『思い出のマーニー』で杏奈が精神病と言われる理由とは?ジブリじゃないや怖いとの声についても【あらすじネタバレ感想評価】
2014年7月19日公開のジブリ映画『思い出のマーニー』。
『借りぐらしのアリエッティ』で初の監督を務めた米林宏昌の4年ぶりの作品となりました。
1967年に出版されたジョーン・G・ロビンソンの児童文学作品が原作となっていて、第88回の米アカデミー賞では長編アニめ映画賞にもノミネートされました。
『思い出のマーニー』の口コミ評判レビューには、
- 暖かい気持ちになれた結末
- ジブリらしくない現実感のある作品
- 内容がよく分からなかった
- 登場人物達の声がすごく素敵で心に沁みた
- 美しく切ない作品
- 盛り上がりもないので不満な人もいそう
- 初見では分からない良さがある作品
- 宮崎駿作品とは主人公の質がかなり違う
という声が多数集まっています。
- 『思い出のマーニー』で杏奈が精神病と言われる理由は?解説と考察
- 『思い出のマーニー』が怖い?ジブリじゃないとの声についても解説考察
- 『思い出のマーニー』のあらすじ
- 『思い出のマーニー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
目次
『思い出のマーニー』で杏奈が精神病と言われる理由は?解説と考察
ジブリ映画『思い出のマーニー』の主人公・佐々木杏奈について、映画を観た方の中には「杏奈は精神病ではないか?」という感想を持つ方もおられます。
果たして、なぜ杏奈は精神病と言われてしまうのでしょうか?
その理由について考察をしていきたいと思います。
管理人
杏奈が精神病と言われてしまう理由については大きくわけて3つあります。
杏奈が精神病と言われる理由①|杏奈の言動
まず1つ目が杏奈の言動です。
杏奈は療養のため、継母の親戚である大岩夫婦が住む田舎で夏休みを過ごします。
しかし、親切にしてくれる大岩のおばさんに対しておせっかいだと呟いたり、近所に住む一つ年上の女の子・信子に対して夏祭りに行った際に「太っちょ豚」と言い放ったり、相手に不快感を与える発言を連発しています。
杏奈が精神病と言われる理由②|コミュニケーション能力
次に2つ目が杏奈のコミュニ―ケーション能力です。
杏奈は両親を交通事故で失ってしまった際に、自分を引き取るかどうかで親戚が揉めていたことなどがトラウマになっています。
そのため、人とうまくコミュニケーションがとれず、学校でも孤立してしまっていました。
杏奈が精神病と言われる理由③|妄想や幻想
3つ目が杏奈が見る妄想や幻想です。
杏奈は古い屋敷に不思議な既視感を覚え、その屋敷で出会ったマーニーという少女で出会い、友人になっていきます。
しかし、マーニーは実は杏奈の祖母であり、杏奈とマーニーとの思い出は幼い頃にマーニーから聞かされた話をもとに、杏奈自身が作り出した妄想・幻想である可能性が高いです。
以上の3つの杏奈の作品中での行動が精神病の一つである統合失調症の症状に当てはまるため、精神病ではないかという感想を持つ方がおられたのだと思います。
管理人
とは言え、作品中で杏奈が精神病であると明言されるシーンは当然ながらありません。
幼い頃のトラウマによって他人を信用することが出来ないだけという可能性も高いと思います。
『思い出のマーニー』が怖い?ジブリじゃないとの声についても解説考察
ジブリ映画『思い出のマーニー』は、スタジオジブリの20作目の作品として2014年7月に公開されました。
興行収入35億円を超える大ヒットを記録し、第38回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞の優秀賞を受賞をするなど好評を博しました。
その一方で、作品を鑑賞した方の中には怖いやジブリじゃないと言う感想を持つ方もおられます。
では、なぜそのような意見を持つ方がおられるのか考察していきます。
管理人
まず、「怖い」という感想についてですが、マーニーという不思議な存在の要因が大きいと思います。
マーニーは作品のラストで杏奈の祖母であり、古い屋敷で杏奈が出会ったマーニーとの思い出は幼い頃に祖母であるマーニー自身から聞かされた昔話をもとに杏奈自身が作り出したものだったことが分かります。
この謎がラストで判明されるまでは、マーニーが屋敷に住む付く亡霊では無いのかと推測した方も多くいました。
それが怖いという理由につながったのではないかと考察できます。
また、湿っ地屋敷も古ぼけて不気味に描かれていますよね。
そこにも、他のジブリ作品の中では珍しいホラー要素を感じてしまいます。
次に「ジブリじゃない」という感想についてですが、これまでのジブリ作品には無い点が多くあり、従来の反応が拒否反応を示してしまったことが要因であると考察できます。
管理人
これまでのジブリのヒロインと言えば『耳をすませば』の月島雫や『魔女の宅急便』のキキ、『紅の豚』のフィオに代表されるように明るく活発で社交的なイメージの強いです。
しかし、ジブリ映画『思い出のマーニー』の主人公である杏奈は暗く、引っ込み思案で、他人とのコミュニケーションが絶望的に下手な女の子として描かれています。
また、ジブリ映画『思い出のマーニー』は、ジブリ作品の中で初の男性の主役級のキャラが登場しない作品になっていたり、これまでのジブリ作品の中では異色の作品になっています。
そのため、苦手意識を持ち、ジブリ作品っぽくないという感想を持ったのではないかと考察出来ます。
『思い出のマーニー』のあらすじ
(以下、映画「思い出のマーニー」のあらすじです。)
『思い出のマーニー』のあらすじ|孤独な少女・杏奈
幼い頃に交通事故で両親を亡くした佐々木杏奈。
彼女は里親の佐々木頼子と二人で暮らしていましたが心を閉ざし、頼子のことも他人のように「おばちゃん」と呼んでいる状況でした。
杏奈が内気な性格から友達が出来ずに孤立していることを知った頼子は、夏休みの間、杏奈を自然豊かな親戚の大岩夫婦の家に預けることにしました。
荷解きを終え、頼子へのはがきを投函しようと郵便局に向かっていた杏奈は、丘の向こうに見える近所で幽霊屋敷と噂される古ぼけた屋敷に妙な既視感を覚え、その日から何度も屋敷を訪れるようになりました。
屋敷は杏奈の夢にも登場し、その二階には見知らぬ金髪の少女がいました。
ある日、近所の子どもたちに誘われてお祭りに行くことになった杏奈は、そこに馴染むことが出来ずに暴言を吐いて、逃げ出してしまいます。
『思い出のマーニー』のあらすじ|屋敷で出会った不思議な少女マーニー
一人でボートに乗り、屋敷を目指した杏奈は、夢に出てきた金髪の少女マーニーと出会います。
マーニーと親しくなった杏奈は、彼女とピクニックや屋敷で開かれるパーティーを楽しんだりして友情を深めます。
普段内気な杏奈も、マーニーにだけは素直な自分でいられることができるのでした。
その後、急にマーニーが姿を消してしまい、川辺から屋敷を眺めていると久子という絵描きの老女が屋敷が売却され、改修の工事に入っていることを教えてくれました。
工事中の屋敷を訪れると、新しく屋敷を購入した家の子どもである彩香がおり、杏奈のことをマーニーと呼びました。
屋敷の2階の部屋でマーニーの日記帳を見つけた彩香は、いつも杏奈が屋敷を眺めていることから杏奈をマーニーと勘違いしていたのです。
日記には杏奈がマーニーと過ごした思い出が綴られており、マーニーが一体何者なのか不思議に思うようになりました。
『思い出のマーニー』のあらすじ|お互いの孤独を打ち明ける杏奈とマーニー
その後、マーニーと再会した杏奈は、里親の頼子が自治体から補助金を受け取っていることを知り、お金のために自分を養子として受け入れているのでは無いかと疑心暗鬼になります。
そして、頼子を嫌うようになったと打ち明け、マーニーも両親やメイドたちにひどい仕打ちを受けており、お仕置きとしてサイロに閉じ込められたことがトラウマになっていることを杏奈に伝えました。
そこで、マーニーのトラウマを克服するためにサイロに向かいます。しかし、マーニーと杏奈はひどい嵐の中で眠りについてしまい、杏奈が目覚めるとそこにマーニーの姿はありませんでした。
彩香とその兄に発見された杏奈は高熱を出し、療養をとることになりました。
数日後、すっかり体調が回復した杏奈のもとを彩香が訪れ、日記とともに発見した屋敷が描かれた絵を見せてくれました。
「To Marnie from Hisako」とサインがあり、川辺で出会った久子がマーニーにプレゼントした絵ということが判明します。
そして、久子のもとを訪れた杏奈はマーニーの秘密を知ることになります。
以上、「思い出のマーニー」のあらすじでした。
果たして、マーニーとは一体何者なのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
『思い出のマーニー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「思い出のマーニー」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|主人公の内面にフォーカスした異色のジブリ作品
ジブリ映画『思い出のマーニー』はイギリスの児童文学作家として知られるジョーン・G・ロビンソンによる同名小説をスタジオジブリが映画化した作品となっております。
原作の小説はイギリスが舞台となっておりますが、映画では舞台が日本になっており、時代背景に関しても現代の日本となっております。
監督を務めたのは、2010年に初監督作品である『借りぐらしのアリエッティ』が好評を博した米林宏昌監督です。
管理人
スタジオジブリで長らくアニメーターとして活躍した経験を活かす、細部まで拘られたアニメーションの美しさを堪能することが出来ます。
ジブリ映画『思い出のマーニー』は幼い頃に両親を交通事故で亡くし、里親に育てられた主人公・佐々木杏奈が夏休みの間、滞在することになった田舎で出会ったマーニーという不思議な少女との交流を描いた作品となっております。
杏奈は、両親を失った際に自分を引き取るかどうかで親戚でもめたことをトラウマに思っていたり、その内向的な性格から学校で孤立をしていたりしています。
また、杏奈が里親の頼子を嫌うようになった理由が自治体から支給される里親手当が関係していたりと複雑でリアルな問題が描かれており、これまでのスタジオジブリの作品の印象とは一味違う作品となっております。
管理人
杏奈は滞在先の田舎で見つけた古ぼけた屋敷に既視感を覚え、屋敷で出会った金髪の少女であるマーニーと友達になります。
滞在先の田舎は北海道がモデルになっており、広大な自然の風景などはまさにスタジオジブリならではの美しい映像になっており、思わず息をのんでしまいます。
誰にも心を開くことの出来ない杏奈がマーニーにだけはなぜか素直な自分でいることができ、いつしか杏奈にとってマーニーはかけがえのない存在になっていきますが、いつしかマーニーは姿を消してしまいます。
田舎で出会った絵描きの久子という老女がマーニーと友達だったことを知った杏奈は、久子からマーニーの生涯について聞かされ、マーニーがすでに亡くなっていたことを知ります。
幼い頃から両親から愛されずにメイドたちからもひどい仕打ちを受け、愛する夫である和彦にも先立たれてしまい、その後に娘・絵美里も交通事故で失うという波乱万丈の人生を過ごしたマーニーですが、絵美里の残された娘を引き取り、すべての愛情を注いでいたことを久子から聞かされます。
そして、頼子から渡された一枚の古い写真からマーニーが杏奈の祖母だったことを知ります。
管理人
誰からも自分は愛されることの無い存在だと心を閉ざしていた杏奈。
しかし、マーニーという存在が自分にたくさんの愛情を注いでくれた事実や、どんな苦難の日々にもめげずに立ち向かっていたマーニーの生き方に感銘を受けて、明るさを取り戻していく姿には思わず涙が出そうになりました。
他のスタジオジブリ作品に比べると地味な印象を感じてしまう方も多いかと思いますが、ここまで主人公の心理描写にフォーカスしたジブリ作品は無かったと思います。
ヒューマンドラマが好きな方にはぜひオススメしたい作品になっております。『思い出のマーニー』のみんなの口コミ評判レビュー
『思い出のマーニー』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「ジブリ作品らしい冒険とか夢、元気さは無く、まったりとしたストーリー」「宮崎駿、高畑勲のジブリダブル巨匠以外ではなかなかの良作」「後半、やや物語の結論を急いだような感は残念だった」「1人の少女の成長を、少し不思議な体験を交えながら描く、おすすめの映画作品」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★☆☆星3
見ている間、なんとも言えない暗い感じがして、ホラー映画でもないのに薄ら寒い雰囲気に、怖いというのではなく、体のどこかがモゾモソするような気味の悪さを感じたのが印象に残っています。
マーニーは怖い人物ではない、むしろマーニーのことを気にかけている感じがするのに、物語が進むにつれて、アンナが何かマーニーに取り込まれていくような感じがしたのです。
物語の後半でマーニーの真実の姿が明かされて、すべてに納得がいきました。
そして養母とも和解して、これからは前向きに生きていくであろうアンナの様子に安心してエンディングを迎えるというのが普通の感想なのかもしれませんが、自分には映画全体に漂う暗い影のような雰囲気の方が勝っていて、モヤモヤした気持ちが晴れなかったのをよく覚えています。
50代男性
★★★★☆星4
2014年のスタジオジブリの作品ですが、宮崎駿と高畑勲両氏は一切製作に関わっていません。
米林宏昌監督にとっては『借りぐらしのアリエッティ』以来の作品になります。
まず思うのが、主人公が宮崎作品とはかなりキャラクターが違うことです。
明るくてハツラツとした女の子の主人公が多い宮崎作品に対し、『思い出のマーニー』の杏奈は陰のある、人とあまり交わらないおとなしい女の子。そこを受け入れられるかどうかで、この映画の評価はかなり変わってくるのではないでしょうか?
私は、杏奈のような女の子のほうが好きです。‶主人公主人公〟した人よりも、どこにでもいそうな普通の女の子が共感を得られます。
それに合わせるように、静かに物語は進行していきます。
盛り上がりがないのが不満な人もいるでしょうが、とにかく淡々と時が過ぎていくように感じます。
映像の美しさもいいですね。この映画は初見では分からない良さがあります。
2度3度見れば必ず新たな良さを発見できるでしょう。
40代男性
★★★★☆星4
宮崎駿、高畑勲のジブリダブル巨匠以外ではなかなかの良作だと思います。
冒頭、自分の描いた絵に納得がいかない女の子。彼女は優しくしてくれている母を「お母さん」と呼ぶことができません。
そんな心に痛手を癒すために向かった避暑地で、不思議な少女マーニーに出逢います。
杏奈とマーニーはそこで友情を育み、思い出を共有させていきます。
美しい避暑地の風景の中、ミステリアスで美しい娘たちの美しき時間を楽しむことができます。
時空を超え、過去の出来事が2人をさらに強く結びつけます。
後半、やや物語の結論を急いだような感は否めません。
でも、マーニーを通して、今を生きる杏奈の成長を促しているんだなという説得力を感じました。
美しく切ない作品でした。
30代男性
★★★★☆星4
『思い出のマーニー』は子供が体調が悪くて、劇場まで見に行くことができず、主人がDVDを買ってくれて、見ました。
主人公の杏奈とマーニーの関係がミステリーのようになっていましたが、私からしたら杏奈もマーニーもはたから見ると、恵まれていたはずなのに孤独だったのじゃないかなと思いました。
だから、友達になれたのだと思います。
また、杏奈がマーニーにも愛されて、養母の頼子さんにも愛されていたのが所々にわかる映画でした。
杏奈は釧路に療養に行ってそういうことがわかってよかったと思いました。
最後に私はこの映画をまた子供が録画したもので見返しましたが、彩香の役が俳優の杉咲花さんなのに驚きました。
それから、北海道を舞台にしているので、俳優の大泉洋さんも出ていることに驚きました。
50代女性
★★★☆☆星3
見終わってすぐに感じたのは今までのジブリ作品とちょっと違う、子ども向けを謳っているジブリなのに子どもと一緒に観たらきっと理解出来ずハテナが沢山浮かびそうな感じがしました。
エンドロールが流れている間、謎が解けているような解けていないようなモヤモヤとした不思議な感覚がずっと続きました。
一緒に観ていた姉とも話し同じ気持ちだったようで、どの作品にもあるように賛否両論あるようです。
ですが背景、風景、絵のタッチ、主題歌、後ろで流れる音楽も、登場人物達の声もすごく素敵で心に沁みました。
私は、杏奈が誰かに愛されているという事を知った事よりも、誰かを愛してもいいんだと知った時の事の方が、自分の事のように嬉しく感じました。
20代女性
★★☆☆☆星2
『思い出のマーニー』は映画館で鑑賞しました。しかし、あまりよく内容が分かりませんでした。
主人公の杏奈の夢の中の話なのか、杏奈のいる現実の中で起こっているのかとても曖昧で言い方が良くないですが、はっきりしない感じがもどかしくて気持ち悪さを感じました。
絵はとても美しく、それでいて絵画の中の様な雰囲気を感じさせる湖は素敵だと思いました。
マーニーはとても綺麗な髪に日本人とは違う異国の雰囲気を漂わせていて、可愛らしいお人形の様な見た目です。
夜になると杏奈とマーニーが月夜に2人で遊んでいて、そのシーンは美しくて幻想的で綺麗だと思いました。
マーニーの明るく茶目っ気のある性格も可愛らしく心を奪われてしまったシーンの1つです。
30代女性
★★★★☆星4
『思い出のマーニー』は、ジブリ作品らしい冒険とか夢、元気さは無く、まったりとしたストーリーで現実感のある作品だと感じました。
病弱なアンナは学校でも打ち解けることができず、親戚の家に一時的に暮らすことになり、その田舎の風景や街並みがどこか懐かしくもありました。
そしてマーニーが住んでるお屋敷と広がる湖が悲しげで寂しさがあるなと思いました。
アンナは心を閉ざして内気な性格だけど、マーニーと出会うことによって少しずつ前向きになっていく姿が感じ取れました。
謎に包まれていたマーニーだけど、終盤でマーニーのことが分かり、アンナとマーニーの関係がわかった時は納得されられました。
アンナも気持ちの変化があり、暖かい気持ちになれた結末だと思います。
20代女性
★★★★★星5
『思い出のマーニー』は私の本当に大好きな作品です。最初予告の絵を見たときにタイトルもそうですがまず惹きつけられました。
絵の感じや、主人公の舞台となる空間や場所の描写も自然で、本当にどこかにありそうな場所なのもとても惹きつけられます。
主人公が体が強くなかったり、学校の居ずらさみたいなものを抱えているのも、身近にある自分のことのように、身近に感じました。
マーニーは最初は可愛い女の子だな、と思って見ていましたが、事実が段々分かってくると物語のストーリー自体にもどんどん見ていて引き込まれました。
実際にあるような場所や話の中に不思議な出来事が起こり素敵で感動しました。
子供も大人も見れる内容だと思うのでその点もいいなと思いました。
30代女性
★★★★☆星4
この映画作品は、ジョーン・G・ロビンソンの小説を原作とし、舞台を日本に置き換えた内容です。
とはいえ、すべてを日本や日本の文化に置き換えたわけではなく、バランスよく和洋折衷している感じで、見ていてもあまり違和感を感じませんでした。
ストーリーは、ある理由で心の壁を作ってしまっている少女・アンナです。
そんなアンナは夏休みに田舎に行き、そこで不思議な体験をします。
その不思議な体験を通して、ある真実にたどり着くというミステリー要素もあり、最後まで見たくなる映画作品です。
また、作品の中に出てくる食べ物や食事シーンにも注目してしまうのは、ジブリ作品ならではと感じます。
1人の少女の成長を、少し不思議な体験を交えながら描く、おすすめの映画作品です。
30代女性
*映画「思い出のマーニー」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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