『ラストマイル』の最後の意味とは?ロッカーの落書きを見るラストシーンの表情についても考察解説

2024年8月23日公開の映画『ラストマイル』。
『アンナチュラル』『MIU404』など数々の話題作を手がけた塚原あゆ子監督と、野木亜紀子脚本のオリジナルサスペンスです。
主演は満島ひかりと岡田将生が務め、『アンナチュラル』と『MIU404』のドラマキャストも数多く登場し、興行収入は50億円を超える大ヒット作となりました。
- 『ラストマイル』を考察して解説①ラストの表情」に込められた意味
- 『ラストマイル』を考察して解説②ロッカーの落書きが示す真実
- 『ラストマイル』のあらすじ
- 『ラストマイル』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
もし、まだあなたが一度も映画『ラストマイル』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
Huluなら、1か月1,026円(税込)で14万作品を見放題で観ることができます!
見放題作品もあり、おすすめです!
▼今なら見放題作品かも!映画『ラストマイル』の配信チェックはコチラ▼
考察解説|「ラストの表情」に込められた意味とは?ロッカーの落書きが示す真実
最後の岡田将生の表情・ロッカーの本当の意味
映画のラストで西武蔵野ロジスティクスセンターのチームマネージャーだった岡田将生さん演じる梨本孔。
DAILY FASTを退職することとなった満島ひかりさん演じる舟渡エリナに代わって、センター長に昇進することとなります。
しかし、爆破事件が解決し、昇進したにも関わらず、孔は映画のラストではロッカーの前で非常に複雑そうな表情を浮かべていました。
なぜ、孔は複雑な表情を浮かべていたのか?その理由について考察します。
管理人
ロッカーに山崎が残した落書き
孔が複雑な表情を浮かべていた理由の鍵を握るのが、ロッカーにある落書きです。
5年前のブラックフライデーの直前に西武蔵野ロジスティックスセンター内で飛び降り、植物状態となっている山崎佑が残した「2.7m/s→0 70kg」というロッカーの落書きには、秒速2.7mで動く倉庫内のベルトコンベアに70kgの負荷をかければ、ベルトコンベアを止めることができるという意味が込められています。
山崎が恋人の筧まりかとの関係で思い悩み飛び降りたのではなく、業務に忙殺される中で正常な判断がとれなくなったことによる仕事上の問題で飛び降りてしまったことがこの落書きによって明らかとなりました。
センター長としてどう動いていくべきなのか苦悩する梨本孔
エリナからこの落書きを託された孔は、会社の問題点を指摘し労働者の正統な権利のために立ち上がったエレナのように動いていくのか、それとも、ディーン・フジオカさん演じる統括本部長の五十嵐のように会社に魂を売って歯車として動いていくのか。
エリナがなき後で自分はセンター長として、どう動いてくのか苦悩しており、ラストシーンでの複雑な表情につながったと考察できます。
これまでどこか他人事のように仕事をしていた孔でしたが、エレナの仕事ぶりと間近で見たことで感化されているため、きっと山崎の残した落書きを無駄にせず、デイリーファストの意に背いたとしても、正しい動きをするのではないかと思います。
管理人
エレナの「爆弾はまだある」の言葉の意味
映画のラストで、デイリーファスト社を辞めることとなった満島ひかりさん演じる舟渡エレナはアメリカ本社の幹部であるサラに「爆弾はまだある」と伝えます。
この衝撃的なセリフには一体どういった意味が込められていたのでしょうか?
エレナがサラに伝えた爆弾というのは、筧まりかが用意していた爆弾ではなく、山崎がDAILY FASTの労働環境が原因で飛び降りた証拠となるロッカーに残された「2.7m/s→0 70kg」というロッカーの落書きです。
この落書きが公表され、山崎が飛び降りた理由が会社側の過失だったことが明らかとなれば、世間から猛バッシングを受けて、会社の信用は地に落ちてしまうと思います。
そんなDAILY FAST社の未来にとって、重大な証拠が社内に残されていることを爆弾と例えて、エレナにサラは伝えたと考察できます。
センター長となった梨本孔がロッカーの鍵を持っているため、会社の上層部はその爆弾を見つけることが出来ず、戦々恐々としていることでしょう。
DAILY FAST社がどういった動きを見せていくのか気になるところですが、過失の証拠=爆弾が見つからない限りは、山崎が飛び降りた理由についてはこれまで通りに隠蔽し続けるのではないでしょうか。
管理人
最後のディーンフジオカ演じる五十嵐
映画のラストでディーンフジオカさん演じる日本支社の統括である五十嵐は、必死でロッカーを探し回る様子が描かれます。
このシーンにはどういった意味があったのでしょうか?
爆弾を必死に探す五十嵐
五十嵐はおそらくですが、アメリカ本社の幹部であるサラから連絡を受け、エレナが残した爆弾について探し回っていたと考えられます。
この爆弾とは、当然ながら山崎が飛び降りた理由が会社の過失であった証拠のことを意味しています。
この証拠を見つけることが出来ず、公になってしまえば、会社に大損害を与え、自分も統括部長という座を失脚させられると考え、なんとしても見つけ出すために必死だったのだと思います。
しかしながら、証拠となるロッカーの鍵は新しくセンター長となった梨本孔が持っているため、五十嵐がその証拠を見つけ出すことは出来ないと思います。
管理人
山崎の気持ちをようやく理解した五十嵐
五十嵐は山崎が飛び降りた3階の地点へと向かい、下を眺めながらシリアスな表情を浮かべます。
おそらく五十嵐は、過失の証拠を必死に探したが見つけることが出来ず、何かしらの手がかりを見つけようと、飛び降りの現場へと向かったのだと思います。
そこでベルトコンベアが同じ速度で延々と動く様子を見た五十嵐は、弱い人間だから飛び降りたと思っていた山崎が凄まじく多忙な業務環境の中で正常な判断をすることが出来ず、ブラックフライデーが迫っていたこともあり、どうにかしてベルトコンベアを止めたいという気持ちが暴走し、飛び降りたことに初めて気付いたため、シリアスな表情を浮かべたのだと思います。
これまで出世のために目を背けてきた会社の問題点が爆破事件によって露呈され、ようやく五十嵐は当時の山崎の気持ちが理解できたのかもしれません。
エレナは共犯との声について
映画『ラストマイル』を鑑賞した人の中には、エレナが筧まりかの共犯者説を唱える人もいます。
実際はどうなのでしょうか?考察します。
管理人
エレナがまりかの共犯であるという説が浮上したのは、過去にエレナがアメリカでまりかと会っていた事やエレナ自身も業務に追われ、会社の体制に不満を持っていた事の他に爆弾入りの荷物を開けようとしたところ、スイッチが入った感触に気付き、助かった事など怪しいと思う点が多々あったからだと考えられます。
爆弾があるかどうかの感触なんて犯人しか分からないような気もしますし、エレナが共犯という説が浮上するのも無理はない気がします。
しかし、結論として、エレナは爆破事件の共犯ではないと思います。
いくら会社の体制に疑問を持っていたとしても、人々を多大なる危険に晒す爆破事件にエレナが賛同するわけがないからです。
ただ、筧まりかが起こした爆破事件の共犯ではないものの、「デイリーファーストが生み出した物流サービスが異常な状態であり、劣悪な労働環境によって犠牲になっている人々がいるという事を世界中に知らしめたい」というまりかの意志について、エレナは理解し、その結果エレナはデイリーファーストの物流を一時的にストップさせ、労働環境の改善を訴え、デイリーファーストを少しだけ変化させることに成功しました。
そういった意味では、エレナとまりかは共犯であると言えるかもしれません。
管理人
エレナ自身も仕事を行っていく中で精神的な不調で休職した経験もあり、山崎の気持ちについては痛いほど分かる部分があったのだと思います。
だからこそ、自身が解雇されても良いから、業績向上のために真実を隠蔽し続けるデイリーファーストへ運賃値上げの交渉などの訴えを起こしたと考えられます。
『ラストマイル』のあらすじ
(以下、映画『ラストマイル』のあらすじです。)
『ラストマイル』のあらすじ|世界最大級のショッピングサイトDAILY FASTの荷物から発生した爆発事件
最大級のショッピングサイトDAILY FAST社で購入された商品の宅配便が爆発する事件が発生し、発送元である西武蔵野ロジスティックスセンターは大混乱となり、センター長に就任したばかりの舟渡エレナは、部下である梨本孔とともに対応に追われることとなります。
エレナの提案により、警察に安全確認を行ってもらった上で配送することとなりますが、次第に配送に遅れが生じることとなってしまいます。
SNS上でDAILY FAUSTという爆弾が12個あるという趣旨の偽CMを発見したエレナが警察への報告を遅らせたことから、孔はエレナを疑うようになります。
その後、警察の調べで偽CMを広告会社に発注していたのが西武蔵野ロジスティックスセンターに勤めていた山崎という人物であることが明らかになりますが、山崎は5年前にセンターの3階から飛び降り、植物状態になっていたことから飛び降りの原因と噂されていた山崎の恋人を容疑者として捜索していくことになります。
『ラストマイル』のあらすじ|5年前に倉庫内で飛び降りた山崎の真実
独自にエレナについて調査していた孔は、彼女が事前に山崎の社員データを抹消していたことや日本支社での勤務実績がない事からエレナが山崎の恋人であり、犯人であると推理し、彼女を追求しますが、そんなタイミングでエレナは荷物に爆弾が入っていることを開封直前に気付き、爆弾処理班によって無事に処理されます。
エレナはアメリカ本社からの赴任であることと、アメリカにて山崎の飛び降りが会社の過失であることを告発しようとしていた山崎の彼女から相談を持ち掛けられていたが、協力しなかったことなどを孔に打ち明けます。
すると、孔は西武蔵野LCに伝わる山崎が残したであろうロッカーの落書きをエレナに見せます。
ロッカーには、秒速2.7mで動く倉庫内のベルトコンベアに70kgの負荷をかければ、ベルトコンベアを止めることができるという意味の落書きがあり、山崎がブラックフライデー前の過酷な労働環境の影響で飛び降りていたことが分かり、エレナは涙を流します。
『ラストマイル』のあらすじ|羊急便に協力を求めるエレナ
犯人が自ら購入した商品を爆弾とともに梱包し、派遣社員として倉庫に潜入します。
そして、在庫品として棚に戻していたというトリックを利用していたことが明らかとなります。
派遣社員データベースから筧まりかという女性が特定され、彼女が注文した商品の発送を中止させることで爆弾の被害を防げると判断。
DAILY FAST社の配送を主に担当する羊急便の局長である八木に協力を求めます。
が、今回の爆破事件の影響で様々な被害を被っていたため協力を拒否するのでした。
以上、映画『ラストマイル』のあらすじでした。
果たして、エレナたちは爆弾を止めることが出来るのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
『ラストマイル』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ラストマイル』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|2024年最大級のヒット作となったサスペンス作品
映画『ラストマイル』は、『MIU404』や『アンナチュラル』など数多くの人気ドラマを世に送り出している演出家・塚原あゆ子さんが監督を務めたサスペンス大作となっています。
『MIU404』と『アンナチュラル』が同じ世界観を共有する作品になっていることから主演を務めた満島ひかりさん、岡田将生さん、ディーンフジオカさんらの他にドラマのキャストである石原さとみさん、井浦新さん、綾野剛さん、星野源さんら豪華キャストが共演したことでも話題を呼び、興行収入は50億円を超え、2024年で邦画実写映画作品の最大のヒット作となりました。
そんな映画『ラストマイル』は、世界最大級のショッピングサイトDAILY FASTの配達商品が爆発する事件が多発し、物流に大きな影響が発生する中で事件解決のために奔走する人々を描いた作品となっています。
管理人
最大級のショッピングサイトという設定ということもあり、大きな倉庫に凄まじい数の労働者が集まり、作業に励んでいく姿が描かれます。
そして、そんな物流センターのセンター長である主人公の舟渡エレナ、そして、部下の梨本孔は事件について調査をしていく中で犯人がDAILY FASTの過酷な労働状況によって、精神が不安定になり、倉庫内で飛び降りた山崎という社員の恋人であることを突き止めます。
近年主流となったネットショッピングですが、その状況の中でドライバー不足などの社会問題が叫ばれているなど、そんな社会問題がうまく取り入れられた内容となっており、爆破事件によって物流に遅れが生じてしまったことにより、病院や介護施設にまで影響が出てしまうという描写などあらためて自分たちの生活はショッピングサイトの従業員さんやドライバーの皆さんによって支えられているのだと考えさせられます。
会社側の過失が山崎の飛び降りの原因であるにも関わらず、業績のために隠ぺいを続けるDAILY FASTのやり方に様々な問題があることをあらためて実感したエレナが、下請けとなる物流会社・羊急便の阿部サダヲさん演じる八木と協力し、運賃値上げのストライキを行うことで物流をストップさせ、爆発物の回収と賃上げというドライバーたちの労働環境を改善させることも成功させるという展開もとても痛快です。
そして、映画『ラストマイル』の影の主人公であると言えるのが、ドライバーの佐野親子です。
労働状況に愚痴をこぼしながらも、懸命に業務をこなしていた彼らが、シングルマザーの家庭に届いた最後の爆弾に気付き、彼らを救うヒーローとなる展開には胸が熱くなります。
映画のラストでは、事件が解決した後にエレナが会社を去り、センター長となった孔が山崎が飛び降りた理由が会社の過失であったことを記す証拠を社会のために公表すべきか、それとも、会社のために隠蔽し続けるか苦悩する表情を浮かべるという最後まで考えさせれる展開で映画は終わりを迎えます。
管理人
娯楽作品でありながらも、日常生活に欠かせないネットショッピングサイトの闇という社会問題がうまく盛り込まれています。
社会は一人一人の支えによって成り立っているという当たり前ですが、最も重要な事について考えさせてくれる内容となっています。
大ヒットしたのも肯ける完成度の高い作品だと感じます。
『ラストマイル』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★★星5
主役が男性ではなく女性で、どうにかしなければならないと奮闘する姿が近年の女性管理職の大変さが描かれていました。
私たちが何気なくネットで簡単に翌日配送で送られて届く便利さの分、配送ドライバーさんはその大変さに見合わない給与で働いているのが如実に見れました。
またその時短でお客様のもとに届けるための、オートメーションのすごさに圧倒されつつも、最終的にお客様に届けるのはアナログな人力になってしまい、下請け業者、孫請け業者の契約によりがんじがらめとなっていて、出来ないとは言えない労働環境に切なさを感じました。
脚本の中の出来事がアレとコレがこんな風に伏線回収されるのかというハラハラドキドキの道筋が見事でした。
配送の現場は追いついていかないのに、キャンペーン等で売上は増えていく。
自分の受取りがスムーズにいくよう気を付けて配送業者さんにも感謝の意を持ちたいと思いました。
大勢の人に見てもらい何某か感じてもらいたいなと思いました。
30代女性
★★★★☆星4
人気ドラマである『アンナチュラル』と『MIU404』のコラボ映画であり、多くの人が期待していた映画だったと思います。
あらすじも私たちにとても関連性のある内容だったと思います。
今の時代ネットショッピングをしない人の方が少なくなっている中で、その配達で荷物が爆発するというストーリーに注目した映画だったので現実的でドキドキするものでした。
アンナチュラルがとても好きなので期待してすぐ観に行ったのですが、少し残念な部分が多かったと感じました。
宣伝や告知で「人気ドラマがタッグを組んで」と紹介されていた割には、この二つのドラマの登場シーンは映画の5%もなかったように感じました。
メインではないのは理解していましたが、そこを大々的に宣伝していたので少し悲しかったです。
しかし映画の内容自体はとても好きだったので満足はしています。
20代女性
★★★★★星5
脚本家である野木亜紀子さんが手がける作品が好きなので、映画発表があってからずっと楽しみにしていた作品です。
キャストは映画オリジナルの豪華キャストだけでなく、何回も見返している『アンナチュラル』『MIU404』からもたくさんの方が参加されています。
特報を見た瞬間に絶対に最高の作品になる予感がしました。
野木さんが手がける作品は人気作でも続編が出ないことの方が多いので、今でもUDIラボと機捜のみんなが元気でいてくれることが嬉しかったです。
また監督・主題歌ともに過去に『アンナチュラル』と『MIU404の』塚原あゆこ監督・歌手の米津玄師さんということで、自分の中で絶対に間違いのない映画だと思いました。
そしてネタバレになりますが超重要な登場人物としてなんと中村倫也さんがシークレット出演……!
映画としての面白さだけでなく、サプライズをしかけてくるあたりさすがだなぁとビックリさせられました。
今回のテーマは物流、主人公はいきなり配属された上司の満島ひかりさんと冷めた雰囲気の転職2年目の岡田将生さん。
恋愛映画が得意ではないのですが、野木脚本は恋愛に発展しないだろうなという安心感があります。
ストーリーはやはり一筋縄でいかない複雑に絡み合った人間関係と時系列。
家に帰って他の方の考察を色々を見ていると、映画を見ていた時には気づかなかった伏線がたくさんあることに気づきました。
考察を見てからもう1回見返したい、何度観ても新しい発見がある作品だと思います。
30代女性
★★★★☆星4
テレビドラマ『アンナチュラル』が、日本のドラマの中で一番好きと言えるほど大好きで同じ脚本家の野木さん、アンナチュラルと同じ世界線、アンナチュラルメンバーも出演ということで、発表されてからずっと楽しみにしていました。
満島ひかりさん、素晴らしいお芝居でした。
海外から戻ってきたという役どころの、少し日本とは違った考え方や立ち居振る舞いを、見事に自然に表現されており、違和感なく入り込むことができました。
緊迫した状況での、取り乱した様子が特にリアルで、一番魅力的な場面でした。
爆発シーンがあるというのは予告編でも出てきていたので分かってはいたのですが、序盤の爆発シーン、思っていた5倍くらい迫力があり、これからどうなるのかと一気に掴まれました。
強いて言えば、『アンナチュラル』メンバーとの絡みがもう少しあったら嬉しかったところです。
ただ、主役ではないので、ドラマのその後の姿が観られただけでも満足です。
30代女性
★★★★☆星4
ドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』のチームが集結し、両ドラマのキャラクターも出てくる映画です。
私はどちらのドラマもファンで、アンナチュラルに関しては5回以上は繰り返し観たほどです。
2つのチームが集結する映画が公開予定と聞いた瞬間に、必ず劇場で観ると決意していました。
映画を観た直後、物流について考えさせられました。
作中で、物流倉庫内で人が血を流して亡くなっても、ベルトコンベアは止まらないシーンが衝撃的で、映画を観たのは昨年でしたが、いまだにシーンを鮮明に思い出すことができます。
好きなドラマチームが集結し、脚本も同じ方ということもあり、のめりこんであっという間の2時間でした。
20代女性
★★☆☆☆星2
『アンナチュラル』『MIU404』が好きで、この映画も視聴しました。
どういう絡みがあるかなと楽しみにしていましたが、まあおまけ程度かなという程度。
その点は期待しすぎたかもしれません。
作品本編としては、運送業界を絡めた巨大物流企業が題材。
全体的に要素が多く、ごちゃごちゃした印象もありましたが、昨今問題になっている物流に関しての勉強にもなったかなと思います。
テーマとしてはサスペンスになるのかな…
主人公である満島ひかりのキャラクターがあまりハマりませんでした。
仕事ができる女性の役柄でしたが、少し鼻につくというか、意識が高い系の痛い女感があって余計に作品に入り込めず…。
主人公が自分の苦手なタイプだったので見ているのがややしんどかったです。
全体的に期待しすぎたかなという印象です。
20代女性
★★★★☆星4
MIU404とアンナチュラル。
どちらも大好きなドラマ作品だったのでこの二つのドラマの世界線が交わる新たなお話ということで、かなり期待値は高くワクワクして観に行きました。
現代の物流事情に斬り込みつつ、運送物に爆弾という、日常では考えもしなかった運送の危険性にどきどきハラハラしながら見ることができました。
働く人、運ぶ人、受け取る人、それぞれの視点から丁寧に事件が描かれていて脚本としてもとても楽しめました。
ただ、宣伝ではかなりMIU404とアンナチュラルの世界線推しだったので、思ったよりもその世界と交わる機会が少なく少しがっかりもしました。
あそこまでゴリ押しせず、知らずにみたけど実は繋がってたんだよーくらいのほうが楽しめたのではないかと思います。
映画の内容としてはとても面白かったのでプロモーションが残念でした。
30代女性
*映画『ラストマイル』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。