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『プロメテウス』でエンジニアはなぜ怒ったのか?吹き替えひどいや黒い液体など考察解説【あらすじネタバレや感想評価も】

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2012年8月24日、日本公開の映画『プロメテウス』。

1979年公開の『エイリアン』でも監督を務めたリドリー・スコットが監督を務め、『エイリアン』の30年前の設定とした前日譚として企画されました。

『エイリアン』に登場する宇宙船(スペースジョッキー)の登場などあり、シリーズファンなら必見の作品となっています。

映画『プロメテウス』の口コミ評判レビューには、

  • 映像美に関しては素晴らしい
  • 複雑な内容で話がわかりにくい
  • 残念ながら期待ハズレ
  • 今までのエイリアンシリーズと比べると退屈
  • 何度か見直さないと理解できない部分もあり
  • 不消化に終わった感じ
  • 好き嫌いが分かれそう
  • エイリアンシリーズが好きな人は必見

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • エンジニアはなぜ怒ったのか?黒い液体の正体やエイリアン1とのつながりを考察解説
  • ひどいと言われる理由は吹き替えのせいだけでない?
  • 『プロメテウス』のあらすじ
  • 『プロメテウス』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

もし、まだあなたが一度も映画『プロメテウス』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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エンジニアはなぜ怒ったのか?黒い液体の正体やエイリアン1とのつながりを考察解説

エンジニアはなぜ怒ったのか?

1979年公開の『エイリアン』の前日譚を描いた映画『プロメテウス』。

作品の鍵を握るのが、エンジニアと呼ばれる人間たちを創造した宇宙人たちです。

彼らは主人公のエリザベスたちが辿り着いた惑星で、生物兵器の実験をしていましたが、実験中に兵器に感染されてしまった挙句に実験に参加したエンジニアのほとんどが命を落としてしてしまった可能性が高いと劇中で推測されていました。

作品の終盤で惑星の中で唯一生き残っていたエンジニアにウェイランドやデヴィッド、エリザベスたちが会いに行きます。

ですが、いきなりエンジニア怒り始めてウェイランドを殺害してしまいます。

果たして、なぜンジニアは怒ったのでしょうか?考察してみました。

管理人

1.冒涜行為

エンジニアが怒ったことについて考察できる理由の1つ目は、人間たちの行動が自分たちへの冒涜だと感じたからです。

人間を創造したエンジニアは、いわば人間にとっての神のような存在です。

神である自分たちに近付き、コンタクトをとろうとした人間たちの様子が自分たちへの冒涜行為だと感じ、エンジニアは怒ったと考察できます。

また、映画では細かく描かれているシーンはなかったものの、デヴィッドのようなアンドロイドを作り出すことが出来る自分たちの技術力をアピールするかのような発言をエンジニアに対して行った可能性もあり、それらを含めて、冒涜行為であると感じたのかもしれません。

2.ウェイランドの身勝手な願い

エンジニアが怒った理由の2つ目は、ウェイランドの勝手な願いに原因があると考察できます。

ウェイランドは輝かしい若い頃の記憶が忘れられずに永遠の命を得るためにエンジニアの知恵を借りたいという希望から、今回の計画を秘密裏に主導していたのですが、その願いをエンジニアが知り、あまりに身勝手で利己的な願いであることから怒ったと考察できます。

3.脅威に感じている

エンジニアが怒った理由の3つ目は、人間を脅威に感じているからだと考察できます。

エンジニアは、人間たちがどんどんと技術を進化させている様子について、創造主である自分たちに近付こうとしていると感じ、自分たちの生命を脅かす存在になるであろうと考え、怒ったと考察できます。

エンジニアが黒い生物兵器を持って地球に向かおうとしたのも、人間たちが更に技術を進化させて自分たちの邪魔になる前に全滅させてやろうと考えていたからだと思います。

その様子は天国にも届くような高い塔を建設しようとし、神の逆鱗に触れて神に壊されてしまったという旧約聖書の「バベルの塔」を彷彿とさせます。

黒い液体の正体は?

映画『プロメテウス』で重要なアイテムとして登場するのが、黒い液体です。

映画冒頭のオープニングでエンジニアが黒い液体を飲むと、その身体はバラバラに溶けていき、何も無い惑星へと広がり、生命が誕生していきました。

そのため、オープニングでは新たな生命を誕生させる液体ではないかと考察できますが、その後に黒い液体に潜んでいた生物が科学者のミルバーンを襲ったことや、黒い液体を浴びたファイファールドが凶暴化し凄まじい身体能力で隊員たちを襲ったことから、生物を進化させる役割があることも判明しました。

果たして、この黒い液体の正体とは一体何だったのでしょうか?黒い液体の正体はエンジニアが作り出した生物兵器?

管理人

この黒い液体が何だったのかについては、詳しい説明がないまま映画は終わってしまいます。

そのため、明言することは出来ませんが、エンジニアが作り出した生物兵器ではないかと考察出来ます。

エンジニアがこの液体を摂取した場合、自身のDNAを分散させて新たな生命を誕生させることが出来る効果を持ち、エンジニア以外の生物(人間など)がこの液体を摂取した場合、凄まじい能力を持った生物兵器に変貌を遂げてしまうという効果を持っていると考えられます。

劇中で船長であるショウが語っていましたが、エンジニアたちはこの液体の実験を惑星LV223で行っており、実験の失敗によって生物兵器に襲われる形となり、全滅したのではないでしょうか。

なぜ、デヴィッドは黒い液体を飲ませたのか?

劇中ではアンドロイドのデヴィッドが黒い液体を持ち帰り、シャンパンに混入させて、チャーリーに飲ませるシーンがあります。

その結果、チャーリーは翌朝目覚めると、変貌を遂げていき、前日にチャーリーと性行為をしたエリザベスは人間ではない生命体を妊娠してしまうことになりました。

なぜ、デヴィッドは黒い液体を飲ませたのでしょうか?その理由は大きく分けて2つあると考察出来ます。

管理人

①単純な興味

1つ目の理由は、人間に生物兵器を感染させるとどうなるのか単純に興味があり、犯行に及んだと考察できます。

おそらくデヴィッドはその高度な知性によって、黒い液体がエンジニアが作り出した兵器であるとなんとなく勘付いていました。

その兵器を人間に感染させるとどうなるのか興味を持ち、チャーリーを実験材料として使ったと考察出来ます。

②新たな生命を誕生させたかった

2つ目の理由は、新たな生命を誕生させたかったからだと考察出来ます。

黒い液体が生物を変化させる兵器であると知ったデヴィッドは、感染したチャーリーとエリザべスが性行為を行うことによって新たな生物を誕生させ、新たな生命の創造主になることを企んでいたのではないでしょうか。

アンドロイドであるデヴィッドは、格段に知能が劣っている人間たちによって自身が作られたことについてコンプレックスを抱いており、新たな生命の作り出すことによって人間を超えたいという歪んだ欲望を持っており、犯行に及んだと考察できます。

『エイリアン1』との繋がりについて考察解説

1979年に公開され、大ヒットを記録したSFホラー映画の金字塔である『エイリアン』の1作目。

その1作目を監督したリドリー・スコットが33年ぶりにSFホラーを製作するということで公開当時、大変な話題を呼んだ映画『プロメテウス』。

ですが、『エイリアン1』との直接的な繋がりはあるのでしょうか?調べてみました。

管理人

エイリアンの前日譚として企画がスタートした作品

映画『プロメテウス』はもともとエイリアンの前日譚を描くということで企画がスタートしました。

1979年に公開されて大ヒットを記録し、その後は2、3、4とシリーズ化されたエイリアンでしたが『エイリアン3』と『エイリアン4』は満足のいく興行収入を得ることが出来ず、作品的な評価も散々なものになりました。

そんな負のイメージを一新するために、配給元である20世紀フォックスは、前日譚を描くリブート作品としてリドリー・スコットにオファーをしました。

管理人

そして、リドリー・スコットも当初は『エイリアン』1作目に登場したスペースジョッキーの謎やエイリアン誕生の起源について描くといった内容を語っていましたが、制作が進むにつれてスコットのイマジネーションが広がり、最終的には人類の誕生の起源に迫る壮大な作品へと進化しました。

そのため、当初は『プロメテウス』が『エイリアン』の前日譚であると明確に語っていたものの、現在では明言されることが少なくなっています。

『エイリアン』1作目で登場したスペースジョッキーが映画『プロメテウス』で実は宇宙服を着たエンジニアだったことが示唆されるシーンが映画『プロメテウス』でありますが、映画『プロメテウス』で船員たちが辿り着いたのはLV226という惑星で1作目の舞台となったLV426とは別の惑星になっており、明確な繋がりがあるのかについては未だ謎に包まれています。

その他にも映画『プロメテウス』は謎に包まれている部分が多々あり、観客を困惑させました。

では、なぜ映画『プロメテウス』はここまで難解化してしまったのでしょうか?

管理人

ストーリーが難解化したのは脚本家が変更されたから?

ストーリーが難解化した理由は脚本家が変更したことが理由であると噂されています。

もともとジョン・スペイツの執筆した脚本をリドリー・スコットが気に入り、制作が順調に進んでいた映画『プロメテウス』。

しかし、配給会社の20世紀フォックスは新人脚本家であるスペイツの脚本を不安に思います。

そこで、海外ドラマ『LOST』で人気を集めたデイモン・リンドロフにこの脚本を改訂させました。

デイモン・リンドロフと言えば、『LOST』に代表されるように、謎が謎を呼ぶ難解なストーリーで人気を集めていますよね。

その結果、映画『プロメテウス』の脚本も難解になってしまったと噂されています。

管理人

ちなみに、スペイツの執筆した元々の脚本が海外のサイトでは出回っているようです。

英語に自信がある方や気になる方は調べてみても良いかもしれません。

新たな発見があるかもしれません。

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ひどいと言われる理由は吹き替えのせいだけでない?

SF映画の人気シリーズ「エイリアン」の前日譚を描いた作品ということで、公開前から大変な話題を呼んでいた映画『プロメテウス』。

エイリアン1作目の監督である巨匠リドリー・スコットがカムバックして監督を務めたという点も注目を集めました。

そして、全世界で興行収入4億ドルを超える2012年を代表する大ヒット作品となりました。

そんな大ヒットした映画『プロメテウス』ですが、否定的な意見も多く、ひどいと言う感想を持つ方も公開当時多数見受けられました。

なぜ、ひどいと言われてしまうのか?その理由について考察してみました。

管理人

ひどい理由①吹き替え

ひどいと言われる理由の1つ目は、吹き替えのひどさです。

2012年の劇場公開時に日本語吹き替えバージョンで主人公のエリザベス・ショウを演じたのは、当時テレビドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で注目を集め、バラエティ番組やCMに引っ張りだこの人気者だった女優の剛力彩芽さんでした。

おそらく『エイリアン』シリーズを知らない若い世代の劇場動員を増やすために起用されたのだと思いますが、声優としての経験がほとんどなく、ましてやドラマでの演技力も不十分であった彼女の吹き替えは違和感たっぷりで映画ファンから大不評でした。

そのため、映画全体の「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。

管理人

ちなみに『プロメテウス』に続いて2014年の大ヒット作『X-MEN:フューチャー&パスト』でも、劇場公開時に剛力彩芽さんは主要キャラクターであるレイヴン・ダークホルムを演じましたが、こちらも映画『プロメテウス』同様に大きな批判を集め、それ以降は彼女がハリウッド作品の吹き替えを担当することはなくなりました。

これだけ批判を集めてしまっているので、仕方ないのかもしれません。

あまりに不評だったせいなのか、2015年に劇場公開時にカットされた未公開シーンを追加した完全版「ローグエディション」が映像ソフトとして発売された際は声優の牛田裕子さんによって新録される結果となりました。

ハリウッドの作品が日本で劇場公開される際に、吹き替えで有名俳優やアイドルが起用されるケースはよくありますが、その多くが不評を集めています。

話題性である程度の劇場動員は見込めるのかもしれませんが、作品自体の低評価につながってしまいますし、起用された俳優たちも批判を浴びてしまうなど、作品にとっても起用された俳優たちにとってもマイナスに働くことの方が多い気がします。

管理人

やはり、吹き替えはプロの声優さんたちが担当する方が良いのかもしれません。

ひどい理由②エイリアン登場シーンが少ない

ひどいと言われる理由の2つ目は、エイリアンの登場シーンが少ない点にあります。

前日譚であるということから、エイリアン誕生の起源がついに明らかになるのではと期待していた方もいたかと思いますが、蓋を開けてみると、人間の誕生の起源とされるエンジニアのエピソードがほとんど。

主人公エリザベスのお腹から誕生したエイリアンがエンジニアを襲うシーンなどはあるものの、これまでの作品と比べるとエイリアンの登場シーンが少なく、物足りないと感じた方が多くいたため「ひどい」という感想につながったと考察できます。

ひどい理由③難解なストーリー展開

ひどいと言われる理由の3つ目は、難解なストーリー展開です。

これまでのシリーズがかなり単純化されたストーリーだったのに対して、映画『プロメテウス』はこれまでのイメージを一新するためなのか、人間の創造主で言わば神のような存在であるエンジニアが登場し、旧約聖書のような思想が盛り込まれ、重厚な作品に仕上げようとしています。

そのため、これまでのファンの中には拒否反応を示す方もいて、「ひどい」という感想につながったと考察できます。

多くのファンが求めていたのは、エイリアンvs人間という単純な図式だったのかもしれません。

管理人

ひどい理由④謎だらけの設定

ひどいと言われる理由の4つ目は、謎だらけの設定です。

映画『プロメテウス』は謎に包まれた設定が多数存在します。

例えば、デヴィッドが見つけ出した生物兵器と思われる黒い液体です。

デヴィッドが黒い液体をシャンパンに混入させたことから、エリザベスがエイリアンを妊娠する結果を招きましたが、結局この黒い液体が何なのかも分からないままですし、なぜエンジニアがこのような兵器を作り出したのかについても全く明らかになることはありません。

また、エンジニアがなぜ黒い液体を地球に拡散しようとしたのかについても謎のままとなっています。

管理人

結局エイリアンの誕生の起源についても明らかにならず、エンジニアがなぜ人間を作り出したのかについても謎のままとなっており、そんな謎だらけの設定にモヤモヤを感じてしまった方が多く、「ひどい」という感想につながったと考察出来ます。

『プロメテウス』のあらすじ

以下、映画『プロメテウス』のあらすじです。

『プロメテウス』のあらすじ|惑星LV223へと向かうプロメテウス号

考古学者のエリザベスとチャーリーは、これまで古代遺跡で発見した壁画が全て共通してある未知の惑星を示していることを知り、その惑星に人類の起源が隠されているという説を提唱し、ウェイランド社の調査チームとともにプロメテウス号に乗って未知の惑星へと向かいます。

船員たちが冷凍睡眠に入っている間の船の管理はアンドロイドのデヴィッドが行っていました。

未知の惑星LV223に近付き、冷凍睡眠から目覚めた船員たちの前で同行する事が出来なかったウェイランド社の社長ピーターの映像での挨拶に続いて、チャーリーが惑星には人間を創造したエンジニアと呼ばれる宇宙人が存在し、彼らが調査対象であることを伝えます。

しかし、ウェイランド社の重役であるメレディスは計画に懐疑的でエンジニアを発見した際にコンタクトは取らずに自分に報告するように忠告します。

『プロメテウス』のあらすじ|人類誕生の起源の鍵を握るエンジニアが残した謎の施設

LV223に辿り着いた一行は巨大なドーム型の岩山を発見し、すぐに調査に向かいます。

岩山の内部は空気が清浄化する機能が備わっており人工的に作られた施設であったことが判明し、さらに奥に進むとエンジニアと思われる死体が転がっているのを発見します。

直後に台風が発生し、慌てて船員たちはエンジニアの頭部を持ってプロメテウス号に戻ります。

混乱の中、アンドロイドのデヴィッドは施設で発見した円筒の容器を内緒で船に持ち帰っていました。

デヴィッドは円筒の中から動めく謎の黒い液体を採取し、エンジニアのDNAが人間のものと一致しているという結果を受けて物思いに耽っていたチャーリーの元を訪れ、黒い液体を混入したシャンパンを振る舞うのでした。

何も知らずにシャンパンを飲みほしたチャーリーはエリザベスの元を訪れ、クリスマスの夜ということもあり、激しく愛し合いました。

一方、施設からの脱出に出遅れてしまった科学者のミルバーンとファイファールドは円筒の黒い液体から出現した謎の生物に襲われてしまいます。

『プロメテウス』のあらすじ|明らかになるウェイランド社の野望

翌朝になり、行方不明となった二人の科学者を探しに再び施設へと向かう一行でしたが、変わり果てたミルバーンの遺体を発見した直後にチャーリーの体調がみるみるうちに悪化し、プロメテウス号へと戻ります。

しかし、船内への感染を危惧したメレディスは乗船を拒否し、覚悟を決めたチャーリーはメレディスによって焼け払われます。

謎の生物によって強酸をかけられたファイファールドはプロメテウス号に戻ってきますが、ゾンビのように凶暴化し、船員たちを次々と襲ったため、船長のヤネックが止むを得ず退治します。

一方、ショックによって気を失ったエリザベスが目覚めると、デヴィッドから妊娠3ヶ月の状態であると知らされます。

胎児が地球外生命体であることを知らされたエリザベスは、どうにか自動手術装置によって胎児を摘出し、装置内に閉じ込めて逃げている最中に同乗していないはずのピーター・ウェイランドの存在を発見します。

ウェイランドの不老不死の実現のためにエンジニアに会いに行くことが今回の計画の目的であったことが明らかになり、計画は失敗だったとエリザベスは訴えますが、秘密裏に施設について調査をしていたデヴィッドからエンジニアの生き残りが冷凍保存されていることを知らされ、再びエリザベスと一行は施設へと向かうのでした。

以上、映画『プロメテウス』のあらすじでした。

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『プロメテウス』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『プロメテウス』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|エイリアンの前日弾をリドリー・スコットが描いたシリーズ5作品目

映画『プロメテウス』は、1979年に公開され、その後大ヒットシリーズとなった「エイリアン」シリーズの5作品目として2012年に公開されました。

1作目の監督を務めたリドリー・スコットが再びメガホンをとり、エイリアン1作目の前日談を描くということで公開前から映画ファンの中で大変な話題を呼んでおり、エイリアン誕生の謎が明らかになるのではと期待を寄せていた方も多かったと思います。

ストーリーについては、主人公である女性考古学者のエリザベスは、古代遺跡の壁画で示されていた惑星に人類の起源の謎が隠されているという仮説を持ち、ウェイランド社が選抜したメンバーとともにプロメテウス号に乗ってLV223という惑星に向かい、惑星に残されていた巨大なドーム型の施設に足を踏み入れ、エンジニアと呼ばれる人類の創造主の死体を発見するところから大きく展開していきます。

管理人

エイリアンの起源よりも壮大な人類誕生の起源について触れた内容に驚いたという方も多かったのではないでしょうか。

ですが、主人公が女性であることや謎のドーム型の施設に足を踏み入れ、悲劇が始まっていくという設定は1作目を彷彿とさせ、シリーズお馴染みのショッキングな描写も盛り込まれています。

例えば、エンジニアが作り出したであろう黒い生物兵器を体内に取り込んでしまった恋人のチャーリーと性交をしたことにより、地球外生命体を妊娠してしまったエリザベスが自動手術装置によって胎児を取り除くシーンは非常に痛々しく描かれており、妊娠中の方は鑑賞を控えることをオススメします。

映画の終盤で今回の計画が若さを取り戻したいと考えているウェイランド社の社長がエンジニアに知恵を借りようと考えていたことが明らかとなり、再びエリザベスたちは施設を訪れ、冷凍睡眠していたエンジニアとのコンタクトに成功します。

しかし、突如として怒り狂ったエンジニアによって社長は殺害、そしてアンドロイドのデヴィッドも破壊されてしまいます。

施設は実は巨大な宇宙船になっており、生物兵器を地球上に散布しようとしていることを知ったエリザベス。

船長のヤネックたちが自らの命を犠牲にして、プロメテウス号を衝突させてエンジニアの宇宙船を破壊することに成功しますが、なおも執拗にエンジニアはエリザベスを追いかけてきます。

絶体絶命の危機に晒されるエリザベスですが、機転を利かせ手術室に閉じ込めた巨大化した生命体を解放し、エンジニアは生命体の餌食となります。

このあたりの展開は手に汗握るものとなっており、シリーズの醍醐味ともいえる金箔を感を楽しむことが出来ます。

その後、故障寸前のデヴィッドとともにエリザベスがエンジニアたちの故郷を目指して惑星を出発するという展開で映画は終わりを迎えます。

管理人

エンジニアや生物兵器たちの山積みの謎について、明確な答えがないまま映画が終わってしまうため、消化不良に感じてしまう方もいたと思われますが、これまでのシリーズ以上に重厚なSF作品に仕上がっており、リドリー・スコット監督の才能を感じることが出来ます。

エイリアンシリーズという先入観を取っ払って鑑賞する方が、より作品を楽しむことが出来るかもしれません。

『プロメテウス』のみんなの口コミ評判レビュー

『プロメテウス』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「SFファンやエイリアンシリーズのファンにはぜひ観てほしい作品」「初代エイリアンを思い出させる場面がいろいろあって楽しめた」「話の展開がかなり遅くストーリーが薄っぺらい印象」「エイリアンシリーズとセットで鑑賞することをお勧め」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

とって付けたような「エピソードゼロ作品」とは一線を画している前日譚。

というのも『エイリアン』の最初のシーンに登場した謎の存在であるスペースジョッキーがきちんと登場して、その正体が分かるのです。

これだけの歳月を経てからきちんと伏線を回収する辺り見事です。

内容はというと賛否両論あるものの自分的にはとても良く出来ていたと思います。

舞台がよく分からない惑星であり、そこで起こる奇奇怪怪な現象をスペースホラーとして見ても面白いし、エイリアンシリーズファンなら上記した伏線が回収されるだけでも満足出来るかと思います。

初期の頃のエイリアンシリーズに見られた「宇宙の静けさ」とそれに反比例するような「恐ろしい出来事」の効果がこの作品でも見る事が出来ます。

もしかしたらやたら大袈裟なCGやサウンドトラックがないためそれに耐えれないので現代では今ひとつ評価されないのかも知れないです。

とにかく、エイリアンシリーズが好きな人は必見です。

40代男性

★★☆☆☆星2

大好きなエイリアンシリーズの前日譚でリドリー・スコット監督ということでかなり期待をして見ました。

残念ながら期待ハズレでした。

冒頭の重厚なSF映画が始まる感じは良かったです。

ただ話の展開がかなり遅くストーリーが薄っぺらい印象でした。

理解できなかったところもあり話になかなか入り込めず何が起きてるの?と疑問に思う展開が多かったです。

1番残念なのは肝心のエイリアンがなかなか出てこないこと。

エイリアンが見たいのになかなか出てこないのではやはり物足りないです。

美しく存在感のあるシャーリーズ・セロンやリドリー・スコット監督らしい芸術的な映像美は凄く良かったのですが今までのエイリアンシリーズと比べると退屈でした。

40代男性

★★★☆☆星3

最初、ほとんど前情報なしで観たので、映画『プロメテウス』が『エイリアン』シリーズの続編(正確には前日譚)であるとは知りませんでした。

しかし独特の造形美に「おや・・・?」と思い始め、クリーチャーの登場に「あーこれエイリアンじゃん!」と一人興奮したのを覚えています。

遺跡のシーンがとても美しく、印象に残っていますね。

正直正式なナンバリングタイトルよりは内容のインパクトには欠けるのですが、こうやって何らかの形で続編が作られることは嬉しいです。

VSプレデターの方がエンタメとしては勝っているとは思いますが、リドリー・スコット監督の描く美しい宇宙世界や未来の技術、SF映画としての面白さは映画『プロメテウス』の方が勝っていると思います。

どちらもエイリアンという不屈のモンスターを描き続けてくれるので好きなのですが。

30代男性

★★★★☆星4

前日譚ということなので、事前に過去作品を見ておいた方がつながりが分かりやすくていいかなと思える場面もありますが、特に見なくてもわかりやすいですし見てもらっていいと思えるような作りをしています。

ネタバレもやや含みますが、エイリアンに関して人類が関わっていたという痕跡があり、そこからエイリアンがいる星を訪れたチームがいかに巻き込まれていくかという点やうずめく陰謀がとてもよく描けていたと思います。

ただ、道の生物であるエイリアンに人間が関わっているというのはやや違和感があるなと思いますが、独立した作品としてみればまあまあ悪くないかなという感じです。

後は、ちょっとでもエイリアンシリーズを知っていると「あっここは」と思える点もちょくちょくありました。

30代男性

★★☆☆☆星2

タイトルにいつも惹かれて、これまでエイリアン関係の映画をほとんど観てきました。

『エイリアン』の前日譚としてつくられた映画だと思いますが、エイリアンの他作品(エイリアン、エイリアン2.3.4)と、申し訳ございませんが、さほど大きな違いはない、ほとんど変わらないストーリーだと思いました。

しかし他のエイリアン作品に比べると私的には少しストーリーが難しくも感じました。

お腹を手術するシーンでは、物すごく映像がリアルでドキドキする瞬間ではありました。

あと宇宙船の扉にエイリアンの手が挟まれたときは、ゾクゾクとしました。

全体的には、前半は面白く見れたのですが後半は少しダレました。(時間が後半長く感じました。)

ストーリーの展開がありきたりかなと思うのですが、だいたい同じエイリアン作品はストーリー的にほとんど似ているのは仕方ないことなのでしょうか。

20代女性

★★★★☆星4

『エイリアン』の前日譚なのだが、あのシリーズ特有のグロさ・閉塞感は健在です。

未知の惑星でじわじわと「何か」に寄生されたり、謎の生物が体内で育ったりと人間の生理的な恐怖に直結するような表現は見事でした。

特に主人公(女性)の胎内で何かが育ってそれを機械で除去するシーンは見ていて恐ろしいです。

妊婦さんや妊娠予定のある人とかは見ない方が良いです。

違いがあるとすればエイリアンシリーズは個体がしっかり存在していて、それ自体が怖い・・という感じなのに対して『プロメテウス』は未知の惑星での出来事なので、実態の無い・未知の存在による恐怖みたいな部分があります。

『エイリアン1』の冒頭のシーンに出てきたスペースジョッキーがきちんと登場したりと、伏線を長い期間かけて回収している辺りも見事だと思いました。

エイリアンがどういう風に誕生したか、という所まで最後のシーンで分かりますのでエイリアンシリーズが好きな人は見た方が良い作品

40代男性

★★★☆☆星3

映画『プロメテウス』は『エイリアン』シリーズの生みの親であるリドリー・スコット監督の作品という事で期待していました。

『エイリアン』シリーズはナンバリングの4作品だけでなく、『プレデター』シリーズとのクロスオーバー作品である『エイリアンVSプレデター』の2作も視聴済みで、個人的にはどのようなエイリアン(ゼノモーフ)が登場するのかが気になっていました。

また、初代エイリアンに登場した宇宙船や、スペースジョッキーと呼ばれる宇宙人についても謎が解き明かされると期待していました。

私と同じような感覚でこの映画を鑑賞された人は多かったと思います。

映画『プロメテウス』を視聴したファンの多くからは否定的な意見が多く出ており、私もそれらの意見に同意できる部分があった事は事実です。

しかし、SFホラー作品に相応しい素晴らしい映像や、恐ろしい謎の生物(敢えてエイリアンとは書きません)のデザインには感動させられました。

過去のエイリアンシリーズを見て映画『プロメテウス』も気になっている方、特に『エイリアン』という生物のデザインや設定に惹かれた方は一度鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

なお、惑星惑星LV-426にあった謎の宇宙船はどこから来たのか、どうしてエイリアンの卵が大量にあったのかなど、一部の謎は続編である『エイリアン コヴェナント』へと続きます。

こちらもエイリアンそのものに興味がある方にはオススメの一本と言えるでしょう。

『プロメテウス』だけでは消化不良に終わる人も多いと思いますが、どうせこちらを見るのであれば続編も続けて鑑賞される事をお勧めします。

30代男性

★★★☆☆星3

エイリアン好きのために作られたような『プロメテウス』。

リドリー・スコット監督と聞いただけでワクワクが止まらない往年のファンも多いと思います。

エイリアンシリーズを知らない人は過去の作品を見て予習しておいたほうがいいでしょう。

エイリアンの前日譚ですが、希代の地球外生命体のグロテスクさはパワーアップし、あの気持ち悪い造形はもはや芸術の域。

宇宙船「プロテウス」のカッコよさにも注目です。

人類の起源をたどる宇宙の旅が描かれておりスケールの大きさを感じます。

また、素晴らしい映像美にも圧倒されました。

ストーリーは難解で何度か見直さないと理解できない部分もあり、そこでこの作品の好き嫌いが分かれるかもしれません。

エイリアンにつながるシーンはやっぱり「待ってました!」となりますね。

50代男性

*映画『プロメテウス』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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