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『さかなのこ』はどこまでが実話?主人公の性別や離婚問題、ヒヨの現在まで解説!【あらすじネタバレや感想評価も】

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2022年9月1日公開の映画『さかなのこ』。

今や「お魚博士」として大活躍のタレント拳学者のさかなクンをモデルとした映画です。

さかなクンの自叙伝『さかなクンの一魚一会〜まいにち夢中な人生!〜』をもとに描かれています。

監督は『南極料理人』や『横道世之介』を手掛けた沖田修一、主演のミー坊を「あまちゃん」や「海月姫」でおなじみの、のんが演じています。

『さかなのこ』の口コミ評判レビューには、

  • ファンタジックで心がほっこりする映画
  • 本当に魚が大好きなことがこっちまで伝わった
  • コメディ映画の1つとして見れる感じ
  • 好きなものを愛そうと思えた
  • 色んな人に見てもらいたい映画
  • 盛り上がりなど特にないけど面白い
  • 映画を見てさかなくん役はのんが適任と思えた
  • 成長ドラマとして楽しめた

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 映画『さかなのこ』はどこまで実話なの?原作との違いについても解説
  • 映画『さかなのこ』で主人公のミー坊の性別はどっち?両親の離婚やヒヨの現在について
  • 映画『さかなのこ』のあらすじ
  • 映画『さかなのこ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

もし、まだあなたが一度も映画『さかなのこ』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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映画『さかなのこ』はどこまで実話なの?原作との違いについても解説

映画『さかなのこ』は、タレントとしても活躍する魚類学者のさかなクンの半生を描いた作品です。

一体、『さかなのこ』は、どこまでが実話なのでしょうか?

管理人

映画『さかなのこ』は2016年7月に出版されたさかなクンの初の自叙伝である「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」が原作です。

映画『さかなのこ』のエピソードについても、自叙伝に綴られていたエピソードがベースになっているものが多く再現されています。

実話シーン

ミー坊が夏休みに家族や友達と海水浴に行き、ミー坊が捕まえてきた大きなタコを父親がその場で締め上げてしまうという衝撃のシーンは実話です。

また、高校生の時にカブトガニの人工孵化に成功したエピソード(実話では中学3年生のときに人工孵化に成功している)も実話です。

そして、魚について上手な絵と丁寧な情報によってまとめられた新聞が職員室で話題となり、廊下に張り出されていたことも実話だそうです。

他にも、ヤンキー集団と仲良くなったというエピソードも実話となっています。

実話では一緒に釣りに行くことになって仲を深めたそうです。

管理人

ヒヨも実在する!さかなクンの良き理解者である友人

幼馴染として登場したヒヨも実在する人物をモデルとしています。

現在でもさかなクンとは良き理解者として、友人関係を続けているようです。

実話とは違う脚色したシーン

ただ、映画化するにあたって実話とは違う脚色している点もあります。

映画ではさかなクン扮するぎょぎょおじさんという近所で不審人物として噂されている魚好きのおじさんとミー坊が仲良くなるシーンがあります。

このエピソードは創作であり、ぎょぎょおじさんという人物は実在していません

脚本を務めた前田司郎さんが、もしもさかなクンの歯車がずれていたらこうなっていたかもしれないという想像を膨らませながら作ったキャラクターだったようです。

管理人

また、シングルマザーのモモコとのエピソードも創作となっており、実話ではないようです。

ただ、多少の脚色はあれど、実話をベースにしていることは間違いないです。

ミー坊ことさかなクンは無事にお魚博士になるという夢を見事叶えて、未だに魚の素晴らしさを全世界に発信していますよね。

魚への愛情は止まることを知りません。

管理人

映画を観て「さかなクン」という人物に興味を持った方は、ぜひ原作の自叙伝を読んでみることをオススメします!

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映画『さかなのこ』で主人公のミー坊の性別はどっち?両親の離婚やヒヨの現在について

ミー坊の性別はどっち?→男性です

まず、大きく気になる点はミー坊の性別についてです。

ミー坊のモチーフになった人物「さかなクン」の性別は男性ですが、幼少期のミー坊を演じた子役の西村瑞季さん、そしてミー坊を演じたのんさんのどちらも性別は女性です。

果たして、ミー坊の性別はどっちなのでしょうか?

管理人

結論から言うと、ミー坊は男性で間違いないと考察出来ます

その証拠に、小学校時代のシーンで「同級生の男子からももと結婚するんだろ?」や「女と仲良くするな!」とからかわれたりするシーンがあったり、高校生になると、学生服を着ているシーンもあります。

そのため、ミー坊は男性で間違いないと思います。

では、なぜ性別の違う西村瑞季さん、のんさんがミー坊を演じることになったのでしょうか?

管理人

その理由について、監督を務めた沖田修一さんはインタビューで「作品の中で性別は特に重要ではない」と語っています。

女優活動の傍らで音楽活動を行い、ギターを持って歌うなど中性的な魅力があるのんさんであれば、さかなクンというキャラクターを演じる上でも違和感がないだろうと感じ、のんさんにオファーをしたそうです。

最初は男性のキャラクターを女性が演じることについて多少の違和感がありましたが、のんさんの中性的で明るい演技もあって途中からは全く違和感なく鑑賞することが出来ました。

管理人

監督の言う通り、性別にとらわれずに鑑賞するのが良いのかもしれません。

魚を好きすぎて両親が離婚?

続いて、両親の離婚についてです。

小学校時代を描いたシーンでは、毎日毎日魚のことばかり考えて魚料理を食べるミー坊について父と兄はうんざりして、父と母がミー坊が原因で夫婦喧嘩を行うことがありながらも、一軒家に四人で一緒に暮らしていました。

そしてミー坊が高校生のシーンになると、マンションで母親と二人で暮らしていることが分かります。

果たして、両親は離婚したのでしょうか?

管理人

作品で明言されることはありませんが、両親は離婚したと考察出来ます

その考察の裏付けとなるシーンは、ミー坊が店内に絵を描いたお寿司さんで母親と食事をするシーンです。

シーンの会話の中で母親は、父とスミオ(兄)には無理をさせてしまったと語っており、間接的に離婚していることを意味しています。

おそらく、ミー坊について夫婦間で考え方が違い、それが原因となって離婚したのだと思われます。

ただ、映画のラストでお魚博士としてテレビで活躍するミー坊の姿を、父と兄らしき人物が微笑ましく観ているシーンがあります。

映画の中では、離婚後はミー坊たちと円満な関係を築いているのではないでしょうか。

ヒヨの現在やモデルとなった人物について解説

作品の中で、幼馴染としてミー坊をサポートする重要なキャラクターとなるのがヒヨです。

ヒヨは高校時代、不良になりますが、一生懸命に努力をして大学に行き、テレビの制作会社に就職をします。

そんなヒヨがミー坊にお魚博士としてバラエティ番組に出演するオファーをしたことによって、ミー坊は一躍人気者になります。

そんなヒヨの気になる現在はどうなっているのでしょうか?

管理人

ヒヨはさかなクンの幼馴染であるヒヨこと日吉さんという人物がモデルとなっています。

日吉さんの現在の職業については明らかになっていません。

しかし、映画公開時に公開された、同じく中学・高校の同級生で映画『さかなのこ』で鈴木先生役を演じた鈴木拓さんとさかなクンのインタビュー記事で「今でも仲が良い」と語っており、未だに親友関係にあることが分かります。

そんな日吉さんについて、さかなクンは豪快だけどずっと温かく見守ってくれていると語っています。

管理人

映画『さかなのこ』で柳楽優弥さんが演じたヒヨのイメージにぴったりの人物であることが分かります。

『さかなのこ』のあらすじ

以下、映画『さかなのこ』のあらすじです。

『さかなのこ』のあらすじ|お魚が大好きなちょっぴり不思議な少年・ミー坊

主人公のミー坊は魚が大好きでいつも魚のことを考えているちょっと不思議な小学生でした。

そんな魚好きのミー坊に父と兄は仕方なく付き合っていましたが、母親や同級生のヒヨとももはあたたかく見守っていました。

ある日、ミー坊は近所で変わり者と噂される魚にとても詳しいぎょぎょおじさんと知り合い、家に遊びに行きますが、楽しくてついつい夜遅くなってしまい心配した父親が通報し、ぎょぎょおじさんは警察に連行されてしまいます。

それ以来、ぎょぎょおじさんとは会えないままでしたが、ミー坊はおじさんからもらったハコフグの帽子を大事にしながら相変わらず魚のことばかり考える毎日を送っていました。

『さかなのこ』のあらすじ|社会の厳しさに直面するミー坊

高校生になったミー坊は不良のグループに目をつけられますが、物怖じしないミー坊は総長に気に入られ、仲を深めていきます。

そんな中、総長の祖父が学校に寄贈したカブトガニの人工孵化に成功したことからミー坊はテレビ局の取材を受け、注目を浴びるのでした。

母親のサポートもあり、お魚博士になることを夢見て高校を卒業したミー坊は水族館やお寿司屋さんなど魚に関係する仕事に就くものの、全くうまくいかずにすぐに辞めてしまうのでした。

その後、小学校の同級生で現在はOLを辞めホステスをしているももから歯医者の水槽作りの仕事を紹介されます。

結局歯医者さんが求める水槽は作れませんでしたが、ミー坊の魚の知識が店長に認められてペットショップで働くことになります。

『さかなのこ』のあらすじ|ももとミツコとの突然の別れ

順調にペットショップで働く中、シングルマザーとなり家を追い出されたももと娘のミツコがミー坊の家に転がり込み、三人で生活を送ることになります。

幸せな日々を送っていましたが、ももたちを養うための満足な収入が無いミー坊は水槽と魚を売って生活費の足しにしていました。

そんなミー坊の姿を知ったももはこれ以上負担をかけないようにミー坊が不在の間に家を出て行ってしまうのでした。

ミツコへのプレゼントを持って帰宅したミー坊は二人がいないことに気付いて大きなショックを受けて、自暴自棄になって居酒屋でお酒を飲み過ぎ店員とトラブルを起こしてしまい、挙句酔っ払ってお店のシャッターに大きなしゃもじの絵を描いてしまうのでした。

以上、映画『さかなのこ』のあらすじでした。

果たして、ミー坊はお魚博士になるという夢を叶えることができるのでしょうか?

結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。

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『さかなのこ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『さかなのこ』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|沖田修一監督らしいあたたかいタッチでさかなクンの半生を描いた秀作

映画『さかなのこ』は、特徴的なキャラクターでバラエティ番組等で人気を博す魚類学者「さかなクン」の半生をる映画監督・沖田修一が描いた作品となっています。

そんな「さかなクン」をモチーフにしたキャラクターである主人公のミー坊を演じたのはNHK朝ドラ「あまちゃん」で国民的な人気を博したのんさんですが、ちょっぴり変わった純粋無垢な主人公みー坊のキャラクターはのんさんのイメージにぴったりでハマり役だと思います。

ストーリーは、ミー坊が小学生の頃から始まります。

管理人

魚についての知識や愛情、そして絵の才能は類まれなるものがあるものの、勉強はからっきしダメなちょっぴり変わった少年ミー坊について、父親や兄はうんざりしているものの母親だけはいつもあたたかく見守っています。

また、友達のヒヨやもも、そして不良グループたちもミー坊の真っすぐで純粋な魚への思いに感銘を受け、彼のお魚博士になりたいという夢をサポートします。

沖田修一監督と言えば、代表作の『南極料理人』や『横道世之介』など自然体な人物描写が魅力的な監督ですが、映画『さかなのこ』でも全体的に優しいキャラクターばかりのあたたかいタッチで描かれていくため子供から大人まで楽しめる作品になっていると思います。

管理人

そんなミー坊は高校を卒業して社会に出るのですが、どんな仕事も長くは続きません。

ようやくペットショップという働き口を見つけ、家に転がり込んできた同級生のももと一人娘のミツコを支えるために必死で働きますが、ミー坊に負担をかけて、お魚博士になりたいという夢を自分たちが邪魔していると考えたももたちは家を出て行ってしまいます。

映画の前半部分、ミー坊が高校を卒業するまではその魚への愛情で周りを巻き込み、カブトガニの人工繁殖を成功させるなどすべてがうまくいくようなとんとん拍子の展開で進んでいきます。

しかし、卒業してから厳しい現実にミー坊が直面する姿も、ソフトではありますが、しっかりと描いている点も好感が持てます。

管理人

自暴自棄になってしまったミー坊。

ですが、周りのサポートもあって立ち直り、同級生で大学卒業後にテレビマンとなったヒヨからのオファーが来ます。

そこで、お魚博士としてテレビに出るようになり、その特徴的なキャラクターで一躍人気者になるのでした。

そんなテレビに映る姿を彼と関わった同級生たちや母親、ミー坊の魚への愛情にうんざいしていた父親や兄たちも微笑ましく眺める姿がとても印象的でした。

管理人

しっかりと社会の厳しさに直面する姿を描いていているものの、若干展開がうまくいきすぎていると思う方もおられると思います。

しかし、この作品を観ると、夢を持つことの大切さや大好きなものへと愛情を持ち続け、ひたむきに努力する事に大切さを感じ取ることができます。

子どもの頃の自分と重ね合わせながら、ゆっくりと鑑賞することをオススメしたい作品となっています。

『さかなのこ』のみんなの口コミ評判レビュー

『さかなのこ』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「性別の事なんて忘れてしまうほどストーリーに夢中になった」「邦画初心者にもおすすめしたい良作」「数々のエピソードもクスリとさせられるものばかりであたたかな気持ちになる」「凄くほっこりして、胸が温かくなるような映画」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

女性である「のん」さんが男性でありユニークな「さかなクン」の半生を演じると聞いて、ワクワク半分、「のんさんならきっと面白い」という期待半分で劇場へ行きました。

最初にスクリーンに「男とか女とかどっちでもいい」という文字が出ますが、性別の事なんて忘れてしまうほどストーリーに夢中になりました。

子供が好きを貫く事の難しさ、それを親が制限せずにサポートしていく事の難しさが詰まっていた映画だと思います。

寝ても覚めてもお魚に夢中な主人公のミー坊を母親や友人は理解してくれましたが、父親や初めて就職した職場ではそうはできませんでした。

だからと言ってそれが悪い訳ではなく、ミー坊が最終的にお魚に関するお仕事をできるようになったのも本人の知識だけではなく、人に恵まれた運があったりと楽しいだけではない考えさせられる物語になっています。

それでものんさ演じるミー坊の愛らしさや個性豊かで面白いキャラクター達のおかげで、暗くはなく楽しく見られる映画になっているので色んな人に見てもらいたい映画です。

20代女性

★★★★★星5

さかなクンが好きなので観た映画です。

さかなクンと主演ののんさんは性別が違うので、どんな作品になるんだろうと不安と期待半々で観ました。

結論から言うと期待以上で、とても良い映画でした。

特に印象に残っているのは、主人公ミー坊と周囲の人たちとの関係性です。

ミー坊を温かく見守る母親役の井川遥さんの演技が心に残りました。

ミー坊を支える人たちが温かく、原作者であるさかなクンの人間性が伝わってくる気がしました。

さかなクンをモデルとしたミー坊の成長ストーリーもよかったです。

失敗や葛藤がありながらもまっすぐな主人公に惹かれました。

好きなことをし続けることの素晴らしさや、人と人とのつながりの素敵さが心に残る作品でした。

40代女性

★★★★★星5

最初、映画『さかなのこ』のイメージは、なんかキテレツそうな映画だなという感じでした。

ただ、主演がのんさんであることや、よく見る映画YouTuberの方がとてもよかったと絶賛していたのを聞いていたことで、正直気になってはいました。

結局は、U-NEXTで『さかなのこ』を観たのですが、とても面白かったです。

一人の魚が大好きな人間の人生を描いた物語なのですが、笑えるし、しんみりするし、ジーンと胸にくるし、忙しい映画でした。

でも、すごくほっこりして、胸が温かくなるような、そんな映画でした。

主人公はとても変わった人で、でもとにかく魚が好きという思いで真っ直ぐで、一つも揺らぎのない人。

それゆえに周りを振り回してしまっているような場面もあるけれど、周りも主人公を温かく見守りながら、なぜか惹かれていく。

そんな魅力が主人公にはありました。私は観れてよかったと思います。

20代女性

★★★★☆星4

さかなクンの半生を映画されたものであり、若干の不安はありましたが結構脚色の方法としても面白いですし、まっすぐと突き進んで苦悩しながらも成功したさかなクンの半生を知ることができるというのが面白いです。

全てがノンフィクションというものではないのですがそれでも映画としての面白さというのを追求している部分があって話としての浮き沈みが結構考えられて作られているということになります。

自叙伝を参考にした映画化ということで堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、実際にはかなり笑いが起きるような振る舞いであったりとか話の流れがあったりするのでコメディ映画の一つとして見るということもできるレベルに仕上がっています。

性別を度外視して採用されたのんさんが物凄く的屋くであり、極めて高い演技力によって、相当に面白い映画に仕上がっています。

30代男性

★★★★☆星4

さかなクンの自伝が元になった映画『さかなのこ』。チケットを頂いたので観に行ってみました。

なんでさかなクン役が女性の「のん」ちゃんなのだろう…?と思いつつ、あまり期待せずに観ていい意味で期待を裏切られました。

やはりのんちゃんの演技、良いですね。性別とか関係なくさかなクンをナチュラルに演じられるのは本当にすごい。

この映画でよかったなと思うところは2点。

井川遥さん演じるお母さんの子供を信じて応援してくれる優しさ。子供の頃からお魚一筋のさかなクンが周りから変わり者扱いされても、お母さんはさかなクンを信じて後押ししてくれます。

自分が親だったらこんな風に子供を信じて後押ししてあげることができるだろうか…

そしてのんちゃん演じるさかなクンが好きなことに真っ直ぐ突き進み、時に挫折しながらも夢をかなえていく過程。

あまり話題にならなかったのは残念ですが、心洗われるようないい映画だと思いました。

30代女性

★★★★☆星4

さかなクンの青春を描いた半実録映画。

主人公の性別を女性に変更したアレンジが生きており、のんの素朴で瑞々しい演技に好感を持てました。

人間関係に不器用で周囲から浮きがちな主人公が、家族の支えを得て、徐々に理解者を増やしていく様子には感動します。

魚への愛情や知的探求心には圧倒され、美しい港町の情景も見ごたえたっぷりで目の保養になりました。

学校や職場で孤立している人は、自分の好きを曲げずライフワークに打ち込む、主人公の生き様に勇気をもらえると思います。

特に劇的な事件が起きるわけでもありませんが、少し風変わりな少女と周囲の関わりを描いた骨太な成長ドラマとして楽しめました。

邦画初心者にもおすすめしたい良作です。

30代女性

★★★★☆星4

ギョギョ!で有名な、さかなクンの映画であることだけは知っていました。

のんが演じている男の子が、さかなクンだとは思ったのですが、のんが美しすぎて、女の子か男の子なのか始めは少し混乱しました。

本物のさかなクンも出演しているので、これはさかな君の弟子のジェンダーレスの話かな?!とまで考えてしまいました。

話が進むと、のんは男の子でさかな君の役なのだと理解しました。

高校生くらいからは、しっかりと男の子だなと見れるようになったのが不思議です。

ヤンキー達との関わりで、笑えるシーンもありましたが、中盤少し単調だと感じる時もありました。

ストーリーを通し、さかなクンがどうやって魚を好きになり、のめり込んでいったのかが、分かりやすく表現されていました。

小さい頃から、彼が魚さんタコさんと愛情と尊敬を込めて、魚と接して来たのがよく分かりました。

そして誰よりも、さかなクンの存在をありのまま受け入れ、「魚」という好きなことを応援してきたお母さんの愛情と器の大きさに感動しました。

好きな事を貫き、自然と周りに愛される彼の直向きな生き方が、素直に素敵だなと思える作品でした。

40代女性

★★★★☆星4

魚と言えば、さかなクンと言えるほど、魚に詳しくて、魚好きが溢れているさかなクンは、今や客員教授で日本の魚類学者として有名になっています。

そんなさかなクンの自叙伝が元になった映画『さかなのこ』。

小学生の頃からずっと魚が好きで仕方のない子供が、両親から心配されながらもそのまま育っていき、県内有数の不良校へと進学してしまい、不良に絡まれても動じないまま、魚への探求心を追い求め続けている、その没頭して好きなものを追い続ける様が見ていて面白かったです。

それに加え、小さな頃から、そこまで好きになれるものを見つけ、飽きずに追い続けられるというのが、どういうモチベーションで行えるものなのか、見ていて好奇心が沸きました。

主人公のとてつもない魚への探求心を持ったまま、上京して大学に行くために猛勉強して好成績を出すなど、何かをやるとなると物凄い集中力を発揮できる能力というのが驚きで、その部分に才能を感じました。

最後の主人公が海に飛び込んで、魚に囲まれて、魚になって泳いでいくというシーンが、本当に魚が好きで、魚を愛している主人公を表現しているような気がして、感動しました。

30代男性

*映画『さかなのこ』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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