『シャッターアイランド』の考察解説|最後はわざと手術を選んだ?最初のおばあさんや本当の結末についてなど伏線一覧
2010年4月9日、日本公開の映画『シャッターアイランド』。
映画『シャッターアイランド』は、デニス・ルヘインの同名ミステリー小説を映画化したものです。
監督のマーティン・スコセッシと主演のレオナルド・ディカプリオがタッグを組むのは、映画『シャッターアイランド』で4度目となりました。
脇を固める俳優も名優揃いで、アベンジャーズシリーズのハルクで有名なマーク・ラファロやミシェル・ウィリアムズなど演技派揃いとなっています。
『シャッターアイランド』の口コミ評判レビューには、
- 何度見ても素晴らしい作品
- ネタバレ厳禁の映画
- 伏線も綺麗に回収されていた
- ミステリーとしての完成度が高い
- 何も知らずに見た1回目より2回めのほうが面白い
- 最後の衝撃度はすごかった
- 展開が少し複雑で難解
- ラストは誰かと意見を交わしたくなるような映画
という声が多数集まっています。
- 映画『シャッターアイランド』の考察解説
- 最後はわざとロボトミー手術を選択したのか?
- 最初のおばあさんや本当の結末について
- 映画『シャッターアイランド』の伏線一覧
- 映画『シャッターアイランド』のあらすじ
- 映画『シャッターアイランド』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
映画『シャッターアイランド』の考察解説|最後はわざとロボトミー手術を選択したのか?最初のおばあさんや本当の結末について
最後はわざとロボトミー手術を選択したのか?最後のセリフを考察解説
連邦捜査官として行方不明の患者レイチェルを捜索するために、断崖絶壁の孤島シャッターアイランドにあるアッシュクリフ病院を捜査することになったテディ。
テディは、レイチェルの捜査以外に自分の妻ドロレスを殺害し、入院している放火犯レディスとの接触を考えていました。
ですが、映画のラストで院長のコーリーからレディスはテディ自身であり、ドロレスを殺害したことにより精神崩壊を起こし、病院に入院している患者であることが明かされ、テディが正常に戻れるか判断するために病院側はテディの妄想に付き合っていたことが判明します。
テディは正気に戻らなかったと判断されロボトミー手術を行うことが決定しますが、映画の最後で担当医のシーアンの話している際に「怪物のまま生きるのか、善人のまま死ぬのか。どちらが良いだろう」記憶が戻っているかのような発言をします。
果たしてテディはわざとロボトミー手術を選択したのでしょうか?
また、テディは本当にアッシュクリフ病院の患者だったのでしょうか?考察していきます。
管理人
テディはわざとロボトミー手術を受けたのか?最後のセリフの意味
まず、テディがわざとロボトミー手術を選択したかについてです。
結論から言うと、テディは自分自身の意志でロボトミー手術を受けることを選択したと考察できます。
戦争のトラウマにより酒浸りになってしまったテディを見て、妻のドロレスは精神病を患い、実の子どもたちを溺死させました。
そして、テディはそんなドロレスを殺害したという惨たらしい過去を消し去るために、都合の良い妄想を作り出していたわけですが、今回病院が彼の妄想に付き合ったことにより、惨たらしい記憶がすべて事実だったことが分かります。
テディはそんな事実に耐えることが出来ず、幸せだった記憶も含めてすべて消し去るためにロボトミー手術を選択したと考察できます。
管理人
テディは本当に患者だったのか?
次に、テディはアッシュクリフ病院の患者だったのかどうかについても、結論としてテディは本当に入院したと考察できます。
その考察の理由としては、病院のスタッフの反応や入院患者のテディに対する態度を見ると分かります。
テディが連邦捜査官に成りきって聞き取りを行う際に、周りのスタッフや入院患者たちは白い目でテディを見ており、日頃からテディは自身の妄想である妻を殺害したレディスという人物について、スタッフや周りの入院患者に行っていたため、テディのおなじみの妄想に飽き飽きしていたことが分かります。
患者に聞き取りを行った際にミセスカーンズという女性患者がメモに「RUN(逃げて)」と書き込みますが、カーンズは今回のテストの結果次第ではロボトミー手術を受けなければならなくなる入院患者仲間のテディを救うために、必死にメッセージを送ったのだと思います。
また、C棟でテディが捜査をしている際に、患者であるジョージ・ノイスがテディから暴行を受けたと言っていることから、テディもノイスと同じ患者だったと考察できます。
おそらくテディが顔に着けている絆創膏は、ノイスに暴行を与えた際のものだと思います。
管理人
これらの証拠からテディは本当に患者だったと考察出来ます。
最初のおばあさん(女)の行動の意味は?
映画『シャッターアイランド』の冒頭で連邦捜査官として島に着いたテディを見つめるおばあさんが登場します。
そのおばあさんはテディを見つめながら人差し指を口にあて仕草を見せます。
このおばあさんのこの行動はどういった意味があったのでしょうか?
管理人
テディは自身の妄想に取りつかれ、症状が回復したと思ったらまた元に戻るという繰り返しを続けており、病院内ではかなりの有名人だったことが予想できます。
そして、今回の病院側が仕組んだテストの結果で、彼が正気に戻らなければロボトミー手術が行われるという噂も病院全体に広まっており、そのことを知ったおばあさんは人差し指を口にあてて「シィー」という仕草をすることによって、テディがいらないことを喋らないように忠告したかったのだと思います。
いつものようにテディがべらべらと妄想を喋り続ければ、ロボトミー手術が実行されることを心配した上でこの仕草をしたと予想されるおばあさんは、一見正常では無いような表情をしていましたが、実はかなりまともな人間だったのでは無いかと思われます。
管理人
本当の結末|すべてが病院側の陰謀だった
映画『シャッターアイランド』の結末について、連邦捜査官として行方不明女性の捜索のために島を訪れたテディが、実はひどい妄想に取りつかれた精神病患者で、彼にロボトミー手術を行うかどうかの判断のために病院側が妄想に全面的に付き合い、彼が正常に戻るかどうかのテストを行った上で正常に戻らなかったという判断をされてしまい、ロボトミー手術が行われるという結末を迎えます。
この結末については他の考察をすることも出来ます。
管理人
それは「すべてが病院側の陰謀だった」という説です。
この説が正しかった場合、記憶喪失者である連邦捜査官であるテディをロボトミー手術の実験台にするために病院のスタッフや患者たちが全面的に協力し、彼を精神病患者に仕立て上げ、彼にロボトミー手術を行うように仕向け、病院の思惑通りにロボトミー手術を行うことになったのが本当の結末だと考察できます。
その場合、テディが洞窟で出会ったレイチェルという元看護士の女性は、テディが作り出した妄想ではなく、実在する人物で危険なロボトミー手術を横行する病院の実態を世間に公表しようとした結果、病院側から追われ、逃げ惑う羽目になっていたのだと思います。
ただ、映画の舞台は1954年ですが、ロボトミー手術は1951年のアメリカでは2万もの手術例があったほど広まっており、病院側がリスクを冒してまでテディをロボトミー手術に仕向ける必要性は感じられません。
管理人
なので、この病院側の陰謀説は無理があるのではないかと思います。
どんどんと妄想がひどくなり症状が悪化するテディを、ロボトミー手術という最後の手段を使わずにどうにか救うために、担当医であるシーアン、そして、コーリー院長の主導のもと今回のテストが行われています。
なので、病院側にテディに対する悪意は一切無かったのではないかと考察します。
最後まで怪しく見えたコーリー院長も、どうにか手テディを救うために必死だったのでは無いでしょうか?
その証拠に、テディがテストの末に正気に戻らなかったと判断した際は強い落胆の表情を見せています。
鑑賞し、自分なりの答えを考察していくのも含めてこの映画の魅力だと思います。
映画『シャッターアイランド』の伏線一覧
映画『シャッターアイランド』には、様々な伏線が張り巡らされています。
では、代表的な伏線について、6つをチェックして行きましょう。
伏線①|レイチェルのメモ「4の法則・67番目は誰?」
テディことエドワード・ダニエルズは行方不明になった患者レイチェルの病室から「4の法則・67番目は誰?」というメッセージが記されたメモを見つけます。
4の法則とはエドワード、レディス、レイチェル、ドロレスの4人のフルネームは並び替えるとそれぞれの名前になるアナグラムになっており、エドワードとレディス、そして、レイチェルとドロレスが同一人物であることを示しています。
そして、67番目というのは患者は66人であると言われておりましたが、67番目がテディ自身であるということを表しています。
『シャッターアイランド』の伏線
「4の法則・67番目は誰?」
4の法則とはエドワード、レディス、レイチェル、ドロレスの4人が同一人物であることを示している。
そして、67番目というのは患者テディ自身であるということを表しています。 pic.twitter.com/b7LnG8DRYp
— 映画好き男子🎬シネマヒッツ (@cinema_hitsTV) April 8, 2023
伏線②|「RUN(逃げて)」というミセスカーンズのメモ
テディが患者に聞き取り調査を行う際にミセスカーンズという患者はテディのメモに「RUN(逃げて)」と書き込みます。
これは患者たちは実はテディが妄想に取りつかれた患者で病院側が仕組んだ今回の実験で正気に戻らなければロボトミー手術が決行されていることを知っているためテディに今すぐ逃げた方が良いというメッセージを送っています。
『シャッターアイランド』
ミセスカーンズの「RUN(逃げて)」のメモ
これは患者たちは実はテディが妄想に取りつかれた患者で病院側が仕組んだ今回の実験で正気に戻らなければロボトミー手術が決行されていることを知っているためテディに今すぐ逃げた方が良いというメッセージを送っています。 pic.twitter.com/jCJVSxYRBJ
— 映画好き男子🎬シネマヒッツ (@cinema_hitsTV) April 9, 2023
伏線③|拳銃の没収
連邦捜査官としてシャッターアイランドに到着したテディと相棒のチャックは警備員たちに拳銃を押収されますが、その際にチャックは拳銃の扱いに慣れていない様子が見受けられます。
これは彼が実際には警察官では無く、テディの担当医であることを表しています。
伏線④|重度の船酔い
映画の冒頭でテディとチャックは船に乗ってシャッターアイランドに向かいますが、テディはひどい船酔いに悩まされています。
これはテディの子どもたちが溺死しているために、彼が水に対して大きな恐怖感を持っていることを表現しています。
伏線⑤|捜査に協力的では無い病院関係者
患者であるレイチェルが行方不明ということで必死に捜査を行うテディですが、島にいる病院関係者たちは全く捜査に協力的ではありません。
これは病院の関係者たちが全員テディのいつもの妄想に付き合わされるのにうんざりしていることを表現しています。
シャッターアイランドの伏線
患者であるレイチェルが行方不明ということで必死に捜査を行うテディですが、島にいる病院関係者たちは全く捜査に協力的ではありません。
これは病院の関係者たちが全員テディのいつもの妄想に付き合わされるのにうんざりしていることを表現しています。 pic.twitter.com/6TW7WPZSqE
— 映画好き男子🎬シネマヒッツ (@cinema_hitsTV) April 10, 2023
伏線⑥|嬉しそうなチャック
テディが患者たちに調査を行っている際、レイチェルの担当医であるシーアンはどんな男だと聞かれたミセスカーンズがハンサムだと答えるシーンで、相棒のチャックがまんざらでもない少し嬉しそうな表情を浮かべます。
これはシーアンとチャックが同一人物であることを表現しています。
このように、様々な伏線が張り巡らされている作品で、一度観ただけでは分からない要素が多々ある映画となっています。
管理人
何度も鑑賞して様々な考察をしていくのをオススメします。
『シャッターアイランド』のあらすじ
(以下、映画「シャッターアイランド」のあらすじです。)
『シャッターアイランド』のあらすじ|断崖絶壁の孤島シャッターアイランドで行方不明になった女性レイチェル
孤島シャッターアイランドにある精神病院・アッシュクリフ病院には多数の精神病を患う犯罪者が入院しています。
シャッターアイランドは断崖絶壁にあり、行き来には一日数本のフェリーを使うしかない場所にありましたが、患者であるレイチェルという女性が行方不明となり、連邦保安官のテディ、そして、相棒のチャックが捜査のため島に派遣されました。
病院には66人の患者がおり、敷地には男性が収容されているA棟、女性が収容されているB棟、危険な患者が収容されたC棟があり、C棟への立ち入りは禁止されていました。
院長のコーリーからテディたちはレイチェルは3人の子どもを溺死させたにも関わらず、子どもたちがまだ生きており、病院のスタッフについても近所の住民だと思い込んで生活をしていたことを知らされます。
レイチェルの部屋を捜索すると、彼女の筆跡と思われる「4の法則 67番目?」と記されたメモを見つけます。
また、レイチェルの担当医である医師シーアンがレイチェルの行方不明になった同時期に休暇をとっていることか今回の事件にシーアンが関係しているとテディは推理します。
『シャッターアイランド』のあらすじ|妻を殺した放火犯レディスを探すテディ
シーアンに電話をしようとしますが、大嵐のため電話はつながりません。
テディはコーリー院長とナーリング医師に患者の個人情報を要求しますが、拒否されてしまい捜査はなかなか上手く進みません。
テディは収監されている患者に聞き取り調査を行い、その際に患者にレディスという男についても尋ねます。
実はテディには、別の目的があり、かつて自分の妻であるドロレスを殺害したアッシュクリフ病院に収監されている放火犯レディスに会おうとしていたのです。
しかし、患者はまるで指示されているかのように同じことしか言いませんでした。
聞き取り調査の際にミセスカーンズという囚人からRUN(逃げろ)と手帳に書き込まれたテディは病院全体で何かを企んでいると思うようになります。
聞き込みを続けると、病院では脳の前頭葉を切除し感情を穏やかにさせる代わりに人格や記憶を失ってしまうロボトミー手術についての計画があり、患者たちを実験台にし、満足する結果が出れば世間に公表しようとしていたのです。
病院の企みを知ったテディはレイチェルのメモから病院には67番目の患者がいると推測し、立ち入りを禁止されていたC棟へ潜入捜査へ向かいます。
『シャッターアイランド』のあらすじ|明らかになるテディとレディスの関係
C棟でジョージ・ノイスという患者と出会ったテディはレディスについて尋ねますが、レディスはお前自身でこれはお前のために病院が仕組んだゲームだと意味不明な回答をされ、テディは混乱します。
更なる捜査のために相棒のチャックの制止を振り切り、灯台へと向かったテディは途中の洞窟で行方不明だったレイチェルを見つけます。
実はレイチェルは患者では無く、ロボトミー手術の危険性を公表しようとしたところ病院全体に圧力をかけられてしまったため逃亡した病院の元看護士だったのです。
灯台にはコーリー院長がおり、不審点についてテディから投げかけられたコーリーはテディの本名こそがアンドリュー・レディスで67番目の患者というのはテディ自身だと告げられます。
第二次世界大戦に出兵し、大量殺戮を目の当たりにしたテディはショックにより、アルコール中毒となり、その様子を見ていた妻のドロレスはうつ病となり、3人の子どもを溺死させたのです。
自分の命を奪ってほしいと懇願するドロレスをテディは殺害し、精神が崩壊した末に病院に収監されたのでした。
以上、「シャッターアイランド」のあらすじでした。
その後、テディはどうなってしまうのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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映画『シャッターアイランド』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「シャッターアイランド」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|鑑賞する度に新たな発見をすることが出来るミステリー映画の傑作
映画『シャッターアイランド』は、脱出不可能な断崖絶壁の孤島シャッターアイランドにある精神病を患った犯罪者たちが収監されている病院であるアッシュクリフ病院が舞台となっています。
そこで、行方不明になった女性患者レイチェルの捜索のために派遣された連保捜査官のテディが、病院に隠された大きな謎に翻弄されていく姿を描いたミステリー作品です。
監督を務めたのは、『タクシードライバー』『レイジング・ブル』等で知られるマーティン・スコセッシ、主演は『ギャング・オブ・ニューヨーク』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』等の名作でマーティン・スコセッシとタッグを組んでいるレオナルド・ディカプリオです。
管理人
ハードボイルドな作風で知られるマーティン・スコセッシは長いキャリアの中で、映画『シャッターアイランド』が本格的なミステリー初挑戦ということで、どんな作品になるのか予想がつかなかったです。
しかし、張り巡らされた伏線が次々と違和感なく明らかになっていく見事な作品展開に関しては流石の一言でした。
ストーリーに関しては、捜査官である主人公のテディと相棒のチャックがレイチェル捜索のためにシャッターアイランドに向かう場面からスタートします。
行方不明となったレイチェルを捜査する傍ら、自分の妻を殺害し病院に収監されている放火犯レディスについての情報を集めるテディですが、病院が精神病を患った患者へ禁止されているロボトミー手術を行っていることを知り、病院に対して強い不信感を抱くようになります。
テディは危険病棟に収監されているジョージからレディスはお前自身だと告げられ、洞窟で発見したレイチェルがロボトミー手術反対の主張により圧力をかけられている病院の元看護士だったことが判明し、テディの頭の中はますます混乱していきます。
ディカプリオの迫真の演技と劇中で流れる子気味悪い不協和音がどんどんと強くなる頭痛と島に錯綜する謎によって疑心暗鬼に陥っていくテディの心中をうまく表現しています。
管理人
院長であるコーリーにこれまでの疑問をぶちまけた結果、コーリーからテディの本名がアンドリュー・レディスでテディ自身が病院の患者で相棒のチャックもテディの担当医だったという驚きの事実が明かされます。
精神疾患により子を溺死させた妻を殺害し、精神崩壊を起こしたテディは惨たらしい事実から逃れるため、妄想を作り出していて、病院側はロボトミー手術を行うかどうかの判断のためにテディの妄想に付き合っていたのです。
正気に戻ることの無かったテディはロボトミー手術を受けることになりますが、実は彼の記憶は正常に戻っていて、自分の過去を消し去るために気がふれたふりをして彼はロボトミー手術を行うように仕向けていたのです。
手術へ向かうテディの背中をチャックが無言で見つめ、映画は終わりを迎えます。
管理人
映画を最初に鑑賞した際は、『シックス・センス』に並ぶ大どんでん返しの展開に驚かされ、衝撃のラストを知った上で二回目を鑑賞すると、なぜ島に住む患者や医師たちがテディに対して不信感の残る対応をしたのかについて考察を深めることが出来ます。
そして、登場人物の表情や仕草、セリフのすべてに張り巡らされた見事な伏線の数々に圧倒されます。単なるミステリー映画に終わらない作品に漂う重厚感は、これまで人間ドラマを数々描いてきたマーティン・スコセッシだからこそ作り出すことが出来た魅力だと思います。
ミステリー映画が好きな方は必見の作品です。
『シャッターアイランド』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『シャッターアイランド』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「ディカプリオでなければ成り立たないのではないかという位はまり役」「また見たくなるような引き付けられる映画」「物語の謎解きの過程が非常にうまく構成されている」「劇中いたるところに伏線があり、それを最後一気に回収するの気持ちいい」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★☆☆星3
すごく人を選ぶ作品だと思います。
終盤になるまで謎が難解すぎて訳がわからないので辛抱強さが必要です。
だからこそ、終盤の怒涛の回収が光るのだと思います。
デカプリオが最後主治医を背に歩き出す姿はそれまでの2時間分の価値があると思います。
正気を取り戻しつつも今までの業を背負いきれず自分なりにけりをつけようとする姿は決して褒められたものではないのかもしれませんが圧巻です。
だからこそ、2年間必死に彼と向き合って救えなかった無力感を噛み締めるシーアン医師の切なさがより際立ちます。
謎に包まれている部分も全部知った上で見直してみると納得できる部分が多く一度で評価するには難しい映画です。
忍耐力が必要な映画です。
20代男性
★★★★★星5
冒頭から映画に引き込まれるほど重厚なストーリーで作り上げられていますし、ところどころに後々の展開に関わってくる伏線が散りばめられているので、最初から苦痛なく集中して観てしまう作品です。
映画の結末は本当にびっくりする内容で、結末までのストーリー展開や伏線回収が圧巻です。
何回も見返したくなる映画で、改めて観直してみると、役者さんの表情とか仕草がこういう意味を持っていたのかと気づいたりできるので、複数回この映画を観ることを強く推奨したいとおもいます。
主演は演技の評判が非常に高いレオナルドディカプリオさんなので、彼の本格的な演技がさらに映画のクオリティを高めていると感じました。
とくに30代以降の男性におすすめした映画です。
30代男性
★★★★★星5
この映画を紹介してくれた友達は最初に一言、「最後見終わった後絶対にもう一回見たくなるよ。」と言っていました。
レオナルドディカプリオの出演作はどれも面白くてジャンルも幅広いのでとても好きでした。
そんな私に友達が勧めてきたのがこの映画でした。
最初の始まりは危険な犯罪者が逃亡したと言う事で、この孤島にやってきた保安官。
この時は私もここの孤島での事件を主人公テディ役のレオ様が謎を紐解き解決していくような話かなと思い見ていましたが、話が進んでいくと主人公が使ってるものが消えたり、出てくる精神患者が不気味すぎたり、主人公の言動のおかしさを感じてくるのです。
そして最後が衝撃すぎて今度はラストの伏線を拾いたくなりもう一度最初から見てどこからが違和感があったのか友達の言った通りもう一度見直してしまいました。
ラストまで気持ち悪さが残りますが、とても面白い作品です。
30代女性
★★★★★星5
何気なくAmazonプライムで観たのですが、とても面白くて続けて2回観たほどです。
前情報を入れてしまうと面白くない類のお話なので、興味のある方はネタバレ一切なしで観ることをおすすめします。
前半は少し単調で何が言いたいのかわからない感じで進むのですが、後半にかけてどんどん伏線が回収されていくのが気持ち良いです。
特に私が「なるほど!」と思った演出は、序盤ディカプリオの相棒役の刑事がピストルを出すのに手間取ったシーン、入院患者への事情聴取の場面でのコップの矛盾です。
これらを初見で深読みできる人は相当頭がきれる人だと思います。
また、ラストシーンのディカプリオの演技が上手く、とても切ない気持ちになりました。
彼にとっての幸せとは、正義とはなんだったのか考えさせられます。
少し頭を働かせながら観るような映画なので、娯楽としては向きませんが、本格的なミステリーが好きなら満足できる映画だと思います。
この映画を観て精神医学の歴史に興味を持った方には、『カッコーの巣の上で』を併せて観ることをおすすめします。
40代女性
★★★★★星5
マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオの黄金タッグの4作目になります。
スコセッシ印の作品なので、ゆったり構えて鑑賞することができました。
序盤から伏線が散りばめられているので、見返す方も多いそうですが、私にとって明るい映画ではないので、もう一度見るには自身のコンディションを整えてからでないと難しそうです。
レオナルド・ディカプリオ扮するテディの亡くなった奥さん役の女優さんがどこかで見たことあるなと思っていたら、『グレイテスト・ショーマン』の主人公の気品あふれる奥様役の女優さんでした。
よく調べるとブロークバック・マウンテンやブルーバレンタインにも出演されていて、主役以上に脇役もしっかり実力ある方々で固めた作品だなと感じました。
30代女性
★★★★☆星4
レオナルドディカプリオ主演ということでそれなりに名演技力等には安心できる感じで見てられました。
現実と妄想、虚構のハザマの中で、何が本当のことであるのかというのが非常にブレブレになってくる表現が多くあって結局のところどういうことで解釈を自分なりに結論付けるのかというのがなかなか難しい作品です。
最終的な解釈がいくつかあって、結論を出すことができるような決定的なところがないというのも好みでした。
精神異常と言うか、妄想患者的な話であると思うと結構よくある話ではあるのですが、色々なことが入り混じっていて混乱させてくるといえるのですが 、そこが物語に深みを出しています。
ラストシーンはなかなかに怖いものがあります。
30代男性
★★★★★星5
『タイタニック』から13年の時を経て、俳優としても成長したレオナルド・ディカプリオ、難しい役どころの中うまく主演をこなしたのが『シャッターアイランド』でした。
上映前の映画館のスクリーンには「この映画のラストはまだ見ていない人には決して話さないでください」との表示がされていましたが、当時はwebでのネタバレもあまりなかったと記憶していますので、それだけラストの内容が破壊力満点の作品だったということです。
連邦保安官という肩書で、島の謎を解くために上陸する主人公とその相棒。
捜査から事件の紐解きを、映画館のスクリーンを見ながら考察するのが中々難しい作品だったかもしれません。
ディカプリオの熱演に引き込まれ、制作側の意図通りの視聴となってしまったことを物語る、そんな素晴らしい出来の作品でした。
50代女性
★★★★☆星4
映画『シャッターアイランド』は、心理スリラー映画であり、主演のレオナルド・ディカプリオが演じる「テディ」ことUSマーシャルの調査が、謎めいた「シャッターアイランド」の島で展開される物語です。
映画冒頭から不気味な雰囲気が漂い、テディが島にやってくる時点で、そこで待ち受ける不穏な空気を感じ取ることができます。
テディが調査を進めるにつれて訪れる数々の事件には恐怖と混乱が強いですが、それがゆっくりと進展し、それぞれに謎が残されます。
ラストシーンで真実が明かされるのですが、予想外の展開に驚かされました。
全てがつながり、謎めいたシーンや発言が意味を持っていたことがわかり、改めて物語の深みを感じました。
演技陣の皆さんが相まって、とても心理的に追体験できる作品でした。
また、映像が島の不気味さを強く印象づけていました。
島の中心部にある精神病院の荒廃した建物、薄暗い廊下、不気味に揺れるハンモックが映し出された画面にどよめきを覚えました。
サウンドトラックも映像に合わせて時には不穏さを、時には緊張感をそこなえた音楽が使われており、作品全体を引き締めていました。
ただ、作品全体的に見ると、一つの事件が起こるごとに徐々に島に生きる住民たちの過去が暴かれていくストーリー展開は、少々長くて退屈な部分があったようにも思います。
しかし、謎を明かすシーンへの期待感は高く、最終的なラストシーンですべてを把握することができ、物語全体を満足で締めくくることができました。
20代男性
*映画『シャッターアイランド』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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