『羊とオオカミの恋と殺人』のキャスト相関図やなぜ大コケしたのか等ツッコミどころ解説【あらすじネタバレも】
2019年11月29日公開の映画『羊とオオカミの恋と殺人』。
殺人鬼の美女と無気力な大学生の恋愛模様を描く異色のサスペンス・ラブコメディです。
原作は、Web漫画サイト「GANMA!」で連載され話題となった裸村(はだかむら)による人気漫画『穴殺人』。
累計閲覧数1億超を記録し、過激ながらも純粋な異常な愛の描写が熱狂的支持を集めました。
主演には、『やがて海に届く』にも出演する杉野遥亮と、『あの花が咲く丘で、君とまた会えたら。』などでも知られる福原遥が抜擢されました。
- 『羊とオオカミの恋と殺人』のキャスト相関図
- 『羊とオオカミの恋と殺人』はなぜ大コケ？ 原作人気なのに爆死した理由
- 『羊とオオカミの恋と殺人』でなぜ捕まらない？ ツッコミどころ満載の恋と殺人映画を考察
- 『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじ
- 『羊とオオカミの恋と殺人』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
『羊とオオカミの恋と殺人』のキャスト相関図
『羊とオオカミの恋と殺人』のキャスト相関図
『羊とオオカミの恋と殺人』のキャスト・登場人物
| キャスト・登場人物 | |
| 宮市莉央 役 | 福原遥 |
| 黒須越郎 役 | 杉野遥亮 |
| 延命寺玲奈 役 | 江口のりこ |
| 川崎春子 役 | 江野沢愛美 |
| 川崎 役 | 笠松将 |
| テル 役 | 清水尚弥 |
なぜ大コケ？ 原作人気なのに爆死した理由とは
映画『オオカミと羊の恋と殺人』は、ウェブコミック配信サイトである「マンガボックス」で配信された漫画です。
記録的な人気を集めた裸村さんの人気漫画「穴殺人」を実写化したものです。
そんな映画『オオカミと羊の恋と殺人』には大コケしたという噂がありますが、本当なのでしょうか？
管理人
気になる真相についてまとめていきます。
まさかのトップ10圏外
結論から言うと、映画『羊とオオカミの恋と殺人』が大コケしたという噂は事実となっています。
詳しい興行収入については公表されていません。
しかし、2019年11月29日に公開され、初週の興行収入ランキングの時点でトップ10圏外に。
そして、当然その後もランキングに入ることはありませんでした。
人気漫画が原作ということで、配給会社や製作会社は大きな期待を寄せていたと思いますので、まさかの結果であったと言えます。
大手シネコンでも公開され、単館上映の作品と比べスクリーン数が多かったことや、同じ日に公開された映画についても、大きな競合になるような作品はなかったにも関わらず、この結果は大コケと言っても差し支えないでしょう。
では、なぜ大コケしてしまったのでしょうか？その理由3つを考察します。
管理人
大コケ理由①原作との雰囲気の違い
映画『羊とオオカミの恋と殺人』が大コケした理由としては、原作漫画と大きく雰囲気が違う点に原因があると考えられます。
裸村さんの原作「穴殺人」はダークでエロティックなラブコメといったテイストの作品でした。
しかし、映画『羊とオオカミの恋と殺人』は原作に比べてダークさも欠けており、清純派女優の福原さんが主演ということもあってエロティックな魅力もなく、原作の良さが全く活かされていないことが原作ファンの反感を買い、興行的な失敗につながったと考察できます。
大コケ理由②無理のある展開
映画『羊とオオカミの恋と殺人』は、ヒロインである殺人鬼の宮市と、そんな宮市に恋をした主人公の黒須を描いた作品です。
しかし、あれだけ派手に殺害しているにも関わらず宮市は警察に捕まる様子はありません。
また、いくら殺された人々に何らかの問題があるといえ、殺害しているのにも関わらずハッピーエンドで終わる倫理観無視の内容など、無理のある展開に不満を持つ方が多く、興行的な失敗につながったと考察できます。
大コケ理由③主演二人の演技が下手
映画『羊とオオカミの恋と殺人』は若手人気俳優の杉野遥亮さんと子役出身の人気女優である福原遥さんのダブル主演ということで話題を集めました。
福原遥さんがこれまでのピュアなイメージとはかけ離れた殺人鬼を演じるということで新たな魅力を評価する声がある一方、主演二人の演技が下手だという意見を持つ方もおり、興行的な失敗につながったと考察できます。
なぜ捕まらない？ ツッコミどころ満載の恋と殺人映画を考察
映画『羊とオオカミの恋と殺人』のヒロインである福原遥さん演じる宮市莉央。
殺人鬼という設定になっており、鑑賞時間2時間の中で30人あまりと派手に殺害を繰り返しているにも関わらず、一向に警察に捕まることはありません。
なぜ、彼女は捕まらないのか？その理由について考察します。
管理人
ツッコミどころ満載の内容
結論から言うと、なぜ宮市が警察に捕まらないのかの謎について明らかになることはありません。
死体処理を担当している延命寺の処理対応が完璧なのかもしれませんし、もしかすると、延命寺が警察と繋がっているという可能性もあると思います。
ただ、どちらにしても無理がある設定になっており、鑑賞しながら「ありえない…」とツッコミたくなってしまった方も多いと思います。
また、あれだけ殺害を繰り返しているにも関わらず、宮市と黒須に幸せな未来が待っていることを予感させるようなハッピーエンドについても不満を覚える方も多かったと思います。
せめて、二人が今まで殺害した被害者の方々に罪悪感を抱えながら生活していく様子が描かれていれば、まだ印象は違ったのだと思います。
しかし、殺害しても全くお咎めの無いという展開には、ある種ファンタジー映画のようにも思えてしまいます。
ツッコミどころが満載の内容なので、映画にリアリティを求めているという方にとっては、不満の多い作品になっていると思います。
鑑賞する際には注意が必要です。
管理人
なぜ宮市は春子を殺そうとしたのか？
映画の後半で「宮市が越郎ではなく春子を殺そうとする」場面。
なぜ、宮市は春子を殺そうとしたのでしょうか？
一言で言えば、「越郎の心が春子に傾いた」と感じたからだと思われます。
宮市は過去に何人も人を殺してきた殺人鬼です。
ただし、無差別ではなく、愛や執着を抱いた相手や、その相手の周囲の人間がターゲットになっているのが特徴です。
春子は越郎に好意を寄せており、物語中盤から徐々に距離を縮めていきます。
宮市から見れば、自分がやっと心を通わせ始めた越郎が、別の普通の女の子に奪われていくような感覚だったのではないでしょうか。
宮市が春子を殺そうとしたのは、狂気ゆえだけではなく、愛する人が自分から離れていくという不安、そしてその不安をどう処理していいか分からない不器用さが生んだ暴走だったと言えるでしょう。
この映画が異色なのは、「愛しているから殺したい」という矛盾した心理を、どこか共感させるような人間ドラマとして描いている点にあります。
もしあなたが恋に狂いそうになった経験があるなら、この作品の狂気は、もしかしたら少しだけ身近に感じるかもしれません。
『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじ
（以下、映画『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじです。）
『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじ｜殺人犯である隣人・宮市に恋をした主人公の黒須
大学受験に失敗し、予備校にも行かず自堕落な生活を送っていた主人公の黒須は、首を吊って自殺しようと試みますが、結局失敗に終わってしまいます。
その際に出来た壁の穴を覗くと、隣人である女子大学生の宮市の姿があり、それ以来、穴から宮市を覗くのが黒須の日課となっていました。
ひょんなことから宮市の部屋でご飯を食べることになった黒須は、宮市に好意を持つようになります。
いつものように黒須が穴を覗くと、そこには笑顔で殺人を行う宮市の姿がありました。
まさかの光景に驚いてしまった黒須は宮市に気付かれてしまい、喉元にカッターナイフを突きつけられ、死ぬ前にしたいことを聞かれた黒須は何を思ったか付き合いたいと伝え、宮市は意外なことにあっさりとOKし、二人は交際をスタートさせます。
『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじ｜説得を聞き入れず、殺人を続ける宮市
宮市と交際をスタートさせた黒須はコンビニでアルバイトを始め、お互いの家で食事をとったり、デートをしたりと順調な日々を過ごしますが、殺人癖のある宮市は黒須の前でも躊躇なく次々と殺害を行っており、そのことだけが黒須の気掛かりでした。
そんな中、宮市がアパートの階下に住む川上という男性を殺害する現場を目撃した黒須は彼女の部屋に入ると、延命寺と名乗る女性と作業員が綺麗に遺体と部屋を清掃していました。
延命寺曰く宮市が作り出す遺体は美しいため、その筋のマニアから重宝されているとのことでした。
川上が猫を餌付けしては殺害を繰り返す動物虐待者であったことから彼に同情はしなかったものの、どうにかして宮内に殺人を辞めるように説得しますが、聞き入れようとはせずに二人の関係に不協和音が流れ始めます。
『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじ｜宮市を狙う暴力団グループ
そんな中、ある暴力団グループの関係者を殺害してしまった宮市はグループのリーダー・テルから呼び出され、敵対するグループを全滅させることを要求されます。
当然拒否する宮市でしたが、要求を呑まなければ黒須を殺害すると脅されてしまい、動揺します。
直後に黒須はグループに拉致されてしまい、幸いにも解放されましたが、頬に傷を負わされてしまい、宮市はグループの要求を呑むことを決めます。
しかし、宮市にこれ以上罪を重ねてほしくない黒須は宮市より先にたった一人で暴力団グループのアジトへと向かうのでした。
以上、映画『羊とオオカミの恋と殺人』のあらすじでした。
果たして、二人の運命は？
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
『羊とオオカミの恋と殺人』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
（以下、映画『羊とオオカミの恋と殺人』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。）
感想評価(※ネタバレ有)｜福原遥さんが連続殺人犯を演じた異色のラブストーリー
映画『羊とオオカミの恋と殺人』は、裸村さんの漫画『穴殺人』を実写映画化した作品です。
恋をした隣人の女子大学生が実は連続殺人犯だったという主人公の一風変わった恋が描かれる異色のラブストーリー。
人気漫画の映画化ということもあり、公開前から話題を呼んでいました。
管理人
そんな映画『羊とオオカミの恋と殺人』の最大の魅力はなんといっても殺人犯の女子大学生・宮市莉央を演じた福原遥さんの演技にあると思います。
子役出身で清純派のイメージが強く、最近では主演した『あの花が咲く丘で、君とまた会えたら。』が大ヒットを記録するなどの活躍を見せる福原さんですが、映画『羊とオオカミの恋と殺人』では殺人を繰り返す異色のヒロインを演じており、新境地を開いています。
躊躇なくターゲットをカッターナイフで殺傷し、血しぶきが上がる中で笑顔を浮かべる福原さんのギャップある演技に驚かされた方も多いのではないでしょうか。
キュートさと恐ろしさが同居したヒロインは魅力的で、ハマり役になっていると思います。
そんな福原さん演じる宮市に恋をしてしまう主人公の黒須を演じるのは、こちらも爽やかなイメージの強い若手人気俳優の杉野遥亮さんで、自殺志願者であった黒須が殺人犯に恋をして生きる希望を見つけていくという設定もなかなかに面白いと思います。
そんな二人が交際をスタートさせていくのですが、殺人犯の恋愛でありながら、二人の交際がとてもピュアに描かれており、パピコを分け合って食べるなど福原さんのとの疑似恋愛を楽しめるようなシーンもあり、彼女のファンにはたまらない内容になっています。
とはいえ、デート中にも関わらずバッタバッタと殺人を繰り返していく宮市の姿が描かれるので、血しぶきがあがるような描写が苦手という方は鑑賞に注意が必要です。
管理人
やがて、殺人を辞めて欲しい黒須と殺人を辞めることが出来ず拒否する宮市の間で不協和音が流れ始めていき、そんな最中に宮市が暴力団グループに目を付けられ、敵対するグループを全滅させなければ黒須を殺害するという脅しを受けるというピンチが訪れてしまいます。
黒須は宮市を止めるためにたった一人で暴力団グループに乗り込みますが、当然返り討ちにあってしまい、駆け付けた宮市が彼らを倒した後に黒須とキスをした後、彼の腹部を刺すという衝撃の展開となります。
奇跡的に黒須は生還し、大好きな人を刺すという願望を叶えることが出来た宮市はそれ以来殺人を辞めて、二人で新しい生活を始めるというハッピーエンドで映画は終わりを迎えます。
設定こそかなり異色なものの、中身は純愛ラブストーリーの要素が強いため、青春ラブストーリーが好きな方にぜひオススメしたい作品となっています。
『羊とオオカミの恋と殺人』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★☆☆星3
福原遥さんのキュートさで誤魔化されていますが、彼女が演じる宮市莉央の言動も、映画のストーリーも、ふと立ち止まって考えると、気持ちのいいものではありませんでした。
殺人を繰り返す莉央と、それに怯えながらも惹かれていく、杉野遥亮さん演じる黒須越郎の日常を、コメディタッチでファンタジーっぽく描いているのですが、題材は快楽殺人なので、見ていてちょっと嫌な気持ちになったり、違和感を覚えたりしました。
お化けが出てくる訳ではなく、かなりサイコな人間を面白く描こうとしているので、海外の映画や舞台のホラーコメディのような、気持ち悪いけれど笑えるという仕上がりには、ほど遠かったです。
それでも、嬉しそうに殺人を繰り返す福原さんの莉央は、可愛く見えてしまい、福原さんの演技力の高さは評価したくなりました。
50代女性
★★★★☆星4
死にたい青年と殺人鬼の美女というぶっ飛んだ設定だけど、コメディとして成立してるのが面白かったです。
グロとラブが混ざってるのに軽妙なテンポで進むから、妙にクセになりました。
ヒロインが狂ってるのに魅力的で主人公のクズっぽさも最高。
現実離れした展開に突っ込みたくなりましたけど、最後までテンションが落ちないのはすごいと思いました。
深く考えず勢いとノリで楽しむタイプの映画でしたね。
ちょっと疲れた時に観るとちょうどよかったです。
突き抜けたラブとバイオレンスに不思議と元気をもらえる作品でした。
ここまでは良い点です。
次に悪い点と言ってはいいのか微妙ですが、、、 死にたがりと殺人鬼の恋愛という非現実な設定に感情移入できない人も多数見られるでしょう。
展開もご都合主義っぽくリアリティを求める人には合わないと感じますが、最高でした。
30代男性
★★★★☆星4
杉野遥亮さんと福原遥さんは、ドラマ「グットモーニングコール」で共演しており、お似合いだったので、映画を見てみたいと思いました。
福原遥さんが、殺人行為をする謎の女性・宮市を演じていて、容姿と行動のギャップが意外性があって良かったです。
血が表現されている場面もありますが、それほど残忍な映像はなかったので、ホラーが苦手な方でも比較的見やすい映画だと思いました。
杉田遥亮さんが演じる黒須は、映画の最初の方は、陰鬱なキャラで今までにないキャラクターだったの新鮮でした。
黒須が宮市と出会って、前向きになっていく様子は、見ていて楽しかったです。
福原遥さんのが殺人鬼である意外性のある作品で、ラブストーリーの要素もあるので、楽しめる作品でした。
40代女性
★★★★☆星4
裸村さんによる『穴殺人』というタイトルのマンガを原作とした作品です。
シリアルキラーなのに見た目は清楚で可憐な宮市さんというキャラクターに、甘くとろけるような福原遥さんの声とビジュアルがぴったりマッチしていたと思います。
カッターを手にした途端、まるで武術の達人のようなキレのある動きになってターゲットを屠っていくシーンは、普段のふわふわした雰囲気とのギャップでより恐ろしく感じられました。
また、万が一返り血がついたら目立ってしまう恐れのある白を多用したファッションも、宮市さんがどれほど凄腕なのかを暗に示していて、良い演出だと思いました。
最終的に宮市さんは好きになってしまったからこそ黒須くんの命も奪おうとするのではないかとハラハラしながら観ていたので、どんでん返しのハッピーエンドで終わって本当に良かったです。
40代女性
★★★★☆星4
人気が出始めだった杉野遥亮と、小さいころから子役で活躍していた福原遥のW主演の映画。
杉野遥亮のどこにでもいるが人生に憔悴した若者と、秘密がある福原遥の殺人鬼の演技はホラーだけどどこかラブコメ要素があり、癖のある作品だったが面白かったです。
福原遥演じる莉央が殺人鬼だとわかっているのに、
それでもなお葛藤しながらも「好き」という気持ちで愛し続けるのは偏愛だがつきつめると純愛なのか？と思わされます。
最後の莉緒が敵に復讐として捕らえられ、杉野遥亮演じる越郎が守り抜くところは、あまりにも非現実的過ぎますが、そもそも美少女がシリアルキラーだというのが非現実的に感じるので、映画や漫画の世界観だと思って楽しむことができれば、十分良い作品だと思いました。
また、子役から活躍している、ふわふわと癒し系のイメージである福原遥がシリアルキラーを演じるのは非常に新鮮で癒し系のイメージがあるからこそギャップがあり、役柄にもマッチしていると感じました。
20代女性
＊映画『羊とオオカミの恋と殺人』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
