ラブレター(1995年岩井俊二監督作)のあらすじネタバレと感想評価|日本アカデミー作品賞を受賞
1995年3月25日公開。
岩井俊二監督の初の長編映画作品で、岩井俊二の原点とも言える今作は第19回の日本アカデミー賞で作品賞を受賞しました。また主な出演者の中山美穂、豊川悦二、酒井美紀、柏原崇は今作で個人賞をそれぞれ受賞するなどして活躍しました。
また韓国で映画公開された際には、140万人を動員する大ヒットとなりアジア各国でも公開されました。
- ラブレターのあらすじネタバレ
- ラブレターの感想評価と口コミ評判レビューまとめ
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目次
ラブレターのあらすじネタバレ|手紙のやりとりから始まる物語
(以下、映画「ラブレター」のあらすじネタバレとラスト結末です。)
ラブレターのあらすじ|不思議な手紙のやりとり
渡辺博子は恋人だった樹の三回忌に来ていました。樹の母親である安代を家まで送ることになり、樹の部屋にも入ります。そこにあった中学時代の卒業アルバムにから藤井樹の住所を博子はこっそりと腕に書きました。
ある日、樹の元に博子から手紙が届きます。そこにはお元気ですか?とだけ書かれてありました。樹は博子のことを知らず、不審がります。気になって仕方ない樹は博子に風邪気味ですと返事を出すことにします。するとすぐに風邪薬入りの手紙が返ってきました。
一方、博子は今はないはずの住所に手紙を出したのに返事が返ってきたことに驚きます。博子は天国にいる樹に送ったつもりだったのです。
ラブレターのあらすじネタバレ|秋葉との関係
博子は樹からの返事の手紙を、樹の友達であった秋葉のところに持っていきます。すると秋葉にまだ忘れられないのかと尋ねられます。秋葉と博子は恋仲になっていたのです。
それからも博子と樹の手紙のやりとりは続いていました。樹は博子のことを頭のおかしい人物だと思い、正体を教えてくれと手紙に書きます。
秋葉と博子の方もなぜ返事が来るのか訝しがります。樹が住んでいた住所は国道になってしまったと聞いていたので本来であれば手紙は届くはずがないからです。
博子は天国から来たことにしようと言いますが、秋葉は納得が行かず、真相を突き止めようとします。そして藤井樹である証拠を見せてくださいという手紙を樹に送りました。
これ以上関わらないと決めた樹でしたが、偽物扱いされるのも気に障り免許証のコピーを送ることにします。これを見て秋葉は喜び、手紙の相手の樹が住んでいる小樽に行こうと博子を誘います。
ラブレターのあらすじネタバレ|小樽に訪れる博子と秋葉
博子と秋葉は樹の中学時代の同級生に連れられ、樹の家があった場所に行ってみます。そこはやはり国道になっており、樹の家はありませんでした。
そして今度は手紙の住所を頼りに樹の家を訪ねます。樹の帰りをしばらく待っていましたが、博子は会わずに帰ることに決めます。そして自分と樹との関係や同じ名前の樹に会いに来たけど勇気が出なかったことなどを書いた手紙をポストに入れました。
家に戻った樹はその手紙を読んだことで、同じクラスの男子生徒に同名の藤井樹がいたことを思い出します。樹は博子が男子生徒の藤井樹だと勘違いして手紙を送っていたことに気付くのでした。
兵庫に戻った博子は安代の家を訪ねます。そこでもう一度卒業アルバムを見て、手紙を送っていた相手の方の藤井樹の存在を確かめます。そしてその女の樹と自分が似ているかと安代に尋ねます。
もし樹が自分を選んだ理由が、女の樹と似ているからだったら許せなかったからです。というのも樹は博子に一目惚れだと言って告白をし、博子もそれを信じていたからです。
博子は樹にもう一度手紙を書き、男子生徒の樹について知っていることを教えてくれと頼みますが…。以上、「ラブレター」のあらすじネタバレとラスト結末に繋がる本編の続きは、以下のリンクからあなたの目で確かめてみてください。
映画「love letter」の感想評価と口コミ評判レビュー|星4以上の名作評価多数
(以下、映画「ラブレター」の感想評価と口コミ評判です。)
感想評価|見返すことによって気付ける恋愛模様(一部ネタバレを含む)
中山美穂が1人二役をされた、今作品、婚約者が山で遭難して亡くなる所からお話はスタートします。その婚約者が何故、自分を好きになり求めたのかは、後になり少しずつ分かって来ます。
その亡くなった婚約者の彼は学生時代に時は戻り、中山美穂さんが演じるもう1人の女性と切ない恋模様が繰り広げられます。色々な事情があり恋は成就しないけど、彼はその学生時代の彼女とまったく同じ顔をした別の女性を求めていたのが、亡くなってから分かるストーリーでした。
見返すことによって、この男子生徒の藤井樹が女子生徒の藤井樹が好きな面を気付ける事も多かったです。
雪山で中山美穂が泣きながら叫ぶシーンはとっても切なくて、色々な意味で次に進む為に彼女はリセットしたようにも見えるシーンでした。切なく、余韻に浸りたい方にはオススメの映画作品です。
口コミ評判レビュー(一部ネタバレを含む)
★★★★★星5
主演の博子(中山美穂)が一人二役異なる視点で物語が進んでいく構成や映像美は新鮮で20年以上前の映画とは思えない新しさがあった。オープニングの大自然を使ったカメラワークは圧巻で白雪の中の喪服姿の博子の透明感には胸を打たれた。
秋葉(豊川悦司)は博子の今彼で亡き元彼を想い続ける博子の気持ちを理解した上で包み込む懐の深い男。最近の恋愛映画では嫉妬や感情の動きが描かれ過ぎており、このように映画冒頭の大自然のように全てを包み込む愛を描くこの映画は新鮮であった。
重なる部分もあるが物語の過程で登場人物の感情は揺れ動いているにも関わらずそれが表現されるシーンがないことで感情移入してしまい久しぶりに映画を見て号泣してしまった。
以上、総括すると見どころの多い映画で25年経った今も廃れることのない名作であると思います。
20代男性
★★★★☆星4
1995年公開の映画なのでもう25年も前の映画になります。2019年に同じく岩井俊二監督で中山美穂と豊川悦司が出演したことで話題になった「ラストレター」公開を機に「ラブレター」を観かえした方もいらっしゃるかもしれません。
24年ぶりに観るツーショットに懐かしさを感じました。婚約者を亡くした中山美穂演じる渡辺博子が婚約者のことが忘れられず婚約者宛に手紙を書くストーリーと聞くととてもやるせない感じのストーリーに思われるかもしれませんが、返ってくるはずのない返事が返ってくるというファンタジーの要素が加わることでふんわりとした魅力のある映画になっていると思います。
博子が雪山で「お元気ですかー」と叫ぶシーンは何度も叫ぶことで前に進もうとしている気がしてとても好きなシーンです。
40代女性
★★★★☆星4
岩井俊二の長編映画第1作です。当時、それまで「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 」がせまい界隈で話題になったりしていたので、とても楽しみにしていた映画でした。
現代から振り返れば、どこか少女漫画のような、メルヘンチックな印象が強く、画面が薄い色で統一されているのが「あのころ」のように思えます。話自体は何か起こりそうで起こらない、淡々とした描写が中心なのですが、中山美穂の、どことなく儚げな雰囲気も素敵で、その映画全体を覆う、ふわっとした印象だけが、この映画の肝といっても過言ではありません。
ミュージックビデオのような雰囲気もあり、それが岩井俊二のカラーにもなっています。強い印象を残すというよりも、雰囲気に浸れる、とてもいい映画です。
30代男性
★★★★★星5
中山さんと豊川さんの会話が面白かったので癒されたので良かったし中山さんみたいになりたいと思いました。
私は接客業を行っているけど中山さんみたいに会話を行う事が出来たら会社の契約本数が増加すると思ったので中山さんみたいな会話力が欲しいと思ったし中山さんみたいになりたいとも思いました。子供とも拝見したけど子供が楽しんでいたので良かった事で子供にもお勧めの映画だと思ったし育児や子育てを行っている方にもお勧めの映画だと思いました。
豊川さんはイケメンだったし会話の行い方が素敵だったので豊川さんのファンになりました。豊川さんの会話の行い方は頭が良いと思ったので子供にも見習って頂きたいと思いました。豊川さんにはいつまでもイケメンでいて欲しいと思いました。
30代女性
*映画「ラブレター」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
映画『ラブレター』のテレビ放送・地上波の予定一覧!フルで無料視聴できる無料動画サイトも
映画『ラブレター』のテレビ放送一覧
なし
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岩井俊二監督の初の長編映画『ラブレター』は是非ともオススメしたい作品です。
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