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映画「レジェンド&バタフライ』」が大コケでひどい?キャスト相関図やタイトルの意味まで解説【あらすじネタバレ感想評価】

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2023年1月27日公開の映画「レジェンド&バタフライ」

るろうに剣心 最終章-The Beginning-』などのるろうに剣心シリーズや『3月のライオン』で監督を務めた大友啓史、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『コンフィデンスマンJP』で脚本を務めた古沢良太などらが東映70周年記念作品として20億円の製作費を投じて製作されました。

織田信長役を木村拓哉、濃姫役を綾瀬はるかが演じ、最初は対立しながらも2人で天下統一を目指し、本能寺の変までを描いています。

『レジェンド&バタフライ』が大コケ?ひどいや駄作との声について

木村拓哉主演、大友啓史監督作品の『レジェンド&バタフライ』は政略結婚し、はじめはいがみ合っていた織田信長と濃姫が、「天下統一」という一つの夢を抱き支え、生き抜いた激動の時代を描いたを作品です。

国民的大スターの木村拓哉と綾瀬はるかを筆頭にした豪華キャスト、『るろうに剣心』などの大友啓史監督、『リーガルハイ』などの古沢良太によるオリジナル脚本で、誰もが知る織田信長を描いたものということもあり、制作発表当初から非常に注目をされていました。

そんな『レジェンド&バタフライ』ですが、大コケ、ひどい、駄作といった声も挙がっているようです。

そこで、本当に大コケしたのか?、ひどい駄作なのか?という点について解説していきます。

結論としては、大コケとまでは行かないが期待通りのヒットとはならなかったのではないかと思います。

また、内容については十分面白いが、見る人を選ぶ作品だったとも思います。

大コケして赤字?興行収入・動員の面から解説

本作の観客動員は150万人、興行収入は20億円を突破しており、通常であれば十分ヒットした作品だと言えるでしょう。

しかし本作は東映創立70周年記念作品として製作費20億をかけて作られた作品です。

それを考えると興行収入はギリギリ製作費を賄える程度の金額でしかなく、「大コケとまではまでは行かないが、期待通りのヒットとは言えない」ということになるでしょう。

ヒットとはならなかった、観る人を選ぶ理由について内容の面から考察

内容面に関して「ひどい」「駄作」と感じる可能性がある点は大きく2点あります。

1|戦のシーンがあまりない

織田信長が上り詰めていく過程での数々の有名な戦について戦場自体の様子を描くことなく、戦から帰ってき敵の首を掲げて勝利を示すといった形で映画はどんどんと進んでいきます。

「ザ・時代劇」や戦での激しいアクションなどを期待している人にとっては「つまらない」と感じてしまうかもしれません。

その分信長と濃姫の関係性の変化などを丁寧に描いており、人間ドラマとして十分に楽しむことが出来ます。

2|ラストの本能寺の変での信長の最期の描き方

新たな描き方として評価されている一方で、抵抗を感じる人もいたのではないかと思います。

本作のラストは「本能寺の変」が描かれています。

それまで織田信長を慕っていた明智光秀が変わり果てた信長への不信感から反旗を翻して起こしたという描かれ方となっています。

また、信長は「異国に行きたい」と語った濃姫との約束を果たすために最後まで懸命に生きようとします。

そして軍勢と火の手に囲まれた信長は床の隠し扉に気づき、そこから脱出し、濃姫ともに船に乗って異国の地を目指します。

道中嵐に遭い厳しい状況になりながらも2人寄り添って懸命に生き抜こうとする姿は感動的でした。

しかし、物語の最後、それは信長の幻想であり、目覚めた信長は自害、時を同じくして濃姫も病により亡くなりました。

そうして2人の死によって物語は幕を閉じます。

このラストの描写に関して、突如始まる信長のみた幻想のファンタジックな世界観に戸惑う人や、反対にそのまま幸せに終わるのではなく2人の死をもって物語が幕を閉じることに辛さを感じた人などもいたのではないでしょうか。

以上の大きく2点「戦のシーンの少なさ」や「ラストの描写・物語の終わり方」については賛否両論ありそうで、「つまらない」といった感想を抱く人もいると考えられます。

ヒットとはならなかった、観る人を選ぶ理由について内容以外の面から考察

内容以外の面に関して「ひどい」「駄作」と感じる可能性がある点も大きく3点あります。

1|キャスト

キャストと題材が若者や年配の方々にはハマりづらそうであり、ターゲットが限られていることが大ヒットにつながらなかったと思われます。

まずキャストについてです。

主演の木村拓哉・綾瀬はるかは言わずもがな国民的人気者です。

他のキャストも豪華な顔ぶれではありますが、全体としては中堅のキャストが多く、現代の若者に人気を博しているような若手俳優の起用は少なく見えます。

また、これまでの時代劇を彩ってきたような大御所のキャスト、出番も多くありません。

2|題材

実際に見てみると時代問わず普遍的な深い人間ドラマが中心ではありますが、やはり「時代劇」「歴史物」については関心を抱く層が限られ、特に若い世代は離れてしまうのではないでしょうか。

また内容面の理由でも挙げた「戦のシーンの少なさ」は予告からも想像ができ、活気あふれた戦のシーンの数々を期待する層も映画館に足を運ぼうとはならなかった可能性があります。

3|上映時間

本作の上映時間は168分です。

3時間近い上映時間となるとやはりその長さから映画館へ足を運ぶことを敬遠してしまう人も多いと思います。特に現代の若い世代はショート動画や倍速での視聴に慣れています。そのため一層長い上映時間を理由に映画を観ないという人は増えていくでしょう。実際に上映時間の長さが理由で映画館での鑑賞をためらうといった声もよく聞きます。
また、1日の上映回数も限られ、観に行きたくてもなかなか予定が合わないという人も多かったのだと思います。

このようにキャストと題材、上映時間によって、ターゲットが絞られ、木村拓哉主演、大友啓史監督、古沢良太脚本作品だけでは期待通りのヒットとはならなかったのでしょう。

ひどい?本当につまらないのか?

最後に『レジェンド&バタフライ』は本当につまらないのか?ということについて説明します。

これまで述べてきた通り、本作は大ヒットしたとは言えず、観る人を選んでしまう可能性のある作品です。

しかし、見どころは多数あり、十分おもしろい作品だったと思います。

豪華キャストと莫大な製作費によって実現した派手な描写の数々や大友監督らしいかっこよくキレのある殺陣、飽きることのない展開の続く古沢脚本、ラストの本能寺の変の新たな描き方、信長と濃姫それぞれの変化・成長と互いの関係の変化など、見どころがたくさんあるので、まだの方はぜひ一度鑑賞してみてもよいのではないでしょうか。

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『レジェンド&バタフライ』のタイトルの意味

『レジェンド&バタフライ』のタイトルの意味について解説します。

結論としては「レジェンド」が織田信長、「バタフライ」が濃姫を指しており、2人の物語であることが表されています。

なぜ織田信長と濃姫を指すのか、そんなタイトルにはどんな意味が込められているのかを、「レジェンド」の表す意味、「バタフライ」の表す意味、それらを踏まえた「レジェンド&バタフライ」の表す意味に分けて詳しく見ていきます。

「レジェンド」の表す意味

先述の通り、「レジェンド」は織田信長を指していると考えられます。

「レジェンド」は英単語”legend”で、伝説、伝説的な人、偉人といった意味を持っています。

信長は戦国時代、さらには歴史上の人物の中でもトップクラスに知名度もある有名な人物です。

そんな信長の1番の偉業は、数々の強力な勢力を滅ぼし、天下統一まであと一歩のところまで迫ったことでしょう。

本作でも信長と濃姫は「天下統一」という一つの夢を共有し、関係性を深めていきます。

また、信長には他にも数々の伝説、逸話があります。

例えば、本作でも描かれた、豪胆さや身なりなどから「大うつけ」と人々から呼ばれたこと、改革や行動の速さ、柔軟な人材の登用などです。

極め付けは、数々の作品でも描かれ、本作のクライマックスともなった歴史上トップクラスの有名な事件である「本能寺の変」です。

信長を慕い、様々な場面で貢献してきた家臣である明智光秀が突如反旗を翻し、天下統一の道半ばで信長は亡くなってしまったこととされるとことや、その真意や経緯、信長の死そのものなど未だに謎のままになっている点も多いようです。

このように数々の偉業を成し遂げ、様々な伝説や逸話の残る信長を「レジェンド」と表しているのでしょう。

「バタフライ」の表す意味

先述の通り、「バタフライ」は濃姫を指していると考えられます。

「バタフライ」は英単語”butterfly”で、蝶という意味です。

「濃姫」という呼称は美濃の国から来たことが関係すると考えられ、本名ではないとされています。

その「濃姫」という呼称以外に「帰蝶」や「胡蝶」といった記述があったようです。

蝶のように美しい女性という印象があったためとも考えられますが、本当にその名であったかは定かではないようです。

そのように、別名に「蝶」の文字が使われていたという説があることから”butterfly”は濃姫を指していると考えられます。

劇中では戦で亡くなった武士の亡骸に蝶が止まるシーンもあるなど、象徴的に使われていました。

『レジェンド&バタフライ』の表す意味

先ほどの2つを踏まえると、本作のタイトル『レジェンド&バタフライ』は信長と濃姫の2人の物語であることをはっきりと示しているタイトルの意味となっています。

これまで織田信長を扱った作品は数多くありますが、本作は単にその信長の偉業を語るものではなく、あくまで2人関係性を中心とした人間ドラマや濃姫の支えあってこその信長の偉業であることを描いたものなのです。

政略結婚によって結ばれた2人が徐々に親交を深め、「天下統一」という一つの夢に向かって運命を共にするこの物語は、織田信長にまつわるエピソードの一つの新しい描かれ方とも言えるでしょう。

『レジェンド&バタフライ』のキャスト相関図

『レジェンド&バタフライ』のあらすじ

『レジェンド&バタフライ』のあらすじ|信長と濃姫の出会い

尾張と美濃の同盟のために政略結婚をさせられた織田信長と濃姫でしたが、尾張の大うつけと呼ばれ、見た目ばかり気にする信長と自分の意志をしっかりと示し、屈することのない濃姫という正反対の二人は性格の不一致から険悪な関係となってしまいます。

ある日、信長は持ち掛けた狩りの勝負で濃姫に惨敗し、崖から落ちそうになったところを助けられます。

崖から遠くの海を眺め、異国への憧れを活き活きと語る濃姫の姿に信長は初めて惹かれました。

そんな中、濃姫が尊敬していた父の齋藤道三が殺害されてしまい、ショックを受けた濃姫は人質としての役目が終わったと自害しようとしますが、そんな濃姫に対し信長は、お前の役目はわしの妻だと伝えるのでした。

数年が経ち、今川家の大群が織田家への侵攻を開始し、絶体絶命の危機に陥った信長は進退について頭を悩ませますが、濃姫が勝つことが当然と油断している今川家の隙をついた戦略を信長に持ち掛け、兵を率いた信長は桶狭間の戦いにおいて、今川家を撃破することに成功しました。

『レジェンド&バタフライ』のあらすじ|戦国武将として名を馳せる信長

美濃を手中に納めた信長は、幕府の将軍であった足利義昭から京への上洛の誘いを受け、頭を悩ませますが、天下統一についての濃姫からの進言を受けて、京へ向かうことを決意します。

ある日、信長と濃姫は京の市場を周遊し、楽しいひと時を過ごしますが、浮浪者からスリにあい襲撃を受けますが、逃げ隠れた小屋で二人は初めて結ばれるのでした。

その後に、織田家と同盟を結んでいた浅井長政が裏切ったことによって戦に発展します。

同時期に濃姫は信長の子どもを流産してしまい、ショックを受けますが、信長は戦の最中ということもあり、深く向き合おうとはせず二人の関係に距離が出来てしまいます。

長引く戦によって修羅のように変貌を遂げていく信長は濃姫からの助言も受け入れず、敵対する浅井家・朝倉家を支援する比叡山延暦寺を焼き討ちし、小さな子どもまでもを皆殺しにするのでした。

『レジェンド&バタフライ』のあらすじ|すれ違っていく二人の関係

自らを魔王と名乗り、冷酷無比な将軍として名を馳せる信長は、優秀な家臣である明智光秀と羽柴秀吉のサポートもあり、長篠の戦いにおいて武田家を破り、着々と天下統一への道を進めていきます。

ですが、戦いに憑りつかれて変貌を遂げてしまった信長に心を痛めた濃姫から離縁を申し立てられ、二人は別々の道を歩むこととなります。

濃姫がいなくなってから信長は生きる目的を見失い、苦悩します。

しばらくの月日が経ち、濃姫が難病に倒れたことを知った信長は素直な気持ちを伝え、濃姫を説得し、安土城へと連れて帰ります。

愛する妻を甲斐甲斐しく看病する信長は、久しぶりに穏やかな日々を過ごします。

冷酷無比な魔王・信長を尊敬していた家臣・明智光秀はそんな信長の姿に失望し、謀反を計画するのでした。

果たして、信長と濃姫はどうなってしまうのか?

結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。

『レジェンド&バタフライ』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

感想評価(※ネタバレ有)|国民的二大スターの共演が話題となった歴史超大作

本作『レジェンド&バタフライ』は、戦国時代の武将として日本の歴史上の人物の中でも特に人気の高い人物である織田信長と、その妻である濃姫の姿を描いた歴史スペクタクル超大作となっております。

織田信長役を演じたのは、数々のドラマやヒット作で主演を務める国民的なスター・木村拓哉さん、そして濃姫を演じたのは、同じく国民的人気女優である綾瀬はるかさんということで二大スターの豪華共演ということでも話題を呼びました。

そんな本作ですが、映画の前半では信長と濃姫の出会いや恋愛模様が描かれていきます。

尾張の大うつけと呼ばれ、見た目ばかり気にする信長は濃姫に妻としての役目を果たせと告げますが、気の強い濃姫はそんな信長の要求を拒否し、いがみ合う姿がコミカルに描かれていきます。

そんな正反対な二人ですが、濃姫の父の死によって関係を深めていき、濃姫の助言によって桶狭間の戦いに勝利した信長は濃姫の父の夢であった天下統一を果たすために京へと進出します。

気は強いが、自分の意志をしっかりと持って遠い異国への憧れを持つ濃姫に信長は惹かれ、対する濃姫も普段は抜けたところがあるが、やるときはやる信長に惹かれていきます。

映画の前半ではそんな素直になれない二人の恋愛模様が描かれていきますが、後半では戦国武将として名を馳せていく信長の苦悩と夫婦関係の変化が描かれていきます。

天下統一を果たすために戦に何度も身を投じていく信長は、やがて自らを魔王と名乗り、冷酷無比な武将として変貌を遂げていきます。

前半では、優しい笑顔を見せるチャーミングなキャラクターとして描かれておりましたが、後半では一気に様変わりし、その表情には殺気が感じられるようになります。

木村拓哉さんの迫真の演技は圧巻で、表情の一つ一つから戦国武将としての苦悩が表現されており、必見です。

そんな信長の変貌に心を痛めた濃姫の提案によって離縁し、二人は別々の道に進んでいき、信長はいかに濃姫が自分にとって大きな存在であったかを再確認します。

また、濃姫も離れた場所でずっと信長のことを思いづづけており、濃姫が難病に倒れたことをきっかけに数年ぶりに信長と濃姫は再会することになり、今まで濃姫に曖昧な態度を続けていた信長が病に倒れた濃姫に対して、「わしのそばにおってくれ」と素直な気持ちを打ち明けるシーンは、とても感動的に描かれております。

安土城で再び二人での生活を始め、信長は濃姫を熱心に看病し、久しぶりに映画全体に穏やかなムードが流れますが、そんな時間も長くは続かず、濃姫との再会によって魔王ではなくなった信長に対して家臣の明智光秀は失望し、謀反を行い、本能寺にいる信長を襲います。

炎に囲まれ、絶体絶命の危機に陥った信長が隠し扉から城を抜け出し、濃姫と異国の地で幸せに暮らすシーンが描かれ、ハッピーエンドが期待されますが、全て信長の幻想であったことが明らかになります。

同じくして、濃姫は病によって命を失い、信長が濃姫への愛を述べて、自らの首を斬り、自害する衝撃のシーンで映画は終わりを迎えます。

『るろうに剣心』の大友啓史さんが監督を務めていることもあり、戦闘シーンは迫力がありますし、テレビドラマ『リーガルハイ』や『コンフィデンスマンJP』の古沢良太さんが担当した脚本は笑いあり、シリアスありのバランスの良いストーリーになっているため約3時間という長い上映時間ではありますが、飽きさせない内容になっていると思います。

日本の歴史に興味がないという方もこの作品をきっかけに歴史を勉強して観ても良いのではないでしょうか?

『レジェンド&バタフライ』の皆んなの口コミ評判レビュー

★★★★☆星4

木村拓哉さん&綾瀬はるかさん共演の2023年公開映画です。

「第六天魔王」と称される織田信長と政略結婚によって結びついた濃姫、2人の人間ドラマを描いた作品となっております。

本編時間が168分と一般的な映画と比較するとかなり長尺で、中盤は少し落ち着いた展開が続くので疲れてしまう方もいるかもしれません。

また、戦のシーンに過度な期待をしすぎない方が良いと感じました。

ただ、「織田信長」という人物を全て知ることができ、今まで抱いていたイメージが変化するような素晴らしい映画に仕上がっています。

そこに、濃姫との感動的なストーリーがあるのが大変印象的でした。

歴史好き云々に関わらず、誰でも楽しめるような作品だと思います。

特に、終盤は目が離せない展開です。

一度は観るべき作品だと思うのでおすすめします。

レビュー協力引用:映画BOX.blog

男性

★★★★★星5

これまでない解釈と、キャラクター構築の信長と濃姫の物語でした。

なんという人間臭い信長!

木村拓哉さんが演じた彼は、この上もなく人間臭い信長でした。

10代で登場したみずみずしい”うつけ者”の若様から、次第に周囲を圧倒して頭角を現していく彼。

そして第六天魔王と呼ばれるまでに至ったその晩年が、大友監督の手で見事に浮かび上がってきます。

また名前は知られているものの、その人生は謎に満ちている濃姫を、綾瀬はるかさんが演じるとこんなにも濃やかな女性になるのかと驚かされました。

アクションもこなす数少ない女優さんですが、その力量を見事に発揮してくれた二人の初夜の乱闘は映画史に残る名シーンと言えるでしょう。

想いあっていたはずなのに、素直になれなかった二人。

ただの若侍と姫君として出会っていたら世界も人生も変わっていたでしょうに。

走馬灯のように見た夢は儚くて、切なくて、でも忘れられない愛おしいシーンになりました。

50代女性

★★★★★星5

木村さんが演じる織田信長像、綾瀬さんが演じる濃姫があってこそ成り立つ世界観でした。

とても迫力と説得力があって、本当はこうだったのかもしれないと思わせるような演技力で、魅力満点です!

また、日本人誰もが知っている時代を、うまく表現していて面白い作品でした。

大切な家族、仲間、家来を守るために、とても辛い選択をしなければいけないシーンは感動しました。

信長は、濃姫という素晴らしい女性と一緒にいれて、幸せだっただろうなと感じました。

濃姫がいたからこそ、信長の本当に力を発揮できたのではと考えさせられることが多かったです。

最後に綾瀬さんの肌が本当に綺麗で綺麗で、ずっと見てられました。木村さんの演技力も高く、かっこいい信長を見ることができました。

個人的にはとてもおおすすめの映画です。

20代女性

★★★★★星5

レジェンドとバタフライ、ふたりの生き様が鮮明に、そして危ういながらも惹かれ合い愛に満ちたものであったことが描かれた、非常に魅力溢れる映画でした。

出会った頃は、お互いが背負っていた宿命に従い、時が経つにつれて互いを尊敬し、なくてはならない最愛の人、それがふたりが背負っている宿命だというコトを痛感し、我々夫婦もそう有りたいと思いました。

いまの時代に、また自分の私生活におきかえ、様々思いふけりました。

そのような感覚を覚えた映画作品は今まで有りませんでしたので、いままで以上に自分の大切な奥さん、自分を支えてくれている妻に対する想いがより強くなり、映画を見たコトが非常に良かったと思っています。

帰蝶さんの凛々しさ、可愛さがとても美しく表現されていたと思います。

また、信長の人間らしさや覚悟が男として羨ましいと思いました。

素晴らしい映画でした。

40代男性

★★★★★星5

かなり良かったです。

合戦シーンがほとんどなく、それなのに3時間飽きずに見られるので恐らくキムタクがキムタクではなく、信長であった所が大きいと思いました。

初めはキムタクだなと見ていても、時間が経てば信長になっていく姿もある意味他の役者では体験出来ないのかもと思いました。

このセットはもしかして0から作ったのか?というシーンが多々あり、カメラのわざとらしい引きのシーンショットが意味深で個人的には面白かったです。

総製作費20億円なだけあり、大作であることには間違いない新たな延永映画の誕生を見ました。

歴史物語というよりもラブストーリーの印象もありますが、少々ショッキングな場面もありますので苦手な人は覚悟して見た方が良いかもしれません。

30代男性

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