『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』キャスト相関図を図解解説!前作とのつながりは?実話なのか【あらすじネタバレ感想評価】

2024年11月15日、日本公開の映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』。
2000年に公開された『グラディエーター』の続編映画です。
前作から16年後を舞台にした作品で、前作からは唯一ルッシら役のコニー・ニールセンのみ続投しています。
- 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』キャスト相関図|実話・史実解説
- 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の前作とのつながり
- 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のあらすじ
- 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』キャスト相関図|実話・史実解説
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のキャスト相関図
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のキャスト相関図はこの通りです。
キャスト・登場人物 | |
ルシアス・ヴェルス 役 | ポール・メスカル |
マルクス・アカシウス 役 | ペドロ・パスカル |
ルッシラ 役 | コニー・ニールセン |
マクリヌス 役 | デンゼル・ワシントン |
ゲタ 役 | ジョセフ・クイン |
カラカラ 役 | フレッド・ヘッキンジャー |
ラヴィ 役 | アレクサンダー・カリム |
キャスト・登場人物はこのようになっています。
カラカラやゲタは実在した人物?実話解説
古代ローマ帝国を舞台にした『グラディエーター』シリーズ。
20年以上ぶりとなる続編で悪役として登場するのが、双子の皇帝であるカラカラとゲタです。
その見るからに極悪そうなルックスで悪政の限りを尽くし、民衆を苦しめる存在として描かれます。
彼らは実在したのでしょうか?実話について解説していきます。
管理人
実在した双子皇帝カラカラとゲタ
結論から言うと、双子の皇帝であるカラカラとゲタは実在した人物です。
彼らは211年に父親である皇帝のセプティミウス・セウェルスが病死したことから皇帝に即位して、共同皇帝となりました。
が、二人は対立構造にあり、この共同政治は失敗だったと言われており、最終的にはカラカラの指示によってゲタは暗殺されてしまいます。
カラカラはゲタを激しく嫌悪していたようで、死後すべての記録を抹消されるなどの酷い仕打ちを受けました。
ちなみに映画ではゲタが兄、カラカラが弟となっていましたが、実際はカラカラが兄でゲタが弟です。
管理人
映画で描かれていたほど堕落してはいないものの、カラカラは独裁者として知られていました。
自分の別荘や劇場を乱立させ、資金がなくなれば住民たちの財産を奪うなどの行動に出たようです。
また、前述したようにゲタを暗殺したことに対して批判的だった民衆を集め、2万名以上を処刑したと言われています。
実在したマクリヌス
奴隷商人として登場し、ハンノの才能をいち早く見出し、後にその狡猾さから次期皇帝の座を狙うキャラクターとして登場するのがデンゼル・ワシントン演じるマクリヌスですが、実はマクリヌスも実在した人物です。
マクリヌスは、初めて元老院としての身分を持たずに皇帝になったことで知られています。
映画でも描かれていたように、カラカラからの信頼が厚く、近衛隊長官として活躍をしており、その後、カラカラが暗殺された後に皇帝に即位します。
この暗殺に関しては、マクリヌスが計画していたという噂もあったようですが、真偽は明らかになっていません。
管理人
映画ではルシアスに破られ、ローマ帝国を支配するという野望は叶えられなかったマクリヌスですが、実際は皇帝に即位していたことが分かります。
史実との違い
このように、実在する人物たちを基にした映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』。
しかし、かなり誇張した描かれ方をしていることから前作でも批判がありました。
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』でも悪役として仕立てるために、カラカラとゲタ、マクリヌスは偏った描き方をされています。
そのため、あくまで映画はフィクションであると割り切って、鑑賞した方が良いかもしれません。
管理人
前作とのつながり
信頼する皇帝アウレリウスを殺害し、皇帝の座に就いたアウレリウスの実子であるコモドゥスに反旗を翻したことから、グラディエーターとなり、コロシアムで戦うことを余儀なくされたラッセル・クロウ演じる主人公のマキシマス。
やがて、彼はかつて身分違いのため別れることを余儀なくされたコモドゥスの姉ルッシラの協力もあり、民衆からの信頼を受けるようになります。
そして、映画のラストでは、マキシマスとコモドゥスの一騎打ちが描かれ、勝利するも自身も死亡してしまう姿が描かれます。
管理人
マキシマスの息子・ルシアスの活躍を描いたストーリー
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は、前作の主人公・マキシマスの息子であるルシアスが活躍するストーリーです。
つまり、結論から言うと、前作と繋がったストーリーとなっています。
管理人
前作では細かく言及されていませんでしたが、ルシアスは映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』でマキシマスとルッシラの間に生まれた子どもであると明らかになっています。
続編は前作から16年後という設定になっており、コモドゥスとマキシマスが一騎打ちの末に息絶えた後に権力闘争で危険が及んでしまうと判断したルッシラによって、ルシアスはヌミディアに亡命し穏やかに暮らしていましたが、ローマ帝国が侵攻してきた際にローマ帝国の将軍でルッシラの再婚相手であるアカシウスに最愛の妻を殺されてしまうという悲劇的なストーリーが展開されていきます。
前作でルッシラを演じたコニー・ニールセンが映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』でも続投してます。
ラッセル・クロウ演じるマキシマス、ホアキン・フェニックス演じるコモドゥスの前作の映像も作中で流れます。
気になる方は前作を観ることをオススメします。より作品の世界観を深くまで理解できるようになると思います。
管理人
更なる続編の構想
監督を務めたリドリー・スコットには、続編となる『グラディエーター3』の構想もあるようで既にいくつかのアイディアはあるようです。
前作から24年後に公開された映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』ですが、もしかすると、更なる続編はもう少し早く観ることが出来るかもしれません。
リドリー・スコット監督が映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』を作成したのが、御年87歳という高齢でした。
しかし、生涯現役を貫くことを宣言しており、その凄まじい創作意欲には驚かされます。
管理人
そんなリドリー・スコットの今後の活躍にも期待したいと思います。
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のあらすじ
(以下、映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のあらすじです。)
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のあらすじ|最愛の妻アリサットの復讐に燃えるハンノ
アフリカ大陸ヌミディアに住むハンノは、妻であるアリサットと幸せに暮らしていましたが、ローマ帝国軍が侵攻してきたため戦場へと赴くこととなります。
アカシウス将軍の攻撃によって、アリサットは戦死してしまい、ヌミディアも敗れてしまったためにハンノは奴隷としてローマに送られることとなります。
奴隷商人であるマクリヌスに気に入られたハンノはその圧倒的な強さから剣闘士=グラディエーターとして次第に人気を博していきます。
マクリヌスにハンノが求めることは妻の命を奪ったアカシウス将軍への復讐でした。
一方、ローマへと戻ってきたアカシウスは双子の皇帝であるゲタとカラカラの独裁によって、悪化するローマの状況に危機感を覚え、反逆の計画を妻であるルッシラと相談していました。
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のあらすじ|将軍の妻であり、前皇帝の娘であるルッシラの息子だったことが明らかになるハンノ
ルッシラはコロシアムで戦うハンノを目撃して、独裁皇帝であるコモドゥスとの一騎打ちの末に命を落とした将軍マキシマスとの間に生まれた息子のルシアスであると確信します。
ルッシラは皇位継承者となり、暗殺される恐れのあった幼いルシアスを安全のためにルミディアに逃がしていた過去があったのです。
久しぶりにルシアスと再会したルッシラでしたが、妻を殺されたルシアスのローマ帝国とアカシウスへの怒りは収まることはありませんでした。
ローマの元老院たちとも関係を持つマクリヌスは、アカシウス将軍による反逆計画について耳にし、ゲタとカラカラへ告げ口をします。
強い怒りを覚えた双子の皇帝は、コロシアムにてアカシウスとルシアスを戦わせることにするのでした。
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のあらすじ|次期皇帝の座を狙うアカシウス
コロシアムでの一騎打ちで壮絶な戦いを繰り広げる二人でしたが、ルシアスは戦いの中で侵攻がアカシウスの本意ではなかったことや彼の良心を感じ、止めを刺すのをやめてアカシウスを許します。
しかし、双子の皇帝が指示によってアカシウスを弓矢で殺害したことから、英雄であるアカシウスにひどい仕打ちをした皇帝への市民の怒りが爆発し、やがて暴動へと変わっていきます。
暴動の最中に疑心暗鬼となった双子の皇帝に付け入り、皇帝ゲタを殺害したアカシウスは皇帝カラカラの財政官に就任し、政治の実権を握ることとなります。
次期皇帝の座を狙うマクリヌスは、ローマ市民の皇帝カラカラへの怒りを更に助長させるためにコロシアムでのルシアスとルッシラの処刑を計画するのでした。
以上、映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のあらすじでした。
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|アカデミー賞に輝く『グラディエーター』待望の続編
映画『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』は、2000年に公開されました。
アカデミー賞を受賞し、興行的にも大成功をおさめたリドリー・スコット監督作品『グラディエーター』の約24年ぶりの続編です。
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は御年87歳となるリドリー・スコットがメガホンをとりました。
前作の主人公・ラッセル・クロウ演じるマキシマスの息子であるルシアスがグラディエーターとして頭角を現し、やがて腐敗したローマ帝国へと立ち向かっていく姿が描かれていきます。
管理人
『グラディエーター』シリーズの最大の魅力と言えば、なんといってもそのアクションシーンにあります。
ローマ帝国によって侵攻を受け、住んでいたヌミディアという国を奪われ、愛する妻も殺されてしまった主人公のルシアスことハンノ。
奴隷商人マクリヌスに買われ、剣闘士=グラディエーターとして戦わされる様子が描かれます。
そして、凶暴化したサルやサイとの戦いなど手に汗握るシーンが展開されていきます。
特に、コロシアムに水を溜めて水上での戦闘をするシーンは圧巻の迫力に満ちています。
管理人
過酷な戦闘を自分の身体一つで立ち向かっていくハンノのカッコよさに痺れたという方は多いと思います。
そして、アクションシーン以外の魅力といえば、ドラマティックなストーリー展開にあります。
映画の中盤で妻アリサットを奪われ、ローマ帝国への復讐に燃えるハンノ。
実は全皇帝の娘で、現在はアリサットを殺害した将軍アカシウスの妻であるルッシラの生き別れた息子で、皇位継承者であったことが明らかとなります。
愛する妻を奪った男の妻が、実の母親であるという運命に苦悩するルシアスの姿が描かれます。
しかし、やがてアカシウスが独裁を続ける双子の皇帝からローマ帝国を立て直すために反逆を計画していたことを知ります。
そしれ、ルッシラからの説得を受け、自らがローマ帝国に革命を起こすために仲間のグラディエーターたちを扇動していきます。
分かりやすくもドラマチックな展開も大きな魅力であると感じます。
管理人
また、キャラクターたちも個性的です。
ポール・メスカル演じる勇敢な主人公ルシアス。
他にも、武器商人でありながらそのずる賢さによって次期皇帝の座を狙おうとするデンゼル・ワシントン演じるアクリウス。
そして、いかにも邪悪な雰囲気が漂う双子の皇帝ゲタとカラカラ。
粒ぞろいのキャラクターが次々と登場し、作品を盛り上げます。
管理人
最終的にルシアスがアクリウスに勝利し、新たなローマ帝国を築いていくことを予感させるラストで映画は終わりを迎えます。
148分という上映時間があっという間に感じるアクション大作となっていますので、ド迫力の映画を観たいという方にオススメです。
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★☆星4
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は、ラッセルクロウの前作から少し時代が過ぎた時期を舞台にしています。
続編は前作と違う世界観になってしまったりする場合もあるのですが、この作品は父親の息子が同じように剣闘士になって復讐をするという感情移入しやすい話になっていると思います。
いい点は中盤ぐらいまでのストーリーが前作と似ているなと感じた点です。
この手法は『トップガン マーヴェリック』でも使っていましたが、前作を思い浮かべながら比較できるので好きなストーリー展開です。
ラスボス的な感じで戦うのが意外な人物で驚きました。
闘技場では戦いの中に水上戦があることは、こんなことがこの時代にできるのかなという感じです。
全体的には前作と同じような感じなので、大きなハズレはないと思います。
50代男性
★★★★☆星4
前作の『グラディエーター』も何度か見ました。
続編ということでだいぶ楽しみでした。
前作から二十年くらい経ってからの続編はすごい。
さて、基本的なストーリーラインとしては、復讐がメインテーマ。
誰がどのような関係なのか?ということは主人公周り以外でも意外とごちゃごちゃしているのがやや気になるところではあります。
しかし、面白い要素でもあると言えますでしょう。
アクションはばっちり。発想というか、海戦をということでその方法でシチュを作るのかと驚かされたところは実によかったです。
映像に勢いはありますがややCG感が強くですぎている感は否めなかったかなとも思います。
それでもバトルの臨場感はありましたし、面白かったです。
30代男性
★★★★☆星4
傑作『グラディエーター』の、リドリー・スコット監督自身の手による24年ぶりの続編となれば期待するなという方が無理な話で。
ラッセル・クロウが出ないのは致し方ないとして、最近メキメキと売れてきているポール・メスカルやジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャーなど若手キャストの頑張り、既にベテランの域に達しているペドロ・パスカル、1から継続しているコニー・ニールセンらの好演もさることながら、誰がどう観てもやりすぎ感満載のデンゼル・ワシントンも、役自体を楽しんでるんだなというのが伝わってきて面白かったです。
ただ、あれだけ生真面目な前作からすると、信じられないぐらいの破天荒な作品になっていて、歴史上の整合性やリアリティよりも面白いことを徹底的にやってやろう、という熱情が上回りすぎて「いくら何でも嘘だろ!!」とツッコミたくなるシーンの連続に半ば呆れかけました。
でも、よくよく考えてみれば、80歳すぎてなお、このようなバカバカしい映画を、壮大にテンポよく撮り上げてしまうリドリー・スコット監督のバイタリティには敬意を抱かずにいられないという気持ちになりました。
歴史の勉強になるかも知れない、と思って観たりすると間違いなくテストの点には結びつかない映画なので注意が必要です。
でも面白い映画が観たい!というニーズには100%応えてくれる映画だと思います!
40代男性
★★★★☆星4
作品としては非常にシンプルなもので、暴君を打ち倒すために立ち上がったグラディエーターの物語という簡潔な部類のもの。
一作品眼と同じような感じではありますが、年数が経ってより迫力が上がって良くなったんじゃないだろうかと思います。
物語も単純明快であり、ひょっとした大ピンチかも?と思うような場面や思い切って戦いあう感じが良いです。
メリハリがよくできていたと思います。
前作とのつながりもよく描かれており、やや物語のつながりに疑問が付く場面はありますが、ところどころ思い出せる面はあったと思います。
あまり難しいことは考えず、とにかく戦闘シーンなど迫力のある場面を大画面と劇場のサウンドシステムで楽しむべき作品ではないかといえます。
30代男性
*映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。