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『女子高生に殺されたい』は原作漫画の方が過激?あらすじネタバレや感想評価も

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2022年4月1日公開の『女子高生に殺されたい』。

表ではいい先生、裏ではサイコパスという2面性のあるミステリーな役柄を主演の田中圭が見事に演じています。

映画『女子高生に殺されたい』の口コミ評判レビューには、

  • サイコスリラー好きな人にはおすすめ
  • エンドロールの後まで見逃せない作品
  • 賛否両論分かれる映画かなと思った
  • 見終わった後は少し世界が広がったようにも見えた
  • 田中圭の2面性のあるミステリーな役柄が良かった
  • 登場人物の不気味な描写も良かった
  • あまり人を信用してはいけないなと改めて思えた
  • 本当にある精神病で、現実を描いた映画で凄く面白かった

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 『女子高生に殺されたい』の原作漫画について
  • 『女子高生に殺されたい』のあらすじ
  • 『女子高生に殺されたい』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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『女子高生に殺されたい』の原作漫画について

映画『女子高生に殺されたい』には原作が存在します。

古屋兎丸によって2013年から2016年まで連載された漫画『女子高生に殺されたい』が原作で、全14話から成る完結済みの作品です。

古屋兎丸の漫画作品といえば『ライチ☆光クラブ』や『帝一の國』など、過去にもいくつかの作品が実写映画化されています。

ブラックユーモアに満ちており、悪趣味とも言えるほどのエログロを厭わない作風はまさにアンダーグラウンド。

そんななかで育まれる少年少女たちの耽美な雰囲気は、多くの熱狂的なファンを生み出しました。

そんな古屋さんが「オートアサシノフィリア」という性癖を持つ男性を主人公に据えて描いたのが『女子高生に殺されたい』です。

管理人

自分が殺されるという状況に対して興奮を覚えるオートアサシノフィリアは、精神疾患の一種とされています。

しかし古屋さん曰く、この作品に出てくる登場人物たちは「ほとんど全員に何らかの病理が隠されている」ようです。

現実世界でさまざまな人と関わって深く話をしていると、「誰しも何かしら病んでいる」と感じるようで、その感覚がこの漫画にも反映されているようです。

そんな、「全員がどこか病んでいる」という奇妙な漫画を原作としているのが映画『女子高生に殺されたい』です。

管理人

概ねの設定などは原作と同じですが、サスペンス要素をプラスするための改変や原作にはいないキャラクターが映画版では登場しているなど、いくつかの違いがあります。

反対に、原作では描かれていたあるキャラクターの異常性は映画版ではカットされているなど、映画化する上での取捨選択は少なからずあったようです。

全2巻で物語も完結しているため、原作を読むハードルは比較的低いかと思います。映画を鑑賞された方も、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?

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『女子高生に殺されたい』のあらすじ

以下、映画「女子高生に殺されたい」のあらすじです。

『女子高生に殺されたい』のあらすじ|怪しげな新任教師、東山春人

春、新学期を迎えた二鷹高校に男性教師が赴任してきました。教師の名前は東山春人、担当は日本史です。

東山は端正なルックスと気さくで人当たりの良い性格から、瞬く間に生徒からの人気を集めます。

二鷹高校に通う高校生、佐々木真帆も東山に好意を抱いている女子生徒の1人でした。

東山が「遺跡研究部」を新設してその顧問になると知り、親友の後藤あおいを誘って入部します。

あおいは引っ込み思案な性格で、いつでも真帆と2人で行動しています。

そして、昔から生き物の声を感知したり地震などを予知したりできる、不思議な能力を持っていました。

そんなあおいは、密かに東山に対して得体の知れない恐怖を感じていたのです。

『女子高生に殺されたい』のあらすじ|東山の抱える欲望とその実現

東山は、誰にも言えないある感情を抱いていました。それは「女子高生に殺されたい」という欲望です。

東山が希望する「殺される際の条件」は2つありました。

1つ目は加害者となる女子高生が殺人の罪で捕まることのない完全犯罪であること、そして2つ目は「全力の抵抗虚しく殺される」ことです。

しかし、成人男性である自分の抵抗を上回る力を持つ女子高生はそうそういません。

実は東山は、その2つ目の条件を達成するために二鷹高校へ赴任してきたのです。

『女子高生に殺されたい』のあらすじ|自分を殺せる力を持つ少女との出会い

東山は以前、自らの心理を理解するために臨床心理士を志していました。

そのインターン研修で、とある少女に出会ったことが東山の人生を大きく変えることになります。

その少女は暴漢に襲われた際、子どもとは思えないパワーを発揮して成人男性である犯人を絞め殺しました。

東山は、この少女なら自分を殺せるかもしれないと考えます。

東山は少女が高校生に成長するのを待ち、自分は教師になりました。そして、その少女は二鷹高校に通っているのです。

東山は彼女に自分を殺させるための計画を練っていました。

そして、計画の実行日である文化祭が徐々に近付いていました。

以上、「女子高生に殺されたい」のあらすじでした。

果たして東山は女子高生に自分を殺させる計画を遂行するのか?

結末が気になる方は、実際に映画を観てみることをオススメします。

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『女子高生に殺されたい』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画「女子高生に殺されたい」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|劣情を持つ主人公を突き放しつつも見守る視線

センセーショナルなタイトルが目を引く『女子高生に殺されたい』。

原作となる古屋兎丸の同名コミックを、『アルプススタンドのはしの方』や『愛なのに』の城定秀夫監督が実写映画化しました。

女子高生に殺されたいという願望を持つ主人公を田中圭さんが、彼を取り巻く女子高生たちを南沙良さんや河合優さんといった将来有望な若手俳優の方々が演じています。

かなり危ういタイトルを冠した本作ですが、内容は丁寧に作られた良作といった印象です。

管理人

物語の重要なキーとなっており、東山が異常な執着を見せる「キャサリン」とは一体何なのか?

それは中盤まで伏せられたままで話は進みます。

「キャサリン」とは一体誰なのか、そして東山の不可思議な言動にはどういった意味があるのか、そういった部分を考えながら鑑賞できるのでサスペンスとしての楽しさを持つ作品だと思います。

また「女子高生に殺されたい」という、到底許容できない願望を持つ主人公の描き方も深みがあって良かったです。

その身勝手さや異常性を肯定せずに悪役のように描く態度を取りながらも、彼のなかにある悲哀や絶望という面も確かに描かれていました。

自分でも良くないことだと理解しつつ、どうしたって湧き上がってしまう衝動に苛まれる主人公は、ある意味で同情に値する人物なのだと感じます。

そういった切なさも含まれていることで、東山というキャラクターに奥行を感じることができます。

しかしそういった面があるからといって東山の行動が許されるわけではなく、最後にはしっかりと裁きが下ります。

管理人

「キャサリン」という人格を持っているのが真帆だと明らかになり、思惑通り彼女に首を絞められます。

しかし死まであと一歩のところであおい達が駆け付け、計画は失敗に終わってしまいます。

一度死にかけた東山ですが一命を取り留め、病院に搬送されます。

ラストで東山は一体どういった心情にあるのかは、観客である私たちには読み解けません

私たちの「理解」を拒否するようなラストが、異常性を持つ東山というキャラクターを物語っているようでした。

主人公の倒錯的な劣情だけでなく、女子高生同士の親密な関係を感じさせるような描写も多いため、全体的に耽美な雰囲気に仕上がった一作です。

ピンク映画出身の監督らしい画面の妖しげな色味やタッチも印象的で、私の好みからは少し逸れていました。

しかし、古屋兎丸の原作の雰囲気にはよくマッチしているのではないかと感じます。

サスペンスが好きな人、耽美な作品が好きな人にオススメの一本です。

『女子高生に殺されたい』の皆んなの口コミ評判レビュー

『女子高生に殺されたい』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「最後までハラハラドキドキの展開があり、上映時間は長く感じなかった」「本格的なミステリー作品として楽しめた」「人の二面性、三面性の狂気がうまく表現されていて見ごたえがあった」「田中圭さんのサイコパス的なふるまいに痺れた」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

主演、田中圭の一見、外見も良く人当たりもいいモテる真面目な男性教師…だったはずなのに、彼が9年間ずっと願っていたのは「女子高生に殺されたい」という願いただひとつだけ。田中圭の一癖あるちょっと腹になにを考えているのかわからない役柄の上手さを改めて感じました。

共演していた女子高生役の4人も個性的で、特にヒロイン?の佐々木真帆役の、南沙良さんは本当に難しい役柄だったと思います。ある意味1人3役。

とにかく田中圭扮する東山が変態すぎて、もうちょっとドン引きでした。

自分が完全犯罪で、相手に悟られることなく、きちんと殺されたいという構想を9年間練っていたんですから。

それに気づく元カノの大島優子さん扮する五月と、真帆を慕う雪生のGJ具合はすごかったです。

「お前が消えろ」という、真帆を守る存在のもう一人の影ヒロイン、あおい役の女優さんもカッコ良かったです。

最後は全く自業自得で…でも少し不気味で、見応えがありました

40代女性

★★★★★星5

主人公の田中圭さん演じる「女子高生に殺されたい」願望のある性癖を持つ病気って本当にあるそうで、そういう現実を描いた映画で凄く面白かったです。

そして、こういう精神異常に二枚目半の田中圭さんというキャストがピッタリだったと思います。

これが超俳優さんだったら気持ち悪くて観ていられなかったと思います。

女子高生役の若い俳優さんたちの演技も上手でビックリしました。

特に南沙良さんは綺麗で演技も上手でしたが、河合優実さんの演じた役は、少しシリアス過ぎで、でもそこがまた良かったのかなと思います。

主人公は、死ぬのか?死なないのか?とわからない描き方も良かったです。

田中圭さんと女子高生のトーンが少し違うかなと気にはなりましたが、そういう所も監督の狙いだったのかと思います。

とにかくこの映画は田中圭さんではなければいけなかった映画でした。 

50代女性

★★★★☆星4

タイトルがあまりにも露骨だったので、迷いましたが田中圭を見たくて見に行きました。

ここ数年(主におっさんず〜以降)の田中圭は、2枚目の頼りない年下男子という役どころ印象が強く正直見飽きていました。

しかし、久しぶりにサイコパス寄りの役をやってくれて嬉しかったですし、とてもハマっていました。

田中圭には、売れる以前のようにビルに爆弾を仕掛けて立てこもってほしいですし、結婚詐欺を働いてほしいです。

ストーリーとしては、終盤のテンポの悪さが気になり間延びした印象を受けました。

ただ、決められた尺(約2時間)のうちに誰がターゲットなのかということや、作戦の内容などの謎がきちんと回収されていたと思います。

その点は面白かったと思います。

20代女性

★★★★★星5

映画を見終わって最初の感想は「面白かった」の一言に尽きます。原作が凄いのだろうと思いました。その原作は、映画「帝一の國」などの古屋兎丸さんでした。

この映画の設定は今までの映画にはない、なんとも言えない不思議な設定でした。

オートアサシノフィリアと言うらしく、自殺願望や自傷行為とは異なり、自分が殺される状況に性的興奮を覚える性的嗜好の人を描いていました。

その性的異常者役が田中圭さんにピッタリでした。

田中圭さんは、真面目な役からコミカルな役までなんでもこなせる素晴らしい役者さんなのですが、バラエティー番組にも出演しているので少しコミカルなイメージがついている所がまた、この役を演じる上でポイントだったと思います。

監督は田中圭さんにオファーをかけて断わられると思っていたらしいのですが、田中圭さんは、この役にノリノリだったらしいです。

そしてこの映画の題名「女子高生に殺されたい」。なんかエロっぽさやチャラけてる感じを受けますが、実は本当に真面目なミステリーサスペンス映画でした。

そして女子高生役は若い子が多かったのですが、その子たちの演技力の高さに驚きました。特に南沙良さんの演技は良かったと思います。

とにかく面白く展開されていくので映画の最後大丈夫かなと思いましたが、終わり方も納得できる終わり方で非常に良かったです。

50代女性

★★★★☆星4

原作の冒頭部分だけは読んだことがあった程度の知識で見ました。

田中圭さんのサイコパス的なふるまいに痺れました。田中圭さんと言えばこれまでの私のイメージはさわやか、ドジ、かわいい、一生懸命、憎めないみたいな役柄が多かったようなイメージなのですが、これは新しい境地に足を踏み入れたのではないかと思えました。

さわやかさと内面のどす黒さがハマってるな~と感心しました。大好きな役者さんです。

見ている観客に推理させるような流れの持って行き方で、映画の中に入りこんで楽しめました。

女子高生を演じるフレッシュな俳優陣もみな表現がすばらしく、面白いストーリー展開に引き込まれました

人の二面性、三面性の狂気がうまく表現されていて見応えがありました。

30代男性

★★★★★星5

発想が実に面白い作品でした。

主人公の高校教師の東山は、女子高生に自分を殺させるという計画を長年考えていたという時点で、相当な変態的な趣向の持ち主です。

東山が殺してもらいたいターゲットの女子高生は決まっており、それが真帆でした。

彼女には、ある精神疾患があり、その精神疾患の事をずっと以前に知った東山は真帆の「ある人格」に、ずっと殺してもらいたいと思っているところが、恐ろしいと感じました。

キャスト陣は、それぞれ担当している登場人物の特徴をしっかりと捉えて演じているので、作品の独特の世界観に馴染んでいました。

真帆以外にも、精神疾患を持っている子がいるので、この辺は現代社会の闇をうまくストーリーに落とし込めていると思います。

40代男性

★★★☆☆星3

原作が面白かったので映画にも興味が湧き見てみました。映画は漫画よりサイコな感じで面白かったです。

主演の田中圭が好きなので、あの変態くさい妄想シーンをどう演じるのか気になっていましたが、その辺は原作と違っていて残念でした。

真帆の友人役のあおいが原作の雰囲気を壊してなくてよかったです。

色んな性癖がありますがオートアサシノフィリアというのはこの作品で知り、興味が湧いたので調べてみると一定数は存在していて涼しげな顔をした知人がこういう性癖を持っていたらどう接するんだろう?と考えると同時に、元彼女の五月の贖罪という名の行為も何らかの性癖なのではないかと思いました。

性癖は死ぬまで治らないと改めて感じる作品でした。

40代女性

★★★★☆星4

原作は全く知らなかったのですが、タイトルに何故か惹かれて鑑賞しました。

精神病である『オートアサシノフィリア』の存在を初めて知って衝撃的でした。

理想の殺され方を9年間も追い求め緻密に準備する。これは性癖のMの超究極体なのかな?と1人で心の中で半笑いで鑑賞していました。

田中圭さんの演技を始め、大島優子さんの登場後の展開のテンポの良さが素晴らしかったです。

女子高生役の方たちは正直存じ上げなかったのですが、皆さん映画の一要素に溶け込むいい演技をしていたと思います。

原作を読んでいないのでオリジナル部分や脚色部分がどのようになっているのか分かりません。

しかし、原作を読んだ上でもう一度鑑賞してみたいという気持ちに駆られました。

20代男性

*映画「女子高生に殺されたい」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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