『アバター』の感想評価やあらすじネタバレ!続編や映画シリーズについても解説
2009年12月23日、日本公開の映画『アバター』。
『ターミネーター』や『タイタニック』などの名作映画を手掛けてきたジェームズ・キャメロン監督作品です。
今でこそ当たり前となっている3D映画ですが、『アバター』公開当時の3D映像は革命をもたらし、映画界に3D映像を浸透させたとも言われる作品です。
『アバター』の口コミ評判レビューには、
- DVDやテレビ視聴では満足度が低く感じられてしまうと思う
- 今観ても新しいと思うほどの映像美
- ロマンチックで泣かせるポイントも心得ている作品
- ジェームズキャメロンの作品らしく良い映画
- 少しも飽きることなく、見終えることができた
- 3D映像を映画界に浸透させた作品
- ハラハラドキドキする場面が多く飽きない展開
- 新たな世界観と映像美を感じられる最高の映画
という声が多数集まっています。
- 『アバター』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
- 『アバター』のあらすじ
- 『アバター』続編はいつ?アバターの映画シリーズについて解説
- 『アバター』の興行収入は今でも世界1位
もし、まだあなたが一度も「アバター」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
U-NEXTなら、初回付与ポイントを使って新作品も実質無料で観ることができますよ!
見放題作品もあり、おすすめです!
目次
『アバター』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「アバター」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|環境破壊へのメッセージが込められたSF超大作
本作『アバター』は、『タイタニック』や『ターミネーター』など数多くのヒット作を生み出した巨匠ジェームズ・キャメロンが2009年に発表したSF超大作となっております。
公開当時、初の3D公開映画として話題を集め、2019年に抜かれるまで10年もの間、世界興行収入1位の大ヒットを記録しました。
なんといっても、この作品の魅力はその映像にあります。前述したように初の3D公開映画ということで当時の最新技術が集結した迫力のある映像は素晴らしく、第82回アカデミー賞において視覚効果賞を受賞するなど高く評価されました。
ですが、この映画の素晴らしい点は映像だけではなく、環境問題への強いメッセージが込められたストーリーにもあります。
RDA社からの攻撃からナヴィたちを救うために人類という立場を捨てて立ち向かうジェイクの姿は非常に勇敢で、彼の精神的な成長を垣間見ることが出来ます。 管理人
そんなジェイクの姿を見て、感化されたナヴィたちも一致団結しての攻防の末にRDA社の壊滅に成功します。
戦闘シーンの迫力は素晴らしいものがあり、間違いなくこの映画のハイライトと言えると思います。
ジェイクがナヴィを救った理由は、私利私欲のために環境を破壊し続け、惑星を滅ぼしていく人間たちよりも、自然と共存しながら生きるナヴィたちの純粋な魅力や思想に感化されたことが大きいと思います。
下半身不随で生きながら死んでいるようなどん底にいたジェイクが映画の序盤でアバターと出会ったことにより、徐々に生命力を取り戻していく姿が非常に印象的でした。 管理人
ラストでジェイクがナヴィになったことにより、より良い宇宙の未来に向けてナヴィと人類とが共存していくことを期待させながら映画は終わりを迎えますが、RDA社を壊滅させたとしてもエネルギー不足が全く解消されていない他の人類がこのまま黙っているとも思えませんので不平不満は続出し、共存の道は非常に困難を極めることが予想されます。
続編の公開も予定されているということで、今後どういったストーリーが展開されていくのか非常に興味深いです。
作品で描かれたエネルギーの問題は現在の地球の状況を考えるとありえない話では無く、環境問題としっかりと向き合うことが今後の地球の未来には不可欠だというジェームズ・キャメロンの強いメッセ―ジを感じる事ができ、他の凡百のSF映画とは一線を画す練りこまれた世界観はさすがの一言でした。
圧倒的な映像技術と作り込まれた世界観は非常に完成度が高く、普段映画を観ないという方にも自信を持ってオススメできる作品です。
また、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストなどRPGゲームが好きな方にもオススメの作品ですね。
『アバター』のみんなの口コミ評判レビュー
『アバター』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「独創的なストーリーが見どころ」「CGを駆使した圧倒的映像美がすごかった」「ジェームズキャメロン監督の世界観が十分に表現されているオススメ作品」「綺麗な映像や感動する映画を好む方は好きな映画」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
アバターは2009年にジェームズキャメロン監督によって手掛けられた映画作品です。
世界興行収入は同監督作品のタイタニックを抜いて歴代一位に輝いた作品です。
同作品は3Dを駆使し主人公と観客とが同体験出来る、シンプルで分かりやすいストーリーなのが良い点です。
また、視覚効果の駆使によって3Dの迫力・臨場感がある作品なので、老若男女に問わず人気が出たのだと思います。
主人公が潜入し続けた結果、自身がしようとしている事への疑問がわいて、結果手助けをするという部分はよくある話ですよね。
異星人と人間とのセンチメンタルな交流は感情の移入がスムーズで、とても見やすい作品となっています。
一方で、当時3Dが限られた劇場でないと十分には楽しめず、一般家庭でのDVD視聴では満足度が低く感じられてしまう点では低評価な部分だと思います。
そのため、私はタイタニックの方が面白かったと感じました。
比重をリアルさに重きを置いた結果、ジェームズキャメロン監督の世界観が十分に表現されているにも関わらず、3D映像という部分のみが注目されてしまい、内容が頭に残りづらくなってしまった作品だなと思いました。
30代女性
★★☆☆☆星2
ジェームズキャメロン監督のアクションファンタジー大作。CGを駆使した圧倒的映像美は私たちをシネマ新時代に連れて行ってくれました。
とにかくナビィたちの世界が美しいです。だからこそ、より悪い人間が際立って悪として映りました。
環境問題、人類の多様性、様々な問題を組み込んだ素晴らしい作品なのですが登場人物にいまいち魅力を感じられませんでした。
また、単純に時間が長くて、私は途中で飽きちゃいました。
大ヒットし、アベンジャーズに抜かれるまでトップの座を守っていたようですが、2が公開されるとのこと。
さらなる進歩した技術で魅了してくれるでしょう。
40代女性
★★★★☆星4
SFとファンタジーが入り混じった作品です。最初の宇宙空間の3Dは想像以上に立体的でとても綺麗に感じ、とても良かったです。
パンドラに住む生き物たちなどその環境に至ってまで、その設定がまた良かったです。細かいところまでこだわり抜かれていると感じました。
そして、地球上の話ではないのですが、なんだかリアリティーをもって観ることができました
。見ているうちに、段々とヒロインのネイティリが可愛くみえてきました。初めて見た時は、そのビジュアルにびっくりしましたが。
ジェイクがアバターに乗り込むところから、ファンタジー感が強くなっていきました。
話しが進むにつれて、映画の世界に入りこみ、ワクワクした時間を過ごすことが出来ました。
40代女性
★★★★★星5
新たな世界観と映像美を感じられる最高の映画です。
当時としてはあまりない、新たな惑星とそこで活動するための肉体を作り遠隔操作するという斬新な発想が凄く魅力的な作品でもあります。
ストーリー自体も難しいものではなく、シンプルな中でも登場キャラクター1人1人の背景がしっかり描かれていて関係性もわかりやすいです。
この手の映画として観やすかった印象でした。
テーマとしても新たな惑星の先住民との争いというシンプルな題材で、SFなはずなのに現代の問題もテーマにしてるような深い作品になっていたのもポイントで、ただ映画を観てるだけなのに考えてしまうような内容です。
この映画はストーリー的には申し分ないが何よりも迫力と壮大な世界観を映像として完璧に作られていました。
もう一度見たくなってしまう感動もできる作品でした。
20代男性
★★★★★星5
この物語の最大の特徴は、自然の心地よさや風を地肌で感じることが出来るような、大迫力で神秘的な映像美があることです。
また、物語の中の色合いがとても色鮮やかで、ストーリーも印象に残りやすいので何度も観たくなる、魅力溢れる映画です。
さらに、その途中で流れる音楽が神秘的な映像としっかりと合っていて、物語の背景や雰囲気を更に良いものへと繋げてくれます。
この物語の良さである音楽や映像美で、芸術性を肌で感じることができます。
また最後のシーンでは、主人公はとても大きな決断をします。
そのことによって、私たちも前を向いて何事にも挑戦しようと思わせてくれる素敵な映画でした。
綺麗な映像や感動する映画を好む方は好きな映画だと思います。
20代女性
★★★★★星5
ジェームズ・キャメロンが制作・脚本・監督を務めた作品だけあって、エイリアン2やターミネーターシリーズに勝るとも劣らない期待通りの作品でした。
何より映像がとても美しくて、コンピューターグラフィックスもついにここまできたかという程の出来ばえでした。
エイリアン2の地球外生命体や、ターミネーターの機械が自我を持つなど、架空だけど何十年か先の未来でそういうことが現実に起こっても不思議ではないという事象を描くのはジェームズ・キャメロンらしく、本作でも人間がアバターという仮想媒体を通じて躍動するという現実に起こりうるストーリー展開を描いていたのは見事でした。
将来、仮想空間で本作のようなことが起こることが楽しみです。
40代男性
★★☆☆☆星2
一時期話題になった作品なので、私も「アバター」は印象に残った作品です。
過激な表現やグロテスクな表現があるという話も聞きましたが、そういうものが苦手な私でもそこまで嫌悪感はなかったです。
ただ、とてもアメリカっぽいストーリーだなと思いました。森の雰囲気やカラーはジブリっぽさを感じるところも合ったのですが、ストーリーは恋愛が絡んではいますが、最終的には武器を持ち出して派手に戦闘するシーンのほうが印象に残ってしまいます。
また、その戦闘シーンの迫力から、「アバター」独特の世界観を味わうよりも侵略する者と、守りたい者の戦争ストーリーのように観てしまいました。
映像の綺麗さからすれば、嫌いではないのですが、ストーリーはよくあるアメリカの戦争映画だと思いました。
30代女性
★★★☆☆星3
映画『アバター』は、3D映画の先駆けとなった映画です。『タイタニック』で知られる巨匠ジェームズ・キャメロン監督の作品です。
それまでの3D映画作品は、チープな作りのものが多く、実写と3Dをうまく融合させることは困難だと言われていました。
ですが、ジェームズ・キャメロン監督は当時の最新のSF撮影技術を導入し、誰よりも早く完成度の高い「アバター」と言う作品を世に送り出しました。
世界最高の興行収入歴代1位の作品として今もなおトップを走り続けています。感想としては、映画を見たと言うより、映像体験をしたという感じでした。
「人類がアバターを通して神秘的で美しい惑星に住む異星人と交流する」という設定のおかげで、美しい惑星の景色を3Dで見れたのはとても良かったです。
しかし、ストーリーはありきたりな設定でした。
先住民の土地を奪おうとやってきた主人公が、先住民たちと触れ合うことで味方となり、逆に土地を奪いにくる人間をやっつける。
「ダンス・ウィズ・ウルブス」等の過去映画を連想させられました。
せっかく最新技術の映像体験ができているので、ストーリーももうちょっと捻りのあるものだったらもっと面白いかったのにと思ってしまいました。
最後は安定のハッピーエンドでまとまっているので、安心して見ることができる映画ではあると思います。
色々書きましたが、私は最初から映像目当てで見たので概ね満足しています。
30代女性
*映画「アバター」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
『アバター』のあらすじ
(以下、映画「アバター」のあらすじです。)
『アバター』のあらすじ|先住民ナヴィと惑星パンドラ
資源不足となった近未来の地球は、エネルギー問題を解消するアンオブタニウムという希少鉱物の鉱床がある惑星パンドラに向かいます。
しかし、先住民族であるナヴィとの採掘の交渉は一向に進みませんでした。
そこで、採掘の計画を果たすため、地球人とナヴィのDNAを掛け合わせた人造生命体のアバターを作ります。
人間と神経を接続させるアバター計画を実行しますが、文明の進化に全く興味を持たないナヴィたちとの交渉は平行線のままでした。
元海兵隊員のジェイク・サリーは資源開発を進めるRDA社でアバターの操作員をしていた兄トミーが急死したことにより、一卵双生児で同じDNAを持つ兄の代わりに操作員として惑星パンドラへと向かう依頼を受けます。
戦争により下半身不随となっていたジェイクは、治療費の捻出のため依頼を引き受け、惑星パンドラへと向かいました。
『アバター』のあらすじ|アバターとの接続
パンドラでは計画の責任者であるグレイス博士が惑星の植物の研究を行い、ナヴィとのコンタクトを試みていました。
ジェイクはアバターとの接続によって自分の足で歩ける喜びを感じ、アバターの操作はみるみると上達していきました。
そんな中、ジェイクはクオリッチ大佐に呼び出されグレイス博士の情報を内緒で共有してほしいと依頼を受けます。
そして、ナヴィの集落に潜入し彼らと信頼関係を結べば帰国後に足の手術を行うという条件を呑みます。
クオリッチ大佐はナヴィと共存しながら採掘を行おうとするグレイス博士と対立しており、いち早く採掘を行うためにナヴィへ強硬手段も仕方ないと考えており、ジェイクをうまく利用しようと計画していたのです。
『アバター』のあらすじ|ナヴィと絆を深めるジェイク
ジェイクはアバターと接続し、フィールドに参加しますが仲間たちとはぐれてしまい、ジャングルにいたところをネイティリというナヴィの若い娘に助けられ、ネイティリが所属するオマティカヤ族でナヴィの生き方を学ぶことになりました。
ジェイクはナヴィと絆を深めていく中で環境破壊によって自らの惑星を滅ぼしつつある人間と違うナヴィの自然や生物のすべてに感謝する姿勢に深く共感します。
いつしかネイティリと愛し合うようになったジェイクはm自らの存在意義をナヴィとの生活によって見出していきます。
ジェイクの姿をグレイス博士は喜び、ジェイクと信頼関係を築いていきました。
そんな中、採掘の交渉を行おうとしないジェイクに対し、業を煮やしたクオリッチ大佐とRDA社の責任者であるパーカーは強硬手段を進めるため、ナヴィの集落への攻撃を計画します。
以上、「アバター」のあらすじでした。
果たして、ジェイクはナヴィたちを守る事が出来るのか?
そして、人間とナヴィは共存することが出来るのか?
続きが気になる方は実際に映画を観る事をオススメします。
▼参考▼31日間も無料で観れる!映画「アバター」を今すぐ観たいあなたはコチラ▼
『アバター』続編はいつ?アバターの映画シリーズについて解説
『アバター』の続編は、これまでに幾度となく延期が繰り返されてきました。
最初にジェームズ・キャメロン監督と20世紀フォックスが続編について発表したのは、『アバター』公開翌年の2010年10月27日のことです。
その時には続編を2作品製作することが決まっており、『アバター2』は2014年12月に、『アバター3』は2015年12月に上映の予定でした。
ところが2012年には、さらなる4作目も製作されることが語られたものの、公開が1年以上ずれ込むことが決定。
2013年に入り、『アバター2』が2016年12月、『アバター3』が2017年、『アバター4』が2018年の公開をそれぞれ目指すと発表されます。
それが2015年を迎えると、『アバター2』は2017年のクリスマス頃という話になりました。
その後、未だ1作も続編が世に出ないままキャメロン監督の構想は膨らみ続け、2016年にはついに5作目の製作が決まります。
同時にまたしても延期がなされ、『アバター2』が2018年12月、それ以降の続編も1作ずつ隔年での公開が予定されます。
しかし、そんな状況下でも製作は着実に進みます。
2022年4月には『アバター2』の正式タイトルが『Avatar : The Way Of Water』(邦題も同じ「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」)に決定します。
続いて、今度こそは本当に今年12月に公開し、再延期はもうないことが20世紀スタジオ(旧20世紀フォックス)によって約束されました。
5月10日にはインターネット上でティーザー予告編が公開され、たった1日で再生回数1億4860万回という驚異的な数字を出しています。
正確には8度の延期を経たという「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」も、さすがにもうこれ以上待たされることはないと思われます。
3作目以降はともかくとして、です。
さて、気になるその内容です設定ですよね!
管理人
は本作の10年後、ジェイク・サリーとネイティリには3人の子供と1人の人間の養子ができ、彼らの家族を中心とした物語となるようです。
一家はオマティカヤ族の森を追われ、海の部族に助けを求めに行くため、次なる舞台は森から海になります。
予告を見ただけでも、映画界に革命を起こしたと言われる3D及びCG技術の融合した映像美に、さらに磨きがかかったことが分かるでしょう。
特に水の表現や人物の表情の緻密さには驚かされます。
また、すでに発表されているキャストの何名かは、前作のストーリー上、続編に出演するのが難しいと思われるキャラクターを今後も演じるとのことで、彼らがどのような形で登場するのかも非常に興味深い部分です。
本作『アバター』は完成まで実に構想14年・製作4年の歳月を要しました。
管理人
2作目もまた壮大なスケールで13年越しの公開となるわけです、
ただ、キャメロン監督のこれまでのビッグバジェット映画の功績を考えれば、その期待は否が応でも高まるというものでしょう。
『アバター』の興行収入は今でも世界1位
今現在(2022年6月時点)、世界でもっとも興行収入の多かった映画は何でしょうか?
その答えこそが本作『アバター』です。
この時の『タイタニック』の記録は18億4290万ドルだったのですが、それは1年半に渡る上映の成果でした。
その記録を『アバター』は39日間で塗り替え、最終的には27億8970万ドルにまで達します。
そして、2019年7月23日に『アベンジャーズ/エンドゲーム』に抜かれるまでの約10年間、世界興行収入トップの座に君臨し続けたのです。
ちなみに日本での『アバター』の興行収入は156億円です。
管理人
これは2009年上映の映画としては大差での1位なのですが、日本歴代興行収入としては11位に留まっています。
また、アメリカ本国では7億6050万ドルの興行収入で当時の歴代最高額を更新し、現在では第4位となっています。
では、なぜ今『アバター』が再び世界興行収入トップの座を奪還したのかというと、それは中国で2021年3月より再上映が開始されたためです。
実は中国では最初に2010年1月4日に公開後、『アバター』は2週間で上映禁止にされてしまったのでした。
正確には通常の2D版を禁止し、上映館数の少ない3D版のみ許可されました。
あまりにも人気が高かったために、政府が中国の国産映画の収益に損害が出ることを恐れたのです。
一説には、作品内容が中国政府の強引な土地の強制収用や立ち退きを連想させ、さらにはそれに対し反乱を起こす物語であるため、政治的に望ましくないと判断されたとも言われています。
それから11年が経過し、パンデミックで大幅に減った観客を映画館に戻す施策としてこの再上映が実現しました、
それによってランキングの順位を逆転させてしまうところに、あらためて中国市場の影響の大きさと本作の人気の高さがうかがい知れます。
ともかくも『アバター』は2021年3月に世界興行収入の頂点に返り咲き、現在のところ世界で28億4737万ドルの記録を達成しているのです。
これほどまでのヒットとなった要因としては、まずは並外れたCG技術と3D映像による、これまでの映画にない没入感が挙げられるでしょう。
本当に自分がその世界にいるかのような感覚を指して「観るのではない。そこにいるのだ。」と謳った宣伝文句も決して誇張ではありませんでした。
ただ、やはり観客の心を掴んだのは、この作品の根底にある環境問題や異文化との共存といった普遍的なテーマによるところも大きいと思われます。
たしかにストーリーは、かつての西部劇(特に「ダンスウィズウルブズ」)によく見られる、白人が先住民族の価値観を理解していく構成に似た陳腐なものではあるかもしれません。しかし、その分かりやすさと共感性の高さがあればこそ、多くの人に受け入れられたのではないでしょうか?
管理人
そうであれば、続編の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』にしても、人間の永遠のテーマである「家族の絆」を物語の中心に据えていると予想します。
そして、更なる映像美と相まってそのヒットは確実だと考えられるのです。
(以下、映画「」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
*映画「アバター」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。