映画『ターミナル』のおかしい点やモデルとなった人物の実話解説!あらすじネタバレや感想評価も
2004年12月18日公開の映画『ターミナル』。
映画『ターミナル』は実話を基にしたストーリーですが、設定と、そもそも実話について「おかしい」との意見が結構出ています。
そこで、映画『ターミナル』になぜ「おかしい」という意見が出ているのかについて、詳しく解説して行きます。
そんな映画『ターミナル』ですが、スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の実話をベースにした作品です。
JFK空港に降りた主人公は飛行機に乗っている間に、祖国のクーデターによりパスポートが無効になってしまい入国も出国もできなくなり、言葉も通じないまま主人公の空港生活を描きます。
映画『ターミナル』の口コミ評判レビューには、
- トムハンクスの演技が光る作品
- ハートフルでありで良い作品
- これまで見た中では最もロマンチックな物語の結末
- 見た後はとにかく気分が良くなる
- 観終わってほっこりした映画
- トムハンクスの作品の中でも名作
- 感動的に仕上がった素敵な映画
- 人との繋がりの大切さを感じれた
という声が多数集まっています。
- 映画『ターミナル』のおかしい点について解説
- 映画『ターミナル』モデルとなった人物がその後死亡していた!実話を解説
- 映画『ターミナル』のあらすじ
- 映画『ターミナル』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
もし、まだあなたが一度も映画『ターミナル』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
映画『ターミナル』のおかしい点について解説
映画『ターミナル』は、数々のヒット作を手がける巨匠スティーブン・スピルバーグと、アカデミー賞に輝く演技派俳優トム・ハンクスがタッグを組んだ作品です。
全世界で2,000万ドルを越える大ヒットを記録しました。
空港に閉じ込められた男の生活をコミカルに描き、作品の内容についても高く評価されています。
しかし、一方で作品の展開についておかしい点を指摘する声も挙がっています。
管理人
どういった点が指摘されているのか、おかしい部分について2つ、解説して行きます。
おかしい点①|アメリカへの不法入国
祖国であるクラコウジアの戦争が終結したと聞かされ喜ぶビクターは、アメリアから1日だけアメリカに滞在できるビザを貰い、念願であるニューヨークへ向かおうとします。
しかし、ディクソンがサインを拒否し、入国すれば職員たちを解雇すると脅したため、アメリカ行きを断念しようとします。
ですが、清掃員のグプタは滑走路に飛び出して、自ら解雇される道を選びビクターのニューヨーク行きを後押しします。
職員たちも一丸となってビクターを応援し、結局ビクターは不法入国でアメリカへ向かうことになります。
ビクターは極めて真面目な性格で、映画の序盤ではディクソンから唆される不法入国について断固拒否し空港で待つことを決めて生活していたため、この展開についてはおかしいと指摘する方が数多くいました。
管理人
不法入国という罪を犯したため、無事に祖国であるクラコウジアに帰国することも危ぶまれる可能性もあります。
しかし、そのあたりの細かい点については作品で描かれることは無く、その点についてもおかしいと思った方はいたようです。
おかしい点②|リアリティの無い空港生活
ビクターは約9ヶ月の間、空港で生活することになります。
しかし、実際に空港で生活するとなれば、ビクターのように食事の環境が整っているにせよ、疲労困憊になってしまい、何らかの病気を患ってしまってもおかしくはないです。
ですが、ビクターは肌艶も綺麗な状態で健康な姿のまま生活をしていきます。
その姿についてリアリティが無くおかしいと指摘する方が数多くいました。
管理人
そして、セキュリティについて厳重でなければならない空港施設にも関わらず、立ち入り禁止のスタッフルームにビクターが入室できたりします。
また、祖国がクーデターにあって大変な状況にも関わらず、空港生活を満喫している様子などのシーンがあります。
そういった多くの場面で、リアリティがないという感想を持つ方もいたようです。
管理人
例として2つおかしい点を挙げましたが、展開がおかしい点やリアリティがない点について、気になる方が数多くいました。
ただ、あくまで映画『ターミナル』はコメディ映画です。
なので、細かい点については気にせず鑑賞する方が、より楽しめる作品だと言えます。
映画『ターミナル』のモデルとなった人物がその後死亡していた!実話を解説
映画『ターミナル』は、空港で18年間生活をしていたとされるイラン人のマーハン・カリミ・ナセリが綴っていた日記を原案に、実話ベースで描かれた作品です。
主人公のビクター・ナボルスキーもマーハンがモデルとなっています。
では、モデルとなったマーハン・カリミ・ナセリとはどんな人物だったのか?について、解説して行きますね。
管理人
1945年にイランで誕生したマーハン・カリミ・ナセリ。
1973年に国から奨学金を貰いながらイギリスへ留学することになります。
しかし、翌年の1974年に奨学金を貰っている身であるにも関わらず、イラン政府への反対運動デモに参加した結果、奨学金が打ち切られます。
そして、1975年には刑務所に収容された上で国外追放されてしまいます。
その後、西ドイツやイギリス、フランスで入国を拒否されてしまったマーハン・カリミ・ナセリ。
1980年に難民認定されベルギーで生活することになります。
ですが、留学先であったイギリスが恋しくなったマーハンは、イギリスのヒースロー空港へと向かいます。
しかし、難民認定書と入国許可証を紛失(本人によると、書類がすでに不要だと思い国連事務所に投函してしまったとのこと)してしまったためイギリスの入国を拒否されてしまいます。
そこで、ベルギーへと向かいますが、難民認定書を紛失しているため、ベルギーへと帰国することも出来ない状況となってしまいます。
イギリスの係員から、フランスであれば入国できる可能性があると聞かされたマーハン。
そのため次はフランスに向かいますが、結局入国は認められませんでした。
そこで、1988年からシャルル・ド・ゴール空港というフランスの空港にて生活を始めることになります。
彼の不運な状況を知った弁護士のクリスチャン・ブーケが必死に尽力。
1995年にはなんとかベルギー帰国の許可を取り付けますが、イギリス入国を希望していたマーハンはこれを拒否します。
1999年にはフランスでの生活も認められますが、自分の個人情報がしっかりと記載されていなかったことに腹を立てたマーハン。
そのまま空港で生活をすることになり、体調を崩して入院しホームレス支援施設で生活することになります。
そして、2007年まで19年空港で過ごすことになります。
映画では9ヶ月という設定でありましたが、実際は20年近くということでかなりの年月を空港で生活していたようです。
管理人
映画のビクターのように身なりよく生活していたわけではなかったため、ホームレスと間違えられることもしばしばあったようです。
ビクターは祖国を愛する真っすぐな性格をした人間として描かれていました。
しかし、モデルとなったマーハンはイラン政府への反デモ運動に参加したり、せっかく弁護士のブーケが取りつけたベルギーとフランスへの入国許可を拒否するなど、思想や行動の面でかなりクセのある人物であったことが分かります。
その後、再びシャルル・ド・ゴール空港で生活することを決めたマーハンは、その数週間後の2022年11月に心臓発作でこの世を去りました。
彼の歴史を調べてみると、空港で長年生活していたことや、ベルギーに帰ることもイギリスに向かうこともできずフランスの空港で生活することを余儀なくされたという設定が、作品のストーリーのベースになっています。
その他のストーリーに関しては実話ではなく、創作であったことが分かります。
管理人
映画『ターミナル』のあらすじ
(以下、映画「ターミナル」のあらすじです。)
『ターミナル』のあらすじ|空港で生活することを余儀なくされるビクター
ニューヨークに向かうためにジョンFケネディ空港に到着したクラコウジア人のビクター・ナボルスキーはアメリカに入国をしようとしていましたが、祖国がクーデターによって消滅したためにパスポートが無効となってしまい、入国が出来ない状態になってしまいました。
また、クーデターのため祖国に帰ることも出来なくなってしまいます。
国境警備局のディクソンは自身の昇進の邪魔になるビクターを逮捕するために不法入国させようとしますが、ビクターは一切応じず空港で待つことを決めます。
空港内で放置されているカートを対象に返却した際に支払われるデポジット金を稼ぎ、食費を稼いでいたビクターでしたが、ディクソンはそんな彼を目の敵にし、カート回収の職員を雇い、ビクターが食費を稼げないように仕向けるのでした。
『ターミナル』のあらすじ|空港職員と友情を深めていくビクター
お金を稼ぐ方法を失ってしまったビクターでしたが、空港でフードサービスをしているエンリケから持ち掛けられたビクターが度々行っては拒否される入国審査で顔を合わせる審査官でエンリケが片思いをしているトーレスの情報の代わりに食事を提供するという取引に応じ、トーレスの情報を伝えてはエンリケから食事を提供してもらうようになります。
また、空港の作業員として工事仕事を頼まれるようになり、徐々に空港の職員とも交流を深めるようになります。
そんな中、ディクソンから呼び出されたビクターは入国審査で揉めている英語が話せないロシア人の通訳をするように依頼されます。
ロシア人の男性は父親の病気を治すための薬を持ち出したかったのですが、書類不十分のため拒否されていたのです。
ビクターがヤギのための薬だと嘘をついたことにより、ロシア人の男性は薬を持ち出すことができビクターに感謝をしました。
嘘を見抜いたディクソンはビクターを強く叱責しますが、空港の職員たちはビクターを信頼するようになり、協力的になっていきます。
『ターミナル』のあらすじ|ビクターのアメリカへの入国を最後まで拒否するディクソン
空港の生活で客室乗務員のアメリアに恋をしたビクターは、職員たちのサポートもあって彼女と食事に行くことに成功し、関係を深めていきます。
ある日、ディクソンに呼び出されたアメリアはビクターが空港の中で生活をしていることを聞かされ、ショックを受けますが詳しい事情を知ったアメリアは彼を受け入れるのでした。
次の日の朝、空港の仲間たちからクラコウジアの戦争が終わったことを聞かされたビクターはアメリアから一日だけアメリカに入国できるビザを貰い、念願であったニューヨークに向かおうとしますが入国には因縁のあるディクソンのサインが必要でした。
ディクソンはサインの要求を拒否し、それどころかアメリカに入国をした場合、親しい職員たちを解雇するとビクターに告げるのでした。
以上、「ターミナル」のあらすじでした。
果たして、ビクターは念願のニューヨークに向かうことが出来るのでしょうか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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映画『ターミナル』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「ターミナル」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|空港で生活することになった男の姿をスピルバーグがコミカルに描いた傑作
映画『ターミナル』は、パリの空港で18年間生活をした人物マーハン・カリミ・ナセリの実話を基にしています。
映画『ターミナル』では、祖国のクーデターによって祖国に帰ることもアメリカに入国することもできなくなってしまい、空港で生活することになってしまった主人公ビクターの姿を、数々のヒット作を世に発表してきた巨匠スティーブン・スピルバーグがコミカルに描いています。
主人公のビクターを演じたのはm演技派俳優として二度のアカデミー主演男優賞に輝くトム・ハンクス。
管理人
クラコウジアという架空の国から来ており、英語が話せないという設定のため変幻自在の表情でビクターの喜怒哀楽を見事に表現しています。
ストーリーは、空港に着いたビクターが祖国で起きたクーデターによりパスポートが無効になってしまい、入国審査で足止めを食らうところから始まります。
英語が分からないビクターは空港スタッフの言っていることが分からず、遠く離れたアメリカの空港で一人ぼっちになってしまうのですが、空港のテレビに映し出された映像を見て祖国の状況を知り、涙を浮かべます。
大きな悲しみを感じるビクターですが、彼は非常にポジティブな性格をしており、次の日から空港に放置されたカートを大量に集め、回収した際に支払われるデポジット金で食費を稼ぐようになり、英語も工夫して勉強し、少しずつ周りの職員とも交流を深めていきます。
彼のポジティブな姿勢を見ていると、自然に観ているこっちまでポジティブな気持ちになることが出来ます。
管理人
ビクターの周りにいる職員たちも個性豊かで清掃員のグプタや貨物担当のジョー。
そして、フードサービスをしているエンリケなど、どこか憎めない魅力的なキャラクターばかりで映画を盛り上げていきます。
また、そんな前向きなビクターを自らの出世のために目の敵にする国境警備局のディクソンが、映画『ターミナル』の敵キャラクターになるわけですが、演じたスタンリー・トゥッチの演技力も相まってその憎たらしさが魅力的なキャラクターとなっています。
ビクターはディクソンからの妨害がありつつも、周りのスタッフたちとの交流を深めて、アメリアという客室乗務員の女性と恋をするなど充実した生活を送っていきます。
終盤で遂に祖国の戦争が集結し喜ぶビクターはアメリアから一日だけアメリカに滞在できるビザを貰い、念願のニューヨークに向かおうとしますが、ディクソンが入国のサインを拒否し、アメリカに入国した場合は親しい職員たちを解雇すると告げ、入国を諦めることにします。
しかし、ディクソン以外の職員たちはディクソンに反旗を翻し、ビクターに協力して、遂にビクターはニューヨークに辿り着くことに成功するのでした。
管理人
最初は言葉も通じないビクターに対して怪訝な態度をとっていた周りのスタッフたちですが、その内に彼の真っすぐさとひたむきさに触れて、ビクターを信頼して行きます。
そして、最後でビクターのために空港の職員全員が一致団結するこのシーンは、映画『ターミナル』のハイライトを言えると思います。映画『ターミナル』は、コメディ作品としてももちろん楽しめますし、切ない恋愛映画の要素もあり、スティーブン・スピルバーグらしいバランスのとれた作品になっていると思います。
前述したように、どんな時でもへこたれずにプラス思考で、ひたむきに頑張るビクターの姿を観ていると自、然と勇気が湧いてきます。
ポジティブになりたい方にぜひオススメしたい作品になっています。
映画『ターミナル』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『ターミナル』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「シリアスな映画を求めてない、軽く映画を見たい人向け」「すべてターミナル内での出来事という設定が良かった」「何度鑑賞しても勇気が貰えて、笑顔になれる素晴らしい作品」「コメディ要素もありながらも、ちょっと泣けるシーンもある最後まで飽きずに楽しめる作品」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
アメリカを訪れた観光客が祖国のクーデターかなんかで国交が断絶するということが起きてしまい、ちょうどタイミングよく入国できなくなってしまった人の物語です。
ターミナルから出ることも出来なくなってしまった彼が、ターミナル内の従業員との交流をしていき、どうにかそこでの生き残りをかけて頑張るわけですが、ちょっとした恋模様もあったりするのが面白いです。
ロマンティック・コメディであり、笑えるといってクスっというものであり、爆笑でもないですから、その案配が丁度よかったです。
当局からの嫌がらせなんかを受けたりもするのですが、それにくじけることもなく、頑張る姿というのは見ていて気持ちのいいものでした。
ラストもしんみりとしていてよかった。
30代男性
★★★★☆星4
飛行機に乗っている間に母国政府が消えてしまい、パスポートが無効になることから物語が始まるという突飛な設定ですが、実話というのだから驚き。
トム・ハンクス演じるビクターは、それらの出来事によってニューヨークの空港から出られなくなってしまいます。
かくして空港内で生活することになったビクター。しかし、生きるためには日銭を稼がないといけません。
まずはそのために英語を覚えようとしたり、うまく小銭を稼ぐ方法を見つけたり、なかなかにたくましいのが面白いです。
意外と生活できるんだ……とちょっと笑ってしまいました。
彼の恋もほんのり彩りとして登場し、また彼と対立する男もでてきたりとワクワクするシーンが盛りだくさんです。
そして、彼が空港から出られる日がやってきたとき。ビクターがずっとニューヨークに来たかった、その目的を果たせた瞬間はぐっときます。
コメディ要素もありながらも、ちょっと泣けるシーンもある最後まで飽きずに楽しめる作品です。
50代女性
★★★★★星5
空港でニューヨークへのフライトを待つビクターが、直前で母国の紛争によりパスポートの効力を失ってしまうところから始まります。
今の時代誰にでも起こりうるシチュエーションで、他人事とは思えず、自分だったらビクターのように忍耐強く希望を失わず楽しむことを忘れずにいることができるだろうかと考えさせられる映画でした。
クラコウジア出身で英語が話せないビクター。
空港に缶詰にされている間に英語を勉強し、どんどん喋れるようになる健気でひたむきなビクターが本当にすごいし、私もあんな風に恥をかくことを恐れず生きていきたいと思いました。
空港で出会った人たちも、ビクターの正直さとひたむきさと明るさに魅了され、彼の味方になっていく様子が良かったです。
母国で磨いた内装業の腕で、空港で職を得るビクター。
芸は身を助けるし、極限の状況で欲からではなく、本当にやり遂げたいことのために生きていれば神様が助けてくれるんだなと嬉しい気持ちになりました。
アメリアとの恋愛もあり、見応え十分な映画でした。
40代女性
★★★★★星5
何度鑑賞しても勇気が貰えて、笑顔になれる素晴らしい作品です。
危機的な状況に陥っても絶対諦めなかった主人公と、主人公を助けてくれた優しい空港内のスタッフたちとの合流にハートフルな気持ちになります。
見どころの1つには、主人公のビクターが空港生活に適応していくところがあります。
話せなかった英語が徐々に話せるようになったり、仕事を見つけられたり、お金の稼ぎ方を覚えたり、空港で働く様々な人達と仲良くなったりしていくのが丁寧に描かれていくので、観客はビクターを応援したくなります。
それでも良いことばかりではなく、職員に意地悪されたり、対立したりと障害が立ちはだかることも度々描かれていましたが、ビクターがアメリカに入国できたのは、スタッフのみんながビクターを信頼して親切にしてくれたからです。
成長や勇気だけでなく、絆や友情、ちょっとした恋も描かれていて、かつ感動的に仕上がった素敵な映画です。
20代女性
★★★★★星5
トムハンクスの作品の中でも名作だなと思いました。
自分の国が無くなると、パスポートが有効でなくなるという事がこんなにつらいことなんだと実感た作品です。
これは名作だと本気で思いました。
自分の国の為に他国に行くがそこから出国できない、その出国できない状態でお金も使えない状態で数か月もターミナルで暮らしてやっと動けるようになることが、どれほど尊いことか。
お金がない状態でもなんとかお金を得る方法を見つけて食べ物を得られるようなったこと、洗面台で歯磨きしたり体を拭いたり。
わらしべ長者のような雰囲気もあるけれどそれよりももっと大事なことは、「国がある事がどれほど大事なことか」を理解できるということ。
お金が「通貨」として保障されていることがどれほど大事で大切なことか、ということが良くわかる考えさせられる作品でした。
40代女性
★★★★☆星4
この作品は、単なる人間ドラマというだけでなく、政治的・社会的なテーマも含まれており、主人公ビクターの困難な状況や彼が空港で出会う人々との交流を通じて、国籍や人種を超えた人間の絆や希望の大切さを描き出しています。
特にトム・ハンクス演じるビクトルの存在感は圧倒的で、彼が様々な人々と交流しながら、彼らの人生に影響を与えていく姿、そして彼自身も徐々に英語を身につけ、空港内で生きる術を身につけ、入国できる日を信じ続け生活を送っていく姿が感動的でした。
ちなみに、彼が使う独自の英語の発音も印象的で、細部まで凝った演出をする映画だなと思いました。
『ターミナル』は、閉塞感のある空港内での人間模様を描き、国籍や人種を超えた人間の絆と希望をテーマにした作品であり、主人公ビクトルの存在感やトム・ハンクスの演技力が光る感動作品です。
30代女性
★★★★★星5
映画『ターミナル’』は公開からかなりたちますが、今でも好きな作品の1つです。
自国の戦争が勃発し、ターミナル内での難民となっても、前向きに父の夢を叶えることを諦めなかった。
正解を追ってばかりの日本人に、「生きる事の意味を問う」映画なのではないかと思います。
狭い世界に居場所を見つけ安心するも、いつ天災や事故が起こるかわかりません。
その時にどう行動できるか。何かを憎む事にエネルギーを使う事よりも、腐らずに明日をみる意識をもつ。
その姿は人種や国籍を問わず、波動となって人々の意識も変えてしまう。そして、心から応援したくなるものなのですね。
実際の空港では起こらないとは思いますが、それでも感動させられる映画であることは間違いないです。
40代女性
★★★★☆星4
この映画を見たときはまだ学生であまり世界の事情など全く知らない時でした。
飛行機からおりたら自分の国の事情で入国できなくなることがあるなど知りませんでした。
言葉もろくに話せない国でまわりからは冷たい態度をとられもし私ならと考えると絶望しかないです。
しかし、まじめでポジティブな主人公はおもしろい発想で生活力をみにつけ笑える場面も多く楽しい映画です。
だんだん航空内で働く人たちと馴染んでいき裏でゲームまでしていて勝ったらもらえる景品が忘れものだったときは大爆笑しました。
嫌な人もいましたが、周りからも嫌われていたので、主人公が最後困ったときにみな手を貸してくれた時は、人との繋がりは大切なんだなと思いました。
30代女性
*映画映画『ターミナル』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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