『君は月夜に光り輝く』キャストを相関図で解説【あらすじとネタバレ含む感想評価】

2019年3月15日公開の映画『君は月夜に光り輝く』。
電撃小説大賞で大賞を受賞した佐野徹夜による同名小説の原作を実写映画化した物です。
監督は『君の膵臓をたべたい』の月川翔、主演は永野芽郁と北村匠海が務めました。
映画『君は月夜に光り輝く』のキャスト相関図
『君は月夜に光り輝く』のキャスト相関図
『君は月夜に光り輝く』のキャスト・登場人物
キャスト・登場人物 | |
渡良瀬まみず 役 | 永野芽郁 |
岡田卓也 役 | 北村匠海 |
香山彰 役 | 甲斐翔真 |
岡田鳴子 役 | 松本穂香 |
平林リコ 役 | 今田美桜 |
渡良瀬律 役 | 生田智子 |
深見真 役 | 及川光博 |
岡田恭子 役 | 長谷川恭子 |
岡崎 役 | 優香 |
映画『君は月夜に光り輝く』のあらすじ
(以下、映画『君は月夜に光り輝く』のあらすじです。)
『君は月夜に光り輝く』のあらすじ|不治の病をわずらう渡良瀬まみずと交流を深めていく岡田卓也
高校生の岡田卓也は、難病を患い入院中の女子生徒・渡良瀬まみずにクラスを代表して寄せ書きを渡すため、渡良瀬まみずのいる病室に向かいます。
発光病という不治の病を患うまみずは、初対面の卓也の訪問を喜び、また来てほしいと伝えます。
まみずに興味を持った卓也はお菓子を持って再びまみずの病室を訪れますが、その際に誤ってまみずが父親から貰ったというスノードームを割ってしまいます。
全く気にしていない様子のまみずでしたが、お詫びに何かしたいという卓也に対して、病室を出ることが出来ない自分の代わりに、やりたいことを代行してほしいとお願いします。
それ以来、卓也はまみずの代わりに遊園地でジェットコースターに乗ったり、大型パフェを一人で食べたり、スマホの行列に並んだり、メイドカフェでバイトしたりと彼女のやりたいことを代行していきます。
『君は月夜に光り輝く』のあらすじ|まみずの母親から関わらないように忠告を受けてしまう卓也
次のお願いは離婚した父親にその理由を聞きに行ってほしいとのことで、まみずの父親に会いに行った卓也は、治療費を捻出するための偽装離婚であったことを伝えられ、まみずは納得しましたが、父親に会う事が出来ない淋しさを滲ませていました。
そんなまみずの淋しさを埋めようと必死な卓也でしたが、まみずの母親からはまみずが一日でも長く生きていられるように刺激しないようにと忠告を受けます。
検査結果が良ければ、海に行こうと約束していた二人でしたが、まみずの体調は芳しくなく、断念することとなってしまい、落ち込むまみずを励ますため、卓也は天体望遠鏡を持って、彼女の病室に忍び込み、二人でスーパームーンを眺めます。
二人はいつしかお互いを思い、恋人のような関係になっていました。
幸せな時間も束の間、まみずの容態は急変し、意識を取り戻したものの、まみずの母親から卓也はきつい言葉を浴びせられてしまいます。
『君は月夜に光り輝く』のあらすじ|容態が悪化していくまみずのために自分の出来ることを考える卓也
二人の理解者となった看護師の岡崎の助けもあり、その後も卓也はまみずの病室を訪れますが、いつ死ぬか分からない自分の状況に卓也を付き合わせることが辛く感じてしまうようになったまみずは卓也のことを思って、もう来ないでほしいとお願いします。
まみずの願いを聞き入れ、会うことを辞めた卓也でしたが、まみずのために出来ることを考え、まみずが演じたがっていた文化祭の演劇「ロミオとジュリエット」でジュリエット役に立候補します。
そして、再び父親に会いに行き、まみずに会いに行ってほしいと頭を下げてお願いするのでした。
文化祭当日、ビデオ通話で演劇を鑑賞するまみずでしたが、容態が悪化してしまいます。
文化祭を終え、岡崎から連絡をもらった卓也はすぐにまみずのもとへと駆け付けるのでした。
映画『君は月夜に光り輝く』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『君は月夜に光り輝く』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|永野芽郁、北村匠海の魅力が詰まった純愛ラブストーリー
映画『君は月夜に光り輝く』は、佐野徹夜さんによる人気同名小説を実写映画化した純愛ラブストーリーとなっています。
2019年の公開当時、人気絶頂だった永野芽郁さん、そしてダンスロックバンド「DISH//」のメンバーとしても活躍する北村匠海さんのダブル主演ということで話題を集めました。
発光病という不治の病を患う女子高生の渡良瀬まみずと、ひょんなことから交流を深めることになったクラスメイトの岡田卓也の切なくも美しい恋を描いています。最大の魅力はなんといっても、ダブル主演の二人の熱演です。
管理人
卓也の前では明るく振る舞いながらも、病室から出ることが出来ずに死を覚悟しながら生活するまみずの切ない姿、そんなまみずのために自分に何が出来るか、自分の無力さを知りながらも必死に動いていく卓也の健気な姿が描かれていきますが、二人の熱演もあり、観る者の涙を誘います。
特筆すべきは映画の終盤のシーンで容態が悪化したまみずの病室に向かった卓也は、初めてまみずの本心を聞くこととなります。
生きる希望を失っていた自分に喜びをくれ、強く生きたいと思わせてくれた卓也に感謝し、自分の代わりに生き続けてほしいと願うまみずの言葉には、卓也へのまっすぐな愛が感じられ、これぞ純愛ラブストーリーと言うべき美しいシーンに仕上がっています。
結局、まみずは卓也の奮闘や思いも虚しく、亡くなってしまいますが、彼女から残された最後のメッセージを聞きながら、思い出を回想する卓也の表情からは彼女の分まで精一杯生きるという強い決意が感じ取れます。
映画のラストでは、卓也がまみずの三回忌に出席するシーンが描かれますが、卓也が医学部に通っていることが明らかになり、まみずのような人々を救いたいという卓也の気持ちを感じ、最後まで観客の涙を誘います。
また、その後のエンドロールで流れる人気ロックバンドSEKAI NO OWARIの主題歌「密の月」も歌詞やボーカルFukaseさんの優しい歌声が楽曲のイメージにぴったりとマッチしていますので、ぜひ最後まで鑑賞することをオススメします。
恋人が難病を患ってしまうという設定の映画はこれまでもたくさんありますので、設定やストーリーに関して特段の新しさというものはありませんが、主演二人の魅力や美しい映像によって、完成度の高い純愛ラブストーリーに仕上がっています。
恋人や家族と鑑賞し、生きることについて考え直すきっかけにするのも良いのではないでしょうか。
『君は月夜に光り輝く』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★☆星4
主演に北村匠海さんと永野芽郁さんという演技力の高い俳優さんをキャスティングしていますが、発光病という「難病」、「死ぬまでにやりたいこと」リスト、不治の病の女子学生を励ます男子学生、明るく振る舞っているけれど、本当は死を恐れている女子学生・・・と、今まで数多の映画や小説で描かれてきたモチーフがてんこ盛りで、正直、「またか・・・」という気持ちになってしまいました。
比較的、子どもの頃から演じていて、表現力が高い俳優さんの作品は見応えがありそうですが、ありがちなストーリー×こなれた演技の組合せはトゥーマッチに感じ、「よくできている映画だなあ」という冷めた感想になってしまいました。
また、永野さんは素敵な女優さんではありますが、幸薄い役というのがちょっとハマらないように感じ、架空の「発光病」という病なら、いっそ映画がファンタジーっぽければ、ワクワクするような作品になったのでは・・・と思いました。
そういえば、メイド喫茶の店員役の今田美桜さんは、ご本人はからっとしたキャラクターなのに、別の作品で、幸薄い役に説得力があったなあと比較してしまいました。
50代女性
★★★☆☆星3
映画としては、ありきたりな内容で途中から何となく想像できるようなエンディングです。
永野芽郁さんと北村匠海さんのぎこちない演技が、どこか自然ではあるものの演技力の低さとも捉えられる作品です。
映画の設定である発光病というのも、あまりにも非現実的で、感情移入が難しい作品でした。
ただ、ヒロインのためにひたむきな卓也が素敵な男性であるのは見て分かります。
そして、この映画での今田美桜さんがとても愛らしく、可愛らしい印象です。
今では主役級の彼女がヒロインの友人役というサブ役で出ているのも珍しいです。
彼女の存在が2人の関係性には大きく影響を与えるので、見どころの1つと言えます。
内容はもどかしいものの、キャストの豪華さで見る価値ありです。
20代女性
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