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『サイレントラブ』のキャスト相関図|グロいとの声や原作との違いを解説【あらすじネタバレや感想評価も】

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2024年1月26日公開の映画『サイレントラブ』。

ミッドナイトスワン』でアカデミー賞を受賞したり、Netflix配信『全裸監督』でも話題になった内田英治監督作品。

同時期に内田英治監督で制作された『マッチング』とは打って変わって、繊細で静かなラブストーリー作品となっています。

映画『サイレントラブ』の口コミ評判レビューには、

  • 最後のシーンは涙必須
  • ぐっと胸が熱くなるようなストーリー
  • 切なく儚い気持ちにさせられた
  • 何度でもまた見たいと思えるような作品
  • 勘違いをする部分がやや強引な内容
  • 感情移入はあまりできなかった
  • 少し感情の読み取りにくさも感じた
  • 大人の恋愛という印象を受けた

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 映画『サイレントラブ』のキャスト相関図
  • 映画『サイレントラブ』が恋愛映画なのにグロい?
  • 映画『サイレントラブ』の原作との違いについて解説
  • 映画『サイレントラブ』のあらすじ
  • 映画『サイレントラブ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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『サイレントラブ』のキャスト相関図

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映画『サイレントラブ』が恋愛映画なのにグロい?

内田英治監督作品の映画『サイレントラブ』について、「グロい?」という声が見られます。

実際に観た人の感想として挙げられることもあれば、これから観ようとしている人が気にしている場合もありますよね。

そこで、映画『サイレントラブ』が本当にグロい映画なのかについて解説していきます。

管理人

『サイレントラブ』は過去の出来事をきっかけに声を発することをやめた青年と、事故で視力を失いながらもピアニストを目指す音大生の女性が出会い、2人なりのコミュニケーションで関係性を深めていく物語です。

ただ、『サイレントラブ』にはグロいシーンもあります

『サイレントラブ』は、ポスターや予告の雰囲気からは若い2人の恋愛模様を中心に描くということもあり、穏やかでキラキラしたような映画なのかというようにも見えます。

実際、タイトルの通り非常に静かなラブストーリーでした。

しかし、先述の通り、映画『サイレントラブ』について「グロい?」という声が見られます。

結論としては、全体を通して特にグロい作品、というわけではないです。

しかし、一部人によってはグロい作品だと感じるかもしれません。

なぜなら、目を覆いたくなるような痛々しい描写が複数あるためです。

管理人

特に印象的なのは2つのシーンです。

1つは蒼が声を発しなくなるきっかけを描いた過去の回想シーン、2つ目が物語終盤の北村と美夏が拉致されるシーンです。

蒼が声を発しなくなるきっかけを描いた過去の回想シーン

「グロい」と感じる可能性が高いシーンの1つ目は、蒼が声を発しなくなるきっかけを描いた過去の回想シーンです。

山田涼介が演じる主人公の蒼は過去の経験がきっかけで声を発することをやめた青年です。

しかし、途中までその原因が何であったのかは描かれていません。

映画の後半になってようやく回想シーンがあるのですが、それが少々衝撃的なシーンでした。

蒼は街中での喧嘩の際に、友人である圭介を守ろうとして相手からナイフで喉を刺されてしまいます。

そして、その喉に刺さったナイフを抜き、相手を刺し殺してしまいます。

喉にナイフが刺さるという点や、血が噴き出るという描写などがはっきりと含まれており、目を覆いたくなるようなシーンでした。

管理人

物語終盤の北村と美夏が拉致されるシーン

「グロい」と感じる可能性が高いシーンの2つ目は、物語終盤の北村と美夏が拉致されるシーンです。

野村周平が演じる北村は蒼を音大生と勘違いした美夏のためにピアノを弾いていた、音大の非常勤講師です。

物語終盤、蒼の友人の圭介が、北村が蒼を脅迫していると勘違いし、知り合いに頼んで北村を襲わせます。

その際一緒にいた美夏共々拉致されてしまい、北村は犯人グループから暴行を受けます。

北村は殴打され続け、それだけでも痛々しくて見ていられないような光景でしたが、極め付けに、右手を封じためにドリルで穴をあけられるのです。

北村の抵抗を防ぐためではありますが、蒼の首にナイフが刺さるのと同様に、ドリルで穴をあけられるというやり方だからこそ一層痛ましく、目を覆いたくなるシーンになっているように感じました。

管理人

以上のように、映画『サイレントラブ』には「グロい」と感じられる要素が複数あります。

しかも前半は多少は暴力的な点や裏社会の要素もありはするものの、そこまでの雰囲気はなかっただけに、終盤突如先述のような痛々しいシーンが現れて驚いてしまう人も多いかもしれません。

そうした点から、「グロい」と言われてしまうこともあるのでしょう。

しかし、最初に述べた結論の通り、全体を通して特にグロい作品というわけではなく、全編を通じて痛々しいシーンが続くわけではありません。

ですので、「グロい」かもしれないというだけで映画『サイレントラブ』を敬遠するのはもったいないと思います。

管理人

あくまで全体としては静かなラブストーリーですので、ラブストーリーやキャストの演技など、他に気になる要素がある方にはおすすめの映画です。

『サイレントラブ』の原作との違いについて解説

内田英治監督作品の『サイレントラブ』は、過去のある出来事をきっかけに声を失った青年と、事故をきっかけに視力を失った音大生の女性の純愛物語を描いています。

そんな内田英治監督作品の『サイレントラブ』の原作についてです。

映画『サイレントラブ』の原作は厳密にはなく、内田監督によるオリジナル作品です。

しかし、内田監督本人が執筆したノベライズ版が映画公開に先行して発売されています。

管理人

ノベライズ版を原作と捉え、映画版との違いを中心に解説します。

結論としては、映画版『サイレントサブ』とノベライズ版『サイレントラブ』はについて、当然ながら基本的なストーリーに違いはありません。

しかし、映像で表現する映画と、文章で表現するノベライズ版だからこその特徴をはじめとした違いがあります。

  1. 映画の概要
  2. 原作の概要
  3. 映画と原作の違い

の順に説明していきます。

内田英治監督作 映画『サイレントラブ』の概要

まずは内田英治監督作 映画『サイレントラブ』の概要を説明します。

映画『サイレントラブ』は、視力を失った音大生の女性の美夏が大学の屋上から飛び降りようとしたところを、声を失った青年の蒼が助けるところから始まります。

そうして出会い、相手の顔を見たり、声を聴いたりを互いにすることはできない2人が、2人なりのコミュニケーションを通じて心を通わせていきます。

そんな2人の物語のため、非常にセリフやその他情報量が少なく、静かなラブストーリーになっています。

情報量が少ないからこそ、登場人物それぞれが何を思い、何を考えているのかということや、それぞれの過去や描かれていない期間に何があったのかということなど想像しながら観ることができます。

管理人

観る人が感覚を研ぎ澄まされたり、深く考えたりすることのできる作品です。

また、美夏がピアニストを志す音大生ということもあり、ピアノの演奏シーンも多数あったり、2人のコミュニケーションに鈴の音が使われたりしています。

音楽はジブリ作品などで有名な久石譲が手掛けています。

それゆえに、セリフこそ少ないものの「音」が非常に印象的な作品でもあります。

内田英治監督作 ノベライズ版『サイレントラブ』の概要

次に内田英治監督自身が執筆した原作(ノベライズ)『サイレントサブ』の概要を説明します。

こちらのノベライズ版は、映画版の脚本も担当した内田英治監督自身が執筆したもので、映画版の公開に先行して発売されたものです。

監督・脚本を務めた内田英治監督自身が執筆したものであるので、先述の通り、ストーリーについては映画版と大きな違いはありません

声を失った蒼と視力を失った美夏が出会うところから始まります。

小説ということもあり、登場人物の心の声も言葉にされており、各場面でそれぞれがどう思っているのかがわかります。

特に主人公の一人の蒼は声を発しないため、この心情描写により彼が考えている内容がわかります。

管理人

また、登場人物の生い立ちや背景などについても丁寧に描写されており、各キャラクターを深く理解することもできます。

タイトル通り「静かなラブストーリー」である映画版ですが、それを言葉で表現するノベライズというのはおもしろいと感じました。

映画と原作小説(ノベライズ版)との違い

最後に内田英治監督作 映画『サイレントラブ』と同じく内田英治監督作 ノベライズ版『サイレントラブ』の違いについて説明します。

相違点は大きく「人物描写」、「音」の2点です。

人物描写

映画版については最初でも述べたように非常に情報量が少なく、登場人物の心情については表情やしぐさから読み取ることが中心で、背景についても数少ない情報から想像することになります。

一方で、ノベライズ版については登場人物の心情や、生い立ちなどの背景が丁寧に描かれています

例えば、蒼が風が好きだということや、胸の高鳴りを抑えることができずに美夏のピアノに聴き入ったこと、ピアノとは縁のなかった暮らしなどです。

管理人

ノベライズ版を読むことで、あの時この人物はこう思ってあの表情をしていたんだ、あの行動をしたんだといったように映画の内容を思い返し、理解を深めることができるのです。

これについてはどちらが良いということはないと思います。

想像できる余地があることの良さと、深く理解することができる良さ、どちらも映画を観たり小説を読んだりする醍醐味でしょう。

まず映画版についてはピアノの演奏をはじめとする音楽や、鈴の音をはじめとする音が実際に流れ、観る人はそれを聴くことができます。

特に映画『サイレントラブ』においてはピアノの演奏や鈴の音、劇伴といった音、音楽が非常に印象的な作品でした。

一方で、ノベライズ版については音や音楽に関する描写はあります。

しかし、当然その音を聴くことはできないため、読む人はそれを想像するしかありません。

こちらについてはやはり実際に美しい音楽を聴くことができる映画版の方が音については楽しむことができるように思います。

管理人

しかし、人物描写と同じで想像することができる良さもあるとは思いますのでノベライズ版でも十分楽しむことができるでしょう。

以上のように大きく2点映画版とノベライズ版の違いを挙げました。

こちらについては内田監督自身もノベライズ版発売に際してのインタビュー内で言及されています。

第一にノベライズ版においては心情や背景の説明がされており、映画版の予習としても、答え合わせとしても使えるという違い・関係性があるということです。

管理人

次に、やはり音へのこだわりは映画版の特徴であり、どうしても小説ではそれがなくなってしまうということです。

また、その分想像ができるということです。

しかし、映画版の音楽を手掛けた久石譲の音楽を聴くことができないというのはノベライズ版の残念なところ、ということも述べられています。

監督のコメントにもあるように、映画版かノベライズ版のどちらが優れているというわけでも、必ずどちらから触れた方が良いか決まっているというわけでもなく、両者をあわせてみることでこの『サイレントラブ』の世界を最大限楽しむことができるようになっています。

また、情報が不完全だからこそ想像する余地があり、より楽しむことができるということの良さを改めて感じることができる作品とも言えるでしょう。

感性を研ぎ澄まし、静かなラブストーリーの世界に浸りたい方はぜひ映画と合わせて原作(ノベライズ版)も読んでみることをおすすめします。

『サイレントラブ』のあらすじ

以下、映画『サイレントラブ』のあらすじです。

『サイレントラブ』のあらすじ|2人の出会い

とある音大の屋上で、ピアニストを目指す盲目の女子大生の甚内美夏が飛び降りを図ったところ、話すことができない、清掃員の青年の沢田蒼が助けます。

その時に蒼は美夏が落とした鈴を拾います。

その後、学生立ち入り禁止の旧校舎で美夏がピアノを弾いているところを蒼は見かけ、ピアノに聴き入ります。

鈴の音で美夏は屋上で助けてくれた蒼と気づき、蒼を同じ音大のピアノ科の学生だと勘違いしてしまいます。

聴こえない美夏と話せない蒼の2人は手を使ってコミュニケーション取り、蒼は美夏の手助けをするようになりました。

そして、蒼は徐々に美夏に惹かれていきました。

『サイレントラブ』のあらすじ|不思議な三角関係

一方、蒼は同じ音大の非常勤講師で、ピアノの演奏ができる北村悠真と出会います。

蒼は北村にお金を払うからピアノを弾いてほしいと頼み、ギャンブルにより借金を抱える北村はその依頼を受けます。

実は蒼は美夏にピアノを聴かせてほしいと言われており、北村が蒼のフリをして美夏の前でピアノを演奏することになりました。

そこから美夏と蒼と北村の3人の関係が始まります。

蒼は朝も夜も働いてお金を稼ぎ、北村に演奏してもらい続けました。

また、蒼だけでなく北村も徐々に美夏に惹かれていきます。

『サイレントラブ』のあらすじ|3人の運命

蒼と美夏と北村の3人でドライブに出かけることになりました。

3人は雨の中コテージに避難します。

美夏が気になる北村は2人になった際に美夏にキスします。

それを目撃した蒼はショックを受けて逃げ出してしまいました。

美夏は蒼だと思っていた北村が、手の感触から蒼ではなかったと気づきます。

その後、蒼の親友の勘違いにより、北村と美夏は拉致されてしまします。

学内で盗撮騒動があり、疑いをかけられ窮地に陥った蒼ですが、仲間の助けを受けて何とか大学を抜け出し、2人のもとに駆け付けます。

喧嘩の強い蒼は懸命に犯人たちから美夏たちを守ろうとしますが、犯人は大人数であり、劣勢となりました。

その時美夏が鉄の棒を振るいますが、誤って北村を殴ってしまい、北村は重傷を負ってしまいます。

蒼は美夏を庇うために、美夏の指紋を拭いて鉄の棒を握りめます。

そして、警察が現場に来て蒼は捕まり、美夏は保護され、北村は救急搬送されるのでした。

以上、映画『サイレントラブ』のあらすじでした。

果たして、3人の運命はどうなるのか?

結末を知りたい方は、実際に映画『サイレントラブ』を見てみることをおすすめします。

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『サイレントラブ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『サイレントラブ』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|静かなラブストーリー

映画『サイレントラブ』は目の見えない音大生と声を失った青年が出会い、2人なりのコミュニケーションで少しずつ関係性を深めていく物語です。

『ミッドナイトスワン』などの内田英治監督が手掛けた繊細な描写、ストーリーの作品になっています。

この物語はある音大の屋上から飛び降りようとした、視力を失った音大生の甚内美夏を声を失った清掃員の沢田蒼が助けるというところから始まります。

管理人

蒼は美夏を陰ながら手助けするようになり、ピアノを通じて少しずつ心を通わせていきました。

そこに、蒼のフリをして美夏にピアノを聴かせることになった、音大の非常勤講師北村も加わり3人の交流が始まります。

しかし、ある日美夏と北村が拉致されてしまい、蒼が助けに向かうも北村が重傷を負い、蒼が逮捕される結果となってしまいます。

その後、美夏は誤って北村に重症の怪我を負わせてしまった蒼が自分を庇って刑務所に入ったと知ります。

また、蒼からは自分のことを忘れて幸せになるよう言われます。

一命を取りとめた北村と美夏はその後も交流が続いていました。

美夏は視力が戻りつつあり、ピアノも弾けるようになっていました。

映画の最後、美夏は北村から蒼の居場所を聞いて会いに行きます。

蒼は美夏に気づかれないよう隠れますが鈴の音で美夏が蒼に気づきます。

トラックに惹かれそうになった美夏を蒼が助けて、2人はキスをして映画は終わります。

映画『サイレントラブ』で特に魅力的だと感じた点は「主要人物の関係性」、「研ぎ澄まされる感覚」です。

管理人

まず「主要人物の関係性」についてです。

この物語の中心となる美夏、蒼、北村の三人の関係性がなんとも言えず魅力的でした。

目の見えない美夏と、声を出さない蒼の2人の言葉のないコミュニケーションだけでも十分魅力的です。

そこへ、ピアノを通して2人に関わる北村、その北村を蒼だと思っている美夏、2人を引き合わせた蒼と少し奇妙な3人が、音や音楽を通して繋がっていく様子に引き込まれました。

単に3人の恋愛感情が揺れ動いていくだけでなく、音楽や人生への向き合い方にも影響するような素敵な関係に見えました。

こちらに関連して、キャストも非常によかったと思います。

それぞれつらい過去や経験があり、もがきながら生きている様子が非常に印象的で胸を打ちました。

特に蒼役の山田涼介は声を発さず、手話などを使うわけでもないというほとんど言葉のない役どころを見事に演じ切っていたと思います。

強いて言えば、もう少しじっくりと描かれ、それぞれのキャラクターの魅力がもう少し見えたらさらに良かったと思います。

管理人

次に「研ぎ澄まされる感覚」についてです。

主人公の蒼が言葉を発さないことなどもあり、映画『サイレントラブ』は全編を通じてセリフが少ないです。

特に主要人物である美夏、蒼、北村の3人のシーンは多いですが、音・音楽が中心です。

しかし、交わされる言葉こそ少ないものの、表情やピアノの音色などによって3人の心情や関係性の変化が感じられました。

ピアノの音色や鈴の音など様々な音が効果的に使われており、聴覚が研ぎ澄まされるような感覚になりました。

また、聴覚だけでなく視覚やその他の感覚についても同様です。

美夏が視力を失いかけているということもあり、彼女にはどう見ててどう感じているのかなどに想いを馳せたりもしました。

また、それぞれの触れ合いが繊細に描かれていたりするため、触覚などもスクリーンから伝わってくるようでした。

現代の映画において情報が多いものがよく見られますが、映画『サイレントラブ』はセリフなどの情報が少ないからこそ、観ている側が時に目の光景に没頭したり、時に深く考えたりといったことがしやすくなるという良さもあるのだと感じました。

特に印象的なシーンは冒頭の美夏と蒼の出会いのシーンと、ラストの再開のシーンです。

管理人

いずれも美夏を蒼が助けることや鈴の音が印象的で非常に美しかったです。

言葉を交わすことなく、感触や音で相手を認識するというこの作品の象徴的なシーンだと思います。

また、冒頭とラストで対になっているような構成なのも良かったと思います。

映画『サイレントラブ』は登場人物たちの魅力的な関係性をベースとし、静かなラブストーリーであり、感覚が研ぎ澄まされるような映画です。

辛い描写などもありますが、情報の多い世界に疲れた方や、映画の世界に没頭したい方、美しい音楽に触れたい方など、多くの方にぜひご覧いただきたい作品です。

『サイレントラブ』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『サイレントラブ』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「エンドロールで掛かる主題歌のナハトムジークもとても良かった」「ラストシーンの交互に映るアップのシーンが印象的で秀逸」「単純なラブストーリーというわけではないところが良かった」「山田涼介さんの表情の作り方がうまく浜辺美波さんとの相性が抜群」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★★星5

映画『サイレントラブ』、私は2回映画館で観ましたがとても切なく繊細で熱い作品でした。

場面によってはグロいシーンもあり目を反らしたくなる部分もありましたが、音楽もとても心地よく観やすい映画だと感じました。

山田涼介さん演じる蒼は、声を捨てた青年です。

劇中での台詞は一言のみですが、言葉を発していないことを感じさせないような実力のある演技をされていて驚きました。

内田英治監督から「死んだ魚のような目」と演技指導を受けたそうですが、本当にそのように目から光がなくなっていて改めて目の演技が上手な方だなと思いました。

浜辺美波さん演じる美夏は事故により目が見えなくなってしまう役柄でしたが、感情を剥き出しにするシーンには見入ってしまいました

特に私が好きなのはラストシーンの蒼と美夏のシーンです。

お二方の交互に映るアップのシーンが印象的で秀逸だと感じました。

また、エンドロールで掛かる主題歌のナハトムジークもとても良く蒼と美夏の姿が想像できて最高でした。

30代女性

★★★★☆星4

主演の2人がとても美しくセリフを発さないシーンでもとても見応えのある作品でした。

また、山田涼介さんの表情の作り方がうまく浜辺美波さんとの相性が抜群でした。

出会いのシーンがとても自然な流れて良かったのに対し別れのシーンが不自然で少し?と思うこともありましたが、お二人の演技がとても良く不自然な所も気にならずに最後まで見ることが出来ました。

見ていて大切な人を守るという1つのテーマがここまで人を動かすことができるのかととても感動しました。

儚く美しい画面とは違いまた人間の感情の深さを感じることができ、そのギャップがとても面白かったです。

少し感情の読み取りにくさも感じましたがそれをカバーする演技力ですごく良かったです

20代女性

★★★★☆星4

映画『サイレントラブ』の中でも私が特に好きなのは、主人公の沢田蒼である山田涼介さんです。

ヒロインの甚内美夏を思う蒼の姿が非常に印象的でした。

ケンカをした時の怪我によって言葉を話すことができなくなった青年という難しい役を、アイドルと俳優を両立している山田さんが上手に演じていたと思います。

声は演技をするうえで非常に重要な要素だと思うのですが、山田さんの演じている沢田蒼は声を出さない状態で演技をしなければいけないので、非常に大変だったのではないでしょうか。

声を出さないで上手に演技をするためには、顔の表情などもしっかりと演技しなければいけないと思うので、この難しい役を演じきった山田さんはさらに役者として成長したと思います。

40代男性

★★★★☆星4

年甲斐もなく何を血迷っているのかと批判を受けるのは覚悟の上ですが、私は50の後半ですが、浜辺美波さんが大好きで出演作品はほとんど見ています。

今回の映画も、正直浜辺美波さんが見られれば、それだけでも満足でした。

ただ、彼女が目が見えないという設定なので、いや、設定と分かっていても彼女の演技が上手すぎるので、もう序盤から涙腺が緩みっぱなしでした。

久石譲さんの音楽、Mrs. GREEN APPLEの主題歌も、私の涙腺を崩壊させました

ストーリーに関しても、単純なラブストーリーというわけではないところが、こんなオジサンでも最後まで退屈しないで見ることが出来た要因の一つだと思います。

山田君も予想以上に演技が上手かったです。

50代男性

★★★★☆星4

内田英治が監督・原案・脚本を手がけたラブストーリーであり、その物語を支える久石譲さんの音楽がとても素敵で聞き入ってしまいました。

静かな画面構成の時に、そっと寄り添うような音楽が声を出すことのできない青年と視力を失った女性の恋愛にぴったりだと思います。

また、声の発することのできない青年の演技を山田さんが非常に繊細に演じており、浜辺美波さんも優しいお嬢様の役柄が合っていて、かといって甘すぎるラブストーリーではなく、後半にバイオレンスな場面もあり本当に大人の恋愛という印象を受けました。

正体を隠して彼女を支えようとする姿が報われてほしいと思いながら最後まで鑑賞し、映画の小物として登場していたガムランボールを見る度に、もう一度見てみようかなと思うそんな映画です。

30代女性

★★★★☆星4

バイオレンスな描写が得意な内田英治監督の作品ということで「どうなの?」と思っていたものの、中身はきちんと純愛映画でした。

目の見えない音大生美夏と言葉の喋れない清掃員である蒼。形の違う「弱さ」を抱えた二人が惹かれあっていくのが良いですね。

全体的なテーマとして「人の弱さ」みたいなものが漂っていて、キーアイテムであるガムランボールのどこか寂しげな音がそれを象徴しているように思いました。

それは美夏と蒼は勿論のこと、北村のようなサブキャラクターにも言える。

物語の中心となる二人の抱える「弱さ」はタイプが違うものの、その歪な欠けた部分がパズルのピースのようにはまる感じのするラストは必見

40代女性

★★★☆☆星3

ラブストーリーとしては 基本的な流れをしっかりと定石を打ちつつ といったような感じのストーリーです。

声を出すことをやめた青年と視力を失ったピアニスト志望の音大生が過ごす日々の物語、というもの。

話の流れ、始まり方自体はわかりやすいというか、納得できるのですが物語を転がすために、ということもあるでしょうが、勘違いをする部分がやや強引かなと思いました。

さらにいえば各々持っている悩みの部分の説明というか、話し出すのがかなり後半になってからということになるのでその間の葛藤とか悩みというのを共感すること、同情することがしにくくて感情移入が難しいかなとは思って見ていました。

やや残念な多い映画かなとは思いました。

30代男性

★★★★☆星4

サイレントラブという題名の通り、静かで繊細に描かれた作品だと思いました。

なぜ蒼は声が出ないのか、それが明かされたとき、蒼のやさしさがゆえの行動だと感じ、心が苦しくなりました。

そのやさしさを美夏は目が見えなくても感じ取っていて、真実の愛は障害をも越えるのだと思いました。

事件の後の北村の行動は、美夏を自分のものにしたいという気持ちが伝わってきて、蒼の居場所を伝えられず思わず泣いてしまうシーンは特につらかったです。

ただ、もう少し感情をむき出しにしても良かったのではと感じました。

少し優しすぎた気がします、、、

そしてなにより、ラストのキスシーンは主演のお二人のお顔がきれいすぎてスクリーンが輝きすぎてとてもまぶしかったです。

いろいろな条件が奇跡的に重なって撮影できたシーンだとお話をされていましたが、まさに映画の最後にはふさわしい綺麗なシーンだったと思います。

正直2時間のでは足りない!と感じました。

北村と美夏の事件後の話など、個々の細かいシーンがもっと見たかったです。

20代女性

*映画『サイレントラブ』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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