、とにかく映像が美しく、特にヒロインの愛美を演じた小松菜奈さんの美しさたるや観るものを作品に惹きこみます。
監督を務めた三木孝浩さんはこれまで『ソラニン』や『僕等がいた』といったヒット作を手掛けてきましたが、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』では三木孝浩監督の真骨頂とも言うべき美しい映像を堪能することが出来ます。
管理人
そんな平凡で幸せなラブストーリーが続いた後、愛美が実は普通の世界とは時間が逆行しているパラレルワールドの住人であり、5年に1度30日しか二人は会うことは出来ず、高寿にとっての未来が愛美にとっての過去、愛美にとっての未来が高寿にとっての過去であるという秘密を明かしてから、作品が一気に異色のラブストーリーへと変化していきます。
この設定に頭が混乱してしまった方も多いと思いますが、この秘密によって愛美がなぜ出会いの時や告白された時など事あるごとに涙を流していたのかが分かるようになります。
高寿にとっての出会いの日は、愛美にとっての別れの日であり、愛美は感情を抑えることが出来ずに涙を流していたのです。
そんな愛美の切ない心境を考えると、胸が苦しくなってしまいます。
突然秘密を知らされた高寿は、理解が追い付かない様子で一旦は愛美を拒絶してしまいますが、愛美がこれまでの日々をどんな様子で過ごしてきたかを思い知り、秘密を乗り越え、二人の残り少ない日々が後半では描かれていきます。
30日を終え、別れることになった二人。
映画は基本的に高寿にとっての視点で描かれていきますが、ラストでは愛美視点で高寿に会うまでの様子が描かれ、映画は終わりを迎えます。
SF要素を含んだ愛美の秘密に戸惑ってしまい、内容が入ってこなかったという方も多かったかもしれませんが、切ない運命を抱えた若い男女の繊細で美しい映像だけでも、十分に楽しむことが出来る内容になっていると思います。
内容が分かりにくかったという方はぜひ二回目の鑑賞をすることをオススメします。より理解が深まり、キャラクターへの感情移入がしやすくなると思います。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★★星5
例えば、『時をかける少女』だったり、『私の頭の中の消しゴム』だったり、限られた時間の中の切なく美しいラブストーリーは沢山ありますが、この映画は、時間の流れが真逆の世界のふたりが5年に一度、30日だけ会えるという設定が面白いなと思いました。
原作を読んでから映画を見たのですが、映像になっても、設定は分かりきれないところがありましたが、主演の小松菜奈さんと福士蒼汰さんが、こなれすぎた演技ではなかったところが、リアルな大学生に見え、デートのシーンが楽しそうであればあるほど、別れへのカウントダウンに泣けてきました。
福士さん演じる高寿の立場から、自分ではどうにもできない、大好きな人との別れに向かう日々を過ごすのも泣けますが、別れから出会いに向かっていく、小松菜奈さん演じる愛美の気持ちになると、もっと切なくなります。
そして、また別の年齢で再会するふたりを見ると、嬉しくなりつつ、必然の別れを思って泣けてきます。
何度も見返したくなる映画です。
50代女性
★★★★☆星4
小松菜奈と福士蒼汰が好きなので、見たって言う程度ですが、30日間?限られた時間の中でしか付き合えないつらさにとても泣けました。
どんな死に方よりも好きな人に忘れられることがどれほど苦しいか考えさせられる映画でした。
そういった意味では『一週間フレンズ』も似たような映画でしたけど、こちらの方が映画って意味では良かったなと思います。
忘れられる方も苦しいし忘れてしまう方も苦しいですよね。
それでも一緒にあることを選んだ福士蒼汰は最高の彼氏役ですね。電話中に0時にエミが消えるシーンがあったと思うので、時間も24時間単位だったんですかね。
なんにせよジワジワ泣ける映画でした。
20代女性
★★★★☆星4
高寿と愛美の恋はこれから育てていこうという愛と、最高に好きな状態からだんだん忘れていく相手と付き合うという全く逆の流れで進んでいきます。
これはものすごい発想でこんな恋愛もあるんだという風に驚かされました。
どちらがショックなんだろうという風に考えた場合に、好きになっていく気持ちが盛り上がった時にいなくなるよりも昨日より自分のことを知っていない相手と会うというのはかなり戸惑うのではないかと思います。
高寿は昨日の愛し合った自分を知らないのですから、こんな悲しいことはないのではないでしょうか?
記憶に存在しないというのはかなり恋愛において辛い出来事ですが、それでも一緒にいるということを選んでいる愛美に対しては本当に切ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
50代男性
★★★★☆星4
今改めて思い返すと、とても豪華なキャスト陣が集まった作品だったと思います。
その中でもやはり際立っていたのが、小松菜奈さんの存在でした。
彼女のお顔立ちって、ハーフのようでちょっと強そうな女性の印象があります。
しかし映像の中にいる小松菜奈さんはとても儚げで、普段とは全く異なる印象。
いや~素晴らしい女優さんだなと改めて思いました。
この作品を何度か見ているのですが、やっぱり毎回小松菜奈さんに注目しちゃいます。
演技の細かな部分だったり、すごく丁寧に演じられているところがわかり、とても印象が良いです。
お話面はちょっとつっこみどころがあったり、ラストが少し残念だったり。
もう少しこうだったら良かったのになぁ、みたいな感覚はありました。
その部分を踏まえてもやはりキャスト、特に小松菜奈さんの演技が非常に良く、彼女を見るために何度も見ている感じです。
30代女性
★★★☆☆星3
まず主人公の男の子が、電車で本能的に好きだと感じた女の子に声をかけます。
一目惚れして声をかけれるなんて、すごいと思いました。
初めてのデートで2人は付き合うことになりますが、女の子はなぜか涙を流す場面。
見ていくと、2人の住む世界は異なっており、逆に時間が流れていくことを知りました。
男の子にとっての明日は、女の子にとっての昨日だと。
2人の世界が交わるのは5年に一度の30日間だけ。
自分の好きな人は自分のことを忘れていく、こんなことがあるなんて辛いですね。
本当のことを知ってから男の子は純粋に交際を楽しむことができなくなってしまって、私でもそうなると思います。
付き合っていくにつれて、相手が自分のことを忘れていくのは、とても辛いなと感じました。
30代女性
★★★★☆星4
小松菜奈、福士蒼汰、東出昌大さんの清楚感ある絡みがストーリーにピタリとハマっていたと思います。
京都の情緒ある風景、叡山電鉄、京都みなみ会館など、ラブストーリーとの相性抜群で、変な演出がなくて逆に良かったです。
初恋というキュンとする感じが良かったし、永遠ではない切なくて美しい愛に考えさせられる点が多かったです。
気づかないすれ違いって、とても臨場感があったし、そのすれ違いに気付かないで生活していることの多さに何だかせつなくなりました。
やはり、一期一会の言葉の意味の深さ、大切さを再確認しました。
人生で誰かに出会い愛し合うことの素晴らしさは、世代関係なくキュンとしますね!
40代男性
★★★★☆星4
時間の異なる世界で生きている、2人の男女を描いた物語で、はじめはその複雑なストーリーに戸惑いましたが、だんだんと2人の不思議な世界観に引き込まれていきました。
特に、最後のシーンで、愛美が高寿に時間が逆転しているということを打ち明け、それを受け入れて見つめ合う2人のシーンがとても切なく、感動的でした。
主演の福士蒼汰と小松菜奈が、少しミステリアスな感じもして、2人の役柄にとてもよく合っていると思いました。
切ないけれど、儚く美しい感じの演技がとても印象に残りました。
時間が逆流したり、時間が異なる世界で生きるという、一見あり得ないようなストーリーですが、この映画から、今の時間を生きるという当たり前の幸せを感じました。
20代女性
★★★★☆星4
原作の小説の方は未読なので映画を観ただけのレビューになります。
ある理由から限られた時間だけを一緒に過せるという二人の切ないストーリー。
似たようなテーマを持った映画としては有名な『ベジャミンバトン』が思い起こさせられるが、こっちの方がラブドラマ的な要素が強い。
若いままの二人が短い時間しか共有出来ないという意味でもラブドラマ的です。
この「限られた時間だけ」共有して良い時間を過せるって設定のメタファーもベンジャミンバトンとは異なっているように思います。
ストーリー上の記憶のすれ違いなんかを見るに、年齢や時間が進むにつれて価値観が変わっていってやがて上手く行かなくなる・・という男女差のメタファーなのかな、なんてちょっと悲しい事を思ったりもしました。
そういう意味じゃ、カップル向けの映画じゃなくてちょっとSFチックな映画として観た方がいいかも。
40代男性
*映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
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