『ルパン三世/ルパンVS複製人間』は放送禁止も!マモーなどのカットシーンを全てまとめてみた
1978年12月16日公開の映画『ルパン三世/ルパンVS複製人間』。
映画『ルパン三世/ルパンVS複製人間』は、ルパン三世の劇場版第1作目です。
大人向けの制作趣旨が明示された映画『ルパン三世ルパンVS複製人間』はクローン技術をテーマにしていて、総製作費5億円をかけた作品となっています。
映画『ルパン三世ルパンVS複製人間』の1年後には『ルパン三世 カリオストロの城』が公開されましたが、カリオストロの城に並ぶルパン映画シリーズの名作です。
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の口コミ評判レビューには、
- 何回見てもまた見たくなる一本
- カリオストロの城と比べるとかなり大人っぽい雰囲気
- 最初の峰不二子の登場シーンがかなり衝撃的
- 設定が面白い
- ルパン三世のファンとして大満足の作品
- リアルさがあってそれがとても不気味だった
- ルパン三世シリーズの中でも特に緊迫感溢れる作品
- 公開当時の科学技術を考えてみると面白い展開だった
という声が多数集まっています。
- 『ルパンVS複製人間』が放送禁止と言われる理由
- 『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のカットシーンまとめ
- 『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のあらすじ
- 『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
『ルパンVS複製人間』が放送禁止と言われる理由
1978年に公開された映画『ルパン三世 ルパンvs複製人間』。
合計で40近いシリーズ作品があり、映画『ルパン三世 ルパンvs複製人間』は記念すべきルパン三世の劇場版第一弾です。
興行収入約10億円の大ヒットを記録し、抜群の知名度を誇っています。
そのため、日本テレビ系列で現在までになんと15回もテレビ放送されており、その度に平均して10%という高視聴率を記録しています。
1999年11月19日の放送では約20%近い視聴率を記録していて、この数字からは根強い人気を誇っていることが分かります。
ここまで何度も繰り返し、放送される作品は非常に珍しいと思います。
管理人
そんな色あせない魅力を持つ『ルパン三世ルパンVS複製人間』ですが、一部では放送禁止では無いかという意見を持つ方もいるようです。
実際はどうなのでしょうか?考察して行きます。
結論から言いますと、前述したように何度も繰り返しテレビ放送されており、作品自体が放送禁止ということはないようです。
では、なぜ放送禁止と言われてしまうのでしょうか?
管理人
その理由は大きく分けて2つあると考察出来ます。
放送禁止と言われる理由①|放送禁止用語
1つ目の理由は、作品で使われる放送禁止用語です。
作品では、「キチガイ」「白痴」といった、現在では差別用語として放送禁止用語となっている言葉が使われています。
公開当時の1970年代は問題のなかった表現でしたが、現在もしテレビで使用されると、大問題となる言葉です。
テレビ放送時は放送禁止用語が使われるシーンはカットされています。放送禁止と言われる理由②|峰不二子のヌードシーン
2つ目の理由は、作品で登場するヒロイン・峰不二子のヌードシーンです。
作品では不二子がシャワーを浴びるシーンやルパンに脱がされるシーンがあり、その際に不二子のヌードの裸体が描かれます。
その描写がかなり刺激的なため、放送禁止ではないかという意見を持つ方がいたようです。
テレビ放送時はカットされているシーンもありますが、一部のヌードシーンはそのまま放送されています。
不二子の乳首が映るシーンもそのまま放送されていたため、視聴者の中には驚かれた方もいたのではないでしょうか?
テレビ放送をお子様やご家族と一緒に観る際は気まずい空気が流れる可能性があります。
管理人
くれぐれも注意してください。
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のカットシーンまとめ
映画『ルパン三世 ルパンvs複製人間』はテレビ放送される際、現在の世の中や放送時間を考えてカットされるシーンがあります。
全部で7シーンあるので、おさらいしてみましょう。
テレビ放送を観てカットされたシーンが気になった方は、全編を観ることをオススメします。
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カットシーン①|次元が五右衛門に放送禁止用語を言うシーン
ルパンが賢者の石を奪ったことによってマモーたちからヘリコプターやトレーラーで追いかけられることになり、アジトにしていた場所を壊されてしまい三人が口論をしてしまうシーンにて次元が五右衛門に「キチガイ」と言うシーンがあります。
キチガイは当然現在では放送禁止用語となっているのでカットされています。
カットシーン②|ルパンがヒトラーと会うシーン
ルパンがマモーがクローンで作り出したヒトラーと遭遇するシーンについては、カットされるケースがあります。
ルパンはその際に「ハイールヒトラー」とヒトラーに敬意を表すような言葉を伝えていますが、独裁者のヒトラーについて不快感を感じる方も多くおり、カットされる場合があると考察できます。
カットシーン③|瓶詰めされた赤ん坊のクローン
ルパンがマモーの研究室で瓶詰めされたマモーのクローンである赤ん坊が映るシーンは非常にショッキングでトラウマを残す可能性もあるためかカットされる場合があります。
瓶詰めされた赤ん坊の表情は非常に不気味なため、このシーンを鑑賞する際は注意が必要です。
カットシーン④|マモーがルパンの深層心理を覗くシーン
自分の目の前で愛する不二子といちゃつこうとするルパン三世に対して、怒り狂ったマモーがルパンを磔にして機械で深層心理を覗くシーンでは、峰不二子の裸体や女性の胸が露わになった映像が出るためカットされています。
深夜の時間帯ならいいのかもしれませんが、ゴールデンタイムに放送するには確かに刺激が強すぎるかもしれません。
また、当時映画とタイアップしていた「テレパッチ」というキャンディを食べるシーンもあり、こちらも合わせてカットされています。
カットシーン⑤|ルパンの深層心理を見て驚いたマモーのセリフ
マモーはルパンの深層心理を覗いて彼が夢を見ないことに驚き、「白痴」という言葉を口にします。
「白痴」という言葉は現在では放送禁止用語となっているため、このシーンもカットされています。
カットシーン⑥|不二子がフリンチに拷問されるシーン
マモーにアジトを壊されてしまい、なんとか小屋を見つけたルパン。
そこで、フリンチに拷問されたと言う不二子が助けを求めるシーンがあります。
しかし、不二子がフリンチに鞭で叩かれるシーンは刺激が強いためかカットされています。
カットシーン⑦|ルパンとマモーが初対面するシーン
マモーのアジトに連れて行かれたルパン。
マモーと初めて対面する際に、マモーはルパンに「ここは精神病院ではない」と言うシーンがあります。
しかし、精神病という言葉が誤解を招く可能性があるためカットされる場合があります。
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のあらすじ
(以下、映画『ルパン三世/ルパンVS複製人間』のあらすじです。)
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のあらすじ|賢者の石を狙う謎の人物・マモー
長年追い続ける大泥棒のルパン三世が処刑されたと聞いた銭形警部はルパンの遺体がある城へと向かいますが、命を落としたはずのルパンが現れ、処刑されたのは偽物だと告げます。
状況に混乱しながらも銭形は本物のルパンを逮捕しようとしますが、逃げ足が速くすぐに逃げられてしまいました。
エジプトに向かったルパンは偽物の件を疑問に思いながら仲間の次元とともにピラミッドに隠された石を盗み、依頼人の峰不二子のもとを訪れますが不二子はルパンを騙して石を奪い姿を消すのでした。
不二子は石の入手をマモーという謎の人物から依頼されており、マモーの部下であるフリンチに渡しますが、ルパンが不二子に奪われた石は実は偽物であり、中には盗聴器を仕掛けられていました。
直後にマモーが姿を現し、すぐさま偽物に気付いて石を破壊しました。
ルパン、次元、そして五右衛門の3人は調査の結果、石が不老不死を与えると言い伝えられている賢者の石であることを知りました。
カフェで賢者の石についての文献を読んでいると、いきなりマモーたちからヘリコプターでの爆撃に遭います。
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のあらすじ|不二子に翻弄されてしまうルパン三世
三人の前に不二子が現れ、マモーの恐ろしさを伝えて石を大人しく渡すように警告しますが拒否したため、三人は今度は巨大トレーラーに追いかけられことになります。
なんとか逃げ切りますがアジトにしていた場所は爆撃により破壊されており、次元と五右衛門は金輪際不二子とは関わらない方が良いとルパンに伝えます。
三人が偶然見つけた小屋で休息をとっていると、ボロボロになった不二子が助けを求めてやってきます。
フリンチから拷問を受けたと語る不二子をルパンは素直に受け入れますが、次元と五右衛門はそのルパンの様子を見て愛想をつかし小屋を出て行ってしまうのでした。
不二子と夜を共にすることになったルパンでしたが、すべては不二子が仕組んだ罠で睡眠薬を飲まされてしまい、フリンチたちによってヘリコプターで連れ去られてしまいます。
一方、次元と五右衛門はアメリカ海軍に捕らえられてしまい、大統領特別補佐官のスタッキーから各国の政府を核ミサイルで脅迫しているマモーの居場所を教えろと要求されますが僅かな手がかりであったルパンが残した“WATER”と書かれたメモについて伝えると釈放されます。
直後に水がこぼれてメモが濡れてしまいますが、“カリブ海”という文字が浮かび上がり、マモーの本拠地がカリブ海にあると知った二人は船でルパン救出に向かいます。
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のあらすじ|不二子とともに永遠の命を手に入れようとするマモー
捕らえられたルパンはマモーの用心棒からなんとか逃げ出しますが、ナポレオンなど歴史上の偉人にそっくりな人物たちと出くわし混乱します。
そこに現れたマモーは彼らが自分のクローン技術によって作り出され、自らもその技術によって一万年もの間、地球で生き延びており、まさしく神のような存在であると言いますがルパンは鼻で笑います。
不二子はルパンに賢者の石があれば、永遠の命を手に入れることが出来ると伝え、マモーの言うことを聞くようにお願いしますが、ルパンは賢者の石を奪い不二子を連れて逃げます。
欲望のまま、愛する不二子といちゃつこうとするルパンをマモーは永遠の命に値しないと怒り、深層心理を暴いて丸裸にしてやろうと特殊な機械に接続しますが、夢を見ないルパンの深層意識には何も無く自分が自称している神に近いことを知ったマモーは嫉妬に狂い、ルパンの命を奪おうと機械を操作するのでした。
以上、映画『ルパン三世/ルパンVS複製人間』のあらすじでした。
果たして、ルパンは無事に生還することが出来るのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ルパン三世 ルパンvs複製人間』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|大人向けのアニメ作品として作られた革新的なルパン三世の記念すべき劇場版第一弾
映画『ルパン三世 ルパンvs複製人間』は、モンキー・パンチ原作でテレビ放送された同名アニメシリーズの記念すべき劇場版第一弾を飾る作品です。
企画当初から「大人向けのルパン作品を作りたい」というコンセプトが明確にあったということで、アニメ映画と言えば子供向けという世間一般のイメージが強かった1970年代当時の中では革新的な作品になっており、今観ても新鮮に楽しめる作品となっています。
ストーリーでは、いきなりルパンが処刑されるシーンで始まるという衝撃の展開で始まり、序盤から一気に作品に引き込まれます。
管理人
そして、物語はルパン、次元、五右衛門の三人が不二子の依頼で不老不死の能力を得ることができるという賢者の石を入手したことから急速に展開していきます。
自らのクローン技術によって一万年以上地球で生き、神であると自称するマモーという人物にルパンたちは狙われるようになり、激しい攻撃を受けることになります。
マモーの指示によって暴走トレイラーがルパンたちの車を狙う激しいカーチェイスのシーンはスピルバーグの名作『激突』を思わせるような手に汗握る迫力あるシーンとなっており、見応えたっぷりです。
ルパンは不二子とともに永遠の命を手にしようとするマモーの怒りに触れ、命を奪われそうになりますが間一髪で次元たちが現れ、マモーは射殺されます。
ですが、これで終わらないのがマモーという悪役の面白いところで彼はクローン技術によって生き返り、再びルパンたちの前に現れ、不二子を連れ去ります。
核ミサイルによって地球を破壊しようとするマモーでしたが、ルパンによって失敗に終わり、自らの元となる脳みその姿で宇宙へと逃亡を図りますが発射前にルパンが仕掛けた爆弾によってとうとう爆死することになります。
公開当時はクローンの技術が世界的に話題になっており、映画『ルパン三世ルパンVS複製人間』はその時代の流れを取り入れたストーリーとなっています。
管理人
しかし、クローン技術によって一万年もの間生き続けた結果、自分こそが神に相応しいと宣うマモーというキャラクターもそういった時代の思想を大いに反映したキャラクターになっています。
ブライアン・デ・パルマの名作『ファントム・オブ・パラダイス』の悪役スワンを彷彿とさせるような特徴的なルックスと不気味な思想はどこかカリスマティックで、魅力的な悪役として描かれています。
ストーリーもそうですが、ヒロインである峰不二子のサービスシーンも大人向けになっており、映画の序盤で美しい肢体を惜しげもなく披露するシーンや、マモーがルパンの頭の中を覗くシーンで不二子の裸体が登場するなど、子供には刺激が強い作品となっているので、鑑賞の際は注意が必要です。
自らの欲望に本能的でどこまでもかっこいい主人公ルパン、ルパンの相棒として時に批判をしながらもいざというときに頼りになる渋い二枚目の次元、寡黙だが実は仲間思いな剣豪・五右衛門、そして、異常なまでの執念でルパンを捕まえようとする銭形警部など各キャラクターの魅力もしっかりと描かれています。
ルパン三世シリーズを観たことがないという方にもぜひオススメしたい作品です。
管理人
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のみんなの口コミ評判レビュー
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「複製人間(マモー)の謎めいた存在や、彼との壮絶なバトルに緊張感があった」「全体的にミステリアスな作品ですのでアニメと言えとも大人向けな作品」「ちょっと色々と詰め込みすぎ感はあったが見て損はない」「当時の時代背景も見ながら楽しめる所もおすすめ出来るポイントの一つ」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
山田康雄さんのルパンシリーズの劇場版です。
相手役のマモーの声を西村晃さんを採用するなど、話題性のある作品だと思います。
まずクローンを内容に取り込んだことはとても難しい内容になりがちですが、そこを面白く表現していることはアニメの領域を超えた作品です。
ルパンと銭形警部の掛け合いもいつも通りで、その部分はアニメとして面白くなっていると思います。
最初にルパンが処刑されるシーンから始まることは本当にビックリしますが、ストーリー的に「何が起こるんだろう」と期待させてくれることは作品を面白くさせています。
ルパンとマモーのアクションシーンは劇場で観なくては迫力が出ないと思いますし、それだけ素敵な作品に仕上がっていると思います。
50代男性
★★★★☆星4
ルパンとマモー(コピー人間)の対決は、当時の科学技術の展開を考えてみると中々面白い展開でした。
最終的には、コピーが繰り返されコピーミスが起こり、肉体が持たなくなり、脳細胞だけがオリジナルのみで、当時の未来的発想と展開はよかったです。
が、今にしてみれば結構突っ込みどころ満載のルパン三世アニメでした。
途中ルパン自身が、オリジナルなのかコピーなのかどうなんだ?的な謎解きも良かったですし、映像としても、表現方法はアニメとしては良かったと思います。
対象年齢が大人向けのような感じですね。
ルパンのアニメ映画の作品としてはかなりチャレンジしている作品ですね。
盗むものがオリジナルの自分だったり、過去の偉人のものだったりと、チョット色々と詰め込みすぎの感はありますが見て損はないと思います。
50代男性
★★☆☆☆星2
ルパンVS複製人間はこれはこれで面白いことは間違いないのですが、ヒーロー気質なソフトなカリオストロ以降のルパン一味が好きな自分にはかなり違和感がありました。
ルパンはゲスさが見えてヒーローという感じがあんまりしませんし、五右衛門も性格にブラックさを感じました。
しかもルパンと五右衛門とジゲンがあまり和気藹々としておらず、コミカルさがあまりありません。
不二子も少しブラックすぎる気がします。
カリオストロ以降の不二子は裏切るけどしょうがないで許せるレベルですが、この映画の不二子はルパン一味が命を落としかねないレベルの全く笑えない裏切りを平気ですることにとてもモヤモヤしました。
不二子のお色気シーンがルパン映画シリーズトップクラスの点はよかったです。
総評すれば、映画としての完成度は高いと思うものの、コミカルな和気藹々としたルパン一味が好きな自分にはブラックすぎて純粋に楽しめない残念な作品でした。
30代男性
★★★★★星5
この映画の感想は、当時の時代背景を考えると画期的な作品だったと思っています。
特に感じたのは、主人公のルパン三世が対峙している相手がマモーと言う複製人間と言うのが面白いなと思いました。
今の時代では、クローン技術の話やAIの話などがされていますが、当時の時代背景も見ながら楽しめる所もおすすめ出来るポイントの一つです。
だからこそいつものルパン三世とは違った物語になっている所が面白かったです。
特にストーリーを見ていると、最後のルパン三世と対峙した場面では、マモー自身が自らをコントロール出来なくなってしまい破綻してしまったのかなと言う印象を感じました。
もう一つの見どころは、ルパン三世と周辺にいる人物達の関係性です。
他にも峰不二子と次元大介と石川 五右ェ門や銭形警部との軽快なやり取りは注目するべきポイントの一つです。
40代男性
★★★★☆星4
発表されたのは1978年で今からおよそ45年前ですが、数あるルパン作品の中でも異彩を放つ映画『ルパン三世ルパンVS複製人間』。
ストーリーのどの部分を切り取っても内容の濃い作品で、なんと言っても悪役の筆頭マモーは、私が子どもの頃に見た際は、その風貌と声だけでもトラウマものでした。
ルパンが処刑されたと、そんなショッキングな事実から物語は始まります。
そこからして引き込まれ、賢者の石があれば不老不死が手に入ると思い込んだマモーとの熾烈なバトルの幕開けです。
男同士の仲間よりもフジコを無条件に信じ守るルパンがアホなのか健気なのか、子供心には分からない部分も多かったですが、何年経った今でも、ルパン映画といえば?と聞かれればこの作品だと思います。
30代女性
★★★★★星5
劇場版ルパン三世の映画としては記念すべき第1作目の作品である『ルパン三世ルパンVS複製人間』。
タイトルの通りクローン人間を扱った作品です。
これを見た当時はまだ幼かったこともあり、怖い印象を強く持っている作品でもありました。
しばらくした後に再び観る機会があり、あらためてその作品の奥深さと先鋭性、そしてルパン三世というなんでも受け入れることができる世界観を認識する作品と感じました。
上映の1年後に不朽の名作と思っている『カリオストロの城』が上映されますが、またこれは別の世界観であり同じルパン三世ながら別のレール上にある作品ではないかと。
それだけルパン三世は多様性に富んだキャラクターたちが織り成す世界ですが、『ルパン三世ルパンVS複製人間』のキャラで後々名前が出てくる「マモー」もまた強烈でした。(某バラエティ番組でのパロディとしてレギュラーキャラに定着。)
もちろんメインキャラの際立ちもすばらしく、そのあたりはテレビアニメ版では出せない大人の世界を劇場版で醸し出してくれていた作品です。
50代男性
★★★★★星5
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』はまさに映画ならではのスケールの大きさとルパンシリーズの真骨頂を味わえます。
ルパン三世の映画というと『カリオストロの城』というイメージを持つ方が多いとあって相対的に過小評価されてるのが残念ですが、ルパン三世シリーズの中でも原点にして頂点といった感じで最高傑作に挙げられる作品です。
初代テイストとモンキーパンチ原作の世界観を忠実に再現した大人向けの作品だなと感じます。
実際、子供の頃にこの映画を見たのですが、その時はけっこう衝撃を受けました。
特にマモーの風貌は一度見たら忘れられません。
大人になって見直してみると、当時からすれば時代の先取りとも言えるクローン技術や不老不死というSF的な壮大なテーマを軸に様々なイベントが展開されながらもルパン三世らしいコミカルなアクションなどその世界観はさすがだなと改めて感心します。
40代男性
★★★★☆星4
主人公であるルパンの処刑という衝撃的なシーンから始まる『ルパン三世ルパンVS複製人間』。
一つの秘宝を巡る争いから強大な敵との対決へと発展していきます。
敵となるマモーは、有史以来自身のクローンを重ねることで生き続けてきた科学者で、不老不死に対して異様なまでの執念を燃やし続けています。そして、発端の秘宝である賢者の石もそのために手に入れようとしていたのでした。
現在からみればクローンに対する考証は雑ではありますが、それもまたマモーのキャラクターを的確に表現するための道具として機能していると言えます。
やがてマモーはクローン技術の限界と自分の死期を悟ります。
名画が燃え行く姿を見ながら涙を流してそれを語るマモーの姿は、ルパンと対峙するマモーの粗悪品の姿と重なって哀れを誘います。
そんなマモーが世界を核攻撃することで自分の道連れにしようとする姿は振り切った狂気を感じさせます。
ルパンはそんなマモーの狂気に立ち向かい勝利をおさめますが、「マモー、感謝しな。やっと死ねたんだ」という手向けともとれるルパンの台詞は生と死の在り方に対する一つの答えを示していると言えるでしょう。
ルパン三世の劇場版アニメの第一作となった『ルパン三世ルパンVS複製人間』は原点とも言うべきTVシリーズの第一作のアダルティーな雰囲気に立ち返ることが意図されており、そこに生への執着と大国の横暴という要素でそれが強調される作りになった傑作と言えるでしょう。
50代男性
*映画『ルパン三世/ルパンVS複製人間』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。