映画『約束のネバーランド』の最後のエマの言葉(セリフ)とは?原作漫画のどこまでが実写映画化?評価感想やあらすじネタバレも
2020年12月18日公開の「約束のネバーランド」。
原作は週間少年ジャンプで2016年から2020年まで連載していた人気漫画で、アニメ『約束のネバーランド』1期の放送終了後に実写映画化されることが発表されました。
主題歌は「ずとまよ」とも呼ばれる、ずっと真夜中でいいのに。の『正しくなれない』です。
また、映画『約束のネバーランド』の口コミ評判レビューには、
- アニメの世界観がそのまま表現されていた
- キャスティングが絶妙
- 続編があれば観たいと思えた
- レイの役の子役さんだけ演技がひどかった
- 独特の世界観を実写でも上手く表現できていた
- 原作を知らないで映画を観に行った人でも充分楽しめる
- 原作と近い内容で楽しめた
- 渡辺直美さん演じるクローネは、とても役に合っていた
という声が多数集まっています。
- 最後のエマの言葉(セリフ)は?
- 原作漫画のどこまでが実写映画化?違いについても解説
- 映画『約束のネバーランド』の感想評価と口コミレビュー
- 映画『約束のネバーランド』のあらすじネタバレ
もし、まだあなたが一度も「約束のネバーランド」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。例えば、今ならU-NEXTだと「約束のネバーランド」を実質無料で観ることができますよ!
目次
約束のネバーランド|最後のエマの言葉(セリフ)は?
映画の最後では、グレイス=フィールドハウスから脱走したエマたちが朝日を迎えて終わるのですが、ここでエマが木に登って朝日を見ながら口パクセリフがあります。
これは原作漫画にはない部分で、解説などもない為に、鑑賞者によって様々な解説考察がされました。その中でも最後のセリフについて有力そうなのをいくつかピックアップしてみました。
エマの最後の言葉(セリフ)候補①「未来」
鬼の食用児として育てられていた、エマたちですがグレイス・フィールドハウスから脱走できたことにより、この先も生きれる可能性の未来が生まれました。
また、エマ役を演じた浜辺美波の唇てきには「マ行」ではないかという憶測意見も多くあり、「未来」と最後に言ったのではないかと予想されています。
エマの最後の言葉(セリフ)候補②「ママ」
同じく、唇の動きの「マ行」からきて「ママ」という言葉が最後のセリフなのではないかという意見もあります。
エマたちを食用児として育ててきたイザベラですが、エマにとっては母親同然としての存在で、愛情がある場面はその後も描かれています。原作漫画でも、名残惜しそうに「さよなら、ママ」と別れを告げていることからも、最後のセリフとして有力視されています。
エマの最後の言葉(セリフ)候補③「ノーマン」
食用児として出荷されてしまったノーマンですが、孤児院から脱走できたのもノーマンの作戦があってのことです。この事からも作戦が成功して脱走できたことから「ノーマン」と最後に言ったのかもしれません。
この最後のセリフについては、色々な憶測や考察がありますが、「今後のストーリーに続く重要な意味があります」とエマを演じた浜辺美波がインタビューで答えています。
この事から、もしエマの最後のセリフが明かされるとしたら、それは続編として映画が出る場合になると思われます。
約束のネバーランド|原作漫画のどこまでが実写映画化?違いについても解説
実写映画『約束のネバーランド』は原作漫画で言うと5巻前半部分までの内容となっています。エマたちがグレイス=フィールドハウス(GF)から脱走するまでの話で、アニメ版のSeason1までと同じです。
内容も原作漫画とほぼほぼ同じですが、食用児として出荷される年齢が12歳から16歳と設定変更されています。これはキャスト的に20歳の浜辺美波が12歳の役は流石に離れすぎていたりとの問題があったからだと思われます。
また、ノーマンが食用児として出荷されるところで、謎の男役として松坂桃李が出演しています。格好からすると、原作漫画で登場するピーター・ラートリーの姿です。
そして、ここで謎の男約の松坂桃李が鬼の世界と人間の世界があることなどを説明するシーンがあります。これに関しても、原作漫画にはないオリジナルの部分となっています。
原作漫画は20巻まであり、完結している今作ですが、映画の続編をやるとすれば現在テレビアニメで放送中のSeason2が終わってから何かしらの発表があるかもしれませんね。
映画『約束のネバーランド』の感想評価と口コミ評判レビュー
(以下、映画「約束のネバーランド」の感想評価と口コミ評判です。)
感想評価|実写化する上で最も適したキャスト陣
映画『約束のネバーランド』は、原作、アニメ共に見ており大好きな作品だったので、映画も公開されてすぐに観に行きました。実写化映画に対して賛否両論ありますが、個人的にはとても楽しく観させて頂きました。
エマ役の浜辺美波の年齢を考慮してか、設定が少し変えられていましたが、ストーリーは原作に沿っていてスピード感のある展開で面白かったです。
浜辺美波のハツラツとした雰囲気はエマのイメージにぴったりでしたし、北川景子はイザベラの二面性を美しくも恐ろしく演技されていました。他にもノーマン役の板垣李光人やクローネ役の渡辺直美など、実写化する上で最も適したキャストの抜擢だったと感じます。
ほぼ上記の役者陣は完璧でしたが、レイ役のかたに関しては少し棒読み感があったりと残念な部分もありました。
最後の脱獄のシーンは原作には無いものでしたが切なくも愛を感じ、感動できる場面です。原作を変えてあることが許せない原作ファンにはオススメできませんが、原作を知っていても知らなくてもハラハラドキドキしながら観られる作品だと思います。
口コミ評判レビュー|当たり映画・続編も観たい
映画『約束のネバーランド』の口コミ評判レビューには、「マンガを実写映画化は当たり外れがありますが、これは当たりです。」「子役たちが成長する前に同じキャストで続編を作って欲しい」「年齢の設定変更や鬼のグラフィックなど心配していたが、問題なしのクオリティ」「エマ役の浜辺美波、イザベラ役の北川景子、クローネ役の渡辺直美に関しては文句なしのキャスティング」という評判が多い印象です。
★★★★☆星4
約束のネバーランドは原作が大好きで、実写版を楽しみにしていました!!映像化するのは難しいんじゃないかと思っていましたが、ほぼ、原作と近い内容で楽しめました。
浜辺美波ちゃんは年齢が原作より上なので、違和感ないのかな?と思ってましたが、エマぴったりですごくはまっていました。ノーマン役の子も上手でしたし、特にすごいと思ったのは、北川景子さんです!!ママにしか見えない!さすがでした。
ただレイ役の子が、最初ちょっと棒読みで残念だなぁと思いましたが、あとで調べてみると、まだ年齢が12歳とのこと。物語が進むにつれて、レイに見えてきました。今後、活躍する俳優さんになりそうな気がしました。
渡辺直美さんも、コミカルな演技で楽しませてくれまさした!笑続きが観たいけど、浜辺美波ちゃん20歳超えたし、次作は厳しいだろうなぁ〜
40代女性
★★★★★星5
名前は聞いたことはありましたが、アニメもコミックも見たことがありませんでした。友人に「絶対好きだと思うから観てみて」と言われたので、観ましたが、すごく面白かったです!!
原作を読んだことがないですが、先入観がないからから、ストーリーに直ぐ入れますし、楽しく観ることが出来たと思います。女優の北川景子さんと渡辺直美さんの演技も、すごく惹きつけられ圧巻されました。
少しだけセリフと髪の不自然さが気になりましたが、キャストの皆さんの演技が素晴らしかったので、その不自然さが打ち消されていたようにも感じます。
ラストのママとエマの会話に涙しました、続編があるならきっと観ると思います!。
30代女性
★★★★☆星4
アニメを見ていてかなり特殊な世界観だと分かっていたので実写化は難しい作品だと思っていましたが、見事にアニメの世界観がそのまま表現されていて入り込んで見ることができました。
キャスティングが絶妙で、特に渡辺直美さんはイメージにピッタリで存在感も抜群で良かったです。北川景子さんも美しいが故の恐ろしさみたいなものを感じてハマっていましたし、前半の優しいママから後半にかけてどんどん恐ろしくなっていく感じが良かったです。
浜辺美波さん演じるエマは髪型をアニメに寄せていたのでさすがにコスプレっぽくなってしまうのではないかと心配していましたが、顔が綺麗なことと声のおかげもあってかファンタジーっぽい存在になっていてエマとして自然に見ることができたので良かったです。
20代女性
★★★★☆星4
マンガを実写映画化は当たり外れがありますが、これは当たりです。ストーリーもほぼ原作に忠実に作られていて楽しめました。
主演の浜辺美波さんは20歳ですが、原作では11歳のエマを演じていても違和感をあまり感じさせませんでした。さすがなら映画の設定は15歳ということでしたが。クローネ役の渡辺直美さんは、その体格を活かしクローネの迫力を見事に体現されていました。
そしてイザベラを演じた北川景子さんはさすがの存在感だったと思います。子供たちを優しく見守る目は、まさに母親としての眼差しである一方、エマたちが脱走するのを食い止める際の睨んだ目は同じ人の目とは思えない迫力がありました。
子役たちが成長する前に同じキャストで続編を作って欲しいです。
40代男性
*映画「約束のネバーランド」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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映画『約束のネバーランド』のあらすじネタバレ
(以下、映画「約束のネバーランド」のあらすじネタバレとラスト結末です。)
映画『約束のネバーランド』のあらすじ|孤児院・グレイスフィールドハウスの暮らし
2045年10月。孤児院のグレイス=フィールドハウス(GFハウス)では、毎朝6時に起床して1日が始まります。ここでは血の繋がりのない、年齢も性格も違う子供たちが、院のシスターで皆から“ママ”と呼ばれ慕われているイザベラから一身に愛情をうけ、家族同様に仲良く暮らしていました。
この孤児院には特殊な勉強と、毎日のテストがありました。そして、16歳までには里親が手配されて巣立っていくこと、外へと通じる『門』と、森の柵の向こうには決して近づいてはいけないというルールがありました。
GFハウスでは間もなく16歳になるエマ、ノーマン、レイが里親に送り出される日を心待ちにしていました。3人は毎日行われるテストではフルスコアをとっていて、身体能力も高く、年少の子供たちのお世話も率先して行うお兄さん、お姉さんのような存在でした。
映画『約束のネバーランド』のネタバレ|GFハウスの秘密
この日は6歳のコニーに里親が決まった日でした。孤児院の皆んなともお別れをして、送り出したところ、コニーがいつも持っていたぬいぐるみが置いてあることに気付きます。
エマとノーマンは、レイの「門へ走ればまだ間に合うかも」という言葉で後押しされ、コニーのぬいぐるみを持って門へ向かいました。門をくぐるとトラックが停まっており、荷台には胸に一輪の花が刺さり動かなくなったコニーの姿がありました。
2人が慌ててトラックの下に隠れたとこに 巨大な鬼と共にイザベラが現れます。今までお別れをした孤児院の家族は、里親のところに送り出されていたのではなく、鬼のための食糧として送り出されていたことを知ります。
GFハウスは孤児院ではなく、「食用児」を育てる農園であり、大好きなママは上質な食用児を育てるための飼育員だったのです。ハウスの秘密を知り、逃げ帰った2人は皆んなで一緒に逃げるための脱走計画を立てることにしました。
一方でイザベラは2人が落としていったぬいぐるみを拾い上げ、子供たちの中に秘密を知ったものがいることに気がつきます。
映画『約束のネバーランド』|ハウス脱走計画
翌日から2人はイザベラに悟られないよう脱走計画を立て、森の偵察へ行きました。柵を超えた先には高い壁がありましたが、ロープがあれば超えられそうと見立てました。
ハウスに戻る時間になっても1人の子供が森で迷子になり帰ってきませんでした。そんな中、イザベラはコンパスのようなものを取り出し確認すると、すぐに迷子になっていた子供を森の中から連れて戻りました。
それを見たノーマンは、GFハウスの子供たちには身体に発信機が埋め込まれていることに気付きます。コンパスを敢えて見せつけることは、イザベラは秘密を知った子供も、GFハウスからは逃がさないことを見せつける為でした。
ノーマンは、改めて大好きなママは敵であると認識します。その後、エマとノーマンの不自然さからレイが何か隠しているのではないかと疑います。
そして、レイにもGFハウスの秘密を打ち明けます。すんなり信じてくれたレイと一緒に、3人で年齢も体力も違う兄弟たちと皆んな一緒に逃げるための脱走計画を立てます。体力の向上と逃げるための考え方を伝えるため、イザベラにばれないよう鬼ごっこを通して年少者に教えていくことにするのでした。
映画『約束のネバーランド』のネタバレ|新たな敵、シスター・クローネ
脱走の手がかりを探すために図書室を調べていると、フクロウの印が押された本がありました。いずれもウィリアム・ミネルヴァという人が寄贈したもので、フクロウの印にはモールス信号が隠されていました。
逃げろなどとメッセージがあり、エマ達は外の世界にも味方がいることを知り希望をもちます。
しかし、イザベラは監視の目を増やすためにシスター・クローネをハウスに迎え入れます。監視員が増えたことで、焦るエマたちですが、バレないように鬼ごっこをしながら訓練をしていきます。
新たな監視員として来たクローネですが、イザベラが秘密を子供に知られたことを本部に隠し、時が来たら出荷するつもりであることを知ります。そして、クローネはイザベラのミスの証拠をつかみ、ママの座を奪おうと目論みます。
映画『約束のネバーランド』のネタバレ|内通者・レイ
エマ達は自分たちの次に年長であるドンとギルダに秘密を明かし、脱走計画に加わってもらうことにしました。
そんな中、動きのないイザベラに疑問をもったノーマンは、子供たちの中に内通者がいることに気づきます。そして、ドンとギルダにそれぞれ別のロープの隠し場所を伝えました。
しかし、実はレイにも仕掛けていた罠で、内通者はレイであるとわかりました。レイは胎児の頃からの記憶を持っており、物心がつく頃にハウスの秘密に気づいていました。
レイはイザベラに内通することで、対価として外の世界のものを取り寄せて貰っていました。ずっと1人で秘密を抱えながら、エマやノーマンを救うために備品を集め、発信機を壊す装置を造っていたのです。
そしてコニーが出荷された日、レイは秘密を知らせるべく、エマとノーマンを門に向かわせるよう仕向けたのでした。
映画『約束のネバーランド』のネタバレ|クローネの出荷
ある日、レイがスパイの見返りとしてイザベラからインスタントカメラを受け取ります。それは発信機を壊すための最後のパーツでした。受け取るときにイザベラから自分の出荷が2か月後の自分の誕生日に決まったことを知ります。
そんな中、エマ達が脱走計画を立てているところをクローネに見つかります。そして、クローネはエマ達に協力しようと持ちかけます。クローネも孤児院で育てられた子供で、鬼の食糧とならない代わりに鬼の食糧となる子供を育てるママになったのでした。
そんなクローネにはハウスの外に出ると作動する、心臓に電気を流されるチップが埋め込まれていました。クローネは一生ハウスの外には出られないから、その中で一番良い暮らしがしたい為にハウスのママの座を狙っているのでした。
クローネは証拠を掴むために子供たちに歩み寄り、耳に発信機が埋められていること、鬼の存在、鬼は人間を食べることなどを話します。そして、情報を話すうちに発信機を壊す装置を作ったことに感づきます。
クローネは装置を探していたところイザベラに呼ばれ、第4プラントのママに昇格し、すぐに行くようにと告げられます。その場で嘘だと感づいたクローネは、イザベラの思い通りになるものか、とノーマンのチェストにとある万年筆を忍ばせます。
クローネが門に向かうとそこには鬼がいてクローネは出荷されてしまいました。
映画『約束のネバーランド』のネタバレ|作戦の失敗、ノーマンの出荷
次の日、レイがイザベラをハウスの中で引き付けているうちに、エマとノーマンは壁の下見に行くことにします。しかし、イザベラにはエマ達の作戦がバレており、レイは閉じ込められてしまいます。
イザベラは森へ向かい2人を説得しますが、諦めないエマを捕まえ足の骨を折り、ノーマンの出荷が明日の夜に決まったことを告げます。
ノーマンを死なせたくないエマとレイは、ノーマンに明日の夜の出荷される前までにハウスから脱走しようとさせます。ところが翌日、自分の代わりにエマやレイが出荷されることを恐れたノーマンは、壁の下見を終えて戻ってきました。
エマとレイに壁の向こうは崖だったことを伝えます。壁の向こうは、門を除いてハウスを囲むよう切り立った崖だったのです。そして、ノーマンは出荷の時を迎えます。
門に向かうとそこには鬼と、人間の男が一人いました。その男から食用児を助けようとする人は外の世界に何人もいることを知り、希望はあると微笑みます。
ノーマンが居なくなってからエマは塞ぎ込み、レイも逃げることを諦めたようでした。
映画『約束のネバーランド』の結末ラスト|GFハウスからの脱走
2カ月が経ち、レイが出荷される前夜、エマが食堂に向かうとレイの姿がありました。2人は逃げることを諦めてはおらず、諦めた姿をイザベラに見せつけて、それぞれが秘密裏に脱走の準備を進めていたのです。
レイは、価値を釣り上げてきた自身を、出荷を前に自ら摘んでしまうことで復讐しようとしていました。焼身自殺の騒ぎに乗じて逃げて欲しい、と火を放とうとするレイをエマは制します。
エマは計画を伝え、レイの耳から発信機を取り出してソーセージやハム、服などと一緒に燃やし、レイが焼身自殺を図ったかのように装いました。
エマが叫びイザベラの助けを呼びます。イザベラは発信機の反応から炎の中にレイがいると確認し、急いで消火しようとしましたが激しい炎に消化することができません。そして、振り返るとエマの姿がないことに気付きました。
イザベラは追いかけようとしますが、火事で怯える年少者達にしがみつかれすぐに追うことができません。エマは4歳以下の年少者たちは、出荷可能な6歳になるまでに必ず迎えに行くことを約束し、置いていくことにしていたのです。
その隙に、エマたちはノーマンが下見した脱出ポイントに向かいました。イザベラは急いでエマたちの後を追いましたが、子供たちは用意していたロープやハンガーなどを使って対岸に渡り始めており、最後にエマが渡るところで追いつきます。
エマと対峙するイザベラは、昔のことを思い出していました。イザベラもまた、施設の子供でした。優秀な子供で、今のエマ達と同様に、壁の上を見て絶望した過去がありました。
そして施設の秘密を知りママになることを選びます。自分の育てる子供たちには、せめて出荷の時まで幸せに暮らしてほしい、と愛情をもって育てていました。
渡り始めようとしたエマに、外の世界に居場所はないから諦めなさいとイザベラが語り掛けました。しかし、エマは外の世界に居場所がないなら作ればいいと言い、渡り始めました。
イザベラはロープを切ろうとした手を降ろし、エマは無事崖を渡り切ります。イザベラは、エマを先頭に森の奥へ逃げる子供たちの後ろ姿を優しい微笑みで見送るのでした。
無事に脱走したエマは、クローネが残しノーマンが渡してくれた万年筆を取り出すと、光のフクロウが飛び出しました。それはまるでフクロウが行き先を指し示しているようでした。
外の世界で初めての夜が明け、地平線から登る朝日がエマ達を迎えているかのように照らしていました。