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『キリエのうた』のイッコの最後や実話を考察解説!キャスト相関図や夏彦クズの口コミを調査

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2023年10月13日公開の映画『キリエのうた』。

Love Letter』、『ラストレター』など手掛けてきた岩井俊二の監督作品です。

主演を務めたアイナ・ジ・エンドは映画初主演となりました。

この順番でチェック
  • イッコの最後は?実話なの?
  • 夏彦クズの口コミを調査!
  • キャスト相関図
  • ラブシーンを考察解説
  • あらすじ
  • 感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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イッコの最後はどうなった?徹底考察

映画『キリエのうた』で、イッコの最後はどうなったのでしょうか?徹底考察します。

管理人

キリエこと小塚路花の理解者としてマネージャーを買って出て、彼女の音楽活動をサポートするのが広瀬すず演じるイッコこと広澤真緒里です。

イッコが高校3年生の頃、イッコの母でスナックを経営する楠美が、牧場の経営者である男性・横井啓治と交際するようになります。

そこで学費の援助をしてくれるようになったことから大学進学を勧められます。

家庭教師を夏彦が務めるようになったことをきっかけに路花とも知り合い、親密な関係になっていきます。

そんなイッコは大学受験に無事合格しますが、楠美が横井と別れたことから学費の援助が無くなり、結局大学進学を諦めることとなります。

そこで、その後は東京でイッコと名乗り、男性の家を転々とする生活を送っていました。

そんなイッコでしたが、映画の最後のシーンでキリエが出演する音楽フェスに花束を持って向かう途中に暴漢に刃物で刺されてしまいます。

管理人

果たして、イッコは死んでしまったのでしょうか?

イッコが死んでしまったのかどうかについては明言されてはいません

が、出血多量であったことや、ライブの後日であろうシーンでキリエがイッコと行動を共にしていないことから、死んでしまったと考察できます。

イッコを襲った暴漢について詳しい素性は明かされませんでしたが、おそらく波田目と同じようにイッコの結婚詐欺の被害者であると考えられます。

イッコがたくさんの男性を騙してきたツケが回って来た結果なので、自業自得なのかもしれません。

が、親たちによって振り回され、結局進学する事が出来なくなってしまったことについては同情の余地があると思います。

スナックで男性たちに支えられながら生活している母親について軽蔑しているように話していたイッコが、なぜ同じように男性に援助をしてもらいながら、生活するようになってしまったのか、など謎は深まります。

ですが、北海道の田舎から大都会・東京に出てきたイッコが生活する方法は、男性を頼る以外に思いつかなかったのかもしれません。

管理人

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実話なのかについて考察解説

映画『キリエのうた』では、主人公キリエを演じたアイナ・ジ・エンドさんのリアリティのある演技が光っています。

また、2011年3月11日に発生した東日本大震災という実際の事件を描いた内容となっています。

そこで「実話ではないか?」と思った方も多いと思いますが、実際は実話どうなのか気になる真相について調べてみました。

管理人

結論から言うと、映画『キリエのうた』は実話ではありません。

監督を務めた岩井俊二監督の同名小説です。

映画『キリエのうた』の原作は、監督と脚本を兼任している岩井俊二さんの同名小説で、ストーリーに関してもフィクションで実話ではありません。

映画が公開された2023年10月から3ヶ月前になる2023年7月に出版された小説『キリエのうた』。

元々は岩井俊二さんが未発表小説の中で登場させた二人の女の子について描いた短いストーリーでした。

田舎から出てきたストリートミュージシャンの女の子と素人のマネージャーの女の子が東京で活動するという内容です。

管理人

そのストーリーが徐々に大きくなっていき、いつしか2011年から2023年までの12年間を描いた壮大な作品になったようです。

小説を執筆している中で、誰にキリエを演じてもらおうかと考えていた岩井さん。

そこで、たまたまアイナ・ジ・エンドさんがロックバンド・ROTH BART BARONのメンバー・三船雅也さんと結成したユニットA_oの配信ライブでパフォーマンスをしていました。

それを観てその表現力と豊かな歌声から、キリエ役のオファーを出したそうです。

管理人

アイナさんは当時所属していたガールズグループ・BiSHでの活動でかなり多忙な状況でした。

が、元々岩井監督の作品が好きだったということもあり、オファーを受けました。

アイナさんは岩井監督の『スワロウテイル』や「PiCNiC』といった代表作を鑑賞して、自分の中にあるひずみを肯定してくれる作品という感覚があり、自分が作品の中に飛び込んでいけたのは岩井俊二監督作品だったからだと映画公開時のインタビューで語っています。

映画『キリエのうた』は、そんな相思相愛の関係の中で撮影されたからこそ、思わず「実話ではないか?」と考えてしまうほど、リアリティのある作品になったのかもしれません。

夏彦クズとの声が!なぜ?

映画『キリエのうた』で、路花の姉である希の婚約者として登場するのが、潮見夏彦です。

人気アイドルグループ・SixTONESのメンバーである松村北斗さん演じています。

夏彦は妊娠した希を東日本大震災で失ってしまい、その後は路花のことを実の妹のように大切に思い、彼女をサポートしています。

そんな夏彦について、映画を鑑賞した人の中には「クズ」「最低」といった印象を持つ方が見受けられました。

なぜそういった声が挙がってしまうのでしょうか?考察して行きます。

管理人

夏彦がクズだと言われてしまう理由については、希を妊娠させてしまったことに原因があると思います。

希のお腹がどんどんと大きくなっていく中で、夏彦は頼りのない態度で希と連絡を取らないことも多々ありました。

そこで鑑賞した人々の反感を買い、ネガティブな印象につながったと考察出来ます。

路花を保護した小学校教師の風美に、希との過去を話している際に「見つからないでくれとも思うんです。自分のしでかしたことをなかったことにしたい気持ちがあります」と打ち明けており、その卑怯な考え方にも批判の声があがりました。

しかし、夏彦は心の中でずっと葛藤を続けていたのではないでしょうか。

希との交際当時10代であった夏彦は、妊娠について、どうしたら良いのか、ずっと誰にも相談できずに心の中で葛藤を続けていたのだと思います。

管理人

成熟した大人の男性であれば、交際相手を妊娠させてしまったのであれば、もっとしっかりしろと言いたくなります。

が、まだ学生で収入もない夏彦が動揺してしまい、頼りのない態度をとってしまったことは仕方のない部分もあるのではないでしょうか。

夏彦は、希について罪悪感を抱えながら生活をしており、路花を支えていくことは罪滅ぼしの気持ちもあったのかもしれません。

また、震災直後に石巻市にたった一人で向かったのも、希のことを何としても助けたいという気持ちの表れだと思います。

現役のアイドルでありながら、このような嫌われ役を引き受けた松村北斗さん。

その演技力は確かなものがあり、繊細に揺れ動く夏彦の心模様を見事に表現していると思います。彼が演じていなければ、きっと夏彦はもっと反感を買うキャラクターになっていたと感じます。

管理人

ステージでアイドルとして輝くステージでの松村北斗さんとは、かけ離れたかなりギャップのあるキャラクターだと思います。

SixTONESのファンが鑑賞する際は注意が必要かもしれません。

キャスト相関図やラブシーンについて解説

『キリエのうた』のキャスト相関図

『キリエのうた』のキャスト相関図がこちらです。

キャスト・登場人物
小塚路花/キリエ 役アイナ・ジ・エンド
広澤真緒里/一条逸子 役広瀬すず
潮見夏彦 役松村北斗
寺石風美 役黒木華
風琴村上虹郎

ラブシーンについて解説

映画『キリエのうた』は、映画初主演となったアイナ・ジ・エンドさんのエモーショナルな歌唱シーンが話題を呼びました。

そして、その他に、生々しいラブシーンを演じたことも話題を呼びました。

そんな話題を呼んだラブシーンを2つ解説します。

管理人

夏彦と希の生々しいラブシーン

大きな話題を呼んだラブシーンは、アイナ・ジ・エンドさん演じる路花の姉・希と、その交際相手であった男性アイドルグループSixTONESのメンバー松村北斗演じる潮見夏彦とのラブシーンです。

友人たちの集まりの中で知り合った希と夏彦は、希が猛烈なアプローチをして交際をスタートさせ、神社で初めてのキスをしますが、そのシーンについてかなり生々しくカップル同士の絡みを描いており、希が何度もキスを要求するなどキスシーンでありながら刺激の強い内容となっています。

その後、ベッドシーンも描かれますが、上半身裸の夏彦と下着姿の希を舐めまわすようなカメラワークで撮影されており、ヌードシーンなどはないものの、こちらもかなりな印象を受けるシーンとなっています。

松村北斗さんはアイドルグループのメンバーということもあり、熱狂的な女性ファンもかなり多いと思いますので、松村さんのファンの方が鑑賞する際は注意した方が良いかもしれません。

管理人

襲われそうになる路花

ラブシーンではありませんが、映画『キリエのうた』では、思いをよせるイッコが結婚詐欺をしていることを知り、やり場のない怒りに満ち溢れた波田目から路花が襲われそうになってしまうシーンがあります。

こちらも演じたアイナ・ジ・エンドさんの身体をじっくりとカメラが追っていくような映像になっています。

波田目を演じた松浦祐也さんの迫真の演技もあって刺激が強く、不快に感じてしまう方もおられると思いますので鑑賞する際には注意が必要です。

管理人

映画初主演ながら、かなりの体当たりな演技を要求されたアイナ・ジ・エンドさん。

劇中でキリエが歌う楽曲についてもアイナさん自身が作詞作曲をしており、その才能の豊かさには驚かされます。

そんなアイナさんに対して、監督を務めた岩井俊二さんは公開記念舞台挨拶で「キリエのうたは紛れもなくあなたが作り上げた純度100%の作品です」と賛辞を送っており、今後の女優活動についても期待したいです。

『キリエのうた』のあらすじ

以下、映画『キリエのうた』のあらすじです。

『キリエのうた』のあらすじ|ストリートミュージシャン・キリエのマネージャーを買って出るイッコ

ストリートミュージシャンのキリエは、歌う時以外はうまく声を出すことが出来ないシンガーでした。

2023年、いつものように新宿駅でライブをしていると、派手な化粧をしたイッコという女性に声をかけられます。

彼女に食事をご馳走になり、彼女の家に宿泊することになりました。

次の日になり、キリエは、化粧を落としたイッコが高校時代の友人であった真緒里だったことに気付いて驚きます。

マネージャーになることを買って出たイッコは、キリエのために機材を準備します。

そして、アーティスト関係の知り合いに声をかけ、キリエの音楽活動は少しずつ軌道に乗っていきました。

真緒里は、北海道の帯広に住んでいた高校時代、大学進学のために母親の交際相手であった男性が経営する牧場で働く潮見夏彦に家庭教師をしてもらっており、夏彦から妹として紹介されたのがキリエこと小塚路花でした。

『キリエのうた』のあらすじ|震災で亡くなった姉・希の婚約者であった潮見夏彦

2011年、仙台市に住んでいた夏彦は、高校時代に路花の姉・希と交際していました。

妊娠をきっかけに婚約を予定していましたが、大学受験に合格した直後に東日本大震災が発生します。

希と路花が行方不明となってしまい、ショックのあまりに大学進学を断念してボランティア活動をしながら希や路花のことを探していました。

震災が発生して2ヵ月が経ち、大阪で小学校教師をしている寺石風美は公園でたった一人で生活をしていた女の子を発見して保護します。

近所の子どもたちからイワンと呼ばれていた謎の女の子はランドセル等の情報から小塚路花という名前であることを知った風美は、SNSで情報を集め、路花のことを探していた夏彦とコンタクトをとり、夏彦と路花は再会することが出来ました。

が、路花は震災のショックによって声が出せない状態になっていました。

児童相談所に相談することにした夏彦と風美でしたが、二人が路花と血縁関係にないことから何も教えてくれることのないまま路花は施設に送られてしまい、夏彦と路花は再び離ればなれになってしまいます。

『キリエのうた』のあらすじ|音楽仲間が主催した音楽フェスに出演することになるキリエ

月日が経ち、北海道の牧場で働いていた夏彦のもとに同じ北海道の高校に入学した路花が連絡がありました。

里親との関係がうまくいっていなかった路花は、夏彦と一緒にしばらく暮らしていました。

が、児童福祉士によって路花は里親の家に戻され、その後の路花の行方は分からないままでした。

場面は現代に戻り、キリエの周りはサポートしてくれる音楽仲間が少しずつ増えていくようになりました。

順調かと思った矢先に、これまでマネージャーとしてサポートしてくれていたイッコが結婚詐欺の疑いで指名手配されます。

キリエは参考人として事情聴取を受けることになります。

身元引受人として指名された夏彦はすぐに警察へ駆けつけ、二人は久しぶりに再会を果たすのでした。

マネージャーのイッコの帰りを待つキリエでしたが、彼女は一向に姿を現しません。

そんな中、音楽仲間からの音楽フェスへの参加オファーを受けたキリエはフェスのステージに立つのでした。

以上、映画『キリエのうた』のあらすじでした。

この先の結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。

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『キリエのうた』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『キリエのうた』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|アイナ・ジ・エンドの圧倒的な歌唱力と表現力が光る初単独主演作品

映画『キリエのうた』は、『ラブレター』や『スワロウテイル』などの代表作で根強いファンを持つ岩井俊二監督の最新作です。

脚本・原作も、岩井俊二監督自身が兼任している意欲作となっています。

震災のショックから歌う時以外は声を出すことが出来ない架空のシンガーソングライター・キリエを描いた作品です。

これまで岩井監督と、『スワロウテイル』や『リリイ・シュシュのすべて』といった作品でタッグを組み、高い評価を受けているプロデューサー・小林武史が、映画『キリエのうた』でも音楽を担当しており、作品の最も重要な要素である「音楽」を見事に表現しています

物語は、東日本大震災が発生した2011年から2023年現在までの12年間を描いており、過去の場面と現在の場面が交互に描かれていきます。

管理人

歌う時以外は声を出すことが出来ないシンガーソングライダーのキリエ。

キリエは高校時代の友人であるイッコのサポートのもと、その人々の感情に訴えかけるエモーショナルな歌声で少しずつファンを増やしていきます。

物語が進むにつれて、東日本大震災によって母と姉を失い、そのショックで声が出なくなってしまったことなど、キリエの暗い過去が徐々に明らかになっていきます。

キリエを演じたのは、カリスマ的な人気を誇ったガールズグループ「BiSH」のメンバーであるアイナ・ジ・エンドで初の主演作品ということで大変な話題を呼びました。

管理人

カリスマ的な才能を持つシンガーという役柄ですが、彼女の独特で力強いハスキーボイスのインパクトは人々の感動を誘い、キリエという役は彼女しか演じることが出来ないと感じるほどの堂々とした演技を見せています。

キリエは音楽仲間や姉・希の婚約者であった夏彦の支えもあり、順調に音楽活動を続けます。

が、マネージャーであったイッコが結婚詐欺の疑いをかけられていることを知ります。

イッコの被害者の男から腹いせに襲われそうになってしまうキリエですが、それでもイッコを信じて男を受け入れようとします。

純粋なキリエと対比するかのように人間の醜さを描いており、美しさと醜さが同居しているような映像はまさに岩井俊二監督ならではだと思います。

管理人

ラストシーンでは、イッコが暴漢に刺され血だらけのままキリエが出演する音楽フェスの会場に駆け付け、騒音によって警察が中止を訴える中、キリエが全てを呑み込むような迫力のある歌声を披露しますが、このシーンの表現力も素晴らしくアイナ・ジ・エンドのファンでなくても、心に響くシーンになっていると思います。

約3時間という上映時間のため、鑑賞を躊躇しているという方もいるかもしれません。

が、音楽が好きという方にはぜひオススメしたい作品となっています。

『キリエのうた』のみんなの口コミ評判レビュー

★★★★☆星4

岩井俊二監督の作品には毎回独特の空気感がただよい、好き嫌いが別れる作風だと思います。

はっきりとしたストーリーが好きな人から見ればえっ、あの後どうなったの!?と思ってしまったり、なんだかよくわからないなと感じてしまうところがあります。

しかし、岩井俊二監督作品が好きな人から見ればその独特の流れる間のようなものがいわゆるエモさに感じられます。

私はそのエモさが日本映画独特の雰囲気に感じられるので映画『キリエのうた』も期待して見にいきました。

「キリエのうた」は上映時間が3時間近くあり、近年稀に見る長さの映画ですが、その長さを感じないくらい見入ってしまうストーリーでした。

何よりも主演のアイナ・ジ・エンドさんの歌唱シーンには毎回胸を打たれました。

広瀬すずさんとのシーンが多いのですが、ラストのシーンが二人の対照的な状況が映し出されてて、儚くも美しいと感じてしまいました。

ただ、性暴力のようなシーンや地震の描写のシーンが比較的長いため、その時間は不快に感じる方も多いかもしれません。

20代女性

★★★★☆星4

もともと原作も読んだことがある作品だったのですが、映画はまた別の良さがあったように感じました。

まず歌がとてもよかったです。

キリエ役のアイナさんは歌が上手いのはもちろん特徴的でとても印象な残りました。

夏彦と逸子の切ない想いやそれを代弁するかのように歌うキリカの心情など見ていて、なんとなくやりきれないと言うか切ない気持ちにさせられました。

今まで辛い思いをしてきたるかが自分を表現するためにキリエとして歌うこと続ける思いにも考えさせられるものがありました。

ドキュメンタリーのようなカメラワークも、あれくらいの世代の子達のリアルな感じが出ていて逆に良かったなと思いました。

178分という少し長い上映は時間でしたが終わると退屈をせずに見られたなと言う印象です。

30代女性

★★★★☆星4

映画『キリエのうた』は、音楽の映画ということで興味を持って映画館に足を運びました。

実際に観てみると、震災との繋がりがとても深い映画でした。

震災で大切な姉を失ってしまったヒロインが、キリエという姉の名前を使って音楽をしている姿は胸を打たれました。

もう一人印象に残っているのは、親友のイッコです。

彼女も本名とは違う名前で生活していて、二人はどこか生きづらさを持った似た者同士だなと感じていました。

イッコが結婚詐欺をしていたことでキリエは作中で酷い目に遭ったのに、許しているのは凄いと思いました。

最後にイッコが男性に刺されて、それでもキリエに花束を届けに歩いている姿がとても印象的でした。

音楽に期待をして行きましたが、印象に残ったのはキリエとイッコの友情でした。

機会があったらまた観たい映画です。

20代女性

★★★★☆星4

一言でいうのであれば凄くよかったです。

冒頭で、「2023年」っていう今現在のお話ですよって提示からだったのもいいと思いました。

映画館で観ていて、今年の話なんだなという設定だけで、ぐっと興味が惹かれました。

映画館で未来や過去の年数が提示されることはあれど、現年代っていうのはちょっと記憶にない。からの、アイナ・ジ・エンドさんの歌声に惹かれ、あっという間に三時間ほどが過ぎ去ってしまいました。

アイナさんの幼少の話に移り、衝撃の真実が明かされ、この幼少時代の女の子がとっても素晴らしかったです。

アイナさん演じる路花の幼少時代として、いや本当にそういう顔してたんじゃないの?ってくらいよく似ていたし、喋らない雰囲気や佇まいなどが、劇中のアイナ・ジ・エンド幼少期そのものでした。

喋らないけど歌が上手という役柄で、歌も大変良かったです。

10代女性

★★★★★星5

主人公キリエを演じるアイナ・ジ・エンドさんの歌声が印象的でライブの充実感も味わえる映画です。

路上で歌を歌っていたキリエが昔の友人イッコと再会し、歌を歌いながら生きる喜びを感じている様子が素敵でした。

キリエが探していた夏彦にも再会し、キリエの姉のことを思い出すシーンはとても切なかったです。

影を感じられる雰囲気の夏彦もアイドルである松村北斗さんが演じているというのもこのドラマの見どころだなと思いました。

キリエを支えるイッコも結婚詐欺で男性をだましながら生きているのもそうせざるを得なかったかもしれないとはいえ、苦しくなりました。

歌うしかないキリエの生き方も不器用でしたが、いろんな人を偽って生きるイッコも、そして恋人を妊娠させてしまいどうしたらいいかわからずに逃げてしまった夏彦も全員寂しそうで欠落している点が共通しているなと思いました。

音楽の力や生きる力について考えさせられる映画でした。

30代女性

★★★☆☆星3

『キリエの歌』を見に行ったきっかけは、SixTONESのファンだったことです。

あまり期待せずに見に行ったのですが、アイナジエンドの歌声にはとても魅了されました。

物語は想像していたものとは全く異なっており、東日本大震災がバックグラウンドにあります。

震災で居なくなってしまった恋人への後悔を抱えた松村北斗と、その恋人の妹のアイナジエンド。

2人の醸し出す雰囲気はこの映画にぴったりでした。

物語は、正直「震災の背景いるかな?」と思いましたし、広瀬すずの演じる役もなんだかよく分からないし、どうしても広瀬すずは主役をやるべき人だって感じが随所から感じてしまったのは私だけでしょうか…。

ともあれ、なによりもアイナジエンドの歌声は、常に鳥肌が立ちます。

あんなにも唯一無二で心を奪われて、なんだか恐ろしさみたいなものも感じる歌声は映画館で聴くのが最高です。

胡散臭いミュージシャンもたくさん出てきますが、アイナジエンドの本物感がより際立ってよかったです。

映画を見終わったあとも、キリエのうたは何度もスマホで聴いてます。

30代女性

*映画『キリエのうた』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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