『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を解説。ロキはなぜ生きてたのか?エンドロール後の内容【あらすじネタバレ】

2014年2月1日、日本公開の映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)第8作目として、2011年公開の『マイティ・ソー』続編作品です。
アスガルドの王子ソーと、かつて宇宙を闇で包もうとした“ダーク・エルフ”との戦いが描かれます。
監督は『ゲーム・オブ・スローンズ』などで知られるアラン・テイラー。
主演は前作に続き、雷神ソー役のクリス・ヘムズワース、ヒロインのジェーン役にはナタリー・ポートマン、そして弟ロキ役として圧倒的な存在感を放つトム・ヒドルストンも再登場します。
- ロキはなぜ生きていたのか解説。その死は偽装だった
- 命を落としたはずのロキがエンドロール後に再登場
- オーディンはどこに消えた?なぜ姿を消していたのか?
- エンドロール後に登場した男の正体コレクターについて解説
- 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のあらすじ
- 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
解説|ロキはなぜ生きていた?その死は偽装だった?
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』には、2つのエンドロールシーンが用意されています。
ひとつは、本編直後に繋がるアスガルドでの後日談。
そしてもうひとつは、MCU全体を見渡すと非常に意味深な宇宙規模の伏線となるシーンです。
この2つのエンドロールシーンを解説していきます。
管理人
命を落としたはずのロキ、しかしエンドロール後に再登場
映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では、ロキがマレキスの部下であるカースに倒され、兄ソーとジェーンを守って命を落としたかに見えました。
しかし、エンドロール後のシーンでオーディンの姿に擬態し、王座に座るロキの姿が映し出されます。
つまり、ロキは実は死んでおらず、生き延びていたことが明かされるのです。
ロキは幻覚で死を偽装していた?
なぜロキは死んだように見せかけたのでしょうか?
明確な説明は劇中にはありませんが、ロキの能力と性格から考えると、自らの死を幻覚で見せてソーたちを欺いたと考えるのが自然です。
もともとロキは幻術や変身が得意で、敵を翻弄する戦略を得意とするキャラクター。
おそらく最初からオーディンになりすまして王位を奪う計画を立てており、その実行のために一度姿を消す必要があったのでしょう。
ソーと共闘した姿に感動した方も多かったかもしれませんが、その裏で狡猾な策略を巡らせていた、それがロキらしさでもあります。
実はロキは本当に死ぬ予定だった!?
実は当初の脚本では、ロキは本当に死亡する予定だったと、演じたトム・ヒドルストンがポッドキャスト番組内で語っています。
ロキの死に涙した観客たちの反応を受けて、試写会後に急きょ生存の設定が追加されたという裏話もあるほど。
このエピソードからも、ロキがいかにMCUファンに愛されているキャラクターかが伝わってきます。
オーディンはどこに消えた?なぜ姿を消していたのか?
ロキのなりすましが判明、しかし本物のオーディンは?
エンドロール後のシーンでロキがオーディンになりすましていたことが明らかになった一方で、本物のオーディンがどうなったのかは、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では描かれていません。
その謎は、続編『マイティ・ソー バトルロイヤル』で明らかにされます。
管理人
オーディンは記憶を封印され、地球の老人ホームへ
『バトルロイヤル』によると、オーディンはロキによって記憶を封じられ、ニューヨークの老人ホームに預けられていたことが判明します。
ソーはロキの嘘を見抜き、老人ホームへと向かいますが、すでにそこは取り壊されており、足取りはつかめず。
このタイミングで登場するのが、魔術師ドクター・ストレンジです。
ストレンジの協力により、ついにソーとロキはオーディンのもとへとたどり着きます。
寿命が尽きかけていたオーディンの最期
ようやく再会したオーディンは、自らの寿命が尽きかけていることを悟っており、ソーたちにある重大な事実を告げます。
それは、彼の死と同時に、封印されていたソーの姉・死の女神“ヘラ”が解き放たれるという運命。
その告白を最後に、オーディンは静かに命を終えます。
ロキがオーディンを老人ホームに追いやったことが、オーディンの衰弱を加速させた可能性もあり、「やはりロキは最低だ…」と感じる方も多いかもしれません。
ロキの生存とオーディンの失踪、その背景には、今後の宇宙規模の争いへと繋がる深い意味があります。
そして、その流れは、同作のもうひとつのエンドロールシーン、「コレクター」の登場へと続いていきます。
管理人
エンドロール後に登場した男の正体とは?コレクターについて解説
ミッドクレジット(スタッフロール途中)のシーンでは、アスガルドの戦士シフとヴォルスタッグが、宇宙のとある施設を訪れます。
彼らが持参したのは、赤黒い霧状のエネルギー体「エーテル」と呼ばれるリアリティ・ストーン。
彼らを迎えたのは、白髪に奇抜な衣装、どこか不気味な雰囲気を漂わせる男・コレクターです。
この人物はただの脇役ではありません。
コレクターの登場は、インフィニティ・ストーンをめぐるMCU最大の物語「インフィニティ・サーガ」の始まりを示す、極めて重要な伏線だったのです。
管理人
コレクターとは何者?演じるのは名優ベニチオ・デル・トロ
この“コレクター”を演じているのは、アカデミー助演男優賞受賞経験もある実力派俳優ベニチオ・デル・トロです。
コミック原作では「宇宙の長老(エルダーズ・オブ・ユニバース)」と呼ばれる不死の存在の一人で、MCUでも同様に非常に古く強大な存在として描かれています。
コレクターは希少な物や存在を収集することに執着するコレクターであり、惑星ノーウェアの奥深くで、奇怪なコレクションを管理しています。
なぜ“エーテル”を預けたのか?アスガルド側の事情
シフとヴォルスタッグがエーテルを託した理由は、「アスガルドにはすでに1つ、テッセラクト(スペース・ストーン)が保管されているため、複数のインフィニティ・ストーンを同じ場所に置くのは危険」という判断からでした。
一見理にかなっているように見えますが、コレクターの最後のセリフは「One down, five to go(1つ手に入れた。あと5つ)」というもので、つまりコレクターは、6つのインフィニティ・ストーンをすべて集めようとしている人物の可能性があり、善意の預かり人とは言いがたい存在なのです。
コレクターはその後どうなった?他作品での登場も
コレクターはその後、2014年公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも登場しています。
スター・ロードたちがパワー・ストーンを持ち込んだ際、コレクターのコレクションルームが再び登場します。
ここでは、インフィニティ・ストーンの起源を説明する重要キャラとしての役割も担っています。
しかし、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、サノスに襲撃されてノーウェアの施設が破壊されたことが示唆されており、コレクター自身の生死は不明です。
コレクターの多元宇宙での姿も話題に
MCUアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』(ディズニープラス配信)では、もしもサノスが善人になっていたら…という世界線で、コレクターが強力なヴィランとして登場。
その世界ではアベンジャーズの遺品や武器を多数コレクションしており、戦闘能力も極めて高いという別の一面が描かれています。
ただの脇役ではない“裏のキーパーソン”
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のエンドロールで初登場したコレクターは、その後のMCUにおいてもインフィニティ・ストーンをめぐる物語に深く関わるキーパーソンとなりました。
今後の作品でも再登場する可能性はゼロではなく、マルチバースが本格化した現在のMCUにおいて、再び姿を見せる日も来るかもしれません。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のあらすじ
(以下、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のあらすじです。)
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のあらすじ|惑星直列により、混乱をきたす9つの世界
5000年に一度発生する惑星直列の影響で世界は混乱をきたし、アスガルド王国の王子ソーは9つの世界の平和のために尽力していました。
前作『アベンジャーズ』で地球に危機をもたらしたソーの弟であるロキは独房に入れられ、不敵な笑みを浮かべます。
一方、地球では惑星直列の影響で時空の歪みが発生し、調査を行っていたジェーンは異世界との境目となっている場所に吸い込まれてしまい、アスガルド王国の深層部へと転移した後に地球へと戻ってきます。
異変を感じたソーは地球へと向かい、ジェーンと久しぶりの再会を果たしますが、ジェーンは協力な力ゆえにアスガルドで封印されていたエーテルという物質を吸収してしまい、救出するため彼女をアスガルドへと連れて行きます。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のあらすじ|エーテルの強大な力を狙うダークエルフのリーダー・マレキス
エーテルの変化を感じ取ったダークエルフのリーダーであるマレキスは永い眠りから目覚め、腹心であるアルグリムをアスガルドへと送り込みます。
マレキスは5000年前にエーテルを利用して9つの世界の征服を企んでいましたが、アスガルドによって阻止されており、再びその野望を果たそうとしていたのです。
アルグリムとともにアスガルドへ侵入したマレキスは、アスガルドに甚大な被害を与え、ジェーンを庇う形で王妃であるフリッガも命を落としてしまいます。
ソーは復讐を誓って仲間を集い、同じく母であるフリッガの死に対して強い悲しみを抱いているロキにも協力を要請し、マレキスの元へと向かいます。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のあらすじ|ロキの死、地球での壮絶な戦い
ロキが裏切り、ジェーンを差し出すという小芝居をし、マレキスがジェーンの身体からエーテルを取り出そうとしている隙にソーがエーテルを破壊しようとしますが、計画は失敗に終わり、エーテルはマレキスに奪われます。
そして、ロキはソーを救うためにアルグリムと戦い、相討ちとなり、命を落としてしまいます。
惑星直列により、地球へと戻って来たソーとジェーンは、旧知の仲であるセルウィグ博士が発明した重力装置によってマレキスの戦艦を呼び寄せ、地球にてソーとマレキスによる壮絶な戦いが始まろうとしていました。
以上、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のあらすじでした。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|ソーとロキがまさかの協力関係に!大人気シリーズ第二作目
映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は、マーベルの人気キャラクターであるマイティソーを実写映画化したシリーズの第2作目です。
また、マーベルキャラクターのクロスオーバーシリーズ「マーベルシネマティックユニバース」の第8作目です。
2012年公開『アベンジャーズ』で地球を救った後のソーの活躍が描かれた作品となっています。
ソーを演じたクリム・ヘムズワーズ、ヒロインであるジェーンを演じたナタリー・ポートマン、『アベンジャーズ』で地球に危機をもたらしたロキを演じたトム・ヒドルストンなど主要キャストが続投。
映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では、エーテルという物質を利用し、5000年に一度の惑星直列によって境目が不安定になっている世界を闇に包もうとするダークエルフとソーたちが戦う姿が描かれます。
管理人
ヒロインであるジェーンは境目に吸い込まれ、アスガルド王国に封印されしエーテルを吸収してしまったことからダークエルフのリーダーであるマレキスに狙われ、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ではジェーンにも危険が訪れます。
そんなジェーンを救うためにソーが立ち上がっていくわけですが、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の序盤の魅力はなんといっても、これまで何度もソーを窮地に追いやって来たロキが母親であるフリッガを殺害されたことからダークエルフに復讐を誓い、ソーに協力し、兄弟が力を合わせて敵地へと向かうという展開になるでしょう。
ロキとは対照的に映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では冷静さを失ってしまっている王オーディンの姿にも注目して鑑賞してもらえたらと思います。
兄であるソーを庇った末に相討ちになってしまうというこれまでのロキでは考えられない熱い展開にファンは歓喜すること間違いありません。
ラストでは、『アベンジャーズ』を同じく地球でマレキス率いるダークエルフたちとソーたちが戦う姿が描かれるのですが、9つの世界の境目が不安定であるという設定のため、めまぐるしく世界が変わりながら戦いを続けていくシーンはそのビジュアルも含めて、とても迫力があります。
管理人
ジェーン、そして前作でも活躍したセルウィグ博士の協力もあり、マレキスを撃退。
平和が戻った世界でオーディンから次期国王についての打診を受けますが、ソーは辞退してその場を去ります。
その後、実はこのオーディンはロキが化けていた姿であり、実はロキは生きていたという続編を予感させる衝撃のシーンで映画は締めくくられます。
前作の世界観をそのままに、これまで以上に一人の戦士として成長したソーの活躍が堪能できますので、シリーズのファンは必見の作品となっています。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★☆星4
クリス・ヘムズワースさんとナタリー・ポートマンさんのビジュアルが大好きなので、ソーとジェーンがからむシーンは眼福でした。
ジェーンは意志が強さが美しさを引き立てているし、ソーも前作と比べてコミカルな成分が少なく、ロキとの関係に悩む姿なども含めてカッコ良かったです。
ただ、ちょっとおバカな感じがするかわいいソーも好きなので、シリアス一辺倒だと少々さみしい気もしました。
CGが見事なアクションシーンも迫力満点で見応えがありましたが、見終わった後の印象としてなぜかソーよりもロキのほうが活躍していたような気がしてしまったのは、トム・ヒドルストンさんの陰のある演技が素晴らしかったからかもしれません。
多くの人がスクリーンに向かって思わずツッコんだであろうムジョルニアを壁にかけるシーンは私も「えっ?!」と驚いてしまいました。
40代女性
★★★☆☆星3
今回のダークワールドは、前作と比べると少し暗くシリアスでネガティブな印象を受けました。
敵となるマレキスの存在感が強くてよりダークな映画になっていたのではないかと思います。
アスガルドの王妃フリッガがジェーンを庇い、マレキスと戦闘になって、、、のシーンはとても切なかったです。
ロキは相変わらず、ロキだなぁという印象で、いつか痛い目を見ないといいけどという気持ちにさせられる自分の中では憎くも愛すべきキャラクターです。
ソーの壮大なアクションシーンはとてもかっこよく、ハラハラドキドキさせられますし、アスガルドの美しい背景がとても魅力的で、CGの完成度も高いなと感じました。
今後のソーとロキの関係性もどうなるのか気になる作品でした。
30代女性
★★☆☆☆星2
アラン・テイラー監督のマイティ・ソー・サーガの第2弾となる映画です。
前作の続編となり、宇宙を闇に戻そうとするマレキスと、ダークエルフ復活が描かれたストーリーです。
とにかく映像とアクションシーンは圧巻の迫力があり、SFや宇宙好きには見ているだけでたまらないのではないでしょうか。
アベンジャーズなどのマーベル作品を見たことがない人には全く理解できない内容だと思うので、好き好きが分かれる作品ではあると思います。
設定がずさんな部分が目立ち、ラストシーズンでのロキの登場にも、う~んという感じでいまいち盛り上がりに欠ける…
正直期待外れではありましたがナタリーポートマンが綺麗で、アクションも素晴らしかったのでストーリーよりも映像美として印象深いです。
30代女性
★★★☆☆星3
マイティソーの二作目にあたる作品です。
時系列としてはアベンジャーズ(初回)の続きあたりを描いています。
私も当時、ロキやソーが、あの後(アベンジャーズのNYの戦いの後)どうなったのか知りたいと思って劇場に行きました。
マイティソーダークワールドでは、ロキやジェーンのキャラクター、アズガルドの世界感、そこでのソーの立ち位置などを細かく描いていて、ソーを推している人にとっては魅力的な作品になっていると思います。
ソーのキャラクターや強さは、マイティソー(一作目)やアベンジャーズでかなりたくさん描かれていますので、今回はなんといってもロキが良かったです。
幻影を作れる魔術師的な力をもっていて、性格や考え方もシニカルで面白い。
兄弟の共闘シーンもカッコよくて、ロキやは戦い方もソーとは対照的で騙し討ちや不意打ち的なシーンが多いですが、観ていて結構頼もしく感じました。
ロキを深掘りして描いているからこそ、後半のエリック博士の一言も笑ってしまいました。
ロキファンには必見の一作と言えますね!
ダークエルフはヴィランとしては強いはずだけど、ちょっと肩透かし感も否めなかったです。
宇宙船のかたちが独特(インターコンチネンタルリゾートみたい)で、その後の作品でも、アベンジャーズの今までの軌跡として、あの宇宙船が墜落してるシーンがよく出てきますよね。
その度にちょっと思い出せるので、marvelファンは観ておくといいと思います!
30代男性
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