映画『鳩の撃退法』につまらないという評価が多数!?実話なのか結末ラストも考察&原作との違いやキャスト相関図も解説!
2021年8月27日公開の映画『鳩の撃退法』。
2014年に出された佐藤正午による原作小説を映画化したもので、2015年には第6回山田風太郎賞を受賞しています。
原作は上下巻1000ページ近くなるもので、映画化はできないとも言われていましたが、タカハタ秀太監督により見事に作り上げられています。
富山を舞台に、現実と小説が交錯する謎解きエンタテイメントです。
『鳩の撃退法』の口コミ評判レビューには、
- ラストが全く予想できず、最後までハラハラしながら楽しめた
- 観終わったあとに考察が止まらなくなる映画
- 賛否両論のラストなので好みが分かれる作品
- 現実と小説がリンクする不思議な内容が複雑だった
- 消化不良に感じる結末だった
- とても良く出来た、面白い作品
- 何度も観ないと少し理解しづらい映画
- ミステリーの伏線や最終的な結末まで納得できるものばかりで面白かった
という声が多数集まっています。
- 『鳩の撃退法』はつまらないという評価が多数!?
- 感想評価と口コミ評判レビュー(ネタバレ有り)
- 鳩の撃退法は実話映画なのか。
- 原作小説との違いや幸地秀吉は何者か。
- 結末ラストについて解説考察
- 鳩の撃退法のキャスト相関図
- 鳩の撃退法のあらすじ
もし、まだあなたが一度も「」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
『鳩の撃退法』はつまらないという評価が多数!?感想評価と口コミ評判レビュー(ネタバレ有り)
(以下、映画「鳩の撃退法」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(ネタバレ含む)|妄想か現実か
警察や倉田から追われる身となってしまった津田は、知り合いの伝手を頼って東京へ逃げる事にします。
その最中、倉田が率いるヤクザに捕まってしまったため、見逃してもらう代わりに遺産の3000万円と偽札を引き渡す交渉を取り付けます。
こうして命からがら東京へ逃げてきた津田は、これまでに起こった出来事を思い出し、彼が想像した結論を含めた小説を書く事を決意します。
そして、実は倉田と幸地は知り合いで幸地の失踪事件と偽札事件は裏で繋がっていたと推理し、幸地が誤って偽札を紛失してしまった事から全てが始まったのだと結論づけ、この物語はラストを迎えます。
今作は登場人物皆が特徴的な人ばかりであり、名探偵が登場するまでのシーンはミステリーの王道と言う要素が満載です。
管理人
中学生がわかるような語彙を中心に約2時間やりとりが繰り広げられることから、誰にでも親しみやすいシチュエーションが網羅されています。
推理するまでのプロセスにおいて、さまざまな伏線を張っているということが本作の一番の魅力となります。
しかし、推理の結末を知ってしまえばあまりにもお粗末でがっかりといった感想が真っ先に出てしまいました。
藤原竜也演じる主人公のキャラクターは前向きなタイプで好感が持てます。
ただ、共演者がもう少し深い演技をしなければ、ラストまで常識ある大人が楽しめるかがどうしても疑問に感じてしまいます。
というのも、今作がつまらないのでは最も言われてしまうガッカリするところがラストの終わり方です。
「映画が終わったときに明確な回答が欲しい」という人にとっては「結局、津田が書いていた小説はノンフィクションだったの?フィクションだったの?」という終わり方で消化不良に感じると思います。
管理人
逆に「結末について明確な回答は避けて鑑賞者の想像にお任せします」というのが好きな人の評価は高いものかと思われる作品です。
一部の口コミなどでは「鳩の撃退法はつまらない」などと評価されたりするのも見かけます。
しかし、問題部分は結末部分だけだと思うので、内容に関して「つまらない」という評価をする方はあまり多くはないと思います。
つまらないとの評価は少数?皆んなの口コミ評判レビュー「ミステリー物としては最高に楽しい作品」「ラストはモヤモヤしてしまう終わり方」
映画『鳩の撃退法』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「映画が終わったときに明確な回答が欲しいと思う人にはつまらない作品かもしれない」「伏線やその回収、場面が結構変わるので、なかなか頭の中で理解しずらかった」「原作同様にとても面白い作品だった」「起承転結がはっきりとしてすごい面白かった」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
原作を拝見させて頂いており、とても楽しみにしていた作品です。
前に佐藤正午の小説を初めて読んだ時のワクワク感があり、そこから、ファンとして作品に注目しておりました。映像化されたらどの様になるのかとても気になりました。
今回久しぶりに映画として再開。そしてとても面白かった。
時系列が入り混じる、小説と現実も見事に融和しているけど、全く違和感を感じなかったです。むしろ次はどうなるかとワクワクするストーリー展開。物語を紐解くというより一緒に漂う感じを味わう事ができました。
メインキャストの藤原竜也と風間俊介、豊川悦司など、舞台で鍛えられた役者たちの存在感は圧倒的で、この配役だからこその作品だと感じました。
そして、次々に出てくる役者のラインナップ、お見事です。
30代男性
★★★☆☆星3
予告編を見て、どんでん返し系なのかな?と思い見に行きました。
元直木賞作家の津田伸一の周りで起きた一家失踪事件や偽札事件など軸に実際に起きたこと、津田伸一の想像の部分を織り交ぜながらストーリーは進んでいきます。
そのため若干内容を理解しにくく、最初はやや混乱しました。
慣れてしまえば、話自体は面白く小説家ならではの展開や表現を楽しめました。
ただあくまでも津田伸一が考えた「本当は裏でこんな事があったんじゃないか」という想像なので、実際どうなったのかは分からず少しモヤモヤする部分もありました。
この部分が今作のつまらないと言われてしまうところなのかなとも思いました。
また、津田伸一以外の登場人物の背景が薄く、行動に説得力がない場面がありました。
ラストがよく分からず結局どうなったんだろう…と個人的にはモヤモヤしてしまいました。
20代男性
★★★★★星5
今回の作品はミステリーと言うことと藤原竜也さんが主役と言うことで見に行きました。
作品の随所に伏線が張り巡らせられているため、最初の方では何気なく見ていたシーンが最後伏線回収のシーンでは綺麗に回収されていく様は気持ちよさすら感じました。
ミステリーの伏線や最終的な結末まで納得できるものばかりでミステリー物としては最高に楽しい作品となってました。
一方で全体的にダークな雰囲気も漂っているので明るい作品が好きという方にはもしかすると今一つ楽しめなかったり、つまらないと思ってしまう作品かも知れません。
人間の欲の深さと少しの勘違いや行き違いが大きな悲劇を起こしてしまうこともあると感じさせられました。
もう一度伏線を知った状態で見るのも面白いかもしれません。
20代女性
★★★★☆星4
映画館で見る宣伝がとても良くて、楽しみにしていました。期待を裏切らず、楽しめる内容でした。
最初の方、シーンが細切れで違和感を感じるほどでしだ。しかし、ストーリーが進んで謎が解けるにつれ、そのシーンが頭の中でも繋がっていき、おお!となりました。
いわゆるモブと思われていたキャストが、後半になって「あんた、これだったのかよ!」と頭の中でツッコミを入れることもしばしば。
それぞれのキャラクターが良い味出していました。
特に良かったのが、風間俊介さんと西野七瀬さん。風間さんの役は本当に重要で、特に後半に見せる狂気じみた演技が、さすが風間さんでさした。
西野さんに関しては、スピンオフでもう一作作れるのではないかと思いました。家族とのシーンも見てみたいし、ミステリアスでとても素敵でしだ。
ラストさえきっちり終わっていれば星5の評価でした。
30代女性
★★★★★星5
鳩の撃退法は藤原竜也さん主演の映画で、私自身藤原竜也さんの出演している作品が好きなので興味を持ち観にいきました。
風間俊介さん演じる幸地秀吉と藤原竜也さん演じる津田伸一との出会いがきっかけで繰り広げられるストーリーは、過去と現在が交差し、現実と小説がリンクする不思議な内容がとても複雑で頭をつかい考えながら観るので、作品にのめり込めてとても楽しかったです。
タイトルや、あらすじを見た感じですと難しいミステリーやサスペンス作品のように感じますが、実際みてみると難しい内容の中にも笑えるコメディー要素があったり、最後にはとても感動できるシーンもあり思っていたより堅苦しくなく楽しんで見ることができとても面白かったです。
20代女性
★★★★☆星4
藤原竜也さん、風間俊介さんという出演していると不穏な空気が流れてなにかと疑ってしまう俳優2人が共演されている映画です。
現実の世界なのか小説の世界なのか、どこからが小説でどこからが現実なのかわからず最後までハラハラドキドキでした。
運転中の主人公に後部座席から本人の語りが入る、などおもしろい演出も多く様々な考察が飛び交う映画です。
最後まで現実であるとの考えもできますし、最初のカフェで2人が出会うシーンだけが現実であろは全て小説の中の出来事だとの考えもできます。
小説と現実がリンクしているのか、全てが小説なのかはっきりとわからない面白さがあります。
同時にこの分からない曖昧な部分が人によってはつまらないと評価されてしまうものかとも思いました。
また、エンドロールで小説の原稿が出てくることで最後の最後に混乱させる手法が上手でした。
30代女性
★★★★★星5
はじめにこの映画を観るにあたって前情報や期待値は全然なく、正直あまり期待してなかったです。
しかし、この映画を観た後は、あっという間に終わってしまい、登場人物の豪華さや話の伏線の多さやその回収に、ひと時も目を離せなかったという感想です。
「津田伸一」を演じる藤原竜也さんはデスノートやカイジのイメージが強く、「いつも同じ様な演技だな」と感じていました。
しかし、この作品の主人公はダメ人間だが、その人間が本当に存在しているかのような藤原竜也さんの演技に圧巻した。
その他に気になった役者さんは、「沼本」を演じた西野七瀬さんです。
乃木坂46のアイドルに演技を全く期待していなかったが、富山県?の方言をとても良く再現出来ていたし、演技もかなり「沼本」を表現出来ていたと思う。
最後にこの作品は伏線やその回収、場面が結構変わるので、なかなか頭の中で理解しずらい。
(良い意味で)なのでDVDが発売されたら、早速買って何度も流し見をして色々な角度から深めて観ていきたいと思っている。
小説も気になり、本屋をうろうろしてしまいました。とても良く出来た、面白い作品だと思います。
30代男性
★★★★★星5
『鳩の撃退法』というタイトルだけ聞かされ、彼女に連れて行かれました。
最初はジャンルや出演者等全く知らずみたのですが、起承転結がはっきりとしてすごい面白かったです。
しかし、少し頭を使ったので、あらすじを全く見ずにみることはあまりお勧めしません。
あらすじを知らず見た彼女は映画終了後に私にどのような内容だったのか、最後こうなったよねと確認する程、しっかり観ていないとこんがらがる部分もあると思います。
全体的には、現実に起きたことを小説に書くというスタイルで進められていました。
しかし、終盤にはその構図がひっくり返り、小説に書いたことを現実に引き起こすような描写となっていて非常に面白いなと感じました。
久しぶりに、頭を使った映画を見たなと感じました。20代男性
*映画「鳩の撃退法」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
鳩の撃退法は実話映画なのか。原作小説との違いや幸地秀吉は何者だったのか、結末ラストを解説考察
『鳩の撃退法』は実話で、失踪事件や偽札事件は実際に起きた事件を元にしているのかを考察
本作品では、失踪事件や偽札事件といった実際に起きたかのような事件がリアルな描写で描かれています。
しかし、結論からいえば本作品に登場する人物や事件は全て作られたもので、実話ではありません。
津田という小説家が実在の事件を元にした小説を書きながら謎を解く話ということで、原作者である佐藤正午さんが体験した実話なのではないかと混同されて、『鳩の撃退法』が実話ベースの話ではないかと思われたものだと思います。
原作『鳩の撃退法』との違いについて。
原作を読んだ上で今回の映画を鑑賞しました。
物語構成や語られる視点などに多少の違いはあったものの、全体を通して原作に忠実に作られているなという印象を持ちました。
しかしながら、原作では上下巻に分けて複雑な人間関係を描いていたので、2時間程度の映画内に収めようとするのは無理があったようにも感じました。
けれど、映像化不可能と呼ばれていた本作品を、様々な制約がある中で原作の要素を消さずに描き切ったところは一見の価値があるとも思います。
30代男性
幸地秀吉は何者だったのか?結末ラストについて解説考察
本作品では、どこからどこまでが真実なのかわからない作りになっている事から、これまでにも見た者の間で様々な考察が行われてきました。
そんな中、本記事においては物語のキーパーソンでありながら序盤で失踪してしまう幸地秀吉の正体について考察していきたいと思います。
まず、幸地とはどんな人物なのでしょうか?
30代男性
分かっている事としては、富山にあるバーの店主で妻と4歳になる娘を持つ男性。
また、津田と出会った日を境に家族3人で行方不明となってしまうという事です。
これらは物語の中で幸地本人もしくは幸地を知る者から語られるので確かな情報だといえます。
では次に、幸地と倉田健次郎の繋がりについて考えていきたいと思います。
物語の終盤、津田は幸地と倉田が義兄弟であると推理し、偽札は倉田から預かっていたものを幸地が誤って紛失してしまったのだと結論づけるシーンがあります。
このシーンから幸地と倉田は密接な繋がりがあったと考える人が多いようですが、これらはあくまで津田の妄想としての結論なので真実とは言いにくいと思います。
しかしながら、物語のラストで幸地が倉田の車に乗り込む姿は津田の目で見た真実なので、2人に何らかの繋がりがある事は間違いないといえます。
従って今回の結論としては、幸地秀吉という人物は倉田と何らかの繋がりを持っているものの、その繋がりがどういったものなのか、また失踪の原因や偽札事件への関連は不明と考察します。
管理人
なんとも曖昧な結論になってしまいました。
しかし、どこまで真実か分からないように作っている本作品の特性上、これは致し方ない事なのかもしれません。
鳩の撃退法のキャスト相関図
映画『鳩の撃退法』のキャスト相関図は、このようになっています。
鳩の撃退法のあらすじ
(以下、映画「鳩の撃退法」のあらすじです。)
鳩の撃退法のあらすじ|幸地秀吉の失踪
直木賞受賞作家でありながら富山の小さな街でデリヘル専門のドライバーをしている津田は、ある日に行きつけの喫茶店で幸地秀吉という男と出会います。
津田が読んでいた本『ピーターパンとウェンディ』をきっかけに話は盛り上がり、今度会う事があれば幸地にこの本を貸すという約束をして別れます。
しかし、幸地はその日を境に行方知れずとなり、一家三人神隠し事件として新聞記事になるほどの事件に発展していってしまいます。
鳩の撃退法のあらすじ|古本屋の店主が残したもの
幸地が行方知れずとなって一ヶ月。
津田は馴染みにしていた古本屋の店主が亡くなったという知らせを聞き、店を訪れます。
そこで彼が見つけたのは、気づかぬうちに失くしていた『ピーターパンとウェンディ』の本とページの間に挟まっていた3万円。
そして店主が津田のために残した3000万円という大金でした。
店主から大金を渡されるほど親しい仲になっていたわけではないため、津田は残されたものに違和感を覚えます。
しかし、3000万円という大金に目がくらんで全て受け取る事にしてしまいます。
鳩の撃退法のあらすじ|偽札
思わぬ大金に喜びを隠せない津田は、浮き足立った気持ちのまま、本の間に挟まれていた3万円を早速知り合いの理髪店で使用してしまいます。
しかしながら、なんとその3万円は偽札だった事から警察が出動する事態へと発展します。
さらには、偽札づくりを行っていたとされる裏社会のボス・倉田健次郎からも目をつけられてしまい、津田は様々な人物から追われる身となってしまいます。
以上、「鳩の撃退法」のあらすじネタバレでした。
果たして、津田はどうなってしまうのでしょうか?
幸地の失踪も絡んだ結末を知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。