『ゴジラvsコング』の吹き替えがひどいなどツッコミどころ解説!結局どちらが勝ったと言えるのかやメカゴジラの強い理由も
「メカゴジラ 強い」で以前来ていたのでボリュームはないもののそれは残そうかと思っています
2021年7月2日、日本公開の映画『ゴジラvsコング』。
「モンスター・バース」シリーズの第4作目(「GOZILLA ゴジラ」→「キングコング:髑髏島の巨神」→「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」)となる作品で、1962年に製作された「キングコングvsゴジラ」以来の2体の対決となりました。
日本人キャストとして、以前まで登場していた渡辺謙が演じる芹沢四郎の息子役として小栗旬が出演しています。
『ゴジラvsコング』の口コミ評判レビューには、
- 迫力満点の怪獣バトルが楽しめた
- ハリウッド初出演の小栗旬の扱いが酷いとは思った
- 物語の落としどころが終盤まで見えないため、戦闘シーンでは緊張感が尽きない
- 怪獣映画として楽しめる人には純粋にオススメできる作品
- ラストのオチには、少し残念な気持ちになった
- 闘いは迫力があり、とても見応えのある映画
- 前作と比べて微妙だったので、次回作に期待したい
- ストーリーの稚拙さは気にしないで純粋に映像を楽しむ作品
という声が多数集まっています。
目次
吹き替えがひどい?ツッコミどころを解説
本作『ゴジラvsコング』は、モンスターバースの4作目にして、遂にゴジラとコングが戦うということで公開前から映画ファンの大変な話題を呼び、全世界の興行収入では前作を上回る4億7,000万ドルを記録する大ヒット作品となりました。
そんな本作ですが、ゴジラ、コング、メカゴジラの大迫力のバトルシーンがシリーズ最高傑作であると高く評価する声がある一方、「ひどい」という辛辣な感想を持つ方も多数おられました。
なぜ、「ひどい」という理由が上がってしまうのか?
その理由については大きく3つの原因があると思いますので、紹介していきたいと思います。
①吹き替えがひどい
「ひどい」という感想につながった理由の1つ目は、吹き替えがひどいという点です。
本作のコング側の主人公とも言うべきネイサンを数々のアニメ映画や吹き替えで活躍する津田健次郎さん、コング研究者のアイリーンを歌手としても活躍する声優の坂本真綾さんが演じており、キャラクターのイメージにあった演技をしていて全く問題はなかったと思われます。
しかし、バーニーを尾上松也さん、マイアシモンズを田中みな実さん、ジョシュを爆笑問題の田中裕二さん、そして前作に引き続いて、マディソンを芦田愛菜さん、マークを田中圭さんが担当しており、普段俳優やコメディアンとして活躍するプロの声優ではないキャストの演技に不満を感じる方が多く、「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
海外作品の興行的失敗が続く日本において、少しでも劇場動員を増やすための施策として話題性のある俳優たちを声優として起用したと考えられますが、もう少し上手な俳優たちを起用していれば、このような意見は出なかったのかもしれません。
②ツッコミのどころの多いシーンの数々
「ひどい」という感想につながった理由の2つ目としては、映画全体のツッコミどころの多さです。
特に指摘の多かった代表的なツッコミどころについて紹介していきたいと思います。
①ゴジラとコングが乗っても沈まない空母
映画の中盤でコングを南極へ移送中にタスマン海にてゴジラが現れ、コングとゴジラが初めて対決するシーンがあります。
その際におそらくそれぞれが数万トン以上あるであろうゴジラとコングの両方がアメリカ軍の空母に乗っても、全く空母は沈みません。
一般的に考えて、あんなに重たい怪獣たちが空母に乗ったら一瞬で沈んでしまうだろうに、科学考証を無視した杜撰なシーンに思わず笑ってしまいます。
②コングの死んだふり
タスマン海でのゴジラとコングの戦いの際にこれ以上の被害を食い止めるために、コングに死んだふりをさせて、ゴジラがその様子を見て勝利したと勘違いし、その場を後にするシーンがあります。
これまで幾多の戦いを繰り広げてきたゴジラが死んだふりに引っ掛かるわけがないだろうと思わずツッコみたくなるシーンとなっています。
③手話を完璧に理解しているコング
コングは村の先住民である少女ジアと心を通じ合わせておりますが、ジアの複雑な手話を完璧に理解しており、それどころかコングも手話を使ってジアと会話をしています。
そんなコングの優秀な頭脳に「あり得ない!」とツッコミを入れたくなるシーンになっています。
ここまで完璧に手話を理解しているのであれば、コングが人間と同じように喋り出すことも可能なのではないでしょうか?
④芹沢蓮の存在
本作では、前作『ゴジラ キングオブモンスターズ』でゴジラを復活させるために自らの命を犠牲にした渡辺謙さん演じる芹沢猪史郎博士の息子である芹沢蓮というキャラクターが登場します。
ゴジラの理解者であった父に対して、息子の蓮はゴジラを倒すためにメカゴジラをエイペックス社の研究員として開発するという設定になっていますが、親子という設定について活かしきれておらず、非常に消化不良感があります。
また、出番もかなり少なく、最終的にメカゴジラの暴走によって絶命しますが、そのシーンの演技についても震えながら白目を向くというまるで昭和のコントのような演出となっていて、全体的に「何がしたかったんだ?」と思わずツッコみたくなるキャラクターとなっております。
芹沢蓮がツッコミどころ満載の中途半端なキャラクターになってしまった原因は今作がハリウッドデビューとなった小栗旬さんの演技という噂もあり、小栗さんも出番がかなり少なかったことやカットされたシーンが多かったことを明らかにしており、公開時のインタビューにて悔しさを滲ませていました。
今後もハリウッド作品への挑戦を続けていくのであれば、今回の悔しさをバネにして頂き、父親の猪史郎を演じた『バットマン ビギンズ』、『インセプション』など数々の大作への出演を果たしている渡辺謙さんのように活躍していってほしいものです。
⑤ゴジラの放射線を斧で受け止めるコング
映画のクライマックスの舞台は香港。
ゴジラが放射熱線で地球に開けた空洞と繋がる穴によって、コングも香港に現れ、最後の戦いが始まるわけですが、地球に穴をあけてしまうほどの威力を持つゴジラの放射能をコングは持っていた斧やビルの展望台で受け止めており、ずさんな設定には思わず笑いがこみ上げてきます。
排除された人間ドラマ
「ひどい」という感想につながった理由の3つ目は、徹底的に排除された人間ドラマです。
前作「ゴジラ キングオブモンスターズ」では、ゴジラの出現によって命を落としてしまった息子を持つ家族のドラマが描かれていましたが、本作では人間ドラマが徹底的に排除されており、「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
ただ、本作のメインはあくまでタイトル通り、ゴジラとコングの戦いであり、両者の戦いを中心に描くため、人間ドラマを排除するのは、本作を制作する上で仕方なかったのかもしれません。
結局どっちが勝ったと言えるのか?メカゴジラの正体や強い理由についても解説
全局面でもゴジラ側の勝利か
本作『ゴジラvsコング』は、そのタイトルの通り、前作で怪獣の王者となったゴジラと髑髏島のコングの最強の戦いを描いた作品となっていますが、結局どちらが勝ったのでしょうか?
考察していきたいと思います。
タスマン海、そして、香港での戦いの行方
まず、ゴジラとコングの最初の戦いはコング南極輸送中のタスマン海で始まります。
海は、ゴジラが普段生活をしているメインフィールドということもあり、圧倒的な力でコングを圧倒し、海の中へ引きずり込みます。
見兼ねたコング輸送団が海へ魚雷を打ち込み、コングに死んだふりをさせたことから決着はつきませんでしたが、戦いを続けていれば、ゴジラが勝利していたことでしょう。
続く2回目の戦いの舞台は香港。
こちらはコングのメインフィールドである陸が舞台ということや地下空洞の神殿で見つけた地下の強大なエネルギーが満ち溢れている斧で応戦したこともあり、良い勝負を見せますが、結局はコングを足で踏みつけ、コングも抵抗して大きく叫び声をあげるものの、こちらもゴジラが勝利したと言っていいでしょう。
その後、二匹が協力してメカゴジラを倒し、最終的な決着は尽きませんでしたが、タスマン海や香港での戦いで判断すると、ゴジラが勝利したと言えます。
とはいえ、このままコングが勝負を諦めるとは考えにくいため、両者の勝負の行方がどうなっていくのか、気になる今後に期待したいと思います。
メカゴジラの正体や強い理由
メカゴジラの正体は世界征服を目的とした企業が作り出したロボット型の怪獣です。
前作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に登場したキングギドラの頭蓋骨と脳を利用しています。キングギドラの頭をスーパーコンピューターにつないで操縦者の意のままにメカゴジラを操るという仕組みで、これがメカゴジラが強い理由です。
メカゴジラを操縦するのは、前作で亡くなった芹沢猪四郎(渡辺謙)の息子である芹沢蓮(小栗旬)です。
メカゴジラの強さは驚異的で、『キングコング: 髑髏島の巨神』でコングの強敵として登場したスカルクローラーとの対決では熱線の一撃で瞬殺してしまうほどでした。
物凄い攻撃力を誇るメカゴジラですが、その反面エネルギーの消耗も凄まじく稼働時間の短さが一番の問題点とされておりました。その問題を解決する方法として考えられたのがゴジラのエネルギー源でもある地下空洞にある未知エネルギーです。
しかし、これが完全に裏目に出てしまいます。エネルギーが強すぎたため、小栗旬演じる操縦者の芹沢蓮が意識不明の状態に陥りメカゴジラが勝手に暴走します。
結果的にコングとゴジラの2匹の怪獣によりメカゴジラは倒されましたが、もしゴジラ達が負けていたら地球そのものが終焉を迎えていたかもしれません。しかし、結果的にはゴジラとコングが協力するきっかけとなったので、この作品には必要不可欠な存在となりました。
『ゴジラvsコング』のあらすじ
『ゴジラvsコング』のあらすじ|収容施設で生活するコング、そして、エイペックスを襲撃するゴジラ
前作『ゴジラ キングオブモンスターズ』から5年の月日が経ち、怪獣調査機関のモナークは髑髏島にドーム型の巨大な収容施設を作り、コングを観察していましたが、コングはすでに現在のドームでは対応できないほどの大きさに成長していました。
人類学者のアイリーンは島の孤児で唯一コングと意志の疎通が可能な少女ジアの協力のもと、コングの研究を行っており、怪獣の王者に君臨しているゴジラから守るためにも収容施設の移設には断固として反対します。
一方、陰謀論者でポットキャスト「大怪獣の真実」を配信しているバーニーはエンジニアとして潜入し、大企業エイペックスがひた隠しにしている怪獣関係の企みについて捜査を行っていました。
そして巨大な球体の機械を発見しますが、突如としてゴジラがエイペックス社施設を襲撃し、バーニーはCEOのウォルター、芹沢蓮とともになんとか脱出します。
5年前にゴジラと遭遇した女子高生マディソンは、ゴジラがエイペックスを襲撃したのは意味があるというバーニーの配信を聞いて、友人のジョシュとともにバーニーに会いに行きます。
『ゴジラvsコング』のあらすじ|ゴジラとコング、最初の戦い
エイペックスCEOのウォルターと芹沢は怪獣たちの故郷で強大な力の源になっている地下空洞に溜まったエネルギーを利用し、ゴジラに対抗するため地球空洞説を提唱する学者ネイサンに協力を持ち掛けます。
かつて共同研究を行っていた兄が地下空洞の探索中に亡くなった過去を持つネイサンは、エイペックスが開発した重力反転に耐えうる航空機HEAVの話を聞いて協力することを決め、怪獣たちの帰巣本能を利用して空洞に向かうことを計画します。
そして、コングの研究者で元同僚のアイリーンのもとを訪れ、コングに対しての指示は自分に従うことを条件に協力を引き受けます。
コングを空洞の入り口がある南極へ輸送中にゴジラが現れ、壮絶な戦いが始まってしまいますが、海軍が放った魚雷によってコングは気を失い、ジアの指示によってコングにそのまま死んだふりをさせ、勝利したと勘違いしたゴジラはその場を去り、一行は難を逃れました。
一方、バーニーとのコンタクトに成功したマディソンとジョシュ。
当初追い返そうとしていたバーニーでしたが、マディソンが元モナークの博士でギドラ復活の原因を作ったエマ博士の娘だと知り、態度を軟化させ二人の協力を歓迎し、エイペックスの秘密を探るために施設へと潜入します。
『ゴジラvsコング』のあらすじ|香港での最終決戦
地下空洞の入り口がある南極に辿り着いたネイサン一行。
家族がいるかもしれないというジアの手話に促されるようにコングは穴の中へと入っていき、3機のHEAVに乗った一行も後を追います。
地下空洞には、ジュラ紀のような世界が広がっており、巨大生物が飛行しており、コングは強大な地下エネルギーの源である故郷の古代宮殿へと辿り着きます。
一方、施設の運搬用ポッドに乗り込み、香港にあるエイペックス本社に侵入したマディソンたちは、CEOのウォルターと芹沢が開発したメカゴジラを目撃します。
ウォルターはゴジラ撃退のためにギドラの死体を利用してメカゴジラを開発しており、地下エネルギーをメカゴジラの燃料として利用しようと企てていたのです。
ネイソンたちに同行していたエイペックス社のマイアはエネルギーを香港に送り、用無しになったネイソンたちに銃口を向けた矢先、メカゴジラの気配を感じて香港に現れていたゴジラの火炎放射が地下空洞まで届き、大きな穴が空きました。
コングは脱出しようとマイアが乗り込んだHEAVを粉砕し、ゴジラとの決戦のために地下空洞に空いた穴から香港へと向かうのでした。
果たして、ゴジラ対コングの決着の行方は?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
『ゴジラvsコング』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
感想評価(※ネタバレ有)|遂にゴジラとコングが対決-待望のモンスターバース第4弾
本作『ゴジラvsコング』は、ゴジラとキングコングが活躍するシリーズ「モンスターバース」の4作目の作品として2019年に公開され、前作『キングオブモンスターズ』でギドラを倒し王者となったゴジラと髑髏島のコングが遂に対決するということで世界中のゴジラファンの熱い注目を浴びました。
物語はゴジラとコングのシーンが交互に描かれていきますが、冒頭から髑髏島の収容所では収まらないほどの巨大コングの迫力ある映像に引き込まれます。
コングたちの故郷が南極の地下空洞にあることを知った地質学者ネイサンたちはコングの帰巣本能を利用して、コングとともに地下空洞へと向かいますが、まるで映画『ジュラシックパーク』のような巨大生物が飛び交う世界が広がっており、躍動感あふれるコングのアクションが光る映像に仕上がっています。
一方、前作でギドラから自身を守ってくれたゴジラに強い思い入れを持つ少女ウェンディは、友人であるジョシュと陰謀論社のバーニーとともにゴジラが敵対視するエイペックス社の野望を探っていきますが、エイペックス社が秘密裏にギドラの遺体を利用してメカゴジラを開発していることを突き止めます。
エイペックス社の研究員として登場するのが、前作で渡辺謙が演じた芹沢博士の息子である芹沢蓮ですが、日本の人気俳優である小栗旬が演じています。
ただ、親子という設定が活かしきれていない点や小栗旬自体の出番もかなり少ないため、小栗旬目当てで鑑賞するのはオススメできません。
映画の終盤では、香港を舞台にゴジラとコングの一騎打ちが描かれていきますが、香港のネオンの美しい夜景の中での凄まじい戦闘シーンはサイバーパンクを思わせるような映像になっていて、これまでの怪獣映画にはないクールな雰囲気に仕上がっています。
一進一退の攻防を繰り広げる中、エイペックス社の指示に従わず暴走し始めたメカゴジラを倒すためにゴジラとコングがタッグを組むことになります。
メカゴジラはハリウッドリブート版ゴジラ作品で登場するのは初ですが、日本版へのリスペクトを感じるような造形に仕上がっており、得体の知れない不気味さが今回の設定と見事にマッチしていました。
ゴジラとコングの強力なタッグにより、ラストでは見事メカゴジラを撃退しますが、メカゴジラの首をもぎ取り、雄叫びをあげるコングの映像には痺れました。
ゴジラの攻撃力の方が勝っている描かれ方にはなっているものの、コングとゴジラのそれぞれのかっこよさがバランス良く描かれていて、どちらのファンも楽しめる作品になっていると思います。
『ゴジラvsコング』の皆んなの口コミ評判レビュー
『ゴジラvsコング』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「ゴジラとコングの勝敗をしっかりつけて欲しかった」「どちらかというとコング寄りの内容だったのは日本的には残念」「微妙な役だったが、小栗旬が出演されていたのは日本人にとっては嬉しい」「全体のストーリーに関しては少々雑すぎるかなという印象」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
自然調和のゴジラと守護神キングコングとのバトルはいつの時代もしびれるもにがあり、わくわくが終始収まらなかったです。これぞゴジラVSキングコングでしか見られない殴る蹴るのオンパレード!!誰もが見たかった期待に相応しいバトルが展開されます!
賛否両論あると思いますが私にとってはもうこれだけで十分満足できる作品でした。親子で見て楽しめる作品はもちろんのこと、ストーリー性よりもバトルにウェートをおいた作品でしたので子供が喜ぶ作品だと感じました。
どの作品もゴジラ作品のリスペクトが強く感じられますが、今回のゴジラはたくさんの過去作品のオマージュを感じさせられる場面が多かったです。
あれ?今のはもしかしてと考えている暇もないほど展開が早かったので2回目の視聴が私にとって一番楽しめると思いました。
30代男性
★★★★☆星4
この映画はまさに「怪獣プロレス」と表現してもさしつかえないほど、ゴジラとコングの殴りあいを惜しみ無く見せてくれました。基本的にはゴジラの方が優勢なパターンが多いのですが、それに負けじと食いついてくるコングもカッコ良かったです。
そして途中からコングは武器を持ち出したり、回りのものを利用したりと知能を生かした戦い方に切り替わるところが燃えました。ラストの方ではゴジラ、コング、メカゴジラの戦いになりさらに盛り上がりはヒートアップしていきます。
今回のメカゴジラはハリウッド版として大胆にアレンジされてしまいましたが、ターミネーターっぽくてなかなかカッコいいなと思いました。スッキリとできる終わり方で最終的にはゴジラもコングもカッコいいなと思える作品です。
20代男性
★★★★★星5
ゴジラ対コングの第一感想は、昔のゴジラとは大分かけはなれてはいるものの、アメリカらしい戦闘シーンや近代CGの大迫力に興奮しました。
また内容としては結末が最後まで見えず、ハラハラする戦闘シーンが多数みられ、楽しむことができました。メカゴジラが、前回作のものとストーリー的につながっており、また、コングもつながりがあり、緻密に練られた作品と感じました。
一番驚いたシーンは、女の子とコングが意思疏通を、とれることがわかった瞬間です。あの瞬間、大人たちが女の子を利用しようとしているのが分かり、大人の悪意が感じとれ、女の子とコングを応援したくなり、うずうずしました。
総じて、今までのゴジラとは異なる人間物語や、戦闘シーンがあり、大変楽しめる物語でした。
20代女性
★★★☆☆星3
日本を代表するゴジラとハリウッドを代表するキングコング。2体の大怪獣のバトルが現代で描かれるとあり、公開が延期されたのも相まってとても楽しみにしていました。
2体の対決が見れるのは『キングコング対ゴジラ』以来ですからね。どっちが勝つのかな?とワクワクしながら見ましたが、やや期待はずれな部分がちらほら。
ストーリーはあってないようなもの。大迫力の怪獣バトルを期待していたので、個人的には問題なし。気になったのが決着のつけ方です。日本とハリウッド両方のメンツを守ろうとしたのでしょうか、明確な勝敗がつくことなく、どっちつかずのまま映画が終わってしまいました。
公開前から世紀の対決!と各所で謳われていただけに肩透かしを食らったような感覚です。後は劇中で登場するメカゴジラのデザインも個人的にはいまいちでした。日本とハリウッドではデザインセンスがこんなに違うのかとしみじみ。
お祭り映画として頭を空っぽにして見る分には爽快で楽しい映画でした。
20代男性
★★★☆☆星3
1962年の『キングコング対ゴジラ』の現代版とも言える「怪獣映画」。とにかく、超巨体のぶつかり合うさまを理屈抜きに楽しめればよいジャンルであるので、ストーリーや、あの人はどういう訳でこうなったの?等々は気にしないのが吉。
陰謀論を頑なにネトラジで唱え続けた孤独な男が共鳴者を得て、信念で真実に辿り着いたり、「形見」が意外な場面で役に立ったり、撥ねっかえり娘が父親を冷や冷やさせる大冒険をしたり等々、ハリウッド製モンスター映画ではお約束なテンプレ登場人物が入れ代わり立ち代わり。
地球空洞化説まで飛び出してきて、軽いSF的なテイストも味わえる。コングを舟で輸送中にゴジラと海上戦闘が始まったりする展開は『エヴァンゲリオン』を彷彿とさせたりで、バラエティーに富んだ娯楽映画です。
40代男性
★★★★☆星4
あらかじめ言っておくと、ストーリーは「なんだこれ」という感じです。前作「キング・オブ・モンスターズ」で死亡した芹沢博士の息子役で小栗旬が演じていますが、何故敵側と手を組んでいるのかよくわからなかったり、ゴジラとコングが戦うのも宿敵だからという理由で雑な感じです。
しかし、2大怪獣の戦いはしっかり見せてくれます。どちらにも花を持たせたバトルを展開します。コングは宿敵ゴジラの背びれで作った斧を振り回し、中2病心をくすぐられます。
日本は公開が遅れたのでメカゴジラがネタバレしていました。画像を見たときは線が細くてカッコ悪いなと思ってましたが、動くとなかなかカッコいいのも楽しめました。
作品の上映時間は120分を切るのでかなりテンポよく進みます。怪獣映画を観に来たのに、陳腐な人間ドラマを見せられたと感じさせることはないです。
気軽に怪獣プロレスを楽しませてくれる最高の映画でした。
30代男性
★★★★★星5
最初、映画を見る前からゴジラが大好きで、この映画が公開されるとなった時からゴジラが勝って欲しい!と思っていました。
コングとバチバチなバトルが始まるんだろなと思いましたが、メカゴジラが出てきてびっくりしました。最初はもちろん二人の戦いで比較的ゴジラが有利で安心していましたが、メカゴジラが強すぎて、、、
圧倒的強さでもう無理なのかな、、、と正直思いました。ですが、映画後半。非常に感動しました。
ゴジラとコング最終的には二人でメカゴジラと戦い、どこか助け合ってるような印象を感じました。ゴジラがもうダメだ…と思ったらコングがメカゴジラに攻撃をし、コングがやられる!と思ったらゴジラが復活しメカゴジラに思いっきり攻撃し、2人で倒そうとしている、その姿勢に感動しました。
最終的にメカゴジラを倒した後、ゴジラvsコングの戦いがまた始まるのかなと思いましたが、ゴジラは倒れてるコングに向かって、何かありがとうと伝えてるような表情がたまりませんでした。
20代女性
★★★★☆星4
以前から楽しみにしており、公開初週に観に行きました。流石に映像が美しく、戦闘シーンも迫力があり非常に楽しめました。
前作、全前作と芹沢博士は渋くてかっこいい役だっただけに、息子が小悪党感があったのが残念、もう少し活躍していただきたかったです。怪獣同士の戦いでは、コング戦はゴジラがコングを圧倒しており、怪獣の王たる姿に昔からのゴジラファンとして非常に嬉しく思いました。
前情報はほぼ仕入れずに観に行ったので、メカゴジラが現れたときは本当に驚きました。ギドラの骨を使っているあたりの設定も、制御不能なオーバーテクノロジー感があって良かったと思います。
前作、vsギドラからの傾向かと感じますが、コングにとどめを刺さずに見逃すなど、ややゴジラが人間臭いように思いました。極端な表現ですが、個人的にはゴジラには人間に理解不能な化け物でいてほしいので、自分の求めるゴジラ像との乖離が少しありました。
30代男性