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楽園(映画)のあらすじとネタバレ評価をラスト結末まで詳細に!原作との違い・ロケ地を解説!

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映画『楽園』のあらすじと詳細ネタバレ、ラストの結末、原作やロケ地などをまとめました。

映画『楽園』の原作は、『怒り』『悪人』などのベストセラー小説を生み出して来た小説家・吉田修一先生の小説です。5つの短編小説である『犯罪小説集』の中から、2つの短編小説を『罪』『罰』『人』の3章で構成したものが、映画『楽園』です。

映画『楽園』は、苦しみや痛みなどで追い詰められていくうちに、一線を越えて犯罪を犯してしまう様子をリアルに描いた作品です。観賞した後は、心をえぐられるような気持ちになりました。綾野剛さん、杉咲花さん、佐藤浩市さんの3人が主に出演していて、主題歌は人気ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎さんが書き下ろした楽曲です。女優の上白石萌音さんが歌っています。

それでは、映画『楽園』のあらすじネタバレ、ラスト結末を詳細に記して行きます。

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映画『楽園』あらすじ&ネタバレ<ラスト結末含まない>

あらすじ-主人公・中村豪士が仕事の紹介される日に事件は起きた-

祭りの主催者に、中村豪士(綾野剛)は助けを求めに行きます。母の洋子が偽ブランド品を屋台で売っているところ、ヤクザの男に絡まれ殴られていたためです。

祭りの主催グループのリーダーである藤木五郎は仲裁に入りヤクザを宥めます。そして、洋子が売っていた偽ブランド品をいくつか貰うことで、納得し帰っていくのでした。そこで話をした中村家と藤木家は、現在、母親の仕事を手伝う豪士に後日仕事を紹介することになりました。

それから、五郎の妻・朝子は娘から電話がかかって来ます。五郎や朝子の孫にあたる愛華が学校が終わってから帰ってこないとの連絡を受けます。夕方過ぎても愛華が家に帰って来なかったので、警察含めて町の皆で捜索することになります。

最後に愛華を見たのは愛華と仲の良い湯川紡(杉咲花)でした。紡は、愛華といつも通りY字路で別れました。それが最後でした。五郎は紡に別れた際の詳細を聞くも「進んで行った道の方に白か青の車があった」との情報しかありませんでした。

仕事を紹介してもらう為に五郎の家に訪れていた豪士も、愛華の捜索を手伝うことになります。豪士は紡の父親と一緒にY字路周辺にある用水路を捜索します。そこで水草に足を取られそうになり、2人は腕を絡めて行動することにします。そして、町の皆や警察で捜索するも、最終的に見つかったのは愛華の背負っていたランドセルだけでした。

 

楽園ネタバレ-愛華が行方不明になってから12年-

紡は町のお祭り行事で笛を吹く稽古をしていました。稽古も終わり自転車で家に帰ろうとしていると自転車がパンクしていることに気付きます。それを見た幼なじみの野上広呂は紡を車で送っていこうかと声を掛けます。しかし、紡は広呂を無視するように断り足早に帰ろうとします。しかし、紡がパンクした自転車で進んでいると後ろから白い車がだんだん近づいて来ます。

愛華のいなくなったY字路の記憶が蘇り、紡は慌てて漕ぐも転んでしまいます。しかし、後ろから近づい来た車の運転手は豪士でした。豪士は転んだ紡に駆け寄ります。そして、足を怪我してしまった紡を家まで送ることにします。家までの移動中に、紡は小さい頃に買った小銭入れを今でも使っている話をします。家の付近まで着くと紡を降ろします。

そこで、転んだ際に祭りで使う笛が壊れてしまっていたことに気付きます。祭りは明日なので、2人は次の日の朝早くから笛を買いに行くことにします。豪士は車で送って行き代金も出しました。町まで戻ると紡は豪士に「祭りに来てくれる?」と聞きます。豪士は「夕方頃には仕事が終わるから」と話し、仕事終わりに行くことを約束して紡と別れます。

 

楽園ネタバレ-12年前と同じことが起こる-

祭りも始まっている中、夜に五郎のもとに連絡が入ります。1人の小学生がまだ帰宅しておらず青年団が集まって捜索していることを聞きます。状況が12年前と同じことから、数多くの人が集まり「誘拐事件ではないか?」と口々に言い出します。

そして、各自怪しげな人などを言い合う中、紡の父があることを思い出します。紡の父は盲腸で入院し今朝退院していたのですが、入院中に、同じ病室の洋子とその再婚相手の菅原の口論を聞いていました。入院していた菅原と見舞っていた洋子が口論をしていて、その時に菅原は「豪士は人ゴロシで俺が警察にチクれば洋子と豪士は終わりだな」と洋子に言っていました。

そこで、紡の父は皆の前で「心当たりのある人物がいる」と話し始めます。そして、12年前に豪士と一緒に愛華を探した際に落ちていたランドセルを見つけさせないよう腕を引っ張られたことも話します。その場にいた全員が「豪士が誘拐犯の犯人なのでは?」と思い、全員で豪士の家に向かうことにしますが、しかし…。。

以上、楽園のあらすじネタバレとラスト結末に繋がる本編の続きは、以下のリンクからあなたの目で確かめてみてください。

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映画『楽園』の評価は良い!けれど、感想はエグすぎる…(一部ネタバレを含む)

*感想評価には結末エンディング・エンドロールのネタバレが含まれております。

映画『楽園』は紹介文に心をえぐられるサスペンス大作とあるのですが、まさに映画見終わった後は心がえぐられた気持ちになりました。

というのも、最近見た『ジョーカー』よりも更に胸糞悪いような映画なんですよね。人の感情が複雑に絡んできて、人間の「怒り」や「悲しみ」を描いたような作品で終始重いです。村社会、というか集団にとっての「正義」と孤立する人の苦悩がエグく描かれています。そして、事件が解決されないまま過ごすモヤモヤ感っていうのが行動に現れていて、そこがまたリアルだという感想を持ちました。

そして、映画タイトルの『楽園』の意味は何なんだろうと思いますよね。映画ラストで広呂が紡に「楽園を作ってくれよ」と言うシーンがありますが、集団社会から除け者にされていく豪士と善次郎・罪悪感から心に傷を負う紡・五郎などの、不安なく幸せに暮したいという望みが叶う場所を“楽園”と表現しているのだと思います。

しかし、映画『楽園』の人物には、楽園はどこにも無く、どこへ行っても生きづらい日々です。そんな生活に耐えられなかったのが豪士と善次郎です。そして、過去からはどうしたって逃げられないけれど生きていかなくてはいけない、と決めたのが紡です。

このようにメッセージ性があったので、楽園というタイトルからは深い意味を見て取れ、それに関してはとても良かったと評価できます。映画『楽園』では考察することはかなり多いです。事件は未解決なままで、真実も突き止めないまま終わりますしね。スッキリしない話なので、評価では好き嫌いが分かれそうです。

 

映画『楽園』を実際に観たみんなの評判と感想もチェック!(一部ネタバレを含む)

それでは、映画『楽園』を実際に観たみんなの評判や感想も、一部ですがチェックして行きましょう!

やっぱり自分で観た後やネタバレでちょっと話の流れが分かった後は「じゃあ、みんなは実際に観てどういう評価・感想を持ったのだろう!?」ということが気になりますよね!スッキリしたい方、みんながどう思ったのか気になる方は、色々と評価と感想を観察して行こうではないですか。

みんなの評価や感想は、全体的にこのような意見が多かったです。

みんなの評価・感想を見てみると「重くて考えさせられるような映画だ」と考えている方が多かったですが、憂鬱な気分になるけれど見て良かったという評価感想を持っていたの方もその分すごく多かったです。トイレで一人で泣いたという方もツイッターにはいらっしゃいましたが、実は多くの方が映画鑑賞後にトイレでちょっと泣いていた…なんてこともありそうですね。

そして、映画『楽園』はその他の吉田修一先生原作の『怒り』や『悪人』と比べると評価があまり高くないです。それはきっと、ラストの結末まではっきりとした答えを明示せず終わるからでしょう。また、説明が少ないから理解しづらいし、全体が見えないので「なんかよくわからない・つまらない」という評価を持つ方も多いため、評価が低いということも考えられそうです。

 

映画『楽園』ラスト結末の原作とほぼ同じ!だけど違う箇所も!

映画『楽園』は、『犯罪小説集』という小説の中にある「青田Y字路」と「万屋善次郎」という2つの短編小説を組み合わせたものです。これら2つの短編小説は、原作小説の中では全く接点はありません。しかし、映画『楽園』ではそこを上手く組み合わせて物語を構成しています。

そして、ラストの結末は原作と同じなのか?違いがあるのか?ということなのですが、ラスト結末の終わり方は原作小説とほとんど同じです。短編小説の「青田Y字路」のラスト結末でも、結局愛華が行方不明となった原因やそもそも事故なのか誘拐なのか?ということも分かりません。

ただ、映画のラスト結末では愛華の後を追ったのが豪士と描かれていますが、小説では「男」としか書かれていません。つまり、原作小説では最後の男が誰なのかまでは明確に分かりません。そこが違いですね。

また、原作小説「万屋善次郎」でのラスト結末ですが、こちらは映画とほぼ違いがないです。ちょっとした違いを上げると、紡は映画ではかなりメインですが、原作小説ではほとんど出番がないキャラクターです。そして、原作小説では紡と広呂は高校生の時に付き合っている設定です。

関連のない2つの原作の短編小説を組み合わしている分オリジナル性はあります。映画で脇役となったキャラクターの原作小説バージョンを観たいという場合や他の視点で描かれる部分を知りたいという場合は、ぜひ原作小説を読んでみてください!違いを見つけてみてくださいね。

原作の小説では、豪士の母・洋子の愛人になる経緯だったり、善次郎にコロされた集落のリーダー・伊作のことだったりが映画より詳細に書かれています。映画を観て理解できなかった部分も原作小説を読めば理解しやすいです。全員の登場人物の詳細が分かるので!

 

映画『楽園』のロケ地は長野!主題歌「一縷(いちる)」の撮影地もココ

映画『楽園』のロケ地は長野県です。長野各所でのエキストラ募集がTwitterで拡散されていました。

ロケ地は映画撮影中は隠されていることが多いですが、このようにエキストラを募集しないといけないので、結果的に場所がバレて人がロケ地まで押し寄せてきそうです。映画をロケ地で撮るって大変ですね。「杉咲花ちゃんに会いたいからロケ地行ってみよう!」と弾丸で出かける方も多そうです。

そして、映画『楽園』に出てくるメインのY字路がこちらです。

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地元では特に何も言われも無いY地路でしょうが、こうやって映画で話題になると何か曰く付きの…みたいになりそうで嫌ですよね、地元の方はきっと。しかし、ロケ地になると観光客が増えて経済が回るので良いのでしょうか…!?ロケ地バブル!?笑

また、紡や広呂が渋谷でデートしたりする以外の撮影は、ほとんど長野県で行われたようです。更に、映画『楽園』の主題歌で上白石萌音さんが歌う「一縷(いちる)」のMVも、ロケ地と同じ場所で撮影されています。MVを見ると映画で映っていたシーンが度々出てくるので、余韻に浸りたい方はご覧ください!

映画『楽園』のキャスト一覧-主演した綾野剛の演技が凄いと評判-

それでは、映画『楽園』のキャストの方を見てみましょう。

  • 綾野 剛:中村 豪士
  • 杉咲 花:湯川 紡
  • 佐藤 浩市:田中 善次郎
  • 柄本 明:藤木 五郎
  • 村上 虹郎:野上 広呂
  • 片岡 礼子:黒塚 久子
  • 黒沢 あすか:中村 洋子
  • 根岸 季衣:藤木 朝子
  • 石橋 静河:田中 紀子

主演した綾野剛さんの演技が凄いと、映画の評価感想では口々に言われていました。杉咲花さんは可愛くて綺麗だし、佐藤浩一さんは大御所だし、全ての布石をしっかり組んだキャストです。柄本明さんはいつも通り安定な演技で、村上虹郎さんはやっぱりかっこ良かったです。

楽園はエグい憂鬱な映画ですが、キャストの方の演技が光る映画でした。もしまだ観ていないという方は、ぜひ一度観賞してみてくださいね。

 

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