『ドクターストレンジ2/マルチバースオブマッドネス』がひどい理由3つ。ワンダ死亡の最後について真相を考察。

2022年5月4日、日本公開の映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』。
ドクター・ストレンジ単体作品としては2016年公開の映画『ドクター・ストレンジ』以来となる続編です。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第28作目であり、フェーズ4を象徴する重要作の一つです。
監督はサム・ライミ(『スパイダーマン』3部作ほか)、主演はベネディクト・カンバーバッチが続投。
『ドクター・ストレンジ2』では、マルチバースという概念が本格的に掘り下げられ、過去の作品群と密接にリンクする展開が話題となりました。
マーベルドラマ『ワンダヴィジョン』やマーベル映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』との接続要素も多く含まれ、視聴者には予備知識が求められます。
ホラー演出やサム・ライミ監督らしいユーモアが光る異色の一作でもあります。
ドクター・ストレンジが禁断の魔術に手を染める理由、ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)の暴走、そして登場するもうひとりのストレンジや第3の目の正体とは、そんなところを考察&解説して行きます。
管理人
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の口コミ評判レビューには、
- 終始ストーリーが綺麗にまとめられていた
- 結末としては悲しいものだった
- フェイズ4の作品として1番面白かった
- 「ワンダヴィジョン」のテレビドラマ視聴が必須
- マルチバースにより今後が更に楽しみになった
- サム・ライミ監督によりホラー感が存分に出ていた
- ストレンジというよりワンダの悲しいお話
- 映像美や大迫力のアクションで満足できる作品
という声が多数集まっています。
目次
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』がひどいと言われる理由3つ
映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』は、2016年に公開された『ドクター・ストレンジ』の6年ぶりとなる続編です。
大きな期待を持って迎えられ、全世界で興行収入約9億5000万ドルを超える大ヒットを記録しました。
しかし、肝心の作品の中身についてはその摩訶不思議な視界表現など映像を高く評価する声がある一方で「ひどい」という感想を持つ方も多く見受けられました。
なぜ、ひどいという声があがってしまうのか、その理由は4つあると考察されます。
管理人
ひどい理由①マルチバースに苦手意識がある
映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』が「ひどい」と言われてしまう理由は、マルチバースが原因であると考えられます。
マーベルシネマティックユニバースの前作にあたる『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』もマルチバースが題材になった作品でしたよね。
そもそも何でもありの展開になってしまうマルチバースには、苦手意識を持っている方が多くいます。
前作と同様に、『ドクターストレンジ2』もマルチバースの設定がふんだんに盛り込まれた内容でした。
そんな”なんでもあり”なマルチバース展開により、「ひどい」という感想につながったと考察できます。
管理人
ひどい理由②ホラー映画の要素
『ドクターストレンジ2』を監督したのは、トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』3部作を監督したサム・ライミ監督となっています。
前作『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』でサム・ライミ版スパイダーマンが登場した縁があり、もしかすると、映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』の監督に起用されたのかもしれません。
しかし、サム・ライミ監督はもともと『死霊のはらわた』シリーズなどカルト的なホラー作品で知られていました。
そのため、映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』もホラー映画の要素がふんだんに盛り込まれています。
しかし、普段ホラー映画を観ないMCUファンからは苦手意識をもたれてしまったと考えられます。
ホラー要素は必要だったの?と考えるMCUファンの気持ちから、「ひどい」という感想につながったと考察できます。
管理人
ひどい理由③キャラクターへのリスペクト不足
ワンダとビジョンの姿を描いたドラマ『ワンダビジョン』で悲劇的なラストを経験したワンダ。
『ドクターストレンジ2』では、自分が味わうことができない息子たちとの幸せな生活を営む別世界を探しマルチバースを行き来する悪役として登場します。
ストーカー同然にようなとことんまで哀れな存在として描かれるワンダに対して、リスペクトが足りないという意見を持つ方が多くいました。
マーベル映画でのワンダのヒーローとしての戦いを見てきたマーベルファンが多くおり、「ひどい」という感想につながったと考察できます。
管理人
また、マルチーバースで、イルミナティのメンバーとしてヒーロー達が登場しました。
しかし、まるで見世物のようにあっさりとワンダに倒されてしまいます。
そんなキャラクターへのリスペクト不足な展開にファンへの配慮不足ということで批判が集まり、「ひどい」という感想の要因になったと考えられます。
ワンダ死亡について、生死は明らかになっていない
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、スカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフがヴィランとしてドクター・ストレンジと対峙し、マルチバースをも巻き込む壮絶な戦いを繰り広げました。
映画の終盤、ワンダは自身の過ちを悔い、闇の魔導書「ダークホールド」を封印するため、その源であるワンダゴア山を破壊。
山の崩壊とともに自身もその下敷きとなり、姿を消しました。
この描写を受けて多くのファンが抱くのが、「ワンダは本当に死んでしまったのか?」という疑問です。
結論:ワンダの生存は否定されていない
現時点で、マーベル・スタジオはワンダの生死について公式な発表をしていません。
そして重要なのは、「死亡が明確に描かれていない」という点です。
ワンダが息を引き取る場面は一切なく、あくまで崩れた山に巻き込まれただけ。
そのため、「生きている可能性」は十分に残されています。
管理人
実際、MCUのテレビシリーズ『ワンダビジョン』のスピンオフ作品である『アガサ・オール・アロング』の中でも、登場人物がワンダの死についてアガサに尋ねた際、彼女は「きっと、多分」と曖昧な返答をしています。
これはワンダの運命がまだ確定していない、あるいは意図的に伏せられていることを示唆する台詞だと捉えられます。
ワンダが生きていると考えられる理由
① 圧倒的な魔術的・身体的能力
ワンダは、ダークホールドの力を抜きにしても強力なテレキネシスを持ち、重力を操作し自在に物体を操ることができます。
山の崩壊に巻き込まれたとしても、咄嗟に自身を守る術を持っていたと考えるのが自然です。
完全に力尽きていたわけではなく、むしろ「償い」として自ら山を破壊したようにも見えました。
② キャラクターとしての重要性
ワンダは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』から本格的に登場し、ディズニープラスのドラマ『ワンダヴィジョン』で主役を務めるなど、MCUの中でも重要なポジションを担ってきたキャラクターです。
フェーズ4においても感情面・魔術面の両面から中心人物であり、彼女がこのまま退場するとは考えにくいという声も多くあります。
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③ 原作コミックとの関係と「再生」の可能性
マーベル・コミックにおけるスカーレット・ウィッチも、過ちと償いを繰り返す複雑な存在です。
映画版のワンダもまた、戦争孤児として両親を失い、弟ピエトロを失い、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でヴィジョンを失い、ワンダヴィジョンでは自ら作り出した息子たちさえ手放すなど、多くの喪失を経験しています。
その喪失からくる孤独が彼女を暴走させたことを考えれば、今後のMCUにおいてワンダを描く物語が用意されている可能性は十分にあると言えるでしょう。
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今後の登場の可能性
ワンダを演じるエリザベス・オルセン自身も、インタビューなどで「再演の可能性に前向き」であることを語っています。
ファンの間でも復活を期待する声は根強くあります。
また、ワンダ単独映画が企画されているという未確認情報も複数出ており、MCUの今後の展開で彼女が再登場する可能性は高いと見られます。
『ドクターストレンジMoM』難解ラストを徹底解説|ダークホールド・第3の目・最後の女性とは?
映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』は難解な部分も多く、初見だと作品を楽しむことが出来なかった方も多いと思います。
そこで、特に質問の多い3つの疑問点について、解説して行きます。
ダークホールドは闇の魔術書で触れたものを堕落させるが、強大な能力を授ける。
ワンダがスカーレットウィッチとなるきっかけとなった「ダークホールド」ですが、これは闇の魔術書であり、触れたものを堕落させるという邪悪な力を持っています。
このダークホールドを利用し、ドリームウォークという呪文を使えば、他のマルチバースの世界にいる自分を操ることが出来るようになるなどの強大な能力を取得することが出来ますが、マルチバース世界を崩壊させる可能性や自分の欲望に負けて堕落してしまう可能性があるなど危険と隣り合わせとなっています。
ワンダはドリームウォークににより訪れたマルチバースで、他の世界で息子達と幸せそうに暮らす自分自身を見ます。そこで、孤独な現実に耐えられなくなり、スカーレットウィッチになってしまいました。
また、アース838のストレンジは、ダークホールドでマルチバースを訪れ、恋人であったクリスティーンと結婚しようとしますがどんどんと堕落していき、ドリームウォークを利用して他の世界の自分自身を殺害するという凶行に走ることとなってしまいました。
管理人
第3の目と代償は今後の作品で明らかになる
映画のラストで、ドクターストレンジの額に第3の目が開くという衝撃的な展開が待ち受けます。
なぜ、ストレンジの額に第3の目が現れたのか?
その理由はストレンジがチャベスを守るためにダークホールドの力を利用して、アース838のストレンジを操ったことが原因であると考えられます。
明言はされていませんでしたが、ダークホールドの力を利用したものはその代償を支払わなければならず、その代償の現れが第3の目であったのではないかと思われます。
管理人
その証拠にアース838のダークホールドの力を利用し闇落ちしたストレンジの額にも第3の目が開いていました。
この第3の目が何を意味しているのか、それは今後の作品で明らかになると思われます。
最後の謎の女性はダークディメンション出身の魔術師であるクレア
エンドクレジット後のシーンでシャーリーズ・セロン演じる謎の女性が現れ、「インカージョンを引き起こしたわね、修復しないと」とストレンジに伝え、二人がダークディメンションへと飛び込んでいく姿が描かれていきますが、この最後の女は一体誰だったのでしょうか?
この女性はダークディメンション出身の魔術師であるクレアというキャラクターです。
原作ではストレンジの妻となる人物であり、前作のヴィランであるドルマムゥの姪という設定になっています。
まだまだ謎に包まれていますが、今後の作品で間違いなく重要なキャラクターになると考えられます。
管理人
イルミナティが弱いのではなくワンダが強すぎた。メンバーを解説。
『ドクター・ストレンジ2』でワンダに一蹴される形となったイルミナティ。
その描写から「弱すぎる」との声も上がりましたが、実はワンダが強すぎたというのが真相と言えます。
そこで、イルミナティのメンバーの実力について詳しく解説して行きます。
管理人
ワンダが強すぎてイルミナティが弱く見えた
マルチバース・アース838の、アベンジャーズのような存在であるイルミナティのメンバー。
ワンダに歯が立たず、いとも簡単に全員が殺害されてしまう事態になってしまい「弱い」という風に言われてしまいました。
しかし、イルミナティが弱すぎるというわけではなく、ダークホールドの力を持ったワンダが強すぎたと考えた方が良いと思います。
ワンダの強さを強調するためにイルミナティがあっさりと惨敗してしまうシーンを描いたのではないでしょうか。
イルミナティは、アース838におけるアベンジャーズです。
キャプテンカーター:スティーブ・ロジャースの恋人であったペギーカーターがキャプテンアメリカになった存在
キャプテンマーベル:キャロル・ダンヴァースの親友であるマリアランボーがキャプテンマーベルになった存在
として登場します。
あっさりと殺害されてしまったミスターファンタスティックやブラックボルトも、MARVELコミックに登場した人気ヒーローです。
そんなイルミナティのメンバーは、『ドクター・ストレンジ2』では、少し間抜けな言動をしたり、ワンダを目の前にして手も足も出なかった理、というような描かれ方をしています。
そんな彼らの描かれた方にショックを受けたファンも多く、公開当時物議を醸す結果となりました。
ちなみに、『ドクター・ストレンジ2』でも、X-MENのリーダー的な存在であるキャラクター・プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアはパトリック・スチュワートが演じています。
管理人
イルミナティメンバーの能力を解説
それでは、アース838のイルミナティを構成する各メンバーについて、能力を解説します。
ミスター・ファンタスティック(リード・リチャーズ)
「ファンタスティック・フォー」のリーダーであり、天才科学者。
全身がゴムのように伸縮自在になる能力を持っています。
MCUではドクターストレンジ2で初登場となりましたが、原作コミックではアベンジャーズやX-MENとも並ぶ重要なチームの創設者。
演じたのは『クワイエット・プレイス』などのジョン・クラシンスキーで、ファンの間ではかねてより適役として期待されていた俳優でもあります。
正式なMCU作品2025年公開の『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』では、リード役をペドロ・パスカルが演じることが務めています。
ブラックボルト(ブラックアガー・ボルタゴン)
「インヒューマンズ」の王。
声に破壊的な力を持ち、言葉を発するだけであらゆるものを破壊してしまう能力を持ちます。
映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』でも、その能力の強大さが一瞬だけ描かれました。
演じたのはアンサン・マウントで、ドラマ版『インヒューマンズ』でも同役を演じていました。
キャプテン・カーター(ペギー・カーター)
「もしも…?(What If…?)」にも登場した、スティーブ・ロジャースではなくペギー・カーターがスーパーソルジャーとなった世界線のキャプテン・アメリカ的存在。
盾を操る戦闘能力は高く、リーダー的風格もあります。
演じたのはペギー役でおなじみのヘイリー・アトウェル。
キャプテン・マーベル(マリア・ランボー)
アース838では、キャロル・ダンヴァースではなくマリア・ランボーがキャプテン・マーベルとなっています。
マリアは映画『キャプテン・マーベル』でも登場した、キャロルの親友であり、実力あるパイロット。
演じたのはラシャーナ・リンチです。
プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)
『X-MEN』シリーズでもおなじみの、ミュータントたちの精神的指導者。
テレパシー能力を持ち、相手の心を読み、操作することも可能。演じたのは、初代映画版X-MENシリーズで同役を演じていたパトリック・スチュワートで、MCUと旧X-MEN映画の橋渡し的な登場として話題となりました。
このように、イルミナティは各世界で重要な立場にあるヒーローたちによって構成されており、本来であれば非常に強力なチームです。
ワンダに歯が立たなかったのは、決して彼らが弱かったのではなく、「ダークホールドの魔力とワンダの覚悟が圧倒的だった」と見るのが自然でしょう。
管理人
原作コミックにおけるイルミナティとネイモアの存在
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、アース838のイルミナティとして上記5名が登場しました。
しかし、原作コミックにおけるイルミナティは若干異なる構成で登場します。
原作でイルミナティが初登場したのは2005年のコミック『New Avengers: Illuminati』。
このチームは、地球を守るために各勢力の代表者たちが秘密裏に集まり、重大な意思決定を下していくという構想のもとに編成されました。
メンバーには以下の人物たちが含まれています。
- アイアンマン(トニー・スターク):科学技術の代表
- ドクター・ストレンジ:魔術界の代表
- ミスター・ファンタスティック(リード・リチャーズ):科学と理性の代表
- プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア):ミュータントの代表
- ブラックボルト:インヒューマンズの代表
- ネイモア・ザ・サブマリナー:海底王国アトランティスの王
ネイモアは
ネイモアはマーベル最古級のキャラクターの一人で、1939年に初登場。
アトランティスの王として、しばしば人類と対立することもありますが、時にヒーロー側としても行動します。
空を飛ぶ小さな羽根を足首に持ち、水中では超人的な速度と力を発揮するミュータントでもあります。
ネイモアはMCU映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022年)で、アース616(本流世界)におけるヴィランとして登場していますが、映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』には登場していません。
管理人
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のあらすじ
(以下、映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』のあらすじです。)
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のあらすじ|不思議な能力を持った少女と出会うドクターストレンジ
元恋人のクリスティンの結婚式に出席していたストレンジは、異世界の怪物に襲われている少女を目撃し、会場を後にして救出へと向かいます。
相棒のウォンとともに怪物を倒したストレンジは彼女の名前がアメリカ・チャベスと言い、制御能力はないものの並行世界=マルチバースを行き来する能力を持っていることから何者かに狙われているという話を聞きます。
カマータージにて彼女を匿い、アベンジャーズの同士であったワンダに協力を求めたストレンジでしたが、伝えていないにも関わらずアメリカの名前を口にしたことからワンダが黒幕であることに勘付きます。
ワンダは、ヴィジョンを失った絶望感から魔女スカーレットウィッチとなり、ウエストビューの街を自身の幻想を生み出す巨大なパワー・ヘックスで覆い、住民たちを洗脳するという事件を巻き起こしており、反省したはずでしたが、禁断の書物ダークホールドを手に入れたことから堕落してしまい、その力はより強大になっていました。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のあらすじ|ダークホールドによって、より強大な力を手に入れたワンダ
ワンダの襲撃に備えていたカマータージでしたが、ワンダの攻撃によって多くの魔術師たちが犠牲となり、チャベスとストレンジも捕らわれてしまいますが、チャベスの力が発動し、別のユニバースであるアース838へと辿り着きます。
アース838のサンクタムではかつて袂を分かったモルドがマスターを務めており、助けを求めますが、この世界のストレンジはサノスを倒すためにダークホールドを使用し、インカージョンを巻き起こして別の宇宙を崩壊させてしまった過去があることから、その危険性を問題視され、アース838におけるアベンジャーズであるイルミナティという組織に連れて行かれ、彼の処遇について議論されることとなります。
一方、ワンダはウォンの部下によってダークホールドが燃やされたことに激怒しますが、原本はワンダゴア山にあるとウォンから聞かされ、生き残った魔術師に手出しをしないことを条件にウォンはワンダを山へ案内することになります。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のあらすじ|イルミナティを全滅させ、遂にチャベスを捕らえるワンダ
ストレンジについて議論が進む中、ワンダゴア山へ辿り着いたワンダはドリームウォークという能力を使い、別のユニバースの自分を利用してチャベスを追い、アース838に辿り着きます。
その凄まじい力によって一瞬にしてイルミナティのメンバーを全滅させたワンダ。
必死に逃げるストレンジたちでしたが、チャベスはワンダに捕えられてしまい、ストレンジとアース838のクリスティンはダークホールドに手を出し闇堕ちしたストレンジがいる世界へとチャベスの力を悪用したワンダによって飛ばされてしまいます。
インカージョンによって崩壊した世界で闇堕ちしたシニスターストレンジとの戦いを制したストレンジは、ダークホールドの力を利用してチャベスを救出することを決意するのでした。
果たして、ストレンジはチャベスを救うことが出来るのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
以上、映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』のあらすじでした。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|ドクター・ストレンジ6年ぶりとなる待望の続編
映画『ドクターストレンジ2/マルチバース・オブ・マッドネス』は、マーベルコミックの人気キャラクター・ドクターストレンジが活躍するヒーロー映画の続編として2022年に全世界で公開されました。
MCU作品での出演などはあったものの、単独作品としては実に6年ぶりの新作ということでファンからは大きな期待が寄せられていました。
タイトル通り多元宇宙=マルチバースが大きな舞台となっており、制御は出来ないながらもマルチバースを行き来する能力を持つ少女アメリカ・チャベスを守るためにストレンジが、彼女の能力を狙うかつての仲間ワンダことスカーレットウィッチに立ち向かっていく姿を描いた作品となっています。
『ドクター・ストレンジ』といえば、建造物や風景が変幻自在に曲がる革命ともいうべき映像が魅力的でした。続編はよりパワーアップしており、様々な宇宙にアクセスする映像は神秘的でまるで環境映画を観ているような感覚にさえ陥ります。
管理人
そんな魅力的な映像によって展開されていくストーリーですが、前述したように今作の悪役はなんとかつての仲間であるワンダであり、ダークホールドという魔の書物を手に入れたことから自分の欲望に制御について効かなくなり、別の宇宙に住む双子の息子たちとの生活を手に入れるためにチャベスの能力を狙います。
ワンダが闇堕ちしてしまった経緯については、スピンオフドラマ『ワンダビジョン』で描かれていますが、初見の方は分かりにくい部分があると思いますので、鑑賞する際にある程度の知識を入れておいた方が良いかもしれません。
そんなワンダですが、凄まじい力でストレンジたちを圧倒しており、アース838においてのアベンジャーズ的存在であるイルミナティを全滅させるなどアベンジャーズの時以上の強さを見せます。
あまりにも強すぎて一瞬で倒されてしまうイルミナティたちが気の毒に感じてしまいます。
そんなワンダに対抗するため、終盤では、ストレンジ自身もダークホールドの力を利用するという、今後の作品において転機になっていくであろう展開になります。
最終的には、チャベスがワンダと別世界にいる子どもたちを対面させ、子どもたちがスカーレットウィッチになった自身を怯えるような姿を見せたことから、ワンダはようやく改心し、自身の身を持ってダークホールドを封印することとなります。
ハッピーエンドかと思いきや、エンドロール後にストレンジの額に第3の目が現れ、今後ストレンジがワンダのように闇堕ちしてしまうかもしれないという衝撃の展開を予感させるシーンが描かれ、最後まで目が離せない内容です。
不思議なマルチバースの世界への理解が深まる、今後のMCU作品にとって重要な作品ですので、必見です。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のみんなの口コミ評判レビュー
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「X-MENやホワットイフなどMARVELファンとしては興奮した展開だった」「色々予習していないと付いていけないが、それ以外は最高の出来だった」「ワンダの扱いについて賛否両論あるようですが、とても面白かった」「ワンダが好きなのであんな風な結末になってしまうのかと思って残念な部分もあった」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は、2022年1月の「スパイダーマン ノーウェイホーム」の公開以降とても楽しみにしていたMARVEL作品の続編でした。
「スパイダーマン ノーウェイホーム」の評価がMARVEL作品の中でも非常に高く、それに次ぐ作品ということで期待値が高かったという点を踏まえてもとても好きな作品でした。
同シリーズであるワンダヴィジョンやアベンジャーズエイジオブウルトロン、X-MENやスパイダーマン ノーウェイホームであったり、ホワットイフといった作品との繋がりがしっかりと描かれており、MARVELファンとしては興奮を抑えられませんでした。
サム・ライミ監督の作品であるということもあり、描き方がホラー的な表現であった点も目立ちましたが、終始ストーリーが綺麗にまとめられていた印象を受けました。
アベンジャーズメンバーであるワンダ(スカーレットウィッチ)がヴィランであった点は衝撃を受けましたが、ラストシーンでは普段のワンダに戻っており、賛否別れる結末でしたが私はとても好きでした。
30代女性
★★★★☆星4
MARVEL作品をずっと追ってきて、初めてホラーを取り入れたとのことでどんな感じなのかなと楽しみしてました。
ホラー要素がある程度でずっと怖いシーンが続くわけではなかったので、ホラー映画が苦手という人でもある程度は許容範囲に入るんじゃないかなと思います。
前作のドクターストレンジは酔ってしまうような3DCGがゴリゴリに入っていて少し苦手でしたが、今回のマルチバース・オブ・マッドネスは酔うようなシーンは少なくて見やすかったです。
ストーリーでは母ワンダの欲望の暴走が描かれているのですが、ディズニープラスのドラマ「ワンダヴィジョン」を見ていない人にとっては、あまり感情移入がしにくいのかなと思いました。
30代女性
★★★☆☆星3
『スパイダーマン/ノーウェイホーム』で、主役のスパイダーマンと同じ位に活躍していたのと、エンドクレジット後の演出で、「ワンダ、君の力を貸してほしい」と言っていたので、この映画の公開がとても楽しみで、公開初日に劇場へ足を運びました。
CG技術とスピード感が今までのMARVELスタジオ映画の中で最大級の迫力で魅了されました。
ストーリーは『アべンジャーズ/エンドゲーム』や前作の『ドクターストレンジ』との伏線等の繋がりは少ない印象で、ストレンジ以外は女性キャラがヒーロー的意味でもヴィラン的な意味でも関与してるシーンが多く、製作者側も女性が社会で活躍する現代を少し意識して制作したのかなと感じました。
話のテンポが複数の次元を小刻みに移動するので、これから配信、レンタル等で観る方は何度も見て検証する事が必要かもしれません。
エンドクレジット後の予告によると、ストレンジはまた帰ってくると表記されており、カンバーバッチはマーベルと生涯契約なんでしょうかと驚きました。
30代男性
★★★★★星5
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、マーベル・シネマティック・ユニバースの28作品目にあたります。
『スパイダーマン』でお馴染みのサム・ライミ監督が久しぶりにmarvel映画を手がけたことでも話題になりました。
この映画は予告編でも明確なヴィランが出なかったので、誰がヴィランになるのかすごい気になってましたが、まさかのスカーレット・ウィッチがヴィランで終始物語が続きました。
スカーレット・ウィッチのファンからしては、今までのシリーズの中で過酷な運命を背負ってきた為、どこかで幸せになってほしいなと願っていましたが、それも叶わず最後まで悲しい展開が続きました。
結末としては悲しいものでしたが、フェイズ4の作品としては、1番面白かった作品です。
20代男性
★★★★★星5
ベネディクト・カンバーバッチの映画はすべて好きですが、ストレンジは特に大好きな映画です。
ちょっとクセが多い役が多いですが、その中でもストレンジは大クセがあり、色気もあります。
今回、髪形がロングだったり、ゾンビだったりと様々なタイプのストレンジを見ることができて見に行って良かったと思いました。
敵役であるワンダも魅力的で、母親になりたかったワンダと、母親として子育てをしているワンダが対照的でとても見ていて辛かったです。
ワンダが幸せな世界で生きていけるようにと祈るばかりでした。
マーベルシリーズのなかで、アイアンマンやキャプテンがいなくなった世界で、これからもストレンジは魅力的なキャラクターとして続編が出ることをとても期待しています。
40代女性
★★★★☆星4
前作「ドクター・ストレンジ」から6年。待ちに待った続編です!
主にワンダの扱いについて賛否両論あるようですが、面白かったです。映画館で観てよかったと思える迫力と映像でした。
ホラーテイスト強めだったのは予想外でしたが、死霊のはらわたのサム・ライミ監督と聞いて納得。明るいホラーと言うべきか、前作とは作品全体の印象が異なりました。
マイナスポイントを挙げるとしたら、一見さんに非常に不親切なところです。
前作を履修し、MCUの解説動画で予習してから臨みましたが、キャラクター同士の関係性も出てくるワードも所々分からない。それに対する説明シーンもない。
とは言え、そんな不親切さを差し引いても娯楽性といい世界観といい充分楽しめました。
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」だけでも、事前に観ておくとよりスムーズに鑑賞できるかも知れません。
40代女性
★★★☆☆星3
いつも通り過去作、スパイダーマンや特にディズニープラスのワンダヴィジョンを観ておかないと繋がりがよく分からないと思います。
作品としては、単純に敵を倒すだけでない、ドクターストレンジが禁断の呪文により、時空をゆがませてマルチバースの扉を開いてしまい、時空を移動出来る力を持つ女の子を助けて世界を元通りにするため戦う内容でした。
彼はワンダにも助けを求めるのですが、ワンダも時空を操れる力が欲しい為、女の子を襲います。
私はワンダが好きだったので、ワンダヴィジョンや今回のドクターストレンジで、どちらかと言うと悪者扱いになっていったのが少し悲しかったです。
ドクターストレンジよりワンダの切なさと最強さが残った印象でした。
50代女性
★★★★★星5
マーベルの作品はアイアンマンから、その他スピンオフドラマなども全て見ています。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を見るにあたり、1作目の『ドクター・ストレンジ』と『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『ワンダビョン』を見直しました。
スパイダーマンでは、マルチバースに繋がる話、ワンダビジョンでは、ワンダがスカーレットウィッチに流れを確認できていたので、今回の映画で全て繋がり、かなりおもしろかったです。
マーベルの映画は、スピンオフドラマの内容も普通に出てくるので、スピンオフドラマも見ておいてよかったと思いました。
エージェント・カーターに出てくる、ペギー・カーターも、今回の映画で別世界のキャプテンアメリカとして出演していたので、かなり感動しました。
マルチバースにより、いろいろな作品を繋がりをもたすことが出来ていたので、今後が楽しみです。
20代男性
*映画『ドクターストレンジ2』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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