『この子は邪悪』の考察解説|最後の赤ちゃんの正体やひどいとの声はなぜ?キャスト相関図やあらすじ
2022年9月1日公開の映画『この子は邪悪』。
謎の奇病によって意思の疎通すらできなくなってしまった母親を持つ少年・四井純が病気の原因を追究する中で、診療所を営む一家の恐ろしい秘密に迫っていくスリラー作品となっています。
- 考察解説|最後の赤ちゃんの正体。ラストで明らかにになるタイトルの意味や純のその後について
- ひどいとの声について解説考察
- 映画『この子は邪悪』のキャスト相関図
- 映画『この子は邪悪』のあらすじ
- 映画『この子は邪悪』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
考察解説|最後の赤ちゃんの正体。ラストで明らかにになるタイトルの意味や純のその後について
最後の赤ちゃんの指の意味
映画『この子は邪悪』では、司朗が月によって刺されてしまい死亡した後、ラストでは繭子が妊娠していた赤ちゃんを無事に出産し、一見平和に見える一家の様子が描かれ、終わりを迎えます。
この最後に出てくる赤ちゃんの指を描く意味は一体何だったのか、考察していきます。
管理人
最後に登場する繭子が出産した赤ちゃんには、司朗の魂が移行していると考えられます。
司朗は、家族の幸せのために月や繭子の魂を違う誰かの身体に移行しており、催眠術によって誰かの魂を人間や動物の身体に移行する能力を持っていました。
そのため、司朗は自らの魂をこれから生まれてくる赤ん坊の身体に移行した可能性が高いと考えられます。
生まれてくるはずだった赤ん坊は司朗の身体に移行されてしまったため死亡してしまい、死ぬはずだった司朗の魂は赤ちゃんの身体に移行され、生き延びたのだと思われます。
瀕死状態の中で、司朗は繭子に抱かれていましたが、その際に何らかの方法によって、自分の魂を妊娠中の胎児の身体に魂を移行したのでしょう。
これまで、しきりに「家族のためなら何だってやる」と全ては自分のためではなく、家族の幸せのための犯行だと強調していた司朗ですが、自分の魂の生存のために罪のない赤ちゃんの命を奪う非常に自己中心的な人物だったことが分かります。
管理人
最後に明らかとなるタイトルの意味
赤ちゃんの身体に司朗の魂が乗り移ったと考察すれば、『この子は邪悪』という意味深なタイトルの意味が非常に分かりやすくなります。
タイトルの「この子」というのは、ラストシーンで登場した赤ちゃんを意味していますが、この赤ちゃんは自己中心的な考えで様々な人々を犠牲にした司朗の魂が移行されており、邪悪な存在であることから、この意味深なタイトルは司朗のことを意味していると考えられます。
繭子、花、月は邪悪な存在である赤ちゃんを家族として受け入れて、何事もなかったかのように幸せな家族生活を送っていっているように見えますが、その幸せは多くの人々の犠牲の上で成り立っており、もはや家族全員が邪悪な存在であると言えるかもしれません。
管理人
純のその後はどうなった?
奇病を患い、意思の疎通が出来なくなってしまった母親を持つ四井純は調査を行っていく中で「くぼ心理療法室」を知り、窪一家と交流を深めることになっていきます。
そして、母親が自身を過去に虐待しており、司朗が催眠術によって母親の魂をウサギの身体に移動していたという驚愕の事実を知ります。
その後、一家の秘密を知ったことから自身も魂をウサギに移動されてしまい、母親と同様に廃人同然の姿になってしまいますが、純はどうなってしまったのでしょうか?
管理人
ウサギのまま母親と生活している
映画の終盤では、司朗が死亡した後、人間の魂が移行されたうさぎたちが診療所から逃げ出しているシーンが描かれます。
そして、二匹のウサギが純の家を訪れている様子が描かれますが、このウサギは純とその母親であると考えられます。
診療所にいたウサギたちは、それぞれの肉体のある場所へと向かったのでしょう。
そのため、純は人間に戻ることは出来ないまま、ウサギとして母親と一緒に生活をしていると考えられます。
この展開については、純がかわいそうという意見を持つ方も多くおられると思いますが、人間としての悩みから解放され、ずっと心配し続けていた母親と一緒の時間をゆっくりと過ごせることは純にとっては案外幸せなことなのかもしれません。
なぜ花は純を救わないのか?
ラストシーンでは、何事も無かったかのように新生児とともに平和な時間を過ごす窪家が映し出されますが、花がなぜウサギになってしまった純を救うために動いていないのか疑問に思っている方も多いと思います。
その理由は、純を救うことよりも、家族を守ることを優先したからだと考察できます。
純の魂が元の身体に戻ったとすると、純が窪家の秘密を暴き、平穏な日常が壊されてしまう可能性もあります。
そのため、純を救うことを諦めたのではないかと考えられます。
花は純粋な優しさを持つ少女である一方、家族や自分の幸せのためであれば、誰かが犠牲になっても良いという父親の司朗と似た利己的な考え方を併せて持っていることが分かります。
管理人
『この子は邪悪』というタイトルは、司朗の魂が乗り移ってしまった赤ん坊のことを指していると思われます。
が、純のことを忘れ去って何事も無く平和に過ごしている花も、十分に邪悪な存在であると感じます。
ひどいとの声について解説考察
映画『この子は邪悪』について、あっと驚く展開やストーリーを評価する声があがる一方、「ひどい」という感想を持つ方も散見されています。
なぜ、「ひどい」というマイナスな感想が上がってしまうのか、考察できる2つの理由をまとめました。
管理人
ひどい理由①荒唐無稽な設定
「ひどい」という声があがってしまう理由の1つ目は、その荒唐無稽な設定にあります。
心理療法士の司朗は、子どもたちを救うために虐待する親の魂を催眠術によって、純粋無垢な動物であるウサギに移行しているという設定がありましたが、そんなこと魔法使いでもないのに、出来るわけがないとツッコみたくなります。
挙句には、昏睡状態であった妻の繭子や重体だった娘の月の魂を違う人間の身体に移行するという凄技までやってのけます。
別人である美崎ユリエが妻・繭子として普通に生活をしているのに、近隣住民は全く気にも留めずに繭子を受け入れている点にもツッコミたくなりますし、司朗によってウサギに魂を移行されてしまった大人たちについても、親族たちから警察等に相談があり、司朗が捜査対象になってもおかしくないのに、映画ではそのような動きが全く描かれておらず、リアリティに欠けています。
管理人
これらの荒唐無稽な設定やツッコミたくなるポイントが多々あることから、「ひどい」という感想につながったと考察できます。
ひどい理由②役者陣の演技
「ひどい」という声があがってしまう理由の2つ目は、役者陣の演技にあります。
役者陣の演技の評価については、賛否両論が分かれていましたが、その中でも特に賛否両論が多かったのが、窪司朗を演じた玉木宏さんです。
玉木さんは様々な役柄をこれまで演じてきましたが、『のだめカンタービレ』や『極主夫道』などの代表作でのコミカルなキャラクターのイメージが強く、今回のようなサイコパスな役柄について「似合わない」や「違和感」があるという意見をもつ方も多く、「ひどい」という感想につながったと考察できます。
ただ、誰が演じたとしても、演技についてはそれぞれの受け取り方がありますので、多少はマイナスが意見が出てしまうのは仕方のないことだと思います。
管理人
『この子は邪悪』のキャスト相関図
キャスト・登場人物 | |
窪花 役 | 南沙良 |
四井純 役 | 大西流星 |
窪司郎 役 | 玉木宏 |
窪繭子 役 | 桜井ユキ |
窪月 役 | 渡辺さくら |
『この子は邪悪』のあらすじ
(以下、映画『この子は邪悪』のあらすじです。)
『この子は邪悪』のあらすじ|母親の奇病の原因を探り、ある診療室に辿り着いた四井純
謎の奇病にかかり、話すことも出来なくなった母親を持つ四井純は、母親の病気について調査をする中で周辺で同じような症状を患っている人々が町に存在し、全員が「くぼ心理療法室」という病院で治療を受けていたことを知ります。
純は現地に着くと、二階の窓から仮面を被った不気味な少女を目撃し、その場を去ります。
「くぼ心理療法室」の医師・窪司朗は四人家族ですが、5年前に交通事故に遭い、妻は一命をとりめたもののの昏睡状態となり、次女の月は顔にひどい火傷を負って仮面を被りながら生活をしており、長女の花も心に深い傷を負っていました。
そんな中、妻の繭子が奇跡的に意識を取り戻し、病院から窪家に戻ってきますが、あたたかく受け入れる司朗と月とは対照的に花は違和感を抱いており、整形手術の影響で顔が変わっているだけという説明を受けますが、受け入れられずにいました。
窪家から逃げ出したウサギを捕まえたことをきっかけに花と仲良くなった純は、花に5年前の事故で月が死亡したという過去のニュース記事があることを伝えますが、司朗はひどいガセネタだと相手にしませんでした。
『この子は邪悪』のあらすじ|司朗への疑惑を深めていく花と純
月の誕生日パーティーに出席した純は、繭子らしき人物を以前目撃したことがあり、その時と全く雰囲気が違っていることから繭子が司朗に洗脳されている別人ではないかと花に伝えます。
疑惑を深めた花は、単身で繭子が入院していた病院に向かうと、そこには以前と同じく昏睡状態の繭子が眠っていました。
純の協力のもと、役場で戸籍を確認すると、ニュースの記事通りに月は死亡していることになっており、月も繭子と同じく別人であると疑うようになります。
疑惑を深めていく純が帰宅すると、司朗が母親の診察を行っていました。
司朗の患者が全員奇病にかかっていることを問いただす純に対して、司朗は患者たちが全員我が子にひどい虐待を与えており、子供たちを救済するために記憶に蓋をしたと伝えます。
自分も過去に母親からひどい虐待を受けていたと聞かされるも司朗のしたことが許せない純は取っ組み合いになりますが、司朗の催眠によって母親と同じ状態になってしまうのでした。
『この子は邪悪』のあらすじ|家族の幸せのために月と繭子の魂を移行していた司朗
待ち合わせ場所に来ないことを不審に思った花が純の家に向かうと、そこには話すことも出来なくなった純がおり、全て司朗の仕業であると確信した花は司朗を追求します。
これまで司朗は子どもたちを救うために虐待をしていた親たちの魂をウサギの身体に移しており、診療所には患者たちの魂が移されたウサギが飼育されていました。
5年前の事故から家族を救うために司朗は初めて魂を人間に移すことを試みて、瀕死状態の月の魂を誘拐した少女の身体に移すことに成功します。
そして、繭子の魂も我が子を虐待していた美崎ユリエという患者の身体に移していたのでした。
すべてを知り、絶句する花。
そして、月も自分の魂を移したことによって、罪の無い少女が死んでしまっていたことを知り、強いショックを受けます。
そんな中、司朗の犯行を知った純の祖母が部屋に現れ、司朗に襲い掛かりますが、司朗は祖母を躊躇なく殺害してしまいます。
全ては家族のためだと釈明する司朗に対して強い不信感を抱いた月は、刃物を持って司朗を刺してしまうのでした。
以上、映画『この子は邪悪』のあらすじでした。
果たして、一家はどうなってしまうのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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映画『この子は邪悪』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『この子は邪悪』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|一見幸せそうに見える一家の恐ろしい秘密が明らかになっていくスリラー作品
映画『この子は邪悪』は、謎の奇病によって意思の疎通すらできなくなってしまった母親を持つ少年・四井純が病気の原因を追究する中で、診療所を営む一家の恐ろしい秘密に迫っていくスリラー作品となっています。
純を演じたのは、人気アイドルグループ・なにわ男子の大西流星さんですが、ステージとは違う役者としての魅力が発揮されています。
また、純の母親の病気の原因を作った医師・窪司朗を玉木宏さんが演じており、『極主夫道』や『のだめカンタービレ』などコミカルな役柄の印象が多い役者さんですが、映画『この子は邪悪』では家族のためなら手段を選ばないサイコパスな医師を演じており、その演技の幅を堪能することが出来ます。
ストーリーは、純が母親の調査を行う中で同様の症状を持つ人々が町に多数存在しており、全員が通った経験のあった「くぼ心療療法室」の存在を知るところから始まり、純は長女の花を通じて一家と交流を深めることになります。
管理人
5年前に一家はひどい交通事故に遭い、ニュースでは次女の月が死亡しているという報道があったにも関わらず、仮面を被って普通に生活をしている事や昏睡状態だった母親の繭子が突然目を覚まし、家に戻ってきたが、全く顔が変わっており違和感があった事などから純と花は、父親である司朗を怪しむことになります。
果たして繭子と月は一体本物なのか、謎が謎を呼ぶ展開に観客は惹きこまれていきます。
映画の終盤で司朗が親から虐待を受けている子どもたちを救うために催眠術を使って、親たちの魂をウサギに移していた事、そして家族を救うために繭子と月の魂を違う人間の身体に移していたという驚愕の事実が明らかになっていきます。
事件の核心に迫る純も、司朗によってウサギに魂を移されてしまい、母親と同様に廃人同然の姿となってしまいますが、目が黒目だけになり、喋ることも出来なくなってしまった純の姿は非常に不気味で何とも言えない恐ろしさを感じます。
自分の魂のために、違う女の子が犠牲になってしまったことを知った月は大きなショックを受け、司朗をナイフで刺し、そのまま司朗は繭子に抱かれながら命を落とします。
ラストシーンでは、妊娠していた繭子が赤ちゃんを出産し、司朗の不在の中で何事もなかったかのように平和な日常を送る一家の姿が描かれます。
多くの犠牲のもとに成り立っている窪一家の姿は一見幸せそうに見えますが、とても不気味で思わずゾッとしてしまいます。
管理人
視覚的なホラー映画ではなく、精神的に恐怖を感じるスリラー映画を観たいという方にぜひオススメしたい作品となっています。
『この子は邪悪』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★☆星4
冒頭から何やら不穏な空気が出ているオリジナルの映画であり、最初はどこか不気味な雰囲気を出しているだけでこれからどうなるのかというのはよくわからない展開に見えます。
善良な医師、古びたクリニック、そこで飼われている無数のウサギ、家族、仮面の少女…と作り込まれた独特の世界観がなんとなく胸にドキドキ感を出してくれるところ。
見ていけばどんな感じか見えてくるのかなと思っていましたが、その予感はしっかりと的中してくれ、だんだんと謎解きサスペンスといったようになっていき、話も破綻せずにしっかりとしたラストになっているのでとてもよかったです。
雰囲気良し、作り込みよしで最近見た映画の中ではかなり上位に行けるレベルでした。
30代男性
★★★★☆星4
出演している大西流星さんが気になり『この子は邪悪』を見ました。
ゾワゾワと迫ってくる恐怖感で途中見るのをやめてしまいそうになるほどでしたが、出てくる動物に癒され最後まで見ましたがその動物すら映画を見終えた後には不気味で見ていられなくなりました…。
結末を見てから作品を思い返し、見返すとここにもあそこにも伏線の数々がちりばめられており恐怖感倍増でした。
子どもの虐待という重いテーマも取り扱っており始終暗い雰囲気で心がフラットな時に見るべき映画だと思います。
タイトルである『この子は邪悪*の「この子」とは誰を指すのか終盤意識に無かったのですが、「この子」ってこの子か!と背筋が寒くなりました。
若い子向けの映画であろうとそこまで怖くないだろうと高を括って見たのを後悔しましたが、伏線が繋がった時は爽快でしたので見て良かったと思います。
人間て怖いなと思わせる作品でした。
30代女性
★★★★☆星4
玉木宏さんがハマった作品だと思います。
狂気の人柄が良かったし、冷たい感じも良かったです。
序盤は不気味な設定にドキドキしながら視聴できたし、それなりに謎解きも面白かったですが、終盤になると今までの前置きがなくなるほどの急展開に戸惑うシーンが多く、途中で何故?と思いながら視聴していました。
バッドエンドなの、それともハッピーエンドなの?何だかモヤモヤとする感じでした。
最後の最後まで、気持ち悪さを貫き通したのは良かったと思います。
SFホラーとしては、良作の部類に入るのでは?と思います。
奇麗に終わらないので、そこら辺で賛否が分かれるし、その気持ちも良く分かります。
クセがあるけど面白いので、視聴して良かったです。
40代男性
★★★★★星5
ホラーが見たくて、なんとなく前から名前は聞いたことのあった『この子は邪悪』をNetflixで観ました。
サムネイルがインパクトのあるお面姿の月だったため、てっきりタイトルのこの子=月だと思って観ていました。
出演されている俳優さんたちの演技には引き込まれましたが、ところどころCGが分かりやすいなあと思うところもありました。
脚本、演出ともにリアリティを追い求める方には厳しい評価をもらうのかもしれませんが、演者の努力ではどうにもならない点が生まれるのがホラーだと思います。
実際のこの映画に対する世間的な意見は分かりませんが、私にはとても面白く、ラストのタイトル回収も分かりやすくて、すっきりと観終えることができました。
ホラーはホラーでも、大きな音などの演出で驚かせてくるものではなく、人間の怖さを訴求してくるものだったので、私は好みでした。
20代女性
★★★☆☆星3
玉木宏さんや南沙良さんの演技が好きで拝見しました。
序盤から仲良しの家族(とはいえ、終始仮面をつけている妹はインパクトが…)が出たかと思えばどこか不気味で何かがおかしいような違和感で終始引き込まれました。
多少ツッコミどころなどはありましたが、徐々に謎が解けて最終的に畳み掛けてくる答え合わせでゾッとしました。
また、映画のタイトルの意味がわかり、スッキリと同時に鳥肌が立ちました。
ホラーというよりも人間の怖さや醜さを感じる心を抉られるような映画でした。
とはいえ、仮面をつけた妹や目がぐるぐると回るシーン、ラストシーンなどは夜見るとなかなか強烈でしたが。
ハッピーエンドや問題が解決というような終わり方ではないため、胸にモヤモヤが残ってしまう方もいるかと思います。
30代女性
★★★★☆星4
家族一緒に交通事故に遭い、脚をひきずるようになった父、植物状態の母、顔にやけどを負い常に仮面を被っている妹と暮らす、唯一無事だった長女も精神的に傷ついているという家族。心理療法室を営む父のもと助け合っているようにみえる家族ですが、どこかいびつな空気を醸し出していて、最初から緊張感でドキドキしっぱなしです。
そんな家族のもとに奇跡的に母親が帰ってきたものの、違和感を感じる長女。
この女性は本当に母親なのかと疑う不安定な長女に引きずられ、優しそうな父親のすべてが怪しく見えてきて、この家族はどうなってしまうんだろうかと目が離せませんでした。
そして、そうなっちゃうのか!という衝撃のクライマックスが恐ろしい映画です。
40代女性
*映画『この子は邪悪』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。