シャン・チー/テン・リングスの伝説の原作との違いや能力を解説!エンドクレジットや時系列についても徹底考察【あらすじネタバレ感想評価も】
2021年9月3日公開のマーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の25作品目にあたります。
MCU作品は、ある程度の作品群を一括りにして、それをフェーズと呼んでいます。
フェーズ1〜3を「インフィニティー・サーガ」と呼び、ある種1つの大きな物語の締めくくりがあったわけですが、この作品はフェーズ4の2作品目となっています。
フェーズ4の1作目となった前作の『ブラックウィドウ』は時系列としては、フェーズ3にあたるので、今作の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』がフェーズ4の1作品目といっても過言ではないでしょう。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の口コミ評判レビューには、
- 完成度としてはかなり良かったと思う
- エンドクレジットでは更なる期待が高まった
- テーマソングもオシャレで良かった
- カンフーを使って戦うシーンが多いのが印象的
- これまでのヒーローとは違う魅力的な主人公
- これからのアベンジャーズとの関わりが気になるラスト
- 今までのMCU作品との繋がりが多数見られるのも良かった
- MCU好きだけでなく、シリーズ初見の方でも見やすい作品
という声が多数集まっています。
- 原作との違いやシャンチーの能力について解説
- エンドクレジットシーンの解説考察
- シャン・チー/テン・リングスの伝説の時系列を解説考察
- 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじ
- 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の感想評価と口コミ評判レビュー(ネタバレ含む)
- シャン・チー/テン・リングスの伝説のキャスト・登場人物
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目次
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』原作との違いやシャンチーの能力について解説
MCUのアジア系初のヒーローとして、注目されている「シャンチー」。
公開されるや否や、高評価の声が多い本作ですが、原作と比較すると物語や彼の能力に違いがありました。
まずは、シャンチーの能力について。原作でも映画版でもシャンチーはアイアンマンなどと同じ、普通の肉体を持つ人間です。
アイアンマンやアントマンのようにハイテクなスーツを着ている訳でも、スパイダーマンやキャプテンアメリカのように超人的な力を得ている訳でもありません。
拳や肉体を駆使するカンフーを用いて己の身体一つで戦うスーパーヒーローです。
一般人と変わらない能力ですが、カンフーの達人として鍛え上げたことで一般人を遥かに凌駕する屈強な肉体と技を会得します。
カンフーの達人となるキッカケも、父に鍛え上げられた結果という点では原作も映画も相違ありません。
管理人
では違いとはなんなのか。
原作のシャンチーの能力はカンフーの達人以外に、クローンを生成する能力が備わっていました。
映画ではテンリングスという武器を使用するシーンはありますが、クローンを生成することはありませんでした。
また、原作では、スターク製のヌンチャクや、一時的に超人的な特殊能力を得るシーンもありましたが、映画版には登場していません。
他にも原作ではアントマンでおなじみ、ピム粒子を使用しシャンチーが小さくなるシーンもありました。
もちろん今後の作品の展開によっては原作にあるようなシーンや武器を使用するシーンが登場する可能性もあるため、注目しながら本作を追っていきたいと思います。
管理人
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』エンドクレジットシーンの解説考察
ウェンウーとの激闘を終え、通常の日常へ戻ったシャンチーとケイティ。
二人は共通の友人に興奮冷めやらぬと言った状態で、自身が体験したウェンウーとの戦いを語ります。
神話上の生き物たちが生息する不思議な村「ターロー」のことや、「魔物」との死闘、現実とは思えない体験の数々に、話された友人は困惑し、懐疑的になります。
そして、映画の冒頭にて話したように現実を見ろ、とまたも二人に言い聞かせようとした瞬間彼女の背後で時空を歪め一人の男が登場します。
別のMCU作品「ドクターストレンジ」でおなじみの、ウォンでした。
30代男性
ウォンに導かれるまま、書庫へと入ります。二人はそこでハルクとキャプテン・マーベルに出会います。
彼らは、シャンチーに、テン・リングスを出せと言います。
父から譲り受けたテン・リングスですが、ウォンがテン・リングスを魔術で解析すると、用いられている物質が地球のものではないことがわかります。
ウォンはテン・リングスから信号を受け取ったと話します。ウェンウーが使用していた際には発せられなかった信号。
シャンチーが使用した際に発せられた信号だということがわかります。
どんな影響が今後あるのか。
わからないまま、二人はハルクことブルースより「サーカスにようこそ」と新たな仲間だと迎え入れられ、アベンジャーズの仲間として認知されたことが示されます。
テン・リングスをどのようにウェンウーが手に入れたのか、映画では明言されませんでした。少なくとも、千年以上は経っていることが物語の流れで示されています。
地球外の物質だとされ「ターロー」村にて封印されてきた魔物とも深い関係が伺えるテン・リングス。
今後のMCU作品との関りを考えると、11月に公開される「エターナルズ」との繋がりが考えられます。
管理人
膨大なエネルギーを得て、使用する人間に不死を与えるテン・リングス。
「エターナルズ」は、数千年前に地球にやってきた地球外のスーパーヒーロー集団とのことで、テン・リングスの正体にも言及か情報が明かされるのか。
今後のMCU作品の動向が楽しみとなるエンドクレジットでした。
管理人
シャン・チー/テン・リングスの伝説の時系列を解説考察
シャンチーの時系列は、いつになるのか。
具体的な月日は明言されませんでしたが、映画を見ていくと少なからずエンドゲーム後か否かはわかる情報が明示されていました。
1つは、映画が始まりシャンチーとケイティが友人と会話しているシーンでサノスの指パッチンについて言及するシーンがあります。
指パッチン一つで地球の生命が半分になる世界、毎日を楽しく生きたいとケイティが言います。
エンドゲーム後、「スパイダーマン ファーフロムホーム」では、人類の生命が指パッチン前の状態に戻った世界が登場しましたがどのような影響が社会にもたらされたのか、までは言及されていませんでした。
管理人
高学歴であり本来であれば高い収入を得られる職場を選択できるケイティとシャンチー。
ですが、ケイティによる言葉にはサノスの指パッチンによって、考え方になんらかの影響があったことが考えられます。
また劇中にはサノスの指パッチンをイメージさせるような、言葉が引用されているポスターも登場します。
このことから、映画のシャンチーの時系列は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』から数年後の世界と考えられます。
管理人
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじ
(以下、映画「シャンチー」のあらすじです。)
シャン・チー/テン・リングスの伝説のあらすじ|シャンチーとテン・リングス
サンフランシスコのホテルで駐車係として働くシャンチーは、実は昔テン・リングスという暗殺集団に属していたという過去がありました。
しかし、15歳になる夜にテン・リングスの長である父から、ある任務を任されましたが、その後は家には帰らず渡米して別人となって暮らしていました。
シャンチーという名前も名乗らずショーンという名前で生活をします。
そんなシャンチーは、ある日ケイティという女友達と夜通しカラオケをし、そのまま仕事場へと向かいます。ですが、道中何者かに襲われ大切なペンダントを奪われます。
シャンチーは、父の仕業であると察し自らの過去と向き合う決心をします。
シャン・チー/テン・リングスの伝説のあらすじ|妹との再会、そして激しい戦闘
父の手下に襲われ、身の危険を感じたシャンチーは妹の身を案じました。妹により手元に届いた絵ハガキを頼りに、妹の住所をケイティとともに尋ねます。
そこは、マカオにある地下闘技場でした。戸惑うシャンチーはそこで、現地の格闘家と対峙します。
その人物は、妹のシャーリンでした。久しぶりの再開もつかの間、父の刺客のテン・リングスに襲撃され父と再会します。
シャン・チー/テン・リングスの伝説のあらすじ|父との再会
微妙な心境の息子と娘を前に、再会を喜ぶ父のウェンウー。
しかし、二人を前にウェンウーは二人を襲った理由と、命を落としたはずの母が実は生きているという突拍子のない話をし始めます。
そして、愛する妻を救うため恐ろしい計画を告げます。
以上、「シャンチー」のあらすじでした。
シャンチーの決断は?壊れた親子の関係は戻るのか?
この先の展開を知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。
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『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の感想評価と口コミ評判レビュー(ネタバレ含む)
(以下、映画「シャンチー」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(ネタバレ含む)|MCU作品の新たな可能性
囚われた妻を救うためウェンウーは、彼女の故郷である村を焼き払うと告げます。
母の故郷へ危険を知らせるため、シャンチー達は一足先に神秘の村ターローへ向かいます。何とか秘境とされているターロー村へ着いたシャンチー達。
そこで自分たちの伯母と名乗る、イン・ナンと出会います。
イン・ナンは、ウェンウーが身に着けているテン・リングスによって「魔物」が心に入りこみ、声に取り憑かれているのだと言います。
シャンチーは、父の計画を阻止するためイン・ナン達とともに彼と敵対することを決意します。
ラストへと物語が進むにつれて、戦闘は激化していきます。冒頭のバスでのシャンチー対テン・リングスの刺客たちの戦闘も目まぐるしく素晴らしい体術合戦でしたが、終盤のシャンチー対ウェンウーの戦闘、「魔物」達と対峙するターロー村の神秘の技の戦闘、人対人、を超える魔物対魔物の戦いもあるなど、どんどんスケールが大きくなります。
管理人
体術合戦にも圧倒されましたが、その他にもさすがMCU作品と唸るような映像美が光っていました。
神秘の村というターロー村に生息する、神話で馴染みの生き物たちの登場。シャンチーを手助けする伝説の「龍」の登場もアジア的でとても興奮しました。
そして、終盤のシャンチーとウェンウーの戦いの決着は、ウェンウー役トニー・レオンの哀愁漂う演技も相まってもの悲しさを感じずにはいられない切ないラストでした。
父の死という最悪の別れを経験したからこそ、シャンチーはついに真の力を解き放ち「魔物」との怒涛の戦闘を展開します。
せめぎあい、物語の最大の戦いを広げる様子は、ハラハラしながらスクリーンに釘付けになりました。
MCUのアジア系初のヒーロー作品として注目されていた本作。無名俳優を主演に起用というのも、特異点として話題にされました。
そして、ヒロインがシャンチーの友人という点も、従来のMCU作品にはない新しいヒロイン像でもありました。
管理人
本作を見るまで、注目されど期待値としてはそれほど高くはなかったシャンチーですが、公開するやいなやSNSや映画サイトで軒並み高評価の口コミが多く投下されました。
公開前は、従来のヒーロー・ヒロインとしては平凡に映り、前作のMCU作品「ブラック・ウィドウ」と比較するとアクションや映像が見劣りするのではと懐疑的であった私も、本作を鑑賞後その圧倒的な質の高さに驚きと興奮を抑えることに苦労しました。
特に面白かったのが、繰り広げられる体術のみの戦いの応酬です。
様々な角度のアクションを製作してきたMCU作品だからこその、カンフーを加えた目新しいアジアらしい世界観のアクションが見られたことに、とても感銘を受けました。
さらに、ケイティという今までになかった茶目っ気があり、気さくなヒロインの存在は、激化する戦闘が続く中でも癒しになりとても魅力的に映りました。
次の日に仕事がありながらも、夜通しカラオケする姿は親近感が沸き、これからのシャンチーとケイティの関係性の変化にも期待をせずにはいられませんでした。
フェーズ4として新たな可能性を感じた作品「シャンチー」。
エンドクレジット後では、テン・リングスの存在が今後大きくアベンジャーズ作品に影響を与えることが示唆されていました。
管理人
シャンチーとケイティの関係性と同様に、シャンチーがどのように他のヒーローたちと関わっていくのかも注目しながら今後の展開を追っていきたいと思います。
口コミ評判レビュー「主人公シャン・チーの格闘シーンが最高」「続編も楽しみな1作」
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「次回作に続く伏線を残しつつ、爽快感のある最高の映画だった」「カンフー映画が好きな方やマーベル映画やアメコミ映画が初めてな方でもおすすめ出来る作品」「カンフー映画という今までMCUがしてこなかったことにチャレンジしているのが魅力」「今後の続編や他のユニバースとのコラボに期待していきたい」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
映画『シャン・チー』はマーベルスタジオ初のアジア人ヒーローが主役のアクションムービーです。
マーベル作品自体初めての劇場鑑賞だったのですが、とても好きな作品でした!
ホテルの駐車係シャン・チーは同僚のケイティとともに毎日楽しく働いていました。
ある日謎の集団に襲われる2人、状況がわからないケイティはシャン・チーに説明を求めます。
シャン・チーには隠された秘密が。長年世界を支配していた犯罪組織、テン・リングスのリーダーの息子だったのです。
殺し屋と育てられた過去から逃げるように生活をしていたことをケイティに告げ、父に会いに行く決心をし、テン・リングス組織へ向かいました。
わくわくするストーリー展開と、最高のアクション、そして息を飲むVFXであっという間に終わってしまいました。
シャン・チーとケイティのマブダチっぷりが最高で、複雑な親子関係に悩むシャン・チーに寄り添うケイティがとても優しいなと思いました。
実は物語の核となるもふもふの可愛い動物も可愛すぎてメロメロになりました。
テンポよく繰り広げられる裏に、自信の問題と向き合う大切さを描いていて、キャストひとりひとりの成長に拍手を送りたくなりました。
早くも次回作に期待してしまう作品でした!
30代女性
★★★★★星5
2008年のアイアンマンから映画館にてMCUを観てきてる個人の感想です。
映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は公開当時前作の「ブラックウィドウ」が個人的に満足度が低く、今回も同様の感じで鑑賞しました。
しかし、期待を大幅に上回るくらい面白かったというのが第1の感想です。
シャン・チーは今までのMCUとの世界観を覆す内容となっており、悪魔の存在(メフィスト)等も今後現れる期待もできる世界観となっていました。
シャン・チーの個人的に好きな点は他のMCU作品よりアクション要素が凄く派手という点です。(カンフーアクション等)
また主人公が他のキャラと違い超能力的な(血清等)要素を備わっておらず、過去から鍛えられた肉体で戦っているので親近感も持てる所が評価の高いポイントです。
作中の伏線にもなるかと思われる、ウォンとアボミネーションとの馴れ合いも気になる点でした。
20代男性
★★★☆☆星3
アジア系のヒーローと言うこともあって、気になり見に行きましたが、正直東洋の風を無理やり取り込んだ感が否めませんでした。
ラストのトドメのシーンなんかは少林系の某映画で見たことあるようなシーンでしたし、MCUを追っている者としてマーベルとカンフーということで期待しすぎてしまったのもあるかと思いますが、見応えは想像していたより無かったです。
しかし、ケイティのキャラや安い恋愛に走らず最後まで良き友として主人公に寄り添うような形を貫いていたのは好感を持てました。
また、偽マンダリンが出ることは前情報で知っていたのですが、あんなに長く、しかもキーマンだったのには個人的に驚きました。
差別的なものに対して風当たりの強い昨今、そう言った方達への配慮に力を入れてるマーベルを全面的に感じました。
20代男性
★★★★★星5
シャン・チーはこれまでのマーベルシリーズとは違って、アジアのヒーローです。初めてアジア人のヒーローがメインとなっていたので、観る前から楽しみでした。
ストーリーは歴史が深い、中国が元になっている為、龍が出てきたり獅子舞がでてきたりするのですが、個人的には龍のCGは少し違和感がありました。
高層ビル周りにある足場を使って戦ったり、電車で争うのシーンがとても好きでした。
カメラアングルやスピード感がとても良くて、キャストのアクションをよりよく魅せてる感じがあって、何度でも観たくなります。
そういったシーンが前半〜中盤は盛り込まれてたので、後半の龍が一気におとぎ話のような雰囲気にした気がします。
全体的に良いと思ったのは、その時その時に流れる音楽です。ユーモアのあるシーンともマッチしていて、曲のチョイスがさらに映画を楽しませてくれました。
20代女性
★★★★★星5
マーベルに関しては、キャラ名を言われれば「ああ、あれね」という知識はある方だと思っていましたが、「シャン・チー」と聞いて、まず「誰?」と思い、検索した所、古くから存在しているキャラであることを知りましたが、外観も派手なコスチュームというわけでもなく、ただのカンフー映画では?アベンジャーズと比べると物足りないのでは?など思いつつ、劇場に足を運びました。
冒頭、キーアイテム「テン・リングス」を巡る歴史を描いたイメージから始まり、今までのマーベル作品には無かった「東洋的」な世界観が描かれます。
そして登場する主人公:シャン・チーは平凡なホテルマン、ものすごく普通です。
ヒロインである同僚のケイティも、わりと身近にいそうなタイプ、この「普通」の二人が、どんどん魅力的に見えてくるのが、この映画の良い所です。
シャン・チーは通勤中、殺し屋達に襲われますが、どういうわけか圧倒的な武術で彼らを倒します、。
この「実は強い主人公」という少年マンガのような設定がぐいぐいと見る者を引きつけ、「暗殺者として育てられた」「父親は犯罪組織のボスで不老不死」「母親は異世界の住人」「地下闘技場を束ねる妹がいる」といった事実が次々と明らかになっていきます。
この状況にどこまでもシャン・チーに同行するケイティがどこかおかしく、映画の中で唯一「一般人」として描かれ、狂言回し的な役割を担っているように感じました。
異界の魔物の囁きに惑わされ、命を落とした妻を取り戻そうとする父:ウェンウー。
それを阻止すべく母の故郷:異世界ター・ローに向かうシャン・チー。妹:シャーリンも加わり、親子の哀しい戦いが始まります。
ター・ローには、中国の伝説に登場しそうなクリーチャーが多数生息しており、そこに住む巨大なドラゴンと異界の魔物との戦いといった怪獣映画を思わせるシーンが、戦いのクライマックスを壮絶に演出します。
互いに相容れない親子の関係という、誰もが人生のどこかで経験しそうな「家族内の葛藤」はこの物語の軸であり、父と子、戦いの結末は、心にグッと来る物がありました。
ター・ローの世界観が美しく、また印象深く、過去マーベル作品の設定も所々活かされ、次への展開も期待できますが、あれだけの経験をしたにも関わらずあっさり日常復帰しているシャン・チーとケイティがどこまでも楽しく、二人の活躍をまた見たくなる、そんな魅力たっぷりの作品でした。
40代男性
★★★★☆星4
マーベル・ユニバースにもやっとアジア人が進出できたか、という気持ちで見に行きました。
マーベルはCGを使ったハデな演出がメインなので、肉体アクションには期待していませんでしたが、かなり本格的なカンフー・アクションを使っていてよかったです。
調べてみると、ジャッキーチェンの映画を手掛けていた方が製作にかかわっているとか。
とくに前半のバスのシーンは本当によかったです!バスの乗客が持っていた私物を使ったりなど、往年のジャッキー映画を彷彿とさせました。
後半は失速気味だったり、主人公がごくフツーな青年な見た目(そこがポイントなんですが)で花の主役感は薄めでしたが、はじめに書いたようにアジア人初主演のマーベル作品ということで、今後の続編や他のユニバースとのコラボに期待していきたいです。
30代女性
★★★★☆星4
久しぶりの映画館での鑑賞で、かなり期待を胸に映画館を訪れました。
初めからすぐにアクションシーンが出るなど、さすがMCU!と感じる面白さはあったのですが、静かなシーンも多く途中で眠くなってしまった一面もありました。
また途中からドラゴンと水が出てきて、ディズニー作品「ラーヤと龍の王国」の作品に似ているなと思った場面もありました。
それらを含めても相変わらずのMCUらしいと思えるテン・リングスの伏線の繋がり、他のアベンジャーズのメンバーも出演するなど次が気になる内容がいくつかあったのはとても良かったと思いました。
フェーズ4が始まり、新たなMCUがスタートした現状の中、今後の作品への繋がり、影響がとても楽しみになった作品でした。
20代男性
★★★★★星5
MCU初のアジアヒーロー映画ということとカンフーアクションが豊富ということで期待大で観ました。
自分の予想を遥かに越えてきた最高のカンフーアクションヒーロー映画となってました。
キャストのほとんどがアジア系固めというガッツリな布陣に加えて、主演の方があまり有名ではないです。
いわゆる『大抜擢』なキャスティングをしてきたのも今作の一つの魅力かと思います。
結構コメディ色強めなのが個人的に好きな要素です。
主人公の友達役をオークワフィナがもし演じてなかったら全く違う作品の仕上がりになってたくらい、オークワフィナの存在感はものすごかったです。
そしてもちろんアクションは超カンフーで爽快でした。アクションだけではなく家族愛もよく描かれていて思わずウルっときてしまうところもありました。
30代男性
*映画「シャンチー」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
シャン・チー/テン・リングスの伝説のキャスト・登場人物
シャンチー/ショーン|シム・リウ
サンフランシスコのホテルの駐車係として勤務する青年。
平凡な生活をしているが、実は、暗殺集団の一員として、カンフーの修業をし最強の戦士であったが15歳の夜に家出し、渡米したという過去を持つ。
主人公のシャンチー役を務めたのはシム・リウです。中国系カナダ人の俳優で、これまで映画などで大作のキャストとして出演したことはありません。
元々、テレビドラマなどには多く出演していたので、今後の活躍に期待したい俳優です。
シムリウもはや癒しとなってる pic.twitter.com/Vh9vjPDhWd
— Hasbro Avengers (@NishinaTaka) August 23, 2021
ケイティ|オークワフィナ
シャンチーとは10年来の友人で、高校で知り合います。現在はシャンチーと共に、サンフランシスコのホテルの駐車係として働いています。
シャンチーとバスに乗っていた際、テン・リングスの一味に襲われシャンチーの過去を知ってしまいます。
シャンチーを心配するあまり、ともに妹を尋ねたことでテン・リングスの争いに巻き込まれることになってしまいました。
終盤、彼女の取った行動がシャンチーを救うことになります。
ケイティ役を務めたのはオークワフィナです。
『オーシャンズ8』や『ジュマンジ/ネクスト・レベル』に出演していたり、『ラーヤと龍の王国』で声優を務めたりしています。
女優業だけでなく、声優としても多才に活躍しています。
管理人
『シャン・チー』デスティン・ダニエル・クレットン監督、ケイティ役オークワフィナをべた褒め
「彼女のような役者はいないです。彼女より早くジョークを思いつきませんでしたし、演技には誠実さがあり、演技とは思えないほど本物でした」https://t.co/w0yIwBxk8E pic.twitter.com/AlO58OtqZ7
— ゆとぴ@アメコミ映画&フィギュア情報/トイハコ/FRC (@frc_watashi_ame) September 16, 2021
シャーリン|メンガー・チャン
シャンチーの妹。
母を幼くして亡くした後、兄のシャンチーを心の拠り所に過ごしていましたが、彼が家出したことで一人になり、自分を残して消えた兄のことを恨んでいます。
父からは、母と似ているということで距離を取られてきて武術も教えられませんでした。
しかし、独学で学習しマカオで地下闘技場を開きます。父なき後は、テン・リングスを継いだことが明かされました。
ウェンウー|トニー・レオン
シャンチーの父。
暗殺集団テン・リングスを束ねる長。テン・リングスの力によって不老不死となっています。
新たな力を求めて探索していた最中「ターロー」の入り口にて、イン・リーと出会い、惹かれあいます。
シャンチーとシャーリンという子どもに恵まれましたが、イン・リーを亡くしたことで子どもたちと溝ができ、次第に距離が開いていきました。
二人の子どもが家出したことで絶望した際、イン・リーの助けを求める声が聞こえ、妻を助ければ家族も元通りになると考え、ある計画を実行に移します。
シャンチーとシャーリンに再開した際は喜び、テン・リングスに出迎えましたが、再び家族として三人がともに暮らすことはありませんでした。
管理人
イン・リー|ファラ・チャン
シャンチーの無くなった母。
「ターロー」の入り口を守る番人として、遭遇したウェンウーと戦うが、次第に惹かれあうようになります。そして、ウェンウーと結婚する際、村から出ます。
シャンチーとシャーリンという二人の子宝に恵まれ、幸せな生活をしていましたが、ある日ウェンウーに恨みを持つ集団に襲われてしまいます。
ウェンウーが留守であったこと、また、イン・リーが対峙するが村を出る際、彼女の村の加護が失われていて本来の強さを出すことが出来なかったことで、命を落としてしまいます。
管理人
イン・ナン|ミシェル・ヨー
神の村「ターロー」村に住むイン・リーの姉。シャンチーとシャーリンが村を訪ねてきた際は快く迎え入れました。
イン・リーのように気の使い手であり、シャンチーに乞われ気を使う技の伝授をします。
ウェンウーが魔物に心を奪われ、秘境の村に魔物が解き放たれた際も、シャンチーとシャーリンとともに立ち向かいました。
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