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『夏へのトンネル、さよならの出口』の考察解説|後日談・2人のその後はや年齢差について【あらすじネタバレ感想評価】

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2022年9月9日公開の映画『夏へのトンネル、さよならの出口』。

ライトノベル作家・八目迷さんの同名小説をアニメーション映画化したものです。

謎の「ウラシマトンネル」に入ると、時間と引き換えに望むものが手に入るという都市伝説をめぐり、主人公・塔野カオルと転校生・花城あんずが手を組み、トンネルの秘密に迫る青春とSFが合わさった作品となっています。

この順番でチェック
  • 『夏へのトンネル、さよならの出口』を考察!後日談・2人のその後は?
  • 『夏へのトンネル、さよならの出口』を解説!最後の年齢差やトンネルの正体は?
  • 『夏へのトンネル、さよならの出口』のあらすじ
  • 『夏へのトンネル、さよならの出口』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

もし、まだあなたが一度も映画『夏へのトンネル、さよならの出口』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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考察解説|後日談・2人のその後は?最後の年齢差やトンネルの正体について

後日談・その後について

映画『夏へのトンネル、さよならの出口』のラストで主人公の塔野カオルとヒロインの花城あんずは長い年月を経て、再会を果たした後にキスを交わします。

そして、二人で未来へ向かって歩き出していく希望に溢れたシーンで映画は終わりを迎えます。

その後の二人はどうなったのでしょうか?気になる二人のその後について解説します。

管理人

短編小説「さよならのあと、いつもへの入り口」

気になる二人のその後については、短編小説である「さよならのあと、いつもへの入り口」で知ることが出来ます。

この小説は、後日談を描いた原作者の八目迷さんによる書き下ろし小説になっており、映画の劇場来場者限定でプレゼントして配布された貴重な小説となっています。

この小説では、本編の1年後が描かれており、同棲生活をしている様子も描かれています。

二人がその後も順調に交際を続けて愛を育んでいることが分かります。

管理人

前述したように劇場来場者限定でプレゼントされた非売品になりますので、なかなか読むことが出来ない貴重な小説となっていました。

しかし、2023年5月に発売されたBlu-ray豪華版の特製ブックレットにも特典として封入されることとなりました。

どうしても読みたいという方はBlu-ray豪華版を購入することをオススメします。

原作小説で二人のその後について言及

八目迷さんの原作小説でも、二人のその後については言及されています。

17歳の身体のまま、30歳になり、高校中退・中卒となってしまった塔野は働く口に困っていたところ、花城から漫画のアシスタント、そして人生のパートナーになるというオファーを打診され、塔野が喜んでそのオファーを受けるというハッピーエンドになっています。

最後に年齢差はいくつになった?

たった一人でウラシマトンネルに入ったカオルは、花城への思いに気付き、現実の世界へ戻ることを決めます。

一方、花城も8年ぶりにカオルからのメールを受信したことから迷わずトンネルに入る事を決め、二人はようやく再会することとなります。

つまり、二人は年齢差が最終的に8歳になったことが分かります。

管理人

花城もトンネルに入ってから5年もの時間が流れてしまったため、結果的にカオルは13年ぶりに・花城は5年ぶりにトンネルから現実の世界へ戻ったことになります。

漫画家として活躍していた花城が5年も姿を消していたことになるわけですから、仕事や生活は大丈夫なのか気になりますが、そのあたりはあくまで映画ですので細かい点は気にしない方が楽しめると思います。

トンネルの正体

欲しいものが何でも手に入るが、歳をとってしまうと噂されるウラシマトンネルと出会い、主人公の塔野カオルは事故によって命を落とした妹のカレンを取り戻すため、ヒロインの花城あんずは漫画家としての才能を手に入れるためにお互い協力関係となってウラシマトンネルの調査を行うようになります。

果たして、このウラシマトンネルの正体とは一体何だったのでしょうか?

管理人

調査を行っていく上で、最終的にこのトンネルが欲しいものが何でも手に入るものではなく、過去に失ったものを取り戻すことが出来るトンネルであることが明らかになります。

そのトンネルの正体を知ったカオルは、花城にその事実とすでに持っている素晴らしい才能を活かして漫画を描いてほしいという願いをメールにて伝えます。

そのように、ウラシマトンネルの正体が、過去に失ったものを取り戻すことが出来るトンネルであることは分かりました。

では、気になるのはトンネルからなぜ妹を取れだすことが出来なかったのかなぜ連れ出したインコがいなくなってしまったのか?というのが2つの謎です。

そんな気になる謎について考察します。

管理人

なぜ妹を連れ出すことができなかったのか?

カオルは、トンネルで妹のカレンと再会することが出来ましたが、外に連れ出すことは出来ませんでした。

なぜ、外に連れ出すことが出来なかったのか?

その理由は、カオルが取り戻した「現実と向き合う力」が原因であると考えられます。

トンネルで過去に失っていた「現実と向き合う力」を取り戻しつつあったカオル。

ですが、カレンを現実世界に連れ戻してしまうと、過去に囚われたまま生きることになり、大きな矛盾が生じてしまいます。

そのため、カオルは現実を受け入れ未来を生きるのか、それともカレンを連れ出して過去に囚われたまま生きるのか決断を迫られることとなります。

結果的にカオルは現実を受け入れて花城が待つ未来を生きることを選択したため、過去の象徴であるカレンを連れ出すことが出来なかったと考察することが出来ます。

インコがいなくなってしまった理由

カオルは、最初にウラシマトンネルに入った際に、カレンと世話をしていた死んだはずのインコ・キイを見つけ、現実の世界へと連れ戻します。

しかし、最終的にはキイもいなくなってしまいます。

なぜ、キイはいなくなってしまったのか?

その理由は、カオルが「現実と向き合う力」を取り戻したからであると考察できます。

現実と向き合う力を手に入れたことによって、カレンと別れ、囚われていた過去と決別することが出来ました。

そこで、カレンに次いで辛い過去の象徴であったキイは、役目を終えて消滅したのではないか、と考察できます。

管理人

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『夏へのトンネル、さよならの出口』のあらすじ

以下、映画『夏へのトンネル、さよならの出口』のあらすじです。

『夏へのトンネル、さよならの出口』のあらすじ|塔野カオルの前に現れる謎の転校生・花城あんず

主人公の高校生・塔野カオルが電車を待っていると、ホームでずぶ濡れの女子高生を目にし、傘を貸そうと声をかけます。

警戒しながらも傘を借りた女子高生は返却する時のためにカオルと連絡先を交換し、二人は別れます。

翌日ウラシマトンネルという入ると欲しいものが何でも手に入るが、代わりに100年 時が経ってしまうというトンネルの噂がクラスで流れる中、昨日カオルが傘を貸した女子高生・花城あんずが転校してきます。

話しかけるクラスメイトを冷たくあしらう花城は、クラスのボス的存在である川崎小春に目をつけられてしまいますが、読んでいた漫画を払い除けられた途端に川崎の顔面を思いっきり殴り、教室は唖然とした雰囲気になります。

帰宅後に自室で音楽を聴いていたカオルは酒浸りの父親からひどい言葉を投げかけられ、咄嗟に家を飛び出してしまいます。

カオルには妹がいましたが、数年前に木から落下して命を落としてしまったことから父親はショックのあまりにカオルに強く当たるようになり、母親も家を出てしまっている辛い状況にありました。

線路を歩いていたカオルは電車を避けた際に坂を転げ落ちてしまい、不思議なトンネルの入り口に辿り着きます。

『夏へのトンネル、さよならの出口』のあらすじ|ウラシマトンネルを通じて、絆を深めていくカオルと花城

赤い光に吸い寄せられるようにトンネルに入ったカオルが鳥居を潜り抜けると、妹カレンが履いていたサンダルと以前に飼っていた死んだはずのインコを発見し、噂で聞いていたウラシマトンネルの可能性を感じながら出口へと引き返します。

帰宅したカオルは、トンネルにほんの数分間いただけなのにも関わらず、家を出てから1週間という時間が過ぎていたことに気付き、驚きます。

父親は安心した表情を浮かべ、携帯にはクラスメイトの加賀や花城からも心配のメールが何通も届いていました。

翌日一週間ぶりに登校したカオルは放課後、再びトンネルに入り鳥居を超えたところで突然花城から声をかけられます。

トンネルから花城を連れ出したカオルは事情を説明し、翌日から二人でトンネルについて調査することになり、加賀からは付き合っているのか疑われるほど毎日のように放課後を一緒に過ごすようになります。

トンネル内での3秒が外での2時間であるという事実を知った二人は、実験の傍らコミュニケーションという名目で水族館でのデートを行うなど親交を深め、やがてカオルは花城が漫画家になるための特別な才能を手に入れるためウラシマトンネルに入っていることを知ります。

『夏へのトンネル、さよならの出口』のあらすじ|たった一人でウラシマトンネルに入ることを決めるカオル

漫画家になることを両親に猛反対された花城は、田舎に転校させられ、伯父が以前住んでいたマンションに一人暮らしをしていたのです。

恐る恐るカオルに漫画を読んでもらった半城は、反応が上々であったことから大喜びをし、カオルもカレンを取り戻したいという強い願いを花城に打ち明けます。

8月2日を決行日に決めた二人は、7月31日に花火大会に向かい、まるでカップルのような時間を過ごします。

しかし、帰宅したカオルは父親から新しい母親であるという女性を紹介され、東京に引っ越すと突然告げられてしまい、ショックのあまり部屋に閉じこもってしまいます。

決行日を翌日に控えた8月1日、喫茶店で待ち合わせした二人。

花城は出版社から連絡があり、カオルから褒めてもらった漫画について高い評価を受け、連載に向けて打診されたことを伝えます。

思い悩む花城に延期を提案したカオルでしたが、その日の夜に花城からのメールを全て削除し、たった一人でウラシマトンネルに向かうことを決めます。

8月2日、カオルと連絡が取れなくなってしまった花城はすぐに勘付いて、トンネルへと向かうのでした。

以上、『夏へのトンネル、さよならの出口』のあらすじでした。

『夏へのトンネル、さよならの出口』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

(以下、映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)

感想評価(※ネタバレ有)|人気ライトノベル作家・八目迷さんの同名小説をアニメーション映画化した話題作

映画『夏へのトンネル、さよならの出口』は、人気ライトノベル作家・八目迷さんの同名小説をアニメーション映画化した作品です。

願いを叶えることが出来るが、その代わり100年もの時が経ってしまうと噂される不思議なウラシマトンネルを巡り、高校生二人がそれぞれの願いのために奔走する姿を描いたSF青春映画の内容です。

架空の田舎町、夏を舞台にしており、細部まで拘られた映像に観客は序盤から作品の世界に引き込まれていきます。

監督を務めたのは、監督作である『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』などでその映像美に定評のある田口智久監督で、その魅力が映画『夏へのトンネル、さよならの出口』でも遺憾なく発揮されています。

管理人

妹を事故によって失い、酒浸りの父親と二人で暮らす主人公の塔野カオル。

そして、漫画家になるという夢を両親から猛反対され、たった一人田舎町に引っ越してきたヒロインの花城あんず。

それぞれの願いのためにウラシマトンネルを協力して調査することになった二人は、お互いの痛みを共有し合い、少しずつ絆を深めていきます。

いつの間にかお互いに惹かれ合っていく、10代の恋愛模様が甘酸っぱく描かれており、水族館や花火大会でのデートシーンはとても美しく、ドロドロした恋愛映画にはうんざりという方には特にオススメしたい映画となっています。

やがて、トンネルでの決行日を決めた二人でしたが、漫画家になるという夢に近付いた花城を置いて、たった一人で塔野はトンネルへと入ってしまいます。

このトンネルは願いを叶えるものではなく、なくしたものを取り戻せるトンネルであり、才能を手に入れることは出来ないという塔野からの残されたメールを受け取った花城は、漫画家になる夢に向かって進みながら、塔野の帰りを待つことになります。

塔野に対して、何年もの間、何度もメールを送り、彼からの返事が来ることを待ち続ける花城の一途な姿には胸が切なくなります。

トンネルでカレンと再会することが出来たカオルは、カレンからのアドバイスもあり、過去を乗り越えて現実を受け入れることを決めます。

そして、花城への思いに気付き、元の世界へと戻ることを決め、出口へと急ぎます。

やがて、8年ぶりに再会することが出来た二人が、キスをし、これからの未来を二人で生きていくことを決める前向きなシーンで映画は終わりを迎えます。

主人公二人を演じた鈴鹿央士さん、飯豊まりえさんの演技も素晴らしく、揺れ動く孤独を抱えた繊細な二人の感情を見事に表現していると思います。

管理人

SF作品は苦手という方にもぜひオススメしたい作品です。

『夏へのトンネル、さよならの出口』のみんなの口コミ評判レビュー

★★★★☆星4

ストーリーの内容とタイトル的に『夏への扉』(ロバート・A・ハインライン)からの影響を感じさせます。

時間と得るもの失うものがテーマとなっている点も共通しています。

時間を犠牲にして欲しいものが手に入るという、ストーリー的には言うならば浦島太郎っぽい話です。

時間が早くすすむ「トンネル」に入って失ったものを代わりに手に入れるという、人生のメタファーとなっている発想が面白いのと同時に物悲しく感じます。

失ったものを取り返す代わりに時間がかかると、今度は知らず知らずのうちに今持っているもの(人との繋がりなど)を失ってしまうのだな、となんだかセンチメンタルな気分になりました。

それと同時に時間がいくら経っても変わらないものがある、そんな風に思わされるラストでした。

40代男性

★★★★★星5

原作を読んでから、こちらのアニメ映画を見ましたが、原作と違うところはあれど、改悪を感じるところは全くなく、すごく長くはない上映時間内に丁寧にまとめたなあと好感を持ちました

「ウラシマトンネル」、高校2年生の男女、夏…と、SFアドベンチャープラス恋愛がテーマの楽しい映画だと思って見てしまうと、ちょっと重くシリアスな内容なので、こんなはずでは・・・という気持ちになるかもしれません。

ただ、終始、映像が本当に美しく情緒的で、自然、トンネル、花火、水族館のシーンなど、映画に引き込まれてしまいます。

主人公ふたりの声は声優さんではなく俳優さんで、映画の冒頭では違和感を感じてしまったのですが、映画が進むにつれ、リアリティが出て、このふたりで良かったなあと思えました。

主人公ふたりの関係が心配になりますが、原作の続編でも示されているように、ホッとする展開が映画のラストでも描かれているので、色々な方に、時間を置いて何度でも見てほしいなあと思います。

50代女性

★★★★☆星4

「ウラシマトンネルに入れば欲しいものがなんでも手に入る。その代償に年を取る」と噂されているトンネルを見つけたカオルとあんず。

カオルは5年前に死んだ妹が欲しいと願います。

見終わった後に、「これは見てよかった!」と心から思える作品でした!

なんといっても作画が美しすぎる!駅や夏祭り、紅葉…どの描写もとても丁寧に描かれていて、世界観に没入してしまいます。

行ったことがないのに懐かしくなるような気持になりました。

登場人物が少ないのでとても見やすかったです。

設定や物語の終盤など、所々見ていて腑に落ちない点もありましたが、シンプルな話しながらも心に残る描写が多かったです。

説明が少ないので、意味が分からないと思う人も多そうだなと思いました。

30代女性

*映画『夏へのトンネル、さよならの出口』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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