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『蛇にピアス』のアマの死因や犯人は?気持ち悪いと言われる理由や実話なのかについても解説考察!【キャスト相関図】

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2008年9月20日公開の映画『蛇にピアス』。

映画『蛇にピアス』は金原ひとみのデビュー作であり、芥川賞を受賞したものを吉高由里子主演で映画化した作品です。

映画はR15指定で、蜷川幸雄監督作品です。

蜷川幸雄監督作品と言えば鮮やかな印象が強いかと思いますが、映画『蛇にピアス』でも蜷川監督らしい世界観で、彩られています。

作品の内容は、刺青、ボディピアス、SMとダークな内容となっており過激な作品ではありますが、自然と見入ってしまうような、感情移入してしまうような作品となっており、身体改造を通して、生きる意味を教えてくれるような内容となっています。

映画『蛇にピアス』の口コミ評判レビューには、

  • かなり過激でダークな内容で好みは分かれそう
  • 蜷川監督作品が好きな方には是非1度観てもらいたい作品
  • 吉高由里子さんの身体を張った演技もとても見どころ
  • 内容はかなり衝撃で最初から最後まで食い入るように見た
  • 身体の痛みも心の痛みもガツッと伝わる作品
  • ストーリー性も良く、最後のオチもしっかりとした内容
  • 見ていて最後まで飽きない映画
  • 生きている意味について、考えさせられた

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 考察|アマの死因は?なぜ殺されたのかや犯人について、アマかわいそうとの声も
  • 『蛇にピアス』が「気持ち悪い」「怖い」「グロい」との声について
  • 『蛇にピアス』は実話なの?キャスト相関図も
  • 『蛇にピアス』のあらすじ(内容)
  • 『蛇にピアス』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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蛇にピアスの考察|アマの死因は?なぜ殺されたのかや犯人について、アマかわいそうとの声も

主人公のルイが渋谷で徘徊している際に立ち寄ったクラブで出会ったアマ

アマは、赤い髪色をしたモヒカン頭で顔にはピアス、腕には麒麟の刺青、そして、舌は先が分かれたスピリットタンになっています。

街中を歩けば人々が避けて通るド派手なルックスをしています。

そんなルックスをしていますが、普段は温厚な性格をしています。

ですが、一度キレると制御が出来なくなり、ルイがチンピラに絡まれた際は相手をとことんまでボコボコにする暴力性も持ち合わせています。

そんなアマですが、作品の終盤で行方不明となり、死体となって発見されてしまいます。

アマの死因は一体何だったのか?そして、なぜ殺されてしまったのか?早速考察して行きます。

管理人

考察①|アマの死因

行方不明となってしまったアマはルイの必死の捜索も虚しく 遺体となって発見されます。

死因は作品中で明らかになることはありません。

しかし、身体に強い殴打の痕があったことからひどい暴行を受けたことによる負傷が原因の暴行死の可能性が高いと思います。

ルイが警察に「レイプされていたの?」と問うと警察が無言で頷いていることから、レイプされた後にひどい暴行を受けて命を奪われてしまったのだと思います。

考察②|アマを殺した犯人について

アマを殺した犯人については、アマがボコボコにしたチンピラの横山が加入していた暴力団の可能性もありました。

しかし、アマの遺体に押し付けられていたタバコの銘柄や、男性器に挿されていたエクスタシーというお香の銘柄が、シバが愛用していたものだったことや、以前に同性愛を匂わせる発言をしていたことから、シバの犯行と見て間違いは無いと思います。

考察③|そもそもアマはなぜ殺されたのか?

アマがなぜ殺されたのかについては、作品で明らかになることはありません。

しかし、その理由については2つの説が考察できます。

管理人

1つは、自分のサディスティックな欲求を満たしてくれるルイに惚れてしまったシバが、ルイを自分の恋人にするために邪魔な存在であるアマを殺害したという説です。

アマが行方不明となった前後にルイにプロポーズをしていることからも、シバのルイに対する思いを感じ取ることが出来ます。

2つ目は、アマに強い好意を持っていたバイセクシャルのシバの究極の愛情表現が、アマの殺害だったという説です。

作品中で描かれることはありませんでしたが、シバはアマへも強い愛情を持っています。

そして、そんなアマを支配したいという欲を抑えることが出来ずに殺害に至ってしまった、ということも考えられます。

考察④|アマかわいそうとの声について

映画『蛇にピアス』を鑑賞した方の中には、アマがかわいそうという声が多数挙がっています。

確かにアマはチンピラをボコボコにしたりする暴力的な一面も持ち合わせていましたが、それも愛するルイを守るために行ったことです。

それに、顔中ピアスだらけのド派手なルックスをしていますが、ルイが酒浸りになった時には必死に心配したりもします。

内面はすごく優しい性格をしているんです。

そんな一途なアマですが、愛するルイは内緒で自分が紹介したシバと浮気をしていました。

挙句の果てに、浮気相手であるシバに殺されてしまった可能性が高いことから、同情する声が上がるのも無理はありません。

管理人

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映画『蛇にピアス』が「気持ち悪い」「怖い」「グロい」との声について

作品を鑑賞した人の中で特に多い感想が「気持ち悪い」「怖い」「グロイ」という感想です。

なぜそういった感想が多数挙がってしまうのか?その理由は大きくわけて3つあると思います。

管理人

1つ目はアマとシバのルックスです。

シバは全身スキンヘッドに顔中はピアスだらけ、アマは舌先が分かれたスピリットタンです。

そのグロテスクなルックスに不快感を感じる人が多数いたのだと思います。

2つ目は痛々しい描写です。

ルイが舌にピアスを空けるシーンや、刺青を入れるシーンが生々しく、リアルに表現されています。

その様子はどれも痛々しく描かれているため、観ている人の中には気持ち悪いと思ってしまう方も多かったと思います。

最後の3つ目はサディスティックなベッドシーンです。

作品のキーマンとなるタトゥーショップを経営するシバは、凄まじいほどのサディストとして描かれています。

そのため、ルイに刺青を入れる代わりに行為を行うシーンでは、吉高由里子演じるルイに暴力を振るいながら行為を楽しんでいます。

そんな様子に怖いと感じてしまう方がいたのだと思います。

全体的に刺激の強い映像が強く、観る人を選ぶ作品にはなっています。

管理人

しかし、自分の人生についての目的を見つけることが出来ず、痛みでしか生きている実感を感じることが出来ない主人公を描いた作品です。

こういう刺激の強い作品になってしまったのも仕方がないことだと思います。

映画『蛇にピアス』は実話なの?

蜷川幸雄が監督を務めた映画『蛇にピアス』について、その生々しい作品の内容から実話なのでは無いかという噂があります。

果たして映画『蛇にピアス』は本当に実話なのでしょうか?

管理人

結論から言うと、『蛇にピアス』には原作小説があり、実話では一切ありません。

映画『蛇にピアス』は、実話ではなく、原作小説をもとにした映画作品です。

原作は小説家の金原ひとみが2003年に発表した同名小説となっています。

原作者の金原ひとみは1983年生まれということで、発表当時は20歳でした。

登場人物たちと近い年齢だったため、実話だと勘違いした方がいたのではないでしょうか。

管理人

20歳の瑞々しい感性で、10代ならではの焦燥感や生きる上でのどうしようもない虚しさを描いた原作小説は高く評価されています。

第130回の芥川賞も受賞しています。

映画を気に入った方は、より作品に対しての理解が深まる原作小説も読んでみることをオススメします。

映画『蛇にピアス』のキャスト相関図

『蛇にピアス』のキャスト相関図はこの通りです。

映画『蛇にピアス』のあらすじや内容

(以下、映画「蛇にピアス」のあらすじです。) 

『蛇にピアス』のあらすじ|ルイとアマの出会い

19歳のルイは渋谷のクラブでアマという男と知り合います。

アマは腕には龍の刺青、そして頭は赤髪のモヒカンで顔中にはピアスを施しており、舌は先が割れたスピリットタンになっているド派手な出で立ちをしていました。

アマとスピリットタンに強く惹かれたルイは、その日に身体を重ね、同棲することになります。

アマの影響でスピリットタンに興味を持ったルイはアマの紹介でタトゥーショップを経営するスキンヘッドのシバという男と知り合います。

ルイは耳に比べると痛いといわれる舌ピアスをシバに開けてもらいますが、全く痛がる素振りを見せないルイのことをシバは気に入った様子でした。

ルイはスピリットタンの他に、刺青にも興味を持つようになりました。

『蛇にピアス』のあらすじ|刺青を入れる度にシバとも関係を持つようになるルイ

ルイは親友のマキをアマに紹介し3人で飲みに行くことになり、当初はアマのことを警戒していたマキでしたが、すっかりと打ち解けた様子でした。

帰り道、2人のチンピラに遭遇しマキとルイはしつこく絡まれてしまいます。

その様子を見ていたアマは怒り狂い、逃げ遅れた片方のチンピラを完膚なきまでにボコボコにしてしまいました。

そして、アマはボコボコにしたチンピラから折った二本の歯を自分の愛の証だとルイに渡すのでした。

ルイはシバの店を訪れ、背中にアマの腕に入っている麒麟とシバの腕に入っている龍を組み合わせたデザインで刺青を入れて欲しいとお願いします。

代金の代わりに行為1回というシバの要求にルイは応じ、シバはサディスティックにルイの身体を弄ぶのでした。

それ以来、刺青を入れる度に2人は身体の関係を持つようになりました。

ある日、ニュースでアマが先日ボコボコにした横山というチンピラが死亡したというニュースを見たルイはアマが逮捕されないようにアマに髪色を変えて、刺青を隠すように要求します。

『蛇にピアス』のあらすじ|突如行方不明になってしまうアマ

ルイは刺青とシバによる暴力的な行為による痛みによって生きている実感を感じるようになっていましたが、刺青が完成したことによって途端に生きる活力を失い、酒浸りの生活を送るようになってしまいました。

必死にルイを心配するアマでしたが、ルイの様子はひどくなる一方でした。

その頃、横山の殺人事件の捜査は進んでおり、シバの店にも捜査の手が及んでいました。

シバは店にルイを呼び、結婚しろとプロボーズをします。

その日からアマが行方不明となり、連絡がつかなくなってしまいます。

ルイは警察に捜索願を出す際にアマの本名すら知らなかったことに気付きました。

以上、「蛇にピアス」のあらすじでした。

果たして、アマはどうなってしまったのか?

結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。

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『蛇にピアス』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画「蛇にピアス」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|10代の焦燥感をむき出しの映像で表現した問題作

映画『蛇にピアス』は小説家金原ひとみの同名原作小説を数多くの舞台を手掛けた演出家としてもしられる蜷川幸雄監督が映画化した作品です。

金原ひとみは小説を発表した当時はまだ若干20歳ということで小説の衝撃的な展開とともに大変話題となりました。

ストーリーに関しては、原作小説と基本的に同じとなっており、19歳のルイが目的も無く渋谷を彷徨っている際に赤髪に顔中ピアスだらけの男・アマと出会ったことから物語は始まります。

管理人

アマの舌は先が分かれたスピリットタンになっており、ルイはアマとスピリットタンに惹かれ同棲することになります。

自分もスピリットタンにしたいと思ったルイはアマの紹介でタトゥーショップを経営する男・シバを出会います。

アマを演じた高良健吾、シバを演じたARATAの原作を忠実に再現した役作りは素晴らしく、特にARATAは普段の爽やかなルックスとは対照的にスキンヘッドで顔中ピアスだらけという恐ろしいルックスになっており、役柄の幅の広さに驚かされます。

舌にピアスを開けても、全く痛がらないルイに自らのSの血が騒いだシバはルイのことを気に入り、アマには内緒で刺青を入れる度に身体の関係を持つようになります。

ルイが入れたのは、アマの身体に入っている麒麟とシバの身体に入っている龍の刺青を組み合わせたもので二人が逃げて行かないように麒麟と龍には目玉を描かないようにお願いします。

ルイを演じた吉高由里子は、映画『蛇にピアス』で大胆なベッドシーンなど体当たりな演技を披露していますが、特にサディスティックな欲求を持ったシバとのベッドシーンは非常に刺激が強く、不快感を感じてしまう人もいると思うので、注意が必要です。

管理人

シバに入れられる刺青と暴力的な性行為による痛みによって生きている実感を感じていたルイは刺青が完成した途端に生きる気力を失い、酒浸りの生活を送るようになり、必死にルイを心配するアマにも強く八つ当たりするようになります。

そんな中、突如アマが行方不明となり、数日後に遺体として発見されることになります。

遺体に何度も押し付けられたタバコの銘柄や陰部に刺されたムスクのお香からシバがアマを殺したのだと確信します。

シバとも決別することを決めたルイは、背中に入れた麒麟と龍に目玉を入れてもらい、一人で生きていくことを決め、再び渋谷の街を徘徊するようになるのでした。

アマがチンピラを執拗なまでに暴行するシーンやルイが舌にピアスを開けたり、刺青を入れるシーンなど痛々しい描写もあります。

しかし、生きる上での目的を見出せずに痛みを得ることでしか生きている実感を得ることができないルイやアマの焦燥感を映像化しており、小説の持つ雰囲気がうまく表現されていると思います。

管理人

日常生活には無い刺激を求めている方にオススメの作品です。

『蛇にピアス』のみんなの口コミ評判レビュー

『蛇にピアス』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「子どもに勧めたいかと言われると絶対勧められない内容ですが、一生心に残る大好きな作品」「ラストはあっけなかったですが、衝撃続きな作品なのであの終わり方で正解だと思った」「吉高由里子さんの体を張った演技に圧倒的で脱帽した」「ストーリーは淡々とした感じだけど後半の予想外な展開が印象的」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

この映画は、独特の世界観で描かれていたのが面白かったです。

特に主人公のルイがアマと出会った事によって人生が変わってしまった経緯が上手く描かれていたのが良かったです。

舌にピアスを開けた事で性と痛みへの描写は、他の映画には見られないシーンで衝撃的でした。

中でも店長のシバとの刺青を入れていたシーンは、リアリティーと緊迫感が印象に残りました。

そしてルイがアマの事を思っている気持ちも複雑性が伝わってきました。

特に捜索願いについてのやり取りが印象的でした。

そんな中でアマが亡くなったシーンには考えさせられる所がありました。

この映画は、頭の中で繰り返し考えながら物語を見ていくのに適しているのかなと思いました。

難しい役柄を演じた主演の吉高由里子さんの演技も注目するべきポイントの一つです。

40代男性

★★★★☆星4

私がタトゥーを入れてみたいなと思っていたのと、芥川賞で有名だったので、どんな作品なのか軽い気持ちで映画を観ました。

初っ端から男女の生々しい描写、そして主演女優の吉高由里子の裸がハッキリ映像としてでてきたので、衝撃的でした。

後に分かったのですが、オーディションで全裸になるよう要求されて、唯一脱いだのが彼女だったと言う記事を読んで、女優魂を感じました。

中盤は主人公のルイ、彫り師を紹介した彼氏のアマ、彫り師のシバの三角関係と言っていいのか、ただ三人とも共通しているのは、「生きている意味を感じたい」と思っていたのではないかと私は推測しました。

タトゥーやピアスは、自分が望まないとできないデザインに伴い、痛みがあります。その痛みを乗り越えた証が目に見えてわかるので、それが生きている証拠になったのではないでしょうか。

終盤も遺体の説明が想像したくない…内容だったので最後まで後味の悪い感じでしたが、生きている意味について、考えさせられる映画でした。

30代女性

★★★★☆星4

映画『蛇にピアス』は金原ひとみのデビュー作であり、芥川賞を受賞したものを吉高由里子主演で映画化した作品です。

映画はR15指定となっており、かつ出た当時自身も20歳を超えていたので大人になってから見たが、色々衝撃的だったのを覚えています。

痛みだけが全てで、刺青や舌を広げていくこと、それをしてくれる人や共感してくれる人に依存するといった状況や行動はやりすぎだと思いますが、とくに20歳前後で大学には行ったけど将来の目標がない、就活が思うようにいかない、就職した後が不安…といった20歳前後だと自分を認めてくれたり自分が特別だと思える気持ちに理解できる人は多いと思います。

また、彼に依存しながらも痛みを提供してくれる彫り師と関係を持ち、彼が死亡して荒れ果てるくせに彫り師と暮らし始めるあたりが自分のことしか見えてない人間らしくて、かつその結果が自分に跳ね返ってきてどうしようもない感じが映画としては私は好きです。

30代女性

★★★★☆星4

映画『蛇にピアス』は元々吉高由里子さんが大好きだったのですが、タトゥーに対してあまり良いイメージを持っておらず、作品としてどうなの?と思いながらも興味本位で見始めました。

最初の方は少し嫌な気持ちが勝っていて見るのをやめようかなとも思いました。

アマの風貌が当時の私にとってはとても過激で、映画といえど少し怖い気持ちもありつつ、2人がどうなっていくのかという展開にドキドキしていました。

アマに隠れてルイが刺繍を打つ姿がとても綺麗で、いつのまにか見入っていたくらいです。

アマが遺体で発見された時のルイの気持ちを思うととても切なかったです。

しかしその死を乗り越えて生きる意味を探しながら頑張るルイをみてじーんときました。

痛みでしか生きていることを実感できないルイは可哀想でした。

今になっては、もっと他にルイには道があったのではと思います。

20代女性

★★★★☆星4

〝痛みを感じているときに生きていることを実感する“その姿を体現した吉高由里子演じるルイの生き方はかっこよかったけど、自分とは真反対の生き方だったのであまり共感はできなかったです。

アマやシバさんとの出会いでルイの人生は刺激的なものになったと思うけど、アマが死んでしかもシバさんがアマを殺したことを知って、もし自分ならと思うとかわいそうにも感じました。

一方で吉高由里子が身体を張って演じている姿はすごく綺麗で、官能的なシーンもいやらしいという感じはなく、生きていることを実感するための作業という感じがしました。

結局ルイに残ったのはアマに教えてもらって始めたスプリットタンだけだったけど、彼とのその証はこれからも消えることなく残るし、ルイの中でアマは生き続けられる気がしました。

30代女性

★★★★☆星4

『蛇にピアス』は吉高由里子の演じた主人公のルイが当時の私と同い年で就職もせずに夜の仕事をしながら将来に悲観していた私と重ねて見てしまいとても共感を受けた作品です。

ベッドシーンなどはかなり過激で吉高由里子がヌードを披露しているため当時かなり話題になったのを覚えています。

19歳ながらに世の中にはこんな世界もあるんだろうなと見ていました。

個人的に気になったのが高良健吾の演じるアマのスピリットタンなんですが、高良健吾も今ほど有名では無かったためほんとにスピリットタンにしてる俳優さんを使っていたと思っていました。

内容的にはこの映画の世界観自体が違う世界の話のように見ていました。

最後アマが殺されてしまいますが、私は井浦新が演じるドSの性癖でバイセクシャルのシバが犯人かなと思いましたが、最後まで真相はわからずでとても気になりました。

30代女性

★★★☆☆星3

『蛇にピアス』は、芥川龍之介賞を受賞されたので興味がありました。

原作小説を読んだのですが、あまりにも自分とかけ離れた世界観だったので、生理的に受け付けませんでした。

映画は友人に誘われ、半ば無理矢理見に行きましたが小説で見る世界観をはるかに越えた、グロテスクな印象でした。

身体中ピアスや刺青を入れる登場人物、本当に体どうなってるの?と疑うくらい体を痛め付けて、生きてると実感する若者たち。

傷や暴力で守られてる愛されてると感じるなんて、私には理解出来なかったです。

親からもらった…なんて古い考えが上映中、何度も頭を過りました。

ただ、映像が美しく演者さんがあまりにもナチュラルな演技をされたので、卑猥なシーンもさほど気にならなかったのが不思議です。

この作品の世界観なのかなと感じました。

20代女性

★★★★★星5

この『蛇にピアス』は見る方も体力がいるようなシーンもありますが個人的にとても好きな映画です。

吉高由里子さん演じる彼女は都会の中で生きている現代の若者を象徴しているようでした。

例えば孤独。

孤独の中で痛みによって快感を覚え、ピアスや刺青を増やしていくように感じられました。

アマという愛している彼がおりつつも名前を知らない。

しかしそれに気づいていなかったという深い様で浅い人間関係が独特の映画だなと感じます。

一人の都会の若者をリアルな視点でみて、その見せ方がこれまで見たことの無いものでしたのでこの映画は何度も観てしまう一本です。

そして何より、吉高由里子さんの演技もすごく役にハマっていて大ファンになりました。

30代女性

*映画「蛇にピアス」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。

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