ラストレター(映画)は気持ち悪い?キャスト相関図や小説原作と結末の違いは?主題歌のカエルノウタの真実【あらすじネタバレ有】

映画『ラストレター』は、『Love Letter』『四月物語』『花とアリス』などの名作品生み出してきた岩井俊二監督の作品です。
2017年に公開されたアニメ映画の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』も元の原作は93年にテレビドラマ化、95年に映画化された岩井俊二の作品のものです。
キャストもこれ以上ないほどの豪華で松たか子、福山雅治、庵野秀明、広瀬すず、森七菜、豊川悦司、中山美穂、神木隆之介と誰もが知ってるような出演者となっています。
また『ラストレター』に対する絶賛コメントも新海誠、吉沢亮、有村架純、黒木華、西内まりや、大塚愛など有名な映画監督から俳優、モデル、歌手の人からも高評価の感想をもらっています。
さらに今作のロケ地は、岩井俊二監督の出身地である宮城県仙台市で撮影され、この舞台が今では馴染みの薄くなった手紙のやり取りによって繋ぐ感動作品と上手くマッチしています。
- 映画ラストレターは気持ち悪い?感想評価とみんなの口コミ評判
- 映画ラストレターのキャストと相関図
- 映画ラストレターのあらすじネタバレと結末
- 映画ラストレターの原作小説との違いや内容について
- 映画ラストレターの主題歌やキャストに関して
といった、ラストレター(映画)のことをまとめています。
もし、まだあなたが一度も映画『』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
ラストレター(映画)は気持ち悪い?感想評価とみんなの口コミ評判レビューも掲載
キャストの豪華さに見に行った作品でしたが、観に行って良かったと思える作品でしたね。
ラストレターを観た感想評価です。出演女優がいつも話題になりますが、今回は人気若手女優の広瀬すずではなく、新人女優の森七菜の方に目を奪わることが度々。現代と過去が行ったり着たりを描きながら、誰もが経験したり憧れる学生時代の苦く甘い恋模様が森七菜のみずみずしくナチュラルな演技によって、とてもすんなりストーリーに引きずり込まれました。
初恋は必ずしも報われないし、ひどく傷つけられることもあるけど、現代では古典的に感じる手紙というツールを通して何十年後にふと思い出してみると、キラキラと輝く宝物のような存在になり得るのだとこの『ラストレター』を通して感じられる作品です。
また、脇を固める名作『ラブレター』にも出演していた豊川悦司や中山美穂の現実感のある演技は圧巻。松たか子の安定感のある演技力やチャーミングさには胸がほっこりしたりする場面もあったり、他にも福山雅治や神木隆之介の俳優陣など凄い映画にマッチしていたと思います。
原作を読んでから映画を観たのですが、原作では正直泣けなかったのですが、映画では福山雅治演じる乙坂が未咲の遺影の前に立った辺りから号泣ものでした。これも役者さんの力なのかなとも思われましたね。
そして、なんと言っても見所はドローンを使って撮影したりした映像美。監督の出身地でもある宮城の風景を存分に味わうことができ、ただの住宅街や田舎の古民家,廃校さえもノスタルジックで美しく感じられました。
エンディング曲は岩井俊二監督といえばこの人しかいない!小林武史プロデュースの『カエルノウタ』。歌うのは出演もしている森七菜。少女の感性を表現した歌詞と透明感のあるメロディーに、彼女の汚れのないハイトーンボイスがマッチしています。この曲までも聞き逃したくないのか、エンドロールが終わるまで立ち上がる人はいなかったです。
好き嫌いが別れる作品だとは思いますが、岩井監督ファンにはなんとも捨てがたい作品ではないでしょうか。色々な感想や評価がありそうです。
ラストレターを観覧したみんなの口コミ評判レビューまとめ
以下ラストレターを観たみんなの口コミ評判レビューです。
★★★★★5
映画「ラストレター」は、岩井俊二監督の最新作の作品でした。私個人的にも、岩井俊二監督の作品は独特な世界観があるのでとても好きで、楽しみにしていました。
勘違いから始まる、裕里と鏡史郎の不思議な文通。裕里が姉、未咲のふりをして手紙を書き続けるが、そのうちの一つが未咲の娘の鮎美に届いたことにより、鮎美は母、未咲、鏡史郎、そして母の妹、裕里の学生時代についていろいろ辿り始めます。
最後、鏡史郎と未咲の娘、鮎美との未咲の佛前でのシーンは、せつなくて涙が止まりませんでした。メールやLINEなどが発達し、手紙を書く機会も少なくなってきている昨今、手紙のやりとりがとても懐かしく、私もこんなふうに手紙を書いたりしていたな。。。と懐かしく思ったりもして、久しぶりに手紙を書きたくもなりました。全体的に派手な演出等はないですが、映像もとても美しく、すごく心あらわれるような気持ちになりました。
40代女性
★★★★☆4
岩井俊二監督ならではの、爽やかで切なくて、透き通った風がたゆたっているような空気感に没頭できる作品でした。細かい部分を見てみると突っ込みどころは多くて、例えば「なぜ姉のすり代わりだと最初から分かっていたのに、LINEで『今でも恋してます』なんてことを言ったのか?」とか、「駆け落ちしてクズな男と結婚してしまった理由が謎」とった部分はあるのですが、そういった部分を含めても、じんわりとした余韻に浸れる作品です。
神木隆之介と広瀬すずの2人が高校の教室や階段で交わすやりとりが、本当に綺麗な初恋、青春って感じで、すごく甘酸っぱい気持ちにさせられます。映像も差し込む光が美しく、本当に爽やかでした。
手紙を書くシーンがとても多いですが、それもしつこくなく、自分も大切な人に、自分の字で想いを伝えたくなるなと感じました。心が洗われる映画が観たい人にはとてもおすすめな作品だと思います。
20代女性
★★★★☆4
岩井俊二監督らしさが前面に押し出た作品でした。激しく大きく動くことのないストーリーながら、登場人物たちの想いがじわりと染み出すように表現されていました。時折挟まれる空撮での宮城の景色がとても素晴らしく、物語の甘く切ない雰囲気をこれでもかと表現しているように感じました。
そして登場人物が軒並みすごい、豪華俳優陣です。松たか子、広瀬すず、庵野秀明、森七菜、神木隆之介、福山雅治。そして脇役なのに中山美穂、豊川悦司も登場し、驚かされました。その中でも広瀬すずと森七奈のピュアで無邪気な十代の少女らしい演技が美しかったです。美しい自然の中や廃校舎の中でも、二人の周りだけ空気が澄んでいるのではないかと感じさせられました。
激しい盛り上がりはありません。ドラマチックな展開もありません。でも日常の傍らにありそうな、なさそうな、不思議な雰囲気を持った初恋物語です。身体に染み入るように、ゆっくりと引き込まれる2時間です。
30代女性
★★★★★5
最初に原作の小説を読みました。岩井俊二監督の小説でした。昔観たラブレターの姉妹編と言える作品です。ラブレターの当時は手紙を書くことが普通のことでしたが今ではほとんどメールで手紙を書く人はあまりいないかもしれません。しかし手紙で書くとメールより伝わるのですよね。敢えてラストレターでも手紙にこだわった監督の意図はそこら辺にあるのではないでしょうか?同窓会に行けない姉の代わりに参加する妹を松たか子さんが演じたのがとてもはまっていました。初恋の相手が福山雅治って。そりゃ惚れますよね。手紙でしか伝えられない想いがある。この映画を観たらラブレターも観て欲しいです。この2作は実は同じヒロインなのかもしれませんよ?
50代女性
以上ラストレターを観覧したみんなの口コミ評判でした。
ラストレターのキャスト相関図!主題歌を歌ってるのは女優の森七菜
映画『ラストレター』の主題歌を務めているのは森七菜です。
作曲は小林武史が担当していて聴くと分かるのですが、小林武史っぽさが凄い出ている曲です。ミスチルとかよく聴いている方ならすぐ分かるのではないでしょうか。
森七菜の歌声に関しては凄い映画とマッチしている感じがあって良かったです。『天気の子』のテレビCMの際にRADWIMPSの『愛にできることはまだあるかい』で森七菜の歌声が初めて聴いたのですが、その時から変わらず上手いなと感じるのではなく森七菜のピュアな感じが伝わってくる感じが凄い感じられます。
森七菜は『ラストレター』の主題歌の『カエルノウタ』で歌手デビューとなったばかりですが、『カエルノウタ』でMステにも出たり、また松任谷由実の「返事はいらない」をカバーしたりと今後は女優業と合わせて歌手活動にも期待が持てますね。
映画ラストレターのあらすじ!ラストの結末で涙するの間違いなし
(以下、映画『ラストレター』のあらすじです。)
あらすじ|姉が亡くなったことを同窓会で伝える為に出席して動き出す歯車
裕里の姉である未咲が44歳の若さで亡くなった。
葬式を終えて実家に戻るも、未咲の娘である鮎美はショックから母からの遺書をまだ読めずにいました。そんな鮎美を心配して裕里の娘である颯香は、祖父母の暮らす裕里と未咲の実家に、夏休みの間だけ過ごすことを決めます。
裕里は家に戻ろうとすると、鮎美から母である未咲宛に同窓会の案内が来ていることを伝えられて、裕里は同窓会の案内を受け取ることにします。
裕里の夫である宗二郎と話して裕里は、同窓会に出席して未咲が亡くなったことを伝えることにします。
そして同窓会の日。同窓会では学校のヒロイン的な存在であった未咲の話で盛り上がっていました。そんな中で裕里は会場に着くと未咲と間違われて案内されてしまいます。
裕里は否定しようとするも、学校で人気者だった未咲と勘違いされて、どんどん人も集まり囲まれてしまい、裕里は自分が未咲ではないと言えない状態になってしまいます。
更に同窓会が始まると生徒会長だった未咲には挨拶のスピーチまでさせられることに。今更、言い出せない裕里は慣れていないスピーチをたどたどしく話します。
同窓会の出席者は裕里にとっては面識がある人ではなく、居心地の悪くなった裕里は会場を出ようとします。しかし、出ようとしたところで姉の未咲が卒業式でスピーチした答辞の音声が流れます。
1度は足を止めたものの複雑な想いで会場を後にする裕里。
そんな中、裕里が現れたときや未咲の音声テープが流れた時に複雑な想いを抱いていた人物がもう1人いました。それは現在は小説家でもある乙坂鏡史郎でした。乙坂は裕里のことも気付いていて、未咲のふりをしていることに不思議に思っていました。
そして裕里が同窓会の途中で出て行ったのを見て、乙坂も後を追いかけるように会場を出ていき、バス停にいた裕里に声をかけます。
自分のことを覚えているかと聞いてくる乙坂に裕里は驚いて戸惑ってしまいます。実は裕里にとって乙坂は初恋の相手でした。少し話したいと言ってくる乙坂に裕里は、「今日は帰らないといけないから」と断るも連絡先だけ交換することに。
去り際に本を読んでくれたかという乙坂からの質問に、未咲ではない裕里は質問の意味が分からず、慌ただしくバスに乗って帰るのでした。
あらすじ|スマホが壊されたことにより手紙でのやり取りが始まる
家に戻った裕里は、お風呂に入っていました。そして裕里が風呂に入っている間に乙坂からの連絡が来て、文面が画面表示されたところを宗二郎がたまたま見つけてしまいます。
乙坂からの一方的な告白をしている内容でしたが、未咲のことも報告せずに帰ってきた裕里に浮気を疑い、怒った宗二郎はスマホを風呂に投げつけて壊して、スマホの禁止令を出します。
ラインの返信がないことを気にしていた乙坂ですが、ある日家の郵便ポストに手紙が入っていました。送り主は遠野未咲からでした。裕里は未咲のふりを続けて手紙を書き、ラインを返せなくなった理由を手紙にして書いたのでした。
文の最後には返事はいらないし、もう手紙を送らないとの内容が。住所も書いていなかった為に、乙坂は返事を書くことはできませんでした。しかし、数日後にまた送り主の名前が未咲の手紙が乙坂に届きます。その手紙には、ここ最近あった出来事の内容が書かれてありました。
大型犬であるボルゾイを2匹飼うことになったことや、宗二郎の母である昭子がしばらく家に泊まることになったことなど。結局一匹のボルゾイは鮎美たちの住む実家で面倒をみることになりました。
そして、また文章の最後にはもう手紙を送らないとの内容で、住所も書いてありませんでした。どうにかにして返事を書こうと思った乙坂は、卒業アルバムから未咲の住所を見つけて、届くかも分からないまま返事を書くのでした。
以上、映画『ラストレター』のあらすじでした。
ラストレターの内容は小説・原作と違う!結末は一緒?
映画では裕里視点、小説・原作では乙坂視点で描かれている
今作の『ラストレター』は原作小説も出されていて、映画内で乙坂鏡史郎が執筆中であったものが完成されたのが原作小説版というかたちです。
ですので、映画では裕里役である松たか子が主演となっているの裕里視点で描かれる内容となっていますが、原作小説だと福山雅治演じる乙坂鏡史郎視点で、話が展開される内容になっています。
鮎美と颯香が未咲と偽って手紙を書いていたこともありますが、颯香に母親である裕里の失恋話しをしてしまったことは、裕里に悪いことをしてしまったなど、映画内ではない乙坂の心情が所々描かれています。
その為、映画内でも乙坂の未咲への愛は伝わってくるものとなっていますが、原作小説ではより乙坂の未咲への想いの強さを感じられるものとなっています。
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細かな設定の違い!結末は一緒?
映画と原作小説では少し違いがあり、乙坂鏡史郎は映画内では小説を書く傍ら、塾講師の仕事をしている風景があります。しかし原作小説では鳩舎小屋で鳩の世話のバイトをしている設定となっています。
他にも学生時代に所属していた部活も映画と原作小説では違います。
映画では生物部に所属していますが、原作小説ではサッカー部となっています。八重樫に誘われる点では同じですが、乙坂はサッカー部に入るなり、センターフォワードを任され全国大会まで導いた選手の設定です。
裕里はサッカー部のマネージャーをしていて、原作小説ではここが乙坂と裕里の出会いです。
また映画内では、あまり触れられていないですが、阿藤は乙坂や未咲が通う大学のキャンパスの厨房で働いていたことが原作では語られています。その後に何らかのかたちで乙坂や未咲と繋がり、乙坂は阿藤と友人となるも未咲を奪われたようです。
この辺りの部分は原作でも書かれていないのですが、本編に登場する小説『未咲』では書かれているみたいですね。そしてなんと、この『未咲』は実際に既に完成しているみたいで、そう遠くない時期に書店に並ぶことがあるかもしれないとのことです。
映画の結末と小説・原作の結末は一緒で、鮎美が未咲の遺書である卒業式の答辞を読み上げることで終わっています。しかし、映画と小説・原作に関しては、裕里視点と乙坂視点で描かれる大きな違いがある為、映画を観て面白いと思った方は小説・原作を読んでみても映画とはまた違う描写がある為楽しめると思います。
小説・原作も読んで、本編に登場する『未咲』の販売まで待ちましょう。