CinemaHitsTV-シネマヒッツ-おすすめの映画が考察や感想評価と口コミ評判レビューから丸わかり!

『ディア・ファミリー』の実話モデルとなった人物の現在は?あらすじネタバレ結末解説

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -

2024年6月14日公開の映画『ディア・ファミリー』。

ノンフィクション作家として知られる清武英利さんが取材のもとに発表したノンフィクション小説である『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』を大泉洋主演で実写映画化したものです。

生まれつきの心臓疾患を患っている娘を救うためにバルーンカテーテルの研究に全力を注いだ父親の姿を描いた実話作品となっています。

この順番でチェック
  • モデルとなった人物の現在は?実話結末解説
  • 『ディア・ファミリー』のあらすじ
  • 『ディア・ファミリー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

もし、まだあなたが一度も映画『ディア・ファミリー』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

U-NEXTなら、初回付与ポイントを使って新作品も実質無料で観ることができますよ!

見放題作品もあり、おすすめです!

▼今なら見放題作品かも!映画『ディア・ファミリー』の配信チェックはコチラ▼

モデルとなった人物の現在は?実話結末解説

心臓病を患う次女のためにバルーンカテーテルの開発に命を注いだ男とその家族の絆について描いた『ディア・ファミリー』。

興行収入10億円を超えるヒットを記録した映画『ディア・ファミリー』ですが、実話を基にした作品になっているのはご存知でしょうか?

そんな気になる実話についてやモデルになった人物の現在についてまとめていきます。

管理人

原作となったノンフィクション小説「アトムの心臓」

映画『ディア・ファミリー』は、ノンフィクション作家として知られる清武英利さんが取材のもとに発表したノンフィクション小説である『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』が原作となっています。

実在する医療機器メーカーである株式会社東海メディカルプロダクツの創業者・筒井宣政さんとその家族がモデルとなっています。

映画でも描かれていた通り、1981年に人工心臓の研究のため会社を設立し、8億円という多額の資金を投じて、研究を進めたものの実用化は上手く進みませんでした。

その後、IABPバルーンカテーテルの開発研究を進め、日本人の身体に合ったS・M・Lサイズのカテーテル開発を遂に成功、会社設立から8年後となる1989年12月にIABPバルーンカテーテルの販売が開始されました。

その後、発売から14年後となる2002年に科学技術庁長官賞、そして黄綬褒章を受章することとなり、日本の医療業界に多大なる貢献をしました。

現在では2022年9月期で53億円の売上高を誇り、従業員248名という大きな企業に成長を遂げました。

管理人

モデルになった人物たちのその後

大泉洋さんが演じた坪井宣政のモデルとなった株式会社東海メディカルプロダクツの創業者・筒井宣政さんは、現在は社長の座を義理の息子である筒井康弘さんに譲り、現在は同社の会長として活躍しています。

宣政さんは映画『ディア・ファミリー』公開当時のイベントなどにも積極的に参加し、自身がモデルとなった役柄を演じた大泉洋さんらとも対談を行っています。

2018年には、自身の経験を活かしてこれから医療分野のものづくりに挑戦する方たちのための基金である「筒井宣政基金」を設立するなど日本の医療のために現在も精力的に活動をされています。

そして、「一人でも多くの生命を救いたい」という創業時の精神を企業理念に掲げ、現在も安全なカテーテルを世界に届けています。

福本莉子さんが演じた坪井佳美のモデルとなった筒井佳美さんは、IABPバルーンカテーテルの販売が開始された2年後となる1991年に23歳という若さでこの世を去りました。

映画でも描かれていた通り、東海メディカルプロダクツの社員として勤めており、カテーテルの販売状況を見守っていたそうです。

管理人

カテーテルが販売される度に、これで何人の人が助かったと語っていたそうで映画で描かれていたと同じように心優しい人物であったことが分かります。

宣政さんを支えた妻の陽子さん、長女の奈美さん、三女の寿美さんも存命で公開当時の取材で当時の思いや佳美さんについて語っておられます。

宣政に手を差し伸べ、IABPバルーンカテーテルの研究に協力した松村北斗さん演じる富岡進医師については具体的な名前などは明らかになっていないものの、こちらも実在する医師がモデルになっているようです。

📖実質無料で映画を観よう!


\好きな映画を無料で1本観る/
※無料期間中に解約すると月額料金は一切かかりません。

\好きな映画を無料で1本観る/
※2週間の無料期間中は映画が見放題です。

\好きな映画を無料で1本観る/

本ページの情報は2024年3月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。

『ディア・ファミリー』のあらすじ

以下、映画『ディア・ファミリー』のあらすじです。

『ディア・ファミリー』のあらすじ|娘のために人工心臓の開発に着手する主人公・坪井宣政

ビニール製品の工場を経営する主人公の坪井宣政は、妻の陽子と三姉妹の五人家族。

毎日家族仲良く生活していましたが、次女の佳美は生まれつきの心臓疾患を患っており、20歳までしか生きることが出来ないと9歳の時に宣告されてしまいます。

どうにか手術できる病院を探すため、日本中やアメリカにも渡りますが現代の技術では対応することが出来ないと門前払いされてしまいます。

そんな状況の中、陽子から人工心臓の存在を聞かされた坪井は東京医科大学の黒田教授の協力のもと、自らの多額の費用を投じて人工心臓を作ることを決意します。

医療知識が乏しかった坪井は猛勉強を行い、実に8億の費用を投下し、8年という期間をかけて研究を重ね、ようやく動物実験を行える状況にまでに人工心臓の開発が進み、喜んだのも束の間、新たな壁が立ちはだかります。

『ディア・ファミリー』のあらすじ|暗礁に乗り上げ仕舞う人工心臓開発

アメリカで初めて人工心臓を使用した患者が度重なる危篤状態の末に亡くなったことから世間で人工心臓への風当たりが強くなったことにより、実用化は不可能であると黒田教授に告げられ、人工心臓の開発は暗礁に乗り上げてしまいます。

同時期に佳美の症状が悪化してしまい、人工心臓を利用しても完治することはないと医師から告げられます。

その事実を佳美に告げる坪井でしたが、全てを察していた佳美はこれまでの知識を使ってたくさんの人々を救ってほしいという思いを伝えられます。

絶望を感じていた坪井でしたが、佳美の思いを実現するために再び研究をスタートさせることにします。

『ディア・ファミリー』のあらすじ|日本人に合ったバルーンカテーテルの研究をスタート

富岡研究医から心臓手術の際のカテーテルの国内での事故が多いことを聞いた坪井は、日本人のサイズに合ったバルーンカテーテルの製造に着手します。

かつて人工心臓の研究チームから外れていた富岡でしたが、坪井の熱意や家族との絆に感化され、全面的に開発に協力します。

これまでの人工心臓の開発成果を応用し、研究の末にバルーンカテーテルの試作品を作り上げた坪井でしたが、黒田教授に猛反対を受けて遂には病院への出入り禁止を命じられてしまうのでした。

以上、映画『ディア・ファミリー』のあらすじでした。

果たして、富岡はバルーンカテーテルを製品化し、佳美の願いを叶えることが出来るのでしょうか?

続きが気になる方はぜひ観てみることをおすすめします。

▼参考▼初月31日間の無料トライアルあり!映画『ディア・ファミリー』を今すぐ観たいならコチラで配信チェック▼

『ディア・ファミリー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『ディア・ファミリー』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|娘のために研究に全力を注いだ男の実話を基にした感動大作

映画『ディア・ファミリー』は、生まれつきの心臓疾患を患っている娘を救うためにバルーンカテーテルの研究に全力を注いだ父親の姿を描いた人間ドラマとなっています。

実話を基にした作品となっており、日本の医療機器メーカーである東海メディカルプロダクツの創業者である筒井宣政氏、そしてその家族がモデルになっています。

そんな映画『ディア・ファミリー』ですが、ビニールメーカーの経営者である坪井の次女・佳美は心臓疾患を患っており、9歳の時に20歳までしか生きられないと宣告されてしまい、国内外問わず病院から手術を拒否され、絶対絶命の状況になってしまう場面から始まります。

坪井はそんな絶対絶命の状況に挫けずに自らの費用を投じて人工心臓を作ることにしますが、そんなバイタリティに溢れた坪井を演じたのは、コミカルからシリアスまで幅広い演技で人気を集める演技派俳優の大泉洋ですが、不器用ながらも愛情深く家族のために奔走する姿を見事に演じており、ハマり役だと思います。

管理人

多額の資金と時間を投じて人口心臓開発に挑むことになった坪井たちの前に様々な困難が待ち受けますが、どんな時でも前向きに物事を捉えようとする坪井家の姿勢には感服させられます。

これが実話を基にしているというのだから、更に驚かされます。

坪井の最大の理解者として献身的にサポートする妻の陽子、家族がくじけそうになった時にいつも引っ張っていく長女の奈美、病気に蝕まれながらも家族のために動くことを忘れない次女の佳美、ムードメーカーとも言える三女の寿美、生死にについて一人一人の心情が非常に繊細に描かれています。

特筆すべきは中盤の病気が進行し、人工心臓が開発できても病気が完治することはないことを坪井が佳美に伝えるシーン。

自らの死を受け入れ、これまでの技術を活かして世界中の人々を救ってほしいと佳美が坪井と約束しますが、涙無しでは語ることが出来ない素晴らしいシーンに仕上がっています。

人工心臓開発は暗礁に乗り上げてしまいますが、松村北斗さん演じる富岡研究医の助言と協力により、バルーンカテーテルの開発に成功。

残念ながら佳美は亡くなってしまいますが、佳美との世界中の人々を救う約束を見事に果たします。

その後、有村架純さん演じる記者が黄綬褒章の受賞を控えた坪井夫婦に取材を行うシーンが描かれ、実はこの記者が坪井が開発に成功したバルーンカテーテルによって幼い頃に命を救われたことが明らかになるという最後まで感動を誘う締めくくりで映画は終わりを迎えます。

決してあきらめないことの大切さが詰まった作品になっていますので、近頃なかなかやる気が出ないという方にこそぜひ鑑賞してほしい作品になっています。

管理人

『ディア・ファミリー』のみんなの口コミ評判レビュー

★★★★★星5

子供が生まれつき心臓に問題があり生きられても10年と言われて親ならどうするか?

とても考えさせられる映画です。

心臓の働きが悪いなら心臓を助ける機械をつくってしまおうという発想は、ものづくりをしてきた主人公ならではの考えだと思います。

そこから人工心臓というものを学んで様々な人の助けを得ながら開発を進めていくが、問題にぶちあたってそれを解決するために努力する。

また主人公の妻や周囲の人も励まし自分のできる事を行なって、助けるんだという強い気持ちが現れている作品でした。

人はこんなに頑張る事ができて諦めないで気持ちを持つことができるんだな思うと、人の素晴らしさに泣けてしまいました

人工心臓からカテーテル開発に切り替えることが意味すること、これは本当に心が痛くなります。

様々な愛が詰まった作品です。

50代男性

★★★★★星5

心臓病で余命10年を申告された娘のためと、その家族の物語です。

実話ということで、とても苦しいシーンも多かったです。

こんな悲しいことが現実に起こっているなんて信じられないし、少しでもこういった家族が減ることを望みます。

余命申告された娘の為に、人工心臓をつくることを決めた家族ですが、佳美ちゃんの病状は確実に進んでいました。

そしてついに医者から、人工心臓が完成しても佳美ちゃんを治せないことを告げられます。

佳美ちゃんの、自分の命は諦めて、他の心臓疾患を救ってほしいと言ったシーンは、どれだけの勇気が必要だっただろうと思います。

佳美ちゃんや家族の絆、そして心の強さを感じられる作品でした。

エンドロールのイントロが心音に聞こえる演出は鳥肌が立ちました。

30代女性

★★★★★星5

実話に基づくストーリーなので、泣かせたり、苦しめたり、感動を誘導することがありません。

リアルな感じで、純粋に感動できました。

どれだけ壁にぶつかっても、前に向かってチャレンジしていく姿にジーンときました。

言葉で言うのは簡単ですが、実際には一歩踏み出すだけでも大変なのに…

また、大泉洋さんの迫真に迫る演技が凄かったです。

コメディ役のイメージが強かったですが、映画『ディア・ファミリー』で俳優としてのイメージがガラリと変わりました。

娘の為に不可能を可能にしようとする父の姿に親としての責任感がギュッと増しました。

いろんな意味で考えさせられたし、医療に対する見方、考え方も変わり、視聴して良かったと思える作品でした。

40代男性

★★★★☆星4

娘のために人工心肺を作ろうとする町工場の社長さんの家族の話。

借金までして自ら人工心肺を作るが、大学病院の医師が認めてくれず、それでも娘のために人工心肺を作り続けるといういわばプロジェクトXみたいな内容の映画ですが、数十年にわたる家族の話を2時間に落とし込む以上、この手の映画はTV的な安っぽい話になりがちですが、作業の工程を早回しの映画的な演出でみせたりと、映画としてしっかりとした出来でした。

自分は大泉洋のファンですが、ここ数年ないくらいのハマり役だと思いました。

予定調和の話の流れなので、つまらないですと感じる方もいるかとは思いますが、誰がどう観ても面白いと思います。

良い映画でした。

30代男性

*映画『ディアファミリー』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

▼連休に最適!『ディアファミリー』を今すぐ観るならコチラで配信チェック▼

▼一度は観るべき邦画特集▼

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA