『流浪の月』が気持ち悪いと言われる理由とは?文の病気についてや実話なのか解説!実写化するなら誰が良かった?【あらすじネタバレ感想評価】
2022年5月13日公開の『流浪の月』。
第17回本屋大賞を受賞した凪良ゆうの同名小説を実写映画化したものです。
監督は『怒り』や『悪人』などを手掛けてきた李相日が監督を務め、撮影監督には『パラサイト 半地下の家族』でも撮影監督を務めたホン・ギョンピョも加わりました。
映画『流浪の月』の口コミ評判レビューには、
- とても考えさせられた作品
- 想像以上に重い内容で、終始苦しかった
- あっという間に見終わったと感じるほど内容に引き込まれた
- とても内容が重かったが、ただただ圧倒された
- 見てよかったと感じる作品
- 俳優陣の凄まじい演技力が見事でした
- 胸が締め付けられる映画
- 原作小説と同じように見応えがあった
という声が多数集まっています。
- 『流浪の月』が気持ち悪いと言われる理由とは?
- 文の病気についてや実話なのか解説
- 『流浪の月』|実写化するなら他のキャストは誰がよかった?
- 『流浪の月』のあらすじ
- 『流浪の月』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
もし、まだあなたが一度も「流浪の月」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
『流浪の月』が気持ち悪いと言われる理由に、犯罪行為を美化しているという意見も。
この映画は美しい男女関係の映画ではなく、奥が深く考えさせられるストーリーのため、観る人によっては気持ち悪いと感じる場面があります。
広瀬すずさん演じる更紗と松坂桃李が演じる文のストーリーとなっています。
出会いが公園で雨に濡れている更紗を、文が「帰りたくないなら家にくる?」と言って2ヶ月もの間、文の家で2人で過ごすのです。
出会ったときは小学生だった更紗に声をかけて家に招き入れるなんて、世間一般からすればこれだけで文の行動に気持ち悪さを感じます。
よくテレビで目にするような、家出少女を家にかくまう成人男性の行為と同じだからです。
管理人
また、このストーリーは犯罪がダメだとか誘拐はダメだという所に着目していません。
心の闇を抱えて家に居場所がない更紗と純粋に助けたいという文のストレートな気持ちしか現れていません。
しかし、現実でこのようなシチュエーションがあるとするなら、「普通」に考えると誘拐という犯罪行為です。
小児性愛者を美化していると感じると思います。
その「普通」ってなんだろう、多様性といわれる世の中で普通のフィルターを外せば文の行為は許されるのかを考えさせられます。
そして誘拐犯として逮捕された文と、文と離れて児童養護施設で育ち大人になった更紗、15年後に偶然の再会を果たしてまた会うようになります。
しかし、世間は加害者と被害者がまた会っているなんてどうかしている、加害者に洗脳されているのだという冷たい視線が襲います。
性的関係もなく男女の関係でもなく、プラトニックでもない二人の関係は、2人にしか分かり合えない時間を過ごしていきます。
このストーリーは「事実と真実は違う」この言葉に尽きる内容となっていると感じます。
管理人
映画『流浪の月』文の病気について、実話なのかを解説
佐伯文の病気について解説!病名を推測すると2つ考えられる
松坂桃李が演じた大学生~大人になるまでの佐伯文は、第二次性徴に問題がありました。
第二次性徴とは体全体での生物学的性差となります。第一次性徴で外形的性差(男性器や陰毛)などがみられ、第二次性徴で生殖能力をもつようになります。
文の場合、男性特有の性腺機能低下症の中の一部に分類される「カルマン症候群」や「クラインフェルター症候群」という病気だった推測とされています。
この病気は先天的な染色体異常で、嗅神経の発生とその神経の軸索伸長の異常により、それに伴って移動する性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌神経細胞が視床下部に移動できないために性発育が胎児期から進まず性腺機能低下症と嗅覚欠損を伴う疾患です。
ただ、喫茶店のマスターをしていた文は、病気の特徴である嗅覚の異常はみられなかったので、はっきりした病気はわからないままです。
管理人
映画中に映画の文を見ていると、女性を愛せないために恋愛感情がない少女といる方が楽だったのかと思います。
文が映画の中で「俺だけが大人になれない」という言葉を発しますが、文自身はっきりとした病気はわかっていないながらも女性を愛せないことを理解して、特殊な病気であることを更紗に告白し、それでも2人はお互いに必要な存在なことを再確認するところに、周りとは違う愛を感じます。
実話なの?モデルとなった事件はあった
『流浪の月』は2020年本屋大賞も受賞した凪良ゆうさんの小説を2022年に映画化しました。
実話だったのかという疑問ですが、実話ではないものの、モデルとなる事件はあったとされています。
『流浪の月』の中で起きる出来事と同じようなことが昔、事件として起きています。
それは当時小学校6年生だった少女が、20歳の男に連れ去られたというものでした。
映画の文と更紗同様の考えで、誘拐したつもりのない犯人と家に帰りたくなく少女は犯人の家にいました。
警察がきても誘拐されていない、自分の意志でここにいると抵抗したそうです。
かくまった期間の中で、少女はいつでも男の家から出ようと思えば出られた環境におり、監禁もされていなかったようです。
映画の文と更紗も同様に2か月一緒にいましたが、更紗はいつでも外出できる状態でした。
連れ去られたのは一方的ではなかったという点からも類似しているので作品のモデルになったのではないかと言われています。
管理人
特定の事件がモデルではないかと思いますが、現在ではSNSの普及により、家庭環境が複雑で問題があり家を出たいけど、一人で暮らす能力はない少女と、かくまおうとする男の事件は多発して悪質な事件も起きているので、文の行動を正当化しないで観るべきかなと感じます。
『流浪の月』|実写化するなら他のキャストは誰がよかったか考察してみた
映画の公開前から、『流浪の月』が実写化するなら誰がキャストになるのかという話題が多々ありました。
ここでは、実写化するうえで他のキャストも考えてみました。
W主演は圧倒的な演技力をもつ中村倫也さんが佐伯文役、杉咲花さんが家内更紗役にお似合いかなと思います。
佐伯文は、世間から「犯罪者」「ロリコン」とたたかれ、加害者として生きていくことになってしまいます。
しかし、実際は病気によりそのような気持ちは一切ありません。
更紗を公園で発見したときの文は光がなくなにを考えているかわからない、つかみどころのない男でした。
しかし最後は恋愛感情とは違う愛情が生まれていて人の温かさを理解していきます。そんな変化を演じられるのは、中村倫也さんなのかなと思います。
管理人
小学校4年生の家内更紗は引き取られたおばさんの家で「厄介者」となっていました。
それまで更紗は幸せで自由な家庭で育てらましたが、1年前にお父さんが病気で亡くなり、お母さんは恋人と出ていき帰ってこない状況になってしまいました。
文のもとから離れ、児童養護施設で育ち大人になりましたが、本心を隠しながら生きることしかできない更紗にはいつも心に闇を抱えていました。
文と偶然の再会を果たし心の開いてく部分を自然に引き出せるのは杉咲花さんかなと思います。また大人になり更紗の恋人となる亮役は山崎賢人さんがいいと思います。
管理人
誘拐事件への理解をしようとするものの、また文と関わろうとする更紗への怒りが暴力へなってしまうモラハラ・DVの演技やそのあとに見せる笑顔の演技は、山崎賢人さんが合うかなと思います。
文に付き添う谷あゆみ役は伊藤沙莉さんが合うのではないかなと思いました。
文の闇は更紗がいるからだと邪険にする強気な姿と強い自分を保とうとするあゆみさんは、伊藤沙莉さんにぴったりだと思います。
流浪の月の登場人物は真っ当な人生から逸脱されてしまった人が多く登場します。
闇の中で光を見つけていくような人、また何色にでもなれる俳優が良いのではないかなと思います。
『流浪の月』のあらすじ
(以下、映画「流浪の月」のあらすじです。)
『流浪の月』のあらすじ|少女の絶望
大学生の青年が10歳の少女を保護し、その後の二人の人生を描いています。
小学校4年生の更紗は引き取られたおばさんの家で「厄介者」となっていました。
それまで更紗は幸せで自由な家庭で育てらましたが、1年前にお父さんが病気で亡くなり、お母さんは恋人と出ていき帰ってこない状況になってしまいました。
心にぽっかり穴が空いて、おばさんの家に帰りたくなかった更紗は、いつも近所の公園のベンチで時間を潰していました。
『流浪の月』のあらすじ|文との出会い
ある日大学生の佐古文は、公園で雨に濡れた更紗を発見して声を掛けます。
家に帰りたくない更紗に家に来るかと聞き、更紗は文の家に着いて行きました。
真面目な母に育てられた文でしたが、更紗の自由気ままな行動も受け入れます。
おばさんの家で邪魔者扱いされていた更紗にとって、文の家が「居場所」となります。
穏やかな時間が流れ、楽しかった両親との思い出させてくれる幸せな空間でした。
『流浪の月』のあらすじ|世間のしがらみ
一緒に生活して2ヶ月経ったころ、突然ニュースで更紗が行方不明になっていると報道されますが、更紗はそのまま文の家に残りました。
ある日、パンダが見たくなった更紗は文に動物園に連れて行ってもらいました。
しかし、警察官に発見されてしまい、文はその場で誘拐犯として逮捕されてしまいます。
以上、「流浪の月」のあらすじでした。
誘拐罪として逮捕された文、誘拐事件の当事者として生きる更紗はどうなったのでしょうか?
その後の人生を知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。
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『流浪の月』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「流浪の月」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|真実は2人の中に
文が逮捕された後、更紗はおばさんの家に戻りました。
ですが、この家にいるくらいなら牢屋に入ったほうがましだと、おばさんの息子の頭にめがけて酒瓶を叩きつけました。
更紗はその後児童養護施設に預けられました。事務員として働くようになった更紗は、事件への理解もある亮と生活していました。
職場の送別会後近くのカフェに寄ると、そこでマスターとして働く文と偶然の再会を果たします。
その後も文の働くカフェに通っていましたが、文の彼女である谷さんに警戒されていました。
ある時から亮のDVは始まり耐えられなくなった更紗は、夜逃げするように文の住む部屋の隣に引っ越しました。
最後には文と更紗は一緒に生活するようになり、事件のことが知られると嫌がらせを受けるので、日本各地を転々としました。
「今の場所にいられなくなったら今度はどこに行きたい?」という更紗の問いかけに、文は「どこにでもついていくよ」と答えて終わるところが2人の絆がみえて素敵でした。
管理人
世間的に見たら、誘拐犯と被害者少女のストーリーですが、なにを大切すべきなのか、少女の気持ちは一切無視していいのか考えさせられる映画でした。
虐待されている少女をかくまった青年は、ロリコン・誘拐犯というレッテルを貼られます。
出所しても週刊誌に追い掛け回される日々、社会に認められない風潮がおかしいと感じます。
公園で見つけたあの日、文がもし警察に更紗を届けても、更紗の根本的な苦しみは消えないし、またおばさんの家に連れ戻されるだけでした。
それならたった2ヶ月だけでも本当の幸せを味わえた方が、結果的に良かったのだと思います。
管理人
世間的に批判されようが、文と更紗にしかわからない真実があり、周りがとやかく言うことではないのかなと感じました。
しかし偏見は一度持たれると永遠につきまとうという現実にも苦しさを感じます。
文の行為がだめなものだと決めつけて見がちだとは思いますが、一度レッテルを外して観てほしい作品です。
『悪人』や『怒り』なども手掛けた李相日監督が手掛けただけあって、妥協なく描かれており、主演の広瀬すずと松坂桃李の演技が素晴らしいです。
ふとしたときの表情、緊張感がある表情すべてにおいて繊細に演じられていました。
鑑賞後は、複雑とも幸せともとれる最初から最後まで感情が交差する深い映画でした。
多様性、偏見の現実とぶつかって生きていく大人のための映画なのかなと感じました。
『流浪の月』のみんなの口コミ評判レビュー
『流浪の月』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「主人公の2人の出会いの過去から現在の描き方が観る者の心に響く作品だった」「ストーリーの展開が早くて、素敵な作品だった」「演出の独特な陰影がある雰囲気もとても良かった」「観た後もしばらく心が締め付けられた」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
映画『怒り』同様、李監督と広瀬すずさんだったのである程度の重さは覚悟していましたが、それでもやっぱり観た後にズシンとくる重さを感じました。
誰かと話して共有したくなる内容で、自分1人で考えるには限界があり考え過ぎると苦しくなってしまうような映画でしたが、それでも良い意味でも考えさせられる部分が多く、人は見たいようにしか見てくれないし自分は誰のものでもないのだから誰かの好きにさせてはいけないということを改めて強く感じました。
それと同時に自分も自分が見たいようにしか物事を見ない部分があることにも気付かされて、ハッとするようなシーンもありました。
また、カーテンやビー玉など光の演出がとても綺麗で映像の美しさがより登場人物の孤独を引き立てるような感じもしました。
30代女性
★★★★☆星4
映画『流浪の月』は原作が好きで、ずっと公開を楽しみにしていました。映画を鑑賞後は、ただただ辛いという感情でした。
更紗と文、2人が過ごした時間について、ありもしないことを他の人が噂する世の中は、おかしいことなのか、仕方がないことなのか。
文が言う、「更紗は更紗だけのものだ。」このセリフは、更紗にもそして、映画を見る視聴者にも自分らしく生きていいんだよというように訴えかけていると感じました。ラストの暴露的な結末は、衝撃的でした。
松坂桃李さんと広瀬すずさんの演技が素晴らしく、物語に入り込んでしまいます。
映画『流浪の月』を見たことで、価値観が広がったり、ものの見方が変わると思います。
普通とは何か?を常に考えながら、自分らしく生きていきたいと思いました。
10代女性
★★★★☆星4
待望の李相日監督の最新作ということでずっと楽しみにしていました。
『怒り』はとても苦しいけど大好きな作品でした。今作『流浪の月』も同じく苦しいけど救いもあり、とても心に残る作品でした。
息苦しさ、印象的な映像、キャストの演技やそれを最大限に引き出した演出など、どこをとっても素晴らしかったです。
ラストには希望も感じ、ただただ鬱な感じで終わることもなかったところも、非常に良かったです。
「人は見たいように見る」等ありきたりなメッセージもありながらも、映像や演技といった映画ならではの表現が特別なものにしくれます。
すんなり入ってきました。そして、キャストの演技については全員がすばらしかったです。
松坂桃李さんの陰鬱な感じも、広瀬すずさんの儚さと強さの入り混じった感じも、一人ひとり挙げるとキリがないほどです。
結末など、賛否両論分かれる作品でもあるとは思いますが、私にとってはまたお気に入りの李監督作品が増えました。
ただ毎回広瀬すずさんがあまりにも辛い目にあうので、そこだけは何とかしていただきたいです。
20代女性
★★★★☆星4
原作も読んでおらず、前評判もほとんど聞かずに鑑賞しましたが、とても見応えのある映画でした。
全体を通して静かで少し仄暗い雰囲気のある構成は、映画の世界観に引き込まれるのにとても効果的でした。
子供時代の更紗と文を描くシーンでは、「二人だけの世界」がとても丁寧に描かれていて、絆を育む過程がよく表されているなと思いました。
それだけに、更紗が世間からの文に対する誤解を解かなかった(解けなかったのでしょうが…)ことがどうにももどかしく…。
更に再会後も、誰かに見られたら文の立場が悪くなると容易に想像できる行為に及ぶところ(幼女と一緒にいさせる)などは、迂闊で子供っぽすぎる、配慮に足りないのでは?と少し釈然としない思いもありました。
最終的に世間からの誤解は完全には解かれないまま、二人は一緒にいることを選びます。
しかし、「二人が幸せならそれでいい」とは簡単には言えないテーマだったと思います。
現在のマスコミのあり方についてなど、色々考えさせられる作品でした。
20代女性
★★★★★星5
作品を通して伝えたかったところはどこであったか、観終えた後すごく考えさせられた映画でした。
物事の真実にたどり着くことは非常に困難で、知らない間に身につけてしまった常識とされることや思い込みなどのフィルターを通して見てしまうと、危うく間違えた真実にたどり着いてしまうのだという怖さにヒヤッとさせられました。
こういうことは大なり小なり日常的に起きている気がします。
自分自身の常識を疑い、目の前で起こっていることの真実を見極め、またそれを受け入れることができているのか。
作品から突き付けられたのは愛の形についてもだと感じました。
恋愛、友愛、親子愛、愛の形は様々ですが、そのどれとも違う、もしくはそれら全てである曖昧で、でも確かに存在する愛の形を観た気がしました。
そして、それらを受け入れることができるのか、この点においてが一番難しいところではないかと思います。
作品が伝えたかったところに向き合い受け入れることができるか、単なる暗く重い作品ではないと感じました。
40代女性
★★★★★星5
この監督の作品は過去に何度か見たことがあり、キャストも好きなキャスティングだったのと、予告から惹かれるものがありました。
映画を見てみると、ただの誘拐事件ではなく、なんというかもっと複雑な考えさせられる映画でした。
佐伯は更紗のためを思って一緒に暮らしていたのに、更紗が未成年というだけで犯罪扱いになってしまうというのは悲しすぎました。
これは現実にも起こりうることだと思うので、社会的にももっと考えていかないといけない問題だと感じました。
横浜流星演じる婚約者の亮くんもハマり役でした!DVは怖すぎましたが、、昔優しく寄り添ってくれた佐伯に惹かれる更紗の気持ちもわかる気がします。
佐伯の病気?も衝撃でした。まさか終盤にそんなオチがあるとは、、という感じでした。
しかし、今までの佐伯の行動の辻褄があったので(更紗に手を出さなかったりとか)スッキリしました。
30代女性
★★★★★星5
とにかくキャスティングが新進気鋭の豪華な若手俳優さんたちで、素晴らしい演技力にとても引き込まれました。
とにかく松坂桃李さんはひとつひとつの単語は短くとも、その奥にある寂しさや憂いがすごく伝わってきて素晴らしかったです。
そしてなにより横浜流星さんがこの映画ではなかなかヒールな役というか、とにかくクズなゲスな男役でした。
横浜流星さんがこの役?というところで、最初は意外でしたがとにかく本当に素晴らしかったです。
素晴らしいしか言い様がないくらい、ただのアクションイケメン俳優ではない、本当に素晴らしい良い俳優さんだということが分かりました。
強すぎる愛情はやはり破滅に向かうのだなと流星さんが演じている亮をみて、何度も感じてしまいました。
とにかく沢山の人に見てほしい作品です。
30代女性
★★★★☆星4
見ようと思ったきっかけは、有名な俳優さんが何人もでていたので面白そうっと軽い感じでした。
しかし今では最後の衝撃的ラストを忘れることはできません。
俳優さんの演技が上手なため、一見現実味がなさそうなラストなのにリアルに描かれていて心打たれました。
最後は2人が生きたいように生きていくハッピーエンドなので、よかったと思いました。
しかし内容がなかなかなので付き合いたてのカップルや、家族で見るのはおすすめしません。
一人でじっくり見るか映画の価値観が合うような人と行ってラストまで楽しんでほしいです。
最近映画で見てよかったーと思うことが少なくなりましたが、この映画は見応えある映画でした。
20代女性
*映画「流浪の月」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
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