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マトリックスレボリューションズのラストを解説考察!ネオの正体やオラクルの顔が変わった理由についても【あらすじネタバレ感想評価】

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2003年11月5日、日本公開の『マトリックスレボリューションズ』。

マトリックスシリーズの3作目です。2作目の『マトリックス リローデッド』と同時撮影されて制作され、前作の最後のシーンからの続きとなっています。

今作でマトリックスシリーズは完結とされていましたが、4作目となる『マトリックス レザレクションズ』が2021年12月17日より日本でも公開が決定しました。

映画『マトリックス レボリューションズ』の口コミ評判レビューには、

  • ネオとスミスの最終決戦は見所
  • 頭を使うストーリー設定
  • 派手な映像表現は前作より少し控えめ
  • よく分からない結末だった
  • ハラハラドキドキの連続で非常に奥深い映画
  • よく分からない終わり方だった
  • 1作目、2作目とは少しノリの違う作品
  • ラストは大いに満足の行く結末だった

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • ラストを徹底解説
  • ネオの正体について
  • オラクル役の顔が変わった理由
  • あらすじ
  • 感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

もし、まだあなたが一度も「マトリックス」シリーズを観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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『マトリックス レボリューションズ』のラストを解説!ネオの正体やオラクル役の顔が変わった理由についても

ラストの解説考察

人間と機械との決着

本作のラストは単に『マトリックス レボリューションズ』の結末というだけでなく、マトリックスシリーズ3部作としての物語の締め括りを意味します。

それはつまり「人間と機械との決着をどのようにつけるのか?」ということです。

その答えは交渉による平和でした。

管理人

スミスが機械にとっても脅威となったのは全く偶発的なことでしたが、それが結果的にデウス・エクス・マキナとの交渉の機会を作ったのです。

オラクルが6代目の救世主に「」の要素を取り入れた時点では、ここまでの結末は予測し得なかったにしても、自分を敢えてスミスに同化させた時には未来が見えていたのでしょう。

スミスは完全にマトリックスのシステムから逸脱し、プログラムを書き換えて無限に増殖してしまう存在なので、機械としても打つ手がありませんでした。

だからこそネオの取引に応じたのです。

管理人

ネオは生きているのか

なぜスミスがネオと同化したことで消滅したのか?については、同化の次の瞬間、ネオのプラグが大きく動きデウス・エクス・マキナが何らかのアクションを起こしたように見えるので、ネオを通してワクチンプログラムを送ったという解釈が近いのではないでしょうか。

その後、ネオはソースに戻っていき、マトリックスはリブートされたと思われます。

スミスに同化されていたサティが元に戻ったとき、マトリックスの変化を表す黒猫も登場しました。

オラクルはネオに対し、救世主の力はマトリックスを超越し最後にはソースへ戻っていくと話していました。

その力によって命を落としてもおかしくはなかったが、今はその時ではなかったとも言っていました。

つまり、スミスを道連れに消滅した時こそが、ネオが命を落とすべき時だったということです。

ラストシーンで、はっきりとネオの生死が分かる描写こそありませんでしたが、ネオが生きているとは考えにくいでしょう。

人間と機械との共存

そして、この結末が意味するものは人間と機械との共存です。

ザイオンにいる人間が機械に攻撃されることはもうありませんが、マトリックス自体は存続しており、機械による人間栽培も継続されることになります。

(アーキテクトによれば、マトリックスから覚醒して解放を望む者は自由にさせるそうですが。)

停戦状態なので、逆に人類も機械から力ずくで人間を奪還することはできません。

管理人

しかし、ここでラストシーンに出現した朝陽が大きく意味を持ってきます。朝陽は目的を持たないプログラムであるはずのサティが出現させました。

サティはプログラムでありながら両親によって愛情を注がれ、愛というものを理解しています。しかもサティは目的のない非合理的な存在です。

これは正しく「愛」の象徴と言えるでしょう。

サティが能力を持ったということは、マトリックス世界においても愛の要素が意味を持ち始めたと解釈できると思います。

そして、朝陽はまた人間と機械が共存する未来の前兆でもあります。

なぜなら、太陽が戻れば、機械はもうマトリックスを必要としないからです。

もちろん仮想世界であるマトリックス内で太陽が輝いたところで、現実世界には何の影響もないわけです。

しかし、これは機械の側としても太陽の光を取り戻していくことを意味します。

トリニティが雲上で初めて見た現実の太陽、マトリックス内でサティが出現させた太陽、これらは人間と機械が真の共存関係を築くことを暗示しているのです。

管理人

マトリックスシリーズは様々な哲学的命題を投げかけながらも、一周回ってその答えは「愛」に帰着しました。

それ故にネオはトリニティの愛によって復活・覚醒する必要があり、アーキテクトの選択肢にも躊躇なく非合理な方を選んだのです。

人間はどこまで行っても、仮に水槽の中の脳だけになろうとも、あるいは機械や電脳空間上の意識だけになろうとも、それが必要なのかもしれません。

ネオの正体について解説考察

映画史を塗りかえる傑作となったマトリックスシリーズ。

その主人公であるネオもまた、かつてないエポックメイキングなキャラクターでしたが、ネオについては分かりづらい点も多々あります。

そこで、ネオという人物は何者だったのか、その正体を考察してみたいと思います。

管理人

ネオの名前の意味

まずネオの名前についてですが、アルファベット表記では「NEO」であり、これは「ONE」のアナグラム(文字を入れ替える言葉遊び)となっています。

「THE ONE」は選ばれた者や運命の人等の特別な存在を指し、劇中では救世主の意味で使われています。

もちろん「NEO」は新しいという意味でもありますので、革新を起こす者としての象徴でもあるでしょう。

ネオの正体はバグ

そして、ネオの正体は、マトリックスの歴史における6代目の救世主です。

救世主とは、言うなればマトリックスのシステムにおけるバグです。劇中ではそれを指してアーキテクトがアノマリー(異常・例外)と言っていました。

救世主は、オラクルがマトリックスの人間に選択という不確定要素を与えたために発生した構造的欠陥でもありました。

それでも、機械は歴代の救世主を上手くコントロールして人間たちを統率させ、最終的にはソースに取り込みマトリックスをバージョンアップしてきたのです。

その意味では、救世主とは言っても人間にとっての救いではなかったと言えましょう。

管理人

ネオはプログラムでも機械でもない人間

アーキテクトの提示した選択肢は、全人類を人質にとった、実質的にはソースへ戻る以外選択しようがない半ば強制に近いものでした。

ところがネオは人間的な感情(=愛)に従い、それを拒否したが故に、結果的には本来ありえないデウス・エクス・マキナとの直接交渉を経て、停戦までこぎ着けたわけです。

極論を言ってしまえばマトリックスシリーズは愛を至上のものとした人間賛歌ですから、救世主とは言えネオはプログラムでも機械でもない人間でなければならないのです。

アーキテクトもネオのことを「君はあくまで人間だ」と言っているので、ネオが人間であることは確定しています。

管理人

ネオを救世主たらしめたのは自身の確信

また、ネオが救世主として覚醒するにはトリニティの愛だけでなく、自身が救世主であるという確信が必要なのが重要な部分です。

マトリックスは脳への電気信号による仮想空間であるが故に、逆に精神のありようで何でもできる世界です。

オラクルの部屋に飾られていた「汝自身を知れ」の言葉通り、オラクルの助言とモーフィアスの信念によって、ネオはこれまでの自分と決別します。

そして、救世主の自覚を得て、超人的な活躍をしました。

管理人

これについても思考の現実化というわけではないですが、強く確信することで自分や取りまく現状に変革を起こせることを示唆しています。

1作目で主だった敵となるエージェントや警官は、体制の象徴であると同時に、規制概念・常識の意味合いも含まれているでしょう。

自分の中で作ってしまった限界・ルールは精神の解放で壊せるのです。

いずれにしても大事なのは、ネオが初めから救世主だったのではなく、救世主になっていったことです。

つまるところ、ネオとは人間の無限の可能性を体現した存在だったのではないでしょうか?

管理人

預言者オラクルの正体について!オラクル役の顔がなぜ変わったのかについても解説考察

オラクルは人間を分析するために作られた

ネオがマトリックスシリーズの主人公なら、預言者オラクルは影の主役と言っていいでしょう。

なぜなら、これまでのマトリックスのサイクルに変革を起こし、人間と機械との戦争を終結させた立役者はネオですが、その裏にはオラクルの遠大な計画があったからです。

1作目の『マトリックス』で、預言によりオラクルはモーフィアスらレジスタンスを導く存在として、超自然的な力は持っているものの人間であるかのように描かれていました。

しかし、『マトリックス リローデッド』の序盤でネオに語ったように、オラクルの正体はプログラムだったのです。

ただし、機械の作り出したプログラムとは言っても、全てが人間に敵意を持っているわけではありません。

もともとオラクルは失敗を繰り返すマトリックスの安定化を図るため、人間の心理という不完全で曖昧なものを分析するプログラムとして作られました。

その後オラクルは、人間は自由意思で選択をする(あるいはそう思わせる)ことで物事を受け入れると発見し、マトリックスの安定化に寄与しました。

そうして人間に深く関与するうちに、オラクルは人間寄りになっていったものと思われます。

管理人

オラクルの真意はネオによる変革だった

そもそも『アニマトリックス』で描かれたように、人工知能を持った機械は人間との共存の道を図ってきました。

それを一方的に拒絶し、機械たちに戦争を仕掛け、しまいには太陽すらも奪って機械にマトリックスを作らしめたのは人間側です。

オラクルのように人間との共存を考えるプログラムがいてもおかしくはありません。

管理人

なお、アーキテクトに会ってマトリックスの真相を聞かされたネオは、オラクルの導きも結局は救世主をソースへ行かせるサイクルの一環に過ぎないと知ります。

そして、「全てが嘘だった」と一度は愕然としています。

預言とは神の言葉を伝えることですが、オラクルのそれは機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)だったというわけです。

ところがオラクルの真意はさらに先にありました。

管理人

それは人間と共存する未来を作るため、ネオによってマトリックスに変革を起こすこと

その為にオラクルは今回の救世主ネオの一連のサイクルに、「愛」の感情による選択を組み込んだのです。

ネオの救世主としての覚醒条件はトリニティの愛でしたし、物語のターニングポイントとなるソースへの帰化を拒否したこともトリニティへの愛を選んだからこそでした。

かくしてネオに賭けたオラクルは、アーキテクトの言うように一歩間違えれば全てが滅ぶかもしれなかった「危険なゲーム」に勝ちます。

そして、最終的には、新しいマトリックスと現実世界の和平を実現させたのです。

管理人

オラクルの顔が変わった理由は2つ

また、オラクルの顔が変わった理由ですが、これは現実的な面から言えば、1・2作目でオラクルを演じた女優のグロリア・フォスターが病死したためです。

3作目ではメアリー・アリスに交代となりました。

ストーリー上では、ネオを助け導くという選択をした代償であるとオラクルが語っています。

セリフのみの説明なので、これだけを見ると役者が交代したことにわざわざ理由付けをするなど野暮ではないか?と思ってしまいますが、実はその部分は『エンター・ザ・マトリックス』において描写されていました。

それは、モービルアベニューにいたラーマ・カンドラが、削除されてしまう娘サティをマトリックスへ逃がしてもらう代わりに、メロビンジアンにオラクルの削除コードを教えたというものです。

管理人

オラクルは存在を消去されるまでには至らなかったものの、メロビンジアンの攻撃で元の姿ではなくなってしまったのでした。

つまり、ラーマの娘に対する愛はオラクルを裏切るほど、なりふり構わぬほどに強かったということです。

これはプログラムと言えども、愛を持つことを印象づける重要なエピソードだと思うのですが、本編で省かれてしまっているのは残念と言わざるを得ません

管理人

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マトリックスレボリューションズのあらすじ

以下、映画「マトリックスレボリューションズ」のあらすじです。

マトリックスレボリューションズのあらすじ|ネオ解放のために

センチネルを止めた後、昏睡状態となったネオの意識はマトリックスでも現実でもない場所、モービルアベニューにありました。

メロビンジアンの部下・トレインマンの支配するその空間からネオを救うべく、トリニティとモーフィアスはセラフの力を借り、メロビンジアンの館へと乗り込みます。

交渉は決裂しますが、相討ちも辞さない覚悟のトリニティの行動に折れ、メロビンジアンはネオを解放することにしました。

戻ったネオは再度オラクルに会いに行き、ネオとスミスは表裏一体の関係だということ、救世主としての力は現実世界にも波及することを知ります。

そして、ネオが成すべきことの答えを見つけなければ全てが滅ぶことも。

やがてスミスはオラクルの許へもやって来て、ついにオラクルはスミスへと取り込まれてしまうのでした。

マトリックス レボリューションズのあらすじ|ザイオン防衛戦

一方、スミスの分身ベインによって艦が全滅したザイオンでは、絶望的な状況でセンチネルを迎え撃つことになりました。

その頃、ナイオビらロゴス号の乗員もハンマー号に救助され、ネオたちと合流します。

ネオには危険な賭けではあるものの何か考えがあるらしく、ナイオビの艦を借りてトリニティと共にマシン・シティ(機械たちの中心地)を目指します。

いよいよセンチネルはザイオンへ達し、総攻撃が開始されました。人間たちはミフネ船長を始め勇猛果敢に戦いますが、その被害は甚大です。

戦闘兵器APUも壊滅寸前、もはや成す術なしかと思われたその時、ナイオビが操縦するハンマー号がザイオンへ到着し、EMP(電磁パルス)でセンチネルを全滅させました。

しかし安堵する間もなく、EMPの影響で機能を停止したザイオンへ機械の第2陣が迫っていました。

マトリックス レボリューションズのあらすじ|ネオの切り札

ネオとトリニティが乗ったロゴス号にはベインが潜んでいました。

ベインとの戦いの中で、ネオは目を潰されながらも奥に潜むスミスの姿を見ることができるようになり、ベイン=スミスに勝利します。

救世主の力によって、ネオにはマシン・シティの地形や進むべき場所が分かるだけでなく、侵入者に対する機械の総攻撃までも回避することができました。

2人は中枢部へ辿り着くものの、機械の猛攻により建物に突っ込んでの不時着を余儀なくされます。

その衝突によってトリニティは体中を鉄柱に刺し貫かれ、今度こそはネオの力をもってしても救うことは叶いませんでした。

悲しみに暮れる時間もなくネオは前に進み、ついに機械たちの統合知性体デウス・エクス・マキナと対峙します。

ネオの目的は、機械を統べる存在との直接交渉でした。

その切り札はスミスの排除。

マトリックスはおろか、機械の世界にまで深刻な脅威となるスミスを排除する代わりに、人類との戦争を止めさせることを取引したのです。

かくしてデウス・エクス・マキナは条件を飲み、ネオをマトリックスへジャックインさせ、ネオVSスミスの最終決戦の火蓋が切られました。

以上、「マトリックスレボリューションズ」のあらすじでした。

ネオはスミスに勝利することができるのか?

人類の命運は?

その続きが知りたい方は実際に映画を見てみることをおすすめします。

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『マトリックスレボリューションズ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画「マトリックスレボリューションズ」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|デジタルの終着点にある人間賛歌

ネオとスミス、2人の力が激突し、周囲を破壊しながら一進一退の攻防が繰り広げられます。

スミスがついに優位に立ったと思われたとき、スミスの意に反してオラクルのセリフが思わず口から出ました。

スミスの内部にオラクルの存在を感じたネオは、敢えてスミスに自分を取り込ませます。するとスミスの体は内部から崩壊し、スミスのコピーたちも全て消えていきました。

約束通りネオがスミスを消去したことで、機械は人類との戦争を停止し、センチネルもザイオンから去っていきました。

とうとう人類の悲願だった平和が訪れたことを実感し、ザイオンは大歓声に包まれます。

マトリックスはリブート(再起動)され、目的を持たないはずのプログラム、サティが作り出した朝陽が今後を象徴するかのように世界を照らすのでした。

根底にあったのは「愛」

まるで着地点の見えなかった『マトリックス リローデッド』に比べ、本作のストーリーはシンプルにまとめられています。

一見オラクルにまで騙されていたかのようで、オラクルは最初から人類寄りのプログラムであり、ネオを信じ、常に進むべき道を示していました。

ネオは見事にそれに応え、マトリックスに変革(レボリューション)をもたらしたのです。

管理人

しかし、結局のところその根底にあったのは「愛」でした。本作冒頭においてラーマ・カンドラが示したように、それはプログラムにも存在しています。

そもそもスミスのネオに対する執着や憎悪はもはや感情そのものであるし、メロビンジアンたちにしても享楽に耽ったり嫉妬したりする様は極めて人間的です。

つまりプログラムでさえ、感情は否定できないのです。

こうして見ると、マトリックス3部作はサイバースペースを中心としたデジタルな世界を描きつつも、その対極にあって人間の人間たる所以である感情(特に愛)を肯定した物語でした。

管理人

プログラムにすら備わった人間性ですが、現代社会においてそれは希薄になってはいないでしょうか?

特に1作目に顕著なように、この物語は我々現代人にとって、体制による合理化の果てに失った人間性を取り戻す戦いの比喩でもあると思います。

革新的なシーンこそ無いものの、やはり映像においては依然、他を寄せ付けないレベル

本作はマトリックス3部作の完結編ということで、どうしても物語をまとめることに力が注がれていました。

そのため、『マトリックス』『マトリックス リローデッド』ほどの衝撃はありませんでした。

特に期待されたアクションのボリュームが少なく、メロビンジアンの館での銃撃戦は1作目の焼き直し感が否めません。

スミスとのラストバトルも空中戦の描写は「ドラゴンボール」との類似性が多く指摘されています。

さらに、主要登場人物であり活躍も目覚ましかったモーフィアスの出番がまるで無かったのも残念なところです。

ただ、VFXに関しては、目を見張るものがありました。

CGのスミスの顔が殴られ歪むシーンのユニバーサル・キャプチャー技術や、ザイオンを襲うセンチネルの大群、それに立ち向かうAPUの描写などですね。

『マトリックス リローデッド』で多く見られたネオの顔のCGの粗もほぼありませんでした。

見たことのないような革新的なシーンこそ無いものの、やはり映像においては依然、他を寄せ付けないレベルにあったと感じました。

管理人

希望を匂わせるという含みを持たせたラストは秀逸

また、ミフネ船長の漢気溢れる言動に胸を熱くさせられ、ネオよりも強く印象に残っています。

ラストでは、戦争は終わったもののマトリックス自体は継続しており、人間・機械双方ともに恒久の平和を手に入れたわけではないのですが、逆にそれが良かったと思います。

この作品には、人間又は機械の完全勝利や、両者の完全な和解等の安易な結末は似つかわしくないでしょう。

管理人

いずれは人間の欲望がまた平和を壊してしまうかもしれない、あるいはマトリックスのシステムが限界を迎えるかもしれない、そのような不安はあっても、サティの作り出した朝陽によって希望を匂わせるという含みを持たせたラストは秀逸でした。

公開の迫った続編『マトリックス レザレクションズ』では、この後の物語がどのように描かれるのでしょうか?

3部作が提示した様々な課題を復習しながら、公開を楽しみに待ちたいと思います。

『マトリックス レボリューションズ』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『マトリックス レボリューションズ』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「終末戦争とネオ達の最後の戦いを余すことなく描いた超大作」「話は複雑でも細かいことは気にせず楽しめた」「長い物語を見届けた感慨深さを感じれた」「謎が謎を呼び、理解できずに謎だらけで終わったラストだった」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

1999年に公開されたマトリックスの1作目が大ヒットして、のちに続編が作られました。

2003年の「マトリックス レボリューションズ」はシリーズ3作目となり、近々4作目が公開予定ですが一応、これで完結編となっています。

1作目の人気の後を受けた続編は、映像表現がとてもパワーアップしました。当時の映像技術をふんだんに詰め込んでいて視聴者を圧倒してくれます。

しかし、2作目から続く完結編のこちらは、派手な映像表現は少し控えめになっており、全体的に暗い感じの映像になっています。

物語が終わりに近づいている儚さをひしひしと感じさせてくれます。

アメリカのアクション映画らしく、話は複雑でも細かいことは気にせず、話の最後まで引き込まれてしまいます。

スミスとネオの対決とマトリックスの世界の結末が見られて、長い物語を見届けた感慨深さを感じました。

40代男性

★★★★★星5

3部作のラストという事で高いテンションで鑑賞しましたが、1作目、2作目とは少しノリの違う作品になっていました。

全作を通じての感想としては満足の行く内容です。

1作目が対エージェント、2作目が高速道路でのハイテンションバトルなど、特定の見どころがあったのに対して、レボリューションズはたくさんの要素があります。

対エージェントではなく対スミスになり、しかもスミスが大量に登場します。そしてマトリックス内は主な舞台ではなくなり、現実世界、ザイオンのシーンが多くなります。

ネオのマトリックス内での超人的なアクションシーンより、ザイオンでセンチネルとの銃撃戦のシーンが長い印象となります。

そのため、3作目の映像的な印象はかなり異なります。ネオとトリニティーには悲しい展開となりますが、ラストは大いに満足の行く結末を迎えます。

完全に完結しているので、まさか続編が出るとは思いませんでしたが次回作も楽しみです。

20代男性

★★★★☆星4

人間は実は機械に支配されていて、機械の維持のためのエネルギーとなっており、そのエネルギー確保のためにバーチャルリアリティを見せられていました。

レボリューションズは、その支配からの解放のための最後の戦いとなるわけですが、ほとんど勝ち目のない戦いです。

本当の現実が何かは決められませんが、ここで言う本当の現実は人間は機械に隠れてこっそり暮らしていました。

救世主のネオもここでは正直ただの人間のはずですが、途中目をやられてもマトリックスの世界にいるかのような感じ。

この点どんな立ち位置なのだろう?と思ったけど深く考えず。

機械の本拠地に乗り込んで、ボスと会って、共通の敵であるエージェントスミスを倒すことを引き換えに和解する感じでした。

そしてマトリックス内でスミスを倒して戦争は止まったわけですが、解決にはなってないような気もしております

機械は何か燃料が必要だし、人間は解放されたいし。太陽光が差し込むようになれば良いらしいので、その解決を考えた方が良い気がしました。

とはいえ、結局この世界もバーチャルなのかも知れませんね。モーフィアスが、何が現実かわからないって言ってましたね。

30代男性

★★★★★星5

主に人間と機械との戦いをメインにした作品になっていました。救世主であるネオを助けるために人類が助け合い頑張っている姿にはかなり感動する物がありました。

しかし、救世主は自分のことも犠牲にしてまで周りを助けるものなんだと改めて知らされる結末になっていました。

ネオが大好きだったのでかなり悲しい最後にはなってしまいましたが、最終的には良い結果だったのかなと思いました。

一番の見どころとしてはネオとスミスの最終決戦が見れるところです。

激しいアクションシーンがないのに見惚れてしまうような動きで流れるように戦闘している二人には称賛の声が上がりそうになりました。

頭を使うストーリー設定になっていて意味を理解するのに何度も見ないといけないですが、そこがまた面白さを増してくれていてこの映画を良くしてくれています。

20代女性

★★★★★星5

映画(マトリックスレボリューションズ)は、この作品の完結編です。

見所は沢山ありますが、私の心に残ったシーンはモーフィアスとトリニティがモービル・アベニューで捕らえられているネオを救出する為に、メロビンジアンの所へ乗り込んで、ネオを解放する為に話し合いをするところです。

その方法はトリニティがメロビンジアンに銃を向けて、(彼を解放しなければ撃つぞ!)と脅して無理やり要求を通すやり方は、大変無謀ともいえる行動ですが、彼女のネオに対する強い愛情が伝わるシーンでラブ・ロマンスの要素も入っていて、女性も楽しめる作品だと思っております。

そして最大の見所は預言者・オラクルをも吸収してまさに最強となったエージェント・スミスとの死闘はハラハラ・ドキドキの連続で非常に奥深い映画だと思いました。

40代男性

★★★★☆星4

マトリックスの新作が上映されると知り、昔見たことのあるマトリックスを一通り見返してみました。

3作目のレボリューションズは、完結作ということもあり、現実世界とマトリックスの世界共に大事な戦いが描かれています。

とても楽しみに3作目のレボリューションズを見たのですが、正直に言うと、少し残念な終わり方でした。

理由としては、一番重要視されていた『救世主ネオ』と『ロボットと人間の共通の敵と言われたスミス』の戦いがよく分からない結末だったからです。

ネオが激闘の末勝利するのかと思いきや、スミスに負けてしまい取り込まれ、その後スミスの体が発光して、スミスは消失するという謎の結末を遂げてしまったのです。

結論としてスミスは死に、ネオは人間を救った救世主となった訳ですが、最後の戦いの終わり方だけがよく分からず残念な思いがありました。

それ以外のところは大好きな映画です!

20代男性

★★★★☆星4

マトリックスシリーズ待望の3作品目。

ネオを演じるのは、スピードやジョンウィックにも出演している大人気俳優キアヌ・リーヴス。迫真の演技に作品にのめり込む事は間違いありません。

作品の評価としては賛否両論別れる内容とは思います。出演している俳優、女優さん達の演技はとても素晴らしいです。

しかし、シリーズを通して見終えた感想としてひと言にまとめると「終わり方がしっくりこない、えっこれで終わり?」でした。

作品の内容と言うよりも、出演陣の演技力と映像技術、カメラワークなどの感動が強かったです。内容を深く楽しみたいという方にはあまりオススメはしません。

それでも現実離れした「仮想現実」という世界観に魅了され長年ファンとして追い続けた方はたくさんいますので、一度は手に取って欲しい作品です。

20代女性

★★★★★星5

当時、マトリックスシリーズの最後の作品として公開されたレボリューションズ。完全に、前回のリローデッドの最後のシーンから続きます。

マトリックスの設定が大好きです。

人間の脳はパルス信号で動いていますからね。もしかしたら、マトリックスという電脳世界の方が本当なのかもしれないとドキドキしながら観ていました。

最後のこの作品は、人間を滅ぼそうとする機械と、何としてでも生き残ろうとする人類の戦いが描かれています。

ザイオンという人類最後の砦の街。そこに襲い来る機械。人間側が圧倒的に不利でも諦めないで、戦い続けるのが、手に汗握りました。

預言者に導かれて、人類の救世主として成長していく主人公のネオと、ずっと敵としてネオと戦い続けたエージェント・スミス。

最後は、バグとしてマトリックスを取り込んで最強の敵になったのは、なんだか嬉しかったです。

機械だらけの街に、ザイオンへの攻撃を止める為に、愛する女性のトリニティと手を取り合って船で特攻をかけ、トリニティが亡くなってしまった時は、思わず泣いてしまいました。それでも、進むネオ。切ないです。

機械と交渉して、制御不能となって増殖しすぎたスミスを止めます。ネオとスミスの戦いは、スーパーマン対決になってましたね。

ネオが一度は取り込まれるも、スミスをやぶって、サングラスが光って爆発する演出はどうなんでしょうね。

ちょっと最後に笑いそうになるので、そこだけ変えてほしかったです。

力を使い果たしたネオも命を落としてしまい、ネオの健闘を讃えて、丁重に扱うのが仲良くなったわけじゃないですが、心が通じた様な気がしました。

約束を守って、ザイオンから機械が引き上げて平和が訪れ、マトリックスも生まれ変わります。

その生まれ変わった様子が、朝日として表現されていて、とても美しい光景でした。

シリーズを通して、納得のいく最後になっていると感じました。ちょっと内容が難しい時もありますが、本当に何度観ても面白い作品です。

30代女性

*映画「マトリックス・レボリューションズ」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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