『ゴジラxコング 新たなる帝国』がひどい理由は吹き替え・ツッコミどころのせい？
2024年4月26日、日本公開の映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』。
レジェンダリー・ピクチャーズが展開する「モンスター・ヴァース」シリーズの第5作目にあたり、2021年公開の『ゴジラvsコング』の続編作品となっています。
監督は前作に引き続きアダム・ウィンガードが務め、脚本はテリー・ロッシオらが担当しました。
地球内部の空洞世界「ホロウアース」を舞台に、ゴジラとコングが再び協力し、古代の脅威と向き合う姿が描かれます。
- 『ゴジラxコング 新たなる帝国』がひどいのは吹き替とツッコミどころのせいと考察する理由
- 『ゴジラxコング 新たなる帝国』のあらすじ
- 『ゴジラxコング 新たなる帝国』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
ひどいと言われる理由は2つ！吹き替え、ツッコミどころのせい
映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は、人気キャラクターであるゴジラ、キングコングが同じ世界観で活躍する姿を描いた一連のシリーズ・モンスターヴァースの第5作品目として公開され、興行収入は5億ドルを超える大ヒットを記録しました。
そんな映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』について、モンスターたちが激しいバトルを繰り広げる迫力の映像について高い評価の声があがりましたが。
しかし、一部では作品の内容について「ひどい」というマイナスな声もあがっていました。
なぜ、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は「ひどい」と言われてしまうのか？その理由は2つあると考察します。
管理人
ひどい理由①ゴジラの扱い
1つ目の理由は、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』でのゴジラの扱いにあります。
映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は、コングが同族たちを奴隷同然に支配するスカーキング、そしてシーモと戦う展開がメインとなっており、ゴジラもコングに協力はするものの、基本的にはコングが主役の扱いとなっています。
ゴジラはローマで休息をとっているシーンばかりが目立ちます。
そのため、脇役のようなゴジラの扱いを残念に思う方も多く、「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
ひどい理由②ツッコミどころの多さ
2つ目の理由は、ツッコミどころの多いシーンにあります。
前作『ゴジラvsコング』でもツッコミどころの多いシーンに物議が集まっていました。
そして、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』でも、コングがビーストグローブという改造パーツを装着するシーンや、コングが前作以上に人間らしい仕草を見せるシーン、ゴジラとコングが並走して全力疾走するシーンなど、思わず笑ってしまうようなツッコミどころの多いシーンが多い印象でした。
それが「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
また、ストーリーについても、人間パートの部分などがドラマチックさに欠け、幼稚であるという声も挙がっており、批判が集まっていました。
ひどい理由③吹き替えにも批判がある
3つ目の理由は、日本語吹き替えに原因があります。
シリーズを通して、日本語吹き替えについて、プロの声優ではない芸能人やお笑い芸人が起用されたことに対して大きな批判が集まっていました。
映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』でもバーニーを尾上松也さん、ミケルを空気階段の鈴木もぐらさん、モナークの責任者であるハンプトンを真矢みきさんが演じていて、一部では批判が集まっていました。
そこで、「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
ただ、3人とも演技に違和感がそこまでなかったことから、2作目である『キングコング:髑髏島の巨神』のGACKTさんや4作目『ゴジラvsコング』の田中圭さん、田中みな実さんのように大きな批判が集まることはありませんでした。
管理人
▶︎関連記事『キングコング:髑髏島の巨神』の吹き替えがひどいと酷評も。続編などシリーズ展開も解説
『ゴジラxコング 新たなる帝国』のあらすじ
（以下、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』のあらすじです。）
『ゴジラxコング 新たなる帝国』のあらすじ｜地下空洞からの謎の救難信号
前作での死闘を終えたゴジラはイタリア・ローマに、コングは地下空洞世界でそれぞれ生活をしていました。
そんな中、調査期間モナークは地下空洞世界から謎の信号はキャッチします。
同時にイーウィス族の生き残りである少女ジアも信号と似た波形を書きなぐっていたことから、単なる偶然ではないことを感じたモナークの学者で養母のアイリーンは陰謀論者のバーニーに協力を求めたところ、信号が発生したタイミングでゴジラが活動を開始したことから地下空洞にいる何者かの救難信号ではないかという仮説が浮上します。
そして、アイリーン、ジア、バーニー、獣医のトラッパー、操縦士であるミケルは信号について探るため地下空洞へと向かいます。
空洞に着くと、モナークの基地がコングと同族であるグレートエイプによって破壊されていました。
『ゴジラxコング 新たなる帝国』のあらすじ｜地下空洞の支配者スカーキング
コングは地下空洞の奥地へと向かい、グレートエイプの集団の襲撃に遭いますが、返り討ちにします。
集団にいたグレートエイプの幼体・スーコと親しい関係になったコングはスーコの案内でグレートエイプの王・スカーキングが支配する王国へと辿り着き、戦いが始まりますが、スカーキングによって操られている氷の怪獣・シーモの攻撃によって重傷を負ってしまいます。
一方、信号の発信元を探していたアイリーンたちは、ミケルが命を落としてしまうハプニングに見舞われながらもマレンカという村に辿り着き、村に住んでいたイーウィス族がスカーキングの支配に対してゴジラに救難信号を送っていたことが明らかになります。
イーウィス族の言い伝えによれば、かつて地下から地上を支配しようとしたスカーキングをゴジラが倒し、地下世界に閉じ込められていましたが、再び復活してしまいました。
イーウィス族からの信号によって、スカーキングの復活を知ったゴジラは戦いに備えて放射能エネルギーを蓄えていたことが分かります。
『ゴジラxコング 新たなる帝国』のあらすじ｜モスラの仲介により、コングに手を貸すゴジラ
スカーキングとシーモとの戦いによって重傷を負ったコングとスーコはマレンカへと辿り着き、コングはトラッパーの治療の元、片腕にビーストグローブを装着し、更なるパワーを手に入れます。
そして、ゴジラに協力してもらうために地上へと向かいますが、ゴジラは協力を拒み、コングと争う様子を見てしまいます。
なんとかゴジラに協力してもらうため、イーウィス族はジアの力を使い、女神として崇められている怪獣モスラを復活させるのでした。
そして、ジアとモスラが地上に向かい、ゴジラを説得させることに成功します。
ゴジラを引き連れて地下空洞へと戻って来たコングとモスラは、マレンカを襲撃していたスカーキングとシーモに戦いを挑むのでした。
以上、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』のあらすじでした。
『ゴジラxコング 新たなる帝国』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
（以下、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。）
感想評価(※ネタバレ有)｜ゴジラとコングがタッグを組み、新たな敵に立ち向かうシリーズ第5弾
映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は、長きに渡って人気を集める二大キャラクター・ゴジラとキングコングが同じ世界観で活躍する姿を描いたモンスターヴァースシリーズの5作品目の作品です。
前作で激しいバトルを繰り広げたゴジラとコングのその後が描かれた作品となっています。
ストーリーに関しては、地下空洞から生き残っていたイーウィス族の救難信号が流れ、空洞内の王国を支配するスカーキング、氷のタイタンであるシーモにコングとゴジラが立ち向かっていくといった内容です。
コングに関しては、これまで以上に様々な表情が描かれており、歯痛で苦しんでいたり、人間らしい仕草を見せたりと、どこかチャーミングで親しみやすいキャラクターとなっています。
コングは地下空洞で孤独な生活をしていたわけですが、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』ではグレートエイプの幼体であるス―コという相棒に恵まれ、二匹の友情関係も楽しめます。
そんなコングとスーコの前に立ちはだかるのが、グレートエイプの傍若無人な支配者スカーキングと氷のドラゴンのようなモンスター・シーモです。
前々作である『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のキングギドラ、前作『ゴジラvsコング』のメカゴジラと比べると、ややインパクトは薄いですが、スカーキングに操られたシーモの冷凍光線はなかなかの強敵で苦戦するコングの姿が描かれます。
そんなコングを手助けするかのように、ゴジラファンにはお馴染みのキャラクター・モスラが現れ、仲介役となり、ゴジラとコングがタッグを組んでスカーキングとシーモに戦いを挑んでいく姿が描かれ、前作での死闘を鑑賞した方にとっては胸が熱くなる展開となっていきます。
管理人
ゴジラは相変わらずの強さを見せますが、今回のコングは腕にマシンパーツを付けてパワーアップして戦う姿が見せます。
本シリーズの醍醐味であるバトルシーンに関しては、どの作品も凄まじい迫力に満ちていますが、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は特に素晴らしく、まるでプロレスを見ているかのような本格的な怪獣たちのバトルアクションを堪能することが出来ます。
最終的には、コングとゴジラがスカーキングを制し、コングがシーモを従えて新たなる支配者として君臨する姿が描かれます。
ゴジラの活躍が少なかったのが残念なところですが、シンプルなストーリーでテンポも良く、とにかくモンスターたちがバトルする姿を何も考えずに楽しめる作品となっていますので、映画を観てスカっとした気持ちになりたいと言う方にはオススメです。
『ゴジラxコング 新たなる帝国』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★★星5
モンスター・ヴァースのこれまでの作品は全て鑑賞してきましたが、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が面白さのピークで、前作の『ゴジラvsコング』は本当にすごくつまらなかったです。
なので、『ゴジラxコング 新たなる帝国』も全く期待しておらず、シリーズを観てきたからまぁ観てみようかなくらいの気持ちで鑑賞しました。
ですが…すごく良かったです！
『キング・オブ・モンスターズ』以来のわくわく感が味わえました。
ミニコングという、最初は凶暴ながらもモンスターとは言えないかわいい存在が登場し、ミニコングに利用されたり心を通わせていったり、変わっていくコングの心情が描かれています。
人間の子供（ジア）との心のつながりは前作に描かれていたので、そこにプラスして物語に深みが出ていると思います。
視覚面でも、出し惜しみのないモンスターたちの大暴れが嬉しいところ。ゴジラが吐き出す波動砲のようなもの、あれはいつ見ても「来た来た～」とテンション上がりますし、かわいいモスラも出てきて満足です。
ラスボスがまさかのコングと同類で、え？ちょっとしょぼくない？と思ったりもしましたが、そのただ威張り散らした小物感がいい味出してます。
そんなラスボスもちゃんとやっつけて、コングが自らの故郷を取り戻し、自分の存在意義に悩んでいたジアも自分のルーツを知ることができ、ドラマとしても満足のできるものでした。
血のつながりを超えた母と娘の絆には、深く心を動かされます。
あらゆる面で前作を大きく上回る、とても完成度の高い作品でした。
40代女性
★★★★★星5
ゴジラやコングのビジュアルやスカーキングとシーモとの戦闘シーンなど迫力がありすぎて、見ていておっかなくなる映画でもあるのですが、コングの表情や行動がユーモラスなシーンがあったり、コングとスーコのやり取りが面白かったり、ゴジラの走り方や寝ている姿が笑えるものだったり、総じて楽しかったと思える作品でした。
ゴジラとコングは、モスラのお蔭で共闘することになっても、性質や闘い方が全然違って、そこも面白かったです。
会社に例えると、ゴジラが壊したい放題、やりたい放題のワンマン上司だとすると、コングは人間への優しさのようなものが見られたり、シーモをスカーキングから解放したり、言い過ぎですが、中間管理職のような小回りすら感じました。
50代女性
★★★★☆星4
『ゴジラvsコング』の続編である『ゴジラ×コング 新たなる帝国』はメカゴジラを協力して倒した後の世界となっており、地底世界で新たな敵が現れると言ったストーリーです。
話のストーリーが地底世界やコングの同族が中心となっており、地上にいるゴジラは最初はあまり出番がなく、コングの映画では？と言った声もあると思いますが、深く考えずにただ怪獣達が暴れて、バトルする映画として見れば楽しめると思います。
怪獣達が人間の言葉が話せなくても表情や雰囲気で怪獣達のストーリーが理解出来るって言うのをこれほど映像にした映画でもあり、私は好きです。
序盤のコングが虫歯が痛くてどうにもできないからモナークの人達に虫歯を治してもらおうと地上にやってきたり、ゴジラが寝床がなくなったのでコロッセオを新たな寝床として丸まって寝るシーンが好きです。
30代女性
＊映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
